JP2003240543A - 測定装置 - Google Patents

測定装置

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JP2003240543A
JP2003240543A JP2002042574A JP2002042574A JP2003240543A JP 2003240543 A JP2003240543 A JP 2003240543A JP 2002042574 A JP2002042574 A JP 2002042574A JP 2002042574 A JP2002042574 A JP 2002042574A JP 2003240543 A JP2003240543 A JP 2003240543A
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measuring
measurement
inclination
rotation axis
point
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JP2002042574A
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English (en)
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Satoshi Kiyono
慧 清野
Eiki Okuyama
栄樹 奥山
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Tohoku Techno Arch Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Techno Arch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転軸の傾斜や運動に関わらず、被測定物の傾
斜を精度良く測定できる測定装置を提供する。 【解決手段】円盤Dの面上における回転軸Rと同心の円
周上に配置された少なくとも2つの測定点について,2
次元角度センサS1,S2を用いて、円盤の回転中に、
半径方向の傾斜と、それに交差する方向の傾斜を同時に
測定することによって、円盤の半径方向の傾斜成分と、
回転軸の傾斜成分とを分離することができ、従って測定
点の傾斜を求めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,測定装置に関し、
特に、測定対象物を回転させながら、面の傾斜や面形状
を測定可能な測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスク等、回転軸に対して高速
回転する情報記録装置において、ディスクの平面度が悪
いと、情報記録装置の機能を十分に発揮することができ
ない。そこで、ディスクの平面性を精密に測定する必要
がある。かかる場合、測定点に径の細い光束を投射し
て、その反射方向から測定点の傾斜を測定する手法が知
られている。そのような手法によれば、測定対象物とし
てのディスクを回転させながら、同一円周上における複
数の測定点の傾斜を測定し、更に半径を異ならせて別な
円周上における複数の測定点の傾斜を測定するというよ
うに繰り返すことで、ディスクの表面形状を精密に測定
することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、一つの問題
は、回転軸の軸受のガタなどに起因して、回転するディ
スクに歳差運動(アンギュラモーションという)等が生
じ、それにより測定点の実際の傾斜とは異なる傾斜を測
定してしまう恐れがあるということである。かかるアン
ギュラモーションは再現性がないため、回転するディス
クの傾斜を精度良く測定するためには、軸受のガタなど
を完全に排除する必要があるが、それは実際的には不可
能であるといえる。
【0004】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑
み、回転する測定対象物の傾斜を精度良く測定できる測
定装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の本発明の測定装置
は、回転軸に取り付けられ回転する測定対象面上の測定
点における傾斜を測定する測定装置において、前記測定
対象面上における前記回転軸と同心の円周上に配置され
た少なくとも3つの測定点について,前記測定対象面の
回転中に、それぞれ半径方向もしくは前記半径方向に交
差する交差方向の傾斜を同時に測定する測定手段を有
し、前記測定手段の測定結果に基づいて、前記回転軸の
傾きに起因して生じる2方向の測定誤差成分を分離し
て、前記回転軸に対する前記測定点の傾斜を求めるの
で、前記測定手段により、3つの測定点で半径方向の傾
斜を測定することで、例えばアンギュラモーションによ
る前記回転軸の傾き2成分(前記回転軸の傾きに起因し
て生じる測定誤差成分)と、半径方向の傾斜成分(積分
しても、円周に沿う真直度成分とならない)とを分離で
き、それによりアンギュラモーションがないとした場合
の前記回転軸に対する前記測定点の傾斜を求めることが
でき、或いは前記測定手段により、3つの測定点で半径
方向に交差する方向として例えば円周方向(円周方向に
限らない、以下同じ)の傾斜を測定することで、アンギ
ュラモーションによる前記回転軸の傾き2成分(前記回
転軸の傾きに起因して生じる測定誤差成分)と、円周方
向の傾斜成分(積分すると、円周に沿う真直度成分とな
る)とを分離でき、それによりアンギュラモーションの
影響をキャンセルして前記回転軸に対する前記測定点の
傾斜を求めることができる。
【0006】第2の本発明の測定装置は、回転軸に取り
付けられ回転する測定対象面上の測定点における傾斜を
