JP2003237830A - 積層アルミホイル巻状体 - Google Patents

積層アルミホイル巻状体

Info

Publication number
JP2003237830A
JP2003237830A JP2002038038A JP2002038038A JP2003237830A JP 2003237830 A JP2003237830 A JP 2003237830A JP 2002038038 A JP2002038038 A JP 2002038038A JP 2002038038 A JP2002038038 A JP 2002038038A JP 2003237830 A JP2003237830 A JP 2003237830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum foil
laminated aluminum
laminated
resin layer
roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002038038A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Saito
斉 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Corp filed Critical Asahi Kasei Corp
Priority to JP2002038038A priority Critical patent/JP2003237830A/ja
Publication of JP2003237830A publication Critical patent/JP2003237830A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wrappers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 食材との剥離性を十分保持し、且つ収納箱か
らの引き出し性に優れ、それでいてカット性の良好な積
層アルミホイル巻状体の提供。 【解決手段】 アルミホイル層の表面にシリコーン樹脂
層が設けられており、該樹脂層面が巻状体の外側になる
ように巻かれていることを特徴とする積層アルミホイル
巻状体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食材等の調理補助
材料としての積層アルミホイルに関する。詳しくは食材
との剥離性を十分保持し、且つ収納箱からの引き出し性
が改良された積層アルミホイル巻状体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、アルミホイルは、食品の包み
易さ、オーブン等の天板の防汚性、耐熱性等の特性に優
れているため、食材等の調理補助材料として多くの一般
家庭で使用されてきた。近年、アルミホイルに、より調
理補助材料としての機能が要求されてきている。例えば
食材との剥離性が重要であり、例えば魚や肉などを包ん
で焼くことを考慮すれば食品がアルミホイル表面に焼き
付いたり焦げ付いたりしないことが要求される。
【0003】この要求性能を満たすためにアルミホイル
に剥離性を有する樹脂層を積層するなどアルミホイルに
よる改良が試みられている。例えば、特開平1−170
431号公報では、シリコーン樹脂層面を有する積層ア
ルミホイルの開示がある。また、例えば、実公平6−5
883号公報では、エンボス加工による凹凸と弗素樹脂
層面を有する積層アルミホイルの開示がある。一方、ア
ルミホイルは、主に紙管に巻かれた状態(この状態をア
ルミホイル巻状体という)で収納箱に収納されており、
そこから引き出されて所望の寸法にカットして使用する
ので、収納箱からのアルミホイルの引き出し性も重要
で、剥離性と同様に引き出しやすいことが要求される。
この他、収納箱に取り付けられた鋸刃が滑ることなく真
っ直ぐにカットできるカット性も要求される。
【0004】しかしながら、特開平1−170431号
公報ではシリコーン系樹脂層面を有することにより、ま
た実公平6−5883号公報ではエンボス加工による凹
凸と弗素樹脂層面を有することにより、それぞれ食材と
の剥離性の向上をはかっているものの、これらを巻状体
とした場合の実用上重要な要求特性である引き出し性に
ついては全く言及しておらず、更にこれを収納箱に収納
した場合の引き出し性が十分とはいえない問題が残され
ているのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
アルミホイルの重要特性である食材との剥離性を十分保
持し、且つ収納箱からの引き出し性に優れ、それでいて
カット性の良好な積層アルミホイル巻状体を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、引き出し
性の観点から、鋭意検討を加えた結果従来技術が全く見
出していなかったシリコーン樹脂層を積層した積層アル
ミホイル巻状体において特定の巻き方により課題を解決
し得ることを見出すに至った。即ち、本発明は、下記の
通りである。 (1)アルミホイル層の表面にシリコーン樹脂層が設け
られており、該樹脂層面が巻状体の外側になるように巻
