JP2003242815A - 超広角再帰反射パネルを用いた発光装置 - Google Patents

超広角再帰反射パネルを用いた発光装置

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JP2003242815A
JP2003242815A JP2002045194A JP2002045194A JP2003242815A JP 2003242815 A JP2003242815 A JP 2003242815A JP 2002045194 A JP2002045194 A JP 2002045194A JP 2002045194 A JP2002045194 A JP 2002045194A JP 2003242815 A JP2003242815 A JP 2003242815A
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Kouzo Oku
講三 奥
Yoshihiro Sato
義弘 佐藤
Minoru Sakagami
実 坂上
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ASAHIDO KK
SIGMA DENSHI KOGYO KK
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ASAHIDO KK
SIGMA DENSHI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内蔵した光源の光を外部に向けて超広角度の
範囲にわたって再帰反射し、発光面から出る光をどの角
度から見ても極めて良好に視認することができる超広角
再帰反射パネルを用いた発光装置の提供。 【解決手段】 透明パネルと、この透明パネルに沿って
設けられた光源と、前記透明パネルの裏面に設けられ、
略半面に金属膜が蒸着された多数の微小透明球及びこれ
ら微小透明球を単層に支持する支持体からなる微小球型
再帰反射層とからなり、前記透明パネルは、前記光源か
らの光をその内部で反射若しくは屈折させて該パネルの
内部に無数の方向に進む超広角光を生じさせ、前記再帰
反射層は、前記透明パネルの裏面に到達した超広角光を
発光装置外部に向けて再帰反射することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超広角再帰反射パ
ネルを用いた発光装置に関し、より詳しくは、内照型の
各種表示装置及び各種照明装置において、内蔵した光源
の光を外部に向けて超広角度の範囲にわたって再帰反射
し、発光面から出る光をどの角度から見ても極めて良好
に視認することができる超広角再帰反射パネルを用いた
発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光を光源に向けて再帰反射さ
せる再帰反射シートはよく知られており、この再帰反射
シートを道路標識、工事標識、看板等の表示面に設け
て、これら表示面の視認性を向上させることが行われて
いる。しかしながら、再帰反射シートは、光源から光を
受けたとき、その光源に向けて光を再帰反射するもので
あるため、夜間等において光源が全く無い場合にはその
視認性を発揮することができない。また、光源がある場
合でも、視認する場所が光源と異なる方向にあれば視認
性が著しく低下するという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
実情に鑑みてなされたもので、内照型の各種表示装置及
び各種照明装置において、内蔵した光源の光を外部に向
けて超広角度の範囲にわたって再帰反射し、発光面から
出る光をどの角度から見ても極めて良好に視認すること
ができる超広角再帰反射パネルを用いた発光装置の提供
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
透明パネルと、この透明パネルに沿って設けられた光源
と、前記透明パネルの裏面に設けられ、略半面に金属膜
が蒸着された多数の微小透明球及びこれら微小透明球を
単層に支持する支持体からなる微小球型再帰反射層とか
らなり、前記透明パネルは、前記光源からの光をその内
部で反射若しくは屈折させて該パネルの内部に無数の方