測定する測定装置において、前記測定対象面上における
前記回転軸と同心の円周上に配置された少なくとも2つ
の測定点について,前記測定対象面の回転中に、半径方
向の傾斜と、それに交差する方向の傾斜を同時に測定す
る測定手段を有し、前記測定手段の測定結果に基づい
て、前記回転軸の傾きに起因して生じる2方向の測定誤
差成分を分離して、前記回転軸に対する前記測定点の傾
斜を求めることを特徴とする。
【0007】本発明の原理について説明する。図1は、
測定対象面(ここでは円盤)Dと測定手段(ここでは角
度センサ)S1、S2との関係を示す図である。測定対
象物である円盤Dは、不図示の回転テーブルに載せられ
ており、回転軸R周りに回転可能に支持されている。円
盤Dの中心と回転テーブルの回転軸Rはほぼ一致するも
のとする。回転軸Rを中心とする半径r0の円周上に2個
以上(図では2個)の2次元角度センサS1,S2が配
置されている。2次元角度センサは、円盤Dの上面にお
ける測定点の半径方向傾斜と円周方向の傾斜(半径方向
に直交する方向の傾斜)の双方を光学式に検出できるも
のである。ここで、円盤Dの回転軸方向にほぼ一致する
ようにZ軸、これと円盤Dの面に沿って直交するX、Y軸
をとる。円盤Dを載せた回転テーブルの回転角をθ、半
径方向パラメータをr、円盤面形状をf (r,θ)、回転軸
RのアンギュラモーションのX軸、Y軸まわりの成分をそ
れぞれα(θ)、β(θ)とする。このときf (r,θ)|r=r0
は、周期2πの周期関数であるが、α(θ)、β(θ)は周
期関数とは限らない。さらに、角度センサS1、S2の
設定角(ある任意の半径を基点とする角度)をφとす
れば、円盤Dを回転させながら所定角度毎の測定点を測
定して得られる各センサの出力d(θ)(i=1,2)は、円周
方向について、以下の(1)式で表せる。
【数1】
【0008】尚、(1)式において、右辺第1項は円周
形状傾斜、第2、3項はアンギュラモーションによる成
分を示している。一方、各センサの出力は、半径方向に
ついては、以下の(2)式で表せる。
【数2】
【0009】例えば、角度センサS1、S2の設定角が
90度とすれば、回転軸Rの同じ傾斜成分が、角度セン
サS1の半径方向の傾斜と、角度センサS2の円周方向
の傾斜に等しく加えられることとなる。但し、角度セン
サS1,S2の設定角度は任意で良い。以上の関係よ
り、円盤Dの面上における測定点の円周方向と半径方向
の傾斜成分と、回転軸の傾斜成分を分離することがで
き、従って測定点の傾斜を求めることができる。
【0010】第3の本発明の測定装置は、回転軸に取り
付けられ回転する測定対象面上の測定点における傾斜を
測定する測定装置において、前記測定対象面上における
前記回転軸と同心の円周上に配置された3つの測定点の
うち,2つの測定点について、それぞれ半径方向の傾斜
もしくは前記半径方向に交差する交差方向の傾斜を測定
する第1及び第2の測定手段と、残りの一つの測定点に
ついて、前記半径方向の傾斜と前記交差方向の傾斜を測
定する第3の測定手段とを有し、前記測定対象面の回転
中に各測定点を同時に測定した前記第1〜第3の測定手
段の測定結果に基づいて、前記回転軸の傾きに起因して
生じる2方向の測定誤差成分を分離して、前記回転軸に
対する前記測定点の傾斜を求めることを特徴とする。
【0011】本発明の原理について説明する。図2は、
測定対象面(ここでは円盤)Dと第1〜第3の測定手段
(ここでは角度センサ)S1、S2、S3との関係を示
す図である。測定対象物である円盤Dは、不図示の回転
テーブルに載せられており、回転軸R周りに回転可能に
支持されている。円盤Dの中心と回転テーブルの回転軸
Rはほぼ一致するものとする。回転軸Rを中心とする半
径r0の円周上に3個の角度センサS1〜S3が配置され
ている。角度センサS1,S2は、円盤Dの上面におけ
る測定点の円周方向の傾斜(半径方向に直交する方向の
傾斜)を光学式に検出できるものである。尚、角度セン
サS3は、2次元角度センサであり、円盤Dの上面にお
ける測定点の半径方向傾斜と円周方向の傾斜(半径方向
に直交する方向の傾斜)の双方を光学式に検出できるも
のである。
【0012】ここで、円盤Dの回転軸方向にほぼ一致す
るようにZ軸、これと円盤Dの面に沿って直交するX、Y
軸をとる。円盤Dを載せた回転テーブルの回転角をθ、
半径方向パラメータをr、円盤面形状をf (r,θ)、回転
軸RのアンギュラモーションのX軸、Y軸まわりの成分を
それぞれα(θ)、β(θ)とする。このときf (r,θ)|r
=r0は、周期2πの周期関数であるが、α(θ)、β(θ)は
周期関数とは限らない。さらに、センサ1〜3の設定角
をφとすれば、円盤Dを回転させながら所定角度毎の
測定点を測定して得られる各センサの出力d(θ)(i=1,
2,3)は、以下の(3)式で表せる。
【数3】
【0013】尚、(3)式において、右辺第1項は円周
形状傾斜、第2、3項はアンギュラモーションによる成
分である。よって、円盤面の円周形状の傾斜とアンギュ
ラモーションは、真円度形状およびラジアルモーション
測定のための3点法と同様に逆フィルタリング法あるい
は逆行列法で算出できる。逆フィルタリング法あるいは
逆行列法については良く知られているので、説明を省略
する。ここで、求められた円盤Dの面の円周形状の傾斜
∂f(r,θ)/∂θを、積分することによって、半径r0での
円周形状f(r,θ)|r=r0を得ることができる。
【0014】本発明によれば、円盤Dの面の円周形状の
傾斜成分と、回転軸Rのアンギュラモーションによる傾
斜成分を分離できる。これは円周形状測定の立場では、
測定器の機械案内精度の限界を超える測定ができること
を意味している。また、本発明をアンギュラモーション
の測定にも利用できる。但し、1次元角度センサS1,
S2を、測定点における半径方向の傾斜を測定するセン
サに置き換えても良い。このときは,d(θ)(i=1,2,3)
は、以下の式で表せる.
