JP2003236711A - 複合加工旋盤 - Google Patents

複合加工旋盤

Info

Publication number
JP2003236711A
JP2003236711A JP2002037143A JP2002037143A JP2003236711A JP 2003236711 A JP2003236711 A JP 2003236711A JP 2002037143 A JP2002037143 A JP 2002037143A JP 2002037143 A JP2002037143 A JP 2002037143A JP 2003236711 A JP2003236711 A JP 2003236711A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
worm
tool spindle
spindle head
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002037143A
Other languages
English (en)
Inventor
Isayasu Hayashi
功泰 林
Keiichi Iwata
圭一 岩田
Hiroki Tazawa
博樹 田澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamazaki Mazak Corp
Original Assignee
Yamazaki Mazak Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamazaki Mazak Corp filed Critical Yamazaki Mazak Corp
Priority to JP2002037143A priority Critical patent/JP2003236711A/ja
Publication of JP2003236711A publication Critical patent/JP2003236711A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 工具主軸台がB軸の制御装置を有する複合加
工旋盤におけるB軸の旋回駆動装置の改良を図る。 【解決手段】 工具主軸台の旋回駆動装置100は、B
軸まわりに割り出しを行うカップリング70とウォーム
ホイール110を有し、ウォームホイール110はウォ
ームギア120により旋回駆動させる。ウォームシャフ
ト122を支持するラジアル軸受210はその両側をリ
ング222、242により挟まれ、圧力室224、24
2に軸圧を供給して軸方向Sの移動を規制する。カップ
リングの作動時には軸圧を抜き、軸方向の移動を可能に
して、カップリングとの干渉を避ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合加工旋盤にお
いて、工具主軸台の旋回駆動機構を改良し、旋削加工時
の繰り返し割出し精度とミル加工時の割出し精度の向上
を図るものである。
【0002】
【従来の技術】複合加工旋盤は、工具主軸台に旋削加工
用の工具とミル加工用の工具を備えて、ワークに対して
旋削加工とミル加工を施す機能を備える。この工具主軸
台を回転軸(以下、「B軸」という)まわりに旋回させ
ることによって、ワークに対して曲面のミル加工を施す
ことができる。この工具主軸台のB軸の制御にあって
は、旋削加工時や一定角度のミル加工時には、工具主軸
台をB軸に対して強固に保持する必要がある。このため
に、機械的な割出し機構を備える。一方、連結曲面加工
(以下、「コンタリング加工」という)時には、工具主
軸台をB軸周りに連続して旋回させるために、ウォーム
ギア機構等の旋回駆動装置を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したB軸駆動装置
を備えた複合加工旋盤にあっては、工具主軸台をB軸ま
わりの一定位置に割出す割出し装置を作動させるときに
は旋回駆動装置は、この割出し装置の作動に追従する必
要がある。旋回駆動装置をウォームギア機構で構成する
場合には、ウォームの進む角度を大きくとり、ウィーム
ホイールが割出す装置により回動したときに、ウォーム
がセルフロックを生じない対策をとっていた。ウォーム
の進む角度を大きくとると、コンタリング加工の精度が
犠牲にされる等の問題があった。本発明は上述した問題
を解決する複合加工旋盤を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の複合加工旋盤
は、旋削加工工具とミル加工工具が交換自在に装着され
る工具主軸を有する工具主軸ヘッドと、工具主軸ヘッド
の回転軸に直交する旋回軸に対して工具主軸ヘッドを旋
回させる旋回駆動装置を有する工具主軸台を備える。そ
して、工具主軸ヘッドを旋回軸に対して一定角度位置に
割出すカップリング装置と、工具主軸ヘッドを旋回軸に
対して連続的に旋回させるウォーム歯車装置を備え、カ
ップリング装置の作動時に、ウォーム歯車装置の作動を
遮断する装置を備えるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は本発明の複合加工旋盤の工
具主軸台の要部を示す断面図、図2は側面図である。
【0006】全体を符号1で示す複合加工旋盤の工具主
軸台は、刃物台本体10に対して、軸受20、22等に
より回動自在に支持される旋回軸30を有する。この旋
回軸30に一体に装備される工具主軸ヘッド40はB軸
