JP2003239567A - 塔状構造物の構築方法 - Google Patents

塔状構造物の構築方法

Info

Publication number
JP2003239567A
JP2003239567A JP2002042872A JP2002042872A JP2003239567A JP 2003239567 A JP2003239567 A JP 2003239567A JP 2002042872 A JP2002042872 A JP 2002042872A JP 2002042872 A JP2002042872 A JP 2002042872A JP 2003239567 A JP2003239567 A JP 2003239567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block structure
radial
central
upper block
lowermost
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002042872A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Isohata
登 五十畑
Masatoshi Hamada
正敏 浜田
Takanari Satou
登也 佐藤
Takashi Fukazawa
隆 深沢
Masamitsu Tajima
将光 田島
Takashi Okawa
孝 大川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOMOE GIKEN KK
Tomoe Corp
Tomoe Research and Development Ltd
Original Assignee
TOMOE GIKEN KK
Tomoe Corp
Tomoe Research and Development Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOMOE GIKEN KK, Tomoe Corp, Tomoe Research and Development Ltd filed Critical TOMOE GIKEN KK
Priority to JP2002042872A priority Critical patent/JP2003239567A/ja
Publication of JP2003239567A publication Critical patent/JP2003239567A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全性の向上、工事期間の短縮を図る塔の構
築方法を提供する。 【解決手段】 放射状支柱11〜13は位置A〜Cのよ
うに基礎部8に建てられ中央部は空間16になってい
る。中央部空間16で第1上部ブロック構造物の中央部
支柱24、放射状支柱21〜23を建方し、送受信アン
テナ28を組み立てる。次いで第1上部ブロック構造物
の中央部支柱24及び放射状支柱21、22を上昇させ
る。この工程を繰り返して所定高さになるようにブロッ
ク構造物36〜38を建方し上昇させる。次いで空間1
6に仮設中央部材65で上部のブロック構造物36〜3
8を支え、回転させて上部ブロック構造物の放射状支柱
を位置D〜Fから位置A〜Cに移動して最下部の放射状
支柱11〜13と一致され、仮設中央部材を取り外し、
空間16に最下部の中央部支柱を組み立て塔状構造物を
構築する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中央部支柱及び複
数個の放射状支柱から構成される塔状構造物を、ブロッ
ク化された構造物を接続して構築する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉄塔などの塔状構造物の構築
は、基礎の上に塔状構造物の下層部分を構築し、そこに
クレーンを設置して、このクレーンで塔状構造物の中層
部分、上層部分を順に上に重ねて構築するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の中
層部分や上層部分を順に上に重ねて行く塔状構造物の構
築法では、高所での組み立て・溶接等の作業を行うもの
で、風雨など天候の影響を受けやすく、また十分な安全
確保の必要もあり、工事期間が長くなるという問題があ
った。特に、先細りの最上部に送受信アンテナを設けて
いる鉄塔の構築において、精密なアンテナ部を安全に高
い位置に持ち上げることは風の影響を受けるので困難で
あり、また鉄塔の最上部は狭く、風も強いので精密なア
ンテナ部の組み立て作業は困難であり、最上部でのアン
テナ部の取付けには工事期間が長くかかるという問題が
あった。本発明は、安全性を向上させ、かつ工事期間の
短縮が図られ、天候の影響を受けることのすくない塔状
構造物を構築する方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、中央部支柱及
び前記中央部支柱に設けられた複数個の放射状支柱から
構成される塔状構造物を、ブロック化された構造物を接
続して構築する方法において、(1)基礎部に最下部の
ブロック構造物の中央部支柱が建てられる中央部を空間
にして、最下部のブロック構造物の複数個の放射状支柱
を立設する工程、(2)前記最下部のブロック構造物の
中央部空間で第1上部ブロック構造物の中央部支柱を組
み立てる工程、(3)前記の最下部のブロック構造物の
中央部空間に位置している第1上部ブロック構造物の中
央部支柱に第1上部のブロック構造物の放射状支柱を前
記最下部のブロック構造物の放射状支柱の間に位置する
ように組み立てる工程、(4)前記の第1上部ブロック
構造物の中央部支柱及び放射状支柱を上昇させる工程、
(5)前記工程で第1上部ブロック構造物を上昇させて
空間になった最下部のブロック構造物の中央部空間で第
2上部ブロック構造物の中央部支柱を組み立て、第2上
