JP2003235380A - 飼料供給装置 - Google Patents
飼料供給装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 家畜用飼料等を給餌パイプライン内へ円滑に
供給できるように改良した飼料供給装置を提案する。 【解決手段】 給餌パイプライン（２）内へ飼料（Ｓ）
を円滑に供給するための飼料供給装置（１）であって、
前記給餌パイプライン（２）に開口連結するホッパー本
体（１′）の飼料落下口（１″）に作動部（１１）を取
付け、当該作動部（１１）に餌排出作用板（１３）を枢
着したリンク（１２）及び餌受板（１４）を連結し、前
記作動部（１１）の上下動により、前記餌排出作用板
（１３）が、ホッパー本体（１′）の内周壁面（１−
１）を摺接移動すると共に、前記餌受板（１４）が、飼
料（Ｓ）を飼料落下口（１″）へ誘導するように構成さ
れていることを特徴とする飼料供給装置。
供給できるように改良した飼料供給装置を提案する。 【解決手段】 給餌パイプライン（２）内へ飼料（Ｓ）
を円滑に供給するための飼料供給装置（１）であって、
前記給餌パイプライン（２）に開口連結するホッパー本
体（１′）の飼料落下口（１″）に作動部（１１）を取
付け、当該作動部（１１）に餌排出作用板（１３）を枢
着したリンク（１２）及び餌受板（１４）を連結し、前
記作動部（１１）の上下動により、前記餌排出作用板
（１３）が、ホッパー本体（１′）の内周壁面（１−
１）を摺接移動すると共に、前記餌受板（１４）が、飼
料（Ｓ）を飼料落下口（１″）へ誘導するように構成さ
れていることを特徴とする飼料供給装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、家畜用飼料等を給
餌パイプライン内へ円滑に供給できるように改良した飼
料供給装置に関する。
餌パイプライン内へ円滑に供給できるように改良した飼
料供給装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、家畜用飼料を多数の給餌器等へ分
配送給するために、飼料供給装置から、ケーブルコンベ
アを内蔵する給餌パイプライン内へ連続的に飼料を供給
することが行なわれている。上記飼料供給装置は、例え
ば、図６に示すものが知られている。即ち、飼料供給装
置６０は、ホッパー本体６１の内壁部６１′にアーム６
２の一端を枢着すると共に、このアーム６２の他端にロ
ーラー６３を連結し、このローラー６３を給餌パイプラ
イン６４の飼料落下口６５に臨ませ、そして、上記アー
ム６２の上面にはスプリング６６が立上げ形成されてい
る。
配送給するために、飼料供給装置から、ケーブルコンベ
アを内蔵する給餌パイプライン内へ連続的に飼料を供給
することが行なわれている。上記飼料供給装置は、例え
ば、図６に示すものが知られている。即ち、飼料供給装
置６０は、ホッパー本体６１の内壁部６１′にアーム６
２の一端を枢着すると共に、このアーム６２の他端にロ
ーラー６３を連結し、このローラー６３を給餌パイプラ
イン６４の飼料落下口６５に臨ませ、そして、上記アー
ム６２の上面にはスプリング６６が立上げ形成されてい
る。
【０００３】上記構成の飼料供給装置６０によれば、給
餌パイプライン６４内をケーブルコンベア６７により矢
印方向へ移動するディスク又はコイル６８に係合して、
ローラー６３が矢印で示す如く上下動し、これに伴なっ
て、アーム６２の上面に取付けられたスプリング６６が
上下方向に屈伸変形するので、ホッパー本体６１内に充
填された飼料Ｓが、さらさらの状態であれば容易に掻落
すことができる。しかしながら、飼料Ｓがさらさらの状
態でない場合は、図示したように、飼料Ｓがブリッジを
形成してスプリング６６の周辺に鬆入状の空洞Ｂが生
じ、スプリング６６による掻落し効果がなくなると云う
問題がある。
餌パイプライン６４内をケーブルコンベア６７により矢
印方向へ移動するディスク又はコイル６８に係合して、
ローラー６３が矢印で示す如く上下動し、これに伴なっ
