JP2003237443A - 乗員判別方法及び乗員判別装置 - Google Patents

乗員判別方法及び乗員判別装置

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JP2003237443A
JP2003237443A JP2002039351A JP2002039351A JP2003237443A JP 2003237443 A JP2003237443 A JP 2003237443A JP 2002039351 A JP2002039351 A JP 2002039351A JP 2002039351 A JP2002039351 A JP 2002039351A JP 2003237443 A JP2003237443 A JP 2003237443A
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electrode
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗員の姿勢の変化により生じる車体との間の
静電容量の影響を受けることなく正確に乗員が大人か子
供かを判別する。 【解決手段】 シート上に配置され静電容量を測定する
ための電極であって、信号を印加する送信状態(交流電
圧印加)と受信(状態直流電圧印加もしくは接地GN
D)との間で切り替えることができる2つ以上の電極
1、2を備え、各電極側からみた電極間容量を測定す
る。送信状態時と受信状態時のそれぞれの電極間の静電
容量から2つの電極1、2と乗員間の容量C1、C2
(電極を覆う乗員の面積S1、S2に比例)を、乗員の
姿勢によって変化する乗員とGND間の静電容量Cgを
含めずに算出し、その大きさから乗員が大人か子供かを
判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、乗員判別技術に関
し、特に、座席シートに着座した乗員の大きさ、特に、
大人か子供かを正確に判別する乗員判別方法及び乗員判
別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より2つの電極間の静電容量が人員
の有無により変化することを利用して、自動車等のシー
ト上の人員の有無を電気的に判別する判別技術が知られ
ている(特開平3−233391号公報、特開平7−2
70541号公報、特開2000−249773号公
報)。また、ハンドル中央部に配置した複数の導電性電
極間の静電容量の変化により乗員の身体、姿勢等の判別
を行い衝撃時のエアーバックの制御に利用可能な判別技
術も知られている(特開平11−337427号公報、
特開平11−337427号公報)。
【0003】ところで、従来より車両のエアーバック装
置にあっては、助手席側の乗員が大人であるか子供であ
るかに拘わらず衝撃を受ければエアーバックが展開する
システムが使用されてきているが、近年、座高の低い子
供の場合は、エアーバックが展開しないほうが却って安
全であることが分かってきた。このことにより、座席シ
ートに乗員判別装置を装備し、衝撃時に大人の場合はエ
アーバックが展開するが子供の場合はエアーバックが展
開しないように制御するものが考えだされてきた。この
ため乗員判別装置として大人か子供かの判定を可能とす
る必要があり、かかる乗員判別装置が特開平11−25
8354号公報、特開平11−271463号公報に記
載されている。
【0004】図10は、前記公報記載の従来の乗員判別
装置の構造を示す図である。この乗員判別装置では、複
数のアンテナ電極1A、2Aと、前記複数のアンテナ電
極を送信側と受信側に接続を切り替えるスイッチ3A
と、発信器5Aと、電極に流れる電流を電圧に変換する
電流電圧変換回路4Aと、前記電流電圧変換回路4Aの
出力により前記発信器5Aと前記送信側のアンテナ電極
間に存在する送信側からみた電極間容量を検出する電極
間容量検出回路6Aと、乗員判別回路7Aとから構成さ
れている。この乗員判別装置では、前記電極間容量検出
回路6Aから得られるアンテナ電極間の容量値の変化に
より大人か子供かを判別するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の複数の電極間の
