JP2003241015A - 遮蔽機構を備えた光コネクタ - Google Patents

遮蔽機構を備えた光コネクタ

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JP2003241015A JP2002042895A JP2002042895A JP2003241015A JP 2003241015 A JP2003241015 A JP 2003241015A JP 2002042895 A JP2002042895 A JP 2002042895A JP 2002042895 A JP2002042895 A JP 2002042895A JP 2003241015 A JP2003241015 A JP 2003241015A
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亮 長瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単でありながらレーザ光を確実に遮
蔽することができ、しかも安全性の高い遮蔽機構を備え
た光コネクタを提供すると共に、遮蔽機構は従来既存の
光コネクタにも簡単に取り付けることが出来る。 【解決手段】 遮蔽部材10a、10bは、装着部46
の対向する側面にそれぞれ配置され、所定の傾斜角を有
して光コネクタプラグ65の挿入方向に伸びると共にそ
の先端部12a、12b同士が接触することにより光軸
を遮蔽し、光コネクタプラグ65を装着したときにその
動きに伴って装着部46の内面側に押倒されて光軸を開
放し、光コネクタプラグ65を抜去したときにはその弾
性により再び光軸を遮蔽する位置に復帰するようにされ
た一対のシャッタ片11a、11bを有して形成される
と共に、その接触位置が装着部46の光軸中心から外れ
て位置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遮蔽機構を備えた
光コネクタに関し、さらに詳しくは、光コネクタプラグ
が装着される装着部に光を遮蔽する遮蔽部材が配設され
た光コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光コネクタプラグの装着又は抜去
作業中に誤って作業者の目がレーザ光に曝されないよう
に、例えば、特開平8−43681号、特開平9―21
1264号、特開平11−352357号や特開200
0−347075号などに示されているようなレーザ光
を遮るためシャッタを設ける提案がなされている。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】特開平8−43681号及び特開平9―2
11264号公報には、作業者の目に直接レーザ光が入
らないように光コネクタ内部にレーザ光を遮るためのシ
ャッタを備えた光コネクタが示されている。しかし、こ
れらに示された光コネクタにおいては、いずれも通常の
光コネクタプラグの嵌合長に加えてさらに光軸を開いて
シャッタを逃がすためのスペースも必要となることから
その分だけ光コネクタの形状及び寸法が大きくなるとい
う問題がある。
【0004】また、特開平11−352357号公報に
示されたシャッタ付き光コネクタにおいては、ハウジン
グの動きに応じて移動する可動部の動きに連動して光出
射部を開閉するシャッタを設けて構成されている。しか
し、シャッタを開閉するための機構が複雑であり、ま
た、その機構を構成するための部品点数が多いという問
題がある。また、部品点数が多いとそれだけ製造に手間
がかかると共に、コストも高くなってしまう。さらに、
光コネクタプラグの装着又は抜去に伴う磨耗粉の発生の
おそれも考えられる。
【0005】さらに、特開2000−347075号公
報に示されたコネクタアダプタにおいては、プラグの押
し込み移動に応じてシャッタがレーザ光の光路から退く
ようになっているが、その際シャッタはコネクタアダプ
タから飛び出すようになっている。従って、シャッタが
飛び出すための開口部からコネクタアダプタ内部に埃が
入り込むおそれがある。
【0006】ところで、既に使用状態にあるシャッタの
ないコネクタアダプタを上述のようなシャッタ付きのも
のに変更する場合にはシャッタ付きのコネクタアダプタ
に交換しなければならず、既に取り付けられているシャ
ッタなしの光コネクタやコネクタアダプタが無駄になる