て、アーム６２の上面に取付けられたスプリング６６が
上下方向に屈伸変形するので、ホッパー本体６１内に充
填された飼料Ｓが、さらさらの状態であれば容易に掻落
すことができる。しかしながら、飼料Ｓがさらさらの状
態でない場合は、図示したように、飼料Ｓがブリッジを
形成してスプリング６６の周辺に鬆入状の空洞Ｂが生
じ、スプリング６６による掻落し効果がなくなると云う
問題がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
飼料供給装置に見られるような課題を解決すべく為され
たものであって、ホッパー本体の内壁面に発生し易いブ
リッジ脚の形成を解消して、飼料を給餌パイプライン内
へ円滑に落下させるために、ホッパー本体の飼料落下口
に取付けた作動部を上下動させ、この作動部に取付けた
リンクを介して連結した餌排出作用板とその摺接片によ
り、ホッパー本体の内周壁面を摺接移動させると共に、
上記作動部に連結した餌受板を、ホッパー本体内の中央
部で上下方向に揺動するようにした飼料供給装置を提供
せんとするものである。
飼料供給装置に見られるような課題を解決すべく為され
たものであって、ホッパー本体の内壁面に発生し易いブ
リッジ脚の形成を解消して、飼料を給餌パイプライン内
へ円滑に落下させるために、ホッパー本体の飼料落下口
に取付けた作動部を上下動させ、この作動部に取付けた
リンクを介して連結した餌排出作用板とその摺接片によ
り、ホッパー本体の内周壁面を摺接移動させると共に、
上記作動部に連結した餌受板を、ホッパー本体内の中央
部で上下方向に揺動するようにした飼料供給装置を提供
せんとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の要旨は、給餌パイプライン内へ飼料を円滑に
供給するための飼料供給装置であって、前記給餌パイプ
ラインに開口連結するホッパー本体の飼料落下口に作動
部を取付け、当該作動部に餌排出作用板を枢着したリン
ク及び餌受板を連結し、前記作動部の上下動により、前
記餌排出作用板がホッパー本体の内周壁面を摺接移動す
ると共に、前記餌受板が飼料を飼料落下口へ誘導するよ
うに構成されていることを特徴とする飼料供給装置であ
る。
の本発明の要旨は、給餌パイプライン内へ飼料を円滑に
供給するための飼料供給装置であって、前記給餌パイプ
ラインに開口連結するホッパー本体の飼料落下口に作動
部を取付け、当該作動部に餌排出作用板を枢着したリン
ク及び餌受板を連結し、前記作動部の上下動により、前
記餌排出作用板がホッパー本体の内周壁面を摺接移動す
ると共に、前記餌受板が飼料を飼料落下口へ誘導するよ
うに構成されていることを特徴とする飼料供給装置であ
る。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の飼料供給装置の好
適な実施形態について図面に基づき具体的に説明する。
図１は本発明の飼料供給装置を示す部分省略斜視図であ
り、図２（Ａ）は本発明の作動部の一例である樹脂片を
示す側面図であり、図２（Ｂ）は本発明の作動部の他の
例であるローラーを示す側面図であり、図３は本発明の
作用機構を示す側面図であり、図４は本発明による飼料
の供給状態を示す側断面図であり、図５は給餌パイプラ
インに配設される本発明を示す斜視図である。
適な実施形態について図面に基づき具体的に説明する。
図１は本発明の飼料供給装置を示す部分省略斜視図であ
り、図２（Ａ）は本発明の作動部の一例である樹脂片を
示す側面図であり、図２（Ｂ）は本発明の作動部の他の
例であるローラーを示す側面図であり、図３は本発明の
作用機構を示す側面図であり、図４は本発明による飼料
の供給状態を示す側断面図であり、図５は給餌パイプラ
インに配設される本発明を示す斜視図である。
【０００７】本発明は、図示したように、給餌パイプラ
イン２内へ飼料Ｓを円滑に供給するための飼料供給装置
１であって、上記給餌パイプライン２に開口連結するホ
ッパー本体１′の飼料落下口１″に作動部１１を取付