静電容量の変化等により単に人員の有無、姿勢等を判別
する判別技術では、乗員の大小によりエアーバック等の
制御を精緻に行うことは不可能である。これに対し図1
0に示す従来の乗員判別装置では、アンテナ電極を覆っ
ている乗員の面積の違いによりアンテナ電極間の容量値
に変化が生じることを利用し、この容量値の変化を測定
して大人か子供かを判別できるようにしている。
【0006】しかし、図10に示すような乗員判別装置
においては、乗員とアンテナ電極以外の周囲の車体金属
(GND)との間にも静電容量が形成されており、ま
た、通常シート上の乗員は常に同じ姿勢でいることはあ
り得ないことであり種々の姿勢をとるものであるから、
乗員の姿勢に応じて乗員と前記車体金属(GND)等と
の間の静電容量値(Cg)も変化するため、前記静電容
量値(Cg)を含む乗員とアンテナ電極間の容量の合成
値であるアンテナ電極間容量値の測定値に、乗員の姿勢
により変化する容量成分による誤差が生じる。特に、静
電容量Cgは、乗員が車のシャーシ等の金属部分に接近
又は接触することで大きい値に変化するため、かかる場
合に電極間容量の検出値が大きく変化し、その大きさに
より乗員の大小を判断することは極めて困難となる。従
って、単にアンテナ電極間容量値の大きさから乗員が大
人か子供かを判別する判別方法では、正しい乗員の大小
判別を実現することは困難であるという難点がある。
【0007】(目的)本発明の目的は、大人か子供かを
正確に判別することが可能な乗員判別方法及び乗員判別
装置を提供することにある。本発明の他の目的は、大人
か子供かの判別に影響する乗員と周囲の車体金属部等と
の間の容量を排除し、誤判別を防止することを可能とす
る乗員判別方法及び乗員判別装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の乗員判別方法
は、シートに配置した複数の電極に対し、容量値測定用
の信号を印加して前記電極の静電容量を計測することに
より、前記電極を覆う乗員の大きさを判別する乗員判別
方法において、前記複数の電極に対し、順次、信号を印
加し、信号を印加した電極及び信号を印加しない電極の
全ての電極の電流に基づく静電容量を測定し、各静電容
量の測定値に基づいて乗員と周囲の導体間の静電容量の
影響を排除した各電極の容量値を算出し、該容量値から
乗員の大きさを判別することを特徴とする。
【0009】本発明の乗員判別方法は、シートに配置し
た複数の電極に対し、容量値測定用の信号を印加して前
記電極の静電容量を計測することにより、前記電極を覆
う乗員の大きさを判別する乗員判別方法において、前記
複数の電極に対し、順次、前記信号を印加するととも
に、他の電極には前記信号と異なる信号レベルの信号を
印加し、それぞれ全ての電極の電流に基づく静電容量を
測定し、各静電容量の測定値に基づいて乗員と周囲の導
体間の静電容量の影響を排除した各電極の容量値を算出
し、該容量値から乗員の大きさを判別することを特徴と
する。本発明の乗員判別装置は、シートに配置した複数
の電極に対し、容量値測定用の信号を印加して前記電極
に形成される静電容量を計測することにより、前記電極
を覆う乗員の大きさを判別する乗員判別装置において、
前記信号を出力する信号源(例えば図2の信号源10)
と、各電極に流れる電流により静電容量を測定する複数
の容量値測定回路(例えば図2の電流電圧変換回路5、
6、電極間容量検出回路7、8)と、前記複数の電極に
対する前記信号源の接続を順次切り替える切替回路(例
えば図2のスイッチ回路11)と、前記信号源のそれぞ
れの切り替え状態における前記容量値測定回路のそれぞ
れの測定値に基づいて乗員と周囲の導体間の静電容量の
影響を排除した各電極の容量値を算出し、前記各電極の
容量値により乗員の大きさを判別する演算回路(例えば
図2の演算回路9)とを有することを特徴とする。
【0010】本発明の乗員判別装置は、シートに配置し
た複数の電極に対し、前記電極に容量値測定用の信号を
印加して前記電極に形成される静電容量を計測すること
により、前記電極を覆う乗員の大きさを判別する乗員判
別装置において、前記信号を出力する第1の信号源(例
えば図9の101)と、前記信号の信号レベルと異なる