という問題があった。加えて、上述のシャッタ付きの光
コネクタやコネクタアダプタは従来品に比べて寸法形状
が異なるため簡単に交換できない場合もある。
【0007】また、近年では機器の小型化が進み、複数
の光コネクタプラグを実装可能な高密度プラグイン光コ
ネクタが提供され利用されている。この高密度プラグイ
ン光コネクタは、多数の光コネクタプラグを装着した状
態で対応する別の光コネクタと嵌合することにより各光
コネクタプラグのフェルール同士を突き合わせて光学的
な接続を行わしめるものである。しかし、かかる高密度
プラグイン光コネクタは小型である上に複数の光コネク
タプラグを高密度で実装可能とするものであることから
新たに上述のような遮蔽機構を付加することが難しく、
そのような遮蔽機構を備えた高密度プラグイン光コネク
タは未だ提供されていない。
【0008】そこで、本発明は、構造が簡単でありなが
らレーザ光を確実に遮蔽することができ、しかも安全性
の高い遮蔽機構を備えた光コネクタを提供することを目
的とする。
【0009】また、レーザ光を遮る機構の付いていない
従来既存の光コネクタと外形寸法を変えることなく、既
存の使用箇所にそのまま置き換えることが可能なレーザ
光を遮蔽する遮蔽機構を備えた光コネクタを提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に記載の発明は、光コネクタプラグが装着さ
れる装着部に光を遮蔽する遮蔽機構を備えた光コネクタ
において、遮蔽部材は、装着部の対向する側面にそれぞ
れ配置され、相異なる所定の傾斜角を有して光コネクタ
プラグの挿入方向に伸びると共にその先端部同士が接触
することにより光軸を遮蔽し、光コネクタプラグを装着
したときにその動きに伴って装着部の内面側に押倒され
て光軸を開放し、光コネクタプラグを抜去したときには
その弾性により再び光軸を遮蔽する位置に復帰するよう
にされた一対のシャッタ片を有して形成されると共に、
その接触位置が装着部の光軸中心から外れて位置してい
ることを特徴とする。
【0011】上記課題を解決するために請求項2に記載
の発明は、請求項1に記載の遮蔽機構を備えた光コネク
タにおいて、光コネクタは複数の光コネクタプラグを装
着可能な高密度プラグイン光コネクタであることを特徴
とする。
【0012】上記課題を解決するために請求項3に記載
の発明は、請求項1又は2に記載の遮蔽機構を備えた光
コネクタにおいて、遮蔽部材は、光コネクタを形成する
ハウジングに係止されて取着されていることを特徴とす
る。
【0013】上記課題を解決するために請求項4に記載
の発明は、請求項1又は2に記載の遮蔽機構を備えた光
コネクタにおいて、遮蔽部材は、光コネクタを形成する
ハウジングに接着剤により接着されて取着されているこ
とを特徴とする。
【0014】上記課題を解決するために請求項5に記載
の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の遮蔽機
構を備えた光コネクタにおいて、シャッタ片は、厚さ
0.02〜0.05mmの金属製材料により形成されて
いることを特徴とする。
【0015】上記課題を解決するために請求項6に記載
の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の遮蔽機
構を備えた光コネクタにおいて、一対のシャッタ片の先
端部はアール状に折り曲げられて形成され、光コネクタ
プラグの装着時又は抜去時の引っ掛かりを防止したこと
を特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係る遮蔽機構を備えた光
コネクタについて図面を用いて詳細に説明する。図1は
本発明に係る遮蔽機構を備えた光コネクタの一実施形態
における分解斜視図であり、光コネクタ自体は従来知ら
れた高密度プラグイン光コネクタである。図示された高
密度プラグイン光コネクタは、雄側光コネクタaと雌側
光コネクタbとにより構成されている。
【0017】まず、雄側光コネクタaは、図2及び図3
に示すように、合成樹脂製の絶縁ハウジング20を備
え、この絶縁ハウジング20の下面部20b側が通信機
器等に組み込まれたボードcへの取り付け側となる。こ
の下面部20bより僅かの段差を有してボードcの表面
と密接するボード接触面21が形成されている。このボ
ード接触面21の左右にはボードcへ取り付けるための
