JP2003008474A - スペクトル拡散通信機 - Google Patents

スペクトル拡散通信機

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JP2003008474A
JP2003008474A JP2001186063A JP2001186063A JP2003008474A JP 2003008474 A JP2003008474 A JP 2003008474A JP 2001186063 A JP2001186063 A JP 2001186063A JP 2001186063 A JP2001186063 A JP 2001186063A JP 2003008474 A JP2003008474 A JP 2003008474A
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JP2001186063A
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English (en)
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Katsuo Onozaki
勝夫 小野崎
Yoshitaka Uchida
吉孝 内田
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Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器の遅延時間のばらつきに影響されずにデ
ータを復調でき、通信性能を向上させること。 【解決手段】 送信機が、少なくとも一つのプリアンブ
ル、フレームパターン、データ部を含むパケットフォー
マット構成からなるパケットを、擬似雑音符号を用いて
スペクトル拡散変調して送信信号として送信し、受信機
12が、この送信信号のパケット中の擬似雑音符号と参
照用の擬似雑音符号との相関をとり、このうちの上記プ
リアンブルに対応する部分の相関ピークの周期性及び位
相差を判定して、同期捕捉動作部31が上記パケットを
同期捕捉し、パケットの上記データ部中の復調データを
出力するよう構成されたスペクトル拡散通信機10にお
いて、上記受信機は、送信信号のパケット中の擬似雑音
符号と参照用の擬似雑音符号との相関をとる相関器が、
デジタルマッチドフィルタを用いたDMF部26A、2
6Bにて構成されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々の無線通信ネ
ットワークシステムに適用可能で、特に電波環境が良好
でない条件下でも確実に通信可能なスペクトル拡散通信
機に関する。
【0002】
【従来の技術】無線によるデータ通信を実行するシステ
ムとして、フェージング等の影響を排除して所望の通信
距離を確保するために、スペクトル拡散(Spread Spect
rum:SS)変調方式を利用したスペクトル拡散通信システ
ムが利用される場合がある。
【0003】このようなスペクトル拡散通信システムで
は、送信機は、送信しようとする信号よりもはるかに高
速な擬似雑音(Pseudo Noise:PN)符号を用い、上記信
号のスペクトラム(周波数成分)を拡散して高帯域化す
るスペクトル拡散変調方式を実行して、信号を送信す
る。また、受信機は、送信機と同じ擬似雑音符号を参照
用として用い、送信された信号中の擬似雑音符号と上記
参照用の擬似雑音符号との相関をとって、信号を復調し
ている。
【0004】このようなスペクトル拡散通信システムに
おいて、送信しようとする信号のパケットが、少なくと
も一つのプリアンブル、フレームパターン及びデータ部
を含むパケットフォーマットにて構成されており、上記
データ部を復調するに先立ち、上記プリアンブル及びフ
レームパターンを用いて送信先を特定して通信できるよ
うな高速メディアアクセスを、電波環境のあまり良くな
い条件下でも実現可能としたものが、特開平11−46
179号公報に掲載されている。
【0005】この公報掲載のスペクトル拡散通信システ
ムでは、受信機において、送信信号のパケット中の擬似
雑音符号と参照用の擬似雑音符号との相関をとる相関器
が、コンボルバにて構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】相関器としてのコンボ
ルバは、入出力周波数や相関処理効率等のアナログ的な
パラメータを数多く含むため、コンボルバ周辺の付加部
品が増大し、コスト低減が困難である。
【0007】また、コンボルバを搭載した受信機におい
てデータの復調動作を行うためには、受信アンテナから
のスペクトル拡散変調された入力信号とデジタル信号処
理部からの参照(リファレンス)信号との間で、擬似雑
音符号の位相をゲート電極上で完全に一致させなければ
ならない。このためには、上記参照信号の出力タイミン
グを内部で計算する必要がある。しかし、この計算の
際、コンボルバからの相関出力信号がデジタル信号処理
されるまでの遅延時間がパラメータとして必要になり、
