JP2003241728A - 画像表示装置、画像表示方法及びプログラム - Google Patents

画像表示装置、画像表示方法及びプログラム

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JP2003241728A
JP2003241728A JP2002042932A JP2002042932A JP2003241728A JP 2003241728 A JP2003241728 A JP 2003241728A JP 2002042932 A JP2002042932 A JP 2002042932A JP 2002042932 A JP2002042932 A JP 2002042932A JP 2003241728 A JP2003241728 A JP 2003241728A
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image data
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display
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JP2002042932A
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English (en)
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Ken Sakakibara
憲 榊原
Yoshihisa Tadokoro
善久 田處
Kishiki Miyazaki
貴識 宮崎
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示画面上に同時に複数の画像を表示すると
ともに、表示された画像の送信元を画像閲覧者が容易に
知ることを可能にする。 【解決手段】 複数の送信者にそれぞれ対応付けられた
複数の画像データ表示エリア(図2の14〜17)を備
えた画像表示装置1において、インターネット4を介し
て送信者(パーソナルコンピュータ3a〜3d)から送
られた画像データを受信し、受信された画像データの送
信者を特定する。そして、前記複数の画像データ表示エ
リアのうち、特定された送信者に対応する画像データ表
示エリアに、前記受信された画像データに基づく画像表
示を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示装置、画
像表示方法及びプログラムに関し、特に、通信回線を介
して複数の送信者から送られた各画像データをぞれぞれ
表示することが可能な画像表示装置、該画像表示装置に
適用される画像表示方法、及び該画像表示方法をコンピ
ュータに実行させるためのプログラムに関する。
【0002】上記画像表示装置は、例えば、インターネ
ットなどのネットワークに接続され、写真を主とする画
像を表示することのできるインターネット接続式フォト
フレーム(IPF)である。
【0003】
【従来の技術】従来、撮影されプリントされた写真を展
示する器具である、いわゆる「写真立て」(フォトフレ
ーム、フォトスタンドなどとも呼ばれる)が存在する。
この写真立てには通常、1枚の写真を保持して表示する
もの(広く一般に市販されており、また例えば特開平1
0−137089号公報、特開平11−137391号
公報などで提案された利用勝手を向上させたものもあ
る)のほかに、複数の写真を保持して表示するもの(フ
ァミリー写真立て、マルチフォトフレームなどとも呼ば
れる)が存在しており、広く市販されている。さらにそ
の応用形として写真の位置を変更する機構を具備したも
の(特開平9−204146号公報)が提案されてい
る。
【0004】一方で、近年の情報通信技術を写真立てに
応用し、新しい付加価値を提供しようとして提案されて
いる全く新しいタイプの写真立てとして、いわゆるイン
ターネット接続式フォトフレーム(Internet Photo Fra
me、以下「IPF」と呼ぶ)がある。IPFは、自らが
具備する通信手段を用いてインターネットに接続する機
能を有した電子式写真立てであり、インターネット等の
通信回線網を介して、遠隔地に所在する第1のユーザ
が、同じく遠隔地に存在するIPF制御用サーバ装置等
を経由して、写真データをIPFに送信したとき、これ
を受信して、内蔵の液晶ディスプレイ等に表示する装置
である。IPFの所在地に所在する第2のユーザは、I
PFによって、遠隔地に所在する第1のユーザから送ら
れた写真を、自動的に入手して見ることができる。な
お、第1のユーザからIPF制御用サーバ装置等に対す
る写真データの送信は、別のIPFを用いたり、あるい
はパーソナルコンピュータを用いたりして行われる。I
PFの代表例としては、米国Ceiva Logic, LLC社が製造
販売中のCeiva(商品名)があり、その仕様などは
2000年9月11日現在、インターネット上のサイト
www.ceiva.comにおいて公開されている。
【0005】なおIPFとは別に、従来、パーソナルコ
ンピュータやインターネット専用情報端末、インターネ
ット接続機能内蔵テレビ受像機などの端末装置は、イン
ターネットなどの通信回線網に接続して様々な機能を実
現でき、その機能の一つとして、写真などの画像を受信
して画面上に表示することもできる。なおインターネッ
ト接続機能内蔵テレビ受像機では、インターネット接続
機能部がテレビ受像機の外付け筐体となっている場合も
ある。
【0006】これらの端末装置は、本来様々な機能を具
備しており、写真などの画像を画面上に表示することに
用いられたとしても、当該端末装置のユーザの指示によ
り、その写真画像の表示を停止したり、別の情報画面を
表示して、その結果写真画像が表示されなくなったりす
ることが一般的である。したがって、当該端末装置をI
PFのように使用して、遠隔地に所在する第1のユーザ
が、当該端末装置付近に所在する第2のユーザにインタ
ーネットを介して写真を送っても、その写真画像の画面
上への表示について第1のユーザは関知することはでき
ない。
【0007】ところがIPFは、サーバ装置経由で受信
した画像を表示する機能しか持たず、他の画像表示など
を行うことはないため、画像を送信した第1のユーザに
とっては、自らが送信した画像がIPFの画面上に必ず
表示されている筈である、と実感できる安心感がある。
また、IPFは「写真立て」としての外観を持ち、パー