部のブロック構造物の放射状支柱を前記最下部のブロッ
ク構造物の放射状支柱の間に位置するように組み立て、
第1上部ブロック構造物と接続する工程、(6)第1上
部ブロック構造物と第2上部ブロック構造物の中央部支
柱及び放射状支柱を上昇させる工程、(7)第3上部の
ブロック構造物以降も同様に、前記の工程(5)、
(6)を繰り返して、所定高さになるようにブロック構
造物を組み立て上昇させてる工程、(8)ブロック構造
物を上昇させて空間になった最下部のブロック構造物の
中央部空間にターンテーブル及び仮設中央部材を配設
し、所定高さになるように組み立てられて上昇している
複数個のブロック構造物を仮設中央部材で支える工程、
(9)仮設中央部材で支えられている所定高さになるよ
うに組み立てられている複数個のブロック構造物の放射
状支柱を、最下部のブロック構造物の放射状支柱と一致
するように回転移動させる工程、(10)前記の回転移
動させた後、仮設中央部材及びターンテーブルを取り外
し、最下部のブロック構造物の中央部空間に、最下部の
中央部支柱を組み立てる工程、とを有することを特徴と
する塔状構造物の構築方法である。
【0005】また、本発明の上記のブロック化された構
造物を接続して構築する方法は、最下部のブロック構造
物の複数個の放射状支柱の中央部空間側に、上昇する中
央部支柱を案内する案内ローラーが設けられていること
を特徴とするものである。また、本発明の上記のブロッ
ク化された構造物を接続して構築する方法は、上部のブ
ロック構造物の中央部支柱及び放射状支柱を上昇させる
工程が、最下部のブロック構造物の複数個の放射状支柱
の上面に設けられたジャッキで吊り上げる。
【0006】また、本発明の上記のブロック化された構
造物を接続して構築する方法は、上部のブロック構造物
の中央部支柱及び放射状支柱を上昇させる工程は、複数
個のブロック構造物の放射状支柱のそれぞれにワイヤを
架けて、それぞれのワイヤの張力が上部のブロック構造
物の中心方向に一定張力になるように制御して上昇させ
ることを特徴とするものである。さらに、本発明の上記
のブロック化された構造物を接続して構築する方法は、
複数個のブロック構造物の放射状支柱を、最下部のブロ
ック構造物の放射状支柱と一致させる回転移動が、上部
のブロック構造物の放射状支柱のそれぞれに回転方向に
力が作用するようにワイヤを架けて回転移動させること
を特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明の中央部支柱及び複数個の放射状支柱か
ら構成される塔状構造物を、ブロック化された構造物を
接続して構築する方法は、基礎部に最下部のブロック構
造物の中央部支柱が建てられる中央部を空間にして、最
下部のブロック構造物の複数個の放射状支柱を立設し、
これを足場、ガイド塔として用いるので安定しており、
かつ最下部のブロック構造物を用いるので効率的であ
る。また上部ブロック構造物の中央部支柱及び放射状支
柱の組み立てを最下部のブロック構造物の放射状支柱の
間で行うことができるので、効率的に作業を行うことが
できるものである。また、最上部に送受信アンテナを設
けている鉄塔の構築において、精密で大きなアンテナの
組み立て作業を最下部のブロック構造物を仮設足場とし
て従来の構築法に比して低い位置で行うので、安全であ
り、かつ風の影響も少なく工事期間を短縮することがで
きるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の塔状構造物は、中央部支
柱及び複数個の放射状支柱から構成される塔状構造物
で、ブロック化された構造物を接続して構築するもので
ある。本発明は、中央部支柱に複数個、例えば2個〜6
個の放射状支柱が設けられている塔状構造物であり、ま
た放射状支柱は上に向かって細くなっており、塔状構造
物は先細りする形状のものである。また中央部支柱の頂
部には送受信アンテナを設けるものである。また中央部
支柱の内部には送受信アンテナの配線例えば導波管や階
段、エレベーター等が設けられる。
【0009】本発明の塔状構造物を、ブロック化された
構造物を接続して構築する方法は、最下部のブロック構
造物の複数個の放射状支柱を基礎部に正規に建設し、最
下部の複数個の放射状支柱の間を利用してブロック化さ
れた上部の中央部支柱及び放射状支柱を地組みしリフト
アップを行う。全ての上部の中央部支柱及び放射状支柱
をリフトアップした後、上部ブロック構造物の中央部支
柱及び放射状支柱を回転して、最下部の複数個の放射状
支柱に、上部ブロック構造物の放射状支柱を合わせ定着
させる。上部ブロック構造物の中央部支柱及び放射状支
柱をリフトアップさせる時や回転移動させる時には、上
部ブロック構造物をワイヤで支え安定を保つようにす
る。例えば250m級のテレビ塔を構築する場合に、全
体の3分の1の高さに、クローラークレーンで最下部の
放射状支柱を基礎部に正規に建設し、この放射状支柱の
間を利用して、これを足場として上部ブロック構造物の
中央部支柱及び放射状支柱を組み、また最下部の放射状
支柱をガイド塔として用いてリフトアップを行うもので
ある。
【0010】本発明の中央部支柱に3個の放射状支柱か
設けられている塔状構造物を構築する実施の形態につい
て、図1(a)〜(c)及び図2(d)(e)で説明す
る。まず、図1(a)[イ]の側面図及び[ロ]の平面
図に示すように、基礎部8に最下部のブロック構造物の
3個の放射状支柱11、12、13を立設する。放射状
支柱11はA、放射状支柱12はB、放射状支柱13は
Cのように放射状に建てられ、3個の放射状支柱11、
12、13の中央部は空間16になっている。
【0011】最下部のブロック構造物の3個の放射状支
柱11、12、13の中央部空間16で最上部となる第
1上部ブロック構造物の中央部支柱24の建方をする。
次いで第1上部ブロック構造物の中央部支柱24に、3
個の放射状支柱21、22、23を建方する。3個の放
射状支柱21、22、23はD、E、Fのように、最下
部の3個の放射状支柱11、12、13のA、B、Cの
間に位置するように組み立てる。また、この位置で中央