向に進む超広角光を生じさせ、前記再帰反射層は、前記
透明パネルの裏面に到達した超広角光を発光装置外部に
向けて再帰反射することを特徴とする超広角再帰反射パ
ネルを用いた発光装置である。
【0005】請求項2記載の発明は、前記発光装置が、
照明装置、発光標識、表示灯のうちのいずれかであるこ
とを特徴とする請求項1に記載の超広角再帰反射パネル
を用いた発光装置である。
【0006】請求項3記載の発明は、前記光源が、LE
Dであることを特徴とする請求項1に記載の超広角再帰
反射パネルを用いた発光装置である。
【0007】請求項4記載の発明は、前記光源は、マイ
クロコンピュータによってそれぞれの発光サイクルが制
御される複数色の光源からなることを特徴とする請求項
1に記載の超広角再帰反射パネルを用いた発光装置であ
る。
【0008】請求項5記載の発明は、略半面に金属膜が
蒸着された前記微小透明球は、真空容器内において被覆
対象である微小透明球の上方の耐熱性の蒸発容器に収容
された溶融蒸発源を加熱し、蒸発容器の底面からなる蒸
発面に形成された多数の微小な蒸発孔を通して、溶融蒸
発源の滴下を防止しつつ溶融蒸発源を蒸気化し、蒸発容
器と被覆対象との間に生成されたプラズマを用いて、溶
融蒸発源からの蒸発粒子をイオン化し、これを下方の被
覆対象の表面に上方から被着させて成膜するイオンプレ
ーティングにより製造されたものであることを特徴とす
る請求項1に記載の超広角再帰反射パネルを用いた発光
装置である。
【0009】請求項6記載の発明は、前記金属膜が、A
l,Ti,Ni,Cu,Au,Li,Inのうちのいず
れかからなることを特徴とする請求項1に記載の超広角
再帰反射パネルを用いた発光装置である。
【0010】請求項7記載の発明は、前記微小球型再帰
反射層は、前記微小透明球及び蓄光顔料を含む溶融合成
樹脂を前記透明パネルの裏面にシルクスクリーン印刷或
いは塗装して該合成樹脂を固化させたもの、又は、蓄光
顔料を含む微小球型再帰反射シートを透明パネルの裏面
に接着したものであることを特徴とする請求項1に記載
の超広角再帰反射パネルを用いた発光装置である。
【0011】請求項8記載の発明は、裏面に前記微小球
型再帰反射層を設けた前記透明パネルの端部を略90°
に湾曲し、この湾曲部から先の先端片の端面から前記光
源の光を入射させることを特徴とする請求項1に記載の
超広角再帰反射パネルを用いた発光装置である。
【0012】請求項9記載の発明は、前記微小球型再帰
反射層は所定パターンに形成されており、この微小球型
再帰反射層が設けられた透明パネルの裏面には、有彩色
の背面パネルが設けられていることを特徴とする請求項
1に記載の超広角再帰反射パネルを用いた発光装置であ
る。
【0013】請求項10記載の発明は、前記透明パネル
の表側に近接して有彩色透明の表面パネルを設けること
を特徴とする請求項1に記載の超広角再帰反射パネルを
用いた発光装置である。これらの発明を提供することに
より、上記課題を悉く解決する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について、図面
を参照しつつ説明する。図1は、本発明に係る超広角再
帰反射パネルを用いた発光装置を示す斜視図である。図
2は、図1に示す発光装置の分解斜視図である。図3
は、図1に示す発光装置の一部の概略断面図である。図
4は、図1における微小球型再帰反射層付近の構造を拡
大して示す断面図である。
【0015】本発明に係る超広角再帰反射パネルを用い
た発光装置(以下、発光装置と称する)(1)は、例え
ば、照明装置、発光標識、表示灯として利用することが
できる。この発光装置(1)は、透明パネル(2)と、
光源(3)と、微小球型再帰反射層(4)と、これらの
部材を収容保持するケース(5)とからなる。以下、こ
れら構成要素について、詳説する。
【0016】透明パネル(2)は、光源(3)の光を内
部に導き、その光をパネル(2)内部で反射若しくは屈
折させて該パネル(2)の内部に無数の方向に進む超広
角光を生じさせものである。この透明パネル(2)の形
状は特に限定されるものではないが、目的に応じて、例
えば、長方形、正方形、三角形等に形成することができ
る。その素材は透明であるならば特に限定されず、例え
