JP2003241019A - 光コネクタを成形するための金型の製造方法 - Google Patents
光コネクタを成形するための金型の製造方法Info
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- JP2003241019A JP2003241019A JP2003059000A JP2003059000A JP2003241019A JP 2003241019 A JP2003241019 A JP 2003241019A JP 2003059000 A JP2003059000 A JP 2003059000A JP 2003059000 A JP2003059000 A JP 2003059000A JP 2003241019 A JP2003241019 A JP 2003241019A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 縦方向への光ファイバ高密度化を実現できる
多心光コネクタのフェルールを成形するための金型にお
けるスペーサ部材を精度よく加工できる金型の製造方法
を提供する。 【解決手段】 (A)に示すように、スペーサ部材18
は、上下に配列されたパイプ部材17の間に挟まれるよ
うに位置され、その半円状の溝によって、パイプ部材1
7の位置決めをする。スペーサ部材18における半円状
の溝は、スペーサ部材18となる金属ブロックをチャッ
ク19で固定し、これにワイヤ電極20を対向させて、
スペーサ部材18となる金属ブロックとワイヤ電極との
間に高圧電圧を印加し、ワイヤ電極20に張力をかけて
移動させながら放電を生じさせて、放電加工によって溝
を加工する。
多心光コネクタのフェルールを成形するための金型にお
けるスペーサ部材を精度よく加工できる金型の製造方法
を提供する。 【解決手段】 (A)に示すように、スペーサ部材18
は、上下に配列されたパイプ部材17の間に挟まれるよ
うに位置され、その半円状の溝によって、パイプ部材1
7の位置決めをする。スペーサ部材18における半円状
の溝は、スペーサ部材18となる金属ブロックをチャッ
ク19で固定し、これにワイヤ電極20を対向させて、
スペーサ部材18となる金属ブロックとワイヤ電極との
間に高圧電圧を印加し、ワイヤ電極20に張力をかけて
移動させながら放電を生じさせて、放電加工によって溝
を加工する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信における光
ファイバの接続のための光コネクタに用いられる光ファ
イバの位置決めのための部材であるフェルールを成形す
るための金型の製造方法に関するものである。
ファイバの接続のための光コネクタに用いられる光ファ
イバの位置決めのための部材であるフェルールを成形す
るための金型の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特許文献1に記載された光コネクタとそ
の製造方法においては、光ファイバを縦横に配列させる
多心光コネクタ用フェルールの成形金型において、俵積
みの形態に並べることにより上下ピッチ(縦方向ピッ
チ)を横方向ピッチよりも小さくして、高密度化させる
ための成形ピンの配列方法を開示している。しかし、こ
の金型構造の場合、光ファイバ挿入ガイド溝を成形でき
ないために、フェルールの光ファイバ挿入穴に光ファイ
バを挿入する作業性が悪いという問題がある。
の製造方法においては、光ファイバを縦横に配列させる
多心光コネクタ用フェルールの成形金型において、俵積
みの形態に並べることにより上下ピッチ(縦方向ピッ
チ)を横方向ピッチよりも小さくして、高密度化させる
ための成形ピンの配列方法を開示している。しかし、こ
の金型構造の場合、光ファイバ挿入ガイド溝を成形でき
ないために、フェルールの光ファイバ挿入穴に光ファイ
バを挿入する作業性が悪いという問題がある。
【0003】また、特許文献2に記載された多心光コネ
クタにおいては、光ファイバを縦横に配列させる多心光
コネクタ用フェルールにおいて、光ファイバ挿入穴列の
間に、光ファイバ挿入ガイド溝を備えた棚状部がフェル
ール内部空間内に突出している。ガイド溝の幅は、光フ
ァイバの横方向の配列ピッチに等しい。このフェルール
を成形する金型では、光ファイバ縦方向ピッチを光ファ
イバ横方向ピッチよりも小さくすることができない。ま
た、光ファイバの縦方向の配列ピッチを光ファイバの横
方向の配列ピッチと同じにした場合においては、光ファ
イバ成形ピンの太い部分(ガイド溝を成形する部分)の
外径は、横方向の光ファイバ配列ピッチとほぼ同じ大き
さにしてなる(特許文献2の図1(c)、図2(c)参
照)。
クタにおいては、光ファイバを縦横に配列させる多心光
コネクタ用フェルールにおいて、光ファイバ挿入穴列の
間に、光ファイバ挿入ガイド溝を備えた棚状部がフェル
ール内部空間内に突出している。ガイド溝の幅は、光フ
ァイバの横方向の配列ピッチに等しい。このフェルール
を成形する金型では、光ファイバ縦方向ピッチを光ファ
イバ横方向ピッチよりも小さくすることができない。ま
た、光ファイバの縦方向の配列ピッチを光ファイバの横
方向の配列ピッチと同じにした場合においては、光ファ
イバ成形ピンの太い部分(ガイド溝を成形する部分)の
外径は、横方向の光ファイバ配列ピッチとほぼ同じ大き
さにしてなる(特許文献2の図1(c)、図2(c)参
照)。
【0004】図8は、横方向の光ファイバ配列ピッチP
と縦方向の光ファイバ配列ピッチQと同じにし、光ファ
イバ成形ピンの太い部分(ガイド溝を成形する部分)の
