JP2003242984A - 蓄電池用格子の製造装置 - Google Patents
蓄電池用格子の製造装置Info
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- JP2003242984A JP2003242984A JP2002036173A JP2002036173A JP2003242984A JP 2003242984 A JP2003242984 A JP 2003242984A JP 2002036173 A JP2002036173 A JP 2002036173A JP 2002036173 A JP2002036173 A JP 2002036173A JP 2003242984 A JP2003242984 A JP 2003242984A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 レシプロ式エキスパンド格子の製造速度を高
めたままで、エキスパンド格子の耐食性を改善しうる格
子の製造装置を提供する。 【解決手段】 間欠移動する鉛合金シート上で、端部か
ら順にこの合金シートの進行方向に沿って階段状に配置
された複数の上刃を上下動させることにより、この金属
シートに切り込みを入れると同時に押し広げ、シート中
央部または端部に未展開部を残してマス目を網状に形成
する蓄電池用格子の製造装置において、階段状に配置さ
れた各段の前記上刃が、金属シートの進行方向に沿って
並んだ2枚以上の刃を備えると共に、これら各段の上刃
における2枚以上の刃の刃先の高さが、全段の半分以上
において、各段の刃の少なくとも1つで相違し、その高
さの差が、各段の高い側の刃物の刃先の高さの1〜20
%であることを特徴とする蓄電池用格子の製造装置。
めたままで、エキスパンド格子の耐食性を改善しうる格
子の製造装置を提供する。 【解決手段】 間欠移動する鉛合金シート上で、端部か
ら順にこの合金シートの進行方向に沿って階段状に配置
された複数の上刃を上下動させることにより、この金属
シートに切り込みを入れると同時に押し広げ、シート中
央部または端部に未展開部を残してマス目を網状に形成
する蓄電池用格子の製造装置において、階段状に配置さ
れた各段の前記上刃が、金属シートの進行方向に沿って
並んだ2枚以上の刃を備えると共に、これら各段の上刃
における2枚以上の刃の刃先の高さが、全段の半分以上
において、各段の刃の少なくとも1つで相違し、その高
さの差が、各段の高い側の刃物の刃先の高さの1〜20
%であることを特徴とする蓄電池用格子の製造装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄電池用格子の製
造装置に関する。
造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から蓄電池の極板として、網状の格
子に活物質を保持させたものが用いられている。網状の
格子を形成する代表的な方法としては、鋳造による方法
(鋳造格子)と、エキスパンダによる方法(エキスパン
ド格子)とがある。エキスパンダは、鉛シートに機械加
工を施すことによりマス目を形成する装置であり、この
鉛シートに多数の切り込みを入れて両側から引っ張るこ
とによりこの切り込みを開いてマス目を形成するロータ
リ方式のものと、この鉛シートを間欠移動させながら上
刃によって切り込みを入れ押し広げることにより順にマ
ス目を形成するレシプロ方式のものとがある。
子に活物質を保持させたものが用いられている。網状の
格子を形成する代表的な方法としては、鋳造による方法
(鋳造格子)と、エキスパンダによる方法(エキスパン
ド格子)とがある。エキスパンダは、鉛シートに機械加
工を施すことによりマス目を形成する装置であり、この
鉛シートに多数の切り込みを入れて両側から引っ張るこ
とによりこの切り込みを開いてマス目を形成するロータ
リ方式のものと、この鉛シートを間欠移動させながら上
刃によって切り込みを入れ押し広げることにより順にマ
ス目を形成するレシプロ方式のものとがある。
【0003】一般にロータリ方式は格子の製造速度が速
いが、格子の強度や耐食性に劣ると言われ、レシプロ方
式は格子の製造速度は遅いが、格子の強度や耐食性に優
れると言われる。
いが、格子の強度や耐食性に劣ると言われ、レシプロ方
式は格子の製造速度は遅いが、格子の強度や耐食性に優
れると言われる。
【0004】上記レシプロ方式のエキスパンダは、図1
に示すように、1点鎖線で示す長尺な鉛シート1を、複
数の側面2aが階段状に配置された下刃金具2上におい
て、図示矢印Vで示す方向に間欠的に移動させながら、
多数の上刃3を取り付けた上刃金具4を上下動させるこ
とにより、この鉛シート1にマス目を形成する電池用格
子の製造装置である。上刃金具4は端部から順に図示矢
印V方向に沿って階段状となる側面4aを有する金具で
あり、実際には図示よりも下方、鉛シート1のすぐ上に
配置され、高速プレスにより繰り返し上下動をおこな
う。上刃3は下端に1枚の刃3aを形成した工具であ