かれていることを特徴とする積層アルミホイル巻状体。 (2)積層アルミホイルが凹凸を有することを特徴とす
る(1)に記載の積層アルミホイル巻状体。
【0007】(3)凹凸のピッチが、50個/cm以
上、150個/cm以下であることを特徴とする(2)
に記載の積層アルミホイル巻状体。以下、本発明につき
詳細に説明する。本発明が従来技術と相違するところ
は、従来技術がシリコーン樹脂層面が積層アルミホイル
巻状体の内側になるように巻かれているのに対し、本発
明は該樹脂層面がその外側になるように巻かれているこ
とである。上記従来技術と相違するところの本発明の構
成要件に基づく効果は、積層アルミホイルの引き出し性
に優れた特性を導き出すことである。本発明者らは、上
記の構成により、収納箱内での抵抗を軽減し、収納箱の
改良のみでは達成し得なかった積層アルミホイルの収納
箱から外への引き出し性を向上しているものと推察して
いる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい態様について、
以下具体的に説明する。本発明においてアルミホイルと
の積層に使用するシリコーン樹脂とは、主要な重合体連
鎖が珪素原子と酸素原子との交互配列からなる重合体を
主成分とする合成樹脂であって、(a)メチルビニルポ
リシロキサンとメチルハイドロジェンポリシロキサンと
を塩化第一白金酸、塩化第ニ白金酸、及び白金コンプレ
ックス塩、塩化白金酸とシロキサンとの錯体などで例示
される白金触媒の存在下で付加反応させたもの、(b)
両末端シラノール官能性長鎖ジメチルシロキサンと、メ
チルハイドロジェンポリシロキサン、或いはメチルメト
キシポリシロキサンとを有機錫系触媒の存在下で縮合反
応させたもの等が挙げられ、中でも低温での剥離性、食
品接触用途等の観点から(a)がより好ましい。
【0009】本発明の積層アルミホイル巻状体は、収納
箱からの引き出し性の観点から、シリコーン樹脂層面が
巻状体の外側になるように巻かれているものである。そ
して、本発明の積層アルミホイル巻状体を収納箱に収納
する際には、積層アルミホイルを収納箱の外に引き出す
時に巻状体の巻上から引き出す、つまり収納箱の蓋のヒ
ンジ側から引き出すことができるように収納したほうが
より好ましい。シリコーン樹脂層面が積層アルミホイル
巻状体の内側になるように巻かれていたり、樹脂層面が
積層アルミホイル巻状体の外側になるように巻かれてい
ても弗素樹脂であると、収納箱からの引き出し性は悪く
なる。
【0010】本発明でいう積層アルミホイル巻状体は、
収納箱からの引き出し性をより向上させる観点から、更
に積層アルミホイルが凹凸、特にエンボス加工による凹
凸を有するものであることがより好ましい。積層アルミ
ホイルにおいてエンボス加工による凹凸を有すると収納
箱に取り付けられた鋸刃によるカット性の向上もみら
れ、カット性を高度に高めておきたい観点から、その凹
凸は、ピッチが50個/cm以上、150個/cm以下
であることが更により好ましい。ピッチが50個/cm
に満たないと、鋸刃が滑りやすくなってしまいカット性
が低下する場合があり、それが150個/cmを超える
と、エンボス加工の際に積層アルミホイルが破れ易くな
り、カット性が低下する場合がある。エンボス加工によ
る凹凸の深さは、カット性の観点から5μm以上、引き
出し性等の観点からそのアルミホイル層厚みの0.3〜
1.5倍であることがより好ましい。尚、エンボス加工
による形状は、円形、楕円形、網目状などでも良く、必
ずしも前記形状である必要はない。
【0011】ここでいう凹凸のピッチとは、アルミホイ
ル全面に断続的凹凸が形成されたものにおいてはその凹
凸領域、或いはアルミホイル面に部分的に断続的凹凸が
形成されたものにおいてはその凹凸領域における長さ1
cm当たりの凹の数を示す。また、その測定方法は、目
盛付マイクロスコープ等で例えば長さ0.1mm間の凹
の数を目視で数え、この数を長さ1cm当たりに換算し
て行なわれる。本発明の積層アルミホイル巻状体に使用
されるアルミホイルは、包装用途に使用される1N3
0、1100などの軟質性アルミホイルである。本発明
の積層アルミホイル巻状体の総厚みは通常10μm以
上、30μm以下である。10μm未満では薄くて破れ
易い場合があり、30μmを超えると剛直となり、カッ
トしづらかったりする場合や食材を包むために成形しづ
らかったりする場合がある。
【0012】積層アルミホイルの製造方法としては、公
知の積層アルミホイルの製造方法を用いれば良い。ま
ず、積層方法として公知のコーティング法、ラミネート
法、浸漬法、スプレー法等が挙げられるが、より好まし
いのはコーティング法である。シリコーン樹脂は、アル
ミホイルの片面、もしくは両面でも良いが、製造コスト
等の観点から片面に積層するのがより好ましい。シリコ
ーン樹脂は、硬化形式には縮合反応型、付加反応型、紫
外線硬化型、電子線硬化型があり、より好ましくは付加
反応型、形態的には反応前の形態では無用剤型、エマル
ジョン型、トルエン、キシレン等に溶解した溶剤型があ
り、より好ましくはエマルジョン型、溶剤型でより好ま
しくは反応前の各成分を適宜入れ予め混合したものをコ
ーター等でアルミホイル表面に塗工する。
【0013】次いで、これを100〜150℃の温度で