ば、アクリル樹脂等の各種合成樹脂、ガラス等を採用す
ることができる。尚、透明パネル(2)は、できれば有
彩色に着色されていることが好ましい。有彩色にするこ
とで、発光装置は、多彩な色の光を放つことができる。
【0017】光源(3)は、透明パネル(2)に沿って
設けられる。図示例では、透明パネル(2)の側端面に
対向するように設けられている(図3参照)。光源
(3)の種類、数等も特に限定されないが、種類として
は、例えば、発光ダイオード(LED)を採用すること
ができ、その発光色は青、赤、緑のうち少なくともいず
れか一種を用いることができる。数は、一個であっても
よいが、できれば複数個設けられていることが好まし
く、複数色を用いる場合には、これらの色が交互に配置
されることが望ましい。また、この光源(3)は、周期
的に点滅を繰り返すようにしてもよいが、複数色の光源
(3)がマイクロコンピュータ(図示せず)によってそ
れぞれの発光サイクルが制御されるようにしてもよい。
尚、光源(3)を点灯したままにしてもよいことは勿論
である。
【0018】微小球型再帰反射層(4)は、透明パネル
(2)の裏面に到達した超広角光を発光装置(1)外部
に向けて再帰反射するものである。この微小球型再帰反
射層(4)は、透明パネル(2)の裏面に設けられる。
微小球型再帰反射層(4)は、図4に例示する如く、略
半面に金属膜(6)が蒸着された多数の微小透明球
(7)、及びこれら微小透明球(7)を少なくともその
裏側が埋め込まれるように、好ましくは全体が埋め込ま
れるように支持し且つ該微小透明球(7)を単層に支持
する透明の支持体(8)からなる。
【0019】微小透明球(7)の材質は特に限定される
ものではないが、例えば、ガラスを採用することができ
る。金属膜(6)の材質も特に限定されないが、例え
ば、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、ニッケル
(Ni)、銅(Cu)、金(Au)、リチウム(L
i)、インコネル(In)を挙げることができる。金属
膜(6)の蒸着方法としては、例えば、イオンプレーテ
ィング法を好適に採用することができる。イオンプレー
ティング法を用いた蒸着方法としては、例えば、特開2
000−336473号に開示された方法を採用するこ
とができる。
【0020】この開示方法では、略半面に金属膜(6)
が蒸着された前記微小透明球(7)は、真空容器内にお
いて被覆対象である微小透明球の上方の耐熱性の蒸発容
器に収容された溶融蒸発源を加熱し、蒸発容器の底面か
らなる蒸発面に形成された多数の微小な蒸発孔を通し
て、溶融蒸発源の滴下を防止しつつ溶融蒸発源を蒸気化
し、蒸発容器と被覆対象との間に生成されたプラズマを
用いて、溶融蒸発源からの蒸発粒子をイオン化し、これ
を下方の被覆対象の表面に上方から被着させて成膜する
イオンプレーティングにより製造される。尚、多数個設
けられる微小透明球(7)は、その全てにおいて裏側略
半面に金属膜(6)が形成されていることが望ましい
が、表側が幾分金属膜(6)に覆われているものがあっ
てもよい(図4参照)。
【0021】微小球型再帰反射層(4)は、金属膜
(6)を蒸着した微小透明球(7)を含む溶融合成樹脂
を透明パネル(2)の裏面に印刷或いは塗装して該合成
樹脂を固化させたものであってもよいし、又は、従来公
知の微小球型再帰反射シートを透明パネル(2)の裏面
に接着したものであってもよい。その印刷方法として
は、例えば、シルクスクリーン印刷等のスクリーン印刷
を挙げることができる。尚、前記溶融合成樹脂及び微小
球型再帰反射シートには、蓄光顔料が含まれていること
が望ましい。蓄光顔料を含めることにより、夜間光が無
い場所でも自己発光させることができる。
【0022】また、微小球型再帰反射層(4)は、透明
パネル(2)の裏面全体に設けられていてもよいが、文
字や図形を表す所定パターンに形成されていてもよい。
微小球型再帰反射シートを用いる場合には、該シートを
カッティングシートとすることにより、種々のパターン
の微小球型再帰反射層(4)を得ることができる。微小
球型再帰反射層(4)をこのような所定パターンに形成
する場合、微小球型再帰反射層(4)が設けられた透明
パネル(2)の裏面には、有彩色の背面パネル(12)
が設けられていることが好ましい。この背面パネル
