JP2003238712A - シールド特性を有する樹脂製筐体部品 - Google Patents

シールド特性を有する樹脂製筐体部品

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JP2003238712A
JP2003238712A JP2002046460A JP2002046460A JP2003238712A JP 2003238712 A JP2003238712 A JP 2003238712A JP 2002046460 A JP2002046460 A JP 2002046460A JP 2002046460 A JP2002046460 A JP 2002046460A JP 2003238712 A JP2003238712 A JP 2003238712A
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thermosetting resin
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Masaaki Kondo
正昭 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リサイクル目的で製品を回収した後、解体・
分別工程において、易解体性、及びマテリアルリサイク
ル性に優れ、かつシールド特性を有する筐体部品を提供
する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂組成物または熱硬化性樹脂
組成物からなる筐体部品上に、レーザー照射によって炭
化物層を形成し、その炭化物層の一部または全部をアー
スにつなぐ事でシールドとして利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光照射により、元々
絶縁体であった成形品表面上の所望の位置に、炭化物層
(チャー)を形成させ、該部分の一部、または全部をア
ースにつなぎ、シールドとして利用する事を特徴とす
る、熱可塑性樹脂組成物または熱硬化性樹脂組成物製の
筐体部品に関するものである。特に、静電シールド及び
電界シールド特性を有する筐体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、絶縁体である樹脂製筐体部品に
シールド特性を持たせようと考えた場合、例えば筐体の
裏側表面に導電インク塗装や無電解メッキを施したり、
または導電性の添加剤を添加させた樹脂を使用して筐体
を成形する等の手法が、従来から為されている。導電性
を発現させる添加剤としては、金属粉末、金属繊維、カ
ーボンブラック、カーボンファイバー等が知られてい
る。
【0003】一方、近年、環境問題に対する意識の向
上、及び各種環境関連法令の相次ぐ制定・施行により、
リサイクル性を配慮した設計が主流となりつつある。し
かしながら、前出の方法による従来の樹脂製筐体部品
は、易リサイクル性というの観点で問題がある。例え
ば、導電インク又は無電解メッキを使用した場合では、
導電インクやメッキと樹脂部分との分別が難しい。もし
分別せず、粉砕して再生樹脂として使用(マテリアルリ
サイクル)すると、インクまたはメッキが混入し、再生
樹脂の物性に大きな悪影響を及ぼす。次に導電性の添加
剤を添加している場合は、その添加量が導電性を発現さ
せるため一般的にかなり多い。そのため熱安定性が悪
く、マテリアルリサイクル後の再生樹脂の物性は良くな
い。
【0004】従って、来るべき循環型社会の形成を踏ま
え、リサイクル性の優れた、シールド特性を有する筐体
部品の登場が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、シー
ルド特性を有し、かつリサイクル性の優れた熱可塑性樹
脂組成物または熱硬化性樹脂組成物からなる筐体部品
を、比較的安価に提供することにある。即ち導電インク
や無電解メッキ、または導電性の添加剤を使用した場合
とは異なり、製品回収後にマテリアルリサイクルを実施
しても大きな物性低下を引き起こすことのなく、かつシ
ールド特性も併せ持つ筐体部品を安価に提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意研究