まわりに旋回し、工具主軸ヘッド40内には工具主軸5
0が軸受60、62により回転自在に支持される。工具
主軸50の外周に取り付けられたロータ64はコア66
に通電されることにより回転し、工具主軸50を駆動す
る。
【0007】工具主軸50の先端にはシャンク穴52が
設けられ、旋削工具やミル工具が交換自在に装着され、
ドローバ54により保持される。工具主軸台1には、工
具主軸ヘッド40をB軸周りに旋回駆動する旋回駆動装
置100が装備される。
【0008】この旋回駆動装置100は工具主軸ヘッド
40側に固定されるウォームホイール110とウォーム
ホイールに噛み合うウォームギア120を有し、ウォー
ムギア120はウォームシャフト122の途中に形成さ
れる。ウォームシャフト122は工具主軸台のハウジン
グ150内に軸受130、200により回転自在に支持
され、サーボモータ140により駆動される。サーボモ
ータ140に指令を与えることにより、ウォームギア1
20を介してウォームホイール110は連動的に回動
し、工具主軸ヘッド40をB軸周りに連続的に旋回させ
る。
【0009】主軸50にミル工具を装着し、工具主軸ヘ
ッド40をB軸周りに連続的に旋回させることにより、
ワークに対して、コンタリング加工を施すことができ
る。工具主軸ヘッド40をB軸まわりの一定角度位置に
固定する場合には機械的なカップリング70を有する割
出し装置を作動させて工具主軸ヘッド40を堅固に固定
する。この割り出し装置を作動させてB軸の割出しを行
う際には、旋回駆動装置100は、カップリングによる
割出し動作に追従する必要がある。
【0010】図3はこの旋回駆動装置100と追従機構
を示す説明図である。工具主軸ヘッドと一体のウォーム
ホイール110はウォームシャフト122のウォームギ
ア120と噛み合っており、ウォームホイール110と
カップリング部材70は一体に取り付けられている。ウ
ォームシャフト122はウォームギア120の前方をラ
ジアル軸受130で支持されており、ウォームギアの後
部と軸方向にクランプ装置を有する軸受装置200で支
持されている。
【0011】ラジアル軸受130は、ウォームシャフト
122を回転自在に支持するとともに、ウォームシャフ
ト122が軸方向に移動するときには、アウタレースが
ハウジングに対して、摺動可能になるように取り付けら
れている。
【0012】クランプ装置付軸受装置200はラジアル
軸受210を有し、ラジアル軸受210はウォームシャ
フト122を回転自在に支持する。ラジアル軸受210
のインナレースは、ストッパ124によってウォームシ
ャフト122に固定される。ラジアル軸受210のアウ
タレースはハウジング150に対して軸方向に摺動可能
に挿入される。
【0013】ラジアル軸受210のアウタレースの一方
の端部には、第1の変位リング222が当接し、第1の
変位リング222は第1のベローズ223を介して第1
の固定リング220と連結される。第1のベローズ22
3とハウジング150との間には第1の圧力室224が
形成される。
【0014】ラジアル軸受210のアウタレースの他方
の端部には、第2の変位リング242が当接し、第2の
変位リング242は第2のベローズ243を介して第2
の固定リング240と連結される。第2のベローズ24
3とハウジング150との間には第2の圧力室244が
形成される。ハウジング150には、第1の圧力室22
4と第2の圧力室244に油圧を送る通路250が設け
られている。
【0015】油圧ポンプ等の油圧源から通路250を介
して油圧Pが第1及び第2の圧力室224、244に
供給されると、第1の変位リング222と第2の変位リ
ング242はラジアル軸受210のアウタレースをクラ
ンプしてラジアル軸受210の矢印Sで示す軸方向の
移動を防止する。
【0016】この状態で、ウォームシャフト122をサ
ーボモータにより矢印R1方向に回転させると、ウォー
ムギア120に噛み合うウォームホイール110はB軸
まわりに旋回する。ウォームホイール110と一体の主
軸ヘッドもB軸まわりに旋回するので主軸に取り付けた
ミル工具によってワークにコンタリング加工を施すこと
ができる。
【0017】次に、B軸まわりに、工具主軸台を連続的
に旋回させるのにかえてB軸まわりの一定位置に工具主
軸台をクランプする工程にあっては、カップリング70
を作動させて工具主軸台を機械的にクランプする。
【0018】この工程にあっては、ウォームホイール1
10はカップリング70に追従して回動し、噛み合って
いるウォームギア120を回動しようとする。ウォーム
ギア120の進む角が小さい場合には、いわゆるセルフ
ロック作用によって、ウォームギア120は回転できな
い状態となる。そこで、このカップリングによる割出し
工程時には油圧Pの供給を中断して、第1及び第2の
圧力室の圧力を開放する。
【0019】第1及び第2の圧力室の圧力が開放される
と、第1の変位リング222と第2の変位リング242
はラジアル軸受210のアウタレースの押圧を解除す
る。この作用によってラジアル軸受210は矢印S
示す軸方向に移動可能となる。
【0020】したがって、カップリング70と一体のウ
ォームホイール110が回動すると、ウォームギア12
0とウォームシャフト122は矢印S方向に移動して
干渉を防止する。
【0021】この装置は以上のように構成してあるの
で、ウォームギアの進む角を小さくとることができる。
したがって、ウォームギア120の回転に対するウォー
ムホイール110の回転角度を小さくすることができる