け、この作動部１１に餌排出作用板１３を枢着したリン
ク１２及び餌受板１４を連結し、上記作動部１１の上下
動により、上記餌排出作用板１３がホッパー本体１′の
内周壁面１−１を摺接移動すると共に、上記餌受板１４
が飼料Ｓを飼料落下口１″へ誘導するように構成されて
いることを特徴とするものである。
イン２内へ飼料Ｓを円滑に供給するための飼料供給装置
１であって、上記給餌パイプライン２に開口連結するホ
ッパー本体１′の飼料落下口１″に作動部１１を取付
け、この作動部１１に餌排出作用板１３を枢着したリン
ク１２及び餌受板１４を連結し、上記作動部１１の上下
動により、上記餌排出作用板１３がホッパー本体１′の
内周壁面１−１を摺接移動すると共に、上記餌受板１４
が飼料Ｓを飼料落下口１″へ誘導するように構成されて
いることを特徴とするものである。
【０００８】上記作動部１１は、耐摩耗性の樹脂片又は
ローラーであって、給餌パイプライン２内を移動するケ
ーブルコンベア３のディスク又はコイル３１と係合し
て、上下方向に移動するように構成されていることを特
徴とするものである。
ローラーであって、給餌パイプライン２内を移動するケ
ーブルコンベア３のディスク又はコイル３１と係合し
て、上下方向に移動するように構成されていることを特
徴とするものである。
【０００９】また、上記作動部１１の両脇から、四角錐
形のホッパー本体１′の一側内壁面１−１１に沿わせて
二本のリンク１２，１２を立上げ形成し、このリンク１
２，１２の上端部を、額縁状の餌排出作用板１３の一側
部１３１の両端に枢着すると共に、他側部１３２に摺接
片１３３を垂下形成し、この餌排出作用板１３の一側部
１３１から他側部１３２に至る中間にシーソー支点１５
を設け、そして、基端を上記ホッパー本体１′の他側内
壁面１−１２に枢着固定すると共に、先端を上記作動部
１１に固定した餌受板１４を配設して、上記餌排出作用
板１３及び摺接片１３３が、ホッパー本体１′の内周壁
面１−１に沿って上下動すると共に、上記餌受板１４
が、飼料Ｓを飼料落下口１″へ滑落誘導するように構成
されていることを特徴とするものである。
形のホッパー本体１′の一側内壁面１−１１に沿わせて
二本のリンク１２，１２を立上げ形成し、このリンク１
２，１２の上端部を、額縁状の餌排出作用板１３の一側
部１３１の両端に枢着すると共に、他側部１３２に摺接
片１３３を垂下形成し、この餌排出作用板１３の一側部
１３１から他側部１３２に至る中間にシーソー支点１５
を設け、そして、基端を上記ホッパー本体１′の他側内
壁面１−１２に枢着固定すると共に、先端を上記作動部
１１に固定した餌受板１４を配設して、上記餌排出作用
板１３及び摺接片１３３が、ホッパー本体１′の内周壁
面１−１に沿って上下動すると共に、上記餌受板１４
が、飼料Ｓを飼料落下口１″へ滑落誘導するように構成
されていることを特徴とするものである。
【００１０】本発明により、給餌パイプライン２に開口
するホッパー本体１′の飼料落下口１″に取付けられる
作動部１１に、餌排出作用板１３を枢着したリンク１２
及び餌受板１４を連結して、上記作動部１１の上下動に
よって、上記餌排出作用板１３が上記ホッパー本体１′
の内周壁面１−１を摺接移動すると共に、上記餌受板１
４が飼料Ｓを飼料落下口１″へ滑落誘導するようになっ
ている。
するホッパー本体１′の飼料落下口１″に取付けられる
作動部１１に、餌排出作用板１３を枢着したリンク１２
及び餌受板１４を連結して、上記作動部１１の上下動に
よって、上記餌排出作用板１３が上記ホッパー本体１′
の内周壁面１−１を摺接移動すると共に、上記餌受板１
４が飼料Ｓを飼料落下口１″へ滑落誘導するようになっ
ている。
【００１１】即ち、上記ホッパー本体１′の飼料落下口
１″に取付けられる作動部１１が、ケーブルコンベア３
のディスク又はコイル３１に係合して上下動するように
なっているので、上記作動部１１に取付けたリンク１２
を介して連結されている餌排出作用板１３及び摺接片１
３３が、餌排出作用板１３とホッパー本体１′間で枢着
されたシーソー支点１５によって形成されるシーソー機