外径Dを横方向の光ファイバ配列ピッチと同じにした場
合、すなわち、P=Q=Dであり、金型のスペーサ部材
18が分割されてしまい、金型のスペーサ自身が加工で
きなくなるという製造上の問題がある。
と縦方向の光ファイバ配列ピッチQと同じにし、光ファ
イバ成形ピンの太い部分(ガイド溝を成形する部分)の
外径Dを横方向の光ファイバ配列ピッチと同じにした場
合、すなわち、P=Q=Dであり、金型のスペーサ部材
18が分割されてしまい、金型のスペーサ自身が加工で
きなくなるという製造上の問題がある。
【0005】金型のスペーサ部材の加工を可能ならしめ
るためには、図9に示すように、縦方向の光ファイバ配
列ピッチQを横方向の光ファイバ配列ピッチPより大き
くすればよい。すなわち、Q>P=Dであり、このよう
にした場合には、金型のスペーサ部材18の加工は可能
であるが、高密度化の面からは不利である。
るためには、図9に示すように、縦方向の光ファイバ配
列ピッチQを横方向の光ファイバ配列ピッチPより大き
くすればよい。すなわち、Q>P=Dであり、このよう
にした場合には、金型のスペーサ部材18の加工は可能
であるが、高密度化の面からは不利である。
【0006】また、多心光コネクタに光ファイバを挿入
する場合の挿入のし易さも考慮する必要がある。特許文
献2に記載された多心光コネクタにおいては、光ファイ
バ挿入孔列が4層以上になった場合には、偶数番目の光
ファイバ列用のガイド溝は、フェルールの窓穴からはよ
く見えないという問題がある。
する場合の挿入のし易さも考慮する必要がある。特許文
献2に記載された多心光コネクタにおいては、光ファイ
バ挿入孔列が4層以上になった場合には、偶数番目の光
ファイバ列用のガイド溝は、フェルールの窓穴からはよ
く見えないという問題がある。
【0007】
【特許文献1】特開平9−292547号公報
【特許文献2】特開平11−84177号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、光ファイバ挿入穴への挿入
時の作業性の向上と、縦方向への光ファイバ高密度化と
を両立させることができる多心光コネクタのフェルール
を成形するための金型におけるスペーサ部材を精度のよ
く加工できる金型の製造方法を提供することを目的とす
るものである。
情に鑑みてなされたもので、光ファイバ挿入穴への挿入
時の作業性の向上と、縦方向への光ファイバ高密度化と
を両立させることができる多心光コネクタのフェルール
を成形するための金型におけるスペーサ部材を精度のよ
く加工できる金型の製造方法を提供することを目的とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、光ファイバを
縦横両方向に並べ、縦方向の光ファイバ配列ピッチは横
方向の光ファイバ配列ピッチ以下の配列ピッチであり、
横方向の光ファイバ配列ピッチよりも小さく、かつ、縦
方向の光ファイバ配列ピッチより小さい直径を有する半
円状のガイド溝が横方向に並べられた突出部をフェルー
ルの内部空間に備え、前記突出部における半円状のガイ
ド溝間は該半円状のガイド溝の開口と同じ高さの平面と
なっている多心光コネクタのフェルールを成形するため
の金型の製造方法であって、横方向の光ファイバ配列ピ
ッチよりも小さい直径を有する複数の半円状の溝を両面
に備えるとともに、その厚さが横方向の光ファイバ配列
ピッチよりも薄いスペーサ部材を用いて、該スペーサ部
材の両側からその溝に成形ピンの太い部分または成形ピ
ンと嵌合するパイプ状部材を位置決めして整列把持した
中子を有する多心光コネクタのフェルールを成形するた
めの金型の製造方法において、前記スペーサ部材の複数
の半円状の溝を、放電加工によって加工することを特徴
とする多心光コネクタのフェルールを成形するものであ
る。
縦横両方向に並べ、縦方向の光ファイバ配列ピッチは横
方向の光ファイバ配列ピッチ以下の配列ピッチであり、
横方向の光ファイバ配列ピッチよりも小さく、かつ、縦
方向の光ファイバ配列ピッチより小さい直径を有する半
円状のガイド溝が横方向に並べられた突出部をフェルー
ルの内部空間に備え、前記突出部における半円状のガイ
ド溝間は該半円状のガイド溝の開口と同じ高さの平面と
なっている多心光コネクタのフェルールを成形するため
の金型の製造方法であって、横方向の光ファイバ配列ピ
ッチよりも小さい直径を有する複数の半円状の溝を両面
に備えるとともに、その厚さが横方向の光ファイバ配列
ピッチよりも薄いスペーサ部材を用いて、該スペーサ部
材の両側からその溝に成形ピンの太い部分または成形ピ
ンと嵌合するパイプ状部材を位置決めして整列把持した
中子を有する多心光コネクタのフェルールを成形するた
めの金型の製造方法において、前記スペーサ部材の複数
の半円状の溝を、放電加工によって加工することを特徴
とする多心光コネクタのフェルールを成形するものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の製造方法で製造
される金型で成形された光コネクタの第1の実施の形態
を説明するためもので、図1(A)はフェルールの斜視
図、図1(B)はテープ状光ファイバ心線を取り付けた
多心光コネクタの斜視図である。図中、1はフェルー
ル、2a,2bは光ファイバ挿入穴、3はガイドピン
穴、4は窓穴、5a,5bは光ファイバ挿入ガイド溝、
6a,6bはテープ状光ファイバ心線、7は接着剤であ
る。
される金型で成形された光コネクタの第1の実施の形態
を説明するためもので、図1(A)はフェルールの斜視
図、図1(B)はテープ状光ファイバ心線を取り付けた
多心光コネクタの斜視図である。図中、1はフェルー
