JP2003236717A - 転削工具 - Google Patents
転削工具Info
- Publication number
- JP2003236717A JP2003236717A JP2002042421A JP2002042421A JP2003236717A JP 2003236717 A JP2003236717 A JP 2003236717A JP 2002042421 A JP2002042421 A JP 2002042421A JP 2002042421 A JP2002042421 A JP 2002042421A JP 2003236717 A JP2003236717 A JP 2003236717A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting edge
- tip
- clamp bolt
- edge tip
- tool head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
隔絶し、2個の楔部材を、クランプボルトで連結するだ
けで、切刃チップの固定力を安定化さし、加えてクラン
プ作業の単純化が達成された転削工具を提案する。 【解決手段】 円筒状の工具ヘッド1の周辺にチップ溝
2を形成し、矩形ないし平行四辺形の切刃チップ3の長
手方向すくい面もしくは底面3aが対面するチップ溝2
の壁面に、壁面の両端側から中央に向かう山形の斜面2
aを形成し、斜面の一方と切刃チップ3の間に第1の楔
部材4aを介在させ、且つ、斜面の他方と切刃チップ3
の間に第2の楔部材4bを対称位置に介在させ、双方の
楔部材を右雄ネジと左雄ネジの形成されているクランプ
ボルト5にて連結する。
Description
下、切刃チップと称する)を用いて、金属ないし非鉄金
属材の機械部品を加工する転削工具に関する。詳しく
は、穿孔する穴の先端部に存在する環状肩の端面も同時
に加工する転削工具に関する。
プを係止する手段としては、周知慣用のねじ止め形式の
スクリュウオンタイプ又は梃子を利用したレバーピンタ
イプ等の固定手段が知られている。又、楔部材を利用し
た固定手段も周知である。
して切刃チップを固定した本願の穿孔目的に適合する転
削工具100の正面図を示す。1は、円筒状の工具ヘッ
ドである。工具ヘッド1の外周には、適宜チップ溝10
が形成されている。そしてチップ溝10内に、切刃チッ
プ11と楔部材12が挿入され、チップ溝10の斜面に
沿って楔部材12が取付けボルト13によって押し付け
られ切刃チップ11を固定する。14は、切屑ポケット
である。この転削工具100においては、主として切刃
チップ11によって一点鎖線で示す穴径がボーリングさ
れる。
を加工するため、工具ヘッド1の正面に係止される切刃
チップ21は、環状肩の幅に対応して主切刃の幅が切刃
チップ11より長く形成されている。図5には、本願と
の比較例として2種類の楔部材の作用方向を例示した。
イは、工具ヘッド1の外周側から中心部に向けて1個の
楔部材22を押し付けた比較例であり、ロは、工具ヘッ
ド1の正面から後部に向けて2個の楔部材32を押し付
けた比較例である。
ド1の正面には、中心部に向かって斜面を有するチップ
溝20が形成されている。そしてチップ溝20内に、切
刃チップ21と楔部材22が挿入され、チップ溝20の
斜面に沿って1個の楔部材22が、取付けボルト23を
工具ヘッド1側に螺着することで押し付けられ切刃チッ
プ21を固定する。24は、切屑ポケットである。
一つは、切刃チップ21の底面と楔部材20の接触幅L
が長くなることで、楔角度とチップ溝角度の誤差が生じ
易く均等に押圧力が発生しない。もう一つは、取付けボ
ルト23の軸心X−Xとチップ溝20の壁面との距離b
の精度が接触幅の狭い切刃チップ11に較べ格段に厳し
くなる。以上の難点は、直接的に切刃チップ21の固定
力を不安定のものにする。
1の正面には、工具ヘッド1の後部に向かって斜面を有
するチップ溝30が形成されている。そしてチップ溝3
0内に、切刃チップ31と2個の楔部材32が挿入さ
れ、チップ溝20の斜面に沿って、それぞれの楔部材3
2が単独に、取付けボルト33を工具ヘッド1の後部方
向に螺着することで押し付けられ切刃チップ31を固定