位置案内する位置決め用突起22が形成され、また、絶
縁ハウジング20のボード接触面21とは反対側の面で
ある上面部20aの左右の両端近傍にはネジ止め時のナ
ットが挿入される挿入凹部24a(図1参照)が形成さ
れている。
【0018】絶縁ハウジング20の正面部には、図3に
示すように、絶縁ハウジング20の長手方向に沿って多
数の光コネクタプラグ60を装着するために隔壁27で
仕切られた装着部25が複数形成されている。装着部2
5の内部には、光コネクタプラグ60の係合部63と係
合する一対のランス部26が対向するように形成されて
いる。そして、各隔壁27の前端にはスリーブホルダ係
止片29が形成されており、スリーブホルダ係止片29
の対向する縁部29aは円弧状にされている。
【0019】絶縁ハウジング20の前縁部には左右及び
その中間に位置して舌片30、31、32がそれぞれ上
下一対づつ形成されると共に、左右の舌片30、31の
前縁部には突出部33、34が形成されている。また、
絶縁ハウジング20の左右の側部にはそれぞれロック片
部37が形成され、ロック片部37の先部には内側に突
出する係止部39が形成されている。
【0020】このように構成された雄側光コネクタaに
は光コネクタプラグ60とスリーブホルダ62とが取り
付けられる。すなわち、雄側光コネクタaの各装着部2
5にそれぞれ光コネクタプラグ60を挿入することによ
りこれらの光コネクタプラグ60の係合部63にランス
部26が係合して光コネクタプラグ60が固定されるよ
うになっている。そして、雄側光コネクタaに取り付け
られたスリーブホルダ62内に光コネクタプラグ60の
フェルール64が挿入される。
【0021】一方、雌側光コネクタbは、図1に示すよ
うに、外部ハウジング40と、内部ハウジング45と、
バックハウジング50とを備えて構成されている。バッ
クハウジング50は外部ハウジング40に取着された止
め部材42に図示しないねじ部材により締着されると共
に、内部ハウジング45は外部ハウジング40内に可動
可能に収容されるようになっている。
【0022】すなわち、外部ハウジング40は、図4に
示すように、左右の側面部41a、41bと上下面部4
1c、41dとを有し、前後が解放された平面長方形状
の枠状体に形成されている。そして、図5に示すよう
に、側面部41aは略「口」の字状に打ち抜かれた空間
部を有し、側面部41aの前部側のやや内側に架渡すよ
うにして形成されたストッパ部44にはそれぞれ突起部
44aを備えて形成されている。上下面部41c、41
dの内側面には案内凹部43が形成され、この案内凹部
43の表面に僅かに突出するようにしてロック用凸部4
3aが形成されている。
【0023】また、内部ハウジング45は、図7に示す
ように、その正面部には内部ハウジング45の長手方向
に沿うようにして多数の光コネクタプラグ装着部46が
形成されている。そして、これらの各光コネクタプラグ
装着部46の内部には光コネクタプラグ65に設けられ
た開口部67と係合する一対のランス部47が設けられ
ている(図6参照)。そして、内部ハウジング45の左
右にはガイド部48がそれぞれ形成され、このガイド部
48の先端部の外側方向には突出してガイド突起部48
bがそれぞれ形成されている。また、内部ハウジング4
5の上下面部45a、45bにはそれぞれ2つのロック
片部49が形成されている。これらのロック片部49は
片持ち状態でばね性が付与されている。
【0024】そして、光を遮るための遮蔽機構はこの内
部ハウジング45に設けられている。すなわち、遮蔽機
構は、図7に示されているように、内部ハウジング45
の上下面部45a、45bに密接するようにして取着さ
れた2つの遮蔽部材10a、10bにより構成されてい
る。遮蔽部材10aは、図8及び図9に示すように、薄
板状のステンレス又はその合金等の金属製材料により内
部ハウジング45の上面部45aに取着される取付面部
15aと内部ハウジング45の光コネクタプラグ装着部
46内に所定の傾斜角で光コネクタプラグ65の挿入方
向に伸びるように配置されるシャッタ片11aを備えて
形成されている。このシャッタ片11aは光コネクタプ
ラグ装着部46の数と同じ数だけ設けられている。ま
た、取付面部15aには内部ハウジング45の上面部4
5aとロック片部49との隙間に挿入されてロック片部
49の付け根部を挟み込むようにして掛止する一対の掛