ル、2a,2bは光ファイバ挿入穴、3はガイドピン
穴、4は窓穴、5a,5bは光ファイバ挿入ガイド溝、
6a,6bはテープ状光ファイバ心線、7は接着剤であ
る。
【0011】フェルール1は、図1(A)に示すよう
に、先端面に開口する光ファイバ挿入穴2a,2bおよ
びガイドピン穴3が設けられ、上部に形成された窓穴4
から見える内部空間に、光ファイバ挿入穴2a,2bの
後部に連通する図示しない光ファイバ挿入ガイド穴の後
部に設けられた光ファイバ挿入ガイド溝5a,5bが形
成されている。この実施の形態では、図1(B)に示す
ように、2本のテープ状光ファイバ心線6a,6bが取
り付けられるが、それぞれのテープ状光ファイバ心線の
先端部の被覆を除去して露出された光ファイバの挿入に
際して、下側の光ファイバ挿入ガイド溝5aが下側のテ
ープ状光ファイバ心線6aの光ファイバをガイドし、上
側の光ファイバ挿入ガイド溝5bが上側のテープ状光フ
ァイバ心線6bの光ファイバをガイドする。
に、先端面に開口する光ファイバ挿入穴2a,2bおよ
びガイドピン穴3が設けられ、上部に形成された窓穴4
から見える内部空間に、光ファイバ挿入穴2a,2bの
後部に連通する図示しない光ファイバ挿入ガイド穴の後
部に設けられた光ファイバ挿入ガイド溝5a,5bが形
成されている。この実施の形態では、図1(B)に示す
ように、2本のテープ状光ファイバ心線6a,6bが取
り付けられるが、それぞれのテープ状光ファイバ心線の
先端部の被覆を除去して露出された光ファイバの挿入に
際して、下側の光ファイバ挿入ガイド溝5aが下側のテ
ープ状光ファイバ心線6aの光ファイバをガイドし、上
側の光ファイバ挿入ガイド溝5bが上側のテープ状光フ
ァイバ心線6bの光ファイバをガイドする。
【0012】図1(B)は、フェルール1にテープ状光
ファイバ心線6a,6bを取り付けた状態であり、窓穴
4から接着剤7が注入され、テープ状光ファイバ心線6
a,6bおよびそれぞれの光ファイバを固定した後、先
端面が研磨される。先端面の研磨は、光ファイバ軸に直
角、あるいは、反射戻り光を低減させるため、直角面に
対して斜め、例えば、8゜の角度の斜めに研磨される。
ファイバ心線6a,6bを取り付けた状態であり、窓穴
4から接着剤7が注入され、テープ状光ファイバ心線6
a,6bおよびそれぞれの光ファイバを固定した後、先
端面が研磨される。先端面の研磨は、光ファイバ軸に直
角、あるいは、反射戻り光を低減させるため、直角面に
対して斜め、例えば、8゜の角度の斜めに研磨される。
【0013】図2は、図1における光ファイバ挿入部を
拡大して図示した斜視図である。図中、図1と同様の部
分には同じ符号を付して説明を省略する。8a,8bは
光ファイバ挿入ガイド穴である。
拡大して図示した斜視図である。図中、図1と同様の部
分には同じ符号を付して説明を省略する。8a,8bは
光ファイバ挿入ガイド穴である。
【0014】光ファイバ挿入ガイド穴8a,8bの中心
を通る軸線は、図1における光ファイバ挿入穴2a,2
bの中心を通るように配列されている。したがって、図
2における光ファイバ挿入ガイド穴8a,8bにおける
それぞれの列の横方向ピッチPは図1における光ファイ
バ挿入穴2a,2bの横方向ピッチと同じであり、した
がって、図1における光ファイバ挿入穴2a,2bの横
方向ピッチはPである。また、図2における2列に配列
した光ファイバ挿入ガイド穴8a,8bの縦方向におけ
る中心間の距離、すなわち、光ファイバ挿入ガイド穴8
a,8bの縦方向の配列ピッチQは、図1における光フ
ァイバ挿入穴2a,2bの縦方向ピッチと同じであり、
したがって、光ファイバ挿入穴2a,2bの縦方向の配
列ピッチはQ=Pである。本発明においては、Q≦Pで
ある。
を通る軸線は、図1における光ファイバ挿入穴2a,2
bの中心を通るように配列されている。したがって、図
2における光ファイバ挿入ガイド穴8a,8bにおける
それぞれの列の横方向ピッチPは図1における光ファイ
バ挿入穴2a,2bの横方向ピッチと同じであり、した
がって、図1における光ファイバ挿入穴2a,2bの横
方向ピッチはPである。また、図2における2列に配列
した光ファイバ挿入ガイド穴8a,8bの縦方向におけ
る中心間の距離、すなわち、光ファイバ挿入ガイド穴8
a,8bの縦方向の配列ピッチQは、図1における光フ
ァイバ挿入穴2a,2bの縦方向ピッチと同じであり、
したがって、光ファイバ挿入穴2a,2bの縦方向の配
列ピッチはQ=Pである。本発明においては、Q≦Pで
ある。
【0015】さらに、半円状の光ファイバ挿入ガイド溝
5a,5bの直径Dは、横方向の光ファイバ配列ピッチ
Pよりも小さく、かつ、縦方向の光ファイバ配列ピッチ
Qより小さい直径である。したがって、D<P、かつ、
D<Qである。なお、光ファイバ挿入ガイド穴8a,8
bを設けた場合、その穴径dは、図1における光ファイ
バ挿入穴2a,2bの穴径Fよりやや大きくされている
が、光ファイバ挿入ガイド穴8a,8bの穴径dについ
ても、d<P、かつ、d<Qとする。また、光ファイバ
挿入ガイド穴8a,8bの穴径dは、光ファイバ挿入ガ
イド溝5a,5bの直径Dと同じ、かつ、同軸とするの
が製造上有利である。
5a,5bの直径Dは、横方向の光ファイバ配列ピッチ
Pよりも小さく、かつ、縦方向の光ファイバ配列ピッチ
Qより小さい直径である。したがって、D<P、かつ、
D<Qである。なお、光ファイバ挿入ガイド穴8a,8
bを設けた場合、その穴径dは、図1における光ファイ
バ挿入穴2a,2bの穴径Fよりやや大きくされている
が、光ファイバ挿入ガイド穴8a,8bの穴径dについ
ても、d<P、かつ、d<Qとする。また、光ファイバ