このパラメータが個々の無線機でばらつくという問題が
ある。
【0008】本発明の目的は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、機器の遅延時間のばらつきに影響さ
れずにデータを復調でき、通信性能を向上させることが
できるスペクトル拡散通信機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、送信機が、少なくとも一つのプリアンブル、フレー
ムパターン、データ部を含むパケットフォーマット構成
からなるパケットを、擬似雑音符号を用いてスペクトル
拡散変調して送信信号として送信し、受信機が、この送
信信号のパケット中の擬似雑音符号と参照用の擬似雑音
符号との相関をとり、このうちの上記プリアンブルに対
応する部分の相関ピークの周期性及び位相差を判定して
上記パケットを同期捕捉し、当該パケットの上記データ
部中のデータを出力するよう構成されたスペクトル拡散
通信機において、上記受信機は、送信信号のパケット中
の擬似雑音符号と参照用の擬似雑音符号との相関をとる
相関器が、デジタルマッチドフィルタを用いて構成され
たことを特徴とするものである。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記受信機の相関器から出力された相
関出力信号が遅延検波部にて遅延検波されて、送信機が
スペクトル拡散変調とともに実施する一次変調に対し復
調動作が実施されることを特徴とするものである。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、上記受信機の遅延検波部から出力され
た遅延検波信号は、絶対値化され相関検波信号となって
相関ピーク位置検出部に入力され、この相関ピーク位置
検出部は、予め設定されたカウント値を最大値とし、且
つ疑似雑音符号の一周期毎に巡回して繰り返しカウント
する受信基準カウンタを備え、上記相関検波信号の相関
ピークが出現した時点における上記受信基準カウンタの
カウント値をもって、上記相関検波信号の相関ピーク位
置を検出するよう構成されたことを特徴とするものであ
る。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、上記受信機は、相関ピーク位置検出部
によって得られた各プリアンブルに対応する相関検波信
号の相関ピーク位置情報に基づき、これらの各プリアン
ブル内の相関ピークの周期性を判定する周期性判定部を
有し、この周期性判定部は、各プリアンブル内における
適宜な数の複数の相関ピークについて、相関ピーク位置
の受信基準カウンタのカウント値を比較し、これら複数
のカウント値の最大値と最小値との差が予め設定された
ばらつき範囲内にあれば、各プリアンブルについて相関
ピークの周期性が成立したと判定するよう構成されたこ
とを特徴とするものである。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、上記受信機は、周期性判定部にて、全
てのプリアンブルについて相関検波信号の相関ピークに
周期性が成立したと判定され、且つ、位相差判定部に
て、各プリアンブル間における上記相関ピーク位置の位
相差が規定のばらつき範囲内にあると判定されたとき
に、パケットが同期捕捉されたと判定する同期捕捉判定
部を有することを特徴とするものである。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項3乃至5
のいずれかに記載の発明において、上記受信機は、相関
検波信号を通過させるウィンドウを設定するウィンドウ
部と、相関ピーク位置検出部によって得られた相関ピー
ク位置に応じてカウンタ値を加算または減算するランダ
ムウォークフィルタ部とを備えた同期保持動作部を有
し、上記ウィンドウ部は、相関検波信号の相関ピーク位
置を中心とする適宜な幅にウィンドウを設定し、上記ラ
ンダムウォークフィルタ部は、相関ピーク位置が上記ウ
ィンドウの中心からずれた場合に、そのずれに応じてカ
ウンタ値を増減し、このカウンタ値が予め設定された上
限値または下限値に達したときに、上記ウィンドウの中
心を相関ピーク位置に設定するように修正してパケット
の同期保持を実行することを特徴とするものである。
【0015】請求項7に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において、上記ウィンドウ部のウィンドウは、相
関ピーク位置検出部に設けられた受信基準カウンタにお
ける所定のカウント数の部分について設定され、ランダ
ムウォークフィルタ部は、上記ウィンドウの中心に対応
する上記受信基準カウンタのカウンタ値に対し、相関検
波信号の相関ピーク位置に対応する上記受信基準カウン
タのカウンタ値が大きければカウンタ値を加算し、小さ
けばカウンタ値を減算し、上記ランダムウォークフィル
タ部のカウンタ値が予め設定した上限値または下限値に
到達した場合に、上記受信基準カウンタのカウンタ値の
最大値を一回だけそれぞれ一つ増加または減少させるこ
