JP2003237455A - 貨物自動車の荷役装置 - Google Patents

貨物自動車の荷役装置

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JP2003237455A
JP2003237455A JP2002038035A JP2002038035A JP2003237455A JP 2003237455 A JP2003237455 A JP 2003237455A JP 2002038035 A JP2002038035 A JP 2002038035A JP 2002038035 A JP2002038035 A JP 2002038035A JP 2003237455 A JP2003237455 A JP 2003237455A
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JP2002038035A
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Shuji Katayama
片山  周二
Tetsushi Yamanoi
山ノ井  哲史
Nobuyuki Miyawaki
宮脇  伸行
Katsunobu Ikeda
克伸 池田
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Tadano Ltd
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Tadano Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両の荷台側方または後方での任意位置で荷役
作業できる貨物自動車の荷役装置を提供する。 【解決手段】車両の荷台部側縁に沿って固定配置した固
定案内レール3aと、一端部を垂直軸4回りに略水平回
転可能に支持させ固定案内レール3aの後端に接続して
固定案内レール3aを延設する位置と固定案内レール3
aに略直交させた荷台後端部位置とに位置変更する回転
案内レール3bと、固定案内レール3aと回転案内レー
ル3bとに案内される移動可能な移動部材7と、移動部
材7に取付けられプラットホーム11を地面から荷台高
さまで昇降移動させる昇降装置12とを配置し、前記プ
ラットホーム11は昇降装置12に基端部を枢支して上
下に揺動可能に配置し作業時水平状態とし格納時起立状
態とするよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】本発明は、貨物自動車の荷役
装置に関するものである。 【従来の技術】この種の貨物自動車の荷役装置として車
両の荷台後端側にテールゲートを配置した荷役装置は公
知である。このテールゲートを配置した貨物自動車は、
荷台の後方から荷物を積み込みあるいは積み降ろするも
のである。貨物自動車には平ボディータイプやウイング
タイプの車両は、荷台の側方からも荷物を積み込みある
いは積み降ろしできるようになっている。そこで車両の
荷台側方から荷役させるための装置を貨物自動車に配置
し、作業時には荷台の側方から荷役作業する貨物自動車
の荷役装置が既に開発されている。 【発明が解決しょうとする課題】しかしこの荷台の側方
から荷役作業する貨物自動車の荷役装置は、荷台の側方
に固定的に配置してあるものだから、積載した荷物を降
ろすに際して固定的に配置した荷役装置の回りには既に
荷物が積載されており、荷役装置から離れて積載した荷
物を降ろすに際しては荷台上で荷物を荷役装置まで移動
させる必要がある。ところが、荷役装置の回りに積載し
た荷物に阻まれ実際には荷役装置を利用できないことが
ある。このような時には折角荷台の側方に荷役装置を配
置しておりながらこの荷役装置を利用せずに、フォーク
リフト等による外部荷役装置により荷台側方からの荷役
作業するものであった。したがって、貨物自動車の側方
の適宜位置から荷役作業できる貨物自動車の荷役装置が
要求されていた。また、貨物自動車の後方からも従来の
ように荷役作業できる貨物自動車の荷役装置が要求され
ている。すなわち、貨物自動車の適宜側方位置ならびに
後方位置のどちらからも荷役作業できる貨物自動車の荷
役装置が要求されている。但し、貨物自動車の側方で荷
役作業する荷役装置と、貨物自動車の後方で荷役作業す