り、上刃金具4の各段の側面4aにボルト等によって1
個ずつ取り付け固定される。
に示すように、1点鎖線で示す長尺な鉛シート1を、複
数の側面2aが階段状に配置された下刃金具2上におい
て、図示矢印Vで示す方向に間欠的に移動させながら、
多数の上刃3を取り付けた上刃金具4を上下動させるこ
とにより、この鉛シート1にマス目を形成する電池用格
子の製造装置である。上刃金具4は端部から順に図示矢
印V方向に沿って階段状となる側面4aを有する金具で
あり、実際には図示よりも下方、鉛シート1のすぐ上に
配置され、高速プレスにより繰り返し上下動をおこな
う。上刃3は下端に1枚の刃3aを形成した工具であ
り、上刃金具4の各段の側面4aにボルト等によって1
個ずつ取り付け固定される。
【0005】なお、図1では図面を簡単にするために、
上刃金具4の側面4aを4段のみとし、これらの側面4
aにそれぞれ上刃3を取り付けた図を示しているが、実
際には、もっと多数の段の側面4aにそれぞれ上刃3が
取り付けられている。また図1では上刃金具4と下刃金
具2の、それぞれ図面の手前側と奥側とに階段状の側面
4aと側面2aとを設けているが、設計によっては図面
手前側、あるいは図面奥側の一方のみに階段状の側面4
aと2aとを設けてもよい。
上刃金具4の側面4aを4段のみとし、これらの側面4
aにそれぞれ上刃3を取り付けた図を示しているが、実
際には、もっと多数の段の側面4aにそれぞれ上刃3が
取り付けられている。また図1では上刃金具4と下刃金
具2の、それぞれ図面の手前側と奥側とに階段状の側面
4aと側面2aとを設けているが、設計によっては図面
手前側、あるいは図面奥側の一方のみに階段状の側面4
aと2aとを設けてもよい。
【0006】図2は、レシプロ式で製造されたエキスパ
ンド格子の一例である。このエキスパンド格子は鉛シー
ト1に複数のマス目1aが形成されており、このマス目
1aに活物質が保持される。
ンド格子の一例である。このエキスパンド格子は鉛シー
ト1に複数のマス目1aが形成されており、このマス目
1aに活物質が保持される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来は図1に示すよう
に、上刃金具4の側面4aに、1つの刃3aを備えた上
刃3が1つずつ取り付けられており、上刃金具4の1回
の上下動によってエキスパンド格子の上流側から下流側
に向かって1マスずつ形成されていた。しかし、1回の
上下動で1マスずつしか形成できないのでは、その製造
速度が遅いため、上刃金具4の側面4aに、図3に示す
ような2つの刃3a、3bを備えた上刃3を1つずつ取
り付けることによって、上刃金具4の1回の上下動によ
ってエキスパンド格子の上流側から下流側に向かって2
マスずつ形成させることが試みられた。
に、上刃金具4の側面4aに、1つの刃3aを備えた上
刃3が1つずつ取り付けられており、上刃金具4の1回
の上下動によってエキスパンド格子の上流側から下流側
に向かって1マスずつ形成されていた。しかし、1回の
上下動で1マスずつしか形成できないのでは、その製造
速度が遅いため、上刃金具4の側面4aに、図3に示す
ような2つの刃3a、3bを備えた上刃3を1つずつ取
り付けることによって、上刃金具4の1回の上下動によ
ってエキスパンド格子の上流側から下流側に向かって2
マスずつ形成させることが試みられた。
【0008】しかし、図3に示すような2つの刃3a、
3bを備えた上刃3を取り付けるだけでは、それによっ
てできるエキスパンド格子は図4に示すように、下部ラ
イン(図2の上下端に相当する部分)が曲がってしま
い、電槽挿入時に不具合を生じた。この問題は特願20
00-275854号に記載のように図3に示す上刃3
の刃3aと3bとの高さを変えることや、特願2001
−338150号に記載のように、図3に示す上刃の刃
3aと刃3bの形状を変えることによって解消すること
ができる。なお、レシプロ式エキスパンド格子の製造工
程の詳細については、前記特願2000-275854
号に詳しく説明されている。
3bを備えた上刃3を取り付けるだけでは、それによっ
てできるエキスパンド格子は図4に示すように、下部ラ
イン(図2の上下端に相当する部分)が曲がってしま
い、電槽挿入時に不具合を生じた。この問題は特願20
00-275854号に記載のように図3に示す上刃3
の刃3aと3bとの高さを変えることや、特願2001
−338150号に記載のように、図3に示す上刃の刃
3aと刃3bの形状を変えることによって解消すること
ができる。なお、レシプロ式エキスパンド格子の製造工
程の詳細については、前記特願2000-275854
号に詳しく説明されている。
【0009】ところが、このようにして製造したエキス
パンド格子を正極に用いた電池は、図1に示すような1
枚刃を用いて製造したエキスパンド格子を正極格子に適
用した電池よりも、10%程度短寿命であった。解体を
おこなったところ、従来の1枚刃を用いて製造したもの
よりも正極の格子腐食が顕著であった。
パンド格子を正極に用いた電池は、図1に示すような1