とによって、上記ウィンドウ部のウィンドウの中心位置
を修正するよう構成されたことを特徴とするものであ
る。
【0016】請求項8に記載の発明は、請求項6または
7に記載の発明において、上記同期保持動作部は、遅延
検波部から出力された遅延検波信号に一定の遅延を与え
る遅延部を有し、この一定の遅延は、上記同期保持動作
部の動作中に相関ピーク位置検出部が相関検波信号の相
関ピーク位置を検出するに要した時間に相当する値であ
ることを特徴とするものである。
【0017】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の発明において、上記同期保持動作部は、遅延部にて一
定の遅延が与えられた遅延検波信号を、相関ピーク位置
検出部で得られた相関ピーク位置のタイミングでサンプ
リングするサンプリング部と、このサンプリング部によ
って得られたデータのうちパケットのフレームパターン
に対応するデータが、規定のフレームパターンのデータ
と一致するか否かを判定するフレームパターン判定部
と、このフレームパターン判定部によりフレームパター
ンのデータの一致が判定されたときに、ゲートを開いて
パケットのデート部のデータを出力するゲート部と、を
有することを特徴とするものである。
【0018】請求項1乃至9に記載の発明には、次の作
用がある。
【0019】受信機において、送信信号のパケット中の
擬似雑音符号と参照用の擬似雑音符号との相関をとる相
関器がコンボルバを用いて構成された場合には、このコ
ンボルバからの相関出力信号がデジタル処理されるまで
の遅延時間にばらつきが生じ、パケット中のデータの復
調動作が不安定となる。これに対し、上記相関器がデジ
タルマッチドフィルタを用いて構成された場合には、上
述のような遅延時間のばらつきが生じないので、パケッ
ト中のデータを良好に復調でき、この結果、スペクトル
拡散通信機の通信性能を向上させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。
【0021】図1は、本発明に係るスペクトル拡散通信
機の一実施の形態における受信機の構成を示すブロック
図である。図2は、図1のスペクトル拡散通信機の一実
施の形態における送信機の構成を示すブロック図であ
る。
【0022】スペクトル拡散(SS)変調方式を利用し
たスペクトル拡散通信システムのスペクトル拡散通信機
10は、図2に示す送信機11と、図1に示す受信機1
2とを有して構成される。
【0023】送信機11は、後述(図3)のようなパケ
ットフォーマット構成のパケット13をDPSK(Diff
erential Phase Shift Keying)変調(つまり一次変
調)した後、擬似雑音符号(PN)を用いてスペクトル
拡散変調(つまり二次変調)して、送信信号として送信
する。
【0024】また、受信機12は、送信符号のパケット
13中の擬似雑音符号と参照用の擬似雑音符号との相関
をとり、パケット13のプリアンブル15(後述)に対
応する相関検波信号の相関ピークの周期性及び位相差を
判定して、上記パケット13を同期捕捉し、当該パケッ
ト13の同期保持動作を実行する間に、当該パケット1
3のデータ部18(後述)から復調したデータを出力す
る。
【0025】上記パケット13は、図3に示すように、
AGCセトリング14(AGC:Auto Gain Control)、
少なくとも一つ(本実施の形態では複数)のプリアンブ
ル15(Preamble)、ガード16、フレームパターン1
7及びデータ部18を有するパケットフォーマットにて
構成されている。各プリアンブル15は、同一コードで
あるが、その位相は異なっていても、或いは共通であっ
てもよい。また、スペクトル拡散通信システムによって
は、プリアンブル15の数が3以下であってもよい。こ
の場合には、パケット13のヘッダ長が短縮され、送信
機11がパケット13を送信してから受信機12がパケ
ット13を受信してそのデータを出力するまでのスルー
プットが向上する。
【0026】上述のようなパケットフォーマットを備え
たパケット13によれば、データ部18のデータを復調
するに先立ち、当該パケット13のプリアンブル15及
びフレームパターン17を用いて、送信先を特定して通
信できるような高速メディアアクセスが、電波環境があ
まり良くない条件下でも実現できることになる。
【0027】上記送信機11は、図2に示すように、パ
ケットフォーマット生成部19、差動符号化部20、P
NG21(PNG:Pseudo Noise Generator)及びSS
変調部22を有して構成される。
【0028】パケットフォーマット生成部19は、送信
すべきデータを、図3に示すパケットフォーマットのデ
ータ部18に格納してパケット13を生成する。このパ
ケット13は、パケットフォーマット生成部19により
シリアルデータ化される。
【0029】また、差動符号化部20は、パケットフォ
ーマット生成部19により生成されたパケット13をD
PSK変調して、パケット13に一次変調を実行する。
【0030】上記PNG21は、擬似雑音符号(PNコ