信号を出力する複数の第2の信号源(例えば図9の10
2、103、104)と、各電極に流れる電流により静
電容量を測定する複数の容量値測定回路と、前記複数の
電極に対し前記第1の信号源及び第2の信号源の接続を
順次切り替える切替回路と、前記第1及び第2の信号源
のそれぞれの切り替え状態における前記容量値測定回路
のそれぞれの測定値に基づいて乗員と周囲の導体間の静
電容量の影響を排除した各電極の容量値を算出し、前記
各電極の容量値により乗員の大きさを判別する演算回路
とを有することを特徴とする。
【0011】(作用)シートに配置された2つ以上の電
極に順次選択的に静電容量の測定用の信号を印加し、各
電極を送信状態と受信状態とに切り替え、それぞれの状
態での各電極からみた静電容量を測定することにより電
極上の乗員の有無、大小を判別する構成を備える。それ
ぞれの電極で検出した送信状態時と受信状態時の静電容
量から各電極と乗員間の静電容量(電極を覆う乗員の面
積に比例)を乗員の姿勢によって変化する乗員とGND
間の静電容量を含めずに算出することにより、その大き
さに基づいて乗員の姿勢の変化により誤判断することな
く乗員の大小、特に、大人か子供かを正確に判別するこ
とを可能とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、2つの電極を使用した本発
明の乗員判別方法及び装置に係る一実施の形態について
説明する。図1は、本発明を適用する車両等のシート上
に設けた2つの電極の配置例を示し、図1(a)はシー
ト上に配置した例、図1(b)は背もたれに配置した例
をそれぞれ示す図である。図1(a)はシート上に配置
した例を上部からみた電極配置を示し、図1(b)は背
もたれに配置した例をシート前部方向からみた電極配置
を示している。何れもシートの左右方向に分離(絶縁)
した2枚の電極1、2として配置した例である。同図か
ら分かるようにシート上の乗員が大人か子供かにより、
2つの電極を覆う面積が異なり、この面積の差異を判定
することができれば、大人か子供かを判定することが可
能である。
【0013】図2は、本実施の形態の構成を示す図であ
る。シートに設けた2つの電極1、2と、2つの電流電
圧変換回路5、6と、前記2つの電極1、2と前記2つ
の電流電圧変換回路5、6のそれぞれ入力端子51、6
1との間の接続を交互切り替える切り替えスイッチ11
と、前記電流電圧変換回路の一方(同図では電流電圧変
換回路5)に設けた容量値の測定用の交流信号源10
と、前記電流電圧変換回路5、6の出力にそれぞれ接続
され、それぞれ電極間容量を検出する2つの電極間容量
検出回路7、8と、前記電極間容量検出回路7、8の出
力に接続され、電極と乗員間の容量及び算出した容量に
基づき乗員の大小を判定する演算回路9とから構成され
る。
【0014】また、電流電圧変換回路5、6は、基本構
成として例えば出力端子から反転入力端子(入力端子5
1、61)間に負帰還抵抗を接続し、非反転入力端子は
基準電位点(直流電位点)に接続された差動増幅器で構
成しており、一方の差動増幅器の非反転端子と基準電位
点との間に前述の容量値の測定用の交流信号源10を備
える。各部の機能は以下のとおりである。
【0015】切り替えスイッチ11は、電流電圧変換回
路5、6の端子51、61間と電極1、2間との接続を
切り替える機能を有し、図2に示すスイッチ状態では、
交流信号源10からの交流信号は電流電圧変換回路5−
電極1−電極2−電流電圧変換回路6及び電流電圧変換
回路5−電極1−静電容量Cgを介して流れ、電極間容
量検出回路7には当該電流に対応する電圧信号が入力さ
れ、電極間容量検出回路8には電流電圧変換回路6を流
れる電流に相当する電圧信号が出力される。
【0016】電極間容量検出回路7は、同期検波回路や
位相差検出回路等を備え、電流電圧変換回路5に流れる
電流と前記交流信号と同期する信号から、電流電圧変換
回路5に流れる電流に相当する電圧信号の振幅や位相の
変化を検出して、前記電圧や位相差により電流電圧変換
回路5側からみた電極間の静電容量を算出する機能を有
する。また、電極間容量検出回路8は、電極間容量検出
回路7と同様の構成でなり電流電圧変換回路6側からみ
た電極間の静電容量を算出する機能を有する。つまり、
図2に示す状態では、電極1側を交流信号の送信側(印