る荷役装置の二つの荷役装置を配置したのでは、荷役装
置が占める貨物車両の重量が増しその分積載する荷物の
重量を減らすことになること、またコストが高くなるこ
との課題を有していた。本発明は、このような要求を満
たす貨物自動車の荷役装置を提供することを目的とす
る。 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の貨物自動車の荷役装置は、
車両の荷台部側縁に沿って固定配置した固定案内レール
と、一端部を垂直軸回りに水平回転可能に支持させ固定
案内レールの後端に接続して固定案内レールを延設する
位置と固定案内レールに略直交させた荷台後端部位置と
に位置変更する回転案内レールと、固定案内レールと回
転案内レールとに案内される移動可能な移動部材と、移
動部材に取付けられプラットホームを地面から荷台高さ
まで昇降移動させる昇降装置とを配置し、前記プラット
ホームは昇降装置に基端部を枢支して上下に揺動可能に
配置し作業時水平状態とし格納時起立状態とするよう構
成してあることを特徴とするものである。 【発明の実施の形態】以下本発明に係る貨物自動車の荷
役装置Aの実施形態について、図1〜図8に図示し以下
に説明する。図2において、1cはタイヤで、1dはア
クスルで、1eは泥よけで、1fはテールランプであ
る。貨物自動車のフレーム1b上には荷台フロア2を配
置し、荷台フロア2の側縁に煽り1aを傾倒可能に備え
ている。貨物自動車の荷台フロア2の側縁上に沿って断
面コの字状の固定案内レール3aを取付け、固定案内レ
ール3a上に第2フロア2aを設けている。固定案内レ
ール3aの後端部に垂直軸4を立設し、この垂直軸4に
一端部を垂直軸回りに略水平回転可能に支持させた断面
コの字状の回転案内レール3bを配置している。すなわ
ち、回転案内レール3bの一端部に止着したブラケット
3cを介して略水平回動可能に支持させている。この回
転案内レール3bは、固定案内レール3aの後端に接続
され回転案内レール3bにより固定案内レール3aを延
設させる位置と前記垂直軸回りに略水平回転して固定案
内レール3aに略直交させた荷台後端部位置とに位置変
更するようにしている。荷台後端部位置に位置させた回
転案内レール3bは、前記垂直軸4だけなく荷台フロア
2の後縁上に沿って荷台フロア2と第2フロア2a間に
挟まれて支持される。そして回転案内レール3bは、固
定案内レール3aを延設させる位置と荷台後端部位置と
に回転を規制するロック手段(図示しない)を適宜配置
してある。固定案内レール3aおよび回転案内レール3
bに案内されて移動可能となるように固定案内レール3
aおよび回転案内レール3b内に摺動移動自在に案内部
材5を配置している。案内部材5の両端部には、案内レ
ール3の開口部からサポート6を一対突出させ、それぞ
れのサポート6の先端部に昇降装置12を取付けてい
る。なお、案内部材5とサポート6とで請求項1記載の
移動部材7を構成している。昇降装置12は、プラット
ホーム11を地面から荷台高さまで昇降移動させる装置
であって、図3に図示する案内機構20と昇降駆動機構
30で構成されており、各機構は次のようになってい
る。案内機構20は、四角形状の箱からなる外箱21、
中箱22、内箱23で構成されており、外箱21内に中
箱22を、中箱22内に内箱23をそれぞれ順次嵌挿さ
れ摺動可能に配置している。外箱21に前記サポート6
の先端部を止着して、前記サポート6の先端部に昇降装
置12を取付けている。内箱23は、後述する昇降機構
30で繰出し入れされるワイヤロープが止着され、ワイ
ヤロープの繰出しにより内箱23を外箱21および中箱
22に案内されて下方に移動し、ワイヤロープの繰入れ
により内箱23を外箱21および中箱22に案内されて
上方に移動するようにしている。そして内箱23には、
連結部材23aを介してプラットホーム11を取付てお
り、前記内箱23の移動によりプラットホーム11を地
面から荷台高さまで移動させるものである。外箱21お
よび中箱22には、内箱23の移動に伴って連結部材2
3aが移動できるように、それぞれ開口溝21a、22
aを設けている。また、プラットホーム11の基端部
は、連結部材23aに上下に揺動可能に枢支させてい
る。そして前記プラットホーム11を水平状態に揺動さ
せた時に、プラットホーム11の基端が連結部材23a