ソナルコンピュータやテレビ受像機では得られない装飾
性を提供でき、リビングルームや本棚などへの設置に適
するという特徴や、原則的に操作が不要であるので、パ
ーソナルコンピュータやインターネット専用端末などの
操作を行なうことのできない高齢者などのユーザでも問
題なく写真画像を受信して楽しめるという特徴も持つ。
【0008】このように、IPFは、従来の写真立て器
具では勿論のこと、パーソナルコンピュータ、インター
ネット専用情報端末、インターネット接続機能内蔵テレ
ビ受像機などでも実現不可能な、様々なメリットを提供
し得る装置である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のIPF(インターネット接続式フォトフレーム)
は、下記の2つの問題点を有する。
【0010】第1の問題点として、従来のIPFは、そ
の内部メモリーに複数の画像を記憶できるものの、表示
画面上に同時に複数の画像を表示することはできず、一
度に1つの画像しか表示することができない。すなわ
ち、複数の画像がその内部メモリーに記憶されていて
も、その複数の画像の中からユーザが手動で選択した1
つの画像だけ、またはスライドショウ(順次表示)機能
を用いて自動的に順次選択された1つの画像だけが画面
上に表示される。
【0011】第2の問題点として、従来のIPFでは、
複数の異なるユーザが1台のIPFに画像を送信するこ
とができるが、こうした送信が行われた場合に、IPF
のユーザ(受信画像の閲覧者)は各画像がどの画像デー
タ送信者から送信されたものであるのかを知ることがで
きない。すなわち、予め画像送信者としてサーバ装置に
利用者登録を行うことにより、複数の画像送信者が画像
データを一台のIPFに対してサーバ装置経由で送信す
ることが可能であり、各画像送信者が画像データを一つ
のIPFに対して送信した場合、IPFのユーザ(受信
画像の閲覧者)は各画像の送信元を知ることができなか
った。
【0012】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、表示画面上に同時に複数の画像を表示
することを実現した画像表示装置、画像表示方法及びプ
ログラムを提供することを第1の目的とする。
【0013】また、画像表示装置に表示された画像の送
信元を画像閲覧者が容易に知ることを可能にした画像表
示装置、画像表示方法及びプログラムを提供することを
第2の目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明によれば、通信回線を介して複
数の送信者から送られた各画像データを受信する受信手
段と、前記複数の送信者にそれぞれ対応付けられた複数
の画像データ表示エリアと、前記受信手段によって受信
された画像データの送信者を特定する特定手段と、前記
複数の画像データ表示エリアのうち、前記特定手段によ
って特定された送信者に対応する画像データ表示エリア
に、前記受信手段によって受信された画像データに基づ
く画像表示を行う第1の表示制御手段とを有することを
特徴とする画像表示装置が提供される。
【0015】請求項6記載の発明によれば、画像データ
を作成する作成手段と、前記複数の画像データ表示エリ
アの少なくとも1つに、前記作成手段によって作成され
た画像データに基づく画像表示を行う第2の表示制御手
段とを更に有することを特徴とする請求項1記載の画像
表示装置が提供される。
【0016】また、請求項9記載の発明によれば、複数
の送信者にそれぞれ対応付けられた複数の画像データ表
示エリアを備えた画像表示装置に適用される画像表示方
法において、通信回線を介して送信者から送られた画像
データを受信する受信ステップと、前記受信ステップに
よって受信された画像データの送信者を特定する特定ス
テップと、前記複数の画像データ表示エリアのうち、前
記特定ステップによって特定された送信者に対応する画
像データ表示エリアに、前記受信ステップによって受信
された画像データに基づく画像表示を行う第1の表示制
御ステップとを有することを特徴とする画像表示方法が
提供される。
【0017】また、請求項10記載の発明によれば、複
数の送信者にそれぞれ対応付けられた複数の画像データ
表示エリアを備えた画像表示装置に適用される画像表示
方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムに
おいて、前記画像表示方法が、通信回線を介して送信者
から送られた画像データを受信する受信ステップと、前
記受信ステップによって受信された画像データの送信者
を特定する特定ステップと、前記複数の画像データ表示
エリアのうち、前記特定ステップによって特定された送
信者に対応する画像データ表示エリアに、前記受信ステ
ップによって受信された画像データに基づく画像表示を
行う第1の表示制御ステップとを有することを特徴とす
るプログラムが提供される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0019】図1は、本発明に係る画像表示システムの
一実施の形態の全体構成を示す図である。
【0020】図において、1は画像表示装置、2はサー
バ装置、3a〜3dはパーソナルコンピュータであり、
これらはそれぞれISP(インターネットサービスプロ
バイダ)を介してインターネット(TCP/IPプロト
コル網)4に接続されている。なお、サーバ装置2はI
SPの内部に設置される場合もある。画像表示装置1
は、画像送信者のパーソナルコンピュータ(通信端末装
置)からインターネット(通信回線)4およびサーバ装
置2を介して送信された画像データを受信し表示するイ
ンターネット接続式フォトフレーム(Internet Photo F
rame)である。
【0021】次に画像表示装置1を説明する。
【0022】図2は、画像表示装置1の外観を示す正面
図であり、図3は同装置の背面図であり、図4は同装置
の主要構成部品の配置構成を示す図であり、図5は同主
要構成部品が組み合わされた場合の側面図である。
【0023】図中11は木製のフレーム本体枠である。
フレーム本体枠11の表面には装飾性を考慮して塗装処
理が施されている。12は透明な装飾ガラスであり、こ
れを通して装置正面からレイアウトフレーム13が見え
る。レイアウトフレーム13は厚手のボール紙からな
り、孔14〜17が設けられている。孔14〜17の形
状はそれぞれ長方形で、同一のサイズとなっている。
【0024】18は電子機器部であり、その前面には液
晶ディスプレイ19を具備し、液晶ディスプレイ19の
