JP2003240647A - 発熱抵抗体を備えた絶縁基板における温度検出素子 - Google Patents

発熱抵抗体を備えた絶縁基板における温度検出素子

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JP2003240647A
JP2003240647A JP2002340955A JP2002340955A JP2003240647A JP 2003240647 A JP2003240647 A JP 2003240647A JP 2002340955 A JP2002340955 A JP 2002340955A JP 2002340955 A JP2002340955 A JP 2002340955A JP 2003240647 A JP2003240647 A JP 2003240647A
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JP
Japan
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resistor
insulating substrate
film
temperature
resistance
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JP2002340955A
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Yutaka Tatsumi
豊 巽
Hiroaki Hayashi
浩昭 林
Shinobu Obata
忍 小畠
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱抵抗体3を形成して成る絶縁基板2にお
いて、この絶縁基板の温度を、これに設けた抵抗体5に
て検出する場合に、前記抵抗体5における温度が高い状
態での抵抗値を小さくするとともに、前記抵抗体におけ
る抵抗温度係数のバラツキを小さくする。 【解決手段】 前記抵抗体5を、コバルト及びマンガン
のうちいずれか一方又は両方を含んで負の抵抗温度係数
を呈する抵抗体にして、その全体が前記絶縁基板2に直
接接触するように膜状にして形成するとともに、この抵
抗体5に対する一対の膜状電極パターン7,8を、前記
抵抗体5の両端に一部重なるように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、発熱抵抗体を形成して
成る絶縁基板において、この絶縁基板の温度を検出し、
当該温度が所定値になるようにフィードバック制御する
場合に、前記絶縁基板の温度を検出するための温度検出
素子に関するものである。 【0002】 【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、こ
の種の温度検出素子には、金属酸化物を主成分とするセ
ラミックを焼結して成るサーミスタチップ片を使用し、
このサーミスタチップ片を、前記発熱抵抗体を形成した
絶縁基板に、当該サーミスタチップ片の両端が絶縁基板
に予め形成されている一対の膜電極パターンに対して一
部重ねることによって電気的に導通するようにダイボン
ディングし、このサーミスタチップ片における抵抗値が
温度によって変化することを利用して、前記発熱抵抗体
に対する電力量を増減することにより、その温度が所定
値になるように制御すると言う構成であった。 【0003】しかし、このように、発熱抵抗体を形成し
た絶縁基板に、サーミスタチップ片を、両端が絶縁基板
に予め形成されている一対の膜状電極パターンに一部重
なるようにダイボンディングすると言う構成では、サー
ミスタチップ片が、絶縁基板から電極パターンの厚さの
分だけ浮き上がっていることに加えて、絶縁基板からそ
の厚さ寸法だけ突出して、大気空気への放熱面積が大き
いことにより、温度の変化に対する応答性が低いばかり
か、正しい温度を検出できず、従って、発熱抵抗体に対
する温度制御の精度が低いという問題がある。 【0004】一方、先行技術としての特許文献1は、発
熱抵抗体を形成した絶縁基板に、ダングステン、モリブ
デンを含むことによって正の高い抵抗温度係数を有する
抵抗体ペーストを、スクリーン印刷にて膜状に塗着した
のち焼成することによって、膜状の抵抗体を形成し、こ
の膜状抵抗体を温度検出素子にすることを提案してい
る。 【0005】しかし、この先行技術のように、温度検出
素子として使用する膜状抵抗体は、タングステン、モリ
ブデンを含むことにより、図7に点線の曲線Aで示すよ
うに、正の抵抗温度係数を有するものであって、温度が
高い領域における抵抗値が高くて、これを流れる電流値
が小さくなることにより、ノイズの影響を受け易いので
あり、しかも、温度が高い領域における抵抗値の変化量
が大きいから、前記絶縁基板に形成されている発熱抵抗
体に対する温度制御の精度が可成り低いと言う問題があ
った。 【0006】本発明は、これらの問題を解消した温度検
出素子を提供することを技術的課題とするものである。 【0007】 【特許文献1】特開平5−265350号公報 【0008】 【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「発熱抵抗体を形成して成る絶縁基板
に、コバルト及びマンガンのうちいずれか一方又は両方
を含んで負の抵抗温度係数を呈する抵抗体を、当該抵抗
体の全体が前記絶縁基板に直接接触するように膜状にし
て形成するとともに、この抵抗体に対する一対の膜状電
極パターンを、前記抵抗体の両端に一部重なるように形
成した。」ことを特徴としている。 【0009】 【発明の作用・効果】この構成において、その抵抗体
は、これにコバルト及びマンガンのうちいずれか一方又
は両方を含むことにより、図7に実線の曲線Bで示すよ
うに、負の高い抵抗温度係数を有することにより、温度
が高い領域において、抵抗値が低くなって、電流値を高
くすることができると共に、温度が高い領域における抵