枚刃を用いて製造したエキスパンド格子を正極格子に適
用した電池よりも、10%程度短寿命であった。解体を
おこなったところ、従来の1枚刃を用いて製造したもの
よりも正極の格子腐食が顕著であった。
【0010】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、レシプロ式エキスパンド格子の製造速
度を高めたままで、エキスパンド格子の耐食性を改善し
うる格子の製造装置を提供するものである。
れたものであり、レシプロ式エキスパンド格子の製造速
度を高めたままで、エキスパンド格子の耐食性を改善し
うる格子の製造装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になした第1の発明は、間欠移動する鉛合金シート上
で、端部から順にこの合金シートの進行方向に沿って階
段状に配置された複数の上刃を上下動させることによ
り、この金属シートに切り込みを入れると同時に押し広
げ、シート中央部または端部に未展開部を残してマス目
を網状に形成する蓄電池用格子の製造装置において、階
段状に配置された各段の前記上刃が、金属シートの進行
方向に沿って並んだ2枚以上の刃を備えると共に、これ
ら各段の上刃における2枚以上の刃の刃先の高さが、全
段の半分以上において、各段の刃の少なくとも1つで相
違し、その高さの差が、各段の高い側の刃物の刃先の高
さの1〜20%であることを特徴とする蓄電池用格子の
製造装置である。
になした第1の発明は、間欠移動する鉛合金シート上
で、端部から順にこの合金シートの進行方向に沿って階
段状に配置された複数の上刃を上下動させることによ
り、この金属シートに切り込みを入れると同時に押し広
げ、シート中央部または端部に未展開部を残してマス目
を網状に形成する蓄電池用格子の製造装置において、階
段状に配置された各段の前記上刃が、金属シートの進行
方向に沿って並んだ2枚以上の刃を備えると共に、これ
ら各段の上刃における2枚以上の刃の刃先の高さが、全
段の半分以上において、各段の刃の少なくとも1つで相
違し、その高さの差が、各段の高い側の刃物の刃先の高
さの1〜20%であることを特徴とする蓄電池用格子の
製造装置である。
【0012】第2の発明は、シート進行方向に沿って、
最終もしくは最初の段に備えられた上刃を除いて、各段
に備えられた2枚以上の刃を備えた上刃の最も高い刃の
高さが、シート進行方向に沿って連続的もしくは段階的
に低くなっていくことを特徴とする請求項1に記載の蓄
電池用格子の製造装置である。
最終もしくは最初の段に備えられた上刃を除いて、各段
に備えられた2枚以上の刃を備えた上刃の最も高い刃の
高さが、シート進行方向に沿って連続的もしくは段階的
に低くなっていくことを特徴とする請求項1に記載の蓄
電池用格子の製造装置である。
【0013】第3の発明は、請求項1または2記載の製
造装置を用いて製造された蓄電池用格子である。
造装置を用いて製造された蓄電池用格子である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明者は、図3に示すような上
刃3の2つの刃3a、3bの位置関係について各種の検
討をおこない、製造速度を速めたままで耐食性に優れた
エキスパンド格子を製造する刃3a、3bの位置関係を
見だした。
刃3の2つの刃3a、3bの位置関係について各種の検
討をおこない、製造速度を速めたままで耐食性に優れた
エキスパンド格子を製造する刃3a、3bの位置関係を
見だした。
【0015】以下、本発明の実施形態について図面を参
照して説明する。
照して説明する。
【0016】図5はレシプロ式エキスパンド格子製造装
置の模式図であり、(A)は上刃金具4の平面図、
(B)は上刃金具4の側面図、(C)は鉛シート1、
(D)は下刃金具2の側面図、(E)は下刃金具2の平
面図である。実際に側面から見た場合は図中(B)、
(C)、(D)の配置となる。ただし、実際は(C)と
(D)とは接しており、(B)と(C)との間隔は図よ
りも狭くなっている。また図5の(A)と(B)とに示
すように、上刃金具4には2枚の刃3a、3bを備えた
上刃3が取り付けられているが、図5では図の簡略化の
ために上刃3本体を省略して刃3a、3bのみを記載し
ている。図5(A)と(B)に示す上刃金具4と、
(D)と(E)に示す下刃金具2とにはそれぞれ、複数
の階段状の段(図では12段)が設けてある。この装置
を用いて鉛シート1にレシプロ式エキスパンド加工を施
した。
置の模式図であり、(A)は上刃金具4の平面図、
(B)は上刃金具4の側面図、(C)は鉛シート1、
(D)は下刃金具2の側面図、(E)は下刃金具2の平
面図である。実際に側面から見た場合は図中(B)、
(C)、(D)の配置となる。ただし、実際は(C)と
(D)とは接しており、(B)と(C)との間隔は図よ
りも狭くなっている。また図5の(A)と(B)とに示
すように、上刃金具4には2枚の刃3a、3bを備えた
上刃3が取り付けられているが、図5では図の簡略化の
ために上刃3本体を省略して刃3a、3bのみを記載し
ている。図5(A)と(B)に示す上刃金具4と、
