JP2003243558A - 放熱板付き配線基板 - Google Patents

放熱板付き配線基板

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JP2003243558A
JP2003243558A JP2002043755A JP2002043755A JP2003243558A JP 2003243558 A JP2003243558 A JP 2003243558A JP 2002043755 A JP2002043755 A JP 2002043755A JP 2002043755 A JP2002043755 A JP 2002043755A JP 2003243558 A JP2003243558 A JP 2003243558A
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insulating
insulating substrate
conductor layer
heat sink
layer
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JP2002043755A
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Kenji Nakamura
憲志 中村
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Original Assignee
Kyocera Corp
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    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73251Location after the connecting process on different surfaces
    • H01L2224/73265Layer and wire connectors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁基板と放熱板とを強固に接合するととも
に、外部からの電磁ノイズの侵入や外部への電磁ノイズ
の放出を防止して、搭載する半導体素子を長期間にわた
り正常に作動させることができる放熱板付き配線基板を
提供すること。 【解決手段】 接地または電源導体層6が被着された絶
縁基板1の下面に、金属製の放熱板2を導電性接着層1
5を介して接合して成る放熱板付き配線基板において、
放熱板2の外周縁に絶縁基板1の外周側面を包囲する凸
部2aを設けるとともにこの凸部2aと絶縁基板1の外
周側面とを絶縁性接着層16を介して接合した。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路素
子等の半導体素子を収容するための半導体素子収納用パ
ッケージに用いられる放熱板付き配線基板に関するもの
である。 【0002】 【従来の技術】従来、MPU等の半導体素子を収容する
ための半導体素子収納用パッケージに使用される放熱板
付き配線基板は、例えば図2に断面図で示すように、中
央部に半導体素子20を収容するための段状の貫通穴2
1aを有するとともに、その表面および内部に配線導体
層27や接地または電源導体層28等の導体層を有する
絶縁基板21と、この絶縁基板21の下面に貫通穴21
aを塞ぐように接着層23を介して接合されており、上
面中央部に半導体素子20が搭載される搭載部22aを
有する銅等の金属材料から成る平板状の放熱板22とか
ら主に構成されている。 【0003】この従来の放熱板付き配線基板において
は、絶縁基板21は、例えばガラスクロスにエポキシ樹
脂等の熱硬化性樹脂を含浸させて成る2枚の絶縁板24
と25とを同じくガラスクロスにエポキシ樹脂等の熱硬
化性樹脂を含浸させて成る絶縁層26を介して積層して
成る。そして、絶縁板24には、その中央部に半導体素
子20よりも若干大きな貫通穴24aが形成されている
とともにその上面の貫通穴24a周辺から外周部にかけ
て配線導体層27およびその下面の略全面に接地または
電源導体層28が被着されており、絶縁板25には、そ
の中央部に貫通穴24aよりも大きな貫通穴25aが形
成されているとともに上面に外部接続導体29が被着さ
れている。そして、これらの絶縁板24、25および絶
縁層26の外周部には、複数の貫通孔30が設けられて
おり、貫通孔30の内壁には配線導体層27や接地また
は電源導体層28と外部接続導体29とを電気的に接続
する貫通導体31が被着されている。さらに、絶縁基板
21の下面には貫通導体31が下面に露出している部分
に放熱板22と配線導体層27との不要な電気的短絡を
