JP2003234717A - 多段中継伝送システム - Google Patents

多段中継伝送システム

Info

Publication number
JP2003234717A
JP2003234717A JP2002030268A JP2002030268A JP2003234717A JP 2003234717 A JP2003234717 A JP 2003234717A JP 2002030268 A JP2002030268 A JP 2002030268A JP 2002030268 A JP2002030268 A JP 2002030268A JP 2003234717 A JP2003234717 A JP 2003234717A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
signal
carrier
frequency
channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002030268A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Miyashita
敦 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2002030268A priority Critical patent/JP2003234717A/ja
Publication of JP2003234717A publication Critical patent/JP2003234717A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radio Relay