JP2003236444A - 塗布装置のポンプ設備 - Google Patents

塗布装置のポンプ設備

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JP2003236444A
JP2003236444A JP2002037831A JP2002037831A JP2003236444A JP 2003236444 A JP2003236444 A JP 2003236444A JP 2002037831 A JP2002037831 A JP 2002037831A JP 2002037831 A JP2002037831 A JP 2002037831A JP 2003236444 A JP2003236444 A JP 2003236444A
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pump
liquid
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carriage
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Hideaki Takekuma
秀明 武隈
Kazuyuki Soga
和幸 曽我
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    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
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    • B05C5/02Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work
    • B05C5/0254Coating heads with slot-shaped outlet
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C11/00Component parts, details or accessories not specifically provided for in groups B05C1/00 - B05C9/00
    • B05C11/10Storage, supply or control of liquid or other fluent material; Recovery of excess liquid or other fluent material
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    • B05C11/1007Means for controlling supply, i.e. flow or pressure, of liquid or other fluent material to the applying apparatus, e.g. valves responsive to condition of liquid or other fluent material
    • B05C11/1013Means for controlling supply, i.e. flow or pressure, of liquid or other fluent material to the applying apparatus, e.g. valves responsive to condition of liquid or other fluent material responsive to flow or pressure of liquid or other fluent material

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  • Coating Apparatus (AREA)
  • Electromagnetic Pumps, Or The Like (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】可撓性支持体に塗布する塗布膜の薄層化、厚さ
変動規格の厳格化に対応可能な送液精度を備えた塗布装
置のポンプ設備を提供する。 【解決手段】連続走行する可撓性支持体40に塗布液1
4を塗布する塗布装置10において、塗布装置の塗布ヘ