ード)用の設定データを用いて擬似雑音符号を発生す
る。この擬似雑音符号は、“1”と“0”のデジタル信
号が組み合わされた一種の暗号である。擬似雑音符号の
一周期が長い場合には、“1”と“0”のパターンは不
規則であり、あたかも雑音信号のようになって、第3者
が傍受することが困難となる。
【0031】SS変調部22は、PNG21にて発生さ
れた擬似雑音符号を用いてパケット13をスペクトル拡
散変調し、パケット13に二次変調を実行するものであ
る。このSS変調部22にて変調されたパケット13
は、送信信号として図示しない送信用アンテナから送信
される。
【0032】上記受信機12は、図1に示すように、受
信アンテナ23、RF/IF部24、A/D変換部25
A及び25B、DMF部26A及び26B(DMF:Dig
italMatched Filter)、遅延検波部27、絶対値検波部
28、閾値判定部29、相関ピーク位置検出部30、同
期捕捉動作部31並びに同期保持動作部32を有して構
成される。そして、上記同期捕捉動作部31は、周期性
判定部33、位相差判定部34及び同期捕捉判定部35
を備えてなる。また、上記同期保持動作部32は、ウィ
ンドウ部36、RWF部37(RWF:Random Walk Fil
ter)、遅延部38、サンプリング部39、フレームパ
ターン判定部40及びゲート部41を備えて構成され
る。
【0033】上記RF/IF部24は、受信アンテナ2
3にて受信した送信信号としての高周波(RF)信号を
直接、または中間周波数(IF)信号に変換した後に直
交検波し、ベースバンド信号に変換する。
【0034】上記A/D変換部25A、25Bは、RF
/IF部24から出力されたベースバンド信号をAD
(Analog to Digital)変換して量子化し、同相信号
I、直交信号Qをそれぞれ出力する。
【0035】上記DMF部26A、26Bは、デジタル
マッチドフィルタを備えた相関器として機能し、受信信
号(つまり送信機11からの送信信号)から変換された
同相信号I、直交信号Qのそれぞれのパケット13中の
擬似雑音符号と参照用の擬似雑音符号との相関を、これ
らの符号の一周期ごとにとり、相関出力信号を出力す
る。これにより、送信機11のSS変調部22にてなさ
れたスペクトル拡散変調に対する復調が実行される。
【0036】ここで、上記参照用の擬似雑音符号は、送
信機11のPNG21にて発生した擬似雑音符号と同一
である。従って、DMF部26A、26Bにおいて、参
照用の擬似雑音符号を用いて同相信号I、直交信号Qを
デジタルマッチドフィルタリングし、相関をとることに
よって、相関出力信号に相関ピークが発生する。
【0037】上記遅延検波部27は、DMF部26A、
26Bから出力された相関出力信号を遅延検波して、遅
延検波信号を出力する。この遅延検波部27は、送信機
11の差動符号化部20にてなされたDPSK変調に対
する復調を実行するものである。
【0038】上記絶対値検波部28は、遅延検波部27
から出力された遅延検波信号を絶対値化して、位相情報
を含まない包絡線のみの相関検波信号に変換する。この
相関検波信号は、図4に示すように、相関出力信号にお
いて発生した相関ピークを呈する。
【0039】上記閾値判定部29は、図4に示すよう
に、相関検波信号に対し閾値を設定するものである。し
かし、本実施の形態では、閾値判定部29によって閾値
の設定を実施せずに、つまり設定閾値を零として、後述
の相関検波信号についての相関ピークの周期性及び位相
差の判定を実行できる。
【0040】図1に示す前記相関ピーク位置検出部30
は、相関検波信号の相関ピーク位置(つまり相関検波信
号の最大となる時点)を検出するものであり、図4に示
す受信基準カウンタ42(本実施の形態ではリングカウ
ンタ)を内蔵する。この受信基準カウンタ42は、予め
設定されたカウンタ値(例えば30)を最大値とし、一
周期ごとに巡回して繰り返しカウントするものである。
相関ピーク位置検出部30は、受信基準カウンタ42の
一周期中において、相関検波信号の相関ピークが出現し
た時点における受信基準カウンタ42のカウンタ値を、
相関検波信号の相関ピーク位置として検出する。例え
ば、図4における相関検波信号の相関ピーク位置は、受
信基準カウンタ42のカウンタ値の16の位置にある。
【0041】図1に示す前記同期捕捉動作部31の周期
性判定部33は、相関ピーク位置検出部30によって得
られたパケット13の各プリアンブル15に対応する相
関検波信号の相対ピーク位置情報に基づき、図6に示す
ように、これらの各プリアンブル15内の相関ピークの
周期性を判定する。
【0042】つまり、この周期性判定部33は、図5に
示すように、各プリアンブル15内における相関検波信
号の適宜な数(例えば連続した8個)の各周期につい
て、それぞれの相関ピークの相関ピーク位置(つまり、
相関ピークに対応する受信基準カウンタ42にカウンタ
値)を比較し、これら複数の相関ピーク位置のカウンタ
値の最大値(例えば17)と最小値(例えば15)との
差が、予め設定されたばらつき範囲M(例えばM=3)