部支柱24に送受信アンテナ28を組み立てる。
【0012】最上部となる第1上部ブロック構造物の中
央部支柱24の建方、また送受信アンテナ28の組み立
てを低い位置で行うことにより、精密な送受信アンテナ
28の持ち上げが容易であり、精密な送受信アンテナ2
8の組み立て作業を3個の放射状支柱11、12、13
に仮設足場を設けて行うことができるので、安全に行う
ことができ、また風の影響もないので、安全かつ工事期
間の短縮が図られるものである。また、3個の放射状支
柱21、22、23の建方がD、E、Fの位置で行われ
るので、最下部の3個の放射状支柱11、12、13が
障害になることがなく、中央部支柱24に3個の放射状
支柱21、22、23の建方を容易に行うことができ
る。
【0013】次いで、図1(b)の側面図に示すよう
に、第1上部ブロック構造物の中央部支柱24及び3個
の放射状支柱21、22、23を上昇させる。第1上部
ブロック構造物の中央部支柱24及び3個の放射状支柱
21、22、23が上昇して、最下部のブロック構造物
の3個の放射状支柱11、12、13の中央部は空間1
6になる。その中央部の空間16で第2上部ブロック構
造物36の中央部支柱及び3個の放射状支柱の建方をす
る。そして第1上部ブロック構造物の中央部支柱24及
び3個の放射状支柱21、22、23と第2上部ブロッ
ク構造物36の中央部支柱及び3個の放射状支柱を接続
して、第1上部ブロック構造物と第2上部ブロック構造
物36を上昇させる。
【0014】次いで、第1上部ブロック構造物と第2上
部ブロック構造物36が上昇して、最下部のブロック構
造物の3個の放射状支柱11、12、13の中央部は空
間16で第3上部ブロック構造物37の中央部支柱及び
3個の放射状支柱の建方をする。そして第2上部ブロッ
ク構造物36の中央部支柱及び3個の放射状支柱と第3
上部ブロック構造物37の中央部支柱及び3個の放射状
支柱を接続して、第1上部ブロック構造物、第2上部ブ
ロック構造物36、第3上部ブロック構造物37を上昇
させる。
【0015】さらに、第1上部ブロック構造物、第2上
部ブロック構造物36、第3上部ブロック構造物37と
第2上部ブロック構造物36が上昇して、最下部のブロ
ック構造物の3個の放射状支柱11、12、13の中央
部空間16で第4上部ブロック構造物38の中央部支柱
及び3個の放射状支柱の建方をする。第4上部ブロック
構造物38は、鎖線で示したように、中央部支柱を建方
し、横(図1(a)[ロ]の平面図に示すD、E、Fの
方向)から放射状支柱を搬送して建方をする。なお第1
上部ブロック構造物、第2上部ブロック構造物36、第
3上部ブロック構造物37の放射状支柱も同様に建方さ
れてするものである。このような工程を繰り返して、所
定高さになるようにブロック構造物36、37、38を
下で建方する。
【0016】次いで、図1(c)の側面図に示すよう
に、送受信アンテナ28を設けた第1上部ブロック構造
物、第2上部ブロック構造物36、第3上部ブロック構
造物37、第4上部ブロック構造物38を最下部のブロ
ック構造物の3個の放射状支柱11、12の上まで上昇
させる。最下部のブロック構造物の3個の放射状支柱1
1、12、13の中央部は空間16になる。
【0017】次いで、図2(d)の側面図に示すよう
に、最下部のブロック構造物の3個の放射状支柱11、
12、13の中央部の空間16に、仮設中央部材65を
配設する。仮設中央部材65はターンテーブル66に載
置され、送受信アンテナ28を設けた第1上部ブロック
構造物、第2上部ブロック構造物36、第3上部ブロッ
ク構造物37、第4上部ブロック構造物38を支える。
【0018】次いで、図2(e)[イ]の側面図に示す
ように、仮設中央部材65に支えられている送受信アン
テナ28を設けた第1上部ブロック構造物、第2上部ブ
ロック構造物36、第3上部ブロック構造物37、第4
上部ブロック構造物38を矢印のように回転移動させ
る。これにより図2(e)[ロ]の平面図に示すよう
に、これら上部ブロック構造物の3個の放射状支柱(図
2(e)[ロ]には第1上部ブロック構造物の放射状支
柱21、22、23の符号を記している)は位置D、
E、Fから位置A、B、Cに回転移動して、最下部の3
個の放射状支柱11、12、13と一致される。このよ
うに回転移動させた後、仮設中央部材65及びターンテ
ーブル66を取り外し、最下部のブロック構造物の3個
の放射状支柱11、12、13の中央部の空間16に最
下部の中央部支柱を組み立てて塔状構造物を構築するも
のである。第1上部ブロック構造物等の上部ブロック構
造物の回転は、上部のブロック構造物の放射状支柱のそ
れぞれにワイヤを架け、ウインチで回転移動させる。ま
たターンテーブル66を駆動して回転させてもよい。
【0019】本発明の中央部支柱に4個の放射状支柱か
設けられている塔状構造物を構築するもう1つの実施の
形態について、図3(a)〜(c)及び図4(d)
(e)で説明する。まず、図3(a)[イ]の側面図及
び[ロ]の平面図に示すように、基礎部8に最下部のブ
ロック構造物の4個の放射状支柱80g、80h、80
i、80jを、それぞれ位置G、H、I、Jに立設す
る。4個の放射状支柱80g、80h、80i、80j
の中央部は空間16になっており、この空間16に第1
上部ブロック構造物の中央部支柱81pを建入し、第1
上部ブロック構造物の中央部支柱81pに、4個の放射
状支柱81k、81l、81m、81nを建方する。4
個の放射状支柱81k、81l、81m、81nの位置
K、L、M、Nは、それぞれが、最下部のブロック構造
物の4個の放射状支柱80g、80h、80i、80j
の位置G、H、I、Jの間の位置である。また、この位
置で中央部支柱81pに送受信アンテナ28を組み立て
る。
【0020】次いで、図3(b)の側面図に示すよう
に、第1上部ブロック構造物の中央部支柱81p及び放
射状支柱81k、81l、81m、81nを上昇させ
る。上昇により最下部のブロック構造物の中央部は空間
16になり、その中央部の空間16で第2上部ブロック
構造物82の中央部支柱及び4個の放射状支柱の建方を