を重ねた結果、以下の方法を用いることで上記課題を解
決するに至った。即ち、本発明は、熱可塑性樹脂組成物
または熱硬化性樹脂組成物からなる筐体部品上に、レー
ザー照射によって炭化物層を形成してなり、その炭化物
層の一部または全部をアースにつなぐ事でシールド特性
を発現することを特徴とする、熱可塑性樹脂組成物また
は熱硬化性樹脂組成物からなる筐体部品である。
【0007】そのシールド特性を発現すると考えられる
導電層の形成は、レーザー照射部の樹脂組成物中の樹脂
成分が変性し、炭化物層(チャー)が形成されることに
よるものと推定される。炭化物層形成の方法としては、
成形品が吸収できる電磁波を照射して該部を発熱させる
方法、炎を近づけて焼く方法、高温物やプラズマを近づ
ける、又は接触させる方法、該部を他の物体と摩擦させ
て発熱させる方法が考えられる。しかし所望の形状の導
電部を形成させると言う点に於いて、レーザーを利用す
る手法が最も好適である。またレーザー機器は、レーザ
ーマーキングやレーザー溶着として既に各種機器が既に
市販されており、これらを利用できると言う点でも好適
である。
【0008】本発明で言う炭化物層(チャー)は、その
構造について文献で様々な形態が示唆されているが、本
発明に於いて炭化物層の存在は以下の方法にて確認でき
るものと定義する。即ち、導電層を表面上に持つ熱可塑
性樹脂組成物または熱硬化性樹脂組成物において、導電
層でない部分を所定の重量(A)だけ測り取り、その
後、良溶媒にて溶解させ、不溶分を取り出してその重量
(B)を測定する。そしてその割合(C)、即ちC=B
/Aを計算する。一方、導電層でも同様の手法にて、不
溶分の割合(D)を求める。この時、D>Cならば炭化
物層が生成していると本発明ではする。そしてD−Cに
相当する増量分が、炭化物層であるとする。
【0009】例えば熱可塑性樹脂組成物または熱硬化性
樹脂組成物が変性PPE樹脂、即ちマレイン化変性され
たPPE樹脂とポリスチレンのポリマーアロイであり、
レーザーを照射して導電層を作成したケースでは、良溶
媒としてトルエン、またはクロロホルムを使用し、前出
の方法で、レーザー照射部と非照射部のそれぞれの不溶
分の割合の差(D−C)を求める事で、炭化物層の存在
の確認ができる。良溶媒に対する不溶分の増量分は、本
来、良溶媒に溶解するべき物質、即ちマトリックスであ
る樹脂といくつかの添加剤が、レーザー照射により変性
して不溶となったものである。従って、正確には“良溶
媒に対する不溶分で構成された層”と言うべきである
が、発熱により不溶になった、また色も黒系の色である
事から、炭化物層(チャー)が形成されたと推定され、
本発明では炭化物層と呼ぶ。
【0010】カバー材を使用する場合、カバー材の材質
として、前出のメカニズムから、まず使用するレーザー
光を吸収しない、または吸収しにくい物質で構成された
物体である事、また発熱した界面で成形品側の樹脂と相
溶化しない物質で構成された物体である事がその特性と
して必要である。また溶融点が、少なくとも成形品を構
成する樹脂よりも高いほど、好適である。
【0011】例えば、変性PPE製の成形品の表面にレ
ーザー光として遠赤外線のNd:YAGレーザーを用い
て導電部を形成する場合は、遠赤外線を効率よく透過
し、かつ変性PPEと相溶化することもなく、かつ溶融
点が変性PPEよりも高い材質の一例としてとしてガラ
スが使用できる。即ちこの場合は、導電部の形状に合わ
せた形状のガラス板を、変性PPE成形品上にある一定
の圧力下にて密着させ、ガラス側からレーザーを当て、
ガラスと成形品との界面、即ち接触部を発熱・炭化(チ
ャー化)させ、その際、生成した炭化物を周囲の溶融し
ている変性PPEに包含させる事で、部分的に炭化物層
が形成される。カーボンブラックやカーボンファイバ
ー、グラファイト等の炭化物が導電性を有する事は古く
から知られており、本発明に於いても導電性が発現する
のは、それらと同様、導電性を有する炭化物が発熱によ
り生成している為と推定される。更に、炭化物が変性P
PEに包含させられる為、カバー材を用いない方法より
はるかに強固な導電層が表面に形成できたものと推定し
ている。