背後に各種電子部品を搭載するプリント基板(図示せ
ず)が接着され、電子機器部18として一体化してい
る。なお、プリント基板の後部には電源コード接続ソケ
ット110および電話回線接続モジュラージャック11
1を具備している。112は発泡スチロールから成るス
ペーサであり、電子機器部18の外周に位置して電子機
器部18を外部の振動等から保護する役割を果たす。
【0025】113はフレーム後部蓋であり、複数の木
ネジ114によってフレーム本体枠11に固定される。
なお、フレーム後部蓋113には電源コード接続用ソケ
ット用孔115および電話回線接続モジュラージャック
用孔116が設けられており、画像表示装置1の後部よ
りフレーム後部蓋113を通じて、プリント基板の電源
コード接続ソケット110および電話回線接続モジュラ
ージャック111に対応コードを接続することができ
る。また、フレーム後部蓋113には蝶番117を介し
て装置支持部118が設けられており、装置支持部11
8を、蝶番117を支点にして回転させて、画像表示装
置1をユーザの所望する角度に傾斜させて台上に設置す
ることができる。119は通風口であり、通風口119
を介して外気が取り入れられ、画像表示装置1の設置場
所の温度および湿度が測定される。
【0026】これらの図で示される通り、画像表示装置
1のユーザは、同装置が具備する液晶ディスプレイ19
の画面のうち、レイアウトフレーム13の各孔14〜1
7を通じて正面から見える部分のみを視認することが可
能であり、こうした各孔14〜17を通じて視認できる
液晶ディスプレイ19の画面部位が、後述の画像データ
表示エリアとなる。
【0027】図6は画像表示装置1の電子機器部18の
内部構成を示すブロック図である。本電子機器部18は
データバスDB及びシステムバスSBを備えている。
【0028】図中51はネットワークインタフェースで
あり、このネットワークインタフェース51は上記各バ
スとの間での各種データの授受及び外部ネットワークと
の各種通信制御を行う。本実施の形態においては外部ネ
ットワークはインターネット網(TCP/IPプロトコ
ル網)であり、ネットワークインタフェース51は、イ
ンターネット網接続サービスを提供するISP(インタ
ーネットサービスプロバイダ)と接続するためのモデム
(変復調装置)およびNCU(ネットワークコントロー
ルユニット)を内部に具備している。
【0029】52は電子機器部18全体の制御を行うC
PUである。53は上記バスシステムを構成するバスコ
ントローラ、54はビット変換器であり、いずれもCP
U52の周辺回路として動作する。
【0030】55はROM、56はRAMであり、RA
M56に液晶ディスプレイ19に表示すべき複数の画像
データを記憶する。57はディスプレイコントローラで
あり、このディスプレイコントローラ57から送出され
る画像データが液晶ディスプレイ19に表示される。
【0031】58は画像データの復号化を行うデコーダ
であり、本実施の形態ではJPEG方式及びMPEG方
式の圧縮画像復号化を行う。
【0032】510はリアルタイムクロックであり、現
在の日時に関する情報を管理している。
【0033】511は環境センサであり、画像表示装置
1の周辺の気温および湿度の測定を行う電子式センサを
その内部に備えている。
【0034】59は電源部であり、電子機器部18の各
部に対して給電を行なう。
【0035】図7は、サーバ装置2の内部ソフトウェア
構成を示すブロック図である。
【0036】サーバ装置2に含まれるソフトウェアは、
C++言語などを用いて開発されたソフトウェアプログ
ラムおよび既存のソフトウェアプログラムを含み、OS
(Operating System)としてWindows(登録商
標)NT(米国マイクロソフト社の登録商標)を採用し
ている。
【0037】図7において、71はサーバマネージャ
部、72は動的Webサーバ部、73はTCP/IPプ
ロトコルDLL部、74はネットワークドライバ部、7
5はOS部、76はデータベースコネクタ部、77はデ
ータベース部である。またデータベース部77はユーザ
データベース78およびユーザ画像データベース79か
ら構成される。
【0038】つぎに、画像表示装置1の動作について説
明する。
【0039】なお本画像表示システムにおいて、インタ
ーネット4を介してサーバ装置2に接続できる画像表示
装置1およびパーソナルコンピュータ3a〜3dの台数
には特に制限がないが、以下では説明を簡略化するため
に、画像表示装置1が1台、パーソナルコンピュータ3
a〜3dが4台、インターネット4を介してサーバ装置
2に接続され、4人の画像データ送信者が、パーソナル
コンピュータ3a〜3dをそれぞれ使用して、サーバ装
置2を介して1台の画像表示装置1へ画像データを送信
する場合の動作について説明する。
【0040】なお通常、画像表示装置1は、これを購入
するなどして入手したユーザ(以下「ユーザ」という)
の自宅内に設置される。画像データ送信者はそれぞれ、
当該ユーザの自宅から遠く離れた地域に居住していてユ
ーザに面会する機会が少ない人達、例えば、単身赴任中
のユーザの配偶者や遠隔地に住むユーザの子弟、親しい
親類、ユーザの親しい友人などである。遠隔地に居住し
面会する機会が少ないがユーザとの結びつきを親密に保
つために、ユーザからの依頼に基き、自身や自身と同居
する家族、それらの近況等を撮影した写真などの画像デ
ータを、各自のパーソナルコンピュータを使用して送信
し、ユーザの所有する画像表示装置1に表示させるとい
うのが、本画像表示システムの一般的な利用形態であ
る。
【0041】まず動作説明の前に、ユーザと画像データ
送信者との間の関係付けがどのように行なわれるかにつ
いて説明する。
【0042】画像表示装置1の製造事業者は、製造工場
において本装置を製造する過程において、本装置の1台
ごとに、互いに異なる固有の値であるシリアルナンバー
(装置認識コードとも呼ぶ)を決定し、このシリアルナ
ンバーをROM55に記録する。従って、このシリアル
ナンバーは本装置の工場出荷後に変更することはできな
い。
【0043】また、この事業者はシリアルナンバーの決
定と同時に、当該シリアルナンバーを付与された画像表
示装置1へ画像データを送信することのできる4人の画
像データ送信者に関する画像送信者用IDおよび初期パ
スワードを決定する。そして、4人分の画像送信者用I
Dおよび初期パスワードを記載した文書を作成し、画像
表示装置1の梱包箱に同梱する。
【0044】図9は、画像表示装置1の梱包箱に同梱さ