ッド18に塗布液を供給するための容積回転式又は容積
往復運動式のギヤポンプ90が台車84上に設置された
ポンプ設備80である。台車84は、不陸地に配された
状態での上下方向の最大撓みが0.3mm以下となる剛
性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、塗布装置のポンプ
設備に係り、特に、連続走行する可撓性支持体(以下
「ウエブ」という)に、写真感光液、磁性液、表面保護
層液、下塗液、潤滑液等の塗布液を塗布する塗布装置の
ポンプ設備の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】塗布装置としては、大別すると、連続走
行するウエブに所望の塗布量よりも余分に塗布しておい
てから、後で所望の塗布量に減少させる後計量系の塗布
装置と、連続走行するウエブに、予め所望の塗布量にな
るように計量しておいた塗布液を塗布する前計量系の塗
布装置とがある。後計量系の塗布装置としては、たとえ
ばブレード塗布装置、ロッド塗布装置等があり、前計量
系の塗布装置としてはエクストルージョン塗布装置、カ
ーテン塗布装置等がある。 【0003】前計量系の塗布装置の中でもエクストルー
ジョン塗布装置は他の塗布装置と比較して高速かつ薄層
の塗布が可能であることから多用されている。エクスト
ルージョン塗布装置の塗布ヘッドに塗布液を送液する方
式の1つとして、引抜き差分方式(特許第253020
3号公報参照)がある。この引抜き方式は、塗布ヘッド
への給液量と塗布ヘッドからの引抜量の差分を塗布量と
してウエブに塗布するもので、塗布装置に設けた塗布液
の引抜き系に引抜きポンプを配設し、供給ポンプで塗布
ヘッドに供給した塗布液の一部を引抜きポンプで引抜く
方式である。 【0004】別の送液方式としては、閉鎖還流方式(特
許第3041741号公報参照)がある。この閉鎖還流
方式は、閉鎖還流系に還流引抜きポンプ1台を設け、塗
布ヘッドへの塗布液の給液と引抜きを行うもので、閉鎖
還流系に塗布液を定量給液し、給液分を塗布量として塗
布する方式である。 【0005】そして、前計量系の塗布装置は、予め所望
の塗布量になるように計量することが必要であることか
ら、ポンプの送液精度が要求され、塗布液を一定量送液
するのに適した容積回転式又は容積往復運動式のポンプ
が使用されている。 【0006】ところで、近年、ウエブに磁性液を塗布し
て製造される磁気記録テープ等の磁気記録媒体は、放送
用やコンピュータ用として急速に容量、記録密度が向上
しており、記録を司る磁気層が一層薄い厚さ規格になっ
ているとともに、厚さ変動に対する厚さ変動規格も厳し
くなってきている。 【0007】ところが、厚さ規格が薄くなればなるほ
ど、また厚さ変動規格が厳しくなればなるほど、従来の
容積回転式又は容積往復運動式ポンプの送液精度では、
これらの規格を満たすことができないという問題があ
る。この結果、ポンプの送液精度が十分でないために得
られた塗布膜の厚さが規格よりも厚くなったり、ポンプ
の脈動による塗布ムラ等の塗布欠陥が発生する。 【0008】特に、上記の引抜き差分方式のエクストル
ージョン型の塗布装置は、供給と引抜きの2台のポンプ
を使用するため、厚さ変動はポンプ2台分の合計とな
り、送液精度のよいポンプが一層要求される。 【0009】このような背景から、ポンプ自体の送液精
度を上げるべく、本願出願人により特願2001−19
6998号の提案がなされている。この出願は、フライ
ホイールを使用してポンプの送液精度を上げる構成を採
用するものである。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポンプ
自体の送液精度を上げても、実際の運用上不具合を生じ
ることが多く見られた。すなわち、ポンプは通常は台車
上に設置されたポンプ設備として工程内で移動されるこ
とが多い。この際、ポンプ設備を配する場所が必ずしも
平坦な敷地とは限らず、往々にして凹凸のある敷地(い
わゆる不陸地)であることが多い。この場合、台車が撓
んだり、ねじれたりして、その結果ポンプの駆動軸とモ
ータ等の動力源の軸との間に軸ずれ(芯ズレ)を生じ、
その結果、ポンプの送液精度が劣ることとなる。 【0011】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、塗布膜の薄層化、厚さ変動規格の厳格化に対
応可能な送液精度を備えた塗布装置のポンプ設備を提供