挿入ガイド穴8a,8bの穴径dは、光ファイバ挿入ガ
イド溝5a,5bの直径Dと同じ、かつ、同軸とするの
が製造上有利である。
【0016】この実施の形態における具体例では、横方
向の光ファイバ配列ピッチPを0.25mmとし、光フ
ァイバ挿入ガイド溝の半円の直径Dを0.15〜0.2
2mmの範囲内の値とし、光ファイバ挿入ガイド溝の長
手方向の長さを0.3〜2.5mmの範囲内で2段と
し、かつ、下方に配列されている光ファイバ挿入ガイド
溝の長手方向の長さを、上方に配列されている光ファイ
バ挿入ガイド溝の長手方向の長さより長くした。縦方向
の光ファイバ配列ピッチQも0.25mmとした。
向の光ファイバ配列ピッチPを0.25mmとし、光フ
ァイバ挿入ガイド溝の半円の直径Dを0.15〜0.2
2mmの範囲内の値とし、光ファイバ挿入ガイド溝の長
手方向の長さを0.3〜2.5mmの範囲内で2段と
し、かつ、下方に配列されている光ファイバ挿入ガイド
溝の長手方向の長さを、上方に配列されている光ファイ
バ挿入ガイド溝の長手方向の長さより長くした。縦方向
の光ファイバ配列ピッチQも0.25mmとした。
【0017】図3は、図1,図2で説明した光ファイバ
コネクタのフェルールの断面図である。図中、図1,図
2と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。
9は光ファイバ心線挿入穴、10a,10bは突出部で
ある。
コネクタのフェルールの断面図である。図中、図1,図
2と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。
9は光ファイバ心線挿入穴、10a,10bは突出部で
ある。
【0018】上部に開口された窓穴4の下方の内部空間
に光ファイバ挿入ガイド溝5a,5b(図2)が形成さ
れ、その前方に設けられた光ファイバ挿入ガイド穴8
a,8bを通して、光ファイバ挿入穴2a,2bが形成
されている。後方には、光ファイバ心線挿入穴9が開口
されており、光ファイバ心線の取付に際して、先端部の
被覆が除去されて光ファイバが露出された光ファイバ心
線、例えば、テープ状光ファイバ心線が挿入される。ま
た、下方の突出部10aには、光ファイバ挿入ガイド溝
5a(図2)が形成され、上方の突出部10bには、光
ファイバ挿入ガイド溝5b(図2)が形成されている。
に光ファイバ挿入ガイド溝5a,5b(図2)が形成さ
れ、その前方に設けられた光ファイバ挿入ガイド穴8
a,8bを通して、光ファイバ挿入穴2a,2bが形成
されている。後方には、光ファイバ心線挿入穴9が開口
されており、光ファイバ心線の取付に際して、先端部の
被覆が除去されて光ファイバが露出された光ファイバ心
線、例えば、テープ状光ファイバ心線が挿入される。ま
た、下方の突出部10aには、光ファイバ挿入ガイド溝
5a(図2)が形成され、上方の突出部10bには、光
ファイバ挿入ガイド溝5b(図2)が形成されている。
【0019】図4は、本発明の製造方法による金型の実
施の形態の一例を説明するためのものであり、図4
(A)は本体部の断面図、図4(B)は位置決め部の断
面図、図4(C)は中子部の断面図、図4(D)は各部
を組み立てた状態の断面図である。図中、11は本体部
材、11aは突出部、12は光ファイバ挿入穴成形ピ
ン、13は成形ピン取付部材、14はカバー部材、1
5,16は中子部材、17はパイプ部材、18はスペー
サ部材である。
施の形態の一例を説明するためのものであり、図4
(A)は本体部の断面図、図4(B)は位置決め部の断
面図、図4(C)は中子部の断面図、図4(D)は各部
を組み立てた状態の断面図である。図中、11は本体部
材、11aは突出部、12は光ファイバ挿入穴成形ピ
ン、13は成形ピン取付部材、14はカバー部材、1
5,16は中子部材、17はパイプ部材、18はスペー
サ部材である。
【0020】図4(A)の本体部材11は、図3で説明
したフェルールの外側面を取り囲むように形成され、窓
穴を形成する突出部11aが設けられている。図では、
1つの部材として図示したが、成形後に成形されたフェ
ルールから本体部材11を外すことができるように、適
当なブロックに分割されて構成されている。例えば、上
下に2分割されてもよい。また、図示しない樹脂注入孔
が設けられている。
したフェルールの外側面を取り囲むように形成され、窓
穴を形成する突出部11aが設けられている。図では、
1つの部材として図示したが、成形後に成形されたフェ
ルールから本体部材11を外すことができるように、適
当なブロックに分割されて構成されている。例えば、上
下に2分割されてもよい。また、図示しない樹脂注入孔
が設けられている。
【0021】図4(B)の位置決め部には、光ファイバ
挿入穴2a,2b(図1,図3)を形成するための光フ
ァイバ挿入穴成形ピン12の位置決めをするとともに、
フェルールの前端面を決定する成形ピン取付部材13を
有している。成形ピン取付部材13に取り付けられる光
ファイバ挿入穴成形ピン12は、光ファイバ挿入穴2
a,2b(図1,図3)を形成するものであるから、そ
の外径は光ファイバの外径に相当するものであり、例え
ば、外径125μmの光ファイバを取り付けるフェルー
ルにおいては、公差1μmを見込んで、光ファイバ挿入
成形ピン12の外径は、126μmとする。成形ピン取
付部材13には、ガイドピン穴3(図1)を取り付ける
ための成形ピンも取り付けられているが、図示を省略す
る。もちろん、ガイドピンを用いないフェルールの場合
には、ガイドピン穴を成形する必要はなく、そのための
成形ピンも不要である。カバー部材14は、光ファイバ