構１６により、ホッパー本体１′の内周壁面１−１を上
下方向に摺接移動する。このように、餌排出作用板１３
及び摺接片１３３が、ホッパー本体１′の内周壁面１−
１を摺接移動することにより、ホッパー本体１′の内周
壁面１−１近傍の飼料Ｓが強制的に掻落されて、ブリッ
ジ脚の形成が防止されるものである。
１″に取付けられる作動部１１が、ケーブルコンベア３
のディスク又はコイル３１に係合して上下動するように
なっているので、上記作動部１１に取付けたリンク１２
を介して連結されている餌排出作用板１３及び摺接片１
３３が、餌排出作用板１３とホッパー本体１′間で枢着
されたシーソー支点１５によって形成されるシーソー機
構１６により、ホッパー本体１′の内周壁面１−１を上
下方向に摺接移動する。このように、餌排出作用板１３
及び摺接片１３３が、ホッパー本体１′の内周壁面１−
１を摺接移動することにより、ホッパー本体１′の内周
壁面１−１近傍の飼料Ｓが強制的に掻落されて、ブリッ
ジ脚の形成が防止されるものである。
【００１２】また同時に、餌受板１４の基端が、ホッパ
ー本体１′の内周壁面１−１で枢着支点１４２により固
定されているので、作動部１１が上下動するのに伴なっ
て餌受板１４が揺動し、ホッパー本体１′内の中心部に
充填された飼料Ｓは、その荷重による圧縮が軽減されつ
つ、飼料落下口１″方向へ誘導されてスムーズに滑落す
るものである。
ー本体１′の内周壁面１−１で枢着支点１４２により固
定されているので、作動部１１が上下動するのに伴なっ
て餌受板１４が揺動し、ホッパー本体１′内の中心部に
充填された飼料Ｓは、その荷重による圧縮が軽減されつ
つ、飼料落下口１″方向へ誘導されてスムーズに滑落す
るものである。
【００１３】
【実施例】図１に部分省略斜視図で示すように、四角錐
形のホッパー本体１′の飼料落下口１″に作動部１１の
樹脂片１１′が取付けられ、この樹脂片１１′の両脇か
ら、ホッパー本体１′の一側内壁面１−１１に沿わせて
二本のリンク１２，１２を立上げ形成し、このリンク１
２，１２の上端部に、額縁状に形成した餌排出作用板１
３の一側部１３１の両端を枢着部１２１に固定すると共
に、他側部１３２に摺接片１３３を垂下形成しておく。
但し、上記額縁状の餌排出作用板１３は、その外周辺
が、ホッパー本体１′の内周壁面１−１に接触ないし近
接する高さ位置に取付けられる。そして、上記餌排出作
用板１３には、その一側部１３１から他側部１３２に至
る中間にシーソー支点１５を設け、餌排出作用板１３と
ホッパー本体１′の内周壁面１−１間が、上記シーソー
支点１５で枢着固定されることによりシーソー機構１６
が形成される。
形のホッパー本体１′の飼料落下口１″に作動部１１の
樹脂片１１′が取付けられ、この樹脂片１１′の両脇か
ら、ホッパー本体１′の一側内壁面１−１１に沿わせて
二本のリンク１２，１２を立上げ形成し、このリンク１
２，１２の上端部に、額縁状に形成した餌排出作用板１
３の一側部１３１の両端を枢着部１２１に固定すると共
に、他側部１３２に摺接片１３３を垂下形成しておく。
但し、上記額縁状の餌排出作用板１３は、その外周辺
が、ホッパー本体１′の内周壁面１−１に接触ないし近
接する高さ位置に取付けられる。そして、上記餌排出作
用板１３には、その一側部１３１から他側部１３２に至
る中間にシーソー支点１５を設け、餌排出作用板１３と
ホッパー本体１′の内周壁面１−１間が、上記シーソー
支点１５で枢着固定されることによりシーソー機構１６
が形成される。
【００１４】上記ホッパー本体１′の飼料落下口１″に
取付けられる作動部１１は、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ナイロン等の耐摩耗性に優れたプラスチック成形
品であって、図２（Ａ）に示すように、餌受板１４の先
端に固定された方形板状や立方体状の樹脂片１１′、或
いは、図２（Ｂ）に示すように、餌受板１４の先端で回
転可能に固定されたローラー１１″が適用される。そし