に当接するようになっており、プラットホーム11を水
平状態に維持するようにしている。また、プラットホー
ム11を起立状態に揺動させた時に、プラットホーム1
1を起立状態に維持するよう図示しないが適宜のロック
手段を設けている。このようにプラットホーム11を揺
動させて各状態の姿勢を維持させることで、荷役作業す
る際にはプラットホーム11を水平状態に維持させて荷
役作業することができ、貨物自動車を走行させる際にプ
ラットホーム11を起立状態に維持し車幅内に荷役装置
を格納することができる。図4に図示するように、外箱
21の上部には後述する第3シーブ35あるいは第5シ
ーブ38を配置する空間を確保するとともに中箱22の
上方移動を規制するためのストッパー21bを配置して
いる。中箱22および内箱23の上部にもそれぞれ上方
移動を規制するためのストッパー22b、23bを配置
している。これらのストッパー21b、22b、23b
により内箱23および中箱22の最上方移動規制すると
ともに前記シーブ35、38との干渉防止を行うように
している。また、ストッパー22b、23bは、次のよ
うな機能をする。すなわち、内箱23を下降させる際に
は、中箱22はストッパー22b、23bの干渉により
内箱23とともに下降し、中箱22の下端が地面に当接
後は内箱23のみが下降する。逆に、内箱23を上昇さ
せる際には、まず内箱23のみが上昇し、ストッパー2
2b、23bが干渉すると中箱22は内箱23とともに
上昇する。このように、内箱23に連結部材23aを介
して取付られたプラットホーム11は、外箱21、中箱
22、内箱23の3段の箱により順次案内されて移動で
きるようにしている。次に、昇降駆動機構30について
図3および図4に図示し以下に説明する。外箱21の上
部間に間隔材31を設け、この間隔材31には油圧シリ
ンダ32を配置している。油圧シリンダ32は、シリン
ダボトムを第2シーブ34とともに間隔材31に枢着さ
せるとともに、ロッド端部に第1シーブ33と第4シー
ブ37(図示しない)を回転自在に配置している。一方
の外箱21の上部内側に第3シーブ35を回転自在に配
置し、他方の外箱21の上部内側に第5シーブ38を回
転自在に配置している。そして各シーブには次のように
ワイヤロープが掛け回されている。第1ワイヤロープ3
6は、一端を間隔材31の上部に止着36aし、第1シ
ーブ33、第2シーブ34、第3シーブ35に順次掛け
回した後、他端を内箱23に止着36bさせている。第
2ワイヤロープ39は、一端を間隔材31の下部に止着
39aし、第4シーブ37、第5シーブ38に順次掛け
回した後、他端を内箱23に止着39b(図示しない)
させている。このように昇降駆動機構30は、油圧シリ
ンダ32、各シーブ33〜35、37、38各ワイヤロ
ープ36、39で構成している。そして油圧シリンダ3
2を伸縮させることで、第1シーブ33と第4シーブ3
7を移動させることになり、第3シーブ35から第1ワ
イヤロープ36を繰出し入れし、第5シーブ38から第
2ワイヤロープ39を繰出し入れし、内箱23を昇降移
動させるようにしたものである。すなわち、油圧シリン
ダ32を伸縮させてプラットホーム11を案内機構20
に案内されて地面と荷台上間を昇降移動させるものであ
る。このように構成した本発明に係る貨物自動車の荷役
装置Aは、プラットホーム11を起立状態にするととも
に昇降装置12によりプラットホーム11を上昇させた
状態にし、荷役装置Aを荷台の前端部に移動させ、走行
姿勢とするようにしている。よって、煽り1aは、走行
姿勢で荷役装置Aが位置している部分を退けた荷台側縁
に配置してある。すなわち、走行姿勢で荷役装置Aが位
置している部分から後方の荷台側縁に煽り1aを配置し
ているのである。以上の如く構成する本発明に係る貨物
自動車の荷役装置Aは、次のように作用する。先ず、走
行姿勢から荷台の側方で荷役作業する作業状態にする場
合について説明する。荷役作業に先だって、荷台側方の
煽り1aを図2に図示する如く下方に回転させて倒す。
そして、車両の荷台側方での荷役作業する位置に手動で
荷役装置Aを移動させる。荷役装置Aは、固定案内レー
ル3aに案内されて移動部材7を移動させることにより
目的の位置に移動させることができる。車両の荷台側方
での荷役作業する位置に荷役装置Aを移動させて済む
と、プラットホーム11を揺動させて水平状態に維持さ
