JP2003241068A - 自動焦点カメラ - Google Patents

自動焦点カメラ

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JP2003241068A
JP2003241068A JP2002040533A JP2002040533A JP2003241068A JP 2003241068 A JP2003241068 A JP 2003241068A JP 2002040533 A JP2002040533 A JP 2002040533A JP 2002040533 A JP2002040533 A JP 2002040533A JP 2003241068 A JP2003241068 A JP 2003241068A
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lens
closest
focus
driving
taking lens
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Toshiyuki Matsumoto
寿之 松本
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイド領域とテレ領域で光学的最至近位置が
異なる自動焦点カメラにおいて、撮影レンズをズーム駆
動させた際に撮影レンズが不自然な動作をする課題があ
った。 【解決手段】 撮影レンズの焦点距離により異なる撮影
可能最至近レンズ位置を演算する最至近位置演算部4
と、合焦駆動位置を演算する駆動後位置演部5と、撮影
レンズのズーム動作後に、最至近位置演算部4の最至近
レンズ位置、駆動後位置演算部5の駆動後位置、及び現
在レンズ位置を比較するレンズ位置比較部7からなり、
レンズ位置比較部7で現在レンズ位置が最至近レンズ位
置よりも至近側にある場合、撮影レンズ駆動動作を禁止
する至近ロック処理部6からなる自動焦点カメラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、撮影可能最至近
被写体距離よりも至近側にある被写体には合焦不能とす
る機能を持つ自動焦点カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、撮影レンズの撮影可能最至近被写
体距離を演算して、被写体がこの最至近被写体距離より
も近い場合には、合焦不能として撮影禁止にするカメラ
が一般的である。
【0003】このようなカメラは、撮影可能最至近被写
体距離は全焦点距離において単一であり、撮影レンズを
ズーミングすることによって撮影可能最至近被写体距離
が変化することはない。
【0004】また、マクロ撮影モードとその他の撮影モ
ードを有するカメラでは、マクロ撮影モードの撮影可能
最至近被写体距離をその他の撮影モードよりも短くでき
るが、マクロ撮影モードでの撮影可能最至近被写体距離
も全焦点距離において単一であり、撮影モードを変えな
い限り撮影レンズをズーミングすることによって撮影可
能最至近被写体距離が変化することはない。
【0005】従来のカメラのマクロ撮影モードと非マク
ロ撮影モードにおけるそれぞれの撮影可能最至近被写体
距離に相当する撮影レンズの焦点距離について図10を
用いて説明する。
【0006】マクロ撮影モードにおいて、ワイドの最至
近位置に撮影レンズがあった場合、ワイド位置からテレ
位置までズーミングすると図中の矢印Pのようにズーミ
ングされる。この後、非マクロ撮影モードにモード切り
換えすると、非マクロ撮影モードの最至近位置まで図中
矢印Qのようにレンズ駆動される。
【0007】つまり、マクロ撮影モードの解除動作を行
うと、非マクロ撮影モードの最至近位置よりも撮影レン
ズが繰り出ている場合には、マクロ撮影モード解除動作
を行った直後に、非マクロ撮影モードの最至近位置まで
レンズ駆動して、非マクロ撮影モードの最至近被写体距
離よりも近い被写体が撮影できないようにしている。
【0008】すなわち、常に最至近被写体距離に相当す
るレンズ位置よりも至近側にレンズが繰り出ていないよ
うに制御するのが従来のカメラである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一方、撮影レンズの焦
点距離によって最至近被写体距離の異なるカメラの場合
には、上述した従来のカメラに用いられている制御を適
用すると撮影レンズの動作が不自然となる。
【0010】この撮影レンズの焦点距離によって最至近
被写体距離が異なる場合の動作を図11を用いて説明す
る。
【0011】最至近レンズ位置がワイドとテレにおいて
異なっており、ある焦点距離からワイド側の最至近レン
ズ位置よりもテレ側の最至近レンズ位置が大きい(ワイ
ド側がより至近の被写体が撮影可能である)状態で、ワ
イド側の最至近位置に撮影レンズがあった場合に、テレ