内にあれば、各プリアンブル15について、相関ピーク
の周期性が成立したと判定する。この周期性の成立によ
り、雑音環境に対する受信機12の性能向上が図られ
る。
【0043】更に、周期性判定部33は、各プリアンブ
ル15について相関ピークの周期性が成立していると判
定した時に、各プリアンブル15において、相関ピーク
位置のカウンタ値の平均値を、当該プリアンブル15の
相関ピーク位置の代表値として算出する。
【0044】図1に示す前記同期捕捉動作部31の位相
差判定部34は、周期性判定部33によって、全てのプ
リアンブル15について、相関検波信号の相関ピークに
周期性が成立したと判定された時に、図6に示すよう
に、各プリアンブル15間における相関ピークの位相差
を判定する。つまり、この位相差判定部34は、各プリ
アンブル15における相関ピーク位置の代表値の差を算
出し、この差が規定のばらつき範囲N内にあれば、各プ
リアンブル15間の相関ピークの位相差が成立している
と判定する。
【0045】この位相差の成立により、例えば同じ周波
数帯を用いて近距離で稼動している他のスペクトル拡散
通信機に対し、対他局干渉の回避が実施されることにな
る。
【0046】図1に示す前記同期捕捉動作部31の同期
捕捉判定部35は、周期性判定部33によって、全ての
プリアンブル15について、相関検波信号の相関ピーク
の周期性が成立していると判定され、且つ、位相差判定
部34によって、各プリアンブル15間における相関検
波信号の相関ピークに位相差が成立していると判定され
た時に、当該プリアンブル15を有するパケット13が
同期捕捉されたと判定する。同期捕捉判定部35は、パ
ケット13が同期捕捉されたと判定した時に同期保持動
作部32を動作させる。
【0047】この同期保持動作部32は、動作開始時
に、同期捕捉動作部31によるパケット13の同期捕捉
成立時における最後のプリアンブル15について、その
相関ピーク位置の代表値を基に、受信基準カウンタ42
を初期化する。この受信基準カウンタ42の初期化によ
って、相関検波信号の相関ピーク位置が受信基準カウン
タ42の中心となるよう制御される。
【0048】前記同期保持動作部32のウィンドウ部3
6は、絶対値検波部28から出力された相関検波信号を
通過させるウィンドウ43(相関検波信号を通過させる
期間)を設定する。このウィンドウ部36は、同期保持
動作部32が動作していない同期捕捉動作部31の動作
中には機能せず(つまりウィンドウ43はフルオープン
状態)、同期保持動作部32の動作中にのみ機能する。
【0049】上記ウィンドウ43は、図4に示すよう
に、相関検波信号の相関ピーク位置を中心とする適宜な
幅に設定される。つまり、ウィンドウ43は、相関ピー
ク位置(例えば受信基準カウンタ42のカウンタ値1
6)を中心とし、受信基準カウンタ42の所定のカウン
ト数の部分について設定される。プリアンブル15に対
応する相関検波信号によって、周期性判定部33により
相関ピークの周期性が判定され、位相差判定部34によ
り相関ピークの位相差が判定されて同期捕捉されたパケ
ットは、以後、上記ウィンドウ43の範囲内で、同一の
パケット13のフレームパターン17及びデータ部18
に対応する相関検波信号について、相関ピーク位置検出
部30が相関ピーク位置を検出する。
【0050】図1に示す前記同期保持動作部32のRW
F部37は、自身のカウンタ値を、相関ピーク位置検出
部30により検出された相関ピーク位置に応じて加算又
は減算し、ウィンドウ部36のウィンドウ43を制御す
る。つまり、RWF部37は、図4に示すように、相関
検波信号の相関ピーク位置がウィンドウ部36のウィン
ドウ43の中心からずれた場合に、そのずれに応じて自
身のカウンタ値を増減し、この自身のカウンタ値が予め
設定された上限値または下限値に達した時に、ウィンド
ウ部36のウィンドウ43の中心を相関ピーク位置に設
定するように、このウィンドウ43の中心位置を修正す
る。
【0051】更に、詳説すると、RWF部37は、ウィ
ンドウ部36のウィンドウ43の中心に対応する受信基
準カウンタ42のカウンタ値(例えば16)に対し、相
関検波信号の相関ピーク位置に対応する受信基準カウン
タ42のカウンタ値が大きければ(例えばカウンタ値1
7)、自身のカウンタ値を加算し、小さければ(例えば
カウンタ値15)、自身のカウンタ値を減算する。そし
て、RWF部37は、やがて自身のカウンタ値が予め設
定した上限値または下限値に到達した時に、受信基準カ
ウンタ42の一周期のカウンタ値の最大値を1回だけそ
れぞれ増加(つまり、受信基準カウンタ42の一周期の
カウンタ値を例えば1〜31として遅れ位相制御)さ
せ、または減少(つまり、受信基準カウンタ42の一周
期のカウンタ値を例えば1〜29として進み位相制御)
させることで、ウィンドウ部36のウィンドウ43の中
心位置を修正する。
【0052】このように、RWF部37がウィンドウ部
36のウィンドウ43の中心位置を修正することによっ
て、相関検波信号の相関ピーク位置がウィンドウ部36
のウィンドウ43の中心に保たれ、パケット13が同期