(2)を設けることにより、文字や図形をくっきりと浮
かび上がらせ易くなるとともに、この発光装置は、より
多彩な色の光を放つことができる。尚、図3に示す例で
は、透明パネル(2)と背面パネル(12)が相互に離
れているが、これは微小球型再帰反射層(4)を実際よ
りも厚く図示したためであって、本来はこれらが相互に
接するか若しくは近接していることが好ましい。これら
を近接させることにより、文字や図形をよりくっきりと
浮かび上がらせることができる。
【0023】図1及び2において、符号(9)は光源
(3)の点滅周期の速度調整つまみであり、符号(1
0)は、光源(3)の点滅パターン切換えスイッチであ
り、符号(11)は電源スイッチである。また、符号
(13)は、透明パネル(2)の表側に近接して設けら
れる透明の表面パネルである。この表面パネル(13)
は、無色透明であってもよいが、できれば有彩色透明パ
ネルであることが好ましい。有彩色透明パネルとするこ
とにより、発光装置(1)は、より多彩な色の光を放つ
ことができる。
【0024】次に、本発明に係る発光装置(1)の動作
について説明する。まず、電源スイッチ(11)をオン
にする。すると、発光ダイオード等の多数の光源(3)
から出た光が、透明パネル(2)内に広角に入射する。
図示例では、光源(3)の光は透明パネル(2)の側端
面から入射する。透明パネル(2)内に入射した広角光
は、透明パネル(2)内部で幾度となく反射若しくは屈
折される。これにより、透明パネル(2)の内部に無数
の方向に進む超広角光が生じる。この超広角光は、透明
パネル(2)の裏面に到達すると、微小球型再帰反射層
(4)により、発光装置(1)外部に向けて再帰反射さ
れる。発光装置(1)外部に向けて放たれた光は超広角
光となるので、発光装置(1)の前方略180度の範囲
に放たれることになる。
【0025】従って、発光装置(1)が外部に放つ光
を、該発光装置(1)の前方略180度の全域に渡って
はっきりと視認することができる。また、微小球型再帰
反射層(4)が所定パターンに形成されている場合に
は、このパターンが表す文字や図形を、発光装置(1)
の前方略180度の全域に渡ってはっきりと視認するこ
とができる。
【0026】尚、本発明においては、図5に例示する如
く、裏面に微小球型再帰反射層(4)を設けた前記透明
パネル(2)の端部を略90°に湾曲し、その湾曲部か
ら先の先端片(20)の端面から光源(3)の光を入射
させてもよい。通常、湾曲部の外側面は円弧状に湾曲し
ている。この場合、光源(3)から放たれた光で、微小
球型再帰反射層(4)を設けた前記透明パネル(2)を
むらなく発光させることができる。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、透明パネルと、
この透明パネルに沿って設けられた光源と、前記透明パ
ネルの裏面に設けられ、略半面に金属膜が蒸着された多
数の微小透明球及びこれら微小透明球を単層に支持する
支持体からなる微小球型再帰反射層とからなり、前記透
明パネルは、前記光源からの光をその内部で反射若しく
は屈折させて該パネルの内部に無数の方向に進む超広角
光を生じさせ、前記再帰反射層は、前記透明パネルの裏
面に到達した超広角光を発光装置外部に向けて再帰反射
することを特徴とする超広角再帰反射パネルを用いた発
光装置であるから、以下の効果を奏する。すなわち、内
照型の各種表示装置及び各種照明装置において、内蔵し
た光源の光を外部に向けて超広角度の範囲にわたって再
帰反射し、発光面から出る光をどの角度から見ても極め
て良好に視認することができる。
【0028】請求項2記載の発明は、前記発光装置が、
照明装置、発光標識、表示灯のうちのいずれかであるこ
とを特徴とする請求項1に記載の超広角再帰反射パネル
を用いた発光装置であるから、実用性の高い発光装置と
することができる。
【0029】請求項3記載の発明は、前記光源が、LE
Dであることを特徴とする請求項1に記載の超広角再帰
反射パネルを用いた発光装置であるから、省エネルギー
化を図ることができるとともに、光源を交換する必要が
なくなる。
【0030】請求項4記載の発明は、前記光源は、マイ
クロコンピュータによってそれぞれの発光サイクルが制
御される複数色の光源からなることを特徴とする請求項