て、この樹脂片１１′やローラー１１″等の作動部１１
は、ホッパー本体１′の飼料落下口１″で、ケーブルコ
ンベア３によって給餌パイプライン２内を移動するディ
スク又はコイル３１に係合して、円滑に上下動するよう
になっている。
取付けられる作動部１１は、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ナイロン等の耐摩耗性に優れたプラスチック成形
品であって、図２（Ａ）に示すように、餌受板１４の先
端に固定された方形板状や立方体状の樹脂片１１′、或
いは、図２（Ｂ）に示すように、餌受板１４の先端で回
転可能に固定されたローラー１１″が適用される。そし
て、この樹脂片１１′やローラー１１″等の作動部１１
は、ホッパー本体１′の飼料落下口１″で、ケーブルコ
ンベア３によって給餌パイプライン２内を移動するディ
スク又はコイル３１に係合して、円滑に上下動するよう
になっている。
【００１５】一方、餌受板１４の基端は、枢着支点１４
２でホッパー本体１′の他側内壁面１−１２に固定さ
れ、先端は、略逆三角形をなす受板本体１４１を介して
作動部１１の樹脂片１１′に固定されている。そして、
上記餌受板１４は、作動部１１である樹脂片１１′の上
下動に共動して揺動するようになっている。
２でホッパー本体１′の他側内壁面１−１２に固定さ
れ、先端は、略逆三角形をなす受板本体１４１を介して
作動部１１の樹脂片１１′に固定されている。そして、
上記餌受板１４は、作動部１１である樹脂片１１′の上
下動に共動して揺動するようになっている。
【００１６】以下、図３の側面図に基づき本発明の作用
機構を説明する。即ち、給餌パイプライン２内を矢印方
向に移動するケーブルコンベア３のディスク又はコイル
３１に作動部１１の樹脂片１１′が係合して、矢印ａ方
向に上下動すると、この樹脂片１１′に連結されている
リンク１２が矢印ｂ方向に上下動する。そして、このリ
ンク１２の動きに呼応して、餌排出作用板１３の一側部
１３１側が矢印ｃ方向に上下動するので、この一側部１
３１に対向する他側部１３２側が、シーソー支点１５で
形成されるシーソー機構１６により、矢印ｃ方向とは逆
方向の矢印ｃ′方向に上下動して、他側部１３２に垂下
形成した摺接片１３３が、他側内壁面１−１２に接触し
つつ矢印ｄ方向に上下移動して、ホッパー本体１′の内
周壁面１−１を摺接移動する。なお、上記シーソー支点
１５で枢着固定されている側の餌排出作用板１３は梃子
の動きをするので、ここでもホッパー本体１′の内周壁
面１−１を摺接移動する。
機構を説明する。即ち、給餌パイプライン２内を矢印方
向に移動するケーブルコンベア３のディスク又はコイル
３１に作動部１１の樹脂片１１′が係合して、矢印ａ方
向に上下動すると、この樹脂片１１′に連結されている
リンク１２が矢印ｂ方向に上下動する。そして、このリ
ンク１２の動きに呼応して、餌排出作用板１３の一側部
１３１側が矢印ｃ方向に上下動するので、この一側部１
３１に対向する他側部１３２側が、シーソー支点１５で
形成されるシーソー機構１６により、矢印ｃ方向とは逆
方向の矢印ｃ′方向に上下動して、他側部１３２に垂下
形成した摺接片１３３が、他側内壁面１−１２に接触し
つつ矢印ｄ方向に上下移動して、ホッパー本体１′の内
周壁面１−１を摺接移動する。なお、上記シーソー支点
１５で枢着固定されている側の餌排出作用板１３は梃子
の動きをするので、ここでもホッパー本体１′の内周壁
面１−１を摺接移動する。
【００１７】一方、上記ホッパー本体１′の他側内壁面
１−１２に基端が枢着固定された餌受板１４が、樹脂片
１１′の矢印ａ方向の上下動に共動して、矢印ｅ方向に
揺動するようになっているので、ホッパー本体１′内の
中心部に充填された飼料Ｓは、その荷重による圧縮が軽
減されつつ、飼料落下口１″方向へ案内されてスムーズ
に滑落するものである。
１−１２に基端が枢着固定された餌受板１４が、樹脂片
１１′の矢印ａ方向の上下動に共動して、矢印ｅ方向に
揺動するようになっているので、ホッパー本体１′内の
中心部に充填された飼料Ｓは、その荷重による圧縮が軽