することを目的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、連続走行する可撓性支持体に塗布液を塗布
する塗布装置において、前記塗布装置の塗布ヘッドに塗
布液を供給するための容積回転式又は容積往復運動式の
ポンプが台車上に設置されたポンプ設備であって、前記
台車は、不陸地に配された状態での上下方向の最大撓み
が0.3mm以下となる剛性を有することを特徴とす
る。 【0013】本発明によれば、いわゆる不陸地(凹凸の
ある敷地)にポンプ設備を配しても、台車が充分な剛性
を有することより、撓んだり、ねじれたりすることはな
く、、ポンプの駆動軸とモータ等の動力源の軸との間に
軸ずれも生じない。したがって、ポンプの送液精度は、
塗布膜の薄層化、厚さ変動規格の厳格化に対応可能であ
る。 【0014】本発明は、塗布装置全般に適用できるが、
特に、連続走行する可撓性支持体に、予め所望の塗布量
になるように計量した塗布液を塗布する前計量系の塗布
装置において、効果が顕著に現れる。 【0015】通常、台車は平面形状が長方形をなし、下
面の4隅近傍にキャスターが設けられるのが一般的であ
る。このような台車をいわゆる不陸地に配した場合、台
車に充分な剛性があれば、3箇所のキャスターのみ接地
し、残りの1箇所のキャスターは浮くこととなる。 【0016】これに対し、台車に充分な剛性がなけれ
ば、3箇所のキャスターは上記と同様に接地し、台車が
撓むことにより残りの1箇所のキャスターも浮かず接地
することとなる。 【0017】なお、本発明において、台車の対角位置に
ある2箇所のキャスターのみ接地するような極端な不陸
地における場合は考慮しないものとする。このような極
端な不陸地に対応する剛性の台車とすることは事実上困
難であり、また、このような剛性の台車とする実益もな
いからである。 【0018】また、台車の3箇所にキャスターを配する
構成、たとえば、台車の平面形状が長方形をなしている
場合、長方形の一方の短辺の両端と他方の短辺の中央に
キャスターを配する構成であれば、台車を不陸地に配し
た場合の不具合は生じないが、通常はこのような構成が
採られる例は少ない。 【0019】 【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る塗布装置のポンプ設備の好ましい実施の形態につい
て詳説する。図1は、本発明のポンプ設備を組み込んだ
前計量系の塗布装置の実施の形態であり、引抜き差分方
式の送液系を備えた場合の全体構成図である。 【0020】図1に示されるように、引抜き差分方式の
塗布装置10は、供給系16と引抜き系20とで構成さ
れ、ストックタンク12内に貯蔵されている塗布液14
が、供給系16により塗布ヘッド18に供給され、これ
と同時に塗布ヘッド18に供給された塗布液14の一部
が引抜き系20により引き抜かれる。 【0021】供給系16は、ストックタンク12と塗布
ヘッド18のポケット部22の入口22Aとを繋ぐ供給
配管24を有し、供給配管24にはストックタンク12
側から順に、給液ポンプ26、塗布液14を濾過するフ
ィルタ25、供給流量を測定する流量計28が設けられ
る。そして、供給用制御器30が流量計28からの流量
検知信号に基づいて給液ポンプ26を制御するように構
成される。これにより、塗布ヘッド18への塗布液の供
給量が制御される。 【0022】引抜き系20は、塗布ヘッド18のポケッ
ト部22の出口22Bとを繋ぐ引抜き配管32を有し、
引抜き配管32には塗布ヘッド18側から順に、引抜き
ポンプ34と引抜き流量を測定する流量計36が配設さ
れる。また、引抜き用制御器38が流量計36からの流
量検知信号に基づいて引抜きポンプ34を制御するよう
に構成される。これにより、塗布ヘッド18からの塗布
液の引抜き量を制御することができる。 【0023】塗布ヘッド18は、エクストルージョン用
の塗布ヘッド、カーテン塗布用の塗布ヘッド等の前計量
系用の塗布ヘッドを用いることができるが、ここでは、
エクストルージョン型の塗布ヘッドで2層同時塗布する
例で説明する。 【0024】図2に示されるように、塗布ヘッド18に
は、その内部にウエブ40の幅方向に平行な筒状の2本
のポケット部22、22が形成され、ポケット部22の
入口22Aに供給配管24が接続され、ポケット部22
の出口22Bに引抜き配管32が接続されている。各ポ
ケット部22は、塗布幅に略等しく形成された各スリッ
ト46、46を介して、塗布ヘッド18のエッジ面29