防止するためにエポキシ樹脂から成る絶縁層32が被着
されている。そして、この接地または電源導体層28と
絶縁層32が被着された絶縁基板21の下面に放熱板2
2が金属粉末等の導電性フィラーを含有するエポキシ樹
脂等の導電性接着層23を介して接合されており、接地
または電源導体層28と放熱板22とが、この導電性の
導電性接着層23により電気的に導通されている。 【0004】そして、この従来の放熱板付き配線基板に
よれば、放熱板22の搭載部22aに半導体素子20を
搭載するとともに、この半導体素子20の各電極を配線
導体層27にボンディングワイヤ33等の電気的接続手
段を介して電気的に接続し、しかる後、外部接続導体2
9に半田ボール等から成る外部接続部材34を接合する
とともに貫通穴21a内へ図示しない封止用樹脂をポッ
ティングして半導体素子20を気密に封止することによ
り製品としての半導体装置となる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の放熱板付き配線基板によると、金属粉末等の導電性
フィラーを含有する熱硬化性樹脂から成る導電性接着層
23は、その電気伝導度を上げるために大量の導電性フ
ィラーを含有させる必要があり、その分接着力が弱いも
のとなっている。そのため導電性接着層23を介した絶
縁基板21と放熱板22との接合が弱く、絶縁基板21
と放熱板22との間に半導体素子20が作動する際に発
生する熱が長期間にわたり繰り返し印加されると、絶縁
基板21と放熱板22との間で剥がれが発生し、絶縁基
板21と放熱板22との間の気密性が低下するとともに
放熱板22と接地または電源用導体28との間の電気的
な抵抗が増大する問題があった。また、絶縁基板21の
外周側面が露出していることから、この露出した絶縁基
板21の外周側面から配線導体層27や半導体素子20
に外部の電磁ノイズが進入し、その電磁ノイズにより配
線基板21に搭載された半導体素子20が誤動作した
り、あるいは逆に半導体素子20や配線導体層27から
発生する電磁ノイズが外部に放出されて外部の電子機器
等に悪影響を与えてしまったりするというという問題を
有していた。 【0006】本発明は、かかる従来の問題点に鑑み案出
されたものであり、その目的は、絶縁基板と放熱板とを
強固に接合するとともに、外部からの電磁ノイズの侵入
や外部への電磁ノイズの放出を防止して、搭載する半導
体素子を長期間にわたり正常に作動させることができる
とともに外部の電子機器に悪影響を与えることのない放
熱板付き配線基板を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の放熱板付き配線
基板は、中央部に半導体素子収納用の貫通穴を有する絶
縁基板と、該絶縁基板の前記貫通穴周辺の上面から外周
部にかけて被着された配線導体層と、前記絶縁基板の下
面に被着された接地または電源導体層と、該接地または
電源導体層が被着された前記絶縁基板の下面に、前記貫
通穴を塞ぐようにして導電性フィラーおよび熱硬化性樹
脂から成る導電性接着層を介して接合された金属製の放
熱板とを具備して成る放熱板付き配線基板であって、前
記放熱板は、その外周縁に前記絶縁基板の外周側面を包
囲する凸部を有するとともに該凸部と前記絶縁基板の外
周側面とが熱硬化性樹脂から成る絶縁性接着層を介して
接合されていることを特徴とするものである。 【0008】本発明の放熱板付き配線基板によれば、金
属製の放熱板の外周縁に絶縁基板の外周側面を包囲する
凸部を設けるとともに、この凸部と絶縁基板の外周側面
とが熱硬化性樹脂から成る絶縁性接着層を介して接合さ
れているので、この絶縁性接着層を介して絶縁基板と放
熱板とが強固に接合されるとともに放熱板の凸部により
絶縁基板の外周側面と外部との間が電磁的に遮蔽され、
その結果、絶縁基板の外周側面からの電磁ノイズの進入
および放出を良好に防止することができる。 【0009】 【発明の実施の形態】次に、本発明の放熱板付き配線基
板を添付の図面に基づいて説明する。図1は、本発明の
放熱板付き配線基板の実施の形態の一例を示す断面図で
ある。図中、1はその表面および内部に配線導体層5や
接地または電源導体層6等の導体層が被着された絶縁基
板、2は放熱板であり、主としてこれらで半導体素子3
を搭載するための放熱板付き配線基板が構成されてい
る。なお、本例では、中央部に半導体素子3を収容する
空所を形成するための貫通穴4aを有するとともに上面
に配線導体層5および下面に接地または電源導体層6が
被着された絶縁板4と、中央部に貫通穴4aより大きい
貫通穴7aを有するとともに上面に外部接続導体8が被
着された絶縁板7とを絶縁層9を介して接着して絶縁基
板1を形成した例を示している。また、この絶縁基板1
の外周部には複数の貫通孔10が形成されており、貫通
孔10の内壁には貫通導体11が被着されている。な