れた文書の一例を示す図である。
【0045】この文書には、画像表示装置のシリアルナ
ンバー欄91、画像送信者用ID欄92、初期パスワー
ド欄93、及び画像表示装置欄94が設けられる。画像
表示装置欄94には、後述するように、レイアウトフレ
ーム13の孔14〜17のいずれかを示す情報が記載さ
れる。
【0046】この文書の内容は、サーバ装置2の管理者
に対しても通知される。サーバ装置2の管理運営は、画
像表示装置1の事業者によって行われるか、他の事業者
等によって行われる。
【0047】サーバ装置2の管理者は、通知された文書
内容を速やかに(画像表示装置1のユーザへの出荷以前
に)サーバ装置2に入力する。入力された文書内容はサ
ーバマネージャ部71の働きによりユーザデータベース
78に記録される。
【0048】このようにして、サーバ装置2には、図9
に示されるように、どの画像送信者用IDを用いて送ら
れた画像データを、どのシリアルナンバーを付与された
画像表示装置に送信すべきかを示す情報が、画像送信者
のパーソナルコンピュータ3a〜3dや画像表示装置1
との接続以前に予め格納される。
【0049】ユーザが画像表示装置1を購入するなどし
て画像表示装置1の設置を完了すると、ユーザは、同梱
されたIDリスト(図9に示される文書)に記された画
像送信者用IDおよび対応する初期パスワードを、画像
データの送信を依頼したい画像データ送信者に対して通
知する。通知する手段としては、例えば面会によって、
または電話を通じて口頭で伝えたり、ファックスや電子
メールによって伝えてもよい。なお、画像表示装置1が
具備する4つの画像データ表示エリアと4つの画像送信
者用IDとがそれぞれ対応するため、通知する際には、
例えば画像送信者Aから送られる画像データを4つの画
像データ表示エリアのうち左上の画像データ表示エリア
(孔14)に表示させたい場合には、画像送信者Aに対
して画像送信者用ID「00183A」と初期パスワー
ド「ABC123」とを与える。
【0050】画像送信者が4人いる場合には、それぞれ
の画像送信者に異なる画像送信者用IDおよび初期パス
ワードを与える。画像送信者が4人未満である場合に
は、一人の画像送信者に複数の画像送信者用IDおよび
初期パスワードを与え、同一画像送信者が複数の画像デ
ータ表示エリアに対して異なる画像データを送信するこ
とができるようにしてもよい。例えば、画像送信者A
に、4つの画像データ表示エリアのうち左上の画像デー
タ表示エリア(孔14)に画像データを送信してもら
い、画像送信者Bに、右上の画像データ表示エリア(孔
15)に画像データを送信してもらい、画像送信者Cに
は、残った左下および右下の両方の画像データ表示エリ
ア(孔16,17)に画像データを送信してもらいたい
場合には、画像送信者Aに、画像送信者用ID「001
83A」および初期パスワード「ABC123」を与
え、画像送信者Bに、画像送信者用ID「00183
B」および初期パスワード「DEF123」を与え、そ
して画像送信者Cに、画像送信者用ID「00183
C」および初期パスワード「GHI123」並びに画像
送信者用ID「00183D」および初期パスワード
「JKL123」を与える。
【0051】このようにして、画像送信者用ID等をユ
ーザから通知された画像送信者は、画像データをユーザ
に送信するための準備として、デジタルカメラで撮影し
た画像データや、イメージスキャナなどを用いてプリン
ト画像からデジタル化した画像データをオンライン(シ
リアルケーブル等を用いる)またはオフライン(小型メ
モリカードと同メモリカード用ドライブ等を用いる)の
いずれかの手段を用いてパーソナルコンピュータ3a〜
3dの記憶装置(図示せず)に一旦保存しておく。
【0052】つぎに、画像送信者がパーソナルコンピュ
ータを用いて画像データをサーバ装置2に送信し、これ
をサーバ装置2が受信する処理動作について、図8を参
照して説明する。
【0053】図8は、パーソナルコンピュータから送ら
れた画像データをサーバ装置2側で受信する処理の手順
を示すフローチャートである。
【0054】画像送信者は、前述のような画像データの
送信準備ができると、パーソナルコンピュータ3a〜3
dのうち対応するパーソナルコンピュータが具備するイ
ンターネット接続機能とWebブラウザを用いて、サー
バ装置2への接続を行い、画像送信者ログイン用Web
ページの表示を要求するコマンドをサーバ装置2へ送信
する。サーバ装置2の動的Webサーバ部72は、パー
ソナルコンピュータが具備するWebブラウザに表示で
きるWebページ(HTMLデータ)群を予め保有して
おり、パーソナルコンピュータからインターネット4を
介してログイン用Webページの表示要求を受信すると
(S81)、当該Webページの表示用HTMLデータ
をパーソナルコンピュータが具備するWebブラウザに
転送し(S82)、パーソナルコンピュータのユーザに
対して、画像送信者用IDと初期パスワードの入力を促
す。
【0055】パーソナルコンピュータのユーザがパーソ
ナルコンピュータのキーボードから、画像表示装置1の
ユーザから与えられた画像送信者用IDと初期パスワー
ドとを入力すると、その値はインターネット4、ネット
ワークドライバ部74、TCP/IPプロトコルDLL
部73、動的Webサーバ部72を介してサーバーマネ
ージャ部71に転送される(S83)。サーバマネージ
ャ部71はデータベースコネクタ部76を介して、ユー
ザデータベース78に既に格納されている画像送信者用
IDと初期パスワードとを入手し、パーソナルコンピュ
ータから送信された画像送信者用IDと初期パスワード
の値が、該入手したものの中に存在するか否かを判断す
るユーザログイン処理を行い(S84)、存在した場合
にはステップS85へ進み、存在しない場合にはステッ
プS82へ戻る。なお、画像送信者がサーバ装置2に少
なくとも初めて接続する際には前述のように初期パスワ
ードを用いるが、画像送信者自身の操作によって初期パ
スワードから別の文字列であるパスワードに変更可能で
あり、この変更後のパスワードを用いて認証を行うよう
にしてもよい。
【0056】ステップS85では、パーソナルコンピュ
ータのユーザに対して、画像データをサーバ装置2へ送
信するための画像データ送信用Webページ(HTML
データ)を送信する。これを受信したパーソナルコンピ
ュータのユーザは、受信した画像データ送信用Webペ
ージ(HTMLデータ)とWebブラウザの働きを用い
て、パーソナルコンピュータの記憶装置に一旦保存して