1に記載の超広角再帰反射パネルを用いた発光装置であ
るから、以下の効果を奏する。すなわち、複数色の光源
の発光がマイクロコンピュータによって制御されるの
で、光の色、強弱、点滅を周期的に変化させることがで
き、また、発光色を任意の色に固定することも可能とな
る。
【0031】請求項5記載の発明は、略半面に金属膜が
蒸着された前記微小透明球は、真空容器内において被覆
対象である微小透明球の上方の耐熱性の蒸発容器に収容
された溶融蒸発源を加熱し、蒸発容器の底面からなる蒸
発面に形成された多数の微小な蒸発孔を通して、溶融蒸
発源の滴下を防止しつつ溶融蒸発源を蒸気化し、蒸発容
器と被覆対象との間に生成されたプラズマを用いて、溶
融蒸発源からの蒸発粒子をイオン化し、これを下方の被
覆対象の表面に上方から被着させて成膜するイオンプレ
ーティングにより製造されたものであることを特徴とす
る請求項1に記載の超広角再帰反射パネルを用いた発光
装置であるから、均質な光を放ち且つ輝度の高い発光装
置を得ることができる。
【0032】請求項6記載の発明は、前記金属膜が、A
l,Ti,Ni,Cu,Au,Li,Inのうちのいず
れかからなることを特徴とする請求項1に記載の超広角
再帰反射パネルを用いた発光装置であるから、再帰性の
高い微小球型再帰反射層を得て輝度の高い発光装置を得
ることができる。
【0033】請求項7記載の発明は、前記微小球型再帰
反射層は、前記微小透明球及び蓄光顔料を含む溶融合成
樹脂を前記透明パネルの裏面にシルクスクリーン印刷或
いは塗装して該合成樹脂を固化させたもの、又は、蓄光
顔料を含む微小球型再帰反射シートを透明パネルの裏面
に接着したものであることを特徴とする請求項1に記載
の超広角再帰反射パネルを用いた発光装置であるから、
以下の効果を奏する。すなわち、微小透明球を含む溶融
合成樹脂の印刷或いは塗装、又は微小球型再帰反射シー
トの接着によって微小球型再帰反射層を設けるので、該
反射層の配設を容易かつ確実に行うことができる。ま
た、蓄光顔料を含むことにより、夜間光の無い場所でも
前記微小球型再帰反射層が自己発光することができる。
【0034】請求項8記載の発明は、裏面に前記微小球
型再帰反射層を設けた前記透明パネルの端部を略90°
に湾曲し、この湾曲部から先の先端片の端面から前記光
源の光を入射させることを特徴とする請求項1に記載の
超広角再帰反射パネルを用いた発光装置であるから、光
源から放たれた光で、微小球型再帰反射層を設けた透明
パネルをむらなく発光させることができる。
【0035】請求項9記載の発明は、前記微小球型再帰
反射層は所定パターンに形成されており、この微小球型
再帰反射層が設けられた透明パネルの裏面には、有彩色
の背面パネルが設けられていることを特徴とする請求項
1に記載の超広角再帰反射パネルを用いた発光装置であ
るから、以下の効果を奏する。すなわち、微小球型再帰
反射層を所定パターンに形成し、該微小球型再帰反射層
が設けられた透明パネルの裏面に有彩色の背面パネルを
設けることにより、微小球型再帰反射層のパターンが表
す文字や図形を、発光装置の前方略180度の全域に渡
ってはっきりと視認することができるとともに、この発
光装置は、より多彩な色の光を放つことができる。
【0036】請求項10記載の発明は、前記透明パネル
の表側に近接して有彩色透明の表面パネルを設けること
を特徴とする請求項1に記載の超広角再帰反射パネルを
用いた発光装置であるから、以下の効果を奏する。すな
わち、有彩色透明の表面パネルを設けることにより、発
光装置は、より多彩な色の光を放つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超広角再帰反射パネルを用いた発
光装置を示す斜視図である。
【図2】図1に示す発光装置の分解斜視図である。
【図3】図1に示す発光装置の概略断面図である。
【図4】図1における微小球型再帰反射層付近の構造を
拡大して示す断面図である。
【図5】本発明に係る発光装置の他の例を示す概略断面
図である。
【符号の説明】
1・・・・・超広角再帰反射パネルを用いた発光装置 2・・・・・透明パネル 3・・・・・光源 4・・・・・微小球型再帰反射層 6・・・・・金属膜 7・・・・・微小透明球 8・・・・・支持体
