JP2003237197A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2003237197A
JP2003237197A JP2002040023A JP2002040023A JP2003237197A JP 2003237197 A JP2003237197 A JP 2003237197A JP 2002040023 A JP2002040023 A JP 2002040023A JP 2002040023 A JP2002040023 A JP 2002040023A JP 2003237197 A JP2003237197 A JP 2003237197A
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Japan
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photosensitive material
cartridge
paper
image
cartridges
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JP2002040023A
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English (en)
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Masato Doi
正人 土居
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数カートリッジから有効な感光材料の供給
を行うことで、従来においては実施されていなかった
「複数カートリッジの有効活用」及び「カートリッジ交
換時期の警告表示の有効活用」等を図る画像記録装置を
提供する。 【解決手段】 画像露光処理を行っている最中に、ペー
パーエンド検出センサS15によってカートリッジ10
の感光材料が切れたことが検出されると、CPUの指示
によって、液晶パネルがカートリッジ10の交換時期の
警告表示を行う。この時、画像露光処理は停止されず
に、カートリッジ10からの給紙が停止され、直ちに、
カートリッジ10´からの給紙が開始される。そして、
画像露光処理が継続されている最中に、ペーパーエンド
検出センサS15´によってカートリッジ10´の感光
材料が切れたことが検出されると、CPUの指示によ
り、ここで初めて当該画像記録装置の画像露光処理が停
止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、RIP(ラスタ・
イメージ・プロセッサ)で処理されたホスト装置からの
網点画像データに基づき、波長の異なる複数の光源によ
ってカラー感光材料を感光させることで、印刷版の基と
なる画像データのチェックを行うカラープルーフを作成
する画像記録装置に関し、特に、カラー感光材料を巻回
する交換可能に構成されたカートリッジを複数個具備す
る画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー印刷物を作成する際に
は、原稿フィルムの段階で色校正を行うことが必要とさ
れる場合があり、このような場合には、C(シアン)
版、M(マゼンタ)版、Y(イエロー)版、及び、K
(ブラック)版に色分解された各色分解網原稿フィルム
を使って校正物(カラープルーフ)を作成し、本番の印
刷版を作成する前に、原稿フィルムのレイアウトに間違
いがないか、色の間違いがないか、文字の間違いがない
か等を検査し、印刷物の仕上がりを事前に確認するよう
にしている。
【0003】さらに、近年においては、DTP(Des
k Top Publishing)等の普及により、
スキャナから入力した画像をコンピュータのソフトウェ
ア上で画像編集、ページ面付けする作業が一般化し、フ
ルデジタルでの編集も珍しくなくなってきている。この
ような工程では、さらなる効率化を目指して、フィルム
にページ編集済みの画像データを直接出力するイメージ
セッター出力や、印刷版に直接画像記録を行うCTP
(Computer to Plate)出力、さらに
は印刷機のシリンダー上に巻かれた印刷版に直接画像記
録を行うCTC(Computer to Cylin
der)が行われる。
【0004】この場合、校正確認の為だけに一端フィル
ム出力や印刷版出力を行い、印刷校正や、その他の校正
材料による校正を行うことは、フィルム、印刷版の無駄
や余計な作業が多くなる問題がある。その為、特に、こ
のようなコンピュータによるフルデジタルの画像作成、
編集を行う工程では、カラープルーフの作成は、DDC
P(Direct Digital Color Pr
oof)、乃至は、DCP(Digital Colo
r Proof))と呼ばれる直接カラー画像出力を行
うシステムが求められている。このようなDDCPは、
コンピュータ上で加工されたデジタル画像データからイ
メージセッターなどで製版用フィルム上に記録したり、
CTPで直接印刷版を作成する最終的な印刷作業を行っ
たり、CTCで印刷のシリンダー上に巻かれた印刷版に
直接画像記録を行ったり等する前に、コンピュータ上で
加工されたデジタル画像が示す出力対象を再現するカラ
ープルーフを作成し、その絵柄、色調、文章文字等の確
認を行うものである。
【0005】また、このような印刷工程における校正の
プロセスでは、 1)作業現場内部のミスの確認、即ち内校 2)発注主、デザイナーへの仕上がり確認用に提出され
る外校 3)印刷機の機長に対して、最終印刷物の見本として提
供される印刷見本 の主として3つの用途にプルーフが作成、使用されるこ
とになる。
【0006】この内、内部の確認用、及び、一部の外校
用途においては、納期短縮、コスト削減等のニーズか
ら、網点画像再現ができない校正材料、即ち、昇華転写
方式による校正や、インクジェット、電子写真などの出
力物を主として体裁確認用の校正として使用するケース
があり、一方、ハイライト部の再現性や、細かいディテ
ールの確認、印刷時のモアレと呼ばれる網画像の不適切
な干渉縞の確認のニーズに対しては、ハイパワーヒート
モードレーザーを用いて、感光材料に画像露光を行い、
印刷本紙に転写するタイプのDDCPがある。しかし、
このようなシステムでは、装置及び感光材料のコストが
高くなる欠点があった。
【0007】これに対し、近年、低コストで更に網点画
像の確認ができる、銀塩カラー感光材料を利用したDD
CPが普及し始めている。銀塩カラー感光材料を利用し
た方式は、例えば、RGB等の波長の異なる複数の光の
組み合わせからなる光点を露光して、上述したCMYK
の各ドットを発色させ、網点画像を形成するものであ
る。
【0008】このRGB光を用いて銀塩カラー感光材料
に画像露光を行う画像記録装置においては、一般に、感
光材料は自身がロール状に巻回されたカートリッジの形
態で装置に収容されることになる。そして、画像露光が
行われる際に、給紙ローラによってカートリッジから繰
り出され、所定の長さにカットされた上で画像露光がな
されるようになっている。
【0009】近年、このRGB光を用いて銀塩カラー感
光材料に画像露光を行う画像記録装置においては、感光
材料を巻回するカートリッジを複数個、具体的には2個
具備する画像記録装置が登場するに至っている。
【0010】この複数のカートリッジを具備する画像記
録装置の全体構成を図1に示す。同図に示すように、当
該画像記録装置においては、例えば、A系列の幅を持っ
た感光材料を巻回するカートリッジ10とB系列の幅を
持った感光材料を巻回するカートリッジ10´をそれぞ
れ1つずつ収容することで、カートリッジの入れ替えを
行わなくとも、両系列に対応した画像露光を行うことが
可能となっている。
【0011】また、この複数のカートリッジを具備する
画像記録装置においては、画像露光を行っている最中に
何れか一方のカートリッジに巻回された感光材料が切れ
てしまった場合には、感光材料の終端を検出するペーパ
ーエンド検出センサ(図示省略)によって、これが検出
され、当該画像記録装置における画像露光処理が停止さ
れた上で、当該画像記録装置の表示パネルにその旨の警
告表示がなされ、或いは、その旨の信号がホスト装置へ
送信され、該ホスト装置の表示部においてその旨の警告
表示がなされるようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに従来の画像記録装置においては、自身の収容する何
れか一方のカートリッジに巻回された感光材料が切れて
しまった場合には、一律に当該画像記録装置における画
像露光処理が停止されてしまうことになっていたため、
例えば、もう一方のカートリッジに十分な量の感光材料