お、接地または電源導体層6は、半導体素子3の接地電
極または電源電極のどちらかに電気的に接続され、それ
により接地導体層として機能したり、電源導体層として
機能したりする。 【0010】絶縁基板1を構成する絶縁板4や7は、例
えばガラス繊維やアラミド繊維のクロスにエポキシ樹脂
やビスマレイミドトリアジン樹脂等の熱硬化性樹脂を含
浸させて成る略四角枠状であり、配線導体層5や接地ま
たは電源導体層6や外部接続導体8の支持体として機能
するとともに、貫通穴4aおよび7a内に半導体素子3
を収容するための空所を形成する。 【0011】このような絶縁板4や7は、例えばガラス
クロスに未硬化のエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸
させてなるシートを得るとともに、これを熱硬化させる
ことによって形成され、貫通穴4aや7aは、硬化した
絶縁板4や7に切削加工を施すことにより形成される。 【0012】また、これらの絶縁板4と7とを接着する
絶縁層9は、同じくガラス繊維やアラミド繊維等から成
るクロスにエポキシ樹脂やビスマレイミドトリアジン樹
脂等の熱硬化性樹脂を含浸させて成り、絶縁板4と7と
を接着する接着部材として機能する。なお、絶縁板4と
7とは、ガラス繊維等から成るクロスに未硬化のエポキ
シ樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させて成る絶縁層9用の
シートを絶縁板4と7との間に挟むとともに、これを熱
硬化させることにより絶縁層9を介して接着される。 【0013】絶縁板4の上面に被着された配線導体層5
は、銅箔等の金属から成り、貫通穴4aの開口近傍から
外周部にかけて複数の帯状パターンに被着形成されてい
る。この配線導体層5は、半導体素子3の各電極を外部
電気回路に電気的に接続するための導電路の一部として
機能し、その貫通穴4a近傍部位には半導体素子3の各
電極がボンディングワイヤ13を介して接続され、その
外周部は貫通導体11に接続されている。 【0014】また、絶縁板4の下面に被着された接地ま
たは電源導体層6は、銅箔等の金属から成り、絶縁板4
の下面の略全面に被着形成されている。この接地または
電源導体層6は、半導体素子3に接地または電源電位を
供給するとともに、配線導体層5の特性インピーダンス
を所定の値に調整する機能を有し、貫通導体11に電気
的に接続されている。 【0015】このような配線導体層5や接地または電源
導体層6は、絶縁板4用の未硬化のシートの上下面に銅
箔を貼着しておくとともに、そのシートを硬化させた
後、シートに貼着させた銅箔をフォトリソグラフィー技
術により所定のパターンにエッチングすることにより形
成される。 【0016】なお、接地または電源導体層6の内縁を絶
縁板4の貫通穴4aの開口よりも0.1〜5mm外周側
に位置して設けておくと、絶縁板4に貫通穴4aを加工
する際に接地または電源導体層6にバリが発生すること
がなく、それにより半導体素子3を搭載した際に、接地
または電源導体層6と半導体素子3とが接触することが
有効に防止され、その結果、半導体素子3と接地または
電源導体層6との間の不要な電気的短絡や電気的絶縁性
の低下を防止して半導体素子3を正常に作動させること
ができる。したがって、接地または電源導体層6は、そ
の内縁を貫通穴4aの開口よりも0.1〜5mm程度外
周側に位置して設けることが好ましい。なお、接地また
は電源導体層6の内縁と貫通穴4aの開口との距離が
0.1mmよりも短いと、貫通穴4aを加工する際に接
地または電源導体層6にバリが発生する危険性が大きく
なる傾向にあり、他方、接地または電源導体層6の内縁
と貫通穴4aの開口との距離が5mmよりも長い場合に
は、接地または電源導体層6を十分な面積で確保できな
くなり、半導体素子3に十分に安定した接地または電源
電位を供給することができなくなるとともに、配線導体
層5の特性インピーダンスを所定の値に調整することが
困難となる傾向がある。 【0017】また、絶縁板7の上面に被着された外部接
続導体8は、外部電気回路との接続用導体として機能
し、貫通導体11に電気的に接続するようにして形成さ
れている。そして、この外部接続導体8には、半田ボー
ル等からなる外部接続部材14が取着される。この外部
接続導体8は、配線導体層5や接地または電源導体層6
と同様に銅箔から成り、絶縁板7用の未硬化のシートの
上面に銅箔を貼着しておくとともに、そのシートを硬化
させた後、シートに貼着させた銅箔をフォトリソグラフ
ィー技術により所定のパターンにエッチングすることに
より形成される。 【0018】なお、配線導体層5および外部接続導体8
は、通常、5〜50μm程度の厚みである。高速の信号
を伝達させるという観点からは5μm以上の厚みが好ま
しく、配線導体層5や外部接続導体8を寸法精度良く加