【0012】一方、レーザー光としては、対象となる成
形品を構成する熱可塑性樹脂組成物または熱硬化性樹脂
組成物が吸収できる波長のもので、かつ炭化物層が形成
できるだけのエネルギーをもち、かつカバー材が吸収し
にくい波長のものであれば、特に制限は無い。例えば波
長1064nmのNd:YAGレーザーや、SHG及び
THGを利用したNd:YAGレーザーの2倍波(53
2nm)及び3倍波(355nm)の各可視光レーザ
ー、波長824nmのAlGaAsレーザー等の半導体
レーザー、また波長308nmのXeClエキシマーレ
ーザー等の各種エキシマーレーザー、またさらには波長
を任意に変えた色素レーザー、赤外線レーザーである炭
酸ガスレーザー等があげられる。
【0013】中でも波長1064nmのNd:YAGレ
ーザーは広く市販されており、またQスイッチ、ランプ
電流、照射画像のドット間隔または線間隔、スキャン速
度を変えることで、単位面積当たりの照射総エネルギー
量を思い通りにコントロールすることでき、特に好適で
ある。更にNd:YAGレーザーの場合、定格出力が、
連続モードで1〜10Wの範囲にあるのが好ましい。
尚、被照射物である成形品へのレーザー光の照射振方式
は、ポリゴンミラーを介したスキャン式でも、マスクを
用いて一気に照射するマスク式でも構わない。また照射
部である導電部の形態は、一筆書き方式の連続画像でも
ドット式の画像でも構わない。
【0014】レーザー光のエネルギー密度は1〜1,0
00,000(kW/cm2)の範囲で行うことが好まし
い。特にエネルギー密度が10,000〜80,000
(kW/cm2)の範囲にあることが、良好な導電部を
得る上で好ましいので、瞬間的に高いエネルギー密度を
作り出すQスイッチ法を用いたレーザー照射方法が好適
である。 Qスイッチ法によるレーザー光のジャイアン
トパルス幅は3〜100(ns)が好適である。特に6
〜50(ns)が良好な導電部を得る上で好ましい。
【0015】ポリゴンミラーを介したスキャン式のN
d:YAGレーザーを照射して導電部を形成する方法は
非常に簡便な方法であり、導電部のデザインを比較的自
由に変更できる点が有利である。また既に多く市販され
ている、Nd:YAGレーザーを使用したレーザーマー
キング装置を転用できる点からも、好適である。しかし
生産数が多い場合、マスク式で行うか、またはダイオー
ドレーザーを複数用いた方が生産効率の面で有利な場合
もある。
【0016】尚、市販されているレーザーマーキング装
置の多くが、赤外線から可視光線の波長領域のものであ
るため、それに合わせるとカバー材の材質としては、透
明でかつ溶融点が高いガラスが最も好適であり、レーザ
ーの種類や成形品の材質によっては、スーパーエンジニ
アリングプラスチックが使用できる。マトリックスであ
る樹脂そのものが、使用するレーザーの波長に於いて、
吸収帯を持たない場合、成形品は、電磁波を吸収する添
加剤を配合されたものでなくてはならない。または添加
剤と言う形で配合されたものでなくても、マトリックス
である樹脂中に存在する不純物や重合未反応物が、レー
ザー光を吸収する系であっても良い。
【0017】例えば用いられるレーザーが、波長106
4nmのNd:YAGレーザーの場合、その波長付近で
は一般的にポリマーは吸収帯を持たないので、成形品
は、1064nmの光を吸収する添加剤を配合させる
か、またはその波長の光を吸収する不純物や重合未反応
物をもったものである必要がある。1064nmの光を
吸収する添加剤として具体的には、カーボンブラック、
遷移金属酸化物、または金属粉末、金属ファイバーであ
る。遷移金属酸化物としては、ルチル型二酸化チタン、
アナターゼ型二酸化チタン、酸化鉄(弁柄)、三酸化ア
ンチモン、チタン酸カリウム、コバルト酸化物等の遷移
金属化合物が好適である。金属粉末としては、アルミニ
ウム、鉄、ニッケル、銅、または真鍮等の合金の粉末が
あげられる。再生性、コストを考慮すると、カーボンブ
ラックが最も好適である。
【0018】尚、これらカーボンブラックと各種金属酸
化物は、複数の種類の組み合わせで用いても良い。尚、
レーザー光を吸収する目的で添加された添加剤の配合量
は、熱可塑性樹脂組成物または熱硬化性樹脂組成物10
0重量部に対し0.001〜5重量部である事が望まし