ので、コンタリング加工の精度を向上することができ
る。なお、圧力室に供給される油圧Pは、例えば70
kg/mm程度のものが使用される。
【0022】図4は、本発明のほかの実施例を示す説明
図である。クランプ装置付軸受装置300は、ラジアル
軸受310を有し、ラジアル軸受310はウォームシャ
フト122を回転自在に支持する。ラジアル軸受310
のインナレースは、ストッパ124によってウォームシ
ャフト122に固定される。ラジアル軸受310のアウ
タレースの一方の端部には、第1のピストン320の先
端部322が当接される。第1のピストン320とハウ
ジング150との間には、第1の圧力室324が形成さ
れる。
【0023】ラジアル軸受310のアウタレースの他方
の端部には第2のピストン340の先端部342が当接
される。第2のピストン340とハウジング150との
間には第2の圧力室344が形成される。ハウジング1
50には、第1の圧力室324と第2の圧力室344に
油圧を送る通路350が設けられる。
【0024】油圧ポンプ等の油圧源から通路350を介
して油圧Pが第1及び第2の圧力室324、344に
供給されると、第1のピストン320と第2のピストン
340はラジアル軸受310のアウタレースをクランプ
してラジアル軸受310の矢印Sで示す軸方向の移動
を防止する。
【0025】この状態で、ウォームシャフト122をサ
ーボモータにより矢印R方向に回転させると、ウォー
ムギア122に噛み合うウォームホイール110はB軸
周りに旋回する。ウォームホイール110と一体の主軸
ヘッドもB軸回りに旋回するので、主軸に取り付けたミ
ル工具によってワークにコンタリング加工を施すことが
できる。カップリング70を作用させるときには、第1
の圧力室324と第2の圧力室344への油圧の供給を
断つ。作動は図3で説明したものと同様であるので説明
は省略する。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
工具主軸ヘッドをB軸まわりに旋回駆動するウォーム歯
車装置のウォームギヤの進み角を小さくしてコンタリン
グ加工の精度を図ることができる。カップリング装置を
作動させて割出しを得る際には、ウォームギヤと一体の
ウォームシャフトを軸方向に移動自在とするので、カッ
プリング装置とウォーム歯車装置が干渉することなく、
スムーズな割出しが達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複合加工旋盤の工具主軸台の要部を示す断面
図。
【図2】複合加工旋盤の工具主軸台の要部を示す側面
図。
【図3】旋回駆動装置の例を示す説明図。
【図4】旋回駆動装置の他の例を示す説明図。
【符号の説明】
1 工具主軸台 10 刃物台本体 40 工具主軸ヘッド 50 工具主軸 70 カップリング 100 旋回駆動装置 110 ウォームホイール 120 ウォームギア 200 クランプ装置付軸受装置 210 ラジアル軸受 222 第1への変倍リング 224 第1への圧力室 242 第2の変倍リング 244 第2の圧力室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田澤 博樹 愛知県丹羽郡大口町大字小口字乗船1番地 ヤマザキマザック株式会社本社工場内 Fターム(参考) 3C046 NN14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋削加工工具とミル加工工具が交換自在
    に装着される工具主軸を有する工具主軸ヘッドと、工具
    主軸ヘッドの回転軸に直交する旋回軸に対して工具主軸
    ヘッドを旋回させる旋回駆動装置を有する工具主軸台を
    備えた複合加工旋盤であって、工具主軸ヘッドを旋回軸
    に対して一定角度位置に割出すカップリング装置と、工
    具主軸ヘッドを旋回軸に対して連続的に旋回させるウォ
    ーム歯車装置を備え、カップリング装置の作動時に、ウ
    ォーム歯車装置の作動を遮断する装置を備える複合加工
    旋盤。
  2. 【請求項2】 ウォーム歯車装置は、カップリング装置
    と同軸上に設けられるウォームホイールと、ウォームホ
    イールに噛み合うウォームギアを有するウォームシャフ
    トを有し、ウォームシャフトの軸方向の移動を規制する
    クランプ装置付ラジアル軸受装置を備える請求項1記載
    の複合加工旋盤。
  3. 【請求項3】 ラジアル軸受装置のクランプ装置は、ラ
    ジアル軸受のアウタレースの両側部に当接され、油圧が
    作用したときの軸受の軸方向の移動を規制する部材を備
    える請求項2記載の複合加工旋盤。
JP2002037143A 2002-02-14 2002-02-14 複合加工旋盤 Pending JP2003236711A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002037143A JP2003236711A (ja) 2002-02-14 2002-02-14 複合加工旋盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002037143A JP2003236711A (ja) 2002-02-14 2002-02-14 複合加工旋盤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003236711A true JP2003236711A (ja) 2003-08-26