保持される。
【0053】図1に示す前記同期保持動作部32の遅延
部38は、遅延検波部27から出力された遅延検波信号
に一定の遅延を与えるものである。遅延部38は、同期
保持動作部32の非動作時に機能していないので、上記
一定の遅延は、同期保持動作部32が動作を開始してか
ら、相関ピーク位置検出部30がパケット13のフレー
ムパターン17、データ部18に対応する相関検波信号
について相関ピーク位置を検出するに要した時間に相当
する値である。
【0054】前記同期保持動作部32のサンプリング部
39は、遅延部38にて一定の遅延が与えられた遅延検
波信号のうち、フレームパターン17、データ部18に
対応する部分を、相関ピーク位置検出部30で得られ
た、フレームパターン17、データ部18に対応する相
関検波信号の相関ピーク位置のタイミングでサンプリン
グする。
【0055】前記同期保持動作部32のフレームパター
ン判定部40は、相関ピーク位置検出部30によって得
られたデータのうち、フレームパターン17に対応する
データが、規定のフレームパターンのデータと一致(マ
ッチング)するか否かを判定する。
【0056】前記同期保持動作部32のゲート部41
は、フレームパターン判定部40によってフレームパタ
ーン17のデータの一致が判定された時に、図示しない
ゲートを開いて、パケット13のデータ部18に格納さ
れた復調されたデータを出力する。
【0057】なお、相関ピーク位置検出部30のフレー
ムパターン17に送信先に関するデータが格納されてい
る場合には、フレームパターン判定部40による規定の
フレームパターンのデータとの一致の判定により、ゲー
ト部41のゲートを開く前に、パケット13の送信先が
特定される。
【0058】次に、上述のように構成された受信機12
の動作の一部を、図7を用いて説明する。
【0059】相関ピーク位置検出部30の動作開始前
に、フレームタイマをリセットして初期化する(S
1)。
【0060】次に、相関ピーク位置検出部30内の受信
基準カウンタ42が動作を開始して(S2)、相関ピー
ク位置検出部30が、この受信基準カウンタ42の一周
期中において、相関検波信号の相関ピーク位置を検出す
る(S3)。
【0061】次に、周期性判定部33が、相関ピーク位
置検出部30の各プリアンブル15に対応する相関検波
信号について、相関ピークの周期性を判定し(S4)、
周期性がない場合には(S5)、他のパケット13の各
プリアンブル15について相関ピークの周期性を判定す
る。
【0062】ステップS5において、周期性判定部33
により各プリアンブル15について相関ピークの周期性
が成立していると判定された場合には(S5)、同一の
パケット13について、各プリアンブル15間の相関ピ
ークの位相差を判定する(S6)。このステップS6に
おいて、位相差が成立していない場合には、他のパケッ
ト13についてステップS4を実行する。
【0063】ステップS6において、各プリアンブル1
5間の相関ピークの位相差が成立している場合には(S
7)、同期捕捉判定部35によりパケット13が同期捕
捉されたと判定されて、同期保持動作部32による同期
保持動作を開始する。
【0064】この同期保持動作部32の動作開始時に、
この同期保持動作部32は、同期捕捉動作部31による
パケット13の同期捕捉成立時における最後のプリアン
ブル15についての相関ピーク位置の代表値を基準に、
受信基準カウンタ42を初期化し、その後、RWF部3
7は、ウィンドウ部36のウィンドウ43の中心位置を
修正するために、受信基準カウンタ42を一周期分位相
制御する(S8)。
【0065】同期保持動作部32の動作が開始して、受
信基準カウンタ42が初期化された後に、フレームタイ
マが起動する(S9)。
【0066】このフレームタイマの起動後、遅延部38
が遅延検波信号に一定の遅延を与え、サンプリング部3
9が、この遅延が付与された遅延検波信号からパケット
13のフレームパターン17及びデータ部18のデータ
をサンプリングし、フレームパターン判定部40が、こ
のサンプリングされたフレームパターン17のデータと
規定のフレームパターンのデータとの一致(マッチン
グ)の有無を判定するが、このフレームパターン17の
マッチングが完了した時に(S10)、ゲート部41の
ゲートが開かれて、パケット13のデータ部18内にお
ける復調されたデータが出力される(S12)。
【0067】ステップS10で、フレームパターン17
のマッチングが完了していない時には、フレームタイマ
が所定時間経過したか否かを判定する(S11)。この
フレームタイマが所定時間経過していなければ、フレー
ムパターンのマッチング動作が継続され(S10)、電
波環境等の影響で、所定時間経過してもなおフレームパ
ターンのマッチングが完了していない場合には、ステッ
プS1へ戻り、他のパケット13について相関ピーク位
置の検出以降の動作を繰り返す。
【0068】従って、上記実施の形態によれば、次の効
果〜を奏する。
【0069】受信機12において、送信符号のパケッ
ト13中の擬似雑音符号と参照用の擬似雑音符号との相