する。ブロック構造物84は、鎖線で示したように、中
央部支柱を建方し、横(図3(a)[ロ]の平面図に示
す位置K、L、M、Nの方向)から放射状支柱を搬送し
て建方をする。第1上部ブロック構造物、ブロック構造
物82、83の放射状支柱も同様に建方されてするもの
である。このような工程を繰り返して、所定高さになる
ようにブロック構造物82、83、84の建方をする。
【0021】次いで、図3(c)の側面図に示すよう
に、送受信アンテナ28を設けた第1上部ブロック構造
物、および上部ブロック構造物82、83、84を最下
部のブロック構造物の4個の放射状支柱80g〜80j
の上まで上昇させる。次いで、図4(d)の側面図に示
すように、最下部のブロック構造物の4個の放射状支柱
80g〜80jの中央部空間16に仮設中央部材65を
配設する。仮設中央部材65はターンテーブル66に載
置され、送受信アンテナ28を設けた第1上部ブロック
構造物、および上部ブロック構造物82、83、84を
支える。
【0022】次いで、図4(e)[イ]の側面図に示す
ように、仮設中央部材65に支えられている第1上部ブ
ロック構造物、および上部ブロック構造物82、83、
84をを矢印のように回転移動させる。これにより図4
(e)[ロ]の平面図に示すように、上部のブロック構
造物の4個の放射状支柱(図4(e)[ロ]には第1上
部ブロック構造物の放射状支柱81k、81l、81
m、81nの符号を記している)は位置K、L、M、N
から位置G、H、I、Jに回転移動させ、最下部の4個
の放射状支柱80g、80h、80i、80jと一致さ
せる。このように回転移動させた後、仮設中央部材65
及びターンテーブル66を取り外し、最下部のブロック
構造物の4個の放射状支柱80g、80h、80i、8
0jの中央部の空間16に最下部の中央部支柱を組み立
て、中央部支柱に4個の放射状支柱か設けられている塔
状構造物を構築するものである。なお、上部ブロック構
造物として4個のブロックを例示したが、これに限るも
のではない。
【0023】
【実施例】本発明の実施例について、図5〜図15に示
す。図5(a)の側面図及び(b)の平面図に示すよう
に、基礎部8に最下部のブロック構造物の3個の放射状
支柱11、12、13を位置A、B、Cのように放射状
に立設する。ここでは最下部の中央部支柱は建てない。
3個の放射状支柱11、12、13の中央部は空間16
になっている。3個の放射状支柱の内側11a、12
a、13aには、案内ローラー15が設けられている
【0024】次いで、図6(a)の側面図及び(b)の
平面図に示すように、最下部のブロック構造物の3個の
放射状支柱11、12、13の中央部空間16で最上部
となる第1上部ブロック構造物の中央部支柱24を建方
する。中央部支柱24は仮設台18の上に載置する。中
央部支柱24は、最下部の3個の放射状支柱内側11
a、12a、13aの案内ローラー15に接する面と、
3個の放射状支柱21、22、23を設ける面の六角形
に図示している。なお、中央部支柱は六角形に限るもの
ではない。第1上部ブロック構造物の3個の放射状支柱
21、22、23は、それぞれ位置D、E、Fで中央部
支柱24に組み立てる。また、第1上部ブロック構造物
の中央部支柱24の頂部にアンテナ柱25、及び複数の
アンテナからなる送受信アンテナ28を組み立てる。な
お、送受信アンテナ28として3個のアンテナを例示し
たが、これに限るものではない。
【0025】3個の放射状支柱21、22、23を組み
立てる位置D、E、Fは、最下部の3個の放射状支柱の
位置A、B、Cの間であるので、クレーン等を用いた組
み立て作業を容易に行うことができる。また、最下部の
3個の放射状支柱11、12、13に仮設の足場を取り
付けて作業を行うことができるので、組み立てを容易に
行うことができる。特に、アンテナ柱25、精密な送受
信アンテナ28の持ち上げ、取り付けを最下部の3個の
放射状支柱11、12、13を足場として作業を行うこ
とができるので、工事期間を短縮することができる。次
いで、図7(a)の側面図及び(b)の平面図に示すよ
うに、最下部の放射状支柱11、12、13の上面にジ
ャッキ17を取り付け、第1上部ブロック構造物の下側
27aに吊り部材19を連結する。また、第1上部ブロ
ック構造物の放射状支柱21、22、23をワイヤ69
で支える。ワイヤ69はウインチ68で中心方向に一定
の張力になるように制御して上昇させる第1上部ブロッ
ク構造物の安定を保つようにする。なお、上部ブロック
構造物の放射状支柱のそれぞれに1本のワイヤで張力を
かけて上部ブロック構造物の安定を保つようにした場合
を示したが、上部ブロック構造物の放射状支柱のそれぞ
れの1加力点は2本のワイヤにより張力を与えるものと
し、それぞれのワイヤを60°の位置に配置した2台の
ウインチにより張力を与えて、2本のワイヤーの張力の
合力が、常に中心方向に一定張力になるように制御を行
い、安定を保つようにすることが好ましい。
【0026】次いで、図8(a)の側面図及び(b)の
平面図に示すように、ジャッキ17で、中央部支柱2
4、放射状支柱21、22、23及びアンテナ柱25、
送受信アンテナ28からなる第1上部ブロック構造物を
吊り上げる。中央部支柱24が最下部の放射状支柱1
1、12、13の内側11a、12a、13aの案内ロ
ーラー15に案内され矢印のように上昇する。第1上部
ブロック構造物の中央部支柱24及び放射状支柱21、
22、23が上昇して、最下部のブロック構造物の3個
の放射状支柱11、12、13の中央部は空間16にな
る。この中央部の空間16で第2上部ブロック構造物の
中央部支柱34を建方し、3個の放射状支柱31、3
2、33をそれぞれ位置D、E、Fに組み立てる。次い
で、上昇している第1上部ブロック構造物を下降させ、
第1上部ブロック構造物の中央部支柱24及び放射状支
柱21、22、23の下側と第2上部ブロック構造物の
中央部支柱34及び放射状支柱31、32、33の上側
を接続して一体とする。
【0027】次いで、図9(a)の側面図及び(b)の
平面図に示すように、ジャッキ17と第2上部ブロック