止片16aが2箇所に設けられている。この一対の掛止
片16aをロック片部49に掛止させることにより簡単
に内部ハウジング45に取り付けることができるように
なっている。尚、遮蔽部材10aの内部ハウジング45
への取り付けはこれに限らず、接着剤により接着するこ
とも可能である。この場合、取付面部15aに掛止片1
6aを設けずとも内部ハウジング45への取り付けは可
能である。
【0025】遮蔽部材10aは、所定の形状に打ち抜か
れた厚さ0.02〜0.05mmの薄板の金属板により
形成されており、従来の高密度プラグイン光コネクタの
内部ハウジング45に特別の加工や形状変更を加えるこ
となく簡単に取着することが出来るようになっている。
また、各シャッタ片11aは折曲部13aで所定の角度
を有して折り曲げられ、僅かの力で変形可能であり且つ
加重を除去すればその弾性力により元の形状に復帰する
ようになっている。各シャッタ片11aの先端部12a
付近はアール状に屈曲するように折り曲げられて形成さ
れており、これにより光コネクタプラグ65の装着時又
は抜去時に光コネクタプラグ65に引っ掛かってシャッ
タ片11aが座屈するのを防止する。また、遮蔽部材1
0bも遮蔽部材10aと同様に形成されておりその説明
は省略するが、後述するように、シャッタ片11bはシ
ャッタ片11aの折曲部13aの折り曲げ角度とは異な
る折り曲げ角度を有している。
【0026】上述のように、内部ハウジング45の対向
する側面にそれぞれ取着された遮蔽部材10a、10b
は、各シャッタ片11a、11bの先端部12a、12
b付近が互いに接触することにより光コネクタプラグ6
0のフェルール64から出射されるレーザ光の光軸を遮
蔽するようになっている。そして、図11に最も良く示
されているように、シャッタ片11aとシャッタ片11
bとは異なる折り曲げ角度を有しているので各シャッタ
片11a、11b同士が接触する位置は光コネクタプラ
グ装着部46の光軸中心から外れて位置している。これ
により、シャッタ片11a、11bが多少変形したよう
な場合でもレーザ光を確実に遮蔽することができ、より
安全性の高い遮蔽機構を提供することが可能となる。ま
た、2枚のシャッタ片11a、11bで光軸を遮蔽する
ことから光コネクタプラグ60のフェルール64がシャ
ッタ片11a、11bに接触することが防止できる。
【0027】バックハウジング50は、図1及び図11
に示すように、前後が解放された平面長方形状の枠状体
を有し、外部ハウジング40内の後方側から止め部材4
2により連結されるようになっている。そして、バック
ハウジング50の長手方向に沿って光コネクタプラグ6
5を挿入する挿入部51が形成されている。
【0028】上述した外部ハウジング40と、内部ハウ
ジング45と、バックハウジング50とは以下のように
結合される。すなわち、外部ハウジング40の後部から
内部ハウジング45を挿入する。この場合、内部ハウジ
ング45のロック片部49を外部ハウジング40の案内
凹部43に挿入し、内部ハウジング45を強く押し込む
ことにより、ロック片部49のロック用突起49aが案
内凹部43のロック用凸部43aに乗り越えてロック用
凸部43aより先側の案内凹部43に至らしめる。
【0029】そして、内部ハウジング45を内装した外
部ハウジング40に止め部材42を取り付け、この外部
ハウジング40を取り付けるべきボードに穿設された孔
部に挿入する。そして、その後部側からバックハウジン
グ50を挿入すると共に、止め部材42をバックハウジ
ング50の四隅に穿設された図示しないねじ取付孔に挿
入し、図示しないねじ部材を締着することにより、バッ
クハウジング50が外部ハウジング40に取り付けられ
ると同時に、雌側光コネクタbがボードに取り付けられ
る。
【0030】このように構成された雌側光コネクタbに
は光コネクタプラグ65が取り付けられる。すなわち、
この光コネクタプラグ65は、いわゆるMU形の光コネ
クタプラグであり、概略として、前後に可動可能な合成
樹脂性のつまみ66と、プラグフレーム67とフェルー
ル68とを備えて構成されている。つまみ66には内部
ハウジング45のランス部47と係合する一対の開口部
69が形成されている。フェルール68は、プラグフレ
ーム67内に収納されており、図示しない光ケーブルが
接続されている。
【0031】光コネクタプラグ60は、バックハウジン
グ50の各光コネクタプラグ挿入部51に、その後方か