せる。次に、油圧シリンダ32を伸縮させることによ
り、プラットホーム11を昇降させ、荷台上の荷物を地
面上にあるいは地面上の荷物を荷台高さに昇降移動させ
ることができる。なお、油圧シリンダ32を伸縮させる
ことにより、プラットホーム11を昇降させることにつ
いては、上述したのでここでは説明を省略する。逆に荷
役装置Aを走行姿勢にする際には、上記と逆に操作すれ
ばよいので、この場合についての説明は省略する。次
に、走行姿勢から荷台の後方で荷役作業する作業状態に
する場合について説明する。荷役作業に先だって、荷台
側方の煽り1aと荷台後方の煽り1aを図2に図示する
如く下方に回転させて倒す。そして、固定案内レール3
aに略直交させ荷台後端部位置に位置させている回転案
内レール3bを、前記ロック手段を外して垂直軸4回り
に略水平回転させ、固定案内レール3aの後端に接続さ
せて、固定案内レール3aを延設させる位置に位置(図
1に想像線で図示)させ、この位置に前記ロック手段で
ロックさせる。車両の荷台側方での前方位置から移動部
材7を、各レールに案内されて固定案内レール3aから
回転案内レール3b内に手動で移動させる。(図1に想
像線で図示)すなわち、荷役装置Aを回転案内レール3
bに移動させた後、回転案内レール3bの回転ロック手
段を解除し、前記垂直軸4回りに回転案内レール3bを
略水平回転することで荷役装置Aも回転移動する。回転
案内レール3bを略90°回転させ、荷台フロア2と第
2フロア2a間に回転案内レール3bを挟み込み、前記
ロック手段でロックする。回転案内レール3b内で移動
部材7を案内させて移動させ、車両の荷台後方での荷役
作業する目的位置に荷役装置Aを移動させる。そして、
プラットホーム11を揺動させて水平状態に維持させ
る。次に、油圧シリンダ32を伸縮させることにより、
プラットホーム11を昇降させ、荷台上の荷物を地面上
にあるいは地面上の荷物を荷台高さに昇降移動させるこ
とができる。なお、油圧シリンダ32を伸縮させること
により、プラットホーム11を昇降させることについて
は、上述したのでここでは説明を省略する。逆に荷役装
置Aを荷台の後方位置から走行姿勢にする際には、上記
と逆に操作すればよいので、この場合についての説明は
省略する。このように本発明に係る貨物自動車の荷役装
置Aは、車両の荷台側方あるいは後方に荷役装置Aを配
置し、荷役作業時には荷台の側方あるいは後方から荷役
作業を可能にするものであるから、外部荷役装置を備え
ない作業現場においても荷役作業をすることができるこ
とは勿論のこと、積荷の位置に左右されることなく荷役
作業をすることができる。なお、上記実施形態では、プ
ラットホーム11を起立状態にするとともに昇降装置1
2によりプラットホーム11を上昇させた状態にし、荷
役装置Aを荷台の前端部に移動させ、走行姿勢とするよ
うにしているが、荷台の後方位置に荷役装置Aを移動さ
せた状態を走行姿勢とするようにしてもよい。この場合
荷台後方の煽り1aは、走行姿勢で荷役装置Aが位置し
ている部分を退けた荷台後縁に配置しておけばよい。あ
るいは荷台後方の車幅に相当する幅に荷役装置のプラッ
トホーム11幅を決定した場合は、荷台後方の煽り1a
を配置する必要がない。また、上記実施形態では、昇降
装置12として案内機構20と昇降駆動機構30で構成
したが、このような昇降装置12だけに限定されるもの
でない。例えば、昇降駆動機構30は、油圧シリンダ3
2、各シーブ33〜35、37、38各ワイヤロープ3
6、39で構成したが、ウインチを配置して直接内箱2
3を昇降移動させる等によるものであってもよい。更
に、昇降装置12の左右の外筒21にジャッキを併設し
て取付け、荷役作業時にこのジャッキにより荷役装置を
地面に支持させ、荷役装置を安定して作動させるように
してもよい。次に、上記実施形態では、移動部材7を手
動による人力で移動させるもので説明したが、移動装置
を配置し動力で移動させるようにしたものであってもよ
い。例えば、ローラを回転駆動するモータを移動部材7
あるいは昇降装置12に取付け、このローラを荷台の側
縁に係合させるような移動装置50を配置すればよい。
すなわち、図5に図示するように、移動装置50は、モ
ータ51とモータ51によって回転駆動するローラ52
で構成し、ローラ52を第2フロア4に係合するようモ
ータ51を昇降装置12の外筒21に取付け、荷役装置