【数4】 上記円周方向傾斜角を測定する測定センサを用いる場合
と同様,これによって,2方向のアンギュラモーション
成分が測定できるので,式(1)の第3の出力(i=
3)からアンギュラモーションの成分を取り除き,形状
成分を求めることができる.
【0015】更に、前記第3の測定手段(角度センサS
3)を、回転軸Rに対して半径方向に移動させ、円盤D
の面上における別な測定点を測定し、それにより面形状
を求めることもできる。
【0016】これを具体的に説明する。図3は、測定対
象面(ここでは円盤)Dと測定手段(ここでは角度セン
サ)S1、S2、S3との関係を示す図2と同様な図で
ある。上述の測定の後、角度センサS3のみを図3で点
線で示すように半径r1の位置に移動する。ここでさらに
1回転させながら所定の角度毎の測定点について測定を
行う。すると、(3)式から、∂f(r,θ) /∂θ|r=r0
既知なので、センサS1、S2から回転軸Rのアンギュ
ラモーションα、βを求めることができる。さらに、角
度センサS3には、半径r1での円周形状の傾斜∂f(r,
θ) /∂θ|r=r1とアンギュラモーションα、βに関する
データが入る。よって、センサS1、S2の測定データ
と合わせて、∂f(r,θ) /∂θ|r=r1を求めることができ
る。以下、同様にして角度センサS3を半径方向に移動
させることで、円盤Cの面形状を求めることができる。
【0017】次に、半径方向の測定について説明する。
2次元角度センサS3は、所定角度毎の測定点につい
て、半径方向の傾斜を測定する。半径方向形状は、2次
元角度センサS3の半径方向傾斜に関する出力を積分す
ることによって得られる。半径方向の測定は、図4のよ
うに直径一つ分(180度ずれた位置)と半径一つ分
(90度ずれた位置、但し90度に限らない)を行う。
これはシリコンウエハの平面度の測定等に利用できる。
【0018】これに対し、2次元角度センサS3で、同
一半径の3つの位置で半径方向傾斜を測定した場合、半
径方向形状は2次元角度センサS3の出力を積分するこ
とによって得られる。これはハードディスクの測定等に
利用できる。円周方向の結果と半径方向の結果を合わせ
ることにより、面形状を得ることができる。
【0019】第4の本発明の測定装置は、回転軸に取り
付けられ回転する測定対象面上の測定点における傾斜を
測定する測定装置において、前記測定対象面上における
前記回転軸と同心の円周上に配置された第1及び第2の
測定点について、それぞれ半径方向の傾斜とそれに交差
する交差方向の傾斜を測定する第1及び第2の測定手段
と、前記第1及び第2の測定点とは異なる半径の円周上
に配置された第3の測定点の半径方向傾斜を測定する、
前記第2の測定手段と一体で移動可能な第3の測定手段
とを有し、前記測定対象面の回転中に各測定点を同時に
測定した前記第1〜第3の測定手段の測定結果に基づい
て、前記回転軸の傾きに起因して生じる2方向の測定誤
差成分を分離しつつ、前記測定対象面の形状を測定する
ことを特徴とする。
【0020】本発明の原理について説明する。図5は、
測定対象面(ここでは円盤)Dと測定手段(ここでは角
度センサ)S1、S2、S3との関係を示す図である。
測定対象物である円盤Dは、不図示の回転テーブルに載
せられており、回転軸R周りに回転可能に支持されてい
る。円盤Dの中心と回転テーブルの回転軸Rはほぼ一致
するものとする。回転軸Rを中心とする半径r0の円周上
に2個の2次元角度センサS1、S2)が配置されてい
る。2次元角度センサS1,S2は、円盤Dの上面にお
ける測定点の半径方向の傾斜と円周方向の傾斜(半径方
向に直交する方向の傾斜)を光学式に検出できるもので
ある。更に、2次元角度センサS2の内側に、別の角度
センサS3(半径方向の傾斜を測定する)を配置する。
尚、2次元角度センサS2と角度センサS3は剛体的に
繋がっている。
【0021】2次元角度センサS1,S2で測定を行っ
て、回転軸Rの傾斜を求めた後、センサS2、S3を一
体で半径方向に移動し測定を行い、同心円状の測定結果
と半径方向のデータとを組み合わせることで、円盤Dの
面形状を算出することができる。
【0022】第5の本発明の測定装置は、回転軸周りに
回転自在となっており、且つ載置した測定対象物を前記
回転軸周りに相対回転変位可能に支持する測定台と、前
記測定対象物の傾斜を測定可能であって、前記回転軸に
対して相対回転変位可能な測定手段とを有し,前記測定
台を回転させながら、前記測定対象物の測定点の傾斜を
測定し、その後、前記測定対象物及び前記測定手段を、
前記測定台に対して同じ角度で相対回転変位させ、前記