い。レーザー光を吸収し、導電層を形成する為には、
0.001重量部の配合量は必要であり、また5重量部
を超えると再生時に熱分解を生じやすくなり、再生性に
問題を生じるからである。またコストや樹脂製造の方法
から考えても、5重量部を越える配合は好適ではない。
【0019】尚、カーボンブラックの配合量は、共存す
る樹脂や充填材の種類によってはカーボンブラックの効
力だけで導電性を発現するケースがある。導電層である
炭化物層を形成する前に導電性を発現していては、本発
明の意図する成形品、即ち絶縁部と任意の位置に導電部
を持つ成形品とならないので、カーボンブラックの添加
量は導電性を発現しないレベルに留める必要がある。効
率的な導電性を確保し、コスト及び確実な絶縁部を形成
すると言う意味で、カーボンブラックの添加量は0.0
1〜1重量部の範囲にあることが更に好適である。尚、
同様の意味で、導電性を有するカーボンファイバー等の
充填材の充填量についても、導電性を発現しないレベル
に留める必要がある。
【0020】尚、カーボンブラックの種類としては特に
制限は無い。SAF、ISAF、HAF、FEF、GP
F、SRF、FT、アセチレンブラック等、いずれのカ
ーボンブラックでも良い。即ち、ファーネスブラック、
チャンネルブラック、サーマルブラックといずれの製法
のものでも良く、またガスブラック、オイルブラック、
アセチレンブラック等、いずれの原料のものでも使用で
きる。
【0021】一方、本発明で使用される熱可塑性樹脂組
成物または熱硬化性樹脂組成物は、炭化物層の形成がし
易いと言う点で、ベンゼン環を有するポリマーが好適で
ある。具体的にはポリスチレン(PS)、シンジオタク
チックポリスチレン(SPS)、AS、ABS、ポリカ
ーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(P
ET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、芳香
族ポリアミド、ポリフェニレンエーテル(PPE)、P
PS、液晶ポリエステル(LCP)、ポリアリレート、
ポリアミドイミド、ポリサルホン、ポリエーテルサルホ
ン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルケト
ン、ポリエーテルイミド、ポリオキシベンゾイルエステ
ル、PPE/PS、PPE/HIPS、PPE/PA
6、PPE/PA66、PPE/PP、PC/ABS、
PC/PBT、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、ジアリルフタレート樹脂、ポリイミド等があげられ
る。
【0022】PPEは分子鎖の一部を、マレイン化変性
させたものであってもよい。また本発明で言うベンゼン
環を有するポリマーは、ベンゼン環を有する少なくとも
1種類のモノマーを使用したブロックコポリマーや、ラ
ンダムコポリマーやグラフト共重合体であっても良い。
また本発明で言うベンゼン環を有し、かつその分子中に
酸素原子及び/または硫黄原子を有するポマーは、ベン
ゼン環と、酸素原子及びまたは硫黄原子を有する少なく
とも1種類のモノマーを使用したブロックコポリマー
や、ランダムコポリマーやグラフト共重合体であっても
良い。
【0023】また本発明で使用する熱可塑性樹脂組成物
または熱硬化性樹脂組成物は、ベンゼン環を有するポリ
マーを少なくとも1種類配合させたポリマーアロイであ
っても良い。また本発明で言うベンゼン環を有するポリ
マーとは、ベンゼン環上の重合に、寄与しない部位が置
換されたものであってもよい。またナフタレン環、アン
トラセン環のような多環構造を有するポリマーも、本発
明で言うベンゼン環を有するポリマーの範疇に含む。
【0024】中でも炭化物層の形成のし易さと、材料の
入手のし易さから判断すると、市販の変性PPE樹脂
(m−PPE)、即ちPPE系のポリマーアロイであ
る、PPE/PS、PPE/HIPS、PPE/PA
6、PPE/PA66や、PC、PC/ABS、PC/
PBTと言ったPC系樹脂が更に好適である。このPP
E系のポリマーアロイに於けるPPEの配合量は、通常
10〜90重量%が好適であり、15〜80重量%が更