30〜120秒間熱処理して行なわれ、より好ましくは
0.05〜2μm、更に好ましくは0.05〜1μm、
更により好ましくは0.05〜0.5μmの厚みでアル
ミホイル表面に積層される。また、エンボス加工方法と
しては既知の方法を用いれば良く、アルミホイルへのエ
ンボスロールによる片面エンボス加工、両面エンボス加
工が挙げられ、より好ましくは片面エンボス加工であ
る。エンボス加工は、積層樹脂の均一な厚みを形成する
等の観点から、一旦アルミホイルに樹脂を積層した後に
施すのがより好ましい。そしてエンボス加工を経て得ら
れた積層アルミホイルを巻取機により、例えば所望の内
径(直径)と長さの紙管に巻き取り、積層アルミホイル
巻状体を得ることができる。
【0014】本発明の積層アルミホイル巻状体におい
て、課題が達成される範囲であれば、公知の食品包装材
料に用いられる抗菌剤、染料または顔料などの着色剤等
を含ませても良い。以下、本発明を実施例に基づいて説
明する。実施例で用いた評価法は以下の通りである。
【0015】<剥離性>フライパン上に積層アルミホイ
ルを樹脂層面が上向きになるように敷き、ガスコンロ上
で焼き魚調理したときの樹脂層面と食材との剥離性(フ
ライ返しで裏返しするときの食材のくっつきの有無や剥
がし易さ)を評価した。尚、評価は、下記のレシピで調
理し評価した。 評価記号 判定 ◎ 非常に剥離性が良く(食材を剥がし易く、且つ食材のくっつきが ない)、優れたレベルにある。 ○ やや剥離性に劣るが(食材を剥がしにくいが、食材のくっつきが ない)、実用レベルにある。 × 剥離性に劣り(食材を剥がしにくく、且つ食材のくっつきがある)、 実用上問題あり。
【0016】《レシピ(鮭の味噌漬け焼き)》直径22
cmの鉄製フライパンに25cm角の積層アルミホイル
を樹脂層面が上向きになるように敷く。次いで、ガスコ
ンロの強火で1分間加熱したのち鮭の切り身約90gを
皮目のある側を下にして載せ中火で3分間加熱、そして
切り身をフライ返しで裏返し中火のまま3分加熱する。
更に再度裏返した後、調味料(信州味噌大さじ1杯、砂
糖大さじ1杯、酒大さじ1杯)を合わせて加え、中火の
まま1.5分間切り身にからめながら加熱し、鮭の味噌
漬け焼きを作成した。
【0017】<引き出し性>23℃の恒温室で、アルミ
ホイル巻状体用収納箱{例えば、特開2001−198
877号公報の図1に開示された収納箱(例えば箱内寸
法:幅260mm、奥行37mm、高さ41mm)}に
サンプルを巻状体の巻上から引き出す、つまり収納箱の
蓋のヒンジ側から引き出すことができるように収納し、
熟練したパネル10人が収納箱から積層アルミホイルを
約25cm引き出す際の引き出し易さ、積層アルミホイ
ルの切れや破れ等のないことの確認を総合的に評価する
官能評価をおこない、以下の評点の合計(20点満点)
で評価した。 記号 カテゴリー 評点 (X) 積層アルミホイルが化粧箱より極めて容易に取り出せる 2 (Y) 積層アルミホイルが化粧箱よりやや取り出し難い 1 (Z) 積層アルミホイルが化粧箱より取り出し難い 0
【0018】 官能評価 評価記号 評点合計 判定 ◎ 17以上20以下 満足する引き出し性を有し、 優れたレベルにある ○ 14以上17未満 良好な引き出し性を有し、 実用レベルにある △ 10以上14未満 引き出し性に劣り、実用上問題あり × 10未満 引き出し性が非常に劣り、 実用上問題大きい
【0019】<総合評価>積層アルミホイル巻状体を上
記<剥離性>、<引き出し性>の2項目の評価記号をも
とに次の基準で評価した。 評価記号 基準 判定 ◎ 全部◎の場合 優れたレベルにある ○ ×、△が無くて○がある場合 水準がやや低いが、 実用レベルにある △ ×が無くて△がある場合 実用上問題あり × ×が一つでも含まれる 実用不可
【0020】<カット性>この方法は、収納箱からその
外に引き出した積層アルミホイルを収納箱に備えられた
鋸刃でカットするときのカット性を評価するものであ
り、以下のようにして測定した。<引き出し性>の方法
に準じてサンプルを収納箱に収納したものを23℃の恒
温室内で、熟練したパネル10人の各人について30本
づつ用意した。そして、約25cm積層アルミホイルを
引き出し、鋸刃でカットするといった作業を各積層アル
ミホイルについて15回づつ、計450回おこなった。
そのときのカットトラブル(刃の滑り、斜め切れ等)の
回数を数えてカット性を評価した。従って、カットトラ
ブル数の合計が0回に近いものほどカットトラブルが少
なく、それが5回未満のものが優れた実用レベル(非常
に良いレベル)にあり、それが10回以上20回未満の
ものが実用レベル(良いレベル)にあるものとした。以
下、本発明を実施例に基づき、詳しく説明する。
【0021】
【実施例1、2、及び比較例1、2】旭化成ワッカーシ
リコーン株式会社製付加反応型シリコーンエマルジョ
ン、商標名「DEHESIVE39005VP」(架橋
コンポーネント)50重量部と、商標名「DEHESI
VE39006VP」(触媒コンポーネント)50重量
部と、蒸留水900重量部とを良く混合し、塗工溶液と
する。次に、上記の積層アルミホイル製造法、即ち、グ
ラビア方式コテーィング法(株式会社ラボ製コーター、
商標名「NCR−230」を使用)を用いて塗工液を幅
25cm、厚み15μmのアルミホイルのつや消し面