ある各種データファイルの中から、画像表示装置1への
表示を希望する画像データファイルを選択する。これに
よりパーソナルコンピュータから画像データがインター
ネット4、ネットワークドライバ部74、データベース
コネクタ部76を介してユーザ画像データベース79に
転送される。
【0057】パーソナルコンピュータから画像データを
受信すると(S86)、サーバマネージャ部71が、受
信した画像データをユーザ画像データベース79に保存
するとともに、その画像データを送信した画像送信者が
ログイン処理(S84)の際に使用した画像送信者用I
D、およびその画像データを受信した日時(サーバ装置
2のOS部75よりサーバマネージャ部71が取得す
る)をユーザ画像データベース79に保存する(S8
7)。なお、この保存処理の際には、画像送信者IDの
サフィックス部分(例えば00183AのA)を取り除
いたシリアルナンバー(00183)を求め、そのシリ
アルナンバー単位にデータベース・レコードを作成して
保存する。
【0058】図10は、ユーザ画像データベース79に
保存された画像送信者用ID、受信日時等から成るデー
タベース・レコードの一例を示す図である。
【0059】図中101は通番欄、102はシリアルナ
ンバー欄、103はサフィックス記号欄、104は画像
送信者ID欄、105は画像データファイル名欄、10
6は受信日時欄、107は送信済欄である。このよう
に、サーバ装置2のユーザ画像データベース79には、
複数の画像送信者から送信された画像データが、シリア
ルナンバーにより画像表示装置毎にまとめられて一旦蓄
積される。
【0060】次に、サーバ装置2が画像データを画像表
示装置1に送信し、それを画像表示装置1が受信し表示
する処理動作を、図11を参照して説明する。
【0061】図11は、サーバ装置2が画像データを画
像表示装置1に送信する処理の手順を示すフローチャー
トである。
【0062】本発明に係る画像表示システムにおいては
概念的に、画像送信者(パーソナルコンピュータ)から
サーバ装置2を介して画像表示装置1に画像データが送
信される。しかしながら、サーバ装置2から画像表示装
置1に対してインターネット4を介して画像データ等を
送信しようとしても、画像表示装置1が、ユーザの住居
内において電話機やファクシミリ受信機などと一般加入
電話回線を共用してブランチ接続されていることが多い
ため、サーバ装置2からその一般加入電話回線の加入者
番号に発呼しても画像表示装置1に対して個別着信させ
ることが困難である場合が多い。また画像表示装置1へ
の画像データの送信はそれほど緊急性を要求されない。
こうした事情から、実際の画像表示システムの動作とし
て、画像表示装置1が通常の設定において1日に1回の
頻度でインターネット4を介してサーバ装置2にアクセ
スし、前回(前日)のアクセス以降において新しい画像
データがサーバ装置2に届いていた場合に、その画像デ
ータをサーバ装置2より受信し、一方、新しい画像デー
タが届いていない場合には、その事実を確認し次第通信
を終了することにより、結果としてサーバ装置2から画
像表示装置1に対して画像データを送信するのと同等の
効果を実現する。以下に、これらの動作について、図1
1を参照して説明する。
【0063】画像表示装置1のCPU52は常に、リア
ルタイムクロック510が示す現在時刻を監視してお
り、1日のうち予め定められた時刻(予め設定されRA
M56に記録されている)になると、ネットワークイン
タフェース51を起動してインターネット4への接続を
行なう。TCP/IPプロトコルが確立され、インター
ネット4との接続が完了されたことをネットワークイン
タフェース51が検知すると、つぎに画像表示装置1
は、画像表示装置1の製造時にROM55に予め格納さ
れているサーバ装置2のアドレス情報を用いてサーバ装
置2との接続を試み、接続されると、同じくROM55
に予め格納されている装置認識コード(シリアルナンバ
ー)をサーバ装置2に対して送出する。
【0064】サーバー装置2は装置認識コード(シリア
ルナンバー)を受信すると(S111)、同コードをネ
ットワークドライバ部74、TCP/IPプロトコルD
LL部73を介してサーバマネージャ部71に転送す
る。サーバマネージャ部71は、ユーザデータベース7
8に格納されている情報を用いて装置認識コード(シリ
アルナンバー)が正しいか否かを判定する(S11
2)。正しいならばステップS113へ進み、正しくな
ければステップS111へ戻る。
【0065】ステップS113では、ユーザ画像データ
ベース79に保存されたデータベース・レコード(その
例が図10に示される)を検索して、受信した装置認識
コード(シリアルナンバー)に該当するレコードを検出
する(S113)。該当するレコードが検出されればス
テップS115へ進み、検出されなければステップS1
11へ戻る。
【0066】ステップS115では、検出されたレコー
ドにおける送信済欄107の内容をチェックする(S1
15)。送信済欄107には、対応の画像データが既に
サーバ装置2から画像表示装置1へ正常に送信された
(「Y」で表示)か否か(表示なし)が記載される。
「否」の場合の画像データは、最近画像送信者から送信
された画像データであり、その後まだ画像表示装置1か
らのアクセスがないためサーバ装置2から画像表示装置
1に送信されていないもの、または画像表示装置1から
のアクセスがあっても通信エラー等の理由で画像表示装
置1への送信処理が正常に終了しなかったものである。
【0067】送信済欄107のチェック(S115)の
結果、未送信の画像データが存在する(送信済欄107
に「Y」が入っていないレコードが存在する)ならば
(S116でYES)、当該画像データファイルおよび
そのサフィックス記号(103)をユーザ画像データベ
ース79から読み出して、データベースコネクタ部7
6、サーバマネージャ部71、TCP/IPプロトコル
DLL部73、ネットワークドライバ部74、インター
ネット4を介して画像表示装置1に転送する(S11
7)。そして、転送が終了した当該画像データに係るレ
コードの送信済欄107に「Y」を入力し(S11
8)、ステップS115へ戻る。
【0068】一方、送信済欄107のチェック(S11
5)の結果、未送信の画像データが存在しない(送信済
欄107に「Y」が入っていないレコードが存在しな
い)ならば(S116でNO)、本処理を終了する。
【0069】サーバ装置2から画像データを送信された
画像表示装置1では、当該画像データをCPU52の働