に好適である。
【0025】これは炭化物層形成にPPEが特に大きな
効果を示す為であり、PPEの配合量が10%未満であ
ると本発明の目的とする導電部が形成しにくくなるから
である。またPPEの配合量が90%を超えると、成形
等の加工がしずらくなると言う問題を生じるからであ
る。ただブレンド樹脂及び添加剤として、PPEの低流
動性を改善する特性をもつものを配合させている場合、
例えば液晶ポリマーや可塑剤等を配合させている場合で
あれば、この限りではない。またPPE分子自体が、一
般的に市販されているものより低分子量タイプであった
り、分子量分布が広く、高流動性を示すものであって
も、この限りではない。
【0026】また更に、炭化物層の形成がし易いと言う
点で、チャー形成を助長する難燃剤を配合することは好
適である。その様な難燃剤として、具体的にはリン系難
燃剤や、シリコーン系難燃剤があげられる。難燃剤の配
合割合は、樹脂組成物に対し、0.1〜50重量%が好
ましく、更に好ましくは3〜20重量%の範囲にあるこ
とが、成形性、及び効果的な炭化物層形成の上で好適で
ある。
【0027】リン系難燃剤としては、トリフェニルフォ
スフェート(TPP)、トリクレジルフォスフェート
(TCP)、トリ(2,6−ジメチルフェニル)フォス
フェート、トリエチルフォスフェート、クレジルジフェ
ニルフォスフェート、キシレニルジフェニルフォスフェ
ート、クレジルビス(2,6−キシレニル)フォスフェ
ート、2−エチルヘキシルジフェニルフォスフェート、
ジメチルメチルフォスフェート、レゾルシノールビス
(ジフェニル)ホスフェートが使用できる。
【0028】また、トリビフェニルホスフェート、レゾ
ルシノールビス(ジフェニル)フォスフェート、ビスフ
ェノールAビス(ジフェニル)フォスフェート、ビスフ
ェノールAビス(ジクレジル)フォスフェート、レゾル
シノールビス(ジ−2,6−キシレニル)フォスフェー
ト、トリス(クロロエチル)ホスフェート、トリス(ク
ロロプロピル)ホスフェート、トリス(ジクロロプロピ
ル)ホスフェート、トリス(トリブロモネオペンチル) フォスフェート、ジエチル−N,N−ビス(2−ヒドロ
キシエチル)アミノメチルホスフォネート、トリス−β
−クロロプロピルフォスフェート、ポリリン酸アンモニ
ウム・アミド、赤リン、ポリリン酸アンモン、ヒドロキ
シフェニルジフェニルホスフェート等が広く知られてお
り、本発明で使用される難燃剤として使用できる。
【0029】また特開平7−258539号公報では、
ビスフェノール類による結合構造とアルキル置換単官能
フェノールによる末端構造を同時に有するリン酸エステ
ル高分子化合物が難燃剤として紹介されているが、これ
らも本発明で使用される難燃剤として使用できる。特に
本発明でPPE、またはPPE系のポリマーアロイを用
いる場合は、リン系難燃剤が好適である。またPCやP
C系のポリマーアロイにも好適である。
【0030】一方、シリコーン系難燃剤としては、シリ
カとシリコーンからなるシリコーンパウダー、シリコー
ン樹脂、シリコーン、ポリカーボネート−ポリオルガノ
シロキサン共重合体等が挙げられる。これらは相乗効果
を狙い、カルボン酸のアルカリ土類金属塩と併用しても
良い。特に本発明でPCやPC系のポリマーアロイに対
し、好適である。尚、本発明の成形加工法としては特に
制限は無い。シャーシ部品の成形に通常利用される、射
出成形、中空射出成形、射出圧縮成形、サンドイッチ成
形、インサート成形の何れの成形法でもよい。
【0031】更に、本発明で使用される充填剤や添加剤
は、本発明の効果を損なわない範囲に於いて、通常使用
する添加剤、充填材、着色剤等を加えたものでもよい。
即ちレーザーを照射しなくても著しく導電性を発現して
しまったり、または著しく物性や成形性、リサイクル性
を低下させない範囲で使用できる。
【0032】具体的に、添加剤としては、例えば、酸化
防止剤、難燃化剤、離型剤、着色剤、滑剤、耐熱安定
剤、耐候性安定剤、防錆剤、抗菌剤等を添加することが
できる。充填材としては例えば、ガラスファイバー、炭
素繊維、金属繊維、アラミド繊維、チタン酸カリウム、
アスベスト、炭化ケイ素、セラミック、窒化ケイ素、硫
酸バリウム、硫酸カルシウム、カオリン、クレー、パイ