挿入穴成形ピン12の後部を覆うとともに、後部を押さ
えるようにすることもできるものであるが、光ファイバ
挿入穴成形ピン12の取付構造によっては、必ずしも必
要とするものではない。
挿入穴2a,2b(図1,図3)を形成するための光フ
ァイバ挿入穴成形ピン12の位置決めをするとともに、
フェルールの前端面を決定する成形ピン取付部材13を
有している。成形ピン取付部材13に取り付けられる光
ファイバ挿入穴成形ピン12は、光ファイバ挿入穴2
a,2b(図1,図3)を形成するものであるから、そ
の外径は光ファイバの外径に相当するものであり、例え
ば、外径125μmの光ファイバを取り付けるフェルー
ルにおいては、公差1μmを見込んで、光ファイバ挿入
成形ピン12の外径は、126μmとする。成形ピン取
付部材13には、ガイドピン穴3(図1)を取り付ける
ための成形ピンも取り付けられているが、図示を省略す
る。もちろん、ガイドピンを用いないフェルールの場合
には、ガイドピン穴を成形する必要はなく、そのための
成形ピンも不要である。カバー部材14は、光ファイバ
挿入穴成形ピン12の後部を覆うとともに、後部を押さ
えるようにすることもできるものであるが、光ファイバ
挿入穴成形ピン12の取付構造によっては、必ずしも必
要とするものではない。
【0022】図4(C)の中子部は、上下に分割可能に
構成された下部の中子部材15と上部の中子部材16を
有し、前方にパイプ部材17が取り付けられている。パ
イプ部材17の中心に設けられた穴は、光ファイバ挿入
穴成形ピン12が密に挿入できる内径である。上下2列
に配列されたパイプ部材の間にスペーサ部材18が挿入
され、パイプ部材17の位置決めをするとともに、突出
部10b(図3)の先端部の位置を決定する。パイプ部
材17は、光ファイバ挿入ガイド穴8a,8b(図2,
図3)および光ファイバ挿入ガイド溝5a,5b(図
1,図2,図3)を形成するためのものである。この実
施の形態では、光ファイバ挿入ガイド穴8a,8b(図
2,図3)および光ファイバ挿入ガイド溝5a,5bの
直径をともにD(図5)としたから、パイプ部材17の
外径はDである。
構成された下部の中子部材15と上部の中子部材16を
有し、前方にパイプ部材17が取り付けられている。パ
イプ部材17の中心に設けられた穴は、光ファイバ挿入
穴成形ピン12が密に挿入できる内径である。上下2列
に配列されたパイプ部材の間にスペーサ部材18が挿入
され、パイプ部材17の位置決めをするとともに、突出
部10b(図3)の先端部の位置を決定する。パイプ部
材17は、光ファイバ挿入ガイド穴8a,8b(図2,
図3)および光ファイバ挿入ガイド溝5a,5b(図
1,図2,図3)を形成するためのものである。この実
施の形態では、光ファイバ挿入ガイド穴8a,8b(図
2,図3)および光ファイバ挿入ガイド溝5a,5bの
直径をともにD(図5)としたから、パイプ部材17の
外径はDである。
【0023】図4(D)は、各部を組み立てた状態であ
り、本体部の前方から位置決め部が位置決めされ、後方
から中子部が挿入されて位置決めされる。このとき、光
ファイバ挿入穴成形ピン12がパイプ部材17の穴に嵌
合され、金型が組み立てられる。この金型に樹脂を注入
することによって、図1,図3に示すフェルールが成形
できる。
り、本体部の前方から位置決め部が位置決めされ、後方
から中子部が挿入されて位置決めされる。このとき、光
ファイバ挿入穴成形ピン12がパイプ部材17の穴に嵌
合され、金型が組み立てられる。この金型に樹脂を注入
することによって、図1,図3に示すフェルールが成形
できる。
【0024】図5は、スペーサ部材とその製造方法を説
明するためのもので、図5(A)は図4(C)のA−A
線断面図、図5(B)はスペーサ部材の断面図、図5
(C)はスペーサ部材の製造方法の説明図である。図
中、図4と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略
する。19はチャック、20はワイヤ電極である。
明するためのもので、図5(A)は図4(C)のA−A
線断面図、図5(B)はスペーサ部材の断面図、図5
(C)はスペーサ部材の製造方法の説明図である。図
中、図4と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略
する。19はチャック、20はワイヤ電極である。
【0025】図5(A)に示すように、スペーサ部材1
8は、上下に配列されたパイプ部材17の間に挟まれる
ように位置され、その半円状の溝によって、パイプ部材
17の位置決めをする。スペーサ部材18の寸法関係を
図5(B)で説明する。本発明においては、光ファイバ
挿入穴2a,2bにおけるそれぞれの列の横方向ピッチ
Pと、縦方向の配列ピッチQについて、Q≦Pとし、さ
らに、半円状の光ファイバ挿入ガイド溝5a,5bの直
径Dについて、D<P、かつ、D<Qとすることは図2
で説明したとおりである。なお、パイプ部材17の外径
は、半円状の光ファイバ挿入ガイド溝5a,5b(図
2)の直径Dに等しい。ここで、図5(B)は、Q=P
とした場合であり、D<P、かつ、D<Qであることに
より、スペーサ部材18が、分割されることなく構成で
きる。なお、スペーサ部材18が分割されない限りにお
いて、Dの値を考慮して、Q<Pとなるように、Qの値
を設定することができる。
8は、上下に配列されたパイプ部材17の間に挟まれる
ように位置され、その半円状の溝によって、パイプ部材
17の位置決めをする。スペーサ部材18の寸法関係を
図5(B)で説明する。本発明においては、光ファイバ