(片面)に塗工したのち、150℃の乾燥炉で30秒間
加熱硬化させて巻取り、シリコーン樹脂層厚み0.5μ
mのプレーンな積層アルミホイル原反(シリコーン樹脂
層とアルミホイル層との合計厚みが15.5μm)を得
た。
【0022】そして、この積層アルミホイルを油圧式エ
ンボス機にて(エンボス加工による積層アルミホイルの
凹凸の深さが15μm、ピッチが60個/cmの丸型形
状のエンボス)片面エンボス処理をしながら、シリコー
ン樹脂層面が巻状体の外側になるように内径(直径)3
0mm、長さ255mmの紙管に5m巻き取り積層アル
ミホイル巻状体を得た。更に、収納箱からその外に引き
出す際に、巻状体の巻上から引き出す、つまり収納箱の
蓋のヒンジ側から引き出すことができるようにこの積層
アルミホイル巻状体を収納箱{例えば、特開2001−
198877号公報の図1に開示された収納箱(例えば
箱内寸法:幅260mm、奥行37mm、高さ41m
m)}に収納し、サンプルNo.1とした。この積層ア
ルミホイル巻状体のカット性は実用レベルであった。
【0023】次いで、積層アルミホイルにエンボス処理
を施さない以外は、サンプルNo.1と同条件を施し、
サンプルNo.2とした。この積層アルミホイル巻状体
のカット性も実用レベルであった。また、シリコーン系
樹脂層面が巻状体の内側になるように紙巻に巻いた以外
は、サンプルNo.1と同条件を施し、サンプルNo.
3とした。そして、アルミホイルに積層する樹脂として
弗素系樹脂(ポリテトラフルオロエチレン)を用いた
(ポリテトラフルオロエチレンの30wt%水分散液を
アルミホイルに塗布したのち350℃で30秒間焼成
し、樹脂層厚みを2μmとした)以外は、サンプルN
o.1と同様な条件を施しサンプルNo.4とした。
【0024】サンプルNo.1〜4について、積層アル
ミホイル巻状体の剥離性、引き出し性について評価した
結果を表1に示す。表1の結果によれば、本発明の所要
の巻き方を施した積層アルミホイル巻状体では、剥離性
は実用レベルを保持していると同時に、引き出し性も良
好であることがわかる(サンプルNo.1、及び2)。
また、その中でもエンボス加工による凹凸を有すること
により、引き出し性が更に向上することがわかる(サン
プルNo.1)。これに対し、所要の巻き方を施さない
ものは、引き出し性が十分な実用レベルを満たせず積層
アルミホイルとしての性能が失われてしまうことがわか
り(サンプルNo.3)、アルミホイルとの積層樹脂と
して弗素系樹脂を用い、かつ所要の巻き方とを施したも
のは、剥離性は実用レベルにあるものの、引き出し性に
劣ることがわかる(サンプルNo.4)。
【0025】
【実施例3〜6】積層アルミホイルのエンボス加工によ
る凹凸のピッチを表2の通りに定めた以外はサンプルN
o.1と同じ条件を施しサンプルNo.5〜8を得た。
サンプルNo.5〜8について、剥離性、引き出し性、
及びカット性について評価した結果を表2に示す。得ら
れたサンプルは全て、剥離性は実用レベルを保持してい
ると同時に、引き出し性も良好であった。表2によれ
ば、エンボス加工による凹凸を有するものは、カット性
も優れていることがわかり(サンプルNo.5〜8)、
各評価項目を高度に高めておきたい観点からエンボス加
工による積層アルミホイルの凹凸のピッチ範囲を50〜
150個/cmにすることが更により好ましいことがわ
かる(サンプル6、7)。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【発明の効果】本発明は、上述の構成を満たすことによ
り、食材との剥離性が十分保持され、かつ収納箱からの
引き出し性が改良され、更にカット性に優れた積層アル
ミホイル巻状体である。従って、本発明は実用上極めて
意義が大きい。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミホイル層の表面にシリコーン樹脂
    層が設けられており、該樹脂層面が巻状体の外側になる
    ように巻かれていることを特徴とする積層アルミホイル
    巻状体。
  2. 【請求項2】 積層アルミホイルが凹凸を有することを
    特徴とする請求項1に記載の積層アルミホイル巻状体。
  3. 【請求項3】 凹凸のピッチが、50個/cm以上、1
    50個/cm以下であることを特徴とする請求項2に記
    載の積層アルミホイル巻状体。
JP2002038038A 2002-02-15 2002-02-15 積層アルミホイル巻状体 Pending JP2003237830A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002038038A JP2003237830A (ja) 2002-02-15 2002-02-15 積層アルミホイル巻状体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002038038A JP2003237830A (ja) 2002-02-15 2002-02-15 積層アルミホイル巻状体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003237830A true JP2003237830A (ja) 2003-08-27