ロフィライト、ベントナイト、セリサイト、ゼオライ
ト、マイカ、雲母、ネフェリンシナイト、タルク、アタ
ルパジャイト、ウオラストナイト、フェライト、ケイ酸
カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロ
マイト、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸
化鉄、二硫化モリブデン、グラファイト、石膏、ガラス
ビーズ、ガラスバルーン、ガラスフレーク、石英、石英
ガラス、アパタイト等の充填材があげることができ、こ
れらは中空であっても良い。またこれらは2種類以上を
併用することが可能である。必要によりシラン系等のカ
ップリング剤で予備処理し使用することができる。
【0033】本発明による筐体部品は、シールド特性を
発現していると考えられる導電部が樹脂成形品中に組み
込まれているので、リサイクルの際、解体・分別の必要
がない。故に、易解体性という点で有利である。そして
導電部は炭化物層であるため、通常の成形品と同様のリ
サイクル方法で再生する事が可能である。即ち、粉砕・
溶融後、ペレット化するマテリアルリサイクルが可能で
ある。更に近年、リサイクルの一方法として注目を集め
ているサーマルリサイクル(熱回収)、また溶鉱炉での
コークス代替材として使用する高炉還元によるリサイク
ルに対しても、余計な金属の影響を考える必要がないの
で好適である。特にマテリアルリサイクルの場合、導電
塗料の塗布やメッキによる導電部を形成した成形品では
その塗料やメッキ金属が再生樹脂の物性に悪影響を及ぼ
すのに対し、本発明は影響の少ない炭化物層である為、
非常に好適である。
【0034】従って、本発明の筐体部品は、従来の導電
インクや無電解メッキを施していた筐体部品や、導電性
樹脂を利用していた筐体部品の代替として使用すること
が可能である。更に易解体性、易リサイクル性と言う観
点から、環境配慮が重要視されるこれからの製品にとっ
て非常に有用な筐体部品であると言え、循環型社会形成
を目指す我が国、及び世界の潮流に必要な技術である。
本発明は、家電製品・OA機器・自動車部品の筐体部品
に利用できる。具体的には、テレビ、パソコン、パソコ
ン用モニター、カーナビゲーション機器、携帯電話、P
HS、光ディスクプレーヤー、自動車の電気系統部品等
に用いられる筐体部品である。尚、自動車の電気系統部
品とは、例えばアンチロックブレーキシステム等の足周
り系や、フューエルインジェクター、ノッキングセンサ
ー等のエンジン周り系、各種警報装置、等々を電子制御
するコントロールボックスやヒューズボックス、カーオ
ーディオ、カーナビゲーションシステムの筐体部品を指
す。
【0035】尚、本発明で言う筐体部品とはハウジング
とも呼ばれる部品である。一般的には外装を為す箱型の
部品であるが、製品形状、組み立て方法等の制約により
平板形状をとるなど必ずしも箱型でない場合もあるが、
それらも本発明の範疇に含める。そしてこの筐体部品は
一体化された成形品であっても複数の部品により構成さ
れていても良い。ハウジングの内側にはデバイスが存在
する。具体的にはIC、LSI、超LSI等のデジタル
集積回路、アナログ集積回路、MOS集積回路、薄膜集
積回路、混成集積回路、IIL等のメモリセル、TTL
等の多重エミッタトランジスタ、液晶デバイス等であ
る。これらは一般的に電界、磁界、電磁波、静電気の影
響を受けやすく、それが誤作動や劣化、破壊の原因とな
ることがある。
【0036】また逆に筐体内のデバイスから電界、磁
界、電磁波、静電気が発生し、筐体外の製品に悪影響を
及ぼすことがある。これらを防ぐ為、筐体部品にはそれ
らを防ぐ特性、即ちシールド特性が一般的には求められ
ており、本発明はそれに応えるものである。また逆に、
筐体内の電気・電子回路が原因で、周囲の電気・電子機
器に悪影響を及ぼす、電界、磁界、電磁波、静電気を発
する場合もある。この様な場合も本発明は有効である。
尚、本発明に於ける筐体部品は、炭化物層を筐体表面上
に形成し、それにアースをとることでシールドとしてい
るので、特に電界シールド、かつ帯電防止能を有する筐