測定台を回転させながら、前記測定対象物の前記測定点
の傾斜を測定することによって、前記回転軸の傾きに起
因して生じる2方向の測定誤差成分を分離して、前記測
定対象物の形状を求めることを特徴とする。
【0023】本発明の原理について説明する。まず、回
転軸の半径方向運動と、被測定物の面の傾斜の分離につ
いて述べる。(1)反転法について図6は、測定対象物
(ここでは円筒)Cと測定手段(ここでは角度センサ)
S1との関係を示す図である。測定対象物である円筒C
は、回転テーブルT上に回転変位可能に載せられてお
り、回転テーブルTと共に回転軸R周りに回転可能に支
持されている。円筒Cの中心と回転テーブルTの回転軸
Rはほぼ一致するものとする。円筒Cの側面に対向する
ようにして、角度センサS1がその側面の傾斜を測定可
能に配置されている。
【0024】ここで、円筒Cの回転軸R方向にほぼ一致
するようにZ軸、これと直交する面に沿ってX、Y軸をと
る。図6(a)に示す位置で、円筒Cを載せた回転テー
ブルTの回転角をθとし、円筒Cの側面の真円度形状を
f (θ)、回転軸RのラジアルモーションのX軸方向成分
をそれぞれx(θ)とする。このときf (θ) 、x(θ)を周
期2πの周期関数とする。また、円筒Cの半径をR1とす
る。回転テーブルTを回転させつつ円筒Cの側面におけ
る所定角度毎の測定点を測定して得られる角度センサS
1の出力d(θ)は、以下の(4)式で表せる。
【数5】
【0025】次に、図6(b)のように、回転テーブル
Tに対し円筒Cと角度センサS1の位置を180°変え、
再度測定を行うと、このときの角度センサS1の出力d2
(θ)は、以下の(5)式で表せる。
【数6】
【0026】以上より、以下の(6)式、(7)式が得
られる。
【数7】
【数8】 よって、円筒Cの側面真円度形状の傾斜∂r(θ)/∂θ
と、ラジアルモーションx(θ)を分離することができ
る。そして、ここで求められた円筒面真円度形状の傾斜
∂r(θ)/∂θをθで積分することによって、真円度形状
r(θ)を得ることができる。本手法はラジアルモーショ
ンx(θ)に再現性のある範囲で成立する。その点を改
良したのが、以下に述べる改良型反転法である。
【0027】(2)改良型反転法について 図7は、測定対象物(ここでは円筒)Cと測定手段(こ
こでは角度センサ)S1、S2との関係を示す図であ
る。測定対象物である円筒Cは、回転テーブルT上に回
転変位可能に載せられており、回転テーブルTと共に回
転軸R周りに回転可能に支持されている。円筒Cの中心
と回転テーブルTの回転軸Rはほぼ一致するものとす
る。回転テーブルTの側面に対向するようにして、角度
センサS1がその側面の傾斜を測定可能に配置されてお
り、円筒Cの側面に対向するようにして、角度センサS
2がその側面の傾斜を測定可能に配置されている。
【0028】ここで、円筒Cの回転軸R方向にほぼ一致
するようにZ軸、これと直交する面に沿ってX、Y軸をと
る。図7(a)に示す位置で、円筒Cを載せた回転テー
ブルTの回転角をθとし、回転テーブルと円筒面の真円
度形状を各々s(θ)、r(θ)、回転軸Rのラジアルモーシ
ョンのX軸方向の成分をx(θ)とする。このときs(θ)、
r(θ)を周期2πの周期関数とする。また、回転テーブル
の半径をR1、円筒の半径をR2とする。回転テーブルTを
回転させつつ円筒Cの側面における所定角度毎の測定点
を測定して得られるセンサ1、2の出力d(θ)、d
(θ)は、以下の(8)式、(9)式により表せる。
【数9】
【数10】
【0029】次に、図7(b)に示すように、回転テー
ブルTに対し円筒Cと角度センサS2の位置を180°変
え、再度測定を行う。このときの回転軸Rのラジアルモ
ーションのX軸方向の成分をx'(θ)とすると、センサ
1、2の出力d'(θ)、d'(θ)は、以下の(10)
式、(11)式により表せる。
【数11】
【数12】
【0030】以上より、以下の(12)式が得られる。
それにより、円筒Cの真円度形状の傾斜∂r(θ)/∂θと
ラジアルモーションx(θ)を分離することができる。
そして、ここで求められた真円度形状の傾斜∂r(θ)/∂
θをθで積分することによって、真円度形状r(θ)を得
ることができる。本手法はラジアルモーションに再現性
がない場合でも成立する。
【数13】
【0031】尚、角度センサS2を、回転軸Rと平行に
移動させて同様な測定を行えば、円筒面Cの側面全体の
形状を測定することもできる。
【0032】(3)マルチステップ法 図8は、測定対象物(ここでは円筒)Cと測定手段(こ