きによりネットワークインタフェース51を介して一旦
RAM56に記録し、さらにその画像データをRAM5
6から読み出し、デコーダ58に転送してデコードす
る。そして、デコード済み画像データを、ディスプレイ
コントローラ57を介して液晶ディスプレイ19に送
る。
【0070】液晶ディスプレイ19では、レイアウトフ
レーム13の4つの孔14〜17に対応する4つの画像
データ表示エリアのいずれかに画像表示を行う。すなわ
ち、CPU52の働きにより、画像データと同時に受信
したサフィックス記号を確認し、これがAである場合に
は左上の画像データ表示エリア(孔14)に、Bである
場合には右上の画像データ表示エリア(孔15)に、C
である場合には左下の画像データ表示エリア(孔16)
に、Dである場合には右下の画像データ表示エリア(孔
17)に表示する。なお、各画像データ表示エリアに画
像データが既に表示されていた場合には、その画像デー
タの表示を中止するとともに、RAM56に保存されて
いたその画像データを消去する。
【0071】以上説明したような動作により、各画像送
信者から送信された画像データが、それぞれの送信者に
対応して予め決められた画像データ表示エリアに表示さ
れる。これによって、画像表示装置1のユーザは、その
画像が表示されている画像データ表示エリアを確認する
だけで、その画像を送信してきた画像送信者を容易に認
識することができる。
【0072】つぎに、画像表示装置1で行われる自局生
成画像データの生成に関して説明する。
【0073】画像表示装置1のユーザは、画像送信者が
例えば1ヶ月に1回などの定期的な頻度で新しい画像デ
ータをサーバ装置2経由で送信してくれ、それが画像表
示装置1に表示されることにより自らが楽しむことを期
待しているが、画像送信者側(たとえばユーザの子弟や
友人)においても様々な事情があり、例えば仕事が忙し
くて画像データの送信をする機会がないとか、あるいは
それ以前にそもそも送信すべき新しい画像データを撮影
している暇がないなどの事情により、画像送信が滞りが
ちな場合がある。さらには、だんだんと面倒くさくなっ
て、画像データの送信を全く止めてしまう場合もあり得
る。
【0074】ところで、従来のIPFにおいては、前述
したように、画像データ表示エリアが1つしかないのに
対して、本発明においては、ファミリー写真立てと同等
の表示形態が可能であるIPFを実現したため、前述の
ような複数の画像データ表示エリアを具備しており、各
画像データ表示エリアが特定の画像送信者に対応してい
る。この場合に、各画像送信者の事情によって画像送信
の頻度が異なり、例えば、ある画像データ表示エリアの
画像は頻繁に更新されるが、ある画像データ表示エリア
に関しては何ヶ月も前から同じ画像がずっと表示されて
いるというような状況が発生し得る。したがって、ユー
ザは、更新されない画像に関して完全に見飽きてしまっ
ているにも拘わらず、他の画像データ表示エリアには他
の画像送信者が新しい画像データを送ってきてくれるた
め、画像表示装置1そのものの使用を中止することがで
きず、したがって、見飽きた古い画像が延々と表示され
続けるという問題がある。
【0075】その場合、画像を送信してこない画像送信
者に、提供した画像送信者用IDを返却してもらい、そ
れを他の人物に提供するという対応方法も考えられる
が、画像を送信してこない画像送信者にも何らかの事情
があるだろうと考えると返却の要求もしにくいというの
が実際であり、またその画像送信者も子供が生まれるな
ど何らかのきっかけにより画像データの送信を再開して
くれるかもしれないので、ユーザがそれを期待して数ヶ
月あるいは数年に亘って待つということがある。しかし
一方で、そのような長期間、古い画像が表示され続ける
ことは避けたいというケースが考えられる。
【0076】そこで、本実施の形態においては、ある特
定の画像データ表示エリアにおいて画像データが、例え
ば4ヶ月以上更新されない場合、その画像データの表示
を停止し、その代替として当該画像データ表示エリア
に、画像送信者から新しい画像データが送信されてくる
までの期間、自局生成画像データを表示するようにす
る。自局生成画像データとは、画像表示装置1がインタ
ーネット4を介して外部から送信される画像ではなく、
画像表示装置1が自ら生成する画像データであり、本実
施の形態においては、画像表示装置1の設置場所の気
温、湿度、および現在時刻を表す画像である。
【0077】以下にその自局生成画像データの作成及び
表示について説明する。
【0078】画像表示装置1の各画像データ表示エリア
に表示する画像データはRAM56に保存されている
が、CPU52はその保存期間(受信してから現在にい
たる期間)を常に監視しており、その期間が例えば12
0日を超過すると、当該画像データをRAM56から削
除する。その後はCPU52がRAM56に格納された
プログラムを実行することにより、例えば1分間隔で、
リアルタイムクロック510から現在時刻に関するデー
タを、環境センサ511から現在の気温および湿度に関
するデータを取得し、これをもとに画像データファイル
を生成する。そしてこれをRAM56に、削除対象とな
った画像データが表示されていた画像データ表示エリア
に新たに表示すべき画像データとして保存し、さらに該
画像データをディスプレイコントローラ57を介して液
晶ディスプレイ19上の該画像データ表示エリアに表示
する。
【0079】図12は、孔17に自局生成画像データが
表示された画像表示装置1を示す斜視図である。
【0080】以上説明したように、本実施の形態によっ
て、複数の画像データを同時に表示するという、従来の
ファミリー写真立てと同様の表示形態が可能であるイン
ターネット接続式フォトフレームとして機能する画像表
示装置が提供できる。
【0081】また、特定の画像データ送信者から送信さ
れた画像データを、予め決められた画像表示装置の特定
の画像データ表示エリアに表示するようにしたことによ
り、画像表示装置のユーザが、複数表示されている画像
データのうち、どの画像データが誰から送られてきたか
ということを容易に認識することができる。
【0082】また、画像表示装置に複数存在する画像デ
ータ表示エリアのうち、表示画像が所定期間に亘って更
新されない画像データ表示エリアがある場合に、自局生
成画像データを当該画像データ表示エリアに表示するよ
うにし、これによって、その画像データ表示エリアを有
効に利用できるようにして、利用者の利便性を向上させ
た。なお、未使用となっている画像データ表示エリアが
ある場合において、自局生成画像データを当該画像デー
タ表示エリアに表示するようにしてもよい。
【0083】(他の実施の形態)上記の実施の形態で
は、画像表示装置、サーバ装置、および画像データを送
信するパーソナルコンピュータがそれぞれ互いに離れて
設置され、それらがインターネットによって接続されて
いるが、これに代わって、上記の実施の形態におけるサ
ーバ装置の機能を画像表示装置に内蔵させ、パーソナル
コンピュータ等からはインターネット等の通信回線網を
介して画像表示装置に対して直接画像データを送信する
ようにしてもよい。
【0084】また、画像データ送信者のパーソナルコン
ピュータ等のすべてが遠隔地に設置されるのではなく、
例えばそのうち1つが画像表示装置のユーザの住居内等
に設置され、LAN(ローカルエリアネットワーク)な
どで画像表示装置に接続される形態であってもよい。
【0085】また、画像データを送信する端末装置がパ
ーソナルコンピュータではなく、携帯情報端末や画像送
信機能つき携帯電話、ネットワーク接続機能つきデジタ
ルカメラなどであってもよく、また画像表示装置に画像
データを送信する単独の目的のためだけで構成された専
用画像送信端末であってもよい。
【0086】さらに、上記の実施の形態では、自局生成
画像データは現在時刻、気温、湿度の3つの情報から構
成されるが、これに代わって、例えば環境センサが気圧
を測定する機能を具備し、これの出力する気圧情報を自
局生成画像データとしたり、気圧の推移をもとに天気予
報情報を生成して自局生成画像データとしたりしてもよ
い。あるいは、リアルタイムクロック510から得られ
る現在日時に関する情報をもとに、カレンダー、暦、星
占い、月齢などに関する情報を生成して自局生成画像デ
ータとしてもよい。
【0087】また、自局生成画像データの表示を1つの
画像データ表示エリアのみに限るのではなく、例えば長
期間に亘って画像が更新されない画像データ表示エリア
が複数ある場合に、こうした複数の画像データ表示エリ
アにそれぞれ自局生成画像データを表示してもよい。そ
の場合、複数の異なる自局生成画像データを用意し、例
えば現在時刻に関する自局生成画像データを第1の画像
データ表示エリアに、気温・湿度に関する自局生成画像
データを第2の画像データ表示エリアに表示させるよう
にしてもよい。
【0088】また、上記の実施の形態では、画像表示装
置に表示される画像は静止画像を想定しているが、これ
に代わって、動画像、文字画像のいずれか、または静止
画像を含めたそれらの混在画像であってもよい。
【0089】なお、上記の実施の形態の機能を実現する
ソフトウェアのプログラムコード自体が本発明を構成し
てもよく、また、そのプログラムコードを記憶した記憶
媒体が本発明を構成してもよい。
【0090】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が、前述の実施の形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒
体が本発明を構成することになる。
【0091】プログラムコードを供給するための記憶媒
体として、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、
ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−
ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカー
ド、ROMなどを用いることができる。
【0092】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施の形態の
機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの
指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなど
が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっ
て前述した実施の形態の機能が実現される場合も、本発
明に含まれることは言うまでもない。
【0093】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現
される場合も、本発明に含まれることは言うまでもな
い。
【0094】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、異
なる複数の画像データを同時に表示することにより、従
来のファミリー写真立てと同様の表示形態を、インター
ネット接続式フォトフレームにおいて実現している。
【0095】また、画像データ送信者から受信した画像
データを、複数の画像データ表示エリアのうち、該送信
者に対応した画像データ表示エリアに表示する。これに
より、画像表示装置のユーザが、複数表示されている画
像データがそれぞれ誰から送られてきたかということを
容易に認識することができる。
【0096】また、複数存在する画像データ表示エリア
のうち画像データが所定期間に亘って更新されないか、
未使用となっている画像データ表示エリアがある場合に
おいて、自局生成画像データを当該画像データ表示エリ
アに表示するようにする。これによって、画像データ表
示エリアを有効に利用でき、利用者の利便性を向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像表示システムの一実施の形態
の全体構成を示す図である。
【図2】画像表示装置の外観を示す正面図である。
【図3】画像表示装置の背面図である。
【図4】画像表示装置の主要構成部品の配置構成を示す
図である。
【図5】主要構成部品が組み合わされた画像表示装置の
側面図である。
【図6】画像表示装置の電子機器部の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図7】サーバ装置の内部ソフトウェア構成を示すブロ
ック図である。
【図8】パーソナルコンピュータから送られた画像デー
タをサーバ装置側で受信する処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【図9】画像表示装置の梱包箱に同梱された文書の一例
を示す図である。
【図10】ユーザ画像データベースに保存された画像送
信者用ID、受信日時等から成るデータベース・レコー
ドの一例を示す図である。
【図11】サーバ装置が画像データを画像表示装置に送