体部品として有効である。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に、実施例及び比較例を挙
げ、本発明を詳細に説明するが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。
【0038】
【実施例1】(サンプルの作成)市販の変性PPE樹脂
であるザイロンX532Z(旭化成(株)社製)を、一
般の射出成形機を用い、筐体部品の一部と見立てた平板
(150mm×150mm×2mm)を射出成形した。
このザイロンX532Zは、PPE/PSをベースとし
てガラスファイバー(GF)と無機フィラーを併用した
高剛性グレードと呼ばれるものであり、曲げ弾性率5、
290MPa(ASTM D790)を有し、V−0
(UL94)レベルの難燃タイプである。
【0039】次に、平板上にカバー材であるガラスを置
き、セロハンテープで固定して押さえつけ、平板にカバ
ー材を密着させた。そしてカバー材側からレーザーを照
射し、該平板上にマーキングを施した。マーキングデザ
インは図1に示すように、幅1mmのラインを格子状に
施し、平板の片側表面の75%をマーキング部で覆っ
た。尚、セロハンテープは、レーザー照射予定位置を遮
らない様に貼った。レーザー照射後、カバー材及びセロ
ハンテープは取り外した。使用したレーザー機器は、ス
キャン式である[型式:RSM103D、供給者:ロフ
ィン丸紅レーザー(株)]。このレーザーは定格出力が
連続モードで3W、レーザー照射のスポットの直径が4
0μmである機器である。また使用したカバー材は、市
販の板ガラスを切削加工したものを用いた。
【0040】(シールド効果の確認)シールド効果はK
EC法にて評価した。サンプルを評価装置に固定する
際、平板上のマーキング部がアースされる様、評価装置
のアンテナの外部導体に接していることを確認した。ま
た測定条件は、電界波にて1MHz〜1GHzである。
結果を表1に示す。この結果から本発明の電界に対する
シールド効果が発現されている事がわかった。
【0041】(帯電防止能)静電気に対する帯電防止能
は、一般的に導電性に依存する。故に該平板上のレーザ
ーマーキング部に於ける、導電性を確認した。確認に
は、市販のテスター(日置電機(株)製 形式321
8)を使用した。方法としては2本のテスターの測定部
を、マーキングされている部分に1cmの間隔をあけて
接触させ、抵抗値を測定した。任意の5箇所で測定した
結果、抵抗値は平均22.7Ωであり、帯電防止能を発
現するに充分な導電性を有することが判明した。
【0042】
【比較例1】実施例1と同様に平板を成形した。レーザ
ーにてマーキングを施す作業は行わず、実施例1と同様
にKEC法によるシールド効果の確認を行った。結果を
表1に示すが、シールド効果は全く発現していないこと
がわかった。また実施例と同様、帯電防止能を確認する
べく、表面の導電度を確認した。結果、測定した5箇所
全て10MΩ以上であり、帯電防止能が期待できるほど
の導電度を有していないことが判明した。
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】本発明の方法により得られる、熱可塑性
樹脂組成物または熱硬化性樹脂組成物からなる筐体部品
は、リサイクル時に導電部と非導電部との分別が必要で
ない。また該成形品は、粉砕し再使用する事に関して
も、従来の導電インクや無電解メッキ、または導電性の
添加剤を使用している成形品に比べて、大きな物性低下
が引き起こされる危険性が少ない。従って近年の厳しい
樹脂リサイクル性の要求性能に対して応え得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で用いた、平板に導電部を形成させた
ものを表す図。 (1) ザイロンX532Z製の平板。レーザー光照射
が照射され導電部となり、結果導電部として用いること