構造物の下側37aを吊り部材19で連結し、ワイヤ6
9とウインチ68で安定を保って、ジャッキ17で、第
1上部ブロック構造物の中央部支柱24及び放射状支柱
21、22、23及びアンテナ柱25、送受信アンテナ
28並びに第2上部ブロック構造物の中央部支柱34及
び放射状支柱31、32、33を矢印のように上昇され
る。このように上昇して、最下部のブロック構造物の3
個の放射状支柱11、12、13の空間16になった中
央部に第3上部ブロック構造物の中央部支柱44を建方
し、3個の放射状支柱41、42、43をそれぞれ位置
D、E、Fに組み立てる。次いで一体となっている第1
上部ブロック構造物と第2上部ブロック構造物を下降さ
せ、第2上部ブロック構造物の中央部支柱34及び放射
状支柱31、32、33の下側と第3上部ブロック構造
物の中央部支柱44及び放射状支柱41、42、43の
上側を接続して一体とする。放射状支柱41、42、4
3は(図9(a)の側面図に示す)は矢印のように搬送
して中央部支柱44に組み立てる。
【0028】このような工程を繰り返して、図10
(a)の側面図及び(b)の平面図に示すように、第1
上部ブロック構造物の中央部支柱24及び放射状支柱2
1、22、23、第2上部ブロック構造物の中央部支柱
34及び放射状支柱31、32、33、第3上部ブロッ
ク構造物の中央部支柱44及び放射状支柱41、42、
43、第4上部ブロック構造物の中央部支柱54及び放
射状支柱51、52、53、及び第5上部ブロック構造
物の中央部支柱64及び放射状支柱61、62、63の
ように、所定高さになるようにブロック構造物を組み立
て接続して一体とする。そして上部ブロック構造物の放
射状支柱のそれぞれをワイヤ69とウインチ68で中心
方向に一定の張力になるように制御して安定に保ち、ま
たジャッキ17と第5上部ブロック構造物の下側67a
を吊り部材19で連結し、ジャッキ17で矢印のように
上昇される。なお、第2〜5ブロック構造物と吊り部材
の連結は、必要に応じ適宜選択される。また、上昇して
最下部のブロック構造物の3個の放射状支柱11、1
2、13の中央部の空間16に複数個の仮設中央部材6
5を配設する。仮設中央部材65はターンテーブル66
に載置され、上部ブロック構造物を支える。
【0029】図11に示すように、送受信アンテナ28
を設けた第1上部ブロック構造物、第2上部ブロック構
造物、第3上部ブロック構造物、第4上部ブロック構造
物及び第5上部ブロック構造物をジャッキ17で最下部
の3個の放射状支柱11、12、13の上まで上昇させ
る。最下部のブロック構造物の3個の放射状支柱11、
12、13の中央部空間16には、複数個の仮設中央部
材65を中央部支柱24〜64と同軸に配設し、また図
11及び図12に示すように、上部ブロック構造物を支
える。またワイヤ69とウインチ68で中心方向に一定
の張力になるように制御して安定を保つようにする。ま
た、図11の右側の一部断面図に示ように、仮設中央部
材65は、最下部のブロック構造物の3個の放射状支柱
11、12、13の中央部空間16で回転できるような
サイズのものにする。また、図11の左側の一部断面図
に示ように、上部ブロック構造物の3個の放射状支柱2
1〜61、22〜62、23〜63は、位置D、E、F
にあり、最下部の3個の放射状支柱の位置A、B、Cの
間である。
【0030】また、図11及び図12に示すように、最
下部の3個の放射状支柱11、12、13のそれぞれに
ウインチ74を設け、上部のブロック構造物の放射状支
柱21〜61、22〜62、23〜63のそれぞれとワ
イヤ75で連結して、ウインチ74によりワイヤ75に
矢印のように力を与え、位置Fから位置Cへの矢印のよ
うに、位置Dから位置Aに、位置Eから位置Bに上部の
ブロック構造物の放射状支柱21〜61、22〜62、
23〜63を回転移動させる。なお、ウインチ74を地
上に設け、最下部の放射状支柱11、12、13に滑車
を設け、ワイヤ75を滑車を介して架け渡し、地上に設
けたウインチ74で力を与えて回転移動させてもよい。
【0031】このようにして回転移動させて、図13
(b)の平面図に示すように、上部ブロック構造物の放
射状支柱21〜61が位置Aの最下部のブロック構造物
の放射状支柱11と一致し、上部ブロック構造物の放射
状支柱22〜62が位置Bの最下部のブロック構造物の
放射状支柱12と一致し、また上部ブロック構造物の放
射状支柱23〜63が位置Cの最下部のブロック構造物
の放射状支柱13と一致して、ブロック化された構造物
の3個の放射状支柱は最下部から第1上部ブロック構造
物まで同じ位置になる。次いで、仮設中央部材65で支
えられている上部ブロック構造物を最下部の放射状支柱
11、12、13の上面まで下降し、仮設中央部材65
を取り外し、上部ブロック構造物の3個の放射状支柱2
1〜61、22〜62、23〜63を最下部のブロック
構造物の3個の放射状支柱11、12、13のそれぞれ
の上面に接続する。
【0032】次いで、上部ブロック構造物を最下部の放
射状支柱11、12、13の上面に接続して、全ての仮
説中央部材65及びターンテーブル66を取り外し最下
部の3個の放射状支柱11、12、13の中央部を空間
16にする。その後、図14(a)に示すように、最下
部の3個の放射状支柱11、12、13の中央部の空間
16に最下部の中央部支柱14を組み立て、図14
(b)に示すように、最下部の3個の放射状支柱11、
12、13と最下部の中央部支柱14を接続する。
【0033】図15(a)は、上述のように構築された
塔状構造物1を示したもので、中央部支柱及び3個の放
射状支柱11〜61、12〜62、13〜63からなる
先細の形状のものであり、中央部支柱の頂部にはアンテ
ナ柱25および複数のアンテナからなる送受信アンテナ
28が設けられている塔である。その断面は、図15
(b)に示すように第1上部ブロック構造物の中央部支
柱24の頂部にアンテナ柱25が設けられ、図15
(c)に示すように第1上部ブロック構造物は中央部支
柱24と3個の放射状支柱21、22、23からなり、