減されつつ、飼料落下口１″方向へ案内されてスムーズ
に滑落するものである。
【００１８】上述の本発明の作用により、図４に側断面
図で示すように、給餌パイプライン２に開口連結される
ホッパー本体１′の飼料落下口１″に取付けた作動部１
１が、矢印方向に移動するケーブルコンベア３のディス
ク又はコイル３１に係合して上下動するに伴なって、ホ
ッパー本体１′内に充填された飼料Ｓがさらさらの状態
でない場合であっても、ホッパー本体１′の内周壁面１
−１にブリッジ脚を形成することがなくなる。従って、
飼料落下口１″辺りに鬆入状の空洞を生じることもなく
なり、図示した矢印方向から飼料落下口１″へ、飼料Ｓ
が全く滞ることなくスムーズに滑落するものである。
図で示すように、給餌パイプライン２に開口連結される
ホッパー本体１′の飼料落下口１″に取付けた作動部１
１が、矢印方向に移動するケーブルコンベア３のディス
ク又はコイル３１に係合して上下動するに伴なって、ホ
ッパー本体１′内に充填された飼料Ｓがさらさらの状態
でない場合であっても、ホッパー本体１′の内周壁面１
−１にブリッジ脚を形成することがなくなる。従って、
飼料落下口１″辺りに鬆入状の空洞を生じることもなく
なり、図示した矢印方向から飼料落下口１″へ、飼料Ｓ
が全く滞ることなくスムーズに滑落するものである。
【００１９】図５に示すように、本発明の飼料供給装置
１に充填された飼料Ｓは、ホッパー本体１′の飼料落下
口１″から給餌パイプライン２内へスムーズに滑落し、
コンベア駆動モーター４で駆動されるケーブルコンベア
３により矢印方向に押送りされつつ、分岐配管を通って
各給餌器５，５，・・・へ連続的に分配投与される。従
って、本発明を給餌パイプライン２の所定位置に設置し
ておけば、ケーブルコンベア３の駆動による運転中は、
ホッパー本体１′内の飼料Ｓを、飼料落下口１″を通し
て給餌パイプライン２内へ、滞ったり途切れたりするこ
となく円滑に供給することができるという作用効果が得
られる。
１に充填された飼料Ｓは、ホッパー本体１′の飼料落下
口１″から給餌パイプライン２内へスムーズに滑落し、
コンベア駆動モーター４で駆動されるケーブルコンベア
３により矢印方向に押送りされつつ、分岐配管を通って
各給餌器５，５，・・・へ連続的に分配投与される。従
って、本発明を給餌パイプライン２の所定位置に設置し
ておけば、ケーブルコンベア３の駆動による運転中は、
ホッパー本体１′内の飼料Ｓを、飼料落下口１″を通し
て給餌パイプライン２内へ、滞ったり途切れたりするこ
となく円滑に供給することができるという作用効果が得
られる。
【図１】本発明の飼料供給装置を示す部分省略斜視図で
ある。
ある。
【図２】（Ａ）本発明の作動部の一例である樹脂片を示
す側面図である。 （Ｂ）本発明の作動部の他の例であるローラーを示す側
面図である。
す側面図である。 （Ｂ）本発明の作動部の他の例であるローラーを示す側
面図である。
【図３】本発明の作用機構を示す側面図である。
【図４】本発明による飼料の供給状態を示す側断面図で
ある。
ある。
【図５】給餌パイプラインに配設される本発明を示す斜
視図である。
視図である。
【図６】従来技術の一例を示す側断面図である。
１ 飼料供給装置
１′ ホッパー本体
１″ 飼料落下口
１−１ 内周壁面
１−１１ 一側内壁面
１−１２ 他側内壁面
１１ 作動部
１１′ 樹脂片
１１″ ローラー
１２ リンク
１２１ 枢着部
１３ 餌排出作用板
１３１ 一側部
１３２ 他側部
１３３ 摺接片
１４ 餌受板
１４１ 受板本体
１４２ 枢着支点
１５ シーソー支点
１６ シーソー機構
２ 給餌パイプライン
３ ケーブルコンベア
３１ ディスク又はコイル
４ コンベア駆動モーター
５ 給餌器
Ｓ 飼料
Claims (3)
- 【請求項１】 給餌パイプライン内へ飼料を円滑に供給
するための飼料供給装置であって、前記給餌パイプライ
ンに開口連結するホッパー本体の飼料落下口に作動部を
取付け、当該作動部に餌排出作用板を枢着したリンク及