加側)、電極2側を受信側とした場合のそれぞれの電極
1、2からみた電極間容量を算出する機能を有する。前
述の電極間容量検出回路7、8の機能は、切り替えスイ
ッチ11が反対側に切り替わった場合にも同様であり、
この場合は、電極間容量検出回路7、8は、それぞれ電
極2側を送信側、電極1側を受信側とした場合のそれぞ
れの電極からみた電極間容量を算出する機能を有する。
【0017】演算回路9は、電極間容量検出回路7、8
において電極1、2の一方を送信側、他方を受信側とし
て算出した2つの電極間容量値の情報に基づいて、電極
と乗員間の容量値C1、C2を、乗員と車体(GND)
間の静電容量Cgの影響を排除してそれぞれ算出する機
能を有する。更に、電極と乗員間の容量は、電極を覆う
乗員の臀部の面積に比例しており、その大きさから大人
か子供かを判断する機能をも有する。後者の機能は、例
えば算出した容量値C1、C2の合計値(C1+C2)
に対し比較回路を使用して、所定の比較閾値と比較する
ことにより、前記閾値との大小関係に基づき乗員が大人
か子供かを判断する。また、電圧レベルの低い第2の閾
値を設定した比較回路を使用することにより乗員の有無
を判別する機能を備えることができる。
【0018】(動作の説明)本発明の乗員判別方法及び
装置においては、電極1、2と乗員間のそれぞれの静電
容量のみを独立に求めることにより、電極1、2上を覆
う面積から乗員の大きさを判断し、大人か子供かを判断
可能とする。以下その動作原理を説明する。図3は、図
2に示す乗員判別装置において電極1を送信側とし電極
2を受信側とした場合の乗員と電極部分の等価回路を示
す図であり、図4は、同乗員判別装置において電極2を
送信側とし電極1を受信側とした場合の電極部分の等価
回路を示す図である。図3に示す等価回路において、電
極1側から見た静電容量をC11とし、電極2側から見
た静電容量をC12とすると、それぞれの静電容量C1
1、C12は、 C11=C1×(C2+Cg)/(C1+C2+Cg)………(1) C12=C1×C2/(C1+C2+Cg) ………(2) という計算式で表せる。(
【0023】、
【0024】参照)
【0019】図4に示す等価回路において、電極2側か
らみた静電容量をC22とし、電極1側からみた静電容
量をC21とすると、それぞれの静電容量C22、C2
1は、 C22=C2×(C1+Cg)/(C1+C2+Cg)………(3) C21=C1×C2/(C1+C2+Cg) ………(4) という計算式で表せる。(
【0023】、
【0024】参照)
【0020】(1)式と(2)式のそれぞれの両辺、
(3)式と(4)式のそれぞれの両辺をそれぞれ引き算
すると、 C11−C12=C1×Cg/(C1+C2+Cg)………(5) C22−C21=C2×Cg/(C1+C2+Cg)………(6) が得られ、(5)式の両辺を(6)式の両辺でそれぞれ
割り算すると、 (C11−C12)/(C22−C21)=C1/C2……(7) が得られる。次に(2)式の両辺に(7)式の両辺をそ
れぞれ掛けると、 C12×(C11−C12)/(C22−C21)=C1/(C1+C2+ Cg) …………(8) が得られ、(8)式の両辺を(1)式の両辺にそれぞれ
加えると、 C11+C12×(C11−C12)/(C22−C21) =C1×(C2+Cg)/(C1+C2+Cg)+C1/(C1+C2+Cg )……(9) が得られる。この式の右辺は静電容量C1であるから、 C1=C11+C12×(C11−C12)/(C22−C21)…(10) と表すことができる。
【0021】同様にして、静電容量C2についても、 C2=C22+C21×(C22−C21)/(C11−C12)…(11) と表すことができる。
【0022】得られた(10)式及び(11)式から分
かるように、この両式は電極1、2を交流信号の送信側
と受信側に交互に切り替えることにより電極間容量検出
回路7、8から得られる静電容量の容量値のみで成り立
っており、乗員とGND間の静電容量の容量値Cgの成
分は含んでいない。従って、(10)式及び(11)式
により算出されるそれぞれの容量値は、乗員の姿勢の変
化の影響を受けない。
【0023】本実施の形態では、前記(10)式及び
(11)式で算出した静電容量C1、C2のそれぞれの