関をとる相関器が、従来の如くコンボルバを用いて構成
された場合には、このコンボルバからの相関出力信号が
デジタル処理されるまでの遅延時間にばらつきが生じ、
パケット13中のデータの復調動作が不安定となる。こ
れに対し、上記相関器がデジタルマッチドフィルタを用
いたDMF部26A、26Bにて構成された場合には、
上述のような遅延時間のばらつきが生じないので、パケ
ット13中のデータを良好に復調でき、この結果、スペ
クトル拡散通信機10の通信性能を向上させることがで
きる。
【0070】相関器がDMF部26A、26Bにて構
成されたことから、相関器がコンボルバにて構成された
場合のような、周辺付加部品の増大を招くことがない。
このため、DMF部26A、26Bの周辺付加部品の部
品点数を削減でき、更に、デジタルICへのワンチップ
化等による低価格化や低消費電力化を実現できる。
【0071】スペクトル拡散通信機10に使用される
パケットは、特開平11−46179号公報記載の、コ
ンボルバ搭載型のスペクトル拡散通信機において使用さ
れたパケットと同一のパケットフォーマットを有してい
る。このため、スペクトル拡散通信機10における送信
機11、受信機12は、上記コンボルバ搭載型のスペク
トル拡散通信機と双方向通信が可能となり、このコンボ
ルバ搭載型のスペクトル拡散通信機が稼動中のスペクト
ル拡散通信システムに、本実施の形態のスペクトル拡散
通信機10を組み込むことができる。
【0072】以上、本発明を上記実施の形態に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0073】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るスペクトル
拡散通信機によれば、機器の遅延時間のばらつきに影響
されずにデータを復調でき、通信性能を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスペクトル拡散通信機の一実施の
形態における受信機の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のスペクトル拡散通信機の一実施の形態に
おける送信機の構成を示すブロック図である。
【図3】図1のスペクトル拡散通信機で送信される送信
信号のパケットにおけるパケットフォーマットを示す図
である。
【図4】図1の受信機における相関ピーク位置検出部に
設けられた受信基準カウンタと相関検波信号との関係等
を示す図である。
【図5】図1の受信機における周期性判定部が実行する
相関ピークの周期性を判定する概念図である。
【図6】図1の受信機における位相差判定部が実行する
相関ピークの位相差を判定する概念図である。
【図7】図1の受信機が実行する動作の一部を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10 スペクトル拡散通信機 12 受信機 13 パケット 15 プリアンブル 17 フレームパターン 18 データ部 26A、26B DMF部(相関器) 30 相関ピーク位置検出部 31 同期捕捉動作部 32 同期保持動作部 33 周期性判定部 34 位相差判定部 35 同期捕捉判定部 36 ウィンドウ部 37 RWF部(ランダムウォークフィルタ部) 38 遅延部 39 サンプリング部 40 フレームパターン判定部 41 ゲート部 42 受信基準カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K022 EE02 EE14 EE33 EE36 5K047 AA11 BB01 GG34 HH15 MM11 MM33 MM38 MM56 5K067 AA41 CC10 DD25 EE02 EE10 GG11 HH21 HH24

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信機が、少なくとも一つのプリアンブ
    ル、フレームパターン、データ部を含むパケットフォー
    マット構成からなるパケットを、擬似雑音符号を用いて
    スペクトル拡散変調して送信信号として送信し、 受信機が、この送信信号のパケット中の擬似雑音符号と
    参照用の擬似雑音符号との相関をとり、このうちの上記
    プリアンブルに対応する部分の相関ピークの周期性及び
    位相差を判定して上記パケットを同期捕捉し、当該パケ
    ットの上記データ部中のデータを出力するよう構成され
    たスペクトル拡散通信機において、 上記受信機は、送信信号のパケット中の擬似雑音符号と
    参照用の擬似雑音符号との相関をとる相関器が、デジタ
    ルマッチドフィルタを用いて構成されたことを特徴とす
    るスペクトル拡散通信機。
  2. 【請求項2】 上記受信機の相関器から出力された相関
    出力信号が遅延検波部にて遅延検波されて、送信機がス
    ペクトル拡散変調とともに実施する一次変調に対し復調
    動作が実施されることを特徴とする請求項1に記載のス