が残っていた場合にも、これを有効活用して画像露光処
理を継続するといったことは不可能であった。
【0013】本発明は、上記課題を鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、複数個のカートリッ
ジを具備する画像記録装置において、この複数個のカー
トリッジから有効な感光材料の供給を行うことで、従来
においては実施されていなかった“異サイズの感光材料
での画像露光”、“異タイプの感光材料での画像露光”
等の「もう一方のカートリッジの有効活用」及び「カー
トリッジ交換時期の警告表示の有効活用」等を図ること
のできる画像記録装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、装置本体に対して着脱可能
なカートリッジを複数有し、前記カートリッジから繰り
出される感光材料を露光して画像を記録する画像記録装
置において、前記カートリッジ毎に設けられ前記感光材
料の終端を検出する複数の終端検出手段と、前記複数の
終端検出手段の全て、又は、何れか1つ、若しくは、特
定された少なくとも1つによって前記感光材料の終端が
検出された場合に、その旨の警告を発生する警告発生手
段とを設けたことを特徴とする。
【0015】上記課題を解決するために、請求項3記載
の発明は、装置本体に対して着脱可能なカートリッジを
複数有し、前記カートリッジから繰り出される感光材料
を露光して画像を記録する画像記録装置において、前記
カートリッジ毎に設けられ前記感光材料の終端を検出す
る複数の終端検出手段と、前記複数の終端検出手段の何
れか1つ、又は、特定された1つによって前記感光材料
の終端が検出された場合に、他のカートリッジから感光
材料を繰り出すべく前記カートリッジの切替え操作を行
う切替え手段とを設けたことを特徴とする。
【0016】上記課題を解決するために、請求項5記載
の発明は、装置本体に対して着脱可能なカートリッジを
複数個有し、前記カートリッジから繰り出される感光材
料を露光して画像を記録する画像記録装置において、前
記カートリッジ毎に設けられ前記感光材料の終端を検出
する終端検出手段と、前記複数の終端検出手段の何れか
1つ、又は、特定された1つによって前記感光材料の終
端が検出された場合に、他のカートリッジから感光材料
を繰り出すべく前記カートリッジの切替え操作を行うか
否かを設定する設定画面を表示する表示手段と、前記設
定画面において前記カートリッジの切替え操作を行う旨
の設定がなされた場合に、前記カートリッジの切替え操
作を行う切替え手段とを設けたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像記録装置
の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明
する。まず、[装置の全体構成]、[装置の制御構
成]、[装置の全体動作]について説明した上で、本発
明の特徴部分である[カートリッジ交換時期の警告表示
の設定]、[カートリッジ切替え操作の設定…その
1]、[カートリッジ切替え操作の設定…その2]につ
いての説明を行う。因みに、本実施形態における画像記
録装置においては、感光材料を巻回するカートリッジが
2つ収容される場合を例に採り説明するが、カートリッ
ジは任意にN個収容されるものとしてもよい。
【0018】[装置の全体構成]まず、本実施形態にお
ける画像記録装置、即ち、カラープルーフ作成装置の概
略構成について、図1及び図2を用いて説明する。
【0019】同図に示すように、当該カラープルーフ作
成装置1は、感光材料Pに画像露光を行う露光ユニット
3と、この露光ユニット3によって露光された感光材料
Pを現像する現像処理ユニット4とに大別されている。
【0020】露光ユニット3には、開閉可能な前面パネ
ル6が設けられ、露光ユニット3の前面からメンテナン
スが可能となっている。また、露光ユニット3の上部に
は、現像処理ユニット4側から2つの紙装填部7、7´
と操作部8とが配置されている。
【0021】現像処理ユニット4の上面には、内部機器
のメンテナンス用に上面パネル13が開閉可能に設けら
れ、その前面には、処理液の補充用に補給パネル14が
開閉可能に設けられ、さらに、その側面には、処理され
た感光材料Pを排出する排紙部15が設けられている。
【0022】(露光ユニットの詳細構成)次に、露光ユ
ニット3の詳細構成について、図3を用いて説明する。
同図に示すように、当該露光ユニット3は、給紙部2
0、主走査部30、副走査部40、排紙部50及びアキ
ューム部60に大別されている。
【0023】給紙部20 給紙部20は、2つの紙装填部7、7´と、紙装填部
7、7´から搬送された感光材料Pを主走査部30のド
ラム31へ搬送する下給紙部21とからなっている。
尚、紙装填部7、7´の構成は、略同一なので紙装填部
7を用いて説明を行い、同一箇所には番号に´(ダッシ
ュ)を付し、重複する説明は省略することにする。紙装
填部7は、部屋構造となっており、給紙カバー9が開閉
可能に設けられ、内部にロール状の感光材料P(以下、
ペーパー又は感材と称する)を収納した専用のカートリ
ッジ10がセットされるようになっている。紙装填部7
の下部には、一対の給紙ローラ22a、22bが設けら
れ、給紙ローラ22a、22bの下部には、カッター2
3が設けられている。尚、図4に示すように、給紙ロー
ラ22a、22bの内、給紙ローラ22aは、給紙ロー
ラ22b方向に移動可能に設けられたレバー22cの一
方の端部側に設けられている。レバー22cの他方の端
部側には、ピン22dが設けられている。ピン22dの
近傍には、圧着解除モータM2によって駆動される偏芯
カム22eが設けられ、レバー22cは、バネ22fに
より、そのピン22dが偏芯カム22eに当接する方向
に付勢されている。従って、圧着解除モータM2を回転
することにより、給紙ローラ22aは給紙モータM3に
よって駆動される給紙ローラ22bに当接(圧着)/離
反(圧着解除)する。この動きは、レバー22cの他端
側に設けられた解除センサS5及び圧着センサS6で検
出されるようになっている。また、図5に示すように、
カッター23の下部には、図示省略の給紙シャッターモ
ータM31により駆動され、給紙装填部7内を遮光する
給紙シャッター24が設けられている。また、この給紙
シャッター24が開状態の場合に応動する給紙シャッタ
ー開センサS43が設けられている。図3に戻って、紙
給紙部7、7´の給紙シャッター24、24´の下部に
は、1つに合流するペーパー搬送路G1、G1´が設け
られ、合流位置には、一対の中間ローラ26が設けられ
ている。ここで、図5に示すように、カッター23は、
感光材料Pを挟むように設けられた2枚のロータリーカ
ッター23aと、このロータリーカッター23aを感光
材料Pの幅方向に駆動するチェーン23bからなってい
る。そして、各カッター23、23´には、カッターホ
ームポジションセンサS25、カッターエンドポジショ
ンセンサS26が設けられている。また、給紙ローラ2
2a、22bの上方には、感光材料Pの終端を検出する
ペーパーエンド検出センサS15が設けられている。中
間ローラ26の下流には、ペーパー先端基準センサS9
と、ペーパー測長エンコーダーローラ28とが設けられ
ている(図3参照)。さらに、ペーパーエンド検出セン
サS15、給紙ローラ22a、22b、カッター23、
給紙シャッター24は、カートリッジ10の出口から略
垂直方向下方に向かって配置されている。
【0024】主走査部30 主走査部30には、感光材料Pが外表面に設けられるド
ラム31が回転可能に設けられている。ドラム31の外
表面近傍には、ドラム31に対して圧着可能な給排紙ロ
ーラ25が設けられている。この給排紙ローラ25のド
ラム31との圧着点と、ペーパー測長エンコーダーロー
ラ28と、中間ローラ26とは一直線上に配置され、ペ
ーパー測長エンコーダーローラ28と、給排紙ローラ2
5との間にはガイドG2が設けられている。さらに、別
の給排紙ローラ29が中間ローラ26の下方に設けられ
ている。ここで、図6を用いて給排紙ローラ29を説明
する。給排紙ローラ29は中間部がピン29aにより回
転可能に支持されたレバー29bの一方の端部側に回転
可能に取り付けられている。さらに、レバー29bの他
方の端部側には、給排紙ローラ圧着解除モータM5が設
けられ、この給排紙ローラ圧着解除モータM5によっ
て、先端部にピン29cが設けられたレバー29dが回
転されるようになっている。そして、レバー29bは、
その他の端部側がレバー29dのピンcに当接する方向
にバネ29eによって付勢されている。そして、給排紙
ローラ圧着解除モータM5を回転駆動することにより、
レバー29bがピン29aを中心に回転し、給排紙ロー