に形成された各スリット先端46A、46Aに連通され
る。 【0025】一方、塗布液14が塗布されるウエブ40
は、塗布ヘッド18を挟んだ上流側と下流側とが図示し
ない一対のガイドローラに装架されており、このガイド
ローラによりウエブ40が塗布ヘッド18のエッジ面2
9に近接された状態で連続走行する。 【0026】そして、塗布時には、給液ポンプ26によ
り塗布ヘッド18のポケット部22に塗布液14が供給
されるとともに、同時にポケット部22の塗布液14の
一部が引抜きポンプ34で引抜かれながら、給液ポンプ
26の吐出側圧力によりスリット先端46Aから所望量
の塗布液が吐出される。これにより、塗布ヘッド18へ
の給液量と塗布ヘッド18からの引抜き量の差分が塗布
量としてウエブ40に塗布される。 【0027】図3及び図4は、給液ポンプ26及び引抜
きポンプ34として用いた本発明の容積回転式及び容積
往復移動式のポンプ設備の全体構成図である。 【0028】図3は、ポンプ設備80としてギヤポンプ
ユニットを使用した例である。ポンプ設備80は、下面
の4隅近傍にキャスター82を備えた台車84上に、モ
ータ86、減速機88、カップリング89、ギヤポンプ
90を一体的に搭載したポンプユニットとして構成され
る。 【0029】図4は、ポンプ設備92としてプランジャ
ポンプユニットを使用した例である。ポンプ設備92
は、下面の4隅近傍にキャスター82を備えた台車84
上に、モータ86、減速機88、カップリング89、プ
ランジャポンプ94を一体的に搭載したポンプユニット
として構成される。なお、フライホイール106につい
ては後述する。 【0030】ギヤポンプ90は、図5(a)、(b)に
2連式の例で示されるように、ケーシング96内のギヤ
室98に駆動軸108に支持された駆動ギヤ100と従
動軸110に支持された従動ギヤ102とが収納され
る。駆動軸108は、減速機88からの回転軸とカップ
リング89により結合されており、この芯ズレ量が大き
いと、脈動は大きくなる。 【0031】ケーシング96内のフライホイール室10
4には、フライホイール106が収納されており、この
フライホイール106は駆動軸108に支持されてい
る。フライホイール106は、図3に示されるように、
減速機88よりもモータ86側のカップリング89とモ
ータ86との間に設けられてもよい。 【0032】上記の構成により、モータ86を駆動する
と、駆動ギヤ100と従動ギヤ102とが歯合して回転
し、吸込口112から塗布液14を吸い込んで吐出口1
14から吐出する。 【0033】なお、本発明においてフライホイール10
6は必須の構成要件ではない。ただし、駆動軸108の
慣性モーメントをフライホイール106により大きくす
ることができる。このフライホイール106の作用によ
り、ギヤポンプ90の負荷変動に抗して駆動軸108の
回転速度が一定になるので、ギヤポンプ90に負荷変動
が生じてもモータ86の回転に速度変動が生じにくくな
る。これにより、吐出口114から吐出する塗布液14
の吐出量を一定にできるとともに、脈動が生じにくくで
きる。 【0034】プランジャポンプ94は、図6に示される
ように、シリンダ115内を往復運動するプランジャ1
17の基端部と、モータ86の駆動力が伝達される駆動
軸116に支持された回転円板118の外周部とがロッ
ド120を介してそれぞれピン122、122で連結さ
れる。 【0035】また、モータ86からの駆動力が伝達され
る駆動軸116にフライホイール106が支持される。
フライホイール106は、図4に示されるように、減速
機88よりモータ86側のカップリング89とモータ8
6との間で設けてもよい。これにより、モータ86の回
転運動は回転円板118とロッド120とによるクラン
ク機構によりプランジャ117の往復運動に変換され
る。 【0036】そして、プランジャ117が矢印A方向に
移動したときに吸込弁124が開き排出弁126が閉じ
て吸込口127からシリンダ115内に塗布液14が吸
い込まれ、プランジャ117が矢印B方向に移動したと
きに排出弁126が開き吸込弁124が閉じて塗布液1
4が吐出口128から吐出されるとともに、駆動軸11
6の慣性モーメントをフライホイール106により大き
くすることができる。 【0037】このフライホイール106の作用により、
プランジャポンプ94の負荷変動に抗して駆動軸116
の回転速度が一定になるので、プランジャポンプ94に
負荷変動が生じてもモータ86の回転に速度変動が生じ