が可能になった部分(格子状デザインの部分)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 101/00 C08L 101/00 Fターム(参考) 4F073 AA04 BA19 BA21 BA23 BA26 BA27 BA29 BA31 BB03 BB08 BB09 CA46 4J002 BC031 BC041 BC061 BN151 CC031 CC101 CF061 CF071 CF211 CG001 CH071 CH091 CL061 CM041 CN011 CN031 DE187 DJ037 DJ047 DJ057 DL007 EW026 EW046 FA017 FA047 FD017 FD136 GG00 GG01 GN00 GQ00 GQ02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂組成物または熱硬化性樹脂
    組成物からなる筐体部品上に、レーザー照射によって炭
    化物層を形成し、その炭化物層の一部または全部をアー
    スにつなぐ事でシールド特性を発現することを特徴とす
    る、熱可塑性樹脂組成物または熱硬化性樹脂組成物から
    なる筐体部品。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂組成物または熱硬化性樹脂
    組成物製の筐体部品の一部、又は全部の表面に、カバー
    材をシャーシ部品上に接触させ、そのカバー材を通過さ
    せてレーザーを照射し、該カバー材とシャーシ部品との
    界面にて発熱を生じさせる事により、筐体部品側の該発
    熱部の樹脂を変性させ、更にその後、該カバー材を取り
    外す事で、その変性部が炭化物層とされた筐体部品であ
    って、該カバー材が、使用されるレーザー光を吸収しな
    い、またはレーザー光を吸収しにくい物質で構成される
    物体であることを特徴とする、請求項1に記載の筐体部
    品。
  3. 【請求項3】 使用されるカバー材の材質が、ガラスで
    ある事を特徴とする請求項1または2に記載の筐体部
    品。
  4. 【請求項4】 熱可塑性樹脂組成物または熱硬化性樹脂
    組成物が、使用するレーザー光を吸収して発熱する添加
    物を含有させた樹脂である事を特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の筐体部品。
  5. 【請求項5】 使用するレーザー光を吸収して発熱する
    添加物が、カーボンブラックである事を特徴とする請求
    4に記載の筐体部品。
  6. 【請求項6】 熱可塑性樹脂組成物または熱硬化性樹脂
    組成物が、ポリフェニレンエーテル、またはポリフェニ
    レンエーテルをベースにしたポリマーアロイである事を
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の筐体部品。
  7. 【請求項7】 熱可塑性樹脂組成物または熱硬化性樹脂
    組成物が、ポリカーボネート樹脂、またはポリカーボネ
    ート樹脂をベースにしたポリマーアロイである事を特徴
    とする請求項1〜5のいずれかに記載の筐体部品。
  8. 【請求項8】 難燃剤として、リン系難燃剤が少なくと
    も1種類配合されている事を特徴とする、請求項1〜7
    のいずれかに記載の筐体部品。
  9. 【請求項9】 熱可塑性樹脂組成物または熱硬化性樹脂
    組成物が、ガラスファイバー、ガラスビーズ、ガラスフ
    レーク、チタン酸カリウム、カオリン、マイカ、タル
    ク、ウオラストナイト、アパタイトの内の少なくとも1
    種類を、充填材として5〜60重量%配合されている事
    を特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の筐体部
    品。
  10. 【請求項10】 使用するレーザー光が、Nd:YAG
    レーザーである事を特徴とする、請求項1〜9のいずれ
    かに記載の筐体部品。
  11. 【請求項11】 筐体部品が、テレビ、パソコン、パソ
    コン用モニター、カーナビゲーション機器、携帯電話、
    PHS、光ディスクプレーヤー、自動車の電気系統部品
    のいずれかの筐体部品であることを特徴とする、請求項
    項1〜10のいずれかに記載の筐体部品。
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