(D)と(E)に示す下刃金具2とにはそれぞれ、複数
の階段状の段(図では12段)が設けてある。この装置
を用いて鉛シート1にレシプロ式エキスパンド加工を施
した。
【0017】ここで検討した項目は、上刃3に取り付け
られた刃3aと3bの高さの差と上刃3の配置とであ
る。まず、「刃3aと3bの高さの差」の定義を明確に
する。図6に前記定義を明確にするための図5(B)、
(C)、(D)の要部拡大図(図5中のXで囲った部
分)を示す。図6中の4は上刃金具であり、そのうちの
1つの側面4aに刃3aと刃3bとが取り付けられてい
る。4dで示される直線は、上刃金具4の下面を示す。
2は下刃金具であり2aはその側面である。2uで示さ
れる直線は、下刃金具2の上面を示す。上刃金具4の下
面4dと下刃金具2の上面2uとの間に鉛シート1が上
流側(図左側)から下流側(図右側)に向かって間欠的
に進む。ここで図6は上下動する上刃金具4が最も下に
あるときを示している。図示の通り、上刃金具4の下面
4dと鉛シート1とは接触する必要はないが、接触させ
ることもできる。但し、上刃金具4の側面4aに取り付
けられた刃3aと3bの先端(図の下側)は、下刃金具
2の上面2uよりも下にないとエキスパンド加工を施す
ことができない。
られた刃3aと3bの高さの差と上刃3の配置とであ
る。まず、「刃3aと3bの高さの差」の定義を明確に
する。図6に前記定義を明確にするための図5(B)、
(C)、(D)の要部拡大図(図5中のXで囲った部
分)を示す。図6中の4は上刃金具であり、そのうちの
1つの側面4aに刃3aと刃3bとが取り付けられてい
る。4dで示される直線は、上刃金具4の下面を示す。
2は下刃金具であり2aはその側面である。2uで示さ
れる直線は、下刃金具2の上面を示す。上刃金具4の下
面4dと下刃金具2の上面2uとの間に鉛シート1が上
流側(図左側)から下流側(図右側)に向かって間欠的
に進む。ここで図6は上下動する上刃金具4が最も下に
あるときを示している。図示の通り、上刃金具4の下面
4dと鉛シート1とは接触する必要はないが、接触させ
ることもできる。但し、上刃金具4の側面4aに取り付
けられた刃3aと3bの先端(図の下側)は、下刃金具
2の上面2uよりも下にないとエキスパンド加工を施す
ことができない。
【0018】刃3aの高さとは、図6のaで示すよう
に、上刃金具4が最も下にあるときの、下刃金具2の上
面2uから刃3aの先端(図示下側)までの距離を指
し、刃3bの高さとは、図6のcで示すように、上刃金
具4が最も下にあるときの、下刃金具2の上面2uから
刃3bの先端(図示下側)までの距離を指す。そして刃
の高さの差とは図6のbで示すように刃3aの高さa
と、刃3bの高さbとの差の絶対値を示す。なお図6で
は、上流側(図の左側)の刃3aの高さを低く描いてい
るが、刃3aを高くすることもできる。ただし、上流側
の刃の高さが低い方がわずかに良いようであった。
に、上刃金具4が最も下にあるときの、下刃金具2の上
面2uから刃3aの先端(図示下側)までの距離を指
し、刃3bの高さとは、図6のcで示すように、上刃金
具4が最も下にあるときの、下刃金具2の上面2uから
刃3bの先端(図示下側)までの距離を指す。そして刃
の高さの差とは図6のbで示すように刃3aの高さa
と、刃3bの高さbとの差の絶対値を示す。なお図6で
は、上流側(図の左側)の刃3aの高さを低く描いてい
るが、刃3aを高くすることもできる。ただし、上流側
の刃の高さが低い方がわずかに良いようであった。
【0019】前述のように、各種の刃3aの高さaと、
刃3bの高さcと、刃の高さの差bとを備えた上刃3
(図5、図6では図示省略)を上刃金具4の各側面4a
に取り付けて、鉛シートにレシプロ式エキスパンド加工
を施し、各種形状のエキスパンド格子を製造し、そのエ
キスパンド格子に常法によって正極活物質を充填して正
極板とし、常法によって製造した負極板とセパレータと
を介して積層して発電要素とした。この発電要素を備え
た蓄電池を寿命試験に供することによって好ましいエキ
スパンド格子の形状を評価したところ、下記のような特
徴を見出した。
刃3bの高さcと、刃の高さの差bとを備えた上刃3
(図5、図6では図示省略)を上刃金具4の各側面4a
に取り付けて、鉛シートにレシプロ式エキスパンド加工
を施し、各種形状のエキスパンド格子を製造し、そのエ
キスパンド格子に常法によって正極活物質を充填して正
極板とし、常法によって製造した負極板とセパレータと
を介して積層して発電要素とした。この発電要素を備え
た蓄電池を寿命試験に供することによって好ましいエキ
スパンド格子の形状を評価したところ、下記のような特
徴を見出した。
【0020】(1)上刃金具4の各段4aにおける半分
以上(図5では6段以上)の段で、刃3aの高さaと刃
3bの高さcとの差bが異なるものを使用すること。 (2)刃の高さの差は高いほうの刃に対して1〜20
%、好ましくは5〜15%であること、 (3)各段の2枚の刃3a、3bの高い方の刃先の高さ
が、シート進行方向に沿って最上流側および最下流側の