図15(d)に示すように第3上部ブロック構造物は中
央部支柱44と3個の放射状支柱41、42、43から
なり、また、図15(e)に示すように最下部のブロッ
ク構造物は中央部支柱14と3個の放射状支柱11、1
2、13からなる先細の形状のものである。
【0034】図16と図17は、上部ブロック構造物を
支えて安定を保つワイヤとウインチ、及び回転移動させ
るワイヤとウインチについてのもう1つの例を示すので
ある。図16と図17に示すように、送受信アンテナ2
8を設けた第1上部ブロック構造物、第2上部ブロック
構造物、第3上部ブロック構造物、第4上部ブロック構
造物及び第5上部ブロック構造物は上昇して、最下部の
ブロック構造物の3個の放射状支柱11、12、13の
中央部空間16には複数個の仮設中央部材65を中央部
支柱24〜64と同軸に配設されている。また、最下部
の3個の放射状支柱11、12、13のそれぞれにウイ
ンチ74を設け、上部のブロック構造物の放射状支柱2
1〜61、22〜62、23〜63のそれぞれとワイヤ
75で連結して、ウインチ74によりワイヤ75に矢印
のように力を与える。
【0035】さらに、ウインチ71a、71b、72
a、72b、73a、73bを設け、上部ブロック構造
物の下側の3個の放射状支柱のそれぞれとワイヤ70で
連結される。6つのウインチ71a〜73bは、回転中
心(複数個の仮中央部材65と中央部支柱24〜64の
軸心)の円周上に等間隔(60度)の位置に設ける。ウ
インチ71aと71bは、位置Dの放射状支柱21〜6
1の下側の放射状支柱とワイヤ70で連結され、ウイン
チ72aと72bは、位置Eの放射状支柱22〜62の
下側の放射状支柱とワイヤ70で連結され、またウイン
チ73aと73bは、位置Fの放射状支柱23〜63の
下側の放射状支柱とワイヤ70で連結されている。すな
わち、1つの放射状支柱は2台のウインチにワイヤ70
で連結されており、そのワイヤー70の張力を制御する
ことにより安定を保つようにするものであり、また2台
のウインチによりワイヤ70に矢印のように張力を与
え、位置Fから位置Cへの矢印のように、位置Dから位
置Aに、位置Eから位置Bに回転方向の力を作用させ
る。
【0036】このようにして、このようにして回転移動
させて、上部ブロック構造物の放射状支柱21〜61が
位置Aの最下部のブロック構造物の放射状支柱11と一
致し、上部ブロック構造物の放射状支柱22〜62が位
置Bの最下部のブロック構造物の放射状支柱12と一致
し、また上部ブロック構造物の放射状支柱23〜63が
位置Cの最下部のブロック構造物の放射状支柱13と一
致して、ブロック化された構造物の3個の放射状支柱は
最下部から第1上部ブロック構造物まで同じ位置にする
ものである。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
最下部のブロック構造物の複数個の放射状支柱を仮設足
場やガイド塔として用い、また上部ブロック構造物の中
央部支柱及び放射状支柱の組み立てを最下部のブロック
構造物の放射状支柱の間で行うことができるので、安全
で効率的に作業を行うことができでるという効果を有
し、さらに、精密で大きなアンテナの組み立て作業を最
下部のブロック構造物を仮設足場として行うので、安全
であり、かつ風の影響も少なく工事期間を短縮すること
ができるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の塔状構造物の構築工程を
説明する図
【図2】 本発明の実施形態の塔状構造物の構築工程を
説明する図
【図3】 本発明のもう1つの実施形態の塔状構造物の
構築工程を説明する図
【図4】 本発明のもう1つの実施形態の塔状構造物の
構築工程を説明する図
【図5】 本発明の実施例の構築工程を示す図
【図6】 本発明の実施例の構築工程を示す図
【図7】 本発明の実施例の構築工程を示す図
【図8】 本発明の実施例の構築工程を示す図
【図9】 本発明の実施例の構築工程を示す図
【図10】 本発明の実施例の構築工程を示す図
【図11】 本発明の実施例の構築工程を示す図
【図12】 本発明の実施例の構築工程を示す図
【図13】 本発明の実施例の構築工程を示す図
【図14】 本発明の実施例の構築工程を示す図
【図15】 本発明の実施例て構築された塔状構造物を
示す図
【図16】 本発明の実施例のもう1つの構築工程を示
す図
【図17】 本発明の実施例のもう1つの構築工程を示
す図
【符号の説明】
1 塔状構造物 8 基礎部 11、12、13 最下部の放射状支柱 15 案内ローラー 16 空間 17 ジャッキ 18 仮設台 19 吊り部材 21〜61、22〜62、23〜63 上部の放射状支
柱 14〜64 中央部支柱 25 アンテナ柱25 28 送受信アンテナ 36〜38 上部のブロック構造物 65 仮設中央部材 66 ターンテーブル 70 ワイヤ 71a〜73b ウインチ 74 ウインチ 75 ワイヤ 81p 中央部支柱 80g〜80j 最下部の4個の放射状支柱 81k〜81n 上部の4個の放射状支柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜田 正敏 東京都江東区豊洲3丁目4番5号 株式会 社巴技研内 (72)発明者 佐藤 登也 東京都江東区豊洲3丁目4番5号 株式会 社巴技研内 (72)発明者 深沢 隆 東京都中央区銀座6丁目2番10号 株式会 社巴コーポレーション内 (72)発明者 田島 将光 東京都中央区銀座6丁目2番10号 株式会 社巴コーポレーション内 (72)発明者 大川 孝 東京都中央区銀座6丁目2番10号 株式会 社巴コーポレーション内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部支柱及び前記中央部支柱に設けら
    れた複数個の放射状支柱から構成される塔状構造物を、
    ブロック化された構造物を接続して構築する方法におい
    て、(1)基礎部に最下部のブロック構造物の中央部支
    柱が建てられる中央部を空間にして、最下部のブロック