こでは角度センサ)S1との関係を示す図である。測定
対象物である円筒Cは、回転テーブルT上に回転変位可
能に載せられており、回転テーブルTと共に回転軸R周
りに回転可能に支持されている。円筒Cの中心と回転テ
ーブルTの回転軸Rはほぼ一致するものとする。円筒C
の側面に対向するようにして、角度センサS1がその側
面の傾斜を測定可能に配置されている。
【0033】ここで、円筒Cの回転軸R方向にほぼ一致
するようにZ軸、これと直交する面に沿ってX、Y軸をと
る。図8(a)に示す位置で、円筒Cを載せた回転テー
ブルTの回転角をθとし、円筒を載せたテーブルの回転
角をθとし、円筒面の円周形状をr(θ)、回転軸Rのラ
ジアルモーションのX軸方向成分をx(θ)とする。このと
きr(θ)、 x(θ)を周期2πの周期関数とする。また、円
筒Cの半径をR1とする。この状態で1周分所定角度毎に
測定を行う。
【0034】次に、図8(b)に示すように、円筒Cと
回転テーブルTの位置関係を、(2π)/(2m)(ラジアン)
(ここで2mは円周の分割数、例えば12)だけずらして
1周分測定を行い、さらに、図8(c)に示すように、
円筒Cと回転テーブルTの位置関係を、(2π)/(2m)(ラ
ジアン)だけずらして同様のことを行う。ここで、k回
転目の角度センサS1の出力をd(θ)とすると、以下
の(13)式で表せる。
【数14】
【0035】ここで、その出力について、2m回の和をと
ると、以下の(14)式で表せる。
【数15】 更に、真円度形状の傾きとラジアルモーションをフーリ
エ展開し、以下の(15)式、(16)式を得る。
【数16】
【数17】 尚、An、Bnは係数、jは虚数単位である。
【0036】これらを、式(14)に代入すると、右辺
第1項は消去され、以下の(17)式で表せる。
【数18】 これより、ラジアルモーションx(θ)を求めることがで
きる。さらに、これを式(1)に代入することにより、
円筒Cの真円度形状の傾斜∂r(θ)/∂θを求めることが
できる。これを積分すれば、真円度形状が求められる。
本手法では、ラジアルモーションx(θ)は再現性を要す
る。
【0037】以上の例では、円筒Cの側面の真円度形状
の傾斜と、回転軸Rのラジアルモーションを分離でき
る。これは真円度形状測定の立場では、測定装置の機械
案内精度の限界を超える測定ができることを意味してい
る。また、ラジアルモーションの測定にも利用できる。
【0038】次に、回転軸の傾斜運動と、その面の円周
に沿う形状の傾斜成分の分離とについて述べる。 (1)反転法 図9は、測定対象物(ここでは円盤)Dと測定手段(こ
こでは角度センサ)S1との関係を示す図である。測定
対象物である円盤Dは、回転テーブルT上に回転変位可
能に載せられており、回転テーブルTと共に回転軸R周
りに回転可能に支持されている。円盤Dの中心と回転テ
ーブルTの回転軸Rはほぼ一致するものとする。円盤D
の上面に対向するようにして、角度センサS1が面の傾
斜を測定可能に配置されている。
【0039】ここで、円盤Dの回転軸R方向にほぼ一致
するようにZ軸、これと直交する面に沿ってX、Y軸をと
る。図9(a)に示す位置で、円盤Dを載せた回転テー
ブルTの回転角をθとし、半径rでの円盤Dの面の円周
形状をf r(θ)、回転軸RのアンギュラモーションのX軸
まわりの成分をα(θ)とする。このときf r (θ) 、α
(θ)を周期2πの周期関数とする。回転テーブルTを回
転させつつ円盤Dの面における所定角度毎の測定点を測
定して得られるセンサの出力d(θ)は、以下の(1
8)式で表せる。
【数19】
【0040】次に、図9(b)に示すように、回転テー
ブルTに対し円盤Dと角度センサS1の位置を180°変
え、再度測定を行うと、このときのセンサの出力d
(θ)は、以下の(19)式で表せる。
【数20】
【0041】以上より、以下の(20)式、(21)式
が得られ、
【数21】
【数22】 それにより、円盤Dの面の円周形状の傾斜∂f(θ)/∂
θと、アンギュラモーションα(θ)を分離することが
できる。そして、ここで求められた円盤面円周形状の傾
斜∂f(θ)/∂θをθで積分することによって、半径r
での円周形状f(θ)を得ることができる。本手法はア
ンギュラモーションα(θ)に再現性のある範囲で成立
する。かかる点を改良したのが、以下に述べる改良型反
転法である。
【0042】(2)改良型反転法 図10は、測定対象物(ここでは円盤)Dと測定手段
(ここでは角度センサ)S1、S2との関係を示す図で
ある。測定対象物である円盤Dは、回転テーブルT上に
回転変位可能に載せられており、回転テーブルTと共に