Aを荷台側方に沿って移動するようにすればよい。ま
た、上記実施形態では、昇降装置12を案内機構20と
昇降駆動機構30によりプラットホーム11を垂直に昇
降移動させるようにしたが、図6に図示するように、移
動部材7のサポート6に二本の平行リンク61の基端部
を略90°揺動可能に取付け、二本の平行リンク61の
先端部に常時垂直姿勢となるように垂直アーム62を取
付け、この垂直アーム62の下端部にプラットホーム1
1を上下に揺動可能に配置した昇降装置60で構成し、
この昇降装置60を前記移動装置40,50で移動させ
るようにした荷役装置であってもよい。なお、図6には
図示しないが、二本の平行リンク61は適宜の揺動駆動
手段で揺動駆動するようにしている。そして、上記と同
様にプラットホーム11は、荷役作業時水平状態に姿勢
維持し、格納時起立状態に姿勢維持するようにしおけば
よい。このように構成した本発明に係る貨物自動車の荷
役装置でも、車両の荷台側方あるいは後方に荷役装置A
を配置し、荷役作業時には荷台の側方あるいは後方から
荷役作業を可能にするものであるから、外部荷役装置を
備えない作業現場においても荷役作業をすることができ
ることは勿論のこと、積荷の位置に左右されることなく
荷台の任意の位置で荷役作業をすることができる。次
に、上記実施形態では、移動部材7に直接昇降装置12
を取付けた場合の実施形態を説明したが、図7に図示す
るように、移動部材7のサポート6にアーム9を介して
昇降装置12を取付けた場合であってもよい。 アーム
9は、基端部を移動部材7のサポート6に水平軸8によ
り軸支され、サポート6にアーム9を上下に揺動可能に
取付けている。アーム9の先端部は、昇降装置12の外
筒21の上部を水平軸10により軸支され、アーム9の
先端部より昇降装置12を上下に揺動可能に取付けてい
る。そして各軸に回転駆動装置が適宜配置してあり、各
回転駆動装置は次のように回転駆動される。すなわち、
荷役作業時には前記アーム9を水平状態になるよう水平
軸8回りに回転駆動し、アーム9の先端部に昇降装置1
2を下方に直交させるよう水平軸10回りに回転駆動さ
せ、昇降装置12を荷台より外方に突出させる。また、
格納時には、アーム9の延長上に昇降装置12を位置さ
せるように水平軸10回りに回転駆動させるとともに、
アーム9を起立状態となるように水平軸8回りに回転駆
動させて、アーム9と昇降装置12を荷台内に格納させ
るようにしている。そしてモータ51とモータ51によ
って回転駆動するローラ52で構成した移動装置50を
配置してある。このように構成する貨物自動車の荷役装
置は、走行姿勢では荷役装置を荷台内に格納させるもの
であるが、荷台内に積載した荷物が邪魔になり荷役装置
が格納できない場合に、荷役装置を固定案内レール3a
あるいは回転案内レール3bに案内されて車両の側方か
ら後方に移動あるいは逆に移動させることで、荷台内の
積載した荷物が邪魔にならない荷台内の場所を選びそこ
に荷役装置を格納させることができる。さらに、上記実
施形態では、荷台内に格納するにあたって、二つの回動
軸を備えた荷役装置で説明したが、次に説明するように
一つの回動軸を備えた荷役装置であってもよい。すなわ
ち、図8に図示するように、案内部材5にL字状のサポ
ート6aを取付け、このサポート6aの先端部にアーム
9aの基端部を水平軸8a回りに回転駆動させ、アーム
9aの先端部に昇降装置12の上部を略直交して下方に
取付けている。そしてモータ51とモータ51によって
回転駆動するローラ52で構成した移動装置50を配置
してある。このように構成する貨物自動車の荷役装置
も、走行姿勢では荷役装置を荷台内に格納させるもので
あるが、荷台内に積載した荷物が邪魔になり荷役装置が
格納できない場合に、固定案内レール3aあるいは回転
案内レール3bに案内されて移動部材7を移動させて荷
役装置を車両の側方から後方に移動あるいは逆に移動さ
せることで、荷台内の積載した荷物が邪魔にならない荷
台内の場所を選びそこに荷役装置を格納させることがで
きる。また、上記実施形態では、荷台の左側方に固定案
内レール3aを配置し、左側方から後方に回転する回転
案内レール3bを配置し、荷台の左側方と後方で荷役作
業ができるようにしたものであるが、右側方に固定案内
レール3aを配置し、同様に右側方から後方に回転する