び餌受板を連結し、前記作動部の上下動により、前記餌
排出作用板がホッパー本体の内周壁面を摺接移動すると
共に、前記餌受板が飼料を飼料落下口へ誘導するように
構成されていることを特徴とする飼料供給装置。 - 【請求項２】 作動部は、耐摩耗性の樹脂片又はローラ
ーであって、給餌パイプライン内を移動するケーブルコ
ンベアのディスク又はコイルと係合して、上下方向に移
動するように構成されていることを特徴とする請求項１
に記載の飼料供給装置。 - 【請求項３】 作動部の両脇から、四角錐形のホッパー
本体の一側内壁面に沿わせて二本のリンクを立上げ形成
し、当該リンクの上端部を、額縁状の餌排出作用板の一
側部の両端に枢着すると共に、他側部に摺接片を垂下形
成し、当該餌排出作用板の一側部から他側部に至る中間
にシーソー支点を設け、そして、基端を前記ホッパー本
体の他側内壁面に枢着固定すると共に、先端を前記作動
部に固定した餌受板を配設して、前記餌排出作用板及び
摺接片が、ホッパー本体の内周壁面に沿って上下動する
と共に、前記餌受板が、飼料を飼料落下口へ滑落誘導す
るように構成されていることを特徴とする請求項１又は
請求項２に記載の飼料供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002037503A JP2003235380A (ja) | 2002-02-14 | 2002-02-14 | 飼料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002037503A JP2003235380A (ja) | 2002-02-14 | 2002-02-14 | 飼料供給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003235380A true JP2003235380A (ja) | 2003-08-26 |
Family
ID=27779067
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002037503A Pending JP2003235380A (ja) | 2002-02-14 | 2002-02-14 | 飼料供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003235380A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008125419A (ja) * | 2006-11-20 | 2008-06-05 | Hytem Co Ltd | 多段ケージシステムにおける餌供給装置 |
| CN106489787A (zh) * | 2016-11-10 | 2017-03-15 | 宁波大学 | 一种饵料投料机 |
| CN115005140A (zh) * | 2022-06-21 | 2022-09-06 | 广东海洋大学 | 一种智能化养殖网箱 |
-
2002
- 2002-02-14 JP JP2002037503A patent/JP2003235380A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008125419A (ja) * | 2006-11-20 | 2008-06-05 | Hytem Co Ltd | 多段ケージシステムにおける餌供給装置 |
| CN106489787A (zh) * | 2016-11-10 | 2017-03-15 | 宁波大学 | 一种饵料投料机 |
| CN106489787B (zh) * | 2016-11-10 | 2022-03-29 | 宁波大学 | 一种饵料投料机 |
| CN115005140A (zh) * | 2022-06-21 | 2022-09-06 | 广东海洋大学 | 一种智能化养殖网箱 |
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