回転軸R周りに回転可能に支持されている。円盤Dの中
心と回転テーブルTの回転軸Rはほぼ一致するものとす
る。回転テーブルTの上面に対向するようにして、角度
センサS1が回転テーブルTの面の傾斜を測定可能に、
半径r1の位置に配置されており、回転テーブルTの上
面に対向するようにして、角度センサS2が円盤Dの面
の傾斜を測定可能に、半径r2の位置に配置されてい
る。
【0043】ここで、円盤Dの回転軸R方向にほぼ一致
するようにZ軸、これと直交する面に沿ってX、Y軸をと
る。図10(a)に示す位置で、円盤Dを載せた回転テ
ーブルTの回転角をθとし、半径 r1での回転テーブル
の円周形状をg(θ)、半径 r2での円盤面の円周形状をf
(θ)、軸OのアンギュラモーションのX軸まわりの成分を
α(θ)とする。このときg (θ)、 f (θ)を周期2πの
周期関数とする。回転テーブルTを回転させつつ円盤D
の面における所定角度毎の測定点を測定して得られるセ
ンサ1、2の出力d(θ)、d(θ)は、以下の(22)
式、(23)式で表せる。
【数23】
【数24】
【0044】次に、図10(b)に示すように、回転テ
ーブルTに対し円盤Dと角度センサS2の位置を180°
変え、再度測定を行う。このとき、回転軸Rのアンギュ
ラモーションのX軸まわりの成分をα'(θ)とすると、角
度センサ1、2の出力d'(θ)、 d'(θ)は、以下の
(24)式、(25)式で表せ、その結果(26)式が
得られる。
【数25】
【数26】
【数27】
【0045】以上より、円盤Dの面の円周形状の傾斜∂
f(θ)/∂θと、アンギュラモーションを分離することが
できる。そして、ここで求められた円盤Dの面の円周形
状の傾斜∂f(θ)/∂θをθで積分することによって、半
径r2での円周形状f(θ)を得ることができる。本手法は
アンギュラモーションに再現性がない場合でも成立す
る。
【0046】(3)マルチステップ法 図11は、測定対象物(ここでは円盤)Dと測定手段
(ここでは角度センサ)S1との関係を示す図である。
測定対象物である円盤Dは、回転テーブルT上に回転変
位可能に載せられており、回転テーブルTと共に回転軸
R周りに回転可能に支持されている。円盤Dの中心と回
転テーブルTの回転軸Rはほぼ一致するものとする。回
転テーブルTの上面に対向するようにして、角度センサ
S1が円盤Dの面の傾斜を測定可能に、半径rの位置に
配置されている。
【0047】ここで、円盤Dの回転軸R方向にほぼ一致
するようにZ軸、これと直交する面に沿ってX、Y軸をと
る。図11(a)に示す位置で、円盤Dを載せた回転テ
ーブルTの回転角をθとし、半径rでの円盤Dの面の円
周形状をf (θ)、回転軸Rのアンギュラモーション
のX軸まわりの成分をα(θ)とする。このときf
(θ)、 α(θ)を周期2πの周期関数とする。この状態で
1周分所定角度毎に測定を行う。
【0048】次に、図11(b)に示すように、円盤D
と回転テーブルTの位置関係を、(2π)/(2m)(ラジア
ン)(ここで2mは円周の分割数、例えば12)だけずら
して1周分測定を行い、さらに、図11(c)に示すよ
うに、円盤Dと回転テーブルTの位置関係を、(2π)/(2
m)(ラジアン)だけずらして同様のことを行う。K回転
目のセンサの出力をd(θ)とすると、以下の(27)
式で表せる。
【数28】
【0049】その出力について、2m回の和をとると、以
下の(28)式で表せる。
【数29】
【0050】ここで、円周形状の傾きとアンギュラモー
ションをフーリエ展開し、以下の(29)式、(30)
式を得る。
【数30】
【数31】 ただし、An、Bnは係数、jは虚数単位である。
【0051】これらを、(28)式に代入すると、右辺
第1項は消去され、以下の(31)式が得られることと
なる。
【数32】
【0052】これより、アンギュラモーションα(θ)を
求めることができる。さらに、これを式(1)に代入す
ることにより、円周形状の傾斜∂f(θ)/∂θを求める
ことができる。これを積分すれば、円周形状が求められ
る。本手法では、アンギュラモーションα(θ)は再現性
を要する。
【0053】かかる手法によれば、円盤Dの面の円周形
状の傾斜と、回転軸Rのアンギュラモーションを分離で
きることにある。これは円周形状測定の立場では、測定
器の機械案内精度の限界を超える測定ができることを意
味している。また、アンギュラモーションの測定にも利
用できる。
【0054】更に、前記測定台を回転させながら、前記
測定対象物の測定点の傾斜を測定し、その後、前記測定