容量値の測定結果から、例えばその合計値であるC1+
C2を所定の閾値と比較する等の判定処理を行うことに
より、乗員の臀部の大きさを判断することが可能であ
り、その大きさの判断により大人か子供かの判断を行う
ことができる。また、乗員が電極1、2上にいない場合
は、(1)〜(4)式は全て同一値になり、その値もご
く小さなものとなるため、C1=C11、C2=C22
大人と子供の判定を行う前記閾値より充分低い第2の閾
値を設けることにより、乗員無しを判断するように構成
することができる。
【0024】(他の実施の形態)以上説明した実施の形
態は、2つの電極を使用した例を示したが、本発明は3
つ以上の電極により実現することが可能である。例え
ば、3つ以上の電極をシート上又はシートの背もたれに
配置し、乗員がその内2つ以上の電極を覆うように着座
した場合等、同様に送信電極と受信電極の測定データを
取得し、同様な連立方程式をとくことにより、それぞれ
の電極と乗員の間の容量値を算出し、乗員の大きさを判
別することが可能である。図5、6は、4つの電極を使
用する場合の本発明の他の実施の形態を示す図である。
図5に示すように4つの電極は、シート上又は背もたれ
上に配置した例を示す図である。本実施の形態の乗員判
別方法及び装置は、図6に示すように、4つの電極1、
2、3、4と基準電位点間に、4つの電流電圧変換回路
21、22、23、24を設けて構成される。同図で
は、その内の1つの電極1に接続した電流電圧変換回路
21に交流信号を出力する交流信号源10を設け、電極
1を送信側、電極2、3、4を受信側とした場合を示し
ている。
【0025】図7は、乗員により形成される静電容量を
含む図6の実施の形態の等価回路を示す図である。本実
施の形態では、電極の1つを送信側とし、他の電極を受
信側とする全ての組み合わせで送信状態と受信状態での
電極間容量を測定すると、その値は図7に示す静電容量
C1、C2、C3、C4、Cgを直並列接続したコンデ
ンサ容量になる。つまり、C2、C3、C4の片側は直
流電圧(基準電位)V0、Cgの片側はGNDに接続さ
れているが、回路で取り扱うのは電流の交流成分なの
で、コンデンサの合成容量は並列つなぎの公式により計
算することができ、C2、C3、C4、Cgの並列つな
ぎとC1の直列つなぎの容量となり、送信側で検出され
る容量値C(「C送1」とする)は、 C送1=C1×(C2+C3+C4+Cg)/(C1+
C2+C3+C4+Cg) 次に、受信側の電極2から見た容量値C(「C受2」と
する)を電圧vとして式で表すと、 1/C受2=v/i2(Cのみの計算なので複素数とω
を省略) 図7の電流の関係から、i=i2+i3+i4+igで
あり、C2とC3とC4とCgの比(2つの並列インピ
ーダンスの各インピーダンスに流れる電流の比はインピ
ーダンス値の逆比になる)から、 i2=i1×[1/(C3+C4+Cg)/{1/C2+1/(C3+C4+ Cg)}] =i1×C2/(C2+C3+C4+Cg) という関係が成り立つ。
【0026】前記式中のi1をi1=v/(1/C送
1)と置き換えると(ここでC送1は先ほど算出した送
信側からみた容量値)、 i2=vC送1C2/(C2+C3+C4+Cg) これより、 C受2=i2/v =C送1C2/(C2+C3+C4+Cg) =C1C2/(C2+C3+C4+Cg) /(C2+C3+C4+Cg)(C1+C2+C3+C4+Cg) C受2=C1C2/(C1+C2+C3+C4+Cg) となる。同様に電極3、4についてそれぞれの容量値C
(それぞれ「C受3」、「C受4」とする)を計算する
と、 C受3=C1C3/(C1+C2+C3+C4+Cg) C受4=C1C4/(C1+C2+C3+C4+Cg) となる。つまり、送信側及び受信側の容量値(容量検出
値)の一般式は、 送信側:C=Cs×(Cg+ΣCn−Cs)/(Cg+
ΣCn) 受信側:C=Cs×Cj/(Cg+ΣCn) ここで、 Cs :送信側の電極と乗員間の容量 Cj :各受信側の電極と乗員間の容量 ΣCn:1からnまでの電極と乗員間の容量 Cg :乗員とGNDの接近又は接触面で作られる容量
である。 また、乗員がGNDに接触あるいは接近してCg>>Σ
Cnとなった場合は、 送信側C≒Cs 受信側C≒0 となるので、乗員の車体等への接触は閾値による判別が