側まで図中矢印Rのようにズーミングされると、ズーミ
ングされた撮影レンズ位置が最至近レンズ位置よりも至
近側にあることになるので、図中矢印Sのように最至近
位置まで撮影レンズを駆動することになる。
【0012】すなわち、ワイド側からテレ側に撮影レン
ズをズーミングした後に、最至近位置まで撮影レンズを
繰り込むという動作を行うことになる。
【0013】このズーミングによってテレ側に繰り出し
た後に、最至近位置まで撮影レンズを繰り込むという動
作は、ユーザーから見るとあたかもテレ側に駆動後、撮
影レンズがテレ側よりも短焦点側に駆動されたように誤
解することになり、不自然な動作になってしまう課題が
あった。
【0014】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、最至近被写体距離が撮影レンズの焦点距離に
よって異なるカメラにおいて、撮影レンズが最至近位置
をオーバーしていても撮影レンズの不自然な動作を無く
した自動焦点カメラを提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の自動焦点カメラ
は、撮影レンズの焦点距離によって異なる撮影可能最至
近被写体距離に相当するレンズ位置を演算する最至近位
置演算手段と、焦点検出結果に基づいて、撮影レンズの
合焦駆動位置を演算する駆動後位置演算手段と、上記撮
影レンズの変倍動作後に、上記最至近位置演算手段で演
算した最至近レンズ位置、上記駆動後位置演算手段で演
算した駆動後位置、及び現在のレンズ位置を比較する比
較手段と、上記比較手段において、現在のレンズ位置が
上記最至近レンズ位置よりも至近側にあると判定された
場合、現在のレンズ位置から上記最至近レンズ位置の間
に存在する被写体に対しては、上記撮影レンズ駆動動作
を禁止する禁止手段と、を具備することを特徴としてい
る。
【0016】また、本発明の自動焦点カメラの禁止手段
は、上記撮影レンズ繰り込み動作時において、撮影レン
ズ駆動後の位置が上記最至近レンズ位置を越えない場合
には、撮影レンズの駆動を行わず、合焦不能と判断する
ことを特徴としている。
【0017】さらに、本発明の自動焦点カメラの禁止手
段は、上記撮影レンズ繰り出し動作時において、撮影レ
ンズ駆動前の現在位置が既に上記最至近レンズ位置より
も繰り出た位置にある場合には、撮影レンズの駆動を行
わず、合焦不能と判断することを特徴としている。
【0018】本発明の自動焦点カメラにより、撮影レン
ズが最至近位置をオーバーしていても撮影レンズの不自
然な動作を無くした自動焦点カメラを提供可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の一実
施形態に係る自動焦点カメラの焦点制御部の概念を示す
ブロック図、図2は本発明の一実施形態に係る自動焦点
カメラの光学系の構成を説明する説明図、図3は本発明
の一実施形態に係る自動焦点カメラの内部構成を示すブ
ロック図、図4は本発明の自動焦点カメラの主制御動作
を説明するフローチャート、図5は本発明の自動焦点カ
メラの自動焦点制御動作を説明するフローチャート、図
6は本発明の自動焦点カメラの撮影レンズの繰り出し動
作を説明する説明図、図7は本発明の自動焦点カメラの
ズーム操作後の動作を説明するフローチャート、図8は
本発明の自動焦点カメラの撮影レンズ駆動動作を説明す
るフローチャート、及び図9は本発明の自動焦点カメラ
の撮影レンズ駆動動作を説明する説明図である。
【0020】最初に図2を用いて、本発明に係る自動焦
点カメラの光学系の構成を説明する。本発明の自動焦点
カメラであるカメラ本体21の内部には、撮影レンズ2
2と、この撮影レンズ22から得られる被写体像の光束
の一部を反射し、一部を透過するメインミラー23と、
上記メインミラー23を透過した光束を反射するサブミ
ラー25と、上記メインミラー23で反射される光束の
光路上に配設され、被写体像を目視可能に射出するファ
インダ光学系26と、上記サブミラー25で反射される
光束の光路上に配設され、被写体像に含まれる焦点検出
領域の光強度分布を検出し光強度信号を得る焦点検出装
置27とを備えている。
【0021】上記メインミラー23とサブミラー25
は、図示していないミラー駆動機能によって、上記撮影
レンズ22の光軸上から回避させるミラーアップ動作を
行い、上記撮影レンズ22から入射された被写体像を銀
塩フィルム24に露光させるようになっている。
【0022】上記焦点検出装置27は、上記サブミラー
25を介して得られる光束を絞り込む視野マスク28
と、上記視野マスク28を通過した光束に含まれる赤外
光を減衰する赤外カットフィルタ29と、上記視野マス
ク28及び上記赤外カットフィルタ29を通過した光束
を集めるためのコンデンサレンズ30と、上記コンデン
サレンズ30で得られる光束を全反射する全反射ミラー
31と、上記全反射ミラー31を介して得られる光束を