段の刃物を除いて、連続的もしくは段階的に低くなるこ
と。
以上(図5では6段以上)の段で、刃3aの高さaと刃
3bの高さcとの差bが異なるものを使用すること。 (2)刃の高さの差は高いほうの刃に対して1〜20
%、好ましくは5〜15%であること、 (3)各段の2枚の刃3a、3bの高い方の刃先の高さ
が、シート進行方向に沿って最上流側および最下流側の
段の刃物を除いて、連続的もしくは段階的に低くなるこ
と。
【0021】上記(1)〜(3)のいずれか、又は組み
合わせた特徴を備えたレシプロ式エキスパンダで製造し
たエキスパンド格子は、従来の1枚刃による製造速度の
遅いレシプロ式エキスパンダで製造したエキスパンド格
子と同等、あるいは同等以上の寿命性能を備えることが
できた。この理由の詳細は不明であるが、上記(1)〜
(3)の特徴によって、鉛シートの切断、展開時に鉛シ
ートに加わる応力の分布が適当なものとなり、エキスパ
ンド格子の結晶学的構造が腐食に対する耐性を保つこと
ができたのではないかと思われる。なお、前述の鉛シー
トとは鉛または鉛合金からなるシートのことを指す。
合わせた特徴を備えたレシプロ式エキスパンダで製造し
たエキスパンド格子は、従来の1枚刃による製造速度の
遅いレシプロ式エキスパンダで製造したエキスパンド格
子と同等、あるいは同等以上の寿命性能を備えることが
できた。この理由の詳細は不明であるが、上記(1)〜
(3)の特徴によって、鉛シートの切断、展開時に鉛シ
ートに加わる応力の分布が適当なものとなり、エキスパ
ンド格子の結晶学的構造が腐食に対する耐性を保つこと
ができたのではないかと思われる。なお、前述の鉛シー
トとは鉛または鉛合金からなるシートのことを指す。
【0022】
【実施例】図5に示したような12段の側面4aを備え
たレシプロ式エキスパンド格子製造装置の上刃金具4の
各側面4aに、各種上刃3(図5では図示省略)を取り
付けた。上刃3には1枚または2枚の刃が備えられる。
各種刃の詳細を表1〜3に示す。左端列の1〜12はレ
シプロ式エキスパンド格子製造装置の段を示し、最上行
の0〜8は本実施例での試験番号を示した。表内の数値
は刃の高さ(mm)を示す。
たレシプロ式エキスパンド格子製造装置の上刃金具4の
各側面4aに、各種上刃3(図5では図示省略)を取り
付けた。上刃3には1枚または2枚の刃が備えられる。
各種刃の詳細を表1〜3に示す。左端列の1〜12はレ
シプロ式エキスパンド格子製造装置の段を示し、最上行
の0〜8は本実施例での試験番号を示した。表内の数値
は刃の高さ(mm)を示す。
【0023】なお、表1は上刃3の高さの差dを検討し
たものであり、表2は各段の上刃の高さが異なる段数の
影響を示したものであり、表3は各段に備えられた上刃
の高い方の刃の高さの変化について検討したものであ
る。
たものであり、表2は各段の上刃の高さが異なる段数の
影響を示したものであり、表3は各段に備えられた上刃
の高い方の刃の高さの変化について検討したものであ
る。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】試験をしたシートは、厚み1.8mm、合
金組成Pb−0.06%Ca-2%Sn-0.005%A
lの鉛合金シートであり、これは、厚み約12mmの連
続鋳造スラブを、連続的に並ぶ一対のローラで圧延して
得た。展開速度は、500回/分、1枚刃のものの送り
ピッチはマス目ピッチの1.5倍である30mmとし、
2枚刃のものの送りピッチはマス目ピッチの2.5倍で
ある50mmとした。また、各段での刻み幅は1.8m
mとした。この方法でエキスパンド加工をしたエキスパ
ンド格子のマス目1aの形状を観察した結果を表4〜6
に示す。
金組成Pb−0.06%Ca-2%Sn-0.005%A
lの鉛合金シートであり、これは、厚み約12mmの連
続鋳造スラブを、連続的に並ぶ一対のローラで圧延して
得た。展開速度は、500回/分、1枚刃のものの送り
ピッチはマス目ピッチの1.5倍である30mmとし、
2枚刃のものの送りピッチはマス目ピッチの2.5倍で
ある50mmとした。また、各段での刻み幅は1.8m
mとした。この方法でエキスパンド加工をしたエキスパ
ンド格子のマス目1aの形状を観察した結果を表4〜6
に示す。
【0028】
【表4】
【0029】
【表5】
【0030】
【表6】
【0031】すなわち、階段状に配置された各段の上刃
の刃先の高さが全段の半分以上において各段の刃の少な
くとも1つで相違し、その高さの差が、各段の高い側の
刃物の、刃先の高さの1〜20%とすることで、マス目
の大きさのばらつきを小さくすることができた。さら
に、概刃先の高さの差を5〜15%とすることで、マス
目の大きさのばらつきをなくすことができた。
の刃先の高さが全段の半分以上において各段の刃の少な
くとも1つで相違し、その高さの差が、各段の高い側の
刃物の、刃先の高さの1〜20%とすることで、マス目
の大きさのばらつきを小さくすることができた。さら
に、概刃先の高さの差を5〜15%とすることで、マス
目の大きさのばらつきをなくすことができた。