回転案内レール3bを配置し、荷台の右側方と後方で荷
役作業ができるように配置してもよい。更に、荷台の左
側方と右側方の両側方に固定案内レール3aを配置し、
回転案内レール3bを左側方から後方にあるいは右側方
から後方に回転(逆回転も同様に回転)できるように
し、荷台の左側方と右側方および後方の三方で荷役作業
ができるようにしたものであってもよい。この場合、左
右の 固定案内レール3aの後端部に垂直軸4をそれぞ
れ立設し、固定案内レール3aの両端部にブラケット3
cを介してそれぞれの垂直軸4回りに回転できるように
するのであるが、固定案内レール3aを垂直軸4回りで
回転させない側のブラケット3cと垂直軸4との係合を
離脱させる係脱手段をそれぞれの垂直軸4回りに配置し
て置く必要がある。なお、アーム9およびアーム9aを
備えた上記実施形態であっても、昇降装置12に併設し
てジャッキを配置し、荷役作業時にこのジャッキにより
荷役装置12を地面に支持させ、荷役装置12を安定し
て作動させるようにしてもよい。また、上記実施形態で
は、回転案内レール3bにより荷役装置を車両の側方か
ら後方あるいは逆に移動させるようにしたが、倉庫ある
いはプラツトホームに配置してある案内レールに回転案
内レール3bで接続させるようにし、荷役装置を回転案
内レール3bを介して、倉庫あるいはプラツトホームに
配置してある案内レールに移動させるようにしてもよ
い。このようにすることにより、荷役装置が不用な時に
は倉庫あるいはプラツトホームに移して、荷役装置を取
外すことができる。更には、取外した荷役装置を別の車
両に配置した回転案内レール3bを介してこの別の車両
で荷役装置を使用するようにしてもよい。 【発明の効果】請求項1に係る本発明の貨物自動車の荷
役装置は、以上のように構成し作用するものであるか
ら、外部荷役装置を備えない作業現場においても荷台側
方からの荷役作業をすることができることは勿論のこと
であり、更に荷役装置を荷台側方あるいは後方の任意の
位置で荷役作業できるようにしてあるものだから、積荷
の位置に左右されることなく荷役作業をすることができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る貨物自動車の荷役装置を説明する
説明図で、平面視した図である。 【図2】本発明に係る貨物自動車の荷役装置を説明する
説明図で、側面視した図である。 【図3】本発明に係る貨物自動車の荷役装置の昇降装置
を説明する説明図で、正面視した図である。 【図4】本発明に係る貨物自動車の荷役装置の昇降装置
を説明する説明図で、側面視した図である。 【図5】本発明に係る貨物自動車の荷役装置の移動装置
を説明する説明図で、他の移動装置の実施形態を説明す
る説明図である。 【図6】本発明に係る貨物自動車の荷役装置の他の実施
形態を説明する説明図である。 【図7】本発明に係る貨物自動車の荷役装置の他の実施
形態を説明する説明図である。 【図8】本発明に係る貨物自動車の荷役装置の他の実施
形態を説明する説明図である。 【符号の説明】 3a 固定案内レール 4 垂直軸 3b 回転案内レール 7 移動部材 11 プラットホーム 12 昇降装置 60 昇降装置 A 荷役装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 車両の荷台部側縁に沿って固定配置した
    固定案内レールと、一端部を垂直軸回りに略水平回転可
    能に支持させ固定案内レールの後端に接続して固定案内
    レールを延設する位置と固定案内レールに略直交させた
    荷台後端部位置とに位置変更する回転案内レールと、固
    定案内レールと回転案内レールとに案内される移動可能
    な移動部材と、移動部材に取付けられプラットホームを
    地面から荷台高さまで昇降移動させる昇降装置とを配置
    し、前記プラットホームは昇降装置に基端部を枢支して
    上下に揺動可能に配置し作業時水平状態とし格納時起立
    状態とするよう構成してあることを特徴とする貨物自動
    車の荷役装置。
JP2002038035A 2002-02-15 2002-02-15 貨物自動車の荷役装置 Pending JP2003237455A (ja)

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