制御するセパレータ絞りマスク32と、上記セパレータ
絞りマスク32を介して得られる光束を再結像させるセ
パレータレンズ33と、上記セパレータレンズ33を介
して得られる光束を受光して光電変換し、受光光束の光
強度分布に対応する光強度信号を得る測距センサーであ
るAFセンサ(オートフォーカスセンサ)34とを備え
て構成されている。
【0023】次に、図3を用いて、本発明の自動焦点カ
メラの撮影レンズ22のズーム調節や焦点調節を主体と
した駆動系の構成を説明する。
【0024】上記AFセンサ34と、本発明の自動焦点
カメラの各駆動部を駆動制御する主制御回路41と、上
記撮影レンズ22の焦点調節を行う焦点調節装置42
と、上記撮影レンズ22のズーム(焦点距離)調節を行
うズーム調節装置43と、撮影者であるユーザが操作し
て、撮影動作を行うレリーズスイッチ44と、撮影者で
あるユーザが操作する上記レリーズスイッチ44以外の
操作指示を行う各種スイッチ45とを備えて構成されて
いる。
【0025】上記主制御回路41は、制御動作を実行す
るCPU41a(中央演算処理装置)と、上記CPU4
1aが実行する一連の制御プログラムが格納されるRO
M41bと、上記CPU41aの作業データが格納され
るRAM41cと、上記CPU41aが参照する各種デ
ータが格納されるEEPROM41dと、上記AFセン
サ34で得られる光強度信号をアナログ信号からデジタ
ル信号へ変換して上記CPU41aへ与えるA/Dコン
バータ(ADC)41eとを備えて構成されている。上
記EEPROM41dは、例えば、オートフォーカス制
御及び測光等に関する補正データがカメラ毎に予め記憶
される。
【0026】上記焦点調節装置42は、撮影レンズ22
のフォーカシングレンズ22fを駆動するレンズ駆動モ
ータ(ML)42aと、CPU41aに制御され上記レ
ンズ駆動モータ(ML)42aを駆動制御するレンズ駆
動回路(LD)42bと、上記フォーカシングレンズ2
2fの移動量を検知してこの移動量を示す例えばパルス
信号を上記CPU41aへ与えるエンコーダ(EL)4
2cを備えて構成されている。上記CPU41aは、こ
の焦点調節装置42を駆動制御することで、撮影レンズ
22の焦点を調節制御するようになっている。
【0027】上記ズーム調節装置43は、撮影レンズ2
2のズーミングレンズ22eを駆動するズーム駆動モー
タ(MZ)43aと、CPU41aに制御され上記ズー
ム駆動モータ(MZ)43aを駆動制御するズーム駆動
回路(ZM)43bと、上記ズームレンズ22eの移動
量を検知してこの移動量を示す例えばパルス信号を上記
CPU41aへ与えるエンコーダ(EL)43cを備え
て構成されている。上記CPU41aは、このズーム調
節装置43を駆動制御することで、撮影レンズ22の焦
点距離を調節制御するようになっている。
【0028】上記レリーズスイッチ44は、このレリー
ズスイッチ44に対する第1段階の押下操作により閉じ
てその出力信号が上記CPU41aへ与えられる第1レ
リーズスイッチ回路(1R)44aと、この第1段階の
押下操作に引き続いて第2段階の押下操作により閉じて
その出力信号が上記CPU41aへ与えられる第2レリ
ーズスイッチ回路(2R)44bとを備えて構成されて
いる。上記CPU41aは、上記第1レリーズスイッチ
回路(1R)44aが閉じられると、例えば測光制御及
び自動焦点制御を行い、上記第2レリーズスイッチ回路
(2R)44bが閉じられると、例えば露出制御及びフ
ィルム巻き上げ制御を行うようになっている。
【0029】上記AFセンサ34は、フォトダイオード
アレイで得られる画素毎の光強度レベルに応じて電荷蓄
積を行い、電荷蓄積レベルを示す電荷蓄積レベルモニタ
信号を出力したり、与えられる読み出しクロック信号に
駆動されて各画素の蓄積電荷レベルに対応する信号レベ
ルの光強度信号をCPU41aに出力して画素出力を得
る。
【0030】上記各種スイッチ45は、上記カメラ本体
21上に配置されたレリーズスイッチ44以外の図示し
ていないスイッチ群で、このスイッチ群には撮影モード
選択スイッチ46と、撮影レンズ22の焦点距離調節で
あるズームアップダウンするズームスイッチ47を含ん
でいる。
【0031】撮影モード選択スイッチ46は、この撮影
モード選択スイッチ46を押下する毎に、通常撮影、ス
トロボ強制発光撮影、ストロボ不発光撮影、赤目防止撮
影、セルフタイマー撮影、リモコン撮影などのモードに
順次切換指示されるようになっている。
【0032】ズームスイッチ47は、ズームアップとダ
ウンのスイッチからなり、このスイッチを押下するとC
PU41aは上記ズーム駆動回路43bを介してズーム
駆動モータ43aを駆動させてズーミングレンズ22e
の焦点距離調節を行うようになっている。
【0033】次に、図1を用いて上記ROM41bとR
AM41cに格納されている制御プログラムと作業デー
タの基で、上記CPU41aで実行する焦点制御部の概