ラ29がドラム31に対して当接(圧着)/離反(圧着
解除)するようになっている。また、レバー29bの他
方の端部側には、圧着センサS7、解除センサS8が設
けられ、給排紙ローラ29の状態が検出されるようにな
っている。また、給排紙ローラ29が圧着状態にあると
き、給排紙ローラ29はドラム31に当接するのみなら
ず、給排紙モータM4によって駆動されるローラ29f
に当接するようになっている。給排紙ローラ25、29
は感光材料Pにヨレが生じないようにスクイズし、同時
にドラム31を回転させる。給排紙ローラ25、29は
リンク機構によりドラム31に圧着する場合は、1つの
駆動モータにて圧着動作を行う。また、ドラム31を回
転させる際は、給排紙ローラ25、29に駆動モータを
当接させて回転させる。ドラム31の周囲には、感光材
料Pのドラム31からの剥離を検出する剥離ジャムセン
サS30が設けられている(図3参照)。ここで、図7
に示すように、ドラム31の両端の軸部31a、31b
は、軸受33a、33bを介して支持台34a、34b
に回転可能に軸支されている。ドラム31の一方の軸部
31aには、駆動プーリ35aが設けられ、この駆動プ
ーリ35aはドラム回転モータM6の出力プーリ35b
とベルト36により連結され、ドラム回転モータM6の
駆動によりドラム31が回転する。また、ドラム31の
一方の軸部31aには、ロータリーエンコーダー37が
設けられ、回転パルスを出力してドラム回転に同期した
画素クロック制御に用いる。ドラム31の他方の軸部3
1bは、吸引ブロアP1に連結されている。ドラム31
は中空体で形成され、表面には吸着孔31cが形成さ
れ、吸引ブロアP1の駆動によりドラム31の内部が減
圧されて感光材料Pがドラム31の表面に吸着される。
【0025】副走査部40 副走査部40には、ドラム31に対向して光学ユニット
32が配置され、光学ユニット32は副走査部40によ
りドラム軸と平行に移動可能になっている。光学ユニッ
ト32は、デジタル画像信号を受けてドラム31に吸着
された感光材料Pに光ビームで露光して画像の書き込み
を行う。光学ユニット32には、図7に示すように、レ
ッドLEDユニット320、グリーンLEDユニット3
21、ブルーLEDユニット322が配置されている。
レッドLEDユニット320、グリーンLEDユニット
321及びブルーLEDユニット322からの光ビーム
は、ミラー325、326、327を介して、集光レン
ズ331からドラム31上の感光材料Pに画像を露光す
る。露光シャッター332は露光ソレノイド333によ
り開閉することで、露光開始/終了時に光路の開閉を行
う。光学ユニット32は、移動ベルト340に固定さ
れ、一対のガイドレール341、342に案内されてド
ラム軸と平行方向に移動可能に設けられている。移動ベ
ルト340は一対のプーリ343、344に掛け渡さ
れ、一方のプーリ344は副走査モータM7の出力軸3
45に連結され、副走査モータM7の駆動により光学ユ
ニット32がドラム軸と平行に移動する。また、光学ユ
ニット32の移動は、副走査モータM7にカップリング
により連結したボールネジを駆動させるボールネジ駆動
方式をとっても良い。光学ユニット32のドラム軸方向
に副走査基準位置検出センサS11、副走査書き込み位
置検出センサS12及び副走査オーバーラン位置検出セ
ンサS13が配置されている。副走査基準位置検出セン
サS11の副走査基準位置検出で光学ユニット32が停
止しており、この副走査基準位置から副走査が開始さ
れ、画像サイズに対応した移動量で副走査が停止されて
副走査基準位置へ移動して復帰させる。
【0026】排紙部50及びアキューム部60 排紙部50は剥離爪51を備え、剥離爪51により、書
き込みが終了した感光材料Pをドラム31から剥離して
現像処理ユニット4へ送り込む。ここで、図8及び図9
を用いて剥離爪51の説明を行う。図8において、ドラ
ム31の周面には、円周方向に複数の剥離爪溝31dが
形成されている。図9(a)において、剥離爪51は、
剥離爪モータM21によって駆動されるシャフト51a
に固着され、剥離爪モータM21を駆動することによ
り、剥離爪51は、ドラム31の剥離爪溝31dに圧着
する状態(圧着位置)からドラム31から完全に離反し
た状態(解除位置)まで回転移動するようになってい
る。また、図9(b)に示すように、シャフト51aに
は、フラグ51bが設けられ、このフラグ51bが通過
すると応動して、剥離爪51の状態を検出する3つのセ
ンサ、剥離爪圧着センサS21、剥離爪中間センサS2
2、剥離爪解除センサS23が設けられている。図3に
戻って、このとき、現像処理ユニット4の搬送速度の方
が露光ユニット3の排紙速度より遅い場合は、排紙速度
が高速のままアキューム部60に送り込み、感光材料P
をアキューム部60に垂れ下がるようにしてアキューム
させ、現像処理ユニット4との搬送タイミングを合わ
せ、露光ユニット3の処理能力を落とさないようにして
いる。具体的には、感光材料Pを排紙時に、露光ユニッ
ト3の出口に向かうようにガイド役割を果たすアキュム
レータ61が設けられている。アキュムレータ61は通
常開いており(図において二点鎖線の位置)、感光材料
Pの排紙時には閉じ(実線位置)、剥離爪51から露光
部ユニット3の出口への搬送路を確保する(この閉じた
位置をペーパー搬送可能位置と称する)。図10に示す
ように、アキュムレータ61は、ピン61aによって基
端部が回転可能に設けられ、その下面は、アキュムレー
タ開閉モータM30によって回転駆動されるアーム66
の一方の回転端部によって支持されている。従って、ア
キュムレータ開閉モータM30を駆動することで、アキ
ュムレータ61はピン61aを中心に開位置(実線で示
す位置)と閉位置(二点鎖線で示す位置)との間を回転
移動する。また、アーム66の他方の回転端部の位置を
検出し、アキュムレータ61の位置(閉位置、開位置)
を検知するアキューム閉センサS40、アキューム開セ
ンサS41が設けられている。感光材料Pの先端が露光
ユニット3の出口に達した時、応動するペーパー出口セ
ンサS24によりアキュムレータ61は開かれ、感光材
料Pの後端側はアキューム部60の空間へ落とし込まれ
る。これにより、次の感光材料Pの処理が可能となる。
また、高速(現像搬送速度に対し)で感光材料Pをアキ
ュームさせることで、感光材料Pを傷つけることなく現
像処理ユニット4に送り込むことができる。露光ユニッ
ト3の出口には、出口シャッター63及び搬送ローラ6
4が設けられ、アキュムレータ61が開かれた後、出口
シャッター63が開かれ、搬送ローラ64により、感光
材料Pは現像処理ユニット4へ送り込まれる。
【0027】(現像処理ユニットの概略構成)次に、現
像処理ユニット4の概略構成について、図2を用いて説
明する。同図に示すように、現像処理ユニット4は、第
2露光部41(以下、反転露光ダイレクトポジ感材の例
で記載する)、現像部42、定着部43、安定部44及
び乾燥部45に大別されている。第2露光部41により
露光ユニット3で露光されなかった部分の感光材料Pが
擬似画像を形成し、第2露光された感光材料Pは、現像
部42、定着部43及び安定部44へ搬送して現像処理
され、この処理された感光材料Pは乾燥部45で乾燥し
て排紙部15へ送出される。
【0028】[装置の制御構成]次に、当該カラープル
ーフ作成装置1の制御構成について、図11を用いて説
明する。
【0029】同図に示すように、制御部100は、CP
U101、RAM102及びROM103を有し、I/
Oポート104、105を介してセンサ類及びアクチュ
エータ群に接続され、センサ類からの情報に基づきアク
チュエータ群を制御する。
【0030】ROM103には、装置内の各種デバイス
を初期化するためのデータが格納され、RAM102に
は、装置固有の初期値及び補正値のデータが格納され
る。センサ関係としては、前記したカートリッジ有無セ
ンサS1、S1´、カバー閉検出センサS2、S2´、
カバーロック検出センサS3、S3´、ペーパーエンド
センサS4、S4´、給紙ローラ圧着位置検出センサS
5、S5´、給紙ローラ解除位置検出センサS6、S6
´、ドラム給排紙ローラ圧着位置検出センサS7、ドラ
ム給排紙ローラ解除位置検出センサS8、ペーパー先端
基準位置センサS9、ペーパー送り量検出センサS1
0、副走査基準位置検出センサS11、副走査書込み位
置検出センサS12、ロータリーエンコーダー37、副
走査オーバーラン位置検出センサS13、ペーパーエン
ド検出センサS15、S15´出口シャッター開検出セ
ンサS16、剥離爪圧着センサS21、剥離爪中間セン
サS22、剥離爪解除センサS23、ペーパー出口セン
サS24、カッターホームポジション検出センサS2
5、S25´、カッターエンドポジション検出センサS
26、S26´、剥離ジャム検出センサS30、アキュ