挿入穴2a,2bにおけるそれぞれの列の横方向ピッチ
Pと、縦方向の配列ピッチQについて、Q≦Pとし、さ
らに、半円状の光ファイバ挿入ガイド溝5a,5bの直
径Dについて、D<P、かつ、D<Qとすることは図2
で説明したとおりである。なお、パイプ部材17の外径
は、半円状の光ファイバ挿入ガイド溝5a,5b(図
2)の直径Dに等しい。ここで、図5(B)は、Q=P
とした場合であり、D<P、かつ、D<Qであることに
より、スペーサ部材18が、分割されることなく構成で
きる。なお、スペーサ部材18が分割されない限りにお
いて、Dの値を考慮して、Q<Pとなるように、Qの値
を設定することができる。
【0026】スペーサ部材18における半円状の溝の形
成方法の一例について図5(C)で説明する。スペーサ
部材18となる金属ブロックをチャック19で固定し、
これにワイヤ電極20を対向させて、スペーサ部材18
となる金属ブロックとワイヤ電極との間に高圧電圧を印
加し、ワイヤ電極20に張力をかけて移動させながら放
電を生じさせて、放電加工によって溝を加工する。
成方法の一例について図5(C)で説明する。スペーサ
部材18となる金属ブロックをチャック19で固定し、
これにワイヤ電極20を対向させて、スペーサ部材18
となる金属ブロックとワイヤ電極との間に高圧電圧を印
加し、ワイヤ電極20に張力をかけて移動させながら放
電を生じさせて、放電加工によって溝を加工する。
【0027】図6は、本発明の製造方法による金型の実
施の形態の他の例を説明するためのものであり、図6
(A)は本体部の断面図、図6(B)は位置決め部の断
面図、図6(C)は中子部の断面図、図6(D)は各部
を組み立てた状態の断面図である。図中、図4と同様の
部分には同じ符号を付して説明を省略する。21は成形
ピン、22は位置決め部材である。
施の形態の他の例を説明するためのものであり、図6
(A)は本体部の断面図、図6(B)は位置決め部の断
面図、図6(C)は中子部の断面図、図6(D)は各部
を組み立てた状態の断面図である。図中、図4と同様の
部分には同じ符号を付して説明を省略する。21は成形
ピン、22は位置決め部材である。
【0028】この実施の形態では、成形ピン21は、図
4で説明した光ファイバ挿入穴成形ピン12とパイプ部
材17とを一体化したものであり、図6(C)に示すよ
うに、ともに中子部に取り付けられ、上下の列間には、
スペース部材18が取り付けられる。
4で説明した光ファイバ挿入穴成形ピン12とパイプ部
材17とを一体化したものであり、図6(C)に示すよ
うに、ともに中子部に取り付けられ、上下の列間には、
スペース部材18が取り付けられる。
【0029】図6(D)は、各部を組み立てた状態であ
り、本体部の前方から位置決め部の位置決め部材22が
位置決めされ、後方から中子部が挿入されて位置決めさ
れる。このとき、成形ピン21の先端部が位置決め部材
22の穴に嵌合され、金型が組み立てられる。この金型
に樹脂を注入することによって、図1,図3に示すフェ
ルールが成形できる。なお、この実施の形態では、位置
決め部材22を本体部材11に一体化しておくことも可
能である。
り、本体部の前方から位置決め部の位置決め部材22が
位置決めされ、後方から中子部が挿入されて位置決めさ
れる。このとき、成形ピン21の先端部が位置決め部材
22の穴に嵌合され、金型が組み立てられる。この金型
に樹脂を注入することによって、図1,図3に示すフェ
ルールが成形できる。なお、この実施の形態では、位置
決め部材22を本体部材11に一体化しておくことも可
能である。
【0030】図7は、本発明の製造方法で製造される金
型で成形された多心光コネクタの第2の実施の形態を説
明するためのフェルールの断面図である。図中、2cは
光ファイバ挿入穴、8cは光ファイバ挿入ガイド穴、1
0cは突出部である。
型で成形された多心光コネクタの第2の実施の形態を説
明するためのフェルールの断面図である。図中、2cは
光ファイバ挿入穴、8cは光ファイバ挿入ガイド穴、1
0cは突出部である。
【0031】この実施の形態では、第1の実施の形態で
2列に配列された光ファイバ挿入穴を3列としたもので
あるが、4列以上としてもよい。各列の光ファイバ挿入
穴2a,2b,2cに対応して光ファイバ挿入ガイド穴
8a,8b,8cが設けられ、その後方の突出部10
a,10b,10cには、光ファイバ挿入ガイド溝がそ
れぞれ形成される。光ファイバ挿入穴2a,2b,2
c、光ファイバ挿入ガイド穴8a,8b,8c、突出部
10a,10b,10c、光ファイバ挿入ガイド溝の寸
法関係については、第1の実施の形態と同様である。
2列に配列された光ファイバ挿入穴を3列としたもので
あるが、4列以上としてもよい。各列の光ファイバ挿入
穴2a,2b,2cに対応して光ファイバ挿入ガイド穴
8a,8b,8cが設けられ、その後方の突出部10
a,10b,10cには、光ファイバ挿入ガイド溝がそ
れぞれ形成される。光ファイバ挿入穴2a,2b,2
c、光ファイバ挿入ガイド穴8a,8b,8c、突出部
10a,10b,10c、光ファイバ挿入ガイド溝の寸
法関係については、第1の実施の形態と同様である。
【0032】なお、光ファイバ挿入ガイド溝の長手方向
の長さは、下方に配列されている光ファイバ挿入ガイド
溝の長手方向の長さを最も長くし、上方に行くに従っ
て、順次、光ファイバ挿入ガイド溝の長手方向の長さを
短くした。
の長さは、下方に配列されている光ファイバ挿入ガイド
溝の長手方向の長さを最も長くし、上方に行くに従っ
て、順次、光ファイバ挿入ガイド溝の長手方向の長さを
短くした。
【0033】この実施の形態の具体例では、光ファイバ