工するためには50μm以下の厚みとしておくことが好
ましい。また、これらの配線導体層5および外部接続導
体8の露出する表面には、通常であれば1〜30μm程
度の厚みのニッケルめっき層および0.1〜3μm程度
の厚みの金めっき層が無電解めっき法や電解めっき法に
より順次被着されている。それにより、配線導体層5お
よび外部接続導体8の酸化腐食を有効に防止することが
できるとともに、配線導体層5とボンディングワイヤ1
3との電気的接続および外部接続導体8と外部接続部材
14との電気的接続を良好となすことができる。 【0019】また、貫通孔10の内壁に被着された貫通
導体11は配線導体層5や接地または電源導体層6と外
部接続導体8とを電気的に接続させる接続導体として機
能し、絶縁基板1の上面から下面にかけて穿孔された多
数の貫通孔10の内壁に厚みが4〜50μm程度の銅め
っき層を無電解めっき法や電解めっき法を採用して被着
することにより形成されている。なお、貫通導体11の
厚みが4μm未満では、配線導体層5や接地または電源
導体層6と外部接続導体8とを電気的に良好に接続する
ことが困難となる傾向にあり、他方、50μmを超える
と、そのような厚みの貫通導体11を形成するために長
時間を要し、配線基板を形成する効率が極めて低いもの
となる傾向にある。 【0020】さらに、接地または電源導体層6が被着さ
れた絶縁基板1の下面には、エポキシ樹脂等の熱硬化性
樹脂から成る絶縁層12が、接地または電源導体層6の
一部を例えば枠状に露出させるようにして部分的に被着
形成されている。絶縁層12は、配線導体層5に接続さ
れた貫通導体11と接地または電源導体層6との間に不
要な電気的短絡を発生させることを防止するための絶縁
部材として機能するとともに絶縁基板1と放熱板2とを
接合力を高めるアンカー部材として機能し、接地または
電源導体層6および絶縁層12が被着された絶縁基板1
の下面に放熱板2が銅粉末や銀粉末等の導電性フィラー
とエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂とから成る導電性接着
層15を介して接合されることにより絶縁基板1と放熱
板2とが接合されているとともに、接地または電源導体
層6と放熱板2とが電気的に接続されている。この絶縁
層12にはシリカ等の無機絶縁物粉末から成る無機フィ
ラーを5〜50質量%程度含有させてもよい。そのよう
な無機フィラーを含有させることにより絶縁層12の熱
膨張係数を調整することができるとともに、絶縁層12
の耐熱性等を向上させることができる。このような絶縁
層12は、未硬化のエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂ペー
ストを絶縁基板1の下面に塗布した後、これを熱硬化さ
せることにより形成される。 【0021】他方、絶縁基板1の下面に導電性接着層1
5を介して接合された放熱板2は、銅等の熱伝導性に優
れる金属から成り、貫通穴4aを塞ぐようにして接合さ
れている。この放熱板2は、半導体素子3を支持するた
めの支持体として機能するとともに、半導体素子3が作
動時に発生する熱を外部に良好に放熱するための放熱部
材として機能し、その上面中央部に半導体素子3を搭載
するための搭載部2aを有している。そして、この搭載
部2aに半導体素子3が導電性のエポキシ樹脂等の接着
剤を介して接着固定される。 【0022】さらに、放熱板2は絶縁基板1や半導体素
子3に対する電磁的な遮蔽板としても機能し、その外周
縁に絶縁基板1の外周側面を包囲する凸部2aを有して
おり、この凸部2aと絶縁基板1の外周側面とがエポキ
シ樹脂等の熱硬化性樹脂から成る絶縁性接着層16を介
して接合されている。 【0023】このように、本発明の放熱板付き配線基板
によれば、放熱板2の外周縁に絶縁基板1の外周側面を
包囲する凸部2aを設けたことから、絶縁基板1の下面
および外周側面と外部とが放熱板2によって電磁的に遮
蔽され、その結果、絶縁基板1の下面や外周側面からの
電磁ノイズの侵入や放散を有効に防止することができ
る。また、絶縁基板1の外周側面と放熱板2の凸部2a
とがエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂からなる絶縁性接着
層16を介して接合されており、そのような絶縁性接着
層16には、接着力を低下させる要因となるフィラーを
大量に含有させる必要がないことから、この絶縁性接着
層16を介して絶縁基板1と放熱板2とが強固に接合す
ることができる。したがって、放熱板2に搭載する半導
体素子3を長期間にわたり正常かつ安定に作動させるこ
とが可能である。なお、絶縁性接着層16には、熱膨張
係数の調整や耐熱性等の向上のためにシリカ等の無機絶
縁物粉末から成るフィラーを絶縁性接着層16の接着力
が大きく低下しない程度、具体的には5〜50質量%程