【0032】参考として、検討番号1の方法で製造した
エキスパンド格子を図7に、検討番号4の方法で製造し
たエキスパンド格子を図8に示す。
エキスパンド格子を図7に、検討番号4の方法で製造し
たエキスパンド格子を図8に示す。
【0033】これらのエキスパンド格子を用いて鉛蓄電
池を試作し、その寿命性能を確認した。上記のように得
たエキスパンド格子を、一対のローラでプレスして厚さ
3.7mmとし、これに所定の正極ペーストを充填し、
所定幅で切断、集電耳部の打ち抜き形成を施した。この
ようにして、得られた充填済み格子を所定の熟成乾燥工
程を施して未化成の正極板を得た。ここで、正極ペース
トには、鉛粉、鉛丹および短繊維を希硫酸および水で混
練したものを用いた。
池を試作し、その寿命性能を確認した。上記のように得
たエキスパンド格子を、一対のローラでプレスして厚さ
3.7mmとし、これに所定の正極ペーストを充填し、
所定幅で切断、集電耳部の打ち抜き形成を施した。この
ようにして、得られた充填済み格子を所定の熟成乾燥工
程を施して未化成の正極板を得た。ここで、正極ペース
トには、鉛粉、鉛丹および短繊維を希硫酸および水で混
練したものを用いた。
【0034】負極板には、通常のエキスパンド格子を用
いてシート厚み1mmの鉛合金(Pb-0.1%Ca-
0.5%Sn−0.003%Al)を展開し、厚み1.
7mmにプレスしたものを用いた。これに、所定の負極ペ
ーストを充填後、通常の熟成・乾燥工程を経て、未化成
の負極板を得た。ここで、負極ペーストには鉛粉、リグ
ニン、バリウム化合物、カーボンなどを希硫酸および水
で混練したものを用いた。
いてシート厚み1mmの鉛合金(Pb-0.1%Ca-
0.5%Sn−0.003%Al)を展開し、厚み1.
7mmにプレスしたものを用いた。これに、所定の負極ペ
ーストを充填後、通常の熟成・乾燥工程を経て、未化成
の負極板を得た。ここで、負極ペーストには鉛粉、リグ
ニン、バリウム化合物、カーボンなどを希硫酸および水
で混練したものを用いた。
【0035】このようにして得た正負極板と微細ガラス
繊維を主体とした吸液性を備えたリテーナマットとを交
互に積層し、正極4枚、負極5枚のエレメントを得た。
このエレメントをストラップおよびセル間接続を構成
し、これら6個を一つのABS製電槽に納めた後、蓋を
接着した。その後、蓋上部の孔より希硫酸を注液し、制
御弁をとりつけ、その弁を押さえるべく上蓋を超音波溶
着してから電槽化成を施し、公称電圧12V公称容量1
0Ah(20時間率)の制御弁式蓄電池を得た。
繊維を主体とした吸液性を備えたリテーナマットとを交
互に積層し、正極4枚、負極5枚のエレメントを得た。
このエレメントをストラップおよびセル間接続を構成
し、これら6個を一つのABS製電槽に納めた後、蓋を
接着した。その後、蓋上部の孔より希硫酸を注液し、制
御弁をとりつけ、その弁を押さえるべく上蓋を超音波溶
着してから電槽化成を施し、公称電圧12V公称容量1
0Ah(20時間率)の制御弁式蓄電池を得た。
【0036】これらの電池を、JIS C 8702−
1記載のフロート寿命試験に供した。すなわち、温度2
5℃で、セル当たり2.275V、電池当たり13.6
5Vで充電するもので、2ヶ月毎に2.5Aの定電流で
セル当たり1.7V(電池当たり10.2V)に至るま
で放電し、その放電容量を確認するものである。なお、
放電容量が公称容量の半分(本実施例では5Ah)にな
った時点を寿命とした。試験結果を表1〜3に示す。す
なわち、表1〜3の寿命欄に示したように、本発明によ
る、階段状に配置された各段の上刃の刃先の高さが全段
の半分以上において各段の刃の少なくとも1つで相違
し、その高さの差が、各段の高い側の刃物の、刃先の高
さの1〜20%とすることで、さらに、概刃先の高さの
差を5〜15%とすることで、また、さらに、各段の2
枚の刃3a、3bの高い方の刃先の高さが、シート進行
方向に沿って最上流側および最下流側の段の刃物を除い
て、連続的もしくは段階的に低くすることで、検討番号
0番の寿命性能と同等または同等以上の寿命性能を達成
することが可能になった。
1記載のフロート寿命試験に供した。すなわち、温度2
5℃で、セル当たり2.275V、電池当たり13.6
5Vで充電するもので、2ヶ月毎に2.5Aの定電流で
セル当たり1.7V(電池当たり10.2V)に至るま
で放電し、その放電容量を確認するものである。なお、
放電容量が公称容量の半分(本実施例では5Ah)にな
った時点を寿命とした。試験結果を表1〜3に示す。す
なわち、表1〜3の寿命欄に示したように、本発明によ
る、階段状に配置された各段の上刃の刃先の高さが全段
の半分以上において各段の刃の少なくとも1つで相違
し、その高さの差が、各段の高い側の刃物の、刃先の高
さの1〜20%とすることで、さらに、概刃先の高さの
差を5〜15%とすることで、また、さらに、各段の2
枚の刃3a、3bの高い方の刃先の高さが、シート進行
方向に沿って最上流側および最下流側の段の刃物を除い
て、連続的もしくは段階的に低くすることで、検討番号
0番の寿命性能と同等または同等以上の寿命性能を達成