挿入ガイド溝の長手方向の長さは、0.15〜0.22
mmの範囲内で、上方に行くに従って、順次、短くなる
ようにした。横方向および縦方向の光ファイバ配列ピッ
チP,Q、光ファイバ挿入ガイド溝の半円の直径につい
ては、第1の実施の形態で説明した具体例と同じであ
る。
挿入ガイド溝の長手方向の長さは、0.15〜0.22
mmの範囲内で、上方に行くに従って、順次、短くなる
ようにした。横方向および縦方向の光ファイバ配列ピッ
チP,Q、光ファイバ挿入ガイド溝の半円の直径につい
ては、第1の実施の形態で説明した具体例と同じであ
る。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、光ファイバ挿入穴への挿入時の作業性の向上
と、縦方向への光ファイバ高密度化とを両立させること
ができる多心コネクタのフェルールを成形するための金
型を加工するに際して、従来のような研削加工では、縦
配向の光ファイバ挿入穴配列ピッチが横方向ピッチと同
程度になると、スペーサの両面に精度のよい溝を加工で
きないという問題を解決できるともに、精度のよいスペ
ーサ部材を加工できる金型の製造方法を提供できるとい
う効果がある。
によれば、光ファイバ挿入穴への挿入時の作業性の向上
と、縦方向への光ファイバ高密度化とを両立させること
ができる多心コネクタのフェルールを成形するための金
型を加工するに際して、従来のような研削加工では、縦
配向の光ファイバ挿入穴配列ピッチが横方向ピッチと同
程度になると、スペーサの両面に精度のよい溝を加工で
きないという問題を解決できるともに、精度のよいスペ
ーサ部材を加工できる金型の製造方法を提供できるとい
う効果がある。
【図1】本発明の製造方法で製造される金型で成形され
た光コネクタの第1の実施の形態を説明するためもの
で、図1(A)はフェルールの斜視図、図1(B)はテ
ープ状光ファイバ心線を取り付けた多心光コネクタの斜
視図である。
た光コネクタの第1の実施の形態を説明するためもの
で、図1(A)はフェルールの斜視図、図1(B)はテ
ープ状光ファイバ心線を取り付けた多心光コネクタの斜
視図である。
【図2】図1における光ファイバ挿入部を拡大して図示
した斜視図である。
した斜視図である。
【図3】図1,図2で説明した光ファイバコネクタのフ
ェルールの断面図である。
ェルールの断面図である。
【図4】本発明の製造方法による金型の実施の形態の一
例を説明するためのものであり、図4(A)は本体部の
断面図、図4(B)は位置決め部の断面図、図4(C)
は中子部の断面図、図4(D)は各部を組み立てた状態
の断面図である。
例を説明するためのものであり、図4(A)は本体部の
断面図、図4(B)は位置決め部の断面図、図4(C)
は中子部の断面図、図4(D)は各部を組み立てた状態
の断面図である。
【図5】スペーサ部材を説明するためのもので、図5
(A)は図4(C)のA−A線断面図、図5(B)はス
ペーサ部材の断面図、図5(C)はスペーサ部材の製造
方法の説明図である。
(A)は図4(C)のA−A線断面図、図5(B)はス
ペーサ部材の断面図、図5(C)はスペーサ部材の製造
方法の説明図である。
【図6】本発明の製造方法による金型の実施の形態の他
の例を説明するためのものであり、図6(A)は本体部
の断面図、図6(B)は位置決め部の断面図、図6
(C)は中子部の断面図、図6(D)は各部を組み立て
た状態の断面図である。
の例を説明するためのものであり、図6(A)は本体部
の断面図、図6(B)は位置決め部の断面図、図6
(C)は中子部の断面図、図6(D)は各部を組み立て
た状態の断面図である。
【図7】本発明の製造方法で製造される金型で成形され
た多心光コネクタの第2の実施の形態を説明するための
フェルールの断面図である。
た多心光コネクタの第2の実施の形態を説明するための
フェルールの断面図である。
【図8】金型のスペーサ部材の説明図である。
【図9】金型のスペーサ部材の説明図である。
1…フェルール、2a,2b,2c…光ファイバ挿入
穴、3…ガイドピン穴、4…窓穴、5a,5b…光ファ
イバ挿入ガイド溝、6a,6b…テープ状光ファイバ心
線、7…接着剤、8a,8b,8c…光ファイバ挿入ガ
イド穴、9…光ファイバ心線挿入穴、10a,10b,
10c…突出部、11…本体部材、11a…突出部、1
2…光ファイバ挿入穴成形ピン、13…成形ピン取付部
材、14…カバー部材、15,16…中子部材、17…
パイプ部材、18…スペーサ部材、19…チャック、2
0…ワイヤ電極、21…成形ピン、22…位置決め部
材。
穴、3…ガイドピン穴、4…窓穴、5a,5b…光ファ
イバ挿入ガイド溝、6a,6b…テープ状光ファイバ心
線、7…接着剤、8a,8b,8c…光ファイバ挿入ガ
イド穴、9…光ファイバ心線挿入穴、10a,10b,
10c…突出部、11…本体部材、11a…突出部、1
2…光ファイバ挿入穴成形ピン、13…成形ピン取付部
材、14…カバー部材、15,16…中子部材、17…
パイプ部材、18…スペーサ部材、19…チャック、2
0…ワイヤ電極、21…成形ピン、22…位置決め部
材。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 柿井 俊昭
神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電
気工業株式会社横浜製作所内
Fターム(参考) 2H036 JA02 QA12 QA18 QA20 QA49
4F202 AH34 CA01 CA11 CB01 CD18
CK52 CR06
Claims (2)
- 【請求項1】 光ファイバを縦横両方向に並べ、縦方向