    構造物の複数個の放射状支柱を立設する工程、(2)前
    記最下部のブロック構造物の中央部空間で第1上部ブロ
    ック構造物の中央部支柱を組み立てる工程、(3)前記
    の最下部のブロック構造物の中央部空間に位置している
    第1上部ブロック構造物の中央部支柱に第1上部のブロ
    ック構造物の放射状支柱を前記最下部のブロック構造物
    の放射状支柱の間に位置するように組み立てる工程、
    (4)前記の第1上部ブロック構造物の中央部支柱及び
    放射状支柱を上昇させる工程、(5)前記工程で第1上
    部ブロック構造物を上昇させて空間になった最下部のブ
    ロック構造物の中央部空間で第2上部ブロック構造物の
    中央部支柱を組み立て、第2上部のブロック構造物の放
    射状支柱を前記最下部のブロック構造物の放射状支柱の
    間に位置するように組み立て、第1上部ブロック構造物
    と接続する工程、(6)第1上部ブロック構造物と第2
    上部ブロック構造物の中央部支柱及び放射状支柱を上昇
    させる工程、(7)第3上部のブロック構造物以降も同
    様に、前記の工程(5)、(6)を繰り返して、所定高
    さになるようにブロック構造物を組み立て上昇させてる
    工程、(8)ブロック構造物を上昇させて空間になった
    最下部のブロック構造物の中央部空間にターンテーブル
    及び仮設中央部材を配設し、所定高さになるように組み
    立てられて上昇している複数個のブロック構造物を仮設
    中央部材で支える工程、(9)仮設中央部材で支えられ
    ている所定高さになるように組み立てられている複数個
    のブロック構造物の放射状支柱を、最下部のブロック構
    造物の放射状支柱と一致するように回転移動させる工
    程、(10)前記の回転移動させた後、仮設中央部材及
    びターンテーブルを取り外し、最下部のブロック構造物
    の中央部空間に、最下部の中央部支柱を組み立てる工
    程、とを有することを特徴とする塔状構造物の構築方
    法。
  2. 【請求項2】 最下部のブロック構造物の複数個の放射
    状支柱の中央部空間側に、上昇する中央部支柱を案内す
    る案内ローラーが設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載の塔状構造物の構築方法。
  3. 【請求項3】 上部のブロック構造物の中央部支柱及び
    放射状支柱を上昇させる工程は、最下部のブロック構造
    物の複数個の放射状支柱の上面に設けられたジャッキで
    吊り上げることを特徴とする請求項1または2に記載の
    塔状構造物の構築方法。
  4. 【請求項4】 上部のブロック構造物の中央部支柱及び
    放射状支柱を上昇させる工程は、複数個のブロック構造
    物の放射状支柱のそれぞれにワイヤを架けて、それぞれ
    のワイヤの張力が上部のブロック構造物の中心方向に一
    定張力になるように制御して上昇させることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の塔状構造物の構築方
    法。
  5. 【請求項5】 複数個のブロック構造物の放射状支柱
    を、最下部のブロック構造物の放射状支柱と一致させる
    回転移動が、上部のブロック構造物の放射状支柱のそれ
    ぞれに回転方向に力が作用するようにワイヤを架けて回
    転移動させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の塔状構造物の構築方法。
JP2002042872A 2002-02-20 2002-02-20 塔状構造物の構築方法 Pending JP2003239567A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002042872A JP2003239567A (ja) 2002-02-20 2002-02-20 塔状構造物の構築方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002042872A JP2003239567A (ja) 2002-02-20 2002-02-20 塔状構造物の構築方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003239567A true JP2003239567A (ja) 2003-08-27

Family

ID=27782839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002042872A Pending JP2003239567A (ja) 2002-02-20 2002-02-20 塔状構造物の構築方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003239567A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008069567A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Shimizu Corp タワーの施工方法
WO2010061048A1 (en) * 2008-11-03 2010-06-03 Rautaruukki Oyj Arrangement and method for erecting tower of wind power plant
CN102213033A (zh) * 2010-04-06 2011-10-12 索列丹斯-弗莱西奈公司 风力发电机混合塔架的建造方法
EP3109375A1 (en) * 2015-06-26 2016-12-28 General Electric Company System and method for assembling tower sections of a wind turbine lattice tower structure
