JP2003243382A - 成膜装置の汚染物除去方法 - Google Patents

成膜装置の汚染物除去方法

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JP2003243382A
JP2003243382A JP2002042126A JP2002042126A JP2003243382A JP 2003243382 A JP2003243382 A JP 2003243382A JP 2002042126 A JP2002042126 A JP 2002042126A JP 2002042126 A JP2002042126 A JP 2002042126A JP 2003243382 A JP2003243382 A JP 2003243382A
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cleaning
cof
reaction chamber
gas
plasma
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JP2002042126A
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Kenji Tanaka
健二 田仲
Isamu Mori
勇 毛利
Mitsuya Ohashi
満也 大橋
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Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体分野における成膜装置等において、反
応室内、治具等に堆積した不要物をCOF2ガスでクリ
ーニングした後、残存する汚染物の除去方法を提供する
ものである。 【解決手段】 成膜装置の反応室内をCOF2を用いて
クリーニングした後、反応室内に残存する汚染物質を除
去する方法において、ガスクリーニング、プラズマクリ
ーニング、またはリモートプラズマクリーニングするに
際し、水素含有化合物ガスを用いる。該水素含有化合物
ガスが、H2、SiH4、NH3、SiH2Cl2である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体分野におけ
る成膜装置等において、反応室内、治具等に堆積した不
要物をクリーニングした後、残存する汚染物の除去方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】薄
膜、もしくは厚膜を製造する装置には装置内壁、冶具等
に不必要な膜が堆積する。これらの膜は、膜厚が数μm
以上になると膜剥がれを起こし、次回の成膜時に新たに
成膜される膜中に取り込まれ、膜の均一性が損なわれ
る。このため、反応室内の不必要な部分に堆積された膜
の除去を行わなければならない。
【0003】現在、膜の除去方法のひとつにプラズマク
リーニングがある。この方法に使用されているガスとし
てはC26、NF3などがあるが、いずれも温室効果ガ
スであることから、代替ガスの一つとしてCOF2が検
討されている。
【0004】ところで、COF2をクリーニングガスと
して用いたた場合には反応室内に炭素やフッ素、カルボ
ニル化合物などによる汚染が起こる。これまでに知られ
ている汚染成分を除去する方法としては、例えば、特開
昭63−267430号公報に記載されているような、
NF3によるクリーニング後の汚染物除去方法がある。
【0005】しかしながら、上記技術ではCOF2によ
るクリーニング後に特徴的に反応室内に残存する炭素や
カルボニル化合物などによる汚染については検討されて
おらず、この問題点について解決する必要がある。
【0006】即ち、本発明は反応室内の不必要な部分に
堆積した成膜に影響を及ぼす膜を除去するためにCOF
2によるクリーニングを行った後に反応室内に残存する
汚染物の除去を迅速且つ強力に行うことを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
の結果、成膜装置の反応室内のクリーニングをCOF 2
で行った後に、反応室内に残存する汚染物質を水素含有
化合物ガスで反応除去することにより迅速且つ強力に汚
染物質を除去できることを見出し本発明に到達した。
【0008】すなわち本発明は、成膜装置の反応室内を
COF2を用いてクリーニングした後、反応室内に残存
する汚染物質を除去する方法において、ガスクリーニン
グ、プラズマクリーニング、またはリモートプラズマク
リーニングするに際し、水素含有化合物ガスを用いるこ
とを特徴とし、該水素含有化合物ガスが、H2、Si
4、NH3、SiH2Cl2であることを特徴とする成膜
装置の汚染物除去方法を提供するものである。
【0009】以下、本発明の内容を詳細に説明する。
【0010】本発明において、COF2を用いてクリー
ニングする薄膜としては、Si、Si酸化物、Si窒化
物、または金属膜等が挙げられるが、これらの薄膜をク
リーニングすると、汚染物質として上述したような炭素
やカルボニル化合物等が残存する。この該残存汚染物質
は、水素含有化合物ガスを用いることにより除去でき
る。
【0011】本発明で使用する水素含有化合物ガスは、
2、SiH4、NH3、SiH2Cl 2などが挙げられる
が、反応室内に余計な元素の影響を与えないようにする
ためには、特に、H2が好ましい。
【0012】本発明の除去方法のひとつは、COF2
用いてクリーニングした後、水素含有化合物ガスを直接
流通させるものである。例えば、H2を用いた場合、濃
度については、50〜100%の高いH2濃度を用いる
方が、単位時間当たりに反応に関わるH2分子の数が多
くなるので効果的である。また、温度については、20
0〜500℃で用いる方が、H2の反応性が高くなるの
で効果的である。さらに圧力については、0.1〜10
00Paの範囲において、可能な限り高い圧力で用いる
方が、H2分子の反応室内での滞在時間が増加するため
高い効果が得られる。
【0013】次に、本発明の除去方法の第二は、COF
2を用いてクリーニングした後、水素含有化合物ガスを
用いプラズマクリーニングするものである。例えば水素
を用いた場合、上述と同様な理由により、H2濃度、温
度、圧力をそれぞれ50〜100%、200〜500
℃、0.1〜1000Paの範囲で使用するのが望まし
い。
【0014】また、本発明の除去方法の第三は、COF
2を用いてクリーニングした後、水素含有化合物ガスを
用いリモートプラズマクリーニングするものである。例