念を説明する。
【0034】本発明の自動焦点カメラの焦点制御部1
は、被写体位置を検出する測距センサ(AFセンサ3
4)で検出した光強度信号から被写体距離を演算する焦
点検出部2と、撮影レンズ22の現在のレンズ位置(フ
ォーカシングレンズ22fの位置、及びズームレンズ2
2eの位置)を演算してメモリするレンズ位置演算部3
と、上記焦点検出部2とレンズ位置演算部3の出力に基
づいて、最至近撮影距離に相当するフォーカシングレン
ズ22fの位置を演算する、具体的には、撮影レンズ2
2のズーミング動作後にその焦点距離(ズームレンズ2
2の位置)における最至近レンズ位置を演算する最至近
位置演算部4と、上記焦点検出部2の出力に基づいて、
撮影レンズ22が合焦するまでのフォーカシングレンズ
22fの駆動量を演算し、その演算された駆動量で駆動
後の撮影レンズ22の位置を演算する駆動後位置演算部
5と、上記レンズ位置演算部3で演算した撮影レンズ2
2の現在レンズ位置と上記最至近位置演算部4で演算し
た最至近レンズ位置と及び上記駆動後位置演算部5で演
算した駆動後の撮影レンズ22のフォーカシングレンズ
22fの位置との3つの位置関係を比較するレンズ位置
比較部7と、及び、上記レンズ位置比較部7の比較の結
果、現在レンズ位置が最至近レンズ位置よりも至近側
で、駆動後位置も至近側であれば、撮影レンズの駆勤を
禁止する至近ロック処理部6とからなっている。
【0035】このような構成の自動焦点カメラにおい
て、上記CPU41aの制御動作について図4乃至図9
を用いて説明する。
【0036】最初に図4を用いて主制御動作を説明す
る。ステップS1では、上記カメラ本体21の各部の初
期化が行われ、撮影可能なスタンバイ状態となる。この
カメラ本体21の各部の初期化では、例えば、ズーム機
構等のカメラ機構の初期化や、CPU41aの図示しな
い入出力ポートの初期化や、AFセンサ34の初期化が
行われる。
【0037】続くステップS2では、第1レリーズスイ
ッチ回路(1R)44aの状態が判断され、オン状態で
あれば、次のステップS3へ制御が進められ、オフ状態
であれば、ステップS10へ制御が分岐される。
【0038】ステップS3では、測光制御が行われる。
この測光制御は、図示しない測光回路が駆動制御されて
被写体像の輝度が測定される。この得られた輝度から測
光演算処理が行われて測光値が得られ、この測光値に基
づいて露出量、つまり絞り値とシャッタスピード値が得
られる。
【0039】続くステップS4では、自動焦点制御が行
われる。この自動焦点制御は、被写体に対する距離が検
出され、この検出された距離に応じて撮影レンズ22に
対する焦点調節が行われる。なお、この自動焦点制御の
詳細は後述する。
【0040】次に、ステップS5では、ステップS4の
自動焦点制御で撮影レンズ22が合焦したか否かが判断
され、合焦した場合には、次のステップS6へ制御が進
められ、合焦していない場合には、ステップS9へ制御
が飛ばされる。
【0041】続くステップS6では、第2レリーズスイ
ッチ回路(2R)44bの状態が判断され、オン状態で
あれば、次のステップS7へ制御が進められ、オフ状態
であれば、ステップS9へ制御が飛ばされる。
【0042】ステップS7では、露出制御が行われる。
この露出制御は、上記ステップS3の測光制御で得られ
た絞り値に基づいて、撮影レンズ22の図示しない絞り
が駆動され、撮影レンズ22の絞り込みが行われ、図示
しないシャッタが駆動制御されて所定時間銀塩フィルム
24に被写体像の露光が行われ、シャッタ動作による露
光が終了したら絞りが解放状態に戻される。
【0043】次に、ステップS8では、フィルム給送制
御が行われる。このフィルム給送制御は、図示していな
いフィルム給送装置によって、露光したフィルムのコマ
が巻き上げられ、次の撮影コマの位置にフィルム位置が
送られる。
【0044】次のステップS9では、不図示のLCDが
駆動制御されて、フィルムの撮影露光済みコマ数あるい
は未撮影露光残コマ数の表示と、カメラ本体21の状態
表示が行われる。以上のように、ステップS1からステ
ップS9により一連の撮影動作が終了すると、再び上記
ステップS2へ制御が戻され、同様の制御が繰り返され
る。
【0045】一方、上記ステップS2で第1レリーズス
イッチ回路(1R)44aがオフであると判断される
と、ステップS10では、レリーズスイッチ44以外の
各種スイッチ45のいずれかのスイッチ(図では他のS
Wと略す)が操作されたか否かが判断され、この各種ス
イッチ45のいずれかのスイッチが操作されている場合
には、次のステップS11へ制御が進められ、操作され
ていない場合には、ステップS9へ制御が飛ばされる。
【0046】ステップS11では、上記ステップS10
において操作されていると判断されたスイッチに対応す
る処理が実行され、ステップS9でそのスイッチに対応
したカメラ本体21の状態表示が行われる。