の光ファイバ配列ピッチは横方向の光ファイバ配列ピッ
チ以下の配列ピッチであり、横方向の光ファイバ配列ピ
ッチよりも小さく、かつ、縦方向の光ファイバ配列ピッ
チより小さい直径を有する半円状のガイド溝が横方向に
並べられた突出部をフェルールの内部空間に備え、前記
突出部における半円状のガイド溝間は該半円状のガイド
溝の開口と同じ高さの平面となっている多心光コネクタ
のフェルールを成形するための金型の製造方法であっ
て、横方向の光ファイバ配列ピッチよりも小さい直径を
有する複数の半円状の溝を両面に備えるとともに、その
厚さが横方向の光ファイバ配列ピッチよりも薄いスペー
サ部材を用いて、該スペーサ部材の両側からその溝に成
形ピンの太い部分または成形ピンと嵌合するパイプ状部
材を位置決めして整列把持した中子を有する多心光コネ
クタのフェルールを成形するための金型の製造方法にお
いて、前記スペーサ部材の複数の半円状の溝を、放電加
工によって加工することを特徴とする多心光コネクタの
フェルールを成形するための金型の製造方法。 - 【請求項2】 横方向の光ファイバ挿入穴列のピッチを
0.25mmとし、ガイド溝の半円の直径を0.15〜
0.22mm、ガイド溝の長手方向の長さを0.3〜
2.5mmとしたことを特徴とする請求項1に記載の多
心光コネクタのフェルールを成形するための金型の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003059000A JP2003241019A (ja) | 2003-03-05 | 2003-03-05 | 光コネクタを成形するための金型の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003059000A JP2003241019A (ja) | 2003-03-05 | 2003-03-05 | 光コネクタを成形するための金型の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23685599A Division JP2001066463A (ja) | 1999-08-24 | 1999-08-24 | 光コネクタ、光コネクタのフェルールを成形するための金型およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003241019A true JP2003241019A (ja) | 2003-08-27 |
Family
ID=27785831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003059000A Pending JP2003241019A (ja) | 2003-03-05 | 2003-03-05 | 光コネクタを成形するための金型の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003241019A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110097432A1 (en) * | 2009-10-23 | 2011-04-28 | Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. | Injection mold |
CN102062904A (zh) * | 2010-12-07 | 2011-05-18 | 杭州梭钠科技有限公司 | 一种实现光纤密排线阵列中光点密接的方法及模块 |
EP2270562A3 (en) * | 2004-09-27 | 2013-04-17 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Connecting member |
-
2003
- 2003-03-05 JP JP2003059000A patent/JP2003241019A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2270562A3 (en) * | 2004-09-27 | 2013-04-17 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Connecting member |
US20110097432A1 (en) * | 2009-10-23 | 2011-04-28 | Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. | Injection mold |
US8262380B2 (en) * | 2009-10-23 | 2012-09-11 | Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. | Injection mold |
CN102062904A (zh) * | 2010-12-07 | 2011-05-18 | 杭州梭钠科技有限公司 | 一种实现光纤密排线阵列中光点密接的方法及模块 |
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---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050629 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060222 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |