JP2003237374A - サンルーフ制御方法およびサンルーフ制御装置 - Google Patents

サンルーフ制御方法およびサンルーフ制御装置

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JP2003237374A
JP2003237374A JP2002039600A JP2002039600A JP2003237374A JP 2003237374 A JP2003237374 A JP 2003237374A JP 2002039600 A JP2002039600 A JP 2002039600A JP 2002039600 A JP2002039600 A JP 2002039600A JP 2003237374 A JP2003237374 A JP 2003237374A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルーフリッドの閉方向動作時に、弾性率が非
常に小さい物体を挟み込んだとしても、この挟み込みを
確実に検出する。 【解決手段】 ルーフリッドLを閉方向に動作させてい
る場合において、マイコンのRAM領域の0〜32まで
は、古いデータを順送りにシフトしながら出力軸回転数
データをパルスカウント毎に連続的に記録し、最も古い
データを2の乗数回毎にシフトし、挟み込みの検出にあ
たっては、REV(0)に保存した最新の回転数データと所定
の距離の範囲の回転数値とを比較し、それぞれの回転数
差BDR(32)、LBDR(62)〜LBDR(286)とマイコン内に設定し
たしきい値回転数とを比較して、回転数差がしきい値回
転数を上回っていれば、挟み込みと判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の屋根に配設
したサンルーフ装置のルーフリッドを開閉する際に用い
られるサンルーフ制御方法およびサンルーフ制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来において、サンルーフ装置のルーフ
リッドを閉方向に動作させるに際しては、ルーフリッド
が所定距離移動する間のリッド駆動用モータの出力軸回
転数などの負荷変化を検出すると共に、これらの検出し
たデータを予め定められた数だけマイコンのメモリに保
存し、この保存した出力軸回転数データがマイコン内に
設定した所定負荷変動のしきい値を超えた場合に、挟み
込みありと判断してモータを反転させてルーフリッドを
開方向に動作させるサンルーフ制御方法が採用されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来におけるルーフリッドの制御方法では、例えば、弾性
率が極めて小さい物体を挟み込んだ場合には、負荷の変
化を検出する所定距離の範囲において、測定した負荷の
変化が所定の負荷変動のしきい値を下まわって挟み込み
を検出することができず、その結果、挟み込み荷重が増
大してしまい、モータロックの荷重になってしまうこと
がないとは言えないという問題を有しており、この問題
を解決することが従来の課題であった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記した従来の課題に着目し
てなされたもので、ルーフリッドを閉方向に動作させる
際に、弾性率が非常に小さい物体を挟み込んだとして
も、この挟み込みを確実に検出することができ、その結
果、モータロックの荷重になることを未然に防止するこ
とが可能であるルーフリッドの制御方法および制御装置
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
るルーフリッドの制御方法は、サンルーフのルーフリッ
ドが所定距離移動する間のリッド駆動用モータの出力軸
回転数などの負荷変化を検出すると共に、これらの検出
したデータを予め定められた数だけマイコンのメモリに
保存し、ルーフリッドを閉方向に動作させている際に、
保存した出力軸回転数データが、マイコン内に設定した
所定負荷変動のしきい値を超えた場合には、挟み込みあ
りと判断してモータを反転させてルーフリッドを開方向
に動作させるサンルーフ制御方法であって、マイコンの
メモリに、連続的にモータの出力軸回転数データを保存
する連続的なメモリ領域と、所定の更新頻度でモータの
出力軸回転数データを更新する非連続的なメモリ領域と
を設定し、連続的なメモリ領域において、最新の出力軸
回転数を検出する毎に、それまでに保存したデータの中
で最も古いデータをデータバッファに移して保存すると
共に、最も古いデータ以降のデータを順送りに古いデー
タ位置にそれぞれシフトして、検出したばかりの出力軸
回転数を最新のデータとして保存し、非連続的なメモリ
領域のデータには、前記連続的なメモリ領域の最も古い
データが保存してあるデータバッファからデータを取り
出す毎にパルスカウントするデータ更新時期を示すカウ
ンタを設定し、非連続的なメモリ領域において、データ
の各々に設定してあるカウンタが所定値をカウントした
時点で一つ前の新しい領域のデータをコピーして出力軸
回転数データを更新すると共に、更新が終了した時点で
カウンタをリセットし、最新の出力軸回転数値と、ルー
フリッドの所定移動距離間における回転数値とを比較し
て、これにより得られる回転数値差がマイコン内に設定
した回転数差しきい値を上回っている場合には、挟み込
みありと判断する構成としたことを特徴としており、こ
のルーフリッドの制御方法の構成を前述した従来の課題
を解決するための手段としている。
【0006】また、本発明の請求項2に係わるルーフリ
ッドの制御方法において、カウンタは、非連続的なメモ
リ領域のデータのうちの一つのデータに設定し、パルス
カウントが2の乗数毎にデータを更新する構成としてい
る。
【0007】一方、本発明の請求項3に係わるルーフリ
ッドの制御装置は、減速機構を介してルーフリッドに連
結されたアーマチュア軸を有するモータと、ルーフリッ
ドを開方向に移動させる開指令信号を発生する開スイッ
チと、ルーフリッドを閉方向に移動させる閉指令信号を
発生する閉スイッチと、前記開スイッチからの開指令信
号に応じて開駆動信号を発生すると共に閉スイッチから
の閉指令信号に応じて閉駆動信号を発生する制御手段
と、前記モータに対して、前記制御手段からの開駆動信
号に応じてルーフリッドの開方向に相当する回転を与え
る駆動電流を供給すると共に閉駆動信号に応じてルーフ
リッドの閉方向に相当する回転を与える駆動電流を供給
する駆動手段と、前記モータのアーマチュア軸の回転に
応じて位相差を有するパルス信号を発生するモータ回転
検出手段を備えた車両開閉ガラス制御装置において、前
記制御手段は、モータ回転検出手段からの出力信号波形
から立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジを検出す
るエッジ検出ブロックと、このエッジ検出ブロックで検
出された出力信号波形の立ち上がりエッジおよび立ち下
がりエッジ間の時間を測定してモータのアマチュア軸の
回転数を算出すると共にアマチュア軸と減速機構の出力
軸との減速比を乗じて出力軸回転数を算出する出力軸回
転数算出ブロックと、エッジ検出ブロックで検出された
出力信号の立ち上り/立ち下がり信号毎に出力軸回転数
を算出して、連続して配置したREV(0)〜REV(32)のメモ
リに順次保存し、最新の回転数データをREV(0)に保存す
ると共に、古い回転数データを順送りにシフトしてREV
(32)の回転数データをバッファに移す回転数連続メモリ
ブロックと、回転数連続メモリブロックのREV(32)に続
いて非連続に配置したメモリを有する回転数非連続メモ
リブロックと、エッジ検出ブロックで検出された出力信
号の立ち上り/立ち下がり信号によりインクリメントさ
れると共に、回転数非連続メモリブロックのシフト判定
フラグが配置され、このシフト判定フラグが0から1に
変化した時点でそのフラグに対応する回転数データをRE
V(N)からひとつ古い回転数データへと回転数値をシフト
するデータシフト用カウンタと、エッジ検出ブロックで
検出された出力信号の立ち上り/立ち下がり信号をカウ
ントし、アーマチュア軸がルーフリッド開方向に回転す
るとカウント値をインクリメントすると共にルーフリッ
ド閉方向に回転するとカウント値をデクリメントするル
ーフリッド位置カウンタと、REV(0)に保存した最新の回
転数データおよび連続して配置したREV(0)〜REV(32)の
メモリの所定回転数データを比較した際のしきい値回転
数BDR(M)を保存した連続メモリしきい値用データROM
と、REV(0)に保存した最新の回転数データおよび非連続
に配置したメモリの所定回転数データを比較した際のし
きい値回転数LBDR(N)を保存した非連続メモリしきい値
用データROMと、ルーフリッドの動作方向を決定する
と共に出力軸回転数算出ブロックからの出力軸回転数,
ルーフリッド位置カウンタ,回転数しきい値などのデー
タに基づいて、所定のしきい値回転数を超えて減速して
いる場合、あるいは、モータの起動直後に所定の回転数
に達せずに減速する場合に、挟み込み発生と判定して、
ルーフリッドを反転させる制御を行う制御ブロックを備
えている構成としたことを特徴としており、このルーフ
リッドの制御装置の構成を前述した従来の課題を解決す
るための手段としている。
【0008】そして、本発明の請求項4に係わるルーフ
リッドの制御装置は、回転数連続メモリブロックのREV
(32)に続く回転数非連続メモリブロックのメモリを2の
乗数のパルスカウントの間隔をおいて配置されるREV(3
4),REV(38),REV(46),REV(62),REV(94),REV(158),
REV(286)のメモリとした構成としている。
【0009】
【発明の作用】請求項1および請求項3に記載した発明
では、図1および図2に示すように、ルーフリッドを閉
方向に動作させている場合において、マイコンのRAM
領域の0〜32までは、出力軸回転数データがパルスカ
ウント毎に連続的に記録され、古いデータはシフトさ
れ、最も古いデータは、例えば、2の乗数回毎にシフト
され、挟み込みの検出にあたっては、最新の出力軸回転
数値(0番目)と所定の距離の範囲の回転数値とを比較
し、それぞれの回転数差BDR(32)、LBDR(62)〜LBDR(286)
とマイコン内に設定したしきい値回転数とを比較して、
回転数差がしきい値回転数を上回っていれば、挟み込み
と判断するようにしているので、ルーフリッドの長い移
動範囲内で出力軸回転数の比較を少ないメモリで行い得
ることとなる。
【0010】また、請求項2および請求項4に記載した
発明では、上記した構成としているので、より少ないメ
モリでルーフリッドの長い移動距離間の回転数データを
保存し得ることとなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0012】図3は、本発明に係わるルーフリッド制御
装置の構成を示すブロック図である。
【0013】図3に示すサンルーフ制御装置1は、開ス
イッチ2と、閉スイッチ3と、モータ4を備えたアクチ
ュエータACから主として構成されており、アクチュエ
ータACには、2つのホールIC、IC1およびIC2
からなるモータ回転検出手段5と、出力回路(駆動手
段)6と、制御手段MCU(microprogram control uni
t)が組込まれている。そして、制御手段MCUには、エ
ッジ検出ブロック7、出力軸回転数算出ブロック8、回
転数連続メモリブロック9、回転数非連続メモリブロッ
ク10、データシフト用カウンタ11、ルーフリッド位
置カウンタ12、入力ブロック13、制御ブロック1
4、出力ブロック15、連続メモリしきい値用データR
OM16および非連続メモリしきい値用データROM1
7が内蔵されている。
【0014】開スイッチ2は、ルーフリッドLを開ける
(スライド開)ときにオン操作され、オン操作によって
開指令信号を発生する。また、閉スイッチ3は、ルーフ
リッドLを閉じる(スライド閉)ときにオン操作され、
これによって閉指令信号を発生する。これらスイッチ
2,3の操作によって発生した開指令信号あるいは閉指
令信号は、制御手段MCUの入力ブロック13に供給さ
れる。
【0015】モータ4は、アーマチュア軸4aを有し、
アーマチュア軸4aはウオームおよびウオームホイール
からなる減速機構を介して出力軸4bに連結され、出力
軸4bは、図示しないリッド駆動機構を介してルーフリ
ッドLに連結されており、モータ4への駆動電流の供給
に基くアーマチュア軸4aおよび出力軸4bの正逆回転
によって、ルーフリッドLが開閉作動するようになって
いる。
【0016】モータ回転検出手段5は、上記したように
2つのホールICからなり、これらホールIC1および
IC2は、アーマチュア軸4aに取付けられたマグネッ
トの周辺部に、非接触にして90度相対して配置されて
いる。
【0017】モータ回転検出手段5のホールIC1およ
びIC2は、モータ4のアーマチュア軸4aの回転に応
じて、互いに90度の位相差を持つパルス信号をそれぞ
れ発生する。これらホールIC1およびホールIC2が
発生したパルス信号は、それぞれ制御手段MCUのエッ
ジ検出ブロック7に与えられる。
【0018】エッジ検出ブロック7は、モータ回転検出
手段5のホールIC1およびホールIC2からの入力信
号より、その立ち上り/立ち下がりエッジを検出し、出
力軸回転数算出ブロック8に対して、モータ4の出力軸
4bの回転数の計算開始を促す。また、回転数連続メモ
リブロック9および回転数非連続メモリブロック10の
シフト要因となり、さらに、データシフト用カウンタ1
1およびモータ起動後のルーフリッド位置カウンタ12
のカウント要因となる。
【0019】出力軸回転数算出ブロック8は、エッジ検
出ブロック7からのホールIC信号の立ち上り/立ち下
がり信号に基き、エッジが検出される度にエッジ間の時
間を測定してアーマチュア軸4aの回転数を算出し(す
なわち、この実施例においては、モータ回転検出手段5
からの発生する2つのパルス信号エッジ間の時間を4個
でアーマチュア軸1回転の時間に相当することにな
る)、アーマチュア軸4aと出力軸4bとの減速比を乗
じて単位時間当たりの出力軸4bの回転数(回転速度)
を算出する。当該出力軸回転数算出ブロック8による算
出結果は、制御ブロック14に与えられる。
【0020】回転数連続メモリブロック9は、エッジ検
出ブロック7で検出された出力信号の立ち上り/立ち下
がり信号毎に出力軸回転数を算出して、連続して配置し
たREV(0)〜REV(32)のメモリに順次保存し、最新の回転
数データをREV(0)に保存すると共に、古い回転数データ
を順送りにシフトしてREV(32)の回転数データをバッフ
ァに移す。
【0021】回転数非連続メモリブロック10は、回転
数連続メモリブロック9のREV(32)に続いて非連続に配
置したREV(34)〜REV(286)のメモリを有し、データシフ
ト用カウンタ11のシフトビットに従ってデータがシフ
トされるようになっている。
【0022】データシフト用カウンタ11は、エッジ検
出ブロック7で検出された出力信号の立ち上り/立ち下
がり信号によりインクリメントされると共に、2進数で
表されるビットのぞれぞれに回転数非連続メモリブロッ
ク10のシフト判定フラグが配置され、このシフト判定
フラグが0から1に変化した時点でそのフラグに対応す
る回転数データをREV(N)からひとつ古い回転数データへ
と回転数値をシフトする。
【0023】ルーフリッド位置カウンタ12は、エッジ
検出ブロック7で検出された出力信号の立ち上り/立ち
下がり信号をカウントし、アーマチュア軸4aがルーフ
リッド開方向に回転するとカウント値をインクリメント
すると共にルーフリッド閉方向に回転するとカウント値
をデクリメントする。なお、ルーフリッド位置カウンタ
9のカウント値は、ルーフリッドLが前閉位置にあると
きに「0」値をとるように設定してあり、当該カウント
値はルーフリッドLの現在位置を示すことになる。ま
た、ルーフリッド位置カウンタ9のカウントデータは、
制御ブロック14に与えられる。
【0024】連続メモリしきい値用データROM16
は、REV(0)に保存した最新の回転数データおよび連続し
て配置したREV(0)〜REV(32)のメモリの所定回転数デー
タを比較した際のしきい値回転数BDR(M)を保存し、一
方、非連続メモリしきい値用データROM17は、REV
(0)に保存した最新の回転数データおよび非連続に配置
したREV(34)〜REV(286)のメモリの所定回転数データを
比較した際のしきい値回転数LBDR(N)を保存する。
【0025】入力ブロック13は、開スイッチ2からの
開指令信号、あるいは、閉スイッチ3からの閉指令信号
の入力に基いて、これら入力信号にフィルタ処理、禁止
処理などを行ったうえで制御ブロック14に送る。
【0026】制御ブロック14は、システム全体の動作
をコントロールする。すなわち、入力ブロック13を介
して開スイッチ2から入力された開指令信号に基いて、
出力ブロック15により開駆動信号を出力回路6に供給
する。また、入力ブロック13を介して閉スイッチ3か
ら閉指令信号が入力されると、出力ブロック15を介し
て閉駆動信号を出力回路6に供給し、ルーフリッドLを
閉方向に作動させる。そして、出力軸回転数算出ブロッ
ク10からの出力軸回転数,ルーフリッド位置カウンタ
12,回転数しきい値などのデータに基づいて、所定の
しきい値回転数を超えて減速している場合、あるいは、
モータ4の起動直後に所定の回転数に達せずに減速する
場合に、挟み込み発生と判定して、閉駆動信号の出力を
停止すると共に、出力ブロック15から開駆動信号を出
力回路6に供給して、ルーフリッドLを反転させる制御
を行うようになっている。
【0027】出力ブロック15は、制御ブロック14か
らその出力信号を受けて、モータ4を正逆転させるため
の開駆動信号あるいは閉駆動信号を出力回路6に供給す
る。
【0028】出力回路6は、リレーまたはトランジスタ
を含んでおり、出力ブロック15から与えられた開駆動
信号あるいは閉駆動信号に応じて、モータ4を正逆転さ
せてルーフリッドLを開閉作動させるための駆動電流を
モータ4に供給あるいは停止する。
【0029】上記した構成を有するサンルーフ制御装置
1は、図4に示す通常動作ルーチン(メインルーチ
ン),図5に示す回転変動判定(挟み込み判定)サブル
ーチンおよび図6に示す出力軸回転数計算サブルーチン
に基いてルーフリッドLの動きを制御する。
【0030】図4に示すメインルーチンにおいて、ステ
ップ101〜107については、このような制御手段M
CUを備えたアクチュエータACをスイッチ類やサンル
ーフ装置本体と共に車両に搭載したときに行う初期設定
に係わるものであって、サンルーフリッドLが全閉位置
にあるときのルーフリッド位置カウンタ12のカウント
値を「0」に正確に調整するためのものである。
【0031】すなわち、これらサンルーフシステムを車
両に搭載した状態で、バッテリー電源に接続すると、ま
ずステップ101において初期動作フラグFG_INITがセ
ットされ、次にステップ102において挟み込みが発生
したことを示すフラグFG_SAFEが立っているかどうかが
判定される。この時点では、ルーフリッドLは実質的に
まだ作動しておらず、上記フラグはセットされていない
(NO)ので、ステップ102から103および104
に移行し、スライド閉スイッチ3からの入力の有無が判
定される。
【0032】ここで、閉スイッチ3をオン操作すると
(YES)、制御はステップ104に進み、ここで初期
動作フラグFG_INITの状態が判定される。初期動作フラ
グFG_INITは、ステップ101でセットされている(Y
ES)ので、ステップ105に進み、該ステップ105
においてルーフリッド位置カウンタGPC(ルーフリッ
ド位置カウンタ12)をクリア(GPC←0)した後、
ステップ106においてモータロックかどうか、すなわ
ちルーフリッドLが全閉位置に到達したかどうかが判定
される。
【0033】モータロックされていなければ(NO)、
ステップ108に移行してモータ4にスライド閉方向の
駆動電流が供給され、ルーフリッドLが全閉位置に向け
て移動し、全閉位置に到達して、ステップ106におい
てモータロックが検出されるまで、これらのステップが
繰り返され、ステップ106においてモータロックが検
出されると、ステップ107において初期動作フラグFG
_INITがリセットされる。そして、この間ステップ10
5を通る度にルーフリッド位置カウンタGPCがリセッ
トされるので、ルーフリッドLが全閉位置にあるときの
ルーフリッド位置カウンタGPCのカウント値が「0」
に調整され、初期設定が終了する。初期設定終了後は、
初期動作フラグFG_INITがセットされることはなく、ス
テップ105〜107が実行されることはない。
【0034】次に、当該サンルーフ制御装置1の通常運
転時における制御について説明する。上記した初期設定
が終了すると、制御はステップ102に戻る。
【0035】ステップ102において挟み込みが発生し
たことを示すフラグFG_SAFEの状態が判定されるが、こ
の時点では、ルーフリッドLは全閉位置にあり、実質的
にまだ作動していないため、上記フラグはセットされて
おらず(NO)、ステップ102から103および10
9に移行し、スライド閉スイッチ3あるいはスライド開
スイッチ2からの入力の有無が判定される。開スイッチ
2、閉スイッチ3がいずれも操作されていない場合に
は、ステップ103(NO)およびステップ109(N
O)からステップ110に移行し、ステップ110にお
いて、モータ起動直後からパルス割り込みの回数を計数
するモータ起動カウンタMPCをクリアした後、ステッ
プ111においてモータ出力(この場合には最初から出
力されていない)を停止し、さらにステップ112に移
行する。
【0036】ステップ112においては、ホールIC
1,ホールIC2にエッジ入力の有無、すなわちモータ
が回転しているかどうかが判定されるが、この場合には
まだ回転しておらず、エッジ入力はない(NO)ので、
ステップ113に移行してエッジ入力フラグFG_EDGEを
リセットし、ステップ102に戻る。そして、スライド
開スイッチ2がオン操作されるまで、上記ステップ10
2〜103、109〜113のループが繰り返し実行さ
れる。
【0037】スライド開スイッチ2がオン操作される
と、ステップ109においてスイッチ入力有り(YE
S)と判定されて、ステップ114に移行して出力回路
6に対して開駆動信号が出力され、出力回路6からの駆
動電流によってモータ4がルーフリッドLのスライド開
方向に作動する。そして、モータ4の回転に基いてモー
タ回転検出手段5のホールIC1,ホールIC2にエッ
ジ入力が生じると、ステップ112(YES)からステ
ップ115に移行してエッジ入力フラグFG_EDGEをセッ
トした後、ステップ116においてモータ起動カウンタ
MPCをインクリメントし、ステップ300の出力軸回
転数計算サブルーチンに移行する。
【0038】このステップ300の出力軸回転数計算サ
ブルーチンは、メインルーチンの1ループに1度呼び出
されるルーチンであって、全体として、パルス割り込み
毎に出力軸回転数の計算を実施し、そのときの出力軸回
転数Rin(n)を算出する処理を行う。
【0039】すなわち、図6に示すように、まず、ステ
ップ301においてモータ4が作動中であるか否かを判
定しており、モータ4が動作していない(NO)ときに
は、ステップ302に移行して、回転数を計算するため
のパルス間時間測定用RAMに初期値(OFFFFH)を設定
し、ステップ303において回転数保存RAMREV(0)〜
REV(286)をクリアして、メインルーチンに戻る。
【0040】また、ステップ301においてモータ4が
作動中である(YES)場合には、ステップ304にお
いてパルス割り込みがあったか否かを確認し、パルス割
り込みがない場合には、このルーチンを抜ける。
【0041】一方、ステップ304においてパルス割り
込みがあったと判定した場合は、ステップ305におい
て、出力軸回転数算出ブロック8に内蔵され、モータ回
転検出手段5のホールIC1,ホールIC2から出力さ
れた2つのパルス信号のエッジ間の時間を測定するタイ
マーPLS_TMのカウント値をPT4としてロードし、ステ
ップ306において前記パルス幅タイマーPLS_TMをクリ
アし、ステップ307に移行する。
【0042】ステップ307においては、エッジ間時間
値PT4に、前回、前々回および3回前のエッジ検出時
にロードした時間値PT3、PT2およびPT1を加算
することによってアーマチュア軸4aの1回転に要する
時間ATを算出する。そして、ステップ308におい
て、ステップ307で求めた1回転の時間ATに、アー
マチュア軸4aと出力軸4bの減速比RATを乗じた積
で60を除すことにより、単位時間(1分)当たりの出
力軸4bの回転数Rin(n)を算出する。
【0043】次いで、制御はステップ309に移行して
回転数のシフト操作が行われる。すなわち、回転数RA
M領域内に前回までに保存された回転数データREV(0)〜
REV(32)をそれぞれ1個づつシフトし、ステップ308
で得られた最新の回転数Rin(n)をRAM領域の最新デー
タ位置RAM(0)に保存する。そして、ステップ30
9で回転数Rin(n)を得た後に、ステップ327において
パルス間の時間データを一つずつシフトしてメインルー
チンに戻る。なお、ステップ310〜312においてRE
V(34)〜REV(286)のシフト判断用カウンタSHIFT_CTを参
照し、REV(34)以降のRAMのシフトが必要か否かをス
テップ313〜326において判断して、シフトが必要
であれば随時シフトする。
【0044】上記の出力軸回転数計算サブルーチンを抜
けた後のステップ117において、ホールIC1および
IC2から出力される両パルス信号のエッジ方向(一方
のパルス信号に立ち上りエッジが検出されたときの他方
のパルス信号がHかLか)に基いてルーフリッドLの移
動方向が判定される。この場合、ルーフリッドLはスラ
イド開方向に移動している(NO)ので、ステップ11
8に移行してルーフリッド位置カウンタGPCをインク
リメントする。こうして、スライド開スイッチ2がオン
操作されている間、ステップ102〜103,114,
112,115〜118のループが繰り返され、ルーフ
リッドLが全開位置に向けて移動を続ける。
【0045】スライド開スイッチ2から指を離せば(オ
フ操作)、ステップ109(NO)からステップ110
に移行して起動後パルスカウンタMPCをクリアした
後、ステップ111において、開駆動信号が中止され、
モータ4への電流供給を停止するので、ルーフリッドL
を所望の位置で停止させることができる。そして、ホー
ルIC1,2からのパルス信号のエッジ入力がなくなれ
ば、ステップ112(NO)からステップ113に移行
し、エッジ入力フラグFG_EDGEをリセットした後、ステ
ップ102に戻る。
【0046】そして、ルーフリッドLが開いた状態にお
いて、スライド閉スイッチ3を押す(オン操作)と、ス
テップ102(NO)からステップ103を経て、ステ
ップ104に移行して初期動作フラグFG_INITの状態が
判定される。初期動作フラグFG_INITは、初期設定終了
時にステップ107においてリセットされている(N
O)ので、ステップ104(NO)からステップ200
に進み、回転変動判定サブルーチンに移行する。
【0047】このステップ200における回転変動判定
サブルーチンは、挟み込み反転動作ではないルーフリッ
ド閉方向の通常動作時において、メインルーチンの1ル
ープに1度呼び出されるルーチンであって、ステップ2
01において、モータ起動カウンタMPCのそのときの
カウント値を参照して、ROMデータエリアから4パル
スカウント差用のしきい値BDR(4)が読み込まれ、ステッ
プ202において、比較期間が4パルスカウントのとき
の回転数差REV(4)−REV(0)が計算され、これと上記しき
い値BDR(4)とが比較される。
【0048】この4パルスカウント回転数差REV(4)−RE
V(0)がしきい値BDR(4)を超えていなければ(NO)、ス
テップ203に移行し、同様にそのときのモータ起動カ
ウンタMPCのカウント値を参照して、ROMデータエ
リアから8パルスカウント差用のしきい値BDR(8)が読み
込まれ、ステップ204において、比較期間が8パルス
カウントのときの回転数差REV(8)−REV(0)が計算され、
これと上記しきい値BDR(8)とが比較される。
【0049】この8パルスカウント回転数差REV(8)−RE
V(0)がしきい値BDR(8)を超えていなければ(NO)、図
示しないステップ205に移行し、そのときのモータ起
動カウンタMPCのカウント値に基いて、ROMデータ
エリアから16パルスカウント差用のしきい値BDR(16)
が読み込まれ、図示しないステップ206において、比
較期間が16パルスカウントのときの回転数差REV(16)
−REV(0)が計算され、これと上記しきい値BDR(16)とが
同様に比較される。
【0050】この16パルスカウント回転数差REV(16)
−REV(0)がしきい値を超えていなければ(NO)、ステ
ップ207に移行し、そのときのモータ起動カウンタM
PCのカウント値に応じて、ROMデータエリアから3
2パルスカウント差用のしきい値BDR(32)が読み込ま
れ、ステップ208において、比較期間が32パルスカ
ウントのときの回転数差REV(32)−REV(0)が計算され、
これと上記しきい値BDR(32)とが同様に比較される。
【0051】以降、ステップ209〜ステップ214に
おいて、ROMデータエリアから62パルスカウント差
用のしきい値BDR(62),158パルスカウント差用のし
きい値BDR(158)および286パルスカウント差用のしき
い値BDR(286)が順次読み込れて、その都度、REV(0)に対
する回転数差が計算され、それぞれに対応するしきい値
とが同様に比較され、最終的に、ステップ214におけ
る判定において、比較期間が286パルスカウントのと
きの回転数差REV(286)−REV(0)がROMデータエリアか
ら読み込まれたしきい値LBDR(286)を超えていなければ
(NO)、ステップ215に移行して、挟み込みの発生
がないものとして反転動作フラグFG_SAFEをリセットし
て、メインルーチンに戻る。
【0052】回転変動判定サブルーチン200から戻っ
たステップ119において、反転動作フラグFG_SAFEの
状態が判定され(NO)、ステップ108に移行し、出
力回路6に対する閉駆動信号出力が維持され、モータ4
はルーフリッドLのスライド閉方向の作動を継続する。
【0053】そして、ステップ112を経て(YES)
ステップ115に進み、該ステップ115においてエッ
ジ入力フラグFG_EDGEをセット状態を保持し、ステップ
116においてモータ起動カウンタMPCをインクリメ
ントしたのち、ステップ300の出力軸回転数計算サブ
ルーチンを経てステップ117(YES)からステップ
120に移行し、ステップ120においてリッド位置カ
ウンタGPCをデクリメントしたのち、ステップ102
に戻る。
【0054】このようにして、スライド閉スイッチ3の
オン操作が続けば、ステップ102〜104、ステップ
200の回転変動判定サブルーチン、ステップ118,
108、112、115〜117および120の実行が
繰り返され、ルーフリッドLの作動が何らかの障害によ
って拘束されて、回転変動判定サブルーチンのステップ
202、204、206(図示せず)、208、21
0、212、214のいずれかの判定においてモータ4
の回転速度が低下した(YES)と判定されない限り、
モータ4の閉駆動回転が継続し、ルーフリッドLが全閉
位置に向けて移動する。もちろん、ルーフリッドLが所
望の位置となったときに、閉スイッチ3の操作を中断
(オフ)すれば、ステップ103(NO)、ステップ1
09(NO)からステップ110に移行して、起動後パ
ルスカウンタMPCをクリアした後、ステップ116に
おいて閉駆動信号出力を停止するので、その位置でルー
フリッドLが停止することになる。
【0055】また、何らかの原因でルーフリッドLの動
きが拘束されて、モータ4の円滑な回転が妨げられ、ス
テップ200における回転変動判定サブルーチンのステ
ップ202、204、206、208、210、212
および214のいずれかのステップにおいて、モータ4
の回転速度が低下した(YES)と判定されると、挟み
込み発生と判断してステップ216に移行し、反転動作
フラグFG_SAFEをセットして、メインルーチンに戻る。
【0056】回転変動判定サブルーチン200から戻っ
た後のステップ119において、反転動作フラグFG_SAF
Eの状態が判定され、この場合にはサブルーチンのステ
ップ216において反転動作フラグFG_SAFEがセットさ
れているので(YES)、制御は110に移行する。そ
して、ステップ110においてモータ起動カウンタMP
Cをクリアし、ステップ111において閉駆動信号の出
力を停止し、モータ4への駆動電流の供給を中止する。
【0057】モータ4の回転が停止し、モータ回転検出
手段5のホールICからエッジ入力がなくなると、ステ
ップ112(NO)からステップ113に移行してエッ
ジ入力フラグFG_EDGEをリセットしたのち、ステップ1
02に戻る。
【0058】ステップ102においては、反転動作フラ
グFG_SAFEがセットされている(YES)と判定され
て、ステップ121に移行し、ステップ121において
リッド位置カウンタGPCのそのときのカウント値が予
め定められたリッド位置データXSAFEと比較される。位
置データXSAFEは、全開位置に近い比較的大きな値に設
定してあるので、ステップ121(NO)からステップ
114に移行し、ステップ114において開駆動信号が
出力回路6に供給されるので、モータ4がルーフリッド
Lの開方向に回転を始める。
【0059】モータ4の回転に基いて、モータ回転検出
手段5からエッジ入力があると、ステップ112(YE
S)から、ステップ115、116、300,117
(NO)を経てステップ118に移行し、リッド位置カ
ウンタGPCがインクリメントされたのち、ステップ1
02に戻る。そして、ルーフリッド位置カウンタGPC
のカウント値がリッド位置データXSAFEを超え、ルーフ
リッドLが十分に開放されると、ステップ121(YE
S)からステップ122に移行し、ステップ122にお
いてスライド開スイッチ2あるいは閉スイッチ3の操作
が確認される。
【0060】閉スイッチ3がまだオン操作されたまま、
あるいはモータ4が開方向に作動している間に開スイッ
チ2が押しなおされた場合には、ステップ122(YE
S)からステップ123に移行して、出力回路6に対す
る開駆動信号の出力が停止されるので、サンルーフが十
分に開放された状態でルーフリッドLが停止する。
【0061】そして、閉スイッチ3および開スイッチ2
から指を離すと、ステップ124において反転動作フラ
グFG_SAFEがリセットされ、挟み込み検出および反転作
動制御が終了してステップ102に戻り、閉スイッチ3
が再度操作された場合には、新たに挟み込み検出が開始
される。
【0062】上記したサンルーフ制御装置1では、ルー
フリッドLを閉方向に動作させている場合において、マ
イコンのRAM領域の0〜32までは、古いデータを順
送りにシフトしながら出力軸回転数データをパルスカウ
ント毎に連続的に記録し、最も古いデータを2の乗数回
毎にシフトし、挟み込みの検出にあたっては、REV(0)に
保存した最新の回転数データと所定の距離の範囲の回転
数値とを比較し、それぞれの回転数差BDR(32)、LBDR(6
2)〜LBDR(286)とマイコン内に設定したしきい値回転数
とを比較して、回転数差がしきい値回転数を上回ってい
れば、挟み込みと判断するようにしているので、ルーフ
リッドLの長い移動範囲内で出力軸回転数の比較を少な
いメモリで行い得ることとなる。
【0063】したがって、上記したサンルーフ制御装置
1では、ルーフリッドLの長い移動範囲内で出力軸回転
数の比較がなされるので、弾性率が非常に小さい物体を
挟み込んだとしても、この挟み込みを確実に検出するこ
とができる。
【0064】なお、本発明に係わるルーフリッドの制御
方法および制御装置の詳細な構成は、上記した実施例の
構成に限定されるものではなく、他の構成として、例え
ば、カウンタを非連続的なメモリ領域のデータのそれぞ
れに個々に設定するようにしてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および請
求項3に記載した発明では、上記した構成としたから、
サンルーフのルーフリッドを閉方向に動作させるに際し
て、弾性率が極めて小さい物体を挟み込んだ場合であっ
たとしても、この挟み込みを確実に検出することがで
き、したがって、モータロックの荷重になることを阻止
することが可能であるのに加えて、メモリ領域を節約す
ることで大容量のRAMを不要のものとすることがで
き、その結果、安価なシステムの構築が可能になるとい
う非常に優れた効果がもたらされる。
【0066】また、請求項2および請求項4に記載した
発明では、上記した構成としたため、ルーフリッドの長
い移動距離間の回転数データをより少ないメモリで保存
することが可能であるという非常に優れた効果がもたら
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるサンルーフ制御方法の内容を概
略的に示す説明図である。
【図2】図1のサンルーフ制御方法における回転数デー
タのシフト状況を示す図である。
【図3】本発明に係わるサンルーフ制御装置の構成を示
すブロック図である。
【図4】図3に示したサンルーフ制御装置における制御
のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図5】図3に示したサンルーフ制御装置の制御におけ
る回転変動判定サブルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図6】図3に示したサンルーフ制御装置の制御におけ
る出力軸回転数計算サブルーチンを示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 サンルーフ制御装置 2 開スイッチ 3 閉スイッチ 4 モータ 4a アーマチュア軸 5 モータ回転検出手段 6 出力回路(駆動手段) 7 エッジ検出ブロック 8 出力軸回転数算出ブロック 9 回転数連続メモリブロック 10 回転数非連続メモリブロック 11 データシフト用カウンタ 12 ルーフリッド位置カウンタ 14 制御ブロック 16 連続メモリしきい値用データROM 17 非連続メモリしきい値用データROM MCU 制御手段 L ルーフリッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンルーフのルーフリッドが所定距離移
    動する間のリッド駆動用モータの出力軸回転数などの負
    荷変化を検出すると共に、これらの検出したデータを予
    め定められた数だけマイコンのメモリに保存し、ルーフ
    リッドを閉方向に動作させている際に、保存した出力軸
    回転数データが、マイコン内に設定した所定負荷変動の
    しきい値を超えた場合には、挟み込みありと判断してモ
    ータを反転させてルーフリッドを開方向に動作させるサ
    ンルーフ制御方法であって、 マイコンのメモリに、連続的にモータの出力軸回転数デ
    ータを保存する連続的なメモリ領域と、所定の更新頻度
    でモータの出力軸回転数データを更新する非連続的なメ
    モリ領域とを設定し、連続的なメモリ領域において、最
    新の出力軸回転数を検出する毎に、それまでに保存した
    データの中で最も古いデータをデータバッファに移して
    保存すると共に、最も古いデータ以降のデータを順送り
    に古いデータ位置にそれぞれシフトして、検出したばか
    りの出力軸回転数を最新のデータとして保存し、非連続
    的なメモリ領域のデータには、前記連続的なメモリ領域
    の最も古いデータが保存してあるデータバッファからデ
    ータを取り出す毎にパルスカウントするデータ更新時期
    を示すカウンタを設定し、非連続的なメモリ領域におい
    て、データの各々に設定してあるカウンタが所定値をカ
    ウントした時点で一つ前の新しい領域のデータをコピー
    して出力軸回転数データを更新すると共に、更新が終了
    した時点でカウンタをリセットし、最新の出力軸回転数
    値と、ルーフリッドの所定移動距離間における回転数値
    とを比較して、これにより得られる回転数値差がマイコ
    ン内に設定した回転数差しきい値を上回っている場合に
    は、挟み込みありと判断することを特徴とするサンルー
    フ制御方法。
  2. 【請求項2】 カウンタは、非連続的なメモリ領域のデ
    ータのうちの一つのデータに設定し、パルスカウントが
    2の乗数毎にデータを更新する請求項1に記載のサンル
    ーフ制御方法。
  3. 【請求項3】 減速機構を介してルーフリッドに連結さ
    れたアーマチュア軸を有するモータと、 ルーフリッドを開方向に移動させる開指令信号を発生す
    る開スイッチと、 ルーフリッドを閉方向に移動させる閉指令信号を発生す
    る閉スイッチと、 前記開スイッチからの開指令信号に応じて開駆動信号を
    発生すると共に閉スイッチからの閉指令信号に応じて閉
    駆動信号を発生する制御手段と、 前記モータに対して、前記制御手段からの開駆動信号に
    応じてルーフリッドの開方向に相当する回転を与える駆
    動電流を供給すると共に閉駆動信号に応じてルーフリッ
    ドの閉方向に相当する回転を与える駆動電流を供給する
    駆動手段と、前記モータのアーマチュア軸の回転に応じ
    て位相差を有するパルス信号を発生するモータ回転検出
    手段を備えた車両開閉ガラス制御装置において、 前記制御手段は、モータ回転検出手段からの出力信号波
    形から立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジを検出
    するエッジ検出ブロックと、 このエッジ検出ブロックで検出された出力信号波形の立
    ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジ間の時間を測定
    してモータのアマチュア軸の回転数を算出すると共にア
    マチュア軸と減速機構の出力軸との減速比を乗じて出力
    軸回転数を算出する出力軸回転数算出ブロックと、 エッジ検出ブロックで検出された出力信号の立ち上り/
    立ち下がり信号毎に出力軸回転数を算出して、連続して
    配置したREV(0)〜REV(32)のメモリに順次保存し、最新
    の回転数データをREV(0)に保存すると共に、古い回転数
    データを順送りにシフトしてREV(32)の回転数データを
    バッファに移す回転数連続メモリブロックと、 回転数連続メモリブロックのREV(32)に続いて非連続に
    配置したメモリを有する回転数非連続メモリブロック
    と、 エッジ検出ブロックで検出された出力信号の立ち上り/
    立ち下がり信号によりインクリメントされると共に、回
    転数非連続メモリブロックのシフト判定フラグが配置さ
    れ、このシフト判定フラグが0から1に変化した時点で
    そのフラグに対応する回転数データをREV(N)からひとつ
    古い回転数データへと回転数値をシフトするデータシフ
    ト用カウンタと、 エッジ検出ブロックで検出された出力信号の立ち上り/
    立ち下がり信号をカウントし、アーマチュア軸がルーフ
    リッド開方向に回転するとカウント値をインクリメント
    すると共にルーフリッド閉方向に回転するとカウント値
    をデクリメントするルーフリッド位置カウンタと、 REV(0)に保存した最新の回転数データおよび連続して配
    置したREV(0)〜REV(32)のメモリの所定回転数データを
    比較した際のしきい値回転数BDR(M)を保存した連続メモ
    リしきい値用データROMと、 REV(0)に保存した最新の回転数データおよび非連続に配
    置したメモリの所定回転数データを比較した際のしきい
    値回転数LBDR(N)を保存した非連続メモリしきい値用デ
    ータROMと、 ルーフリッドの動作方向を決定すると共に出力軸回転数
    算出ブロックからの出力軸回転数,ルーフリッド位置カ
    ウンタ,回転数しきい値などのデータに基づいて、所定
    のしきい値回転数を超えて減速している場合、あるい
    は、モータの起動直後に所定の回転数に達せずに減速す
    る場合に、挟み込み発生と判定して、ルーフリッドを反
    転させる制御を行う制御ブロックを備えていることを特
    徴とするルーフリッドの制御装置。
  4. 【請求項4】 回転数連続メモリブロックのREV(32)に
    続く回転数非連続メモリブロックのメモリを2の乗数の
    パルスカウントの間隔をおいて配置されるREV(34),REV
    (38),REV(46),REV(62),REV(94),REV(158),REV(28
    6)のメモリとした請求項3に記載のルーフリッドの制御
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103358862A (zh) * 2012-04-04 2013-10-23 福特全球技术公司 用于车辆的全景式车顶模块

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