ら挿入されて、内部ハウジング45の光コネクタプラグ
装着部46に挿入され、これらの光コネクタプラグ65
のつまみ66の開口部69にランス部47が係合して光
コネクタプラグ65が雌側光コネクタbに取り付けられ
る。尚、光コネクタプラグ60は、光コネクタプラグ6
5からつまみ66を除いたものと同じ構成となってい
る。
【0032】以上のような雄側光コネクタaと雌側光コ
ネクタbとは以下のように結合する。すなわち、雄側光
コネクタaと雌側光コネクタbとを対向するように位置
させて雄側光コネクタaの舌片30、31、32を雌側
光コネクタbの外部ハウジング40と内部ハウジング4
5との間に挿入し、また、左右の舌片30、31の外側
縁部を外部ハウジング40の前面の角部に沿うようにし
て雄側光コネクタaを押し込む。この時に、雄側光コネ
クタaのロック片部37の係止部39が、外部ハウジン
グ40のストッパ部44の突起部44aに乗り上げた後
にガイド部48とロックがなされる。さらに、雄側光コ
ネクタaを押し込むと、舌片30、31、32間に位置
する部分35、36で、ロック片部49を内側方向に変
位させられるのでロック用突起49aの外部ハウジング
40のロック用凸部43aへの係合を解除する。これに
より内部ハウジング45は外部ハウジング40との係合
が解除され、内部ハウジング45は光コネクタプラグ6
5と共に、軸方向に可動するようになっている。
【0033】次に、図12を参照しつつ遮蔽機構の動作
について説明する。まず、光コネクタプラグ65をバッ
クハウジング50の光コネクタプラグ挿入部51に、そ
の後方から挿入して光コネクタプラグ装着部46に挿入
する(図12(a)参照)。光コネクタプラグ65をさ
らに奥(図の左方向)に向かって挿入すると光コネクタ
プラグ65の先端の両側角部がそれぞれシャッタ片11
a、11bに接触する。するとシャッタ片11a、11
bは光コネクタプラグ65の動きに伴って光コネクタプ
ラグ装着部46の内面側に密接するように押倒される
(図12(b)参照)。光コネクタプラグ65の先端の
両側角部がシャッタ片11a、11bを押し開くのでフ
ェルール68がシャッタ片11a、11bに接触するこ
とはない。そして、光コネクタプラグ65さらに挿入す
るとランス部47が光コネクタプラグ65のつまみ66
の開口部69と係合して光コネクタプラグ65が雌側光
コネクタbに装着されると共にシャッタ片11a、11
bは光軸を開放し光コネクタプラグ装着部46の内面側
に完全に押倒される。そして、光コネクタプラグ65の
フェルール68は対向して実装された光コネクタプラグ
60のフェルール64(図せず)と衝合する(図12
(c)参照)。尚、光コネクタプラグ65を抜去した場
合には装着時とは逆の動作が行われ、シャッタ片11
a、11bはその弾性により再び元の位置に復帰して光
コネクタプラグ60のフェルール64から出射されるレ
ーザ光を遮蔽する。
【0034】本実施形態における遮蔽機構は、複数の光
コネクタプラグを実装可能な高密度プラグイン光コネク
タに設けられているが、これに限るものではなく、光コ
ネクタプラグを1:1に接続するタイプの光コネクタア
ダプタであってもよいことはいうまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、遮蔽部
材を、光コネクタの装着部の対向する側面にそれぞれ配
置し、所定の傾斜角を有して光コネクタプラグの挿入方
向に伸びると共にその先端部同士が接触することにより
光軸を遮蔽し、光コネクタプラグを装着したときにその
動きに伴って装着部の内面側に押倒されて光軸を開放
し、光コネクタプラグを抜去したときにはその弾性によ
り再び光軸を遮蔽する位置に復帰するようにされた一対
のシャッタ片を有して形成すると共に、その接触位置が
装着部の光軸中心から外れて位置させているのでシャッ
タ片が多少変形したような場合でもレーザ光を確実に遮
蔽することができ、より安全性の高い遮蔽機構を提供す
ることができるという効果がある。
【0036】また、構造が簡単でしかも遮蔽機構の付い
ていない従来既存の光コネクタと外形寸法を変えること
なく遮蔽機構を取り着けることができ、既存の使用箇所
にそのまま置き換えることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る遮蔽機構を備えた光コネクタの
一実施形態における分解斜視図である。