信する処理の手順を示すフローチャートである。
【図12】孔17に自局生成画像データが表示された画
像表示装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 画像表示装置 2 サーバ装置 3a〜3d パーソナルコンピュータ(通信端末装置) 4 インターネット(TCP/IPプロトコル網、通信
回線) 13 レイアウトフレーム 14〜17 孔(画像データ表示エリア) 18 電子機器部 19 液晶ディスプレイ(画像データ表示エリア) 51 ネットワークインタフェース(受信手段) 52 CPU(特定手段、第1の表示制御手段、作成手
段、第2の表示制御手段、検出手段) 55 ROM 56 RAM 57 ディスプレイコントローラ(第1の表示制御手
段、第2の表示制御手段) 71 サーバマネージャ部 72 動的Webサーバ部 73 TCP/IPプロトコルDLL部 74 ネットワークドライバ部 75 OS部 76 データベースコネクタ部 77 データベース部 510 リアルタイムクロック 511 環境センサ(測定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 5/14 G09G 5/00 555D (72)発明者 宮崎 貴識 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5C082 AA01 BA02 BA12 BA27 BB53 BD02 CA62 CA81 DA73 DA76 DA86 DA89 MM02 MM05 MM09 5E501 AA01 AB15 AC15 BA14 FA13 FB41

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して複数の送信者から送ら
    れた各画像データを受信する受信手段と、 前記複数の送信者にそれぞれ対応付けられた複数の画像
    データ表示エリアと、 前記受信手段によって受信された画像データの送信者を
    特定する特定手段と、 前記複数の画像データ表示エリアのうち、前記特定手段
    によって特定された送信者に対応する画像データ表示エ
    リアに、前記受信手段によって受信された画像データに
    基づく画像表示を行う第1の表示制御手段とを有するこ
    とを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の画像データ表示エリアに、異
    なる画像が同時に表示されることを特徴とする請求項1
    記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記画像データは、静止画像、動画像、
    及び文字画像のいずれか、または静止画像、動画像、及
    び文字画像の少なくとも2つの混在画像に係る画像デー
    タであることを特徴とする請求項1記載の画像表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記受信手段は、前記送信者の通信端末
    装置から通信回線およびサーバ装置を介して画像データ
    を受信することを特徴とする請求項1記載の画像表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記受信手段は、通信回線を介して前記
    送信者の通信端末装置から直接に画像データを受信する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】 画像データを作成する作成手段と、 前記複数の画像データ表示エリアの少なくとも1つに、
    前記作成手段によって作成された画像データに基づく画
    像表示を行う第2の表示制御手段とを更に有することを
    特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  7. 【請求項7】 前記画像表示装置の周辺の気温、湿度、
    及び気圧の少なくとも1つを測定する測定手段を更に有
    し、 前記作成手段によって作成された画像データは、現在時
    刻及び前記測定手段によって測定された測定値のうちの
    少なくとも1つを基に作成された画像データであること
    を特徴とする請求項6記載の画像表示装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の画像データ表示エリアのそれ
    ぞれに表示されている画像のうち、所定時間に亘って更
    新されない画像を検出する検出手段を更に有し、 前記第2の表示制御手段は、前記検出手段によって検出
    された画像の表示されている画像データ表示エリアに、
    前記作成手段によって作成された画像データに基づく画
    像表示を行うことを特徴とする請求項6記載の画像表示
    装置。
  9. 【請求項9】 複数の送信者にそれぞれ対応付けられた
    複数の画像データ表示エリアを備えた画像表示装置に適
    用される画像表示方法において、 通信回線を介して送信者から送られた画像データを受信
    する受信ステップと、 前記受信ステップによって受信された画像データの送信
    者を特定する特定ステップと、 前記複数の画像データ表示エリアのうち、前記特定ステ
    ップによって特定された送信者に対応する画像データ表
    示エリアに、前記受信ステップによって受信された画像
    データに基づく画像表示を行う第1の表示制御ステップ
    とを有することを特徴とする画像表示方法。
  10. 【請求項10】 複数の送信者にそれぞれ対応付けられ
    た複数の画像データ表示エリアを備えた画像表示装置に
    適用される画像表示方法を、コンピュータに実行させる
    ためのプログラムにおいて、 前記画像表示方法が、 通信回線を介して送信者から送られた画像データを受信
    する受信ステップと、 前記受信ステップによって受信された画像データの送信
    者を特定する特定ステップと、 前記複数の画像データ表示エリアのうち、前記特定ステ
    ップによって特定された送信者に対応する画像データ表
    示エリアに、前記受信ステップによって受信された画像
    データに基づく画像表示を行う第1の表示制御ステップ
    とを有することを特徴とするプログラム。
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