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 義弘 京都市南区久世中久世町1丁目103番地 シグマ電子工業株式会社内 (72)発明者 坂上 実 大阪市淀川区三津屋南3丁目8番−37号 株式会社朝日堂内 Fターム(参考) 2H042 EA07 EA15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明パネルと、この透明パネルに沿って
    設けられた光源と、前記透明パネルの裏面に設けられ、
    略半面に金属膜が蒸着された多数の微小透明球及びこれ
    ら微小透明球を単層に支持する支持体からなる微小球型
    再帰反射層とからなり、前記透明パネルは、前記光源か
    らの光をその内部で反射若しくは屈折させて該パネルの
    内部に無数の方向に進む超広角光を生じさせ、前記再帰
    反射層は、前記透明パネルの裏面に到達した超広角光を
    発光装置外部に向けて再帰反射することを特徴とする超
    広角再帰反射パネルを用いた発光装置。
  2. 【請求項2】 前記発光装置が、照明装置、発光標識、
    表示灯のうちのいずれかであることを特徴とする請求項
    1に記載の超広角再帰反射パネルを用いた発光装置。
  3. 【請求項3】 前記光源が、LEDであることを特徴と
    する請求項1に記載の超広角再帰反射パネルを用いた発
    光装置。
  4. 【請求項4】 前記光源は、マイクロコンピュータによ
    ってそれぞれの発光サイクルが制御される複数色の光源
    からなることを特徴とする請求項1に記載の超広角再帰
    反射パネルを用いた発光装置。
  5. 【請求項5】 略半面に金属膜が蒸着された前記微小透
    明球は、真空容器内において被覆対象である微小透明球
    の上方の耐熱性の蒸発容器に収容された溶融蒸発源を加
    熱し、蒸発容器の底面からなる蒸発面に形成された多数
    の微小な蒸発孔を通して、溶融蒸発源の滴下を防止しつ
    つ溶融蒸発源を蒸気化し、蒸発容器と被覆対象との間に
    生成されたプラズマを用いて、溶融蒸発源からの蒸発粒
    子をイオン化し、これを下方の被覆対象の表面に上方か
    ら被着させて成膜するイオンプレーティングにより製造
    されたものであることを特徴とする請求項1に記載の超
    広角再帰反射パネルを用いた発光装置。
  6. 【請求項6】 前記金属膜が、Al,Ti,Ni,C
    u,Au,Li,Inのうちのいずれかからなることを
    特徴とする請求項1に記載の超広角再帰反射パネルを用
    いた発光装置。
  7. 【請求項7】 前記微小球型再帰反射層は、前記微小透
    明球及び蓄光顔料を含む溶融合成樹脂を前記透明パネル
    の裏面にシルクスクリーン印刷或いは塗装して該合成樹
    脂を固化させたもの、又は、蓄光顔料を含む微小球型再
    帰反射シートを透明パネルの裏面に接着したものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の超広角再帰反射パネ
    ルを用いた発光装置。
  8. 【請求項8】 裏面に前記微小球型再帰反射層を設けた
    前記透明パネルの端部を略90°に湾曲し、この湾曲部
    から先の先端片の端面から前記光源の光を入射させるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の超広角再帰反射パネル
    を用いた発光装置。
  9. 【請求項9】 前記微小球型再帰反射層は所定パターン
    に形成されており、この微小球型再帰反射層が設けられ
    た透明パネルの裏面には、有彩色の背面パネルが設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載の超広角再帰
    反射パネルを用いた発光装置。
  10. 【請求項10】 前記透明パネルの表側に近接して有彩
    色透明の表面パネルを設けることを特徴とする請求項1
    に記載の超広角再帰反射パネルを用いた発光装置。
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