度含有させてもよい。 【0024】このような放熱板2は、例えば銅から成る
板材をプレス金型により所定の形状に打ち抜きプレスし
たり、エッチング加工したりすることによって形成され
る。なお、放熱板2の表面にニッケルや金等の耐食性の
良好な金属をめっき法により1〜20μmの厚みに被着
させておくと、放熱板2の酸化腐食を有効に防止するこ
とができる。さらに、放熱板2と導電性接着層15や絶
縁性接着層16との接着力向上のために、放熱板2の表
面に粗化処理やブラスト処理を施し、その表面に中心線
平均粗さRaが0.2〜3μm程度となるような凹凸を
形成してもよい。 【0025】かくして、本発明の放熱板付き配線基板に
よれば、放熱板2の搭載部2aに半導体素子3を搭載す
るとともに、この半導体素子3の各電極と配線導体層5
とをボンディングワイヤ13を介して電気的に接続し、
しかる後、貫通穴4a、7a内へ封止用樹脂をポッティ
ングして樹脂封止を行なうことにより半導体装置とな
る。 【0026】なお、このような放熱板付き配線基板にお
いては、必要に応じて絶縁基板1上に外部接続導体8の
外周部を覆うソルダーレジスト層17を設けてもよい。
このようなソルダーレジスト層17は、例えばシリカ等
の絶縁性フィラーを含有させたエポキシ樹脂等の熱硬化
性樹脂から成り、外部接続導体8上に半田ボール等の外
部接続部材14を取着する際の外部接続部材14の不要
な濡れ広がりを制御するダムの作用をする。このような
ソルダーレジスト層17は、未硬化の感光性を有する熱
硬化性樹脂ペーストを外部接続導体8が形成された絶縁
板7の上面にスクリーン印刷法を採用して塗布するとと
もに従来公知のフォトリソグラフィ−により所定のパタ
ーンにエッチングした後、熱硬化させることにより形成
することができる。 【0027】なお、本発明は上述の実施の形態例に限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
あれば種々の変更は可能である。例えば、上述の実施の
形態例では、絶縁基板1として2枚の絶縁板5と7とを
接着した例に示したが、絶縁基板1は1枚の絶縁板から
形成されていても良いし、あるいは3枚以上の絶縁板を
積層したものであってもよい。 【0028】 【発明の効果】本発明の放熱板付き配線基板によれば、
金属製の放熱板の外周縁に絶縁基板の外周側面を包囲す
る凸部を設けるとともに、この凸部と絶縁基板の外周側
面とが熱硬化性樹脂から成る絶縁性接着層を介して接合
されているので、この絶縁性接着層を介して絶縁基板と
放熱板とが強固に接合されるとともに放熱板の凸部によ
り絶縁基板の外周側面と外部との間が電磁的に遮蔽さ
れ、その結果、絶縁基板の外周側面からの電磁ノイズの
進入および放出を良好に防止することができる。したが
って、搭載する半導体素子を長期間にわたり正常かつ安
定に作動させることができるとともに外部の電子機器に
悪影響を与えることのない放熱板付き配線基板を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の放熱板付き配線基板の実施の形態の一
例を示す断面図である。 【図2】従来の放熱板付き配線基板の断面図である。 【符号の説明】 1・・・・・絶縁基板 2・・・・・放熱板 2a・・・・凸部 3・・・・・半導体素子 4a・・・・半導体素子収納用の貫通穴 5・・・・・配線導体層 6・・・・・接地または電源導体層 15・・・・・導電性接着層 16・・・・・絶縁性接着層

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 中央部に半導体素子収納用の貫通穴を有
    する絶縁基板と、該絶縁基板の前記貫通穴周辺の上面か
    ら外周部にかけて被着された配線導体層と、前記絶縁基
    板の下面に被着された接地または電源導体層と、該接地
    または電源導体層が被着された前記絶縁基板の下面に、
    前記貫通穴を塞ぐようにして導電性フィラーおよび熱硬
    化性樹脂から成る導電性接着層を介して接合された金属
    製の放熱板とを具備して成る放熱板付き配線基板であっ
    て、前記放熱板は、その外周縁に前記絶縁基板の外周側
    面を包囲する凸部を有するとともに該凸部と前記絶縁基
    板の外周側面とが熱硬化性樹脂から成る絶縁性接着層を
    介して接合されていることを特徴とする放熱板付き配線
    基板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107370345A (zh) * 2017-08-25 2017-11-21 青岛中加特变频电机有限公司 一种功率模块、变频器及功率模块制造方法

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