ない。これにより、吐出口128から吐出する塗布液の
吐出量を一定にできるとともに、脈動を生じにくくでき
る。 【0038】次に、図3及び図4に示される台車84に
ついて説明する。先にギヤポンプ90の説明をした際
に、駆動軸108と回転軸との芯ズレ量が大きいと、脈
動が大きくなる旨を説明したが、この現象は他の軸同士
の間でも当てはまり、また、プランジャポンプ94にお
いても同様に当てはまる。 【0039】したがって、軸同士の芯ズレ量を極小とす
ることが、良好な塗布膜を得る上で重要である。ところ
が、予め軸同士の芯ズレ量を極小とする調整を実施して
あっても、台車84が撓んだり、ねじれたりして芯ズレ
を生じることとなる。そのためには、台車84に所定の
値以上の剛性を与えておく必要がある。 【0040】具体的には、台車84が不陸地に配された
状態での上下方向の最大撓みが0.3mm以下となる剛
性を有する必要があることが経験的に確認された。こ
の、剛性を所定の値以上とするためには、撓みに対して
は断面二次モーメントを大きくすればよく、ねじりに対
しては断面二次極モーメントを大きくすればよい。 【0041】通常、台車84は、構造用鋼材又はステン
レス鋼等よりなるチャンネル材又はアングル材等を溶接
等により組み合わせて構成される例が多いが、この場合
に、断面二次モーメント及び/又は断面二次極モーメン
トを大きくする構成とすればよい。 【0042】以上、本発明に係る塗布装置のポンプ設備
の実施形態の例について説明したが、本発明は上記実施
形態の例に限定されるものではなく、各種の態様が採り
得る。たとえば、本実施形態においては、前計量系の塗
布装置について説明したが、後計量系の塗布装置に適用
する構成も採り得る。 【0043】 【実施例】本発明の塗布装置のポンプ設備の実施の態様
と従来の塗布装置のポンプ設備との比較を行った。ウェ
ブ40として、550mm幅、厚さ9μmのポリエチレ
ンテレフタレート(PET)を使用した。 【0044】塗布液14として、塗料液A(上層)と塗
料液B(下層)を使用し、二層塗りとした。ウェブ40
の走行速度を300m/分、塗布液14の供給量を塗料
液A(上層)は2ml/m2 、塗料液B(下層)は10
ml/m2 とし、同一条件で塗布開始動作を10回繰り
返して行い塗布膜の段ムラ等を評価した。塗料液A(上
層)及び塗料液B(下層)の配合を以下に記す。 【0045】塗料液A 強磁性金属微粉末: 100部 塩化ビニル共重合体 MR100(日本ゼオン社製): 12部 ポリウレタン樹脂 UR8200(東洋紡社製): 3部 αアルミナ HIT55(住友化学社製): 10部 カーボンブラック #55(旭カーボン社製): 5部 フェニルホスホン酸: 3部 ブチルステアレート: 10部 ブトキシエチルステアレート: 5部 イソヘキサデシルステアレート: 3部 ステアリン酸: 2部 メチルエチルケトン: 100部 シクロヘキサン: 100部 塗料液B 非磁性粉末 TiO2 結晶性ルチル: 80部 平均一次粒子径0.035μm、BET法による比表面
積40m2 /g PH7、TiO2 含有量90%以上 DBP吸油量27〜38g/100g 表面処理剤Al2 3 8重量% カーボンブラック コンダクテックスSC−U (コロンビアンカーボン社製): 20部 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製): 12部 ポリウレタン樹脂 UR8200(東洋紡社製): 5部 フェニルホスホン酸: 4部 ブチルステアレート: 1部 ステアリン酸: 3部 メチルエチルケトン/シクロヘキサン (8/2混合溶剤): 200部 結果を以下の表1及び表2に示す。 【0046】なお、下層(塗料液B)の塗布は、実施
例、比較例のいずれにおいても、ギヤポンプを使用して
行い、このときの不陸量、台車の撓みは、ともに0.0
5mmの条件に固定した。したがって、表1及び表2に
示される結果は、上層(塗料液A)の塗布によるもので
ある。 【0047】表1は不陸量が1mmの場合での比較結果
であり、表2は不陸量が1mm以下の比較的小さい場合
での比較結果である。 【0048】 【表1】 【0049】 【表2】 各表の各例のうち、例1〜例6までは本発明のポンプ設
備による実施例であり、例7及び例8は従来のポンプ設
備による比較例である。ポンプとしては、本発明のポン
プ設備においてはギヤポンプ(例1〜例3)とプランジ
ャポンプ(例4〜例6)を使用し、比較例では例7でギ