することが可能になった。
【0037】本実施例の他、各種上刃の形状、刃の高
さ、上刃金具の段数、鉛シート組成、鉛シート厚み等の
製造条件を変更しても同様の試験結果が得られた。ま
た、上記実施例では2枚刃について説明したが、刃の数
を2枚以上としても同様の効果が得られた。その例とし
て、表7および8に刃の数を3枚とした結果を示す。こ
こで、表7には、各段の刃の高さおよび前述と同様の電
池試験をおこなった結果を示した。また、表8では、エ
キスパンドをおこなった格子マス目の状態を示した。
さ、上刃金具の段数、鉛シート組成、鉛シート厚み等の
製造条件を変更しても同様の試験結果が得られた。ま
た、上記実施例では2枚刃について説明したが、刃の数
を2枚以上としても同様の効果が得られた。その例とし
て、表7および8に刃の数を3枚とした結果を示す。こ
こで、表7には、各段の刃の高さおよび前述と同様の電
池試験をおこなった結果を示した。また、表8では、エ
キスパンドをおこなった格子マス目の状態を示した。
【0038】
【表7】
【0039】
【表8】
【0040】表8によると、各段の刃の数を3枚とした
場合でも、本発明によって、格子マス目の大きさのばら
つきを低減もしくはなくすことができた。
場合でも、本発明によって、格子マス目の大きさのばら
つきを低減もしくはなくすことができた。
【0041】表7の寿命試験結果によると、3枚刃にお
いても、2枚刃と同様に、本発明によって、検討番号0
番の寿命性能と同等または同等以上の寿命性能を達成す
ることが可能になった。
いても、2枚刃と同様に、本発明によって、検討番号0
番の寿命性能と同等または同等以上の寿命性能を達成す
ることが可能になった。
【0042】なお、表1に示した刃物の列は、それぞれ
1枚の刃としても良いが、この場合、各段について2個
の上刃3を刃3aの刃先の高さだけ相違するように取り
付ける必要があり、この取り付け調整が面倒なものにな
る可能性がある。そこで、2枚の刃物が一体となった形
状(図3)を用いることで、面倒な調整をなくすことが
可能になる。
1枚の刃としても良いが、この場合、各段について2個
の上刃3を刃3aの刃先の高さだけ相違するように取り
付ける必要があり、この取り付け調整が面倒なものにな
る可能性がある。そこで、2枚の刃物が一体となった形
状(図3)を用いることで、面倒な調整をなくすことが
可能になる。
【0043】また、上記実施形態では、鉛シート1の両
側に展開部を形成する場合について説明したが、上刃金
具4の片側にのみ階段状の側面4aを形成し、ここに上
刃3を取り付けることにより、鉛シート1に片側の展開
部だけを形成することもできる。
側に展開部を形成する場合について説明したが、上刃金
具4の片側にのみ階段状の側面4aを形成し、ここに上
刃3を取り付けることにより、鉛シート1に片側の展開
部だけを形成することもできる。
【0044】また、上記実施形態では、メッシュ横ピッ
チ×高さが20×平均8mmのものについて説明した
が、この他、20×平均10mmおよび40×平均14
mmのものについても同様の結果が得られた。すなわ
ち、本発明はこのメッシュサイズに限定されるものでは
ない。
チ×高さが20×平均8mmのものについて説明した
が、この他、20×平均10mmおよび40×平均14
mmのものについても同様の結果が得られた。すなわ
ち、本発明はこのメッシュサイズに限定されるものでは
ない。
【0045】また、上記実施形態では、鉛シート1のマ
ス目1aの形状が長六角形(ダイアモンド形)である場
合について説明したが、このマス目形状は特に限定され
ない。しかも、端部を除いたマス目1aの形状が全て同
じである必要もない。例えば、本実施形態では、各段の
上刃3について、刃先の形状が同じ2枚の刃3a,3b
を高さだけを相違させる場合について示したが、刃先の
形状の異なる刃を高さも相違させるようにすれば、隣接
するマス目1aの形状が異なるようになる。
ス目1aの形状が長六角形(ダイアモンド形)である場
合について説明したが、このマス目形状は特に限定され
ない。しかも、端部を除いたマス目1aの形状が全て同
じである必要もない。例えば、本実施形態では、各段の
上刃3について、刃先の形状が同じ2枚の刃3a,3b
を高さだけを相違させる場合について示したが、刃先の
形状の異なる刃を高さも相違させるようにすれば、隣接
するマス目1aの形状が異なるようになる。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電池用格子の製造装置によれば、レシプロ式エキスパ
ンド格子の製造速度を高めたままで、エキスパンド格子
の耐食性を改善しうる格子の製造装置を提供することが
できる。
の電池用格子の製造装置によれば、レシプロ式エキスパ
ンド格子の製造速度を高めたままで、エキスパンド格子
の耐食性を改善しうる格子の製造装置を提供することが
できる。
【図1】 レシプロ式エキスパンダの斜視図
【図2】 エキスパンド格子
【図3】 2枚の刃を備えた上刃
【図4】 従来の2枚刃で製造したエキスパンド格子