可能である。
【0027】以上により図7の場合は、図8に示すよう
な電極間容量値が検出される。次に、図8に示す容量値
から電極と乗員間の静電容量値C1、C2、C3、C4
を算出するために前述の電極が2つの場合と同様に4つ
の電極の検出値を使って計算式をつくる。
【0028】電極1、2の電極間容量検出値より、前述
と同様に両辺同士の演算を以下のように行う。つまり、
(12)式−(13)式−(14)式−(15)式を計
算すると、 C11−C12−C13−C14=C1×Cg/(C1+C2+C3+C4+ Cg) ………………(28) (17)式−(16)式−(18)式−(19)式を計
算すると、 C22−C21−C23−C24=C2×Cg/(C1+C2+C3+C4+ Cg) ………………(29) (28)式÷(29)式により、 (C11−C12−C13−C14)/(C22−C21−C23−C24) =C1/C2 ………………(30) (13)×(30)により、 C12×(C11−C12−C13−C14)/(C22−C21−C23− C24) =C1/(C1+C2+C3+C4+Cg)……(31) (31)式を(12)式の両辺に加えると、 C1=C11+C12(C11−C12−C13−C14) /(C22−C21−C23−C24) ………(32) が得られる。
【0029】同様の演算を行い、電極2、3の電極間容
量検出値より、 C2=C22+C23(C22−C21−C23−C24) /(C33−C31−C32−C34) ………(33) 電極3、4の電極間容量検出値より、C3=C33+C
34(C33−C31−C32−C34) /(C44−C41−C42−C43) ………(34) 電極4、1の電極間容量検出値より、C4=C44+C
41(C44−C41−C42−C43) /(C11−C12−C13−C14) ………(35) となる。なお、上記の電極の組み合わせは1つの例であ
り、乗員が上に乗っている電極ならば上記の場合以外の
組み合わせでも計算式の作成は可能である。
【0030】以上の式をまとめると、一般に、乗員が乗
っている電極のうち2枚を電極n、電極mとした場合、
電極nと乗員の間の容量Cnは、 Cn=Cnn+Cnm×(Cnn−Cn受)/(Cmm
−Cm受) Cnn:電極nを送信にしたときの電極nでの検出容量 Cnm:電極nを送信にしたときの電極mでの検出容量 Cn受:電極nを送信にしたときに受信状態になってい
る電極の検出容量の合計値 Cmm:電極mを送信にしたときの電極mでの検出容量 Cm受:電極mを送信にしたときに受信状態になってい
る電極の検出容量の合計値 と表すことができる。
【0031】また、電極が3つ以上あり、そのうちの少
なくとも3つに乗員が乗っている場合なら、その3つの
電極の検出値をつかって以下に示すような電極と乗員間
の容量の検出式を作ることが可能である。
【0032】図8に示す電極間容量検出値のうち、 電極1、2、3の電極間容量検出値より、 C1=C11+C12×C13/C23 電極2、3、4の電極間容量検出値より、 C2=C22+C23×C24/C34 電極3、4、1の電極間容量検出値より、 C3=C33+C34×C31/C41 電極4、1、2の電極間容量検出値より、 C4=C44+C41×C42/C12 となる。なお、上記の電極の組み合わせは1つの例であ
り、乗員が上に乗っている電極ならば、上記の場合以外
の組み合わせでも計算式の作成は可能である。以上をま
とめると、一般に乗員の乗っている電極のうちの3枚を
電極n、電極m、電極pとした場合、電極nと乗員の間
の容量Cnは、 Cn=Cnn+Cnm×Cnp/Cmp Cnn:電極nを送信にしたときの電極nでの検出容量 Cnm:電極nを送信にしたときの電極mでの検出容量 Cnp:電極nを送信にしたときの受信電極pでの検出
容量 Cmp:電極mを送信にしたときの受信電極pでの検出
容量 となり、前述の電極2つの検出値を使った式より簡単な
計算式で表すことができる。
【0033】これらの算出式を使い、乗員とGND間の
静電容量Cgに影響されない電極と乗員の間の容量を算
出することで、その大きさから大人か子供かを判別する
ことが可能となる。
【0034】以上の実施の形態においては、信号源とし