対象物及び前記測定手段を、前記測定台に対して同じ角
度で相対回転変位させ、前記測定台を回転させながら、
前記測定対象物の前記測定点の傾斜を測定することを複
数回繰り返すと好ましい。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて、本発明の実施
の形態にかかる測定装置を説明する。図12は、本実施
の形態にかかる測定装置の概略構成を示す図である。図
12において、被測定物Dの面に対向して、測定手段で
ある角度センサ10が配置されている。角度センサ10
は、レーザ光源11と、ビームスプリッタ12と、CC
D13とを有する。CCD13の出力は、CPU14に
出力され処理されるようになっている。
【0056】角度センサ10の動作を説明すると、レー
ザ光源11から射出されたレーザ光束は、ビームスプリ
ッタ12で反射されて、被測定物Dの測定点Pに向か
う。測定点Pで反射したレーザ光は、ビームスプリッタ
12を通過して、CCD13に至る。ここで、測定点P
が入射レーザ光に直交している場合には、その反射光
は、CCD13の中心に入射する。ところが、測定点P
に傾斜があると、測定点Pで反射したレーザ光は、CC
D13の中心からずれた位置に入射するので、その差応
じた電気信号をCPU14に出力することで、測定点P
における傾斜を測定することができる。尚、以上の例に
対し、紙面に垂直な方向のズレ量も測定できるものを2
次元角度センサという。かかる角度センサを複数用い
て、回転する被測定物Dの測定を行い、上述のごとく演
算を行うことで、被測定物Dのラジアルモーション等の
影響を排除した測定結果を得ることができる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、回転軸の傾斜や運動に
関わらず、被測定物の傾斜を精度良く測定できる測定装
置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】測定対象面(ここでは円盤)と測定手段(ここ
では角度センサ)との関係を示す図である。
【図2】測定対象面(ここでは円盤)と測定手段(ここ
では角度センサ)との別な関係を示す図である。
【図3】測定対象面(ここでは円盤)と測定手段(ここ
では角度センサ)との別な関係を示す図である。
【図4】測定対象面(ここでは円盤)と測定手段(ここ
では角度センサ)との別な関係を示す図である。
【図5】測定対象面(ここでは円盤)と測定手段(ここ
では角度センサ)との別な関係を示す図である。
【図6】測定対象面(ここでは円盤)と測定手段(ここ
では角度センサ)との別な関係を示す図である。
【図7】測定対象面(ここでは円盤)と測定手段(ここ
では角度センサ)との別な関係を示す図である。
【図8】測定対象面(ここでは円盤)と測定手段(ここ
では角度センサ)との別な関係を示す図である。
【図9】測定対象面(ここでは円盤)と測定手段(ここ
では角度センサ)との別な関係を示す図である。
【図10】測定対象面(ここでは円盤)と測定手段(こ
こでは角度センサ)との別な関係を示す図である。
【図11】測定対象面(ここでは円盤)と測定手段(こ
こでは角度センサ)との別な関係を示す図である。
【図12】測定装置の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
10 角度センサ 11 レーザ光源 12 ビームスプリッタ 13 CCD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA31 AA49 BB03 BB16 CC03 DD14 GG04 JJ05 PP12 PP13 PP22 QQ13 2F069 AA54 AA71 BB17 CC07 GG04 GG07 GG58

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に取り付けられ回転する測定対象
    面上の測定点における傾斜を測定する測定装置におい
    て、 前記測定対象面上における前記回転軸と同心の円周上に
    配置された少なくとも3つの測定点について,前記測定
    対象面の回転中に、それぞれ半径方向もしくは前記半径
    方向に交差する交差方向の傾斜を同時に測定する測定手
    段を有し、 前記測定手段の測定結果に基づいて、前記回転軸の傾き
    に起因して生じる2方向の測定誤差成分を分離して、前
    記回転軸に対する前記測定点の傾斜を求めることを特徴
    とする測定装置。
  2. 【請求項2】 回転軸に取り付けられ回転する測定対象