抗値の変化量を小さくできる。 【0010】ところで、絶縁基板に、抵抗体を膜状に形
成して、この膜状抵抗体を温度検出素子にする場合、こ
の膜状抵抗膜における抵抗温度係数のバラツキを小さく
するには、当該膜状抵抗体における膜厚さを各所におい
て等しくすることが必要である。 【0011】この場合において、前記膜状抵抗体の両端
を、一対の電極パターンに対して一部重なるように構成
すると、この抵抗体における膜厚さを各所において同じ
に揃えることができないから、その抵抗温度係数のバラ
ツキは大きくなる。 【0012】これに対し、本発明は、前記抵抗体を、当
該抵抗体の全体が前記絶縁基板に直接接触するように膜
状にして形成して、この抵抗膜の両端に、前記絶縁基板
に形成した膜状電極パターンが一部重なるように構成し
たことにより、この抵抗体における膜厚さのバラツキを
小さくすることができる。 【0013】従って、本発明によると、絶縁基板に対し
て直接的に形成した抵抗体に負の抵抗温度係数を付与す
ることができることにより、高い温度域での電流値を高
くして、ノイズの影響を低減できると共に、前記抵抗体
における膜厚さのバラツキを小さくすることができるこ
とにより、前記負の抵抗温度係数のバラツキを小さくで
きから、発熱抵抗体に対する温度制御の精度を大幅に向
上できる効果を有する。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図6の図面に基づいて説明する。 【0015】図1は、絶縁基板2の表面に、発熱抵抗体
3をライン状に形成して成るライン型加熱体1を示す。 【0016】このライン型加熱体1における絶縁基板2
を、図2に示すように、裏返しにした状態で、当該絶縁
基板2の裏面に対して、抵抗体形成用の抜き窓4aを穿
設したスクリーン4を重ね、このスクリーン4における
抜き窓4a内に、コバルト及びマンガンのうちいずれか
一方又は両方を含む抵抗体用ペーストを充填と言うスク
リーン印刷を行ったのち焼成することにより、図3に示
すように、膜状の抵抗体5を形成する。 【0017】これにより、前記膜状抵抗膜5における膜
厚さを、そのスクリーン印刷に際して使用するスクリー
ンの板厚さまで薄くすることができると共に、各所均一
厚さにすることができるのである。 【0018】次いで、前記絶縁基板2の裏面に対して、
図4に示すように、二本の電極パターン形成用の抜き窓
6a,6bを穿設したスクリーン6を重ね、このスクリ
ーン6における抜き窓6a,6b内に、銀ペースト等の
導電性ペーストを充填と言うスクリーン印刷を行ったの
ち焼成することにより、図5及び図6に示すように、一
対の電極パターン7,8を、当該両電極パターン7,8
が前記膜状抵抗体5の両端に対して一部重なるようにし
て形成するのである。 【0019】なお、前記膜状抵抗体5は、その抵抗値が
所定値になるようにトリミングされたのち、ガラス等の
保護膜9にてオーバーコートされている。 【0020】前記絶縁基板2の裏面に形成した膜状抵抗
体5は、コバルト及びマンガンのうちいずれか一方又は
両方を含むことにより、図7に実線の曲線Bで示すよう
に、負の高い抵抗温度係数を有するから、高い温度域で
の抵抗値が低くなって電流値が高くなると共に、高い温
度域での抵抗値の変化量が小さくなるのである。 【0021】そこで、図5に示すように、発熱抵抗体3
に対する電源回路10を、前記膜状抵抗体5を流れる電
流を入力とする温度制御回路11によって、前記膜状抵
抗体5を流れる電流が高くなると発熱抵抗体3に対する
電力を下げるように制御することにより、前記発熱抵抗
体3における温度が所定値になるように、応答性良く正
確に制御することができるのである。
【図面の簡単な説明】 【図1】ライン型加熱体の斜視図である。 【図2】前記ライン型加熱体における絶縁基板に抵抗体
を形成している状態を示す斜視図である。 【図3】前記抵抗体を形成した状態を示す斜視図であ
る。 【図4】前記絶縁基板に電極パターンを形成している状
態を示す斜視図である。 【図5】前記電極パターンを形成した状態を示す斜視図
である。 【図6】図5のVI−VI視拡大断面図である。 【図7】膜状抵抗体における抵抗温度係数を示す図であ
る。 【符号の説明】 1 ライン型加熱体 2 絶縁基板 3 発熱抵抗体 4 スクリーン 5 膜状抵抗体 7,8 電極パターン
フロントページの続き (72)発明者 小畠 忍 京都市右京区西院溝崎町21番地 ローム株 式会社内 Fターム(参考) 3K034 AA02 AA16 BC12 DA03 5E034 BA09 BB05 BC20 DA02 DC03 DE16

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】発熱抵抗体を形成して成る絶縁基板に、コ
    バルト及びマンガンのうちいずれか一方又は両方を含ん
    で負の抵抗温度係数を呈する抵抗体を、当該抵抗体の全
    体が前記絶縁基板に直接接触するように膜状にして形成
    するとともに、この抵抗体に対する一対の膜状電極パタ
    ーンを、前記抵抗体の両端に一部重なるように形成した
    ことを特徴とする発熱抵抗体を備えた絶縁基板における
    温度検出素子。
JP2002340955A 2002-11-25 2002-11-25 発熱抵抗体を備えた絶縁基板における温度検出素子 Pending JP2003240647A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100358060C (zh) * 2003-11-20 2007-12-26 中国科学院新疆理化技术研究所 一种锰掺杂的负温度系数单晶硅热敏电阻
US10782638B2 (en) 2019-01-11 2020-09-22 Toshiba Lighting & Technology Corporation Heater and image forming apparatus

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Effective date: 20040120