【図5】 レシプロ式エキスパンダの平面図
【図6】 レシプロ式エキスパンダの平面拡大図
【図7】 エキスパンド格子
【図8】 エキスパンド格子
1 鉛シート
1a マス目
2 下刃金具
2a 下刃金具の側面
3 上刃
3a 刃(上流側)
3b 刃(下流側)
4 上刃金具
4a 上刃金具の側面
Claims (3)
- 【請求項1】 間欠移動する鉛合金シート上で、端部か
ら順にこの合金シートの進行方向に沿って階段状に配置
された複数の上刃を上下動させることにより、この金属
シートに切り込みを入れると同時に押し広げ、シート中
央部または端部に未展開部を残してマス目を網状に形成
する蓄電池用格子の製造装置において、 階段状に配置された各段の前記上刃が、金属シートの進
行方向に沿って並んだ2枚以上の刃を備えると共に、 これら各段の上刃における2枚以上の刃の刃先の高さ
が、全段の半分以上において、各段の刃の少なくとも1
つで相違し、 その高さの差が、各段の高い側の刃物の刃先の高さの1
〜20%であることを特徴とする蓄電池用格子の製造装
置。 - 【請求項2】 シート進行方向に沿って、最終もしくは
最初の段に備えられた上刃を除いて、各段に備えられた
2枚以上の刃を備えた上刃の最も高い刃の高さが、シー
ト進行方向に沿って連続的もしくは段階的に低くなって
いくことを特徴とする請求項1に記載の蓄電池用格子の
製造装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の製造装置を用い
て製造された蓄電池用格子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002036173A JP2003242984A (ja) | 2002-02-14 | 2002-02-14 | 蓄電池用格子の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002036173A JP2003242984A (ja) | 2002-02-14 | 2002-02-14 | 蓄電池用格子の製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003242984A true JP2003242984A (ja) | 2003-08-29 |
Family
ID=27778127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002036173A Withdrawn JP2003242984A (ja) | 2002-02-14 | 2002-02-14 | 蓄電池用格子の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003242984A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100564797B1 (ko) | 2004-08-18 | 2006-03-27 | 새한에너테크 주식회사 | 이차전지 제조용 절단기 |
WO2013018566A1 (ja) * | 2011-08-01 | 2013-02-07 | 新神戸電機株式会社 | エキスパンド格子製造装置 |
WO2014115357A1 (ja) * | 2013-01-22 | 2014-07-31 | 新神戸電機株式会社 | エキスパンド格子製造装置 |
-
2002
- 2002-02-14 JP JP2002036173A patent/JP2003242984A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100564797B1 (ko) | 2004-08-18 | 2006-03-27 | 새한에너테크 주식회사 | 이차전지 제조용 절단기 |
WO2013018566A1 (ja) * | 2011-08-01 | 2013-02-07 | 新神戸電機株式会社 | エキスパンド格子製造装置 |
JPWO2013018566A1 (ja) * | 2011-08-01 | 2015-03-05 | 新神戸電機株式会社 | エキスパンド格子製造装置 |
WO2014115357A1 (ja) * | 2013-01-22 | 2014-07-31 | 新神戸電機株式会社 | エキスパンド格子製造装置 |
JP5725267B2 (ja) * | 2013-01-22 | 2015-05-27 | 新神戸電機株式会社 | エキスパンド格子製造装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050208 |
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A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20051213 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070402 |