Family

ID=27778838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002037143A Pending JP2003236711A (ja) 2002-02-14 2002-02-14 複合加工旋盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003236711A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107442787A (zh) * 2017-08-31 2017-12-08 南京肯迈得机床制造有限公司 蜗杆车铣复合主轴

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107442787A (zh) * 2017-08-31 2017-12-08 南京肯迈得机床制造有限公司 蜗杆车铣复合主轴

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100183395A1 (en) Orbital drilling tool unit
JP4335653B2 (ja) プログラム制御式フライス・ボール盤のための機械加工ユニット
JP2002018609A (ja) 複合工具
JPS58171229A (ja) マシニングセンタのテ−ブル構造
JP5557587B2 (ja) 中空ワークの内面加工装置
JP2003236711A (ja) 複合加工旋盤
US10507528B2 (en) Lathe comprising a guide bush
US6341547B2 (en) Lathe and method for turning a work piece on a lathe
JPH0538607A (ja) 高速割出し装置
JP4402504B2 (ja) 旋削装置
JPH09201702A (ja) 棒材切断機能付数値制御工作機械
JP5121361B2 (ja) 中空ワークの内面加工装置
CN110605409A (zh) 加工中心电主轴及加工中心
JP2002361528A (ja) 複合加工機
JP4253168B2 (ja) 旋削装置
JP2003311501A (ja) 2主軸対向旋盤の対向ワークの同時加工方法
JP4057156B2 (ja) 複合加工旋盤
JP2004195632A (ja) 面板内加工装置
JP2551886B2 (ja) 電極ネジ切り加工機
JP2002370101A (ja) 旋削加工方法
JP2004358647A (ja) ミーリングヘッドの主軸クランプ機構
JPH03234402A (ja) 旋盤
JPH03170202A (ja) 複合旋盤の心押し装置及び制御方法
JPH08112703A (ja) 主軸台及び金属工作機械
JP2001150204A (ja) Nc工作機械における心押台駆動装置