ーム開センサS40、アキューム閉センサS41、給紙
シャッター開センサS43、S43´が接続される。
【0031】アクチュエータ群としては、カバーロック
モータM1、M1´、給紙ローラ圧着解除モータM2、
M2´、給紙モータM3、M3´、カッターモータM2
0、M20´、ドラム給排紙モータM4、ドラム給排紙
ローラ圧着解除モータM5、ドラム回転モータM6、副
走査モータM7、露光シャッターソレノイド333、搬
出モータM8、出口シャッターモータM10、剥離爪モ
ータM21、アキューム開閉モータM30、給紙シャッ
ターモータM31、M31´が接続され、それぞれドラ
イバD1、D1´、D2、D2´、D3、D3´、D2
0、D20´、D4、D5、D6、D7、D333、D
8、D10、D21、D30、D31、D31´を介し
てそれぞれ駆動される。
【0032】また、操作部8は、液晶パネル11がドラ
イバD20により制御され、カラープルーフ作成装置の
運転状態を表示する。また、タッチパネル12からの操
作による指令は、A/D変換器120によりデジタル情
報としてCPU101に送られる。
【0033】外部接続されたRIP200から、デジタ
ル画像情報が画像データI/F部201を介してデータ
バッファ204に送られる。一方、ロータリーエンコー
ダー37からの感光材料送り情報に基づくPLL202
の出力信号に同期させて、ドットクロック生成部203
のドットクロックでデジタル画像情報をデータバッファ
204からLUT(ルックアップテーブル)205及び
D/A変換部206〜208を介してドライバD32
0、D321、D322に与え、これらドライバD32
0、D321、D322によりレッドLEDユニット3
20、グリーンLEDユニット321、ブルーLEDユ
ニット322をそれぞれ駆動する。
【0034】ここで、RIP200により作成された各
色(C、M、Y、K)の網点画像データは画像データI
/F部201に転送され、そこでRIPフォーマットか
ら露光用フォーマットにデータ変換されてデータバッフ
ァ204に蓄積されるようになっている。データバッフ
ァ204に1枚分の画像データが蓄積された後、全色同
時露光される。
【0035】データバッファ204は、各色2つずつ有
し、露光時に1組のデータバッファからデータを出力中
に、RIP200からのデータを、他の組のデータバッ
ファにて受信可能な構成を持つ。
【0036】[装置の全体動作]次に、上記構成からな
る当該カラープルーフ装置1の露光ユニット3の全体動
作を、図12乃至図19に基づいて説明する。
【0037】まず、露光ユニット3のメイン動作につい
て説明する。図12に示す露光ユニット3の動作のメイ
ンフローチャートにおいて、メインスイッチがONされ
る(ステップ1)と、ユニットの初期設定が行われ(ス
テップ2)、さらに各機構部の初期設定が行われ(ステ
ップ3)、ここでエラーが発生すると機能を停止する。
初期動作中はローカル処理であるが、初期動作が終了す
ると、アイドリング状態になり、RIP200からデー
タを受信し、プリントを実行するリモート処理が可能と
なる(ステップ4)。このアイドリング運転中に操作部
8のタッチパネル12の操作で条件設定を行うことがで
きる(ステップ5)。この条件設定を行うとローカル処
理が可能になる。条件設定では、感光材料の種類や感光
補正値の設定、出力画像の濃度の補正等を設定可能であ
るが、設定中は、リモート状態が解除され、露光が不可
能な状態になる。ただし、装置内にデータバッファを有
するため、RIP200からのデータは受信可能であ
り、セミリモート状態となる。また、感光材料Pがなく
なり、補充を行う場合には、給紙カバー9、9´を開け
て、カートリッジ10、10´をセットして給紙カバー
9、9´を閉じる。給紙カバー9、9´が閉じられると
感光材料の先端のかぶり部分を切断するかぶり処理を行
う(ステップ6)。カートリッジ交換時には、セミリモ
ート状態であり、先端のかぶり処理部分を切断する処理
でエラーが生じると、機能を停止する。リモート処理時
のプリント実行とは、感光材料Pの給紙(ステップ
7)、プリント(ステップ8)、排紙(ステップ9)、
排出(ステップ10)からなり、この排紙が終了する
と、次の感光材料Pの給紙が可能となる。また、プリン
ト実行時のRIP200からのデータの受信は、データ
バッファがフルになるまで可能である。
【0038】次に、図13及び図14を用いて露光ユニ
ット3の給紙処理について説明する。給紙ローラ22
a、22a´、給紙ローラ22b、22b´の圧着を開
始し(ステップ1)、給紙シャッター24,24´を開
く(ステップ2)。給排紙ローラ25、29をドラム3
1に密着させ、給紙時のドラム回転する準備を行う(ス
テップ3)。感光材料Pを給紙すべき位置までドラム3
1を回転移動させる(ステップ4)。ドラム31は給排
紙ローラ25のモータを回転駆動することで回転され
る。選択された感光材料側の給紙ローラ22(22´)
を駆動し、選択された感光材料Pをカートリッジ10
(10´)から引き出し、中間ローラ26を介して感光
材料の先端をペーパー先端基準センサ27位置まで引き
出し、給紙ローラ22(22´)、中間ローラ26の駆
動を停止する。次に、給紙する感光材料Pの長さをチェ
ックし、引き出すべき感光材料Pの長さにより処理を変
更する(ステップ6)。尚、上記判断は、以下によって
決定する。
【0039】 短い感光材料Lc<Lt+Lp 長い感光材料Lc≧Lt+Lp ここで、ペーパー長Lc:引き出される感光材料長 搬送距離Lt:カッター切断点〜給排紙ローラ圧着点 ループ量Lp:50mm±α
【0040】感光材料Pの長さが長い場合、中間ローラ
26と給紙ローラ22(22´)とでカートリッジ10
より感光材料Pを一定長さ引き出す。感光材料Pの送り
量は、ペーパー測長エンコーダーローラ28で測定す
る。給排紙ローラ25のドラム31への圧着位置まで感
光材料を引き出し、感光材料Pの先端位置決めを行う
(ステップ7)。ここで、先端位置決めとは、感光材料
Pの先端が、給排紙ローラ25に接触した後さらに、感
光材料Pを送り出し、感光材料Pにループを形成するこ
とにより、感光材料Pの腰を利用して、給排紙ローラ2
5とドラム31との接触稜線に感光材料Pの先端を差し
込み、感光材料Pの先端の位置決めを行うと同時に、感
光材料Pの蛇行を修正する。そして感光材料Pの先端を
ドラム31に吸着させるためにブロアを起動し(ステッ
プ8)、給排紙ローラ25(29)を駆動し、ドラム3
1を回転させながら、所定の感光材料Pをカートリッジ
10(10´)より引き出す(ステップ9)。尚、この
時、中間ローラ26、給紙ローラ22(22´)も同時
に駆動し、感光材料Pの送り量はペーパー測長エンコー
ダーローラ28で測定し、所定長引き出したら、中間ロ
ーラ26及び給紙ローラ22(22´)を停止させる。
そして、カートリッジ10(10´)より引き出された
感光材料Pをカットする(ステップ10)。感光材料P
カット後、カッター23(23´)をホームポジション
へ移動させる(a11)。尚、カッター23(23´)
をホームポジションへ移動させる際に、感光材料Pの先
端が戻るときのカッター23(23´)に接触するのを
避けるために、給紙ローラ22(22´)にて感光材料
Pをカートリッジ10(10´)方向に戻し、カッター
23(23´)がホームポジションへ戻った時に、再度
戻した分を送り出す。感光材料Pの長さが短い場合、給
排紙ローラ25にて先端位置決めする前に、感光材料P
をカットする必要がある、感光材料Pの送り量はペーパ
ー測長エンコーダーローラ28で測長する。本ステップ
の感光材料Pの引き出しは、給排紙ローラ25にて先端
位置決めし、ループを作る以前に感光材料Pを一時停止
するものである(ステップ12)。そして、カートリッ
ジ10(10´)より引き出された感光材料Pをカット
する(ステップ13)。カットされた感光材料Pを給排
紙ローラ25のドラム31への圧着位置まで感光材料P
を引き出し、さらに、一定長引き出すことによりループ
を形成する。ループを形成することにより、感光材料P
の腰を利用して、給排紙ローラ25とドラム31との接
触稜線に感光材料Pの先端を差し込み、感光材料Pの位
置決めを行う(ステップ14)。カッター23(23
´)をホームポジションへ移動させる際に、感光材料P
の先端が戻る時のカッター23(23´)に接触するの
を避けるために、給紙ローラ22(22´)にて感光材
料Pをカートリッジ10(10´)方向に戻し、カッタ
ー23(23´)がホームポジションへ戻った後に、再
度戻した分を送り出す(ステップ15)。感光材料Pの
先端をドラム31に吸引するため、ブロアを駆動する
(ステップ16)。以下の動作は、感光材料Pの長さに
関わらず同等である。そして、給排紙ローラ25、29
