JP2003235727A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP2003235727A
JP2003235727A JP2002037936A JP2002037936A JP2003235727A JP 2003235727 A JP2003235727 A JP 2003235727A JP 2002037936 A JP2002037936 A JP 2002037936A JP 2002037936 A JP2002037936 A JP 2002037936A JP 2003235727 A JP2003235727 A JP 2003235727A
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JP
Japan
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inner pot
heating coil
induction heating
rice cooker
rice
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Application number
JP2002037936A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Suzuki
利明 鈴木
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Hitachi Appliances Inc
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Hitachi Home Tech Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内釜全体を均一に加熱するように誘導加熱コ
イルを内釜の広範囲に配置して、内釜の肉厚による熱伝
導で均一性を保つ必要性をなくし、内釜の板厚を薄くし
て軽量で取り扱い性に優れる内釜が提供する。 【解決手段】 内釜2の材料をステンレス、チタン又は
チタン合金の単一材料で構成し、前記誘導加熱コイル4
は内釜2の底面から側面の上部にかけて複数個に分割し
て設け、この複数個の誘導加熱コイル4を結ぶ範囲が内
釜2の底面から側面上部の1/2以上の広範囲を覆うよ
うに設けた。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は利便性が高く、かつ
おいしいご飯を炊き上げる電磁誘導加熱式の炊飯器に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の電磁誘導加熱式炊飯器は、米と水
を入れる内鍋と、この内鍋を収納する本体と、内鍋の底
部を中心に設けられた誘導加熱コイルと、この誘導加熱
コイルを制御する制御回路とで構成されている。 【0003】そして、前記内釜は特許第2701645
号及び特許第2916376号公報に示すようにステン
レスとアルミの貼り合わせにより成形したものが一般的
であり、炊飯にあたっては、内釜底部の外側を構成する
ステンレスが電磁誘導で加熱され、この熱を内釜の内側
を構成する熱伝導の良いアルミで上部まで熱伝導させて
内釜内部の米を上部までムラなく加熱するものであっ
た。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、内釜を電磁誘導で加熱できる部材と熱伝導の良い部
材の2種以上を接合した複合材料で構成する必要があ
り、また熱伝導を確保する上で、熱伝導の良い材料は一
定以上の肉厚を必要としていた。 【0005】この結果、内釜は肉厚が厚く、重いものに
なり、米の軽量・洗米・炊飯器への着脱及び洗浄の手入
れに際し、取り扱い性が悪いものであった。この傾向
は、おいしく炊くことを目的とした高機能炊飯器ほどそ
の内釜が重たくなる問題が顕著であった。 【0006】また、異種材料を複合させた材料を必要と
するため、高価となり、安価に炊飯器を提供できないと
いう問題があった。 【0007】 【課題を解決するための手段】かかる従来の課題を解決
するため、本発明では内釜の材料をステンレス、チタン
又はチタン合金の単一材料で構成し、誘導加熱コイルは
内釜の底面から側面の上部にかけて複数個に分割して設
け、複数個の誘導加熱コイルを結ぶ範囲が内釜の底面か
ら側面上部の1/2以上の広範囲を覆うように設けたも
のである。 【0008】これによって、内釜を均一に上部まで加熱
する機能は、内釜の底面から側面の上部にかけて広範囲
に設けられた誘導加熱コイルによってなされ、内釜自体
に熱を上部まで伝導・拡散させる機能は不要となる。こ
の結果、内釜は誘導加熱には適するものの、熱伝導性に
は劣るステンレス、チタン又はチタン合金の単一材料で
構成でき、同時にこれらの材料の肉厚を厚くして熱伝導
性を確保する必要がないため、薄い肉厚で成形できる。 【0009】また、これにより内釜は薄くて軽くなり、
米の軽量・洗米・炊飯器への着脱及び洗浄の手入れな
ど、毎日の炊飯時の作業が非常に楽にできるものであ
る。 【0010】特に、内鍋をチタン又はチタン合金の単一
材料で構成した場合は、ステンレスで構成した場合に比
べて軽量で取り扱い性の良いものが提供できる。 【0011】また、ステンレスの単一材で構成した場合
には、従来の複合材に比べて軽量で取り扱い性が良い他
に、材料を複合密着させる必要がないので、安価に構成
できる電磁誘導式の炊飯器を提供できる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。 【0013】図1は本発明の電磁誘導式炊飯器の断面
図、図2は図1のA部の拡大断面図、図3は従来の電磁
誘導式炊飯器の断面図、図4は図3のB部の拡大断面図
である。 【0014】図中1は電磁誘導式炊飯器の本体、2は内
釜、3は上蓋、4は誘導加熱コイルで、底加熱コイル4
a、側面下加熱コイル4b及び側面上加熱コイル4cで
構成されている。5は制御部である。 【0015】これらの具体的構成は、本体1内に着脱自
在に内釜2が収納され、本体1の上面には内釜2と本体
1の上面開口部を覆う上蓋3が開閉自在に設けられてい
る。 【0016】本体1の内部には、内釜2を電磁誘導加熱
する誘導加熱コイル4が内釜2の底面から側面の上部に
かけて複数個に分割して設けられている。 【0017】本実施例ではこの誘導加熱コイル4を内釜
2の底面に対向して設けられた底加熱コイル4aと、側
面下部に対向して設けられた側面下加熱コイル4bと、
そして側面上部に対向して設けられた側面上加熱コイル
4cとで構成し、これらの加熱コイル4a、4b、4c
を結ぶ範囲が内釜2の底面から側面上部の1/2以上の
広範囲を覆うようにしている。 【0018】また、本実施例では図2に示すように、前
記内釜2をチタン合金(磁性材料)2aを用いて板厚
1.0ミリの単一材料で構成しており、チタン合金2a
の板材を内釜2の形状に加工した後、内側にご飯の剥離
性のよいフッ素樹脂塗装2bを行っている。 【0019】本体1の内部には制御部5が設けられ、誘
導加熱コイル4に高周波磁界を発生させて内釜2を誘導
加熱するようにしている。 【0020】次にその作用について説明する。使用者が
本体1に内釜2を挿入し、炊飯スイッチ(図示せず)を
操作すると、制御部5の働きにより、誘導加熱コイル4
への通電が始まる。 【0021】誘導加熱コイル4は、底加熱コイル4a、
側面下加熱コイル4b、側面上加熱コイル4cが夫々直
列に接続されており、制御部5の通電によって全ての誘
導加熱コイル4が同時に高周波磁界を発生し、内釜2の
磁性材料2aに作用して電磁誘導加熱し、内釜2内の米
と水を加熱する。やがて、内釜2内の水が無くなると炊
飯が終了し、制御部5により通電が停止される。 【0022】この炊飯の過程において、本実施例では誘
導加熱コイル4を結ぶ範囲が内釜2の底面から側面上部
までの1/2以上、すなわち炊飯のために加熱が必要な
米と水が入る部分のほとんどの部分を覆うように設けら
れているので、内釜2が均一に発熱する。このため、内
釜2の磁性材料2aによる熱伝導で、熱を均一に拡散さ
せる必要がなく、熱をムラなく米と水に伝えることがで
きる。 【0023】従って、内釜2の磁性材料2aは熱伝導性
が良い材料を選定する必要がなく、また板厚を厚くして
熱を分散させる必要もないので、電磁誘導加熱に適し、
強度も有するが、熱伝導性の悪いステンレスやチタンの
薄板でも内釜として使用することができる。 【0024】これに対し、従来の構成では、図3に示す
ように、誘導加熱コイル4が内釜2の広範囲を覆うよう
に設けられておらず、内釜2の底部を主体に配置されて
いる。 【0025】そして、内釜2は図4に示すように、外側
に誘導加熱ができるステンレス等の板厚0.5ミリ程度
の磁性材料2aと、内側にアルミニウム等の板厚1〜3
ミリ程度の高熱伝導材料2cを貼り合わせた材料が用い
られており、誘導加熱コイル4の磁界により、内釜2外
側の磁性材料2aが誘導加熱し、この熱を内側の高熱伝
導材料2cで拡散させ、内釜2の側面まで熱を伝えてム
ラのないように炊飯する。 【0026】このように、従来は内釜2をムラなく加熱
する機能は内釜2で果たしていた機能であり、この機能
を有するために厚く、重たい内釜となっていた。 【0027】これに対して、本実施例では本体1から着
脱して米の計量、洗米、水加減、及び炊飯後の洗浄な
ど、取り扱いのつど持ち運ぶ内釜2に上記の機能を持た
せず、内釜2に比べて持ち運ぶ取り扱いの少ない本体1
内に誘導加熱コイル4を構成する底加熱コイル4a、側
面下加熱コイル4b、側面上加熱コイル4cを広範囲に
設けることでムラなく加熱する機能を果たすものであ
る。 【0028】このため、内釜2にはこの機能は必要がな
く、誘導加熱に適する磁性材料2aで、かつ薄い材料で
よく、これによって内釜2を軽量にでき、非常に取り扱
い性の良いものに出来る。また異種金属の複合材を使用
する必要がないので、安価に内釜を構成できる。 【0029】なお、上記本実施例では誘導加熱コイル4
を3つに分割したが、これに限るものでなく、2つでも
4つに分割してもよい。また、誘導加熱コイル4を結ぶ
範囲は内釜2の底面から側面上部の1/2以上の広範囲
を覆うように設けられていればよい。また本実施例では
複数のコイルを直列に接続して同時に通電したが、同時
に通電せず切り替えながら加熱するものでもよく、内釜
全体をムラなく加熱できればよい。 【0030】 【発明の効果】以上のように本発明では、内釜をステン
レス、チタン又はチタン合金の単一材料で構成し、誘導
加熱コイルは内釜の底面から側面の上部にかけて複数個
に分割して設け、複数個の誘導加熱コイルを結ぶ範囲が
内釜の底面から側面上部の1/2以上の広範囲を覆うよ
うに設けたので、内釜は薄く軽いものにでき、米の軽量
・洗米・炊飯器への着脱、及び洗浄の手入れなど、毎日
の炊飯作業で、非常に取り扱い性の良いものが提供でき
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の電磁誘導式炊飯器の断面図である。 【図2】図1のA部の拡大図である。 【図3】従来の電磁誘導式炊飯器の断面図である。 【図4】図3のB部の拡大図である。 【符号の説明】 1 本体 2 内釜 2a 磁性材料 4 誘導加熱コイル 4a 底加熱コイル 4b 側面下加熱コイル 4c 側面上加熱コイル 5 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 6/12 314 H05B 6/12 314

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 炊飯器の本体(1)と、この本体(1)
    内に着脱自在に収納される内釜(2)と、本体(1)に
    開閉自在に取り付けられ、内釜(2)と本体(1)の上
    部を覆う上蓋(3)とを有し、本体(1)には内釜
    (2)を電磁誘導加熱する誘導加熱コイル(4)を設け
    た炊飯器において、前記内釜(2)は、その材料をステ
    ンレス、チタン又はチタン合金の単一材料で構成し、前
    記誘導加熱コイル(4)は内釜(2)の底面から側面の
    上部にかけて複数個に分割して設け、この複数個の誘導
    加熱コイル(4)を結ぶ範囲が内釜(2)の底面から側
    面上部の1/2以上の広範囲を覆うように設けたことを
    特徴とする炊飯器。
JP2002037936A 2002-02-15 2002-02-15 炊飯器 Pending JP2003235727A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016181208A1 (en) * 2015-05-08 2016-11-17 Waco Pacific Ltd. Induction cooking apparatus and method of controlling induction cooking apparatus
KR20170032321A (ko) * 2014-09-17 2017-03-22 포샨 순더 메이디 일렉트리컬 히팅 어플라이언시스 메뉴팩쳐링 코., 리미티드 전기 밥솥 및 그 가열 제어 방법

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JP2017524503A (ja) * 2014-09-17 2017-08-31 フォーシャン シュンドゥー マイディア エレクトリカル ヒーティング アプライアンシーズ マニュファクチャリング カンパニー リミテッド 炊飯器及びその加熱制御方法
KR101892404B1 (ko) * 2014-09-17 2018-08-27 포샨 순더 메이디 일렉트리컬 히팅 어플라이언시스 메뉴팩쳐링 코., 리미티드 전기 밥솥 및 그 가열 제어 방법
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