Family

ID=27779456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002038038A Pending JP2003237830A (ja) 2002-02-15 2002-02-15 積層アルミホイル巻状体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003237830A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103230216B (zh) 不粘锅
CA2239525A1 (en) Bakeware with patterned surface texture
Ashokkumar et al. Evaluating non-stick properties of different surface materials for contact frying
RU2469141C2 (ru) Изделие с фторполимерным покрытием и способ его изготовления
US6722522B2 (en) Vessel with improved food support surface
JP2009128010A (ja) プラスチック片の混入時期推定方法
JP2003237830A (ja) 積層アルミホイル巻状体
US7004064B1 (en) Cooking apparatus for bacon strips
JP5043057B2 (ja) 電極式製パン用工程紙及び電極式製パン法
JP3184504U (ja) 光沢を有する金箔または銀箔
JP3188674U (ja) 食品調理用アルミホイル
JPH11334715A (ja) 紙製の容器
US20060000828A1 (en) Microwave susceptor for food packaging
US8763520B1 (en) Pyramid pan
JP2903658B2 (ja) 弗素樹脂被覆物
JP7303687B2 (ja) 食品調理用シート
JP2005087526A (ja) フライパン用調理シート
GB2160539A (en) Coated paper
JP7224152B2 (ja) 調理用巻回シート
US20130192475A1 (en) Flat Flexible Cooker
JP3105114U (ja) 加熱調理用シート
JP2017164298A (ja) アルミニウム箔
JP2011189985A (ja) 使い捨て容器および容器入り食品
US20220256868A1 (en) Method and apparatus for providing toppings on opposite sides of a baked food item
EP3020281A2 (en) Method of heating food in an accelerated cooking oven and forms

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20050208

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070402

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070619

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070820

A02 Decision of refusal

Effective date: 20071204

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02