にてドラム31を回転させつつ、ドラム31に巻ききっ
ていない感光材料Pの巻きつけ処理を行う(ステップ1
7)。給紙シャッター24(24´)を閉じ、さらに、
給紙ローラ22、22´により常時感光材料Pに圧力を
かけていると、感光材料Pに肩癖がつくので、給紙ロー
ラ22、22´の圧着を解除する(ステップ19)。感
光材料Pのドラム31への巻きつけ後、ドラム31の吸
引圧が正常か否かを判断する。ドラム31の吸引圧が所
定値より小さい場合は、ドラム31の吸引孔31cより
空気が漏れていると判断し、以上処理とする(ステップ
20)。
【0041】次に、図15及び図16を用いて露光ユニ
ット3のプリント処理について説明する。最初に、感光
材料Pのドラム31から剥離を監視するタスクを起動す
る(ステップ1)。剥離の監視は、バキューム吸引圧
と、剥離ジャム検出センサS30で検出する。バキュー
ム吸引圧は、セットされる感光材料Pのサイズにより異
なり、感光材料Pのサイズによるバキューム吸引圧のレ
ベルが記録されたテーブル(図示省略)を参照して閾値
が設定される。閾値より下回った時には、剥離と判断し
ドラム31とブロアの停止を行う。また、ドラム31か
ら剥離した感光材料Pにより剥離ジャム検出センサS3
0が応動すると、ドラム回転モータM6及びブロアを停
止する。次に、ドラム31を高速回転するためにドラム
回転モータM6を駆動する(ステップ2)。この時、給
排紙ローラ25、29及び剥離爪51がドラム31より
退避した位置にあるかどうかを確認する。光学ユニット
32が載っている副走査モータM7を起動し(ステップ
3)、プリント動作を監視するプリント動作監視タイマ
ーをスタートさせる(ステップ4)。ドラム31に貼り
ついている感光材料Pの端部をチェックし、感光材料P
の端部及び画像領域に達したと判断された場合(ステッ
プ5)は、開始と判断し、露光を開始する。開始位置
は、ドラム31は回転に伴い同期しているロータリーエ
ンコーダー37のパルスをカウントすることで、副走査
方向に換算し決定される。そして、画像データの出力及
び光学ユニット32のLED320、321、322を
点灯し、感光材料Pに画像を露光する(ステップ6)。
プリント終了(ステップ10)まで、剥離監視(ステッ
プ7)、ドラム回転異常監視(ステップ8)、プリント
動作監視タイマーカウント(ステップ9)を行う。そし
て、感光材料Pの剥離が発生したら(ステップ7)、ド
ラム31の回転を中止し、プリント動作を停止する。ま
た、ドラム31の回転異常は、ドラム回転モータM6の
ドライバD6の異常で判断される。異常があった場合
(ステップ8)は、ドラム31の回転を中止し、プリン
ト動作を停止する。さらに、セットしたプリント動作監
視タイマーがカウントアップした場合(ステップ9)
は、ドラム31の回転を中止し、プリント動作を停止す
る。プリントが終了する(ステップ10)と、ドラム回
転モータM6を停止し(ステップ11)、副走査モータ
M7を停止する(ステップ12)。さらに、露光が完了
したことを確認し、副走査モータM7を逆方向に駆動し
て、光学ユニット32をホームポジションに復帰させ
る。
【0042】次に、図17を用いて露光ユニットの排紙
処理について説明する。アキュムレータ61がペーパー
搬送可能位置へ移動させる(ステップ1)。次に、ドラ
ム31の回転に伴い同期しているロータリーエンコーダ
ー37のカウンタ値(ドラム31の位置)をチェック
し、ドラム31の排紙ポジションへの回転方向を決定す
る(ステップ2)。決定された方向にドラム31を回転
させ、ドラム31を排紙ポジションに移動させる(ステ
ップ3)。感光材料Pをドラム31より剥離させるため
に、剥離爪51をドラム31に圧着させる。ドラム31
には、図9及び図10に示すように、剥離爪溝31dが
形成されている。剥離爪51が圧着されたら、給排紙ロ
ーラ25にてドラム31を微小回転させ、感光材料Pの
裏面に剥離爪51の先端がもぐりこむようにする。その
後、剥離爪51を中間位置まで駆動し、感光材料Pの先
端をドラム31から剥離する(ステップ4)。そして、
アキュムレータ61がペーパー搬送可能位置になったら
(ステップ5)、出口シャッター63を開く(ステップ
5)。給排紙ローラ25、29を駆動してドラム31を
回転させ、剥離爪51で感光材料Pを剥離し、アキュー
ム部60のアキュムレータ61へ感光材料Pを搬送す
る。その際、搬出ローラ64も同時に駆動する。アキュ
ーム部60への感光材料Pの搬送は、ペーパー出口セン
サ62をチェックし、センサ62が応動したら、搬送ロ
ーラ64を停止し、アキュムレータ61を開く。アキュ
ムレータ61が開いても、ドラム31は回転し、感光材
料Pの後端がアキューム部60へ落ち込むまで行う。
【0043】次に、図18及び図19を用いて露光ユニ
ットの搬送処理について説明する。搬出モータを現像ユ
ニット4の処理速度に合わせて回転させる(ステップ
1)。感光材料Pの後端が出口まで搬送されたか否かを
検出する反射型のペーパー出口センサ62の光源(LE
D)を点灯する(ステップ2)。搬出動作(ペーパー出
口センサ62が感光材料Pの後端を検出するまで)を監
視するタイマーのセット及び起動を行う(ステップ
3)。タイマーがカウントアップするまで、ペーパー出
口センサ62の監視を行い、ペーパー出口センサ62が
応動する(ステップ4、5)と、ペーパー出口センサ6
2のLEDを消灯し、感光材料Pを現像ユニット4へ完
全に送り込むための搬出タイマーをセットし、起動する
(ステップ7)。尚、ステップ4でタイマーがカウント
アップしたら、エラー処理を行う。搬出タイマーがカウ
ントアップしたら、搬出モータを停止し(ステップ
9)、出口シャッター63を閉じる(ステップ10)。
【0044】[カートリッジ交換時期の警告表示の設
定]次に、以上のように構成される当該カラープルーフ
作成装置1において、カートリッジ10、10´に巻回
される感光材料Pが切れたことがペーパーエンド検出セ
ンサS15、S15´によって検出された場合の、液晶
パネル11におけるカートリッジ交換時期の警告表示に
ついて説明する。
【0045】前述したように、従来の画像記録装置(カ
ラープルーフ作成装置)においては、画像露光を行って
いる最中に何れか一方のカートリッジに巻回された感光
材料が切れてしまった場合には、感光材料の終端を検出
するペーパーエンド検出センサによって、これが検出さ
れ、当該画像記録装置の表示パネルにその旨の警告表示
がなされ、或いは、その旨の信号がホスト装置へ送信さ
れ、該ホスト装置の表示部においてその旨の警告表示が
なされるようになっていた。
【0046】しかしながら、当該カラープルーフ作成装
置1においては、画像露光を行っている最中に何れか一
方のカートリッジに巻回された感光材料が切れてしまっ
た場合にも、一律に液晶パネル11にその旨の警告表示
を行い、或いは、その旨の信号をホスト装置へ送信し
て、該ホスト装置の表示部においてその旨の警告表示を
行うのではなく、警告表示を行う条件にバリエーション
を持たせ、タッチパネル12の操作による条件設定によ
り、この警告表示を行う条件の選択を行うこと可能に構
成する。
【0047】警告表示を行う条件のバリエーションは、
具体的には、以下の通りである。1−A,画像露光を行
っている最中に、何れか一方のカートリッジに巻回され
た感光材料が切れてしまった場合。1−B,画像露光を
行っている最中に、両方のカートリッジに巻回された感
光材料が切れてしまった場合。1−C,画像露光を行っ
ている最中に、何れか一方の特定されたカートリッジに
巻回された感光材料が切れてしまった場合。
【0048】即ち、1−Aは、従来と同じく、使用途中
にカートリッジに巻回された感光材料が切れてしまった
場合に警告表示を行うものである。1−Bは、使用途中
に一方のカートリッジに巻回された感光材料が切れてし
まった場合には、もう一方のカートリッジから感光材料
の給紙を行い、このカートリッジに巻回された感光材料
が切れてしまった場合に警告表示を行うものである。1
−Cは、何れか一方の特定されたカートリッジに巻回さ
れた感光材料が切れてしまった場合に警告表示を行うも
のである。
【0049】ユーザは、画像露光処理を開始する前に、
予めタッチパネル12の操作による条件設定において、
この警告表示を行う条件の選択を行う。1−Cを選択し
た場合には、さらにカートリッジの特定、即ち、カート
リッジ10、10´のどちらに巻回された感光材料Pが
切れた場合に警告表示を行うのかの選択を行う。
【0050】ユーザにより1−Aが選択された場合に
は、画像露光処理の最中に、ペーパーエンド検出センサ
S15、S15´の何れかによって感光材料Pが切れた
ことが検出された際に、CPU101の指示によって、
液晶パネル11にその旨の警告表示が行われる。或い
は、CPU101の指示によって、その旨の信号がホス
ト装置へ送信され、該ホスト装置の表示部においてその
旨の警告表示が行われる。また、ユーザにより1−Bが
選択された場合には、画像露光処理の最中に、ペーパー
エンド検出センサS15、S15´の双方によって感光
材料Pが切れたことが検出された際に、CPU101の
指示によって、液晶パネル11にその旨の警告表示が行
われる。或いは、CPU101の指示によって、その旨
の信号がホスト装置へ送信され、該ホスト装置の表示部
においてその旨の警告表示が行われる。さらに、ユーザ
により1−Cが選択された場合には、画像露光処理の最
中に、ユーザの特定したペーパーエンド検出センサS1
5、S15´の何れかによって感光材料Pが切れたこと
が検出された際に、CPU101の指示によって、液晶
パネル11にその旨の警告表示が行われる。或いは、C
PU101の指示によって、その旨の信号がホスト装置
へ送信され、該ホスト装置の表示部においてその旨の警
告表示が行われる。
【0051】このように、カートリッジ交換時期の警告
表示を行う条件にバリエーションを持たせることで、カ
ートリッジ10、10´のそれぞれに同じ感光材料が巻
回される場合、又は、異なるサイズ或いは異なるタイプ
の感光材料が巻回される場合に応じて、これを有効に使
い分けることができるようになる。例えば、カートリッ
ジ10、10´の双方に同じ感光材料が巻回される場合
には、これら双方のカートリッジに巻回された感光材料
が全て使用された時に、その交換を行えば良いことにな
るので、このような場合には、カートリッジ10、10
´の双方に巻回された感光材料が全て使用された時に、
カートリッジ交換時期の警告表示を行うように予め条件
設定を行っておくこともできる。
【0052】[カートリッジ切替え操作の設定…その
1]次に、以上のように構成される当該カラープルーフ
作成装置1において、一方のカートリッジに巻回される
感光材料がなくなったことが検出された場合に、他のカ
ートリッジから継続して感光材料を給紙する、カートリ
ッジ切替え操作の設定について説明する。
【0053】前述したように、従来の画像記録装置(カ
ラープルーフ作成装置)においては、画像露光を行って
いる最中に何れか一方のカートリッジに巻回された感光
材料が切れてしまった場合には、感光材料の終端を検出
するペーパーエンド検出センサによって、これが検出さ
れ、カートリッジの切替え操作が行われることなく、一
律に当該画像記録装置における画像露光処理が停止され
るようになっていた。
【0054】しかしながら、当該カラープルーフ作成装
置1においては、画像露光を行っている最中に何れか一
方のカートリッジに巻回された感光材料が切れてしまっ
た場合にも、一律に当該カラープルーフ作成装置1にお
ける画像露光処理を停止させるのではなく、このような
場合には、カートリッジの切替え操作を行って、他のカ
ートリッジから感光材料を給紙することで、画像露光処
理を継続させることも可能に構成する。そして、前述し
た“カートリッジ交換時期の警告表示”と同様に、この
カートリッジの切替え操作を行う条件にもバリエーショ
ンを持たせ、タッチパネル12の操作による条件設定に
より、このカートリッジの切替え操作を行う条件の選択
を行うことを可能にする。
【0055】カートリッジの切替え操作を行う条件のバ
リエーションは、具体的には、以下の通りである。 2−A,画像露光を行っている最中に、何れか一方のカ
ートリッジに巻回された感光材料が切れてしまった場
合。 2−B,画像露光を行っている最中に、何れか一方の特
定されたカートリッジに巻回された感光材料が切れてし
まった場合。 また、カートリッジの切替え操作を行わない場合も考慮
して、 2−C,画像露光を行っている最中に、何れか一方のカ
ートリッジに巻回された感光材料が切れてしまった場合
にも、カートリッジの切替え操作を行わない。という3
つの条件を揃えておくこととする。
【0056】即ち、2−Aは、使用途中に一方のカート
リッジに巻回された感光材料が切れてしまった場合に、
カートリッジの切替え操作を行い、もう一方のカートリ
ッジから継続して感光材料の給紙を行うものである。2
−Bは、何れか一方の特定されたカートリッジに巻回さ
れた感光材料が切れてしまった場合に、カートリッジの
切替え操作を行い、もう一方のカートリッジから継続し
て感光材料の給紙を行うものである。2−Cは、従来と
同じく、使用途中にカートリッジに巻回された感光材料
が切れてしまった場合には、カートリッジの切替え操作
を行うことなく画像露光処理を停止させるものである。
【0057】ユーザは、画像露光処理を開始する前に、
予めタッチパネル12の操作による条件設定において、
この画像露光処理を停止させる条件の選択を行う。2−
Bを選択した場合には、さらにカートリッジの特定、即
ち、カートリッジ10、10´のどちらに巻回された感
光材料Pが切れた場合にカートリッジの切替え操作を行
うのかの選択を行う。
【0058】ユーザにより2−Aが選択された場合に
は、画像露光処理の最中に、ペーパーエンド検出センサ
S15、S15´の何れかによって感光材料Pが切れた
ことが検出された際に、CPU101の指示によって、
カートリッジの切替え操作が行われる。具体的には、紙
装填部7に従う一連のアクチュエータ群である圧着解除
モータM2、給紙モータM3及び給紙シャッターモータ
M31と、紙装填部7に従う一連のセンサ群である解除
センサS5、圧着センサS6及び給紙シャッター開セン
サS43と、その他、これらに付随する構成部品と、こ
れに対して紙装填部7´に従う一連アクチュエータ群で
ある圧着解除モータM2´、給紙モータM3´及び給紙
シャッターモータM31´と、紙装填部7´に従う一連
のセンサ群である解除センサS5´、圧着センサS6´
及び給紙シャッター開センサS43´と、その他、これ
らに付随する構成部品との制御切替えが行われる。ま
た、ユーザにより2−Bが選択された場合には、画像露
光処理の最中に、ユーザの特定したペーパーエンド検出
センサS15、S15´の何れかによって感光材料Pが
切れたことが検出された際に、CPU101の指示によ
って上述のカートリッジの切替え操作が行われる。さら
に、ユーザにより2−Cが選択された場合には、画像露
光処理の最中に、ペーパーエンド検出センサS15、S
15´の何れかによって感光材料Pが切れたことが検出
された際に、CPU101の指示によって上述のカート
リッジの切替え操作が行われることなく画像露光処理が
停止される。
【0059】このように、カートリッジの切替え操作を
行う条件にバリエーションを持たせることで、カートリ
ッジ10、10´のそれぞれに同じ感光材料が巻回され
る場合、又は、異なるサイズ或いは異なるタイプの感光
材料が巻回される場合に応じて、これを有効に使い分け
ることができるようになる。例えば、カートリッジ1
0、10´の双方に同じ感光材料が巻回される場合に
は、一方のカートリッジの感光材料が切れた場合に、カ
ートリッジの切替え操作を行って、もう一方のカートリ
ッジから引き続き感光材料を給紙するように予め条件設
定を行っておくことで、ユーザは、これら2つのカート
リッジに巻回された感光材料を全て使用するまで、画像
露光処理を継続することができるようになる。これに伴
い、交換時期が2倍に延び、交換作業の手間を省くこと
ができる。
【0060】尚、以上に説明した“カートリッジ交換時
期の警告表示”と“カートリッジ切替え操作”は、当該
カラープルーフ作成装置1において並行して行われるも
のである。従って、その組み合わせ(1−A〜1−Cと
2−A〜2−Cの組み合わせ)は任意である。しかしな
がら、これら全ての組み合わせについて詳細説明を行う
ことは困難であるので、ここでは、その一例を挙げて説
明を行うこととする。
【0061】例えば、画像露光処理を行っている最中
に、何れか一方のカートリッジに巻回された感光材料が
切れてしまった場合に、警告表示を行いつつ(1−
A)、カートリッジの切替え操作を行って、もう一方の
カートリッジから引き続き感光材料の給紙を行う(2−
A)条件設定を行う場合について説明する。
【0062】このような場合、ユーザは、画像露光処理
を開始する前に、予めタッチパネル12の操作による条
件設定において、画像露光処理を行っている最中に、何
れか一方のカートリッジに巻回された感光材料が切れて
しまった場合に警告表示を行う条件の選択を行う。そし
て、何れか一方のカートリッジに巻回された感光材料が
切れてしまった場合に、カートリッジの切替え操作を行
って、もう一方のカートリッジから引き続き感光材料の
給紙を行う条件の選択を行う。
【0063】図20を用いて、このような条件設定を行
った場合の当該カラープルーフ作成装置1における処理
の流れを説明する。尚、本例においては、カートリッジ
10、10´には、共に十分な感光材料Pが巻回されて
おり、画像露光処理は、この内のカートリッジ10を用
いて行われているものとする。
【0064】同図に示すように、画像露光処理を行って
いる最中に、ペーパーエンド検出センサS15によっ
て、カートリッジ10の感光材料Pが切れたことが検出
されると(ステップ1)、CPU101からの指示によ
って、液晶パネル11にカートリッジ交換時期の警告表
示が行われる。或いは、その旨の信号がホスト装置へ送
信され、該ホスト装置の表示部においてその旨の警告表
示が行われる(ステップ2)。この時、画像露光処理は
停止されずに、給紙モータM3によって、カートリッジ
10からの給紙が停止され(ステップ3)、直ちに、給
紙モータM3´によって、カートリッジ10´からの給
紙が開始される(ステップ4)。そして、画像露光処理
が継続されている最中に、ペーパーエンド検出センサS
15´によって感光材料Pが切れたことが検出されると
(ステップ5)、CPU101からの指示によって、こ
こで初めて画像露光処理が停止される(ステップ6)。
【0065】因みに、感光材料Pがなくなり、補充を行
う場合には、給紙カバー9、9´を開けて、カートリッ
ジ10、10´をセットして給紙カバー9、9´を閉じ
る。給紙カバー9、9´が閉じられると、CPU101
からの指示によって、感光材料Pの先端のかぶり部分を
切断するかぶり処理が行われる(図12(ステップ6)
参照)。以下、図12に示すフローチャートのアイドリ
ング運転(ステップ4)以降に戻ることになる。
【0066】以上に説明した例は、例えば、カートリッ
ジ10、10´の双方に同じ感光材料が巻回されていた
場合に、特に有効な設定となる。即ち、ユーザは、一方
のカートリッジに巻回された感光材料が切れたことを途
中で認識しつつ、双方のカートリッジに巻回された感光
材料が全て使用されるまで画像露光処理を継続すること
ができるので、カートリッジの交換時期を予測すること
ができると共に、交換時期を2倍に延ばし、交換作業の
手間を省くことができる。
【0067】[カートリッジ切替え操作の設定…その
2]しかしながら、例えば、カートリッジ10、10´
のそれぞれに違うサイズの感光材料、或いは、違うタイ
プの感光材料(例:光沢紙/マット紙)が巻回されてい
た場合には、予め、“何れか一方のカートリッジに巻回
された感光材料が切れてしまった場合に、カートリッジ
の切替え操作を行って、もう一方のカートリッジから引
き続き感光材料の給紙を行う”といった条件設定を行う
ということは困難になることも考えられる。
【0068】例えば、カートリッジ10、10´のそれ
ぞれに違うサイズの感光材料が巻回されていた場合に、
感光材料が切れてしまった以降の画像データをある程度
縮小(例:A4サイズからB5サイズにする場合、86
パーセントに縮小)すれば、もう一方のカートリッジに
巻回された感光材料に画像露光処理を行うことができる
といった場合や、或いは、余白部分が大きくなってしま
うことを許容すれば、もう一方のカートリッジに巻回さ
れた感光材料に画像露光処理を行うことができるといっ
た場合や、例えば、カートリッジ10、10´のそれぞ
れに違うタイプの感光材料が巻回されていた場合に、感
光材料が切れてしまった以降の画像データを異なるタイ
プ(例:光沢紙からマット紙)に変更すれば、もう一方
のカートリッジに巻回された感光材料に画像露光処理を
行うことができるといった場合には、画像データの内容
を確認した上で、カートリッジの切替え操作を行うか否
かを判断したいという場合が当然にあるからである。
【0069】そこで、このような場合に対応するべく、
当該カラープルーフ作成装置1においては、例えば、カ
ートリッジ10、10´のそれぞれに違うサイズの感光
材料、或いは、違うタイプの感光材料(例:光沢紙/マ
ット紙)が巻回されていた場合には、“カートリッジ切
替え操作”については、予め、条件設定を行わず、何れ
か一方のカートリッジに巻回された感光材料が切れてし
まった場合に初めて、もう一方のカートリッジから感光
材料の給紙を行うか否かの選択、即ち、条件設定を行う
ものとする。
【0070】このような場合、ユーザは、画像露光処理
を開始する前に、予めタッチパネル12の操作による条
件設定において、画像露光処理を行っている最中に、何
れか一方のカートリッジに巻回された感光材料が切れて
しまった場合に、警告表示を行う条件の選択を行う。そ
して、カートリッジ10、10´のそれぞれに違うサイ
ズの感光材料、或いは、違うタイプの感光材料(例:光
沢紙/マット紙)が巻回されている旨の設定を行う。
尚、この感光材料のサイズ及びタイプに関する設定は、
例えば、カートリッジ10、10´のそれぞれに、自身
に巻回される感光材料のサイズ、タイプ等の情報が含ま
れるバーコード等が貼付される場合には、このバーコー
ドを読取るリーダーを紙装填部7、7´のそれぞれに設
けておくことで、自動的に行うことも可能である。
【0071】図21を用いて、このような条件設定を行
った場合の当該カラープルーフ作成装置1における処理
の流れを説明する。尚、本例においては、カートリッジ
10、10´には、異サイズの感光材料Pが巻回されて
おり、画像露光処理は、この内のカートリッジ10を用
いて行われているものとする。
【0072】同図に示すように、画像露光処理を行って
いる最中に、ペーパーエンド検出センサS15によっ
て、カートリッジ10の感光材料Pが切れたことが検出
されると(ステップ1)、CPU101からの指示によ
って、液晶パネル11にカートリッジ交換時期の警告表
示が行われる。或いは、その旨の信号がホスト装置へ送
信され、該ホスト装置の表示部においてその旨の警告表
示が行われる(ステップ2)。この時、画像露光処理は
停止されずに、給紙モータM3によって、カートリッジ
10からの給紙が停止される(ステップ3)。同時に、
CPU101からの指示によって、液晶パネル11に、
続けてカートリッジ10´からの給紙を開始するか否か
を問う、即ち、カートリッジの切替え操作を行うか否か
を設定する設定画面が表示される。或いは、その旨の信
号がホスト装置へ送信され、該ホスト装置の表示部にお
いて同様の設定画面の表示が行われる(ステップ4)。
尚、この設定画面内には、例えば、画像データをA4サ
イズからB5サイズに縮小すれば、もう一方のカートリ
ッジに巻回された感光材料に画像露光処理を行うことが
できるといった情報や、例えば、感光材料を光沢紙から
マット紙に変更すれば、もう一方のカートリッジに巻回
された感光材料に画像露光処理を行うことができるとい
った情報等も表示されるものとする。ここで、ユーザが
カートリッジの切替え操作を行わない(画像露光処理を
停止する)設定を行った場合には(ステップ5、YE
S)、CPU101からの指示によって、画像露光処理
が停止される(ステップ8)。また、ユーザがカートリ
ッジの切替え操作を行う(続けてカートリッジ10´か
らの給紙を開始する)設定を行った場合には(ステップ
5、NO)、CPU101からの指示によって、給紙ロ
ーラ3´が直ちにカートリッジ10´からの給紙を開始
する(ステップ6)。そして、画像露光処理が継続され
ている最中に、ペーパーエンド検出センサS15´によ
って、カートリッジ10´の感光材料Pが切れたことが
検出されると(ステップ7)、CPU101からの指示
によって、画像露光処理が停止される(ステップ8)。
【0073】因みに、感光材料Pがなくなり、補充を行
う場合には、給紙カバー9、9´を開けて、カートリッ
ジ10、10´をセットして給紙カバー9、9´を閉じ
る。給紙カバー9、9´が閉じられると、CPU101
からの指示によって、感光材料Pの先端のかぶり部分を
切断するかぶり処理が行われる(図12(ステップ6)
参照)。以下、図12に示すフローチャートのアイドリ
ング運転(ステップ4)以降に戻ることになる。
【0074】尚、ステップ4における“カートリッジの
切替え操作を行うか否かを設定する設定画面の表示”
は、以降、画像データの露光処理が行われる度に、液晶
パネル11において、或いは、ホスト装置の表示部にお
いて行われることにしても良い。
【0075】以上に説明した例は、例えば、ユーザが画
像のサイズを変更してまで、或いは、感光材料のタイプ
を変更してまで、画像露光処理を継続したい場合に、特
に有効な設定となる。即ち、ユーザは、もう一方のカー
トリッジに巻回された感光材料を使用することで、画像
のサイズを変更しながらも、或いは、感光材料のタイプ
を変更しながらも画像露光処理を継続することができる
ようになる。従って、これに伴い、カートリッジの交換
時期を延ばすこともでき、交換作業にかかる手間を省く
こともできる。
【0076】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る画
像記録装置によれば、従来、自身の収容する何れか一方
のカートリッジに巻回された感光材料が切れてしまった
場合に一律に行われていた“カートリッジ交換時期の警
告”と、従来においては行われていなかった“カートリ
ッジ切替え操作”を、ユーザの所望する条件が満たされ
た場合に行うように設定することができる。
【0077】従って、例えば、双方のカートリッジに同
じ感光材料が巻回されていた場合に、これら2つのカー
トリッジに巻回された感光材料が全て使用された後に、
カートリッジ交換時期の警告を行うように設定すること
も可能となる。また、一方のカートリッジに特別な感光
材料が巻回されていた場合に、このカートリッジに巻回
された感光材料が切れた場合にのみ、カートリッジ交換
時期の警告を行うように設定することも可能となる。さ
らに、従来のように、何れか一方のカートリッジに巻回
された感光材料が切れた場合に、カートリッジ交換時期
の警告を行うように設定することも可能となる。
【0078】同様に、例えば、双方のカートリッジに同
じ感光材料が巻回されていた場合に、一方のカートリッ
ジに巻回された感光材料が切れた場合には、カートリッ
ジの切替え操作を行って、もう一方のカートリッジから
継続して感光材料を給紙する設定を行うことも可能とな
る。また、一方のカートリッジに特別な感光材料が巻回
されていた場合に、このカートリッジに巻回された感光
材料が切れた場合にのみ、カートリッジの切替え操作を
行って、もう一方のカートリッジから継続して感光材料
を給紙する設定を行うことも可能となる。さらに、従来
のように、何れか一方のカートリッジに巻回された感光
材料が切れた場合には、カートリッジの切替え操作を行
わず、画像露光処理を停止するように設定することも可
能となる。
【0079】さらに、例えば、それぞれのカートリッジ
に異なる感光材料が巻回され、一方のカートリッジに巻
回された感光材料が切れた場合に、とりあえずカートリ
ッジ交換時期の警告を行いつつ、カートリッジの切替え
操作を行うか否かをユーザに選択させ、ユーザがカート
リッジの切替え操作を行うと選択した場合には、もう一
方のカートリッジから感光材料の給紙を行い、これが切
れた場合に初めて、画像露光処理を停止するように設定
すること等も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像記録装置の一実施形態(カラ
ープルーフ作成装置)における斜視図である。
【図2】図1のカラープルーフ作成装置の概略構成を示
す図である。
【図3】図2の露光ユニットの各部構成を側面から見た
構成図である。
【図4】図3の給紙ローラを説明する図である。
【図5】図3のカッターを説明する図である。
【図6】図3の給排紙ローラを説明する図である。
【図7】図3の光学ユニットを上方から見た図である。
【図8】図3のドラムの表面を説明する図である。
【図9】図3の剥離爪を説明する図である。
【図10】図3のアキュムレータを説明する図である。
【図11】図1の露光ユニットの電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図12】図1の露光ユニットの概略動作を説明するフ
ローチャートである。
【図13】図12の給紙処理の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図14】図12の給紙処理の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図15】図12のプリント処理の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図16】図12のプリント処理の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図17】図12の排紙処理の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図18】図12の排紙処理の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図19】図12の排紙処理の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図20】図1のカラープルーフ作成装置の“カートリ
ッジ交換時期の警告表示”及び“カートリッジ切替え操
作”に関する処理を説明するフローチャートである。
【図21】図1のカラープルーフ作成装置の“カートリ
ッジ交換時期の警告表示”及び“カートリッジ切替え操
作”に関する処理の他例を説明するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10、10´…カートリッジ 11…液晶パネル 101…CPU S15、S15´…ペーパーエンド検出センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に対して着脱可能なカートリッ
    ジを複数有し、前記カートリッジから繰り出される感光
    材料を露光して画像を記録する画像記録装置において、 前記カートリッジ毎に設けられ前記感光材料の終端を検
    出する複数の終端検出手段と、前記複数の終端検出手段
    の全て、又は、何れか1つ、若しくは、特定された少な
    くとも1つによって前記感光材料の終端が検出された場
    合に、その旨の警告を発生する警告発生手段とを設けた
    ことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記警告発生手段が警告を発生する条件
    を設定する設定手段をさらに設けたことを特徴とする請
    求項1記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 装置本体に対して着脱可能なカートリッ
    ジを複数有し、前記カートリッジから繰り出される感光
    材料を露光して画像を記録する画像記録装置において、 前記カートリッジ毎に設けられ前記感光材料の終端を検
    出する複数の終端検出手段と、前記複数の終端検出手段
    の何れか1つ、又は、特定された1つによって前記感光
    材料の終端が検出された場合に、他のカートリッジから
    感光材料を繰り出すべく前記カートリッジの切替え操作
    を行う切替え手段とを設けたことを特徴とする画像記録
    装置。
  4. 【請求項4】 前記切替え手段が切替え操作を行う条件
    を設定する設定手段をさらに設けたことを特徴とする請
    求項3記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 装置本体に対して着脱可能なカートリッ
    ジを複数個有し、前記カートリッジから繰り出される感
    光材料を露光して画像を記録する画像記録装置におい
    て、 前記カートリッジ毎に設けられ前記感光材料の終端を検
    出する終端検出手段と、前記複数の終端検出手段の何れ
    か1つ、又は、特定された1つによって前記感光材料の
    終端が検出された場合に、他のカートリッジから感光材
    料を繰り出すべく前記カートリッジの切替え操作を行う
    か否かを設定する設定画面を表示する表示手段と、前記
    設定画面において前記カートリッジの切替え操作を行う
    旨の設定がなされた場合に、前記カートリッジの切替え
    操作を行う切替え手段とを設けたことを特徴とする画像
    記録装置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段は、前記カートリッジの切
    替え操作が行われた以降、当該画像記録装置において画
    像記録が行われる度に、前記設定画面の表示を行うこと
    を特徴とする請求項5記載の画像記録装置。
JP2002040023A 2002-02-18 2002-02-18 画像記録装置 Pending JP2003237197A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007156305A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Noritsu Koki Co Ltd 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007156305A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Noritsu Koki Co Ltd 画像形成装置

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