えば水素を用いた場合、上述と同様な理由により、H2
濃度、温度、圧力をそれぞれ50〜100%、200〜
500℃、0.1〜1000Paの範囲で使用するのが
望ましい。
【0015】本発明で用いる水素含有化合物ガスに希釈
ガスとして、N2、Ar等の不活性ガスを用いてもよ
い。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、かかる実施例に限定されるものではない。
【0017】実施例1 図1は、本発明で用いたプラズマ装置の概略系統図であ
る。TEOSとO2を原料にしてSiO2膜を成膜した
後、プラズマチャンバー7内をドライポンプ9を用いて
1.33×10-1Paまで真空排気を行った。しかる
後、Arを流量100sccmで流しながら、四重極質
量分析計(Quadrapole Mass Spectrometer以後QMS検
出器と省略する)10の圧力を3.90×10-5Paに
調整し、QMS検出器10を用いてCOF+イオンの質
量数である47のイオン化電流をモニターしたところ、
9.29×10-10[A]であった。
【0018】つぎに、COF2を用いて印加電力100
W、COF2流量100sccm、圧力80Paで30
分間プラズマを発生させ、プラズマチャンバー7内をク
リーニングした。クリーニング後、COF2の供給を停
止し、プラズマチャンバー7内のCOF2を脱ガスする
ため、1.33×10-1Pa以下まで真空排気を行っ
た。しかる後、Arを流量100sccmで流しなが
ら、QMS検出器10の圧力を3.90×10-5Paに
調整し、QMS検出器10を用いて質量数47のイオン
化電流をモニターしたところ、1.02×10-9[A]と
なり、プラズマを発生させる前よりもイオン化電流が増
加した。
【0019】そこで、プラズマチャンバー7内の汚染物
を除去するために、H2を流量100sccmで圧力を
80Paに保ちながら30分間流した。その後、Arを
流量100sccmで流しながら、QMS検出器10の
圧力を3.90×10-5Paに調整し、QMS検出器1
0を用いて質量数47のイオン化電流をモニターしたと
ころ、イオン化電流が7.89×10-10[A]となり、
COF2によるクリーニング後の値である1.02×1
-9[A]から大きく減少した。すなわち、この方法によ
り汚染物資を除去できることがわかった。
【0020】比較例1 実施例1と同一の条件でCOF2を用いて、プラズマチ
ャンバーをクリーニングした後、Arを流量100sc
cmで30分間流したところ、質量数47のイオン化電
流は、1.26×10-9[A]となり、COF2によるク
リーニング後の値である1.24×10-9[A]からほと
んど変化せず、Arだけを流通させても汚染物除去の効
果がないことがわかった。
【0021】実施例2 実施例1で行った方法と同一の条件でCOF2でプラズ
マチャンバーをクリーニングした後、H2を用いて印加
電力100W、H2流量100sccm、圧力0.6 Torr
の条件でプラズマを30分間発生させたところ、質量数
47のイオン化電流が9.84×10-10[A]となり、
COF2によるクリーニング後の値である2.08×1
-9[A]から大きく減少し、この方法により汚染物資を
除去できることがわかった。
【0022】実施例3 実施例1で行った方法と同一の条件でCOF2を用いて
プラズマチャンバーをクリーニングした後、リモートプ
ラズマ発生装置を用いて、印加電力1200W、H2
量100sccm、圧力80Paの条件でプラズマを発
生させたところ、質量数47のイオン化電流が3.14
×10-10[A]となり、COF2によるクリーニング後の
値である7.37×10-10[A]から大きく減少し、こ
の方法により汚染物質を除去できることがわかった。
【0023】実施例4〜6 実施例1で行った方法と同一の条件でCOF2を用いて
プラズマチャンバーをクリーニングした後、SiH4
NH3、Si22Cl2についても流量100sccm、
圧力0.6 Torrで30分間流通させたところ、質量数47
のイオン化電流がそれぞれ、8.52×10-10、8.
79×10-10、9.34×10-10[A]となり、COF
2によるクリーニング後の値である1.12×10-9
1.53×10-9、1.34×10-9[A]から大きく減
少し、H2と同様の効果が得られた。
【0024】実施例7 実施例3で行った方法と同一のCOF2を用いてチャン
バーをクリーニングした後、リモートプラズマ発生装置
を用いて、印加電力1200W、NH3流量100sc
cm、圧力80Paの条件でプラズマを発生させたとこ
ろ、質量数47のイオン化電流が5.23×10
-10[A]となり、COF2によるクリーニング後の値であ
る8.25×10-10[A]から大きく減少し、この方法
により汚染物質を除去できることがわかった。
【0025】
【発明の効果】本発明の方法により、COF2を使用し
てガスクリーニングを行った後、成膜装置等に付着して
いる汚染物質を、迅速且つ強力に除去するとともに、安
価に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はプラズマ装置の概略系統図である。
【符号の説明】
1:COF2ボンベ 2:H2ボンベ 3:Arボンベ 4、5、6:マスフローコントローラー 7:プラズマチャンバー 8:リモートプラズマ発生装置 9:ドライポンプ 10:四重極質量分析計 11:ロータリーポンプ 12:除害管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 満也 埼玉県川越市今福中台2805番地 セントラ ル硝子株式会社化学研究所内 Fターム(参考) 4K030 AA03 AA06 AA13 AA17 DA06 5F045 AA08 AB32 AC07 AC11 EB06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成膜装置の反応室内をCOF2を用いて
    クリーニングした後、反応室内に残存する汚染物質を除
    去する方法において、ガスクリーニング、プラズマクリ
    ーニング、またはリモートプラズマクリーニングするに
    際し、水素含有化合物ガスを用いることを特徴とする成
    膜装置の汚染物除去方法。
  2. 【請求項2】 水素含有化合物ガスが、H2、SiH4
    NH3、SiH2Cl2であることを特徴とする請求項1
    に記載の成膜装置の汚染物除去方法。
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