する。24は、切屑ポケットである。
一つは、切刃チップ31に対する2個の楔部材32を固
定する取付けボルト33の締付けトルクが完全に一致せ
ず、且つ、イの比較例と同様に取付けボルト33の軸心
とチップ溝3の壁面との距離や楔角度とチップ溝角度に
誤差が生じ易く、切刃チップ31の固定力が不安定にな
る。もう一つは、取付けボルト33の締め付け工程が2
度にわたりクランプ作業が煩雑になる。
のねじ穴を工具ヘッド側から隔絶し、2個の楔部材を、
クランプボルトで連結するだけで、切刃チップの固定力
を安定化さし、加えてクランプ作業の単純化が達成され
た転削工具を提案する。
辺にチップ溝を形成し、矩形ないし平行四辺形の切刃チ
ップの長手方向すくい面もしくは底面が対面するチップ
溝の壁面に、壁面の両端側から中央に向かう山形の斜面
を形成し、斜面の一方と切刃チップの間に第1の楔部材
を介在させ、且つ、斜面の他方と切刃チップの間に第2
の楔部材を対称位置に介在させ、双方の楔部材を右雄ネ
ジと左雄ネジの形成されているクランプボルトにて連結
する。
に、U字形の凹所の形成されたハンガーを係合し、ハン
ガーの一端を円筒状の工具ヘッド側に係留して、切刃チ
ップの主切刃の高さ調整作業において、クランプボルト
を含む楔部材の落下を防止する。
の好適な実施例を、添付する図面に基づいて詳細に説明
する。図1は、工具ヘッドの正面先端に位置する切刃チ
ップの底面側から切刃チップを楔部材にて拘束した係止
構造の部分正面図である。図2は、チップ溝の形状のみ
示した部分正面図である。図3は、工具ヘッドの正面先
端に位置する切刃チップのすくい面側から切刃チップを
楔部材にて拘束した係止構造の部分正面図である。ボー
リングに寄与する切刃チップの配置については、比較例
として示した図5を参照されたい。
2が形成されている。切刃チップ3の底面3aに対面す
る壁面には、両端側から中央に向かう山形の斜面2aが
形成され、切刃チップ3と斜面2aの間に第1の楔部材
4aが挿入されている。さらに、対向する位置に第2の
楔部材4bが挿入されている。そして、これら双方の楔
部材4a、4bは、一方に右雄ネジ、他方に左雄ネジを
有するクランプボルト5によって連結されている。切刃
チップ3を係止するには、クランプボルト5の沈み穴
(図示略)に矢印A方向から六角レンチを用いて操作す
ればよい。6は、切屑ポケットである。
ジ下径部分に、U字形の凹所が形成されたハンガー7を
係合して、ハンガー7の一端を工具ヘッド1側に皿小ネ
ジ8にて係止している。図2は、切刃チップ3、2個の
楔部材4a、4b、クランプボルト5及びハンガー7を
省いて示したチップ溝2の部分正面形状である。
す。7aは、クランプボルト5の中央区間のネジ下径部
分に係合するU字形の凹所であり、7bは、工具ヘッド
1側に係止する皿小ネジ8の取付け孔である。U字形の
凹所7aは、切刃チップ3の主切刃の高さを微調整する
ために、楔部材4a、4bを緩めたとき、クランプボル
ト5を含む楔部材4a、4bの落下を防止する働きがあ
ればよく精度の要求されるものではない。
止構造においては、クランプボルト5は全く工具ヘッド
1から独立していて、クランプボルト5の軸心は切刃チ
ップ3の底面3aとの平行度にのみ留意し、図5の比較
例の如く工具ヘッド1側のねじ穴の位置精度を考慮しな
くてよい。又、2個の楔部材4a、4bは、クランプボ
ルト5にて引っ張りあって連結されているから締付け力
の均衡が期待できる上、一度の操作で切刃チップ3の締
付け作業が終了する。
切刃チップを楔部材にて拘束した実施例について説明す
る。図3において工具ヘッド1には、チップ溝2が形成
されている。切刃チップ3のすくい面3bに対面する壁
面には、両端側から中央に向かう山形の斜面2aが形成
され、切刃チップ3と斜面2aの間に第1の楔部材4a
が挿入されている。さらに、対向する位置に第2の楔部
材4bが挿入されている。そして、これら双方の楔部材
4a、4bは、一方に右雄ネジ、他方に左雄ネジを有す
るクランプボルト5によって連結されている。切刃チッ
プ3を係止するには、クランプボルト5の沈み穴(図示
略)に矢印A方向から六角レンチを用いて操作すればよ
い。
は、切刃チップの主切刃の近傍に切屑ポケットが設けら
れていないので、楔部材4a、4bの切削面側の主切刃
に沿った部分に湾曲した切屑ガイド(図示略)を設ける