    ペクトル拡散通信機。
  3. 【請求項3】 上記受信機の遅延検波部から出力された
    遅延検波信号は、絶対値化され相関検波信号となって相
    関ピーク位置検出部に入力され、 この相関ピーク位置検出部は、予め設定されたカウント
    値を最大値とし、且つ疑似雑音符号の一周期毎に巡回し
    て繰り返しカウントする受信基準カウンタを備え、上記
    相関検波信号の相関ピークが出現した時点における上記
    受信基準カウンタのカウント値をもって、上記相関検波
    信号の相関ピーク位置を検出するよう構成されたことを
    特徴とする請求項2に記載のスペクトル拡散通信機。
  4. 【請求項4】 上記受信機は、相関ピーク位置検出部に
    よって得られた各プリアンブルに対応する相関検波信号
    の相関ピーク位置情報に基づき、これらの各プリアンブ
    ル内の相関ピークの周期性を判定する周期性判定部を有
    し、 この周期性判定部は、各プリアンブル内における適宜な
    数の複数の相関ピークについて、相関ピーク位置の受信
    基準カウンタのカウント値を比較し、これら複数のカウ
    ント値の最大値と最小値との差が予め設定されたばらつ
    き範囲内にあれば、各プリアンブルについて相関ピーク
    の周期性が成立したと判定するよう構成されたことを特
    徴とする請求項3に記載のスペクトル拡散通信機。
  5. 【請求項5】 上記受信機は、周期性判定部にて、全て
    のプリアンブルについて相関検波信号の相関ピークに周
    期性が成立したと判定され、且つ、位相差判定部にて、
    各プリアンブル間における上記相関ピーク位置の位相差
    が規定のばらつき範囲内にあると判定されたときに、パ
    ケットが同期捕捉されたと判定する同期捕捉判定部を有
    することを特徴とする請求項4に記載のスペクトル拡散
    通信機。
  6. 【請求項6】 上記受信機は、相関検波信号を通過させ
    るウィンドウを設定するウィンドウ部と、相関ピーク位
    置検出部によって得られた相関ピーク位置に応じてカウ
    ンタ値を加算または減算するランダムウォークフィルタ
    部とを備えた同期保持動作部を有し、 上記ウィンドウ部は、相関検波信号の相関ピーク位置を
    中心とする適宜な幅にウィンドウを設定し、 上記ランダムウォークフィルタ部は、相関ピーク位置が
    上記ウィンドウの中心からずれた場合に、そのずれに応
    じてカウンタ値を増減し、このカウンタ値が予め設定さ
    れた上限値または下限値に達したときに、上記ウィンド
    ウの中心を相関ピーク位置に設定するように修正してパ
    ケットの同期保持を実行することを特徴とする請求項3
    乃至5のいずれかに記載のスペクトル拡散通信機。
  7. 【請求項7】 上記ウィンドウ部のウィンドウは、相関
    ピーク位置検出部に設けられた受信基準カウンタにおけ
    る所定のカウント数の部分について設定され、 ランダムウォークフィルタ部は、上記ウィンドウの中心
    に対応する上記受信基準カウンタのカウンタ値に対し、
    相関検波信号の相関ピーク位置に対応する上記受信基準
    カウンタのカウンタ値が大きければカウンタ値を加算
    し、小さけばカウンタ値を減算し、 上記ランダムウォークフィルタ部のカウンタ値が予め設
    定した上限値または下限値に到達した場合に、上記受信
    基準カウンタのカウンタ値の最大値を一回だけそれぞれ
    一つ増加または減少させることによって、上記ウィンド
    ウ部のウィンドウの中心位置を修正するよう構成された
    ことを特徴とする請求項7に記載のスペクトル拡散通信
    機。
  8. 【請求項8】 上記同期保持動作部は、遅延検波部から
    出力された遅延検波信号に一定の遅延を与える遅延部を
    有し、この一定の遅延は、上記同期保持動作部の動作中
    に相関ピーク位置検出部が相関検波信号の相関ピーク位
    置を検出するに要した時間に相当する値であることを特
    徴とする請求項6または7に記載のスペクトル拡散通信
    機。
  9. 【請求項9】 上記同期保持動作部は、遅延部にて一定
    の遅延が与えられた遅延検波信号を、相関ピーク位置検
    出部で得られた相関ピーク位置のタイミングでサンプリ
    ングするサンプリング部と、 このサンプリング部によって得られたデータのうちパケ
    ットのフレームパターンに対応するデータが、規定のフ
    レームパターンのデータと一致するか否かを判定するフ
    レームパターン判定部と、 このフレームパターン判定部によりフレームパターンの
    データの一致が判定されたときに、ゲートを開いてパケ
    ットのデート部のデータを出力するゲート部と、を有す
    ることを特徴とする請求項8に記載のスペクトル拡散通
    信機。
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