    面上の測定点における傾斜を測定する測定装置におい
    て、 前記測定対象面上における前記回転軸と同心の円周上に
    配置された少なくとも2つの測定点について,前記測定
    対象面の回転中に、半径方向の傾斜と、それに交差する
    方向の傾斜を同時に測定する測定手段を有し、 前記測定手段の測定結果に基づいて、前記回転軸の傾き
    に起因して生じる2方向の測定誤差成分を分離して、前
    記回転軸に対する前記測定点の傾斜を求めることを特徴
    とする測定装置。
  3. 【請求項3】 回転軸に取り付けられ回転する測定対象
    面上の測定点における傾斜を測定する測定装置におい
    て、 前記測定対象面上における前記回転軸と同心の円周上に
    配置された3つの測定点のうち,2つの測定点につい
    て、それぞれ半径方向の傾斜もしくは前記半径方向に交
    差する交差方向の傾斜を測定する第1及び第2の測定手
    段と、 残りの一つの測定点について、前記半径方向の傾斜と前
    記交差方向の傾斜を測定する第3の測定手段とを有し、 前記測定対象面の回転中に各測定点を同時に測定した前
    記第1〜第3の測定手段の測定結果に基づいて、前記回
    転軸の傾きに起因して生じる2方向の測定誤差成分を分
    離して、前記回転軸に対する前記測定点の傾斜を求める
    ことを特徴とする測定装置。
  4. 【請求項4】 前記第3の測定手段を、前記回転軸に対
    して半径方向に移動させ、前記測定対象面上における別
    な測定点を測定し、前記測定対象面の形状を求めること
    を特徴とする請求項3に記載の測定装置。
  5. 【請求項5】 回転軸に取り付けられ回転する測定対象
    面上の測定点における傾斜を測定する測定装置におい
    て、 前記測定対象面上における前記回転軸と同心の円周上に
    配置された第1及び第2の測定点について、それぞれ半
    径方向の傾斜とそれに交差する交差方向の傾斜を測定す
    る第1及び第2の測定手段と、 前記第1及び第2の測定点とは異なる半径の円周上に配
    置された第3の測定点の半径方向傾斜を測定する、前記
    第2の測定手段と一体で移動可能な第3の測定手段とを
    有し、 前記測定対象面の回転中に各測定点を同時に測定した前
    記第1〜第3の測定手段の測定結果に基づいて、前記回
    転軸の傾きに起因して生じる2方向の測定誤差成分を分
    離しつつ、前記測定対象面の形状を測定することを特徴
    とする測定装置。
  6. 【請求項6】 回転軸周りに回転自在となっており、且
    つ載置した測定対象物を前記回転軸周りに相対回転変位
    可能に支持する測定台と、 前記測定対象物の傾斜を測定可能であって、前記回転軸
    に対して相対回転変位可能な測定手段とを有し,前記測
    定台を回転させながら、前記測定対象物の測定点の傾斜
    を測定し、その後、前記測定対象物及び前記測定手段
    を、前記測定台に対して同じ角度で相対回転変位させ、
    前記測定台を回転させながら、前記測定対象物の前記測
    定点の傾斜を測定することによって、前記回転軸の傾き
    に起因して生じる2方向の測定誤差成分を分離して、前
    記測定対象物の形状を求めることを特徴とする測定装
    置。
  7. 【請求項7】 前記測定台を回転させながら、前記測定
    対象物の測定点の傾斜を測定し、その後、前記測定対象
    物及び前記測定手段を、前記測定台に対して同じ角度で
    相対回転変位させ、前記測定台を回転させながら、前記
    測定対象物の前記測定点の傾斜を測定することを複数回
    繰り返すことを特徴とする請求項6に記載の測定装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007047021A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Daiken Kogyo Kk 平坦度計測方法および装置
JP2010223886A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Masato Aketagawa 5自由度誤差測定装置
JP7438906B2 (ja) 2020-09-18 2024-02-27 株式会社日立ハイテク 自動分析装置

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