【図2】 雄側光コネクタの底面図である。
【図3】 雄側光コネクタの正面図である。
【図4】 雌側光コネクタの外部ハウジングの正面図で
ある。
【図5】 雌側光コネクタの外部ハウジングの側面図で
ある。
【図6】 雌側光コネクタの内部ハウジングの平面図で
ある。
【図7】 雌側光コネクタの内部ハウジングの正面図で
ある。
【図8】 遮蔽部材の正面図である。
【図9】 遮蔽部材の側面図である。
【図10】 本発明に係る遮蔽機構を備えた雌側光コネ
クタの正面図である。
【図11】 本発明に係る遮蔽機構を備えた雌側光コネ
クタの側面断面図である。
【図12】 (a)〜(c)は本発明に係る遮蔽機構の
動作を示す側面断面図である。
【符号の説明】
a 雄側光コネクタ b 雌側光コネクタ c ボード 10a、10b 遮蔽部材 11a、11b シャッタ片 12a、12b 先端部 13a 折曲部 15a 取付面部 16a 掛止片 40 外部ハウジング 45 内部ハウジング 46 光コネクタプラグ装着部 50 バックハウジング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉崎 毅 東京都目黒区目黒本町6丁目18番12号 本 多通信工業株式会社内 (72)発明者 長瀬 亮 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 ▲柳▼ 秀一 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2H036 QA03 QA43 QA44 QA56

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光コネクタプラグが装着される装着部に
    光を遮蔽する遮蔽機構を備えた光コネクタにおいて、 前記遮蔽部材は、前記装着部の対向する側面にそれぞれ
    配置され、相異なる所定の傾斜角を有して前記光コネク
    タプラグの挿入方向に伸びると共にその先端部同士が接
    触することにより光軸を遮蔽し、前記光コネクタプラグ
    を装着したときにその動きに伴って前記装着部の内面側
    に押倒されて前記光軸を開放し、前記光コネクタプラグ
    を抜去したときにはその弾性により再び光軸を遮蔽する
    位置に復帰するようにされた一対のシャッタ片を有して
    形成されると共に、その接触位置が前記装着部の光軸中
    心から外れて位置していることを特徴とする遮蔽機構を
    備えた光コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遮蔽機構を備えた光コ
    ネクタにおいて、 前記光コネクタは複数の光コネクタプラグを装着可能な
    高密度プラグイン光コネクタであることを特徴とする遮
    蔽機構を備えた光コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の遮蔽機構を備え
    た光コネクタにおいて、 前記遮蔽部材は、前記光コネクタを形成するハウジング
    に係止されて取着されていることを特徴とする遮蔽機構
    を備えた光コネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の遮蔽機構を備え
    た光コネクタにおいて、 前記遮蔽部材は、前記光コネクタを形成するハウジング
    に接着剤により接着されて取着されていることを特徴と
    する遮蔽機構を備えた光コネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の遮
    蔽機構を備えた光コネクタにおいて、 前記シャッタ片は、厚さ0.02〜0.05mmの金属
    製材料により形成されていることを特徴とする遮蔽機構
    を備えた光コネクタ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の遮
    蔽機構を備えた光コネクタにおいて、 一対の前記シャッタ片の先端部はアール状に折り曲げら
    れて形成され、前記光コネクタプラグの装着時又は抜去
    時の引っ掛かりを防止したことを特徴とする遮蔽機構を
    備えた光コネクタ。
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