【0047】次に、図5を用いて、上記CPU41aに
おける上記ステップS4の自動焦点制御の動作について
説明する。
【0048】自動焦点制御では、先ずステップS21で
積分制御が行われる。この積分制御は、上記AFセンサ
34を駆動制御して得られた光強度信号を用いて、A/
Dコンバータ41eでデジタル信号に変換し焦点検出に
用いる光強度データを生成しRAM41cに記憶させ
る。
【0049】このステップS21で生成された光強度デ
ータは、RAM41cから読み出され、続くステップS
23でフォーカシングレンズ22fのデフォーカス量を
算出する焦点検出演算が行われる。
【0050】続くステップS24では、ステップS23
の焦点検出演算で得られたデフォーカス量が許容範囲内
にあるか否かが判定されることで、現在合焦状態にある
か否かが判定され、非合焦状態のときには、次のステッ
プS25へ制御が進められ、合焦状態のときには、ステ
ップS28へ制御が飛ばされる。
【0051】このステップS24で非合焦状態と判定さ
れると、ステップS25で、ステップS23の焦点検出
演算で得られたデフォーカス量に基づいて、撮影レンズ
22のフォーカシングレンズ22fの駆動量が算出され
る。そして、続くステップS26では、焦点調節装置4
2が駆動制御され、上記ステップS25で得られたフォ
ーカシングレンズ22fの駆動量に基づいて、撮影レン
ズ24の焦点調節が行われる。なお、このステップS2
6のレンズ駆動の詳細は後述する。
【0052】続くステップS27では、上記ステップS
26で焦点調節が行われた結果、合焦状態になったか否
かが判定され、合焦状態の場合には、次のステップS2
8へ制御が進められ、非合焦状態の場合には、ステップ
S29へ制御が進められる。
【0053】ステップS28の合焦後処理は、例えばフ
ァインダ光学系内の図示しないLEDが点灯制御される
ことにより、合焦状態となったことが撮影者であるユー
ザに通知される。
【0054】ステップS29の非合焦処理は、ファイン
ダ光学系内の図示しないLEDが点滅制御されることに
より、非合焦状態となったことが撮影者に通知されて、
ステップS21へ制御が戻されて自動焦点制御が再び開
始されて合焦状態となるまで自動焦点制御が繰り返され
る。
【0055】つまり、ステップS21乃至S25までの
処理が上記焦点検出部2の機能となり、この演算したデ
ィフォーカス量を基に、上記焦点調整装置42を駆動制
御してフォーカシングレンズ22fを合焦させる。
【0056】次に、上記ステップS10で、上記各種ス
イッチ45のズームスイッチ47が操作され、ステップ
S11でズームスイッチ47に対応したズーム駆動した
際の撮影レンズ22のレンズ位置や至近位置の演算処理
について図6と図7を用いて説明する。
【0057】最初に図6を用いて撮影レンズ22の位置
演算について説明する。この図6は、ある焦点距離にお
ける撮影レンズ22の位置演算について示しており、横
軸は、撮影レンズ22の位置を示しており、焦点調節装
置42のエンコーダ(EL)42cから出力されるレン
ズ駆動モータ42aの回転量に比例したパルス数であ
る。縦軸が撮影レンズ22の光軸方向の繰り出し量であ
る。レンズ駆動モータ42aの回転量によるエンコーダ
42cから出力されるパルス数で検出される。
【0058】この図6の図中の符号11は、撮影レンズ
22の光軸方向の繰り出しをレンズ駆動モータ42aの
回転に対して直線状に移動する例を示している。符号1
2は撮影レンズ22の無限方向のメカニカルな終端(図
中無限方向のメカ終端と表記)で、符号13は撮影レン
ズ22の至近方向のメカニカルな終端(図中至近方向の
メカ終端と表記)である。また、符号14は無限方向の
メカ終端12から実際の光学的な無限位置までの調整量
である無限調整量で、この無限調整量14は、撮影レン
ズ22の個々によって異なるので、カメラの製造組み立
て時に調整され、EEPROM41dに記憶されてい
る。また、各焦点距離によっても異なるので、各撮影レ
ンズ22毎に複数の焦点距離におけるこの量が調整され
る。符号15は、上記無限調整量14で調整された撮影
レンズ22の光学的無限位置であり、符号16は、上記
無限位置15から光学的に至近までの繰り出し量であ
る。回転パルス数でこの無限〜至近回転パルス数16
は、EEPROM41dに記憶されている。符号17
は、上記光学的無限位置15と無限〜至近回転パルス数
16で求まる光学的至近位置である。
【0059】ズーミングレンズ43eのズーム操作後の
光学的至近位置を演算するサブルーチンを図7を用いて
説明する。
【0060】ステップS31でエンコーダ43cの値を
読み出す。すなわち、ズーム駆動した際のズーム駆動モ
ータ43aのパルス数を読み出し、撮影レンズ22のズ
ーム駆動後の焦点位置に相当するズーム位置を特定す
る。
【0061】次に、ステップS32で、上記ステップS
31で読み出し特定した撮影レンズ22のズーム駆動後
の位置に応じて調整された無限調整量14の値をEEP
ROM41dから読み出す。この無限調整量14は、上
述したように、焦点距離によって異なるために、複数の
ズーム位置で事前設定されており撮影レンズ22のズー
ム駆動の位置に対応した無限調整値14をEEPROM
41dから読み出し補間演算して、現在のズーム位置に
おける無限調整値を演算する。
【0062】次にステップS33で、上記ステップS3
2で補間演算した光学的無限位置15の値に無限〜至近
回転パルス数16を加えて、現在のズーム位置における
光学的至近位置17を演算する。この光学的至近位置1
7の演算は、上記最至近位置演算部4で実行される。
【0063】このステップS33の光学的至近位置の演
算が終了すると上記ステップS9の表示制御へと処理が
移行される。
【0064】次に、上記ステップS4の自動焦点制御に
おけるステップS26のレンズ駆動の処理サブルーチン
について、図8を用いて説明する。
【0065】なお、図9は、レンズ駆動処理サブルーチ
ンの説明を補完するもので、撮影レンズ22の最至近位
置が上述した図11と同様にワイド側最至近位置は、テ
レ側最至近位置よりも大きく(ワイド側最至近位置>テ
レ側最至近位置)、ワイド側からテレ側の領域までズー
ムアップされた際の撮影レンズ22の最至近位置を示し
ている。
【0066】上記ステップS26のレンズ駆動におい
て、撮影レンズ22は、ズームスイッチ47の操作によ
りワイドからテレ領域までズーム駆動されているとす
る。
【0067】このテレ領域に撮影レンズ22がズーム駆
動されている状態で、ステップS26のレンズ駆動の処
理に移行されると、ステップS41で、撮影レンズ22
の駆動に必要な初期化を行う。この初期化は、例えば、
焦点調節装置42のレンズ駆動回路42bやエンコーダ
42c、ズーム調節装置43のズーム駆動回路43bや
エンコーダ43cを駆動可能な状態にしたり、制御に必
要なパラメータをEEPROM41dから読み出したり
する。
【0068】次に、ステップS42で、今回の撮影レン
ズ22のズーム駆動が繰り出しか、繰り込みかを判断す
る。この撮影レンズ22の駆動が繰り出しか、繰り込み
かの判断は、上記ステップS23の焦点検出演算の演算
結果に基づいて、撮影レンズのデフォーカス方向から駆
動方向を判断する。
【0069】上記ステップS42で撮影レンズ22の駆
動が繰り出しと判断されると、ステップS43へ制御が
進み、繰り込みと判断されるとステップS53へ制御が
進められる。
【0070】上記ステップS42で繰り出しと判断され
るとステップS43で現在の撮影レンズ22の位置とズ
ーミング後に上記ステップS33で演算した最至近位置
17とを比較し、現在位置が至近位置17側に繰り込ん
でいる(現在位置<光学的至近位置)場合はステップS
44へ、現在位置が至近位置17側に繰り出している
(現在位置>光学的至近位置)場合はステップS51へ
と制御が進められる。
【0071】このステップS43の撮影レンズ22の現
在位置と、至近位置17との比較の結果、現在位置が至
近位置17よりも繰り込んでいる(現在位置<最至近位
置)場合は、ステップS44で現在位置に上記ステップ
S23で求めた駆動量を加算した目標位置を算出する。
【0072】次に、ステップS45で、撮影レンズ22
の今回の駆動方向が前回の駆動方向と異なる反転方向か
判断する。この撮影レンズ22の駆動方向が前回と今回
で異なる反転方向であると上記レンズ駆動モータ42b
からの駆動力を撮影レンズ22に伝達する不図示の駆動
ギア等のバックラッシュ(ガタ)分が駆動不足になるの
で、ガタ分だけ目標位置をステップS46で補正する。
すなわち、ガタ分だけ余計に撮影レンズ22を駆動する
ように制御する。
【0073】上記ステップS45で今回の駆動方向が前
回の駆動方向と同じであると判断されたり、上記ステッ
プS46の目標位置をガタ分補正されるとステップS4
7で目標位置と至近位置17とを比較判定する。つま
り、上記ステップS44で算出した目標位置と、または
上記ステップS46でガタ分補正された目標位置が至近
位置17よりも繰り出した位置(目標位置>光学的最至
近位置)であるか判断される。
【0074】このステップS47の判断の結果、目標位
置が至近位置17よりも繰り込んだ位置(目標位置<光
学的最至近位置)であると判断されると、ステップS4
8の合焦フラグをセットする。つまり、図9の図中Aで
示すように、現在位置から駆動させる目標位置が最至近
位置よりも繰り込んだ位置であるために、撮影レンズ2
2をズーム駆動して目標位置である駆動後位置に位置さ
せる。
【0075】上記ステップS47で、目標位置が至近位
置17よりも繰り出した位置(目標位置>光学的最至近
位置)であると判断されると、目標位置まで駆動すると
至近位置17をオーバーしてしまうので、ステップS4
9で目標位置を至近位置17に変更する。つまり、図9
の図中Bで示すように、至近位置をオーバーする目標位
置である場合は、駆動後の位置を至近位置で止めるよう
に変更する。
【0076】このステップS49による目標位置を至近
位置に変更したことで、撮影レンズ22を目標位置まで
駆動できず合焦しないためにステップS50で合焦フラ
グをクリアする。
【0077】上記ステップS43で撮影レンズ22の現
在位置が至近位置17よりも繰り出している(現在位置
>光学的至近位置)と判断されると、これ以上撮影レン
ズ22を繰り出せないのでステップS51で撮影レンズ
22の駆動量をゼロに設定する。
【0078】次に、ステップS52で、撮影レンズ22
を目標位置まで駆動できず合焦しないために合焦フラグ
をクリアする。つまり、図9の図中Cのように、既に現
在位置が至近位置よりも繰り出ているので、まったく駆
動しない状態となる。これは、至近位置17が撮影レン
ズ22の焦点距離によって異なることで発生する。
【0079】すなわち、図9(または図11)のような撮
影レンズの例では、ワイド側で撮影レンズが至近位置付
近にある状態で、テレ付近までズーム駆動すると撮影レ
ンズ22が最至近位置よりも繰り出てしまうからであ
る。
【0080】上記ステップS42で、撮影レンズ22の
繰り込みであると判断されると、ステップS53で現在
位置に上記ステップS23で求めた駆動量を減算した目
標位置を算出する。
【0081】次に、ステップS54で、撮影レンズ22
の今回の駆動方向が前回の駆動方向と異なる反転方向か
判断する。この撮影レンズ22の駆動方向が前回と今回
で異なる反転方向であると撮影レンズ22と、レンズ駆
動モータ42aとの間の不図示の駆動ギアのバックラッ
シュ(ガタ)分が駆動不足になるので、ガタ分だけ目標位
置をステップS55で補正する。すなわち、ガタ分だけ
余計に撮影レンズ22を駆動するように制御する。
【0082】上記ステップS54で今回の駆動方向が前
回の駆動方向と同じであると判断されたり、または、上
記ステップS55の目標位置をガタ分補正されるとステ
ップS56で目標位置と至近位置17とを比較判定す
る。つまり、上記ステップS53で算出した目標位置
と、または上記ステップS55でガタ分補正された目標
位置が至近位置17よりも繰り出した位置(目標位置>
光学的最至近位置)であるか判断される。
【0083】このステップS56の判断の結果、目標位
置が至近位置17よりも繰り込んだ位置(目標位置<光
学的最至近位置)であると判断されると、ステップS5
7で、目標位置が無限位置15よりも繰り込んだ位置
(目標位置<光学的無限位置)であるか判断される。
【0084】このステップS57で、目標位置が無限位
置15よりも繰り込んでいない(目標位置>光学的最至
近位置)と判断されると、図9の図中Dで示すように、
目標位置すなわち駆動後位置が光学的無限位置より繰り
出した位置であるために、目標位置まで正しく駆動合焦
できるので、ステップS58で合焦フラグをセットす
る。
【0085】上記ステップS57で、目標位置が光学的
無限位置よりも繰り込んだ位置(目標位置<光学的無限
位置)であると判断されると、目標位置まで駆動すると
光学的無限位置をオーバーしてしまうので、ステップS
59で目標位置を光学的無限位置に変更する。つまり、
図9の図中Eで示すように、目標位置を光学的無限位置
に変更して、撮影レンズ22の繰り込みを光学的無限位
置で停止させて、駆動後位置となるようにする。
【0086】このステップS59による目標位置を光学
的無限位置に変更したことで、撮影レンズ22を目標位
置まで駆動できず合焦しないためにステップS60で合
焦フラグをクリアする。
【0087】上記ステップS56で撮影レンズ22の目
標位置が至近位置17よりも繰り出している(現在位置
>光学的至近位置)と判断されると、撮影レンズ22を
繰り込めないのでステップS61で撮影レンズ22の駆
動量をゼロに設定する。
【0088】次に、ステップS62で、撮影レンズ22
を目標位置まで駆動できず合焦しないために合焦フラグ
をクリアする。つまり、図9の図中Fのように、既に現
在位置が至近位置よりも繰り出ており、目標位置も至近
位置よりも繰り出した位置であるために、撮影レンズ2
2の駆動を停止させた状態となる。これは、上記繰り出
しと同じに光学的最至近位置が撮影レンズの焦点距離に
よって異なることで発生する。
【0089】すなわち、図9(または図11)のような撮
影レンズの例では、撮影レンズがワイド側の光学的最至
近位置付近にある状態で、テレ付近までズーム駆動する
と撮影レンズが最至近位置よりも繰り出てしまうからで
ある。
【0090】上記ステップS48、S50、S52、S
58、S60、S62のいずれかの処理が終了すると、
ステップS63で撮影レンズ22の駆動量がゼロである
か判断し、駆動量ゼロであるとステップS65の制御に
進み、駆動量がゼロでないと判断されると、ステップS