ヤポンプを、例8でプランジャポンプを使用した。実施
例、比較例のいずれのポンプ設備の台車も、平面形状が
600×1400mmの長方形であった。 【0050】接地場所の不陸量は、ストレートエッジ
(真直度の出たセラミックスバー)と隙間ゲージにより
測定した。接地場所の測定は、縦、横、斜め(対角)方
向の測定を行い、最大値を不陸量とした。台車の撓み
は、台車4隅の上部をレーザ式の変位センサにより測定
することにより行った。 【0051】長手方向の厚さ変動は、VSM(膜厚測定
装置)により測定した。塗布膜の段ムラの評価は、目視
による官能検査とし、○:良好、△:一部不良、×:不
良、でランク分けした。 【0052】不陸量が1mmの状態でなされた表1に示
される結果によれば、本発明の実施例(例1〜例6)で
は、いずれも台車の撓みが0.3mm以下であり、ま
た、長手方向の厚さ変動は4%以下であり、塗布膜の段
ムラの評価は良好又は一部不良であった。これに対し、
比較例(例7及び例8)では、台車の撓みが0.3mm
以上である0.4mmであり、また、長手方向の厚さ変
動は6%であり、塗布膜の段ムラの評価は不良であっ
た。 【0053】また、不陸量が比較的小さい状態でなされ
た表2に示される結果によれば、本発明の実施例(例1
〜例6)では、いずれも台車の撓みが0.3mm以下で
あり、また、長手方向の厚さ変動は4%以下であり、塗
布膜の段ムラの評価は良好又は一部不良であった。これ
に対し、比較例(例7及び例8)では、台車の撓みが
0.3mm以上である0.4mmであり、また、長手方
向の厚さ変動は6%であり、塗布膜の段ムラの評価は不
良であった。 【0054】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の塗布装置
のポンプ設備によれば、可撓性支持体に塗布する塗布膜
の薄層化、厚さ変動規格の厳格化に対応可能な送液精度
を備えた塗布装置のポンプ設備を提供することができ
る。 【0055】これにより、塗布膜の厚さがウエット厚さ
が3ml/m2 以下の極めて薄い場合でも、厚さ分布の
小さな塗布膜を塗布することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のポンプ設備を組み込んだ引抜き差分方
式の送液系を備えた塗布装置の構成図 【図2】エクストルージョン型の塗布ヘッドを説明する
説明図 【図3】本発明のポンプ設備(ギヤポンプ装置)の全体
構成図 【図4】本発明のポンプ設備(プランジャポンプ装置)
の全体構成図 【図5】本発明のポンプ設備のうちギヤポンプの構成図 【図6】本発明のポンプ設備のうちプランジャポンプの
構成図 【符号の説明】 10…塗布装置、12…ストックタンク、14…塗布
液、16…供給系、18…塗布ヘッド、20…引抜き
系、22…ポケット部、26…給液ポンプ、34…引抜
きポンプ、80…ポンプ設備(ギヤポンプユニット)、
82…キャスター、84…台車、86…モータ、88…
減速機、90…ギヤポンプ、92…ポンプ設備(プラン
ジャポンプユニット)、94…プランジャポンプ、96
…ケーシング、98…ギヤ室、100…駆動ギヤ、10
2…従動ギヤ、104…フライホイール室、106…フ
ライホイール、108…駆動軸、110…従動軸、11
2…吸込口、114…吐出口、115…シリンダ、11
6…駆動軸、117…プランジャ、118…回転円板、
120…ロッド、122…ピン、124…吸込弁、12
6…排出弁、128…吐出口
フロントページの続き Fターム(参考) 3H069 AA01 BB02 BB04 CC03 DD15 EE14 EE21 4F041 AA12 AB01 CA02 CA12 CA22 4F042 AA22 BA03 BA14 BA25 CB02 CB24 5D112 CC08

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】連続走行する可撓性支持体に塗布液を塗布
    する塗布装置において、 前記塗布装置の塗布ヘッドに塗布液を供給するための容
    積回転式又は容積往復運動式のポンプが台車上に設置さ
    れたポンプ設備であって、 前記台車は、不陸地に配された状態での上下方向の最大
    撓みが0.3mm以下となる剛性を有することを特徴と
    する塗布装置のポンプ設備。
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