て、単一の電極に順次接続する単一の信号源を使用した
例を説明したが、他の実施の形態として、複数の電極に
対応する複数の信号源を使用し、出力する信号の信号レ
ベルを1つの信号源のみを他の信号源の信号レベルと異
ならせるように構成しても、乗員の大きさを測定するた
めに必要な容量値が各電極間容量検出回路から取得する
ことが可能である。
【0035】図9は、本実施の形態の構成を示す図であ
る。1つのみ振幅が異なる複数の信号源101、10
2、103、104と、これらの信号源と電極1、2、
3、4に接続された各電流電圧変換回路31、32、3
3、34との間を切り替えるスイッチ回路111とを備
え、1つの電極に対して印加する交流信号vhの振幅V
hとは異なる振幅Vlの同一周波数の交流信号vlを他
の全ての電極に同時に印加し、順次その印加状態を切り
替えて容量値を測定するように構成したものである。こ
のような構成を採用しても送信側及び受信側としての信
号電流が形成されるので、同様にして各電極の静電容量
を測定することが可能であり、乗員とGND間の静電容
量の影響を排除した各電極の容量値を算出することが可
能である。
【0036】また、以上の実施の形態では送信側の電極
に対して印加する容量測定用の信号として交流信号(交
流電圧)を使用する例により説明したが、印加する信号
としてはパルス信号を使用することが可能である。この
場合、パルス信号により電極に流れる交流成分を抽出し
て、前記実施の形態と同様の信号レベル又は位相差情報
を取得することが可能であり、又はパルス信号の振幅を
直接測定することが可能であり、この測定値から電極の
静電容量の容量値を計測することができる。
【0037】なお、図2に示す実施の形態におけるスイ
ッチ11では、信号源10と電流電圧変換回路と電極間
容量検出回路を接続した回路を複数の電極に順次切り替
えるように構成しているが、このスイッチ11は、信号
源10のみを各電極(各電極間容量検出回路)に順次接
続するように切り替えるように構成を変更しても所望の
容量値の測定が可能であることは明らかである。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、乗員の大きさを判定す
るための複数の電極の容量値の測定において、その容量
値から乗員とGND間の静電容量の容量値(Cg)をキ
ャンセルできるように、容量値測定用の信号の送信側と
受信側の両方の電極の静電容量を測定するように構成し
たことにより、乗員とGND間の静電容量の影響を排除
することができ、乗員の大きさ、特に、大人か子供かの
判断を誤ることなく行うことが可能である。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のシートの電極配置を示
す図である。
【図2】 本実施の形態の構成を示す図である。
【図3】 電極1を送信側とした構成の等価回路を示す
図である。
【図4】 電極2を送信側とした構成の等価回路を示す
図である。
【図5】 4つの電極を使用した実施の形態のシートの
電極配置を示す図である。
【図6】 4つの電極を使用した実施の形態の構成を示
す図である。
【図7】 電極1を送信側とした等価回路を示す図であ
る。
【図8】 各電極の送信状態及び受信状態の組み合わせ
における電極間容量の検出値を示す図である。
【図9】 他の実施の形態の構成を示す図である。
【図10】 従来例を示す図である。
【符号の説明】
1、2、3、4 電極 5、6、21、22、23、24、31、32、33、
34 電流電圧変換回路 7、8 電極間容量検出回路 9 演算回路 10、101、102、103、104 容量測定用の
交流信号の信号源 11、111 スイッチ回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートに配置した複数の電極に対し、容
    量値測定用の信号を印加して前記電極の静電容量を計測
    することにより、前記電極を覆う乗員の大きさを判別す
    る乗員判別方法において、 前記複数の電極に対し、順次、信号を印加し、信号を印
    加した電極及び信号を印加しない電極の全ての電極の電
    流に基づく静電容量を測定し、各静電容量の測定値に基