64で、目標位置に撮影レンズ22を駆動合焦させる。
【0091】上記ステップ63で駆動量がゼロであると
判断されたり、上記ステップS64で目標位置に駆動さ
れると、ステップS65で撮影レンズ22の上記ステッ
プS27、S28及びS29の合焦判定、合焦後処理、
及び非合焦処理等の合焦駆動後処理が行われる。
【0092】以上説明したように、本発明の自動焦点カ
メラでは、撮影レンズの現在位置が図9のCやFの位置
にある場合、現在の撮影レンズ位置で合焦しない処理を
して、撮影レンズの駆動をせずに合焦不能処理をしてし
まう。これにより、ズーム後にそのズーム位置での最至
近位置までレンズを駆動することがなくなり、撮影レン
ズの不自然なズーム駆動を無くすることができた。
【0093】
【発明の効果】本発明の自動焦点カメラは、最至近被写
体距離が撮影レンズの焦点距離によって異なるカメラに
おいて、撮影レンズが最至近位置をオーバーしていても
撮影レンズの動作の不自然な動作を無くすことができ、
撮影者がズーム操作した際に自然な撮影レンズの駆動と
合焦操作が可能となる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る自動焦点カメラの焦
点制御部の概念を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施形態に係る自動焦点カメラの光
学系の構成を説明する説明図。
【図3】本発明の一実施形態に係る自動焦点カメラの内
部構成を示すブロック図。
【図4】本発明の自動焦点カメラの主制御動作を説明す
るフローチャート。
【図5】本発明の自動焦点カメラの自動焦点制御動作を
説明するフローチャート。
【図6】本発明の自動焦点カメラの撮影レンズの繰り出
し動作を説明する説明図。
【図7】本発明の自動焦点カメラのズーム操作後の動作
を説明するフローチャート。
【図8】本発明の自動焦点カメラの撮影レンズ駆動動作
を説明するフローチャート。
【図9】本発明の自動焦点カメラの撮影レンズ駆動動作
を説明する説明図。
【図10】従来のカメラのマクロ撮影と非マクロ撮影時
の撮影レンズの最至近位置とその動作を説明する説明
図。
【図11】従来の自動焦点カメラの撮影レンズの最至近
位置を説明する説明図。
【符号の説明】
1…焦点制御部 2…焦点検出部 3…レンズ位置演算部 4…最至近位置演算部 5…駆動後位置演算部 6…至近ロック処理部 7…レンズ位置比較部 21…カメラ本体 22…撮影レンズ 27…焦点検出装置 34…AFセンサ 41…主制御回路 42…焦点調節装置 44…レリーズスイッチ 47…ズームスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズの焦点距離によって異なる撮
    影可能最至近被写体距離に相当するレンズ位置を演算す
    る最至近位置演算手段と、 焦点検出結果に基づいて、撮影レンズの合焦駆動位置を
    演算する駆動後位置演算手段と、 上記撮影レンズの変倍動作後に、上記最至近位置演算手
    段で演算した最至近レンズ位置、上記駆動後位置演算手
    段で演算した駆動後位置、及び現在のレンズ位置を比較
    する比較手段と、 上記比較手段において、現在のレンズ位置が上記最至近
    レンズ位置よりも至近側にあると判定された場合、現在
    のレンズ位置から上記最至近レンズ位置の間に存在する
    被写体に対しては、上記撮影レンズ駆動動作を禁止する
    禁止手段と、 を具備することを特徴とした自動焦点カメラ。
  2. 【請求項2】 上記禁止手段は、上記撮影レンズ繰り込
    み動作時において、撮影レンズ駆動後の位置が上記最至
    近レンズ位置を越えない場合には、撮影レンズの駆動を
    行わず、合焦不能と判断することを特徴とした請求項1
    に記載の自動焦点カメラ。
  3. 【請求項3】 上記禁止手段は、上記撮影レンズ繰り出
    し動作時において、撮影レンズ駆動前の現在位置が既に
    上記最至近レンズ位置よりも繰り出た位置にある場合に
    は、撮影レンズの駆動を行わず、合焦不能と判断するこ
    とを特徴とした請求項1に記載の自動焦点カメラ。
JP2002040533A 2002-02-18 2002-02-18 自動焦点カメラ Pending JP2003241068A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006047602A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Casio Comput Co Ltd カメラ装置
JP2017122922A (ja) * 2017-02-23 2017-07-13 株式会社ニコン 焦点調節装置および撮像装置

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