US9951754B2 (en) 2015-06-26 2018-04-24 General Electric Company System and method for assembling tower sections of a wind turbine lattice tower structure
DE102017108337A1 (de) * 2017-04-19 2018-10-25 ISAQ - Institut für Sachverständigenwesen und Qualitätsmanagement Fachwerkmast

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008069567A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Shimizu Corp タワーの施工方法
WO2010061048A1 (en) * 2008-11-03 2010-06-03 Rautaruukki Oyj Arrangement and method for erecting tower of wind power plant
CN102213033A (zh) * 2010-04-06 2011-10-12 索列丹斯-弗莱西奈公司 风力发电机混合塔架的建造方法
US8297025B2 (en) 2010-04-06 2012-10-30 Soletanche Freyssinet Method of building a hybrid tower for a wind generator
CN102213033B (zh) * 2010-04-06 2016-07-13 索列丹斯-弗莱西奈公司 风力发电机混合塔架的建造方法
EP3109375A1 (en) * 2015-06-26 2016-12-28 General Electric Company System and method for assembling tower sections of a wind turbine lattice tower structure
US9845612B2 (en) 2015-06-26 2017-12-19 General Electric Company System and method for assembling tower sections of a wind turbine lattice tower structure
US9951754B2 (en) 2015-06-26 2018-04-24 General Electric Company System and method for assembling tower sections of a wind turbine lattice tower structure
DE102017108337A1 (de) * 2017-04-19 2018-10-25 ISAQ - Institut für Sachverständigenwesen und Qualitätsmanagement Fachwerkmast

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0654571B1 (en) Zone module construction method of steel structure construction
JP6193253B2 (ja) 伸縮式タワーの組立方法
US11274465B2 (en) Tower erection and climbing systems
US20110302879A1 (en) Method for erecting a facility for producing electrical energy from wind
CA2823814C (en) Mounting assembly and method to erect in sections an annular tower for wind or heliostatic power generators in an energy farm
US10337194B2 (en) Work platform system configured for use structure with internal cavity, and related methods of assembly and use
JP2003239567A (ja) 塔状構造物の構築方法
KR20220033153A (ko) 타워작업용 곤돌라
US10669994B1 (en) Multi-column wind turbine tower and erection method
CN101748911B (zh) 一种能从平面变换成球面的圆盘形表演舞台
JP4722630B2 (ja) 塔状構造物の構築方法および同方法に使用されるスリップフォーム装置
JP6736226B2 (ja) 塔状建築物上部に建設される構造物の構造体および施工法
JP6646220B2 (ja) 吊り天井用の吊り鉄骨フレームの施工方法
JP3708060B2 (ja) 屋根構造物の構築方法
JP2008214932A (ja) 建物の構築方法
KR20140047791A (ko) 풍력발전기 시공장치 및 방법
CN214246078U (zh) 不锈钢结构与有机玻璃天幕支撑体系
CN203223042U (zh) 新型网架结构牌坊
JP7158304B2 (ja) 搬送システムおよび設置方法
JP2018091098A (ja) 仮設支柱および屋根架構の構築方法
JPH08120936A (ja) 高層建築構造物の構築工法とその構築用装置
JP3263497B2 (ja) 全天候式塔状構造物架設装置
JP2796448B2 (ja) ビルの建設方法と同建設方法に使用されるビルの建設装置
JP2591352B2 (ja) 建物の建設方法
JPH0540492U (ja) 自動昇降型作業足場