    づいて乗員と周囲の導体間の静電容量の影響を排除した
    各電極の容量値を算出し、該容量値から乗員の大きさを
    判別することを特徴とする乗員判別方法。
  2. 【請求項2】 シートに配置した複数の電極に対し、容
    量値測定用の信号を印加して前記電極の静電容量を計測
    することにより、前記電極を覆う乗員の大きさを判別す
    る乗員判別方法において、 前記複数の電極に対し、順次、前記信号を印加するとと
    もに、他の電極には前記信号と異なる信号レベルの信号
    を印加し、それぞれ全ての電極の電流に基づく静電容量
    を測定し、各静電容量の測定値に基づいて乗員と周囲の
    導体間の静電容量の影響を排除した各電極の容量値を算
    出し、該容量値から乗員の大きさを判別することを特徴
    とする乗員判別方法。
  3. 【請求項3】 前記信号はパルス信号であることを特徴
    とする請求項1又は2記載の乗員判別方法。
  4. 【請求項4】 前記容量値を合計した全容量値を所定の
    閾値と比較することにより、乗員の大小を判別すること
    を特徴とする請求項1、2又は3記載の乗員判別方法。
  5. 【請求項5】 前記閾値として2つの閾値を用い、乗員
    が存在しないことをも判別することを特徴とする請求項
    1ないし4の何れか1つの請求項記載の乗員判別方法。
  6. 【請求項6】 前記複数の電極はシート上面部及び/又
    はシート背もたれ部に配置することを特徴とする請求項
    1ないし5の何れか1つの請求項記載の乗員判別方法。
  7. 【請求項7】 シートに配置した複数の電極に対し、容
    量値測定用の信号を印加して前記電極に形成される静電
    容量を計測することにより、前記電極を覆う乗員の大き
    さを判別する乗員判別装置において、 前記信号を出力する信号源と、各電極に流れる電流によ
    り静電容量を測定する複数の容量値測定回路と、前記複
    数の電極に対する前記信号源の接続を順次切り替える切
    替回路と、前記信号源のそれぞれの切り替え状態におけ
    る前記容量値測定回路のそれぞれの測定値に基づいて乗
    員と周囲の導体間の静電容量の影響を排除した各電極の
    容量値を算出し、前記各電極の容量値により乗員の大き
    さを判別する演算回路と、を有することを特徴とする乗
    員判別装置。
  8. 【請求項8】 シートに配置した複数の電極に対し、前
    記電極に容量値測定用の信号を印加して前記電極に形成
    される静電容量を計測することにより、前記電極を覆う
    乗員の大きさを判別する乗員判別装置において、 前記信号を出力する第1の信号源と、前記信号の信号レ
    ベルと異なる信号を出力する複数の第2の信号源と、各
    電極に流れる電流により静電容量を測定する複数の容量
    値測定回路と、前記複数の電極に対し前記第1の信号源
    及び第2の信号源の接続を順次切り替える切替回路と、
    前記第1及び第2の信号源のそれぞれの切り替え状態に
    おける前記容量値測定回路のそれぞれの測定値に基づい
    て乗員と周囲の導体間の静電容量の影響を排除した各電
    極の容量値を算出し、前記各電極の容量値により乗員の
    大きさを判別する演算回路と、を有することを特徴とす
    る乗員判別装置。
  9. 【請求項9】 前記信号はパルス信号であることを特徴
    とする請求項7又は8記載の乗員判別装置。
  10. 【請求項10】 前記演算回路は、前記各電極の容量値
    を合計した容量値を所定の閾値と比較する比較回路を備
    えることを特徴とする請求項7、8又は9記載の乗員判
    別装置。
  11. 【請求項11】 前記比較回路は、閾値として2つの閾
    値を有し、乗員が存在しないことをも判別することを特
    徴とする請求項10記載の乗員判別装置。
  12. 【請求項12】 前記複数の電極はシート上面部及び/
    又はシート背もたれ部に配置されることを特徴とする請
    求項1ないし11の何れか1つの請求項記載の乗員判別
    装置。
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