のが好ましい。また、ハンガー7の配置と機能について
は、図1に記載した通りの効果を奏する。
ボルト5は全く工具ヘッド1から独立していて、クラン
プボルト5の軸心は切刃チップ3のすくい面3bとの平
行度にのみ留意し、図5の比較例の如く工具ヘッド1側
のねじ穴の位置精度を考慮しなくてよい。又、2個の楔
部材4a、4bは、クランプボルト5にて引っ張りあっ
て連結されているから締付け力の均衡が期待できる上、
一度の操作で切刃チップ3の締付け作業が終了すること
ができる。
面もしくは底面が対面するチップ溝の壁面に、両端側か
ら中央に向かう山形の斜面を形成し、斜面の一方と切刃
チップの間に第1の楔部材を介在させ、且つ、斜面の他
方と切刃チップの間に第2の楔部材を対称位置に介在さ
せ、双方の楔部材をクランプボルトにて連結したから、
クランプボルトのねじ穴が工具ヘッド側から隔絶され、
2個の楔部材をクランプボルトで連結するだけで、切刃
チップの固定力を安定化さし、加えてクランプ作業の単
純化を達成することができる。
面図である。
施例の部分正面図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 円筒状の工具ヘッドの周辺にチップ溝を
形成し、切刃チップを楔部材にて係止する転削工具にお
いて、矩形ないし平行四辺形の切刃チップの長手方向す
くい面もしくは底面が対面する前記チップ溝の壁面に、
前記壁面の両端側から中央に向かう山形の斜面を形成
し、前記斜面の一方と切刃チップの間に第1の楔部材を
介在させ、且つ、前記斜面の他方と切刃チップの間に第
2の楔部材を対称位置に介在させ、双方の前記楔部材を
右雄ネジと左雄ネジの形成されているクランプボルトに
て連結したことを特徴とする転削工具。 - 【請求項2】 前記クランプボルトの中央区間のネジ下
径部分に、U字形の凹所の形成されたハンガーを係合し
て、前記ハンガーの一端を円筒状の工具ヘッド側に係留
したことを特徴とする請求項1に記載の転削工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002042421A JP2003236717A (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | 転削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002042421A JP2003236717A (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | 転削工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003236717A true JP2003236717A (ja) | 2003-08-26 |
Family
ID=27782509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002042421A Pending JP2003236717A (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | 転削工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003236717A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107073600A (zh) * | 2014-10-13 | 2017-08-18 | 山特维克知识产权股份有限公司 | 加工刀具的切削刀片定位刀夹和系统以及包括这种定位系统的加工刀具 |
-
2002
- 2002-02-20 JP JP2002042421A patent/JP2003236717A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107073600A (zh) * | 2014-10-13 | 2017-08-18 | 山特维克知识产权股份有限公司 | 加工刀具的切削刀片定位刀夹和系统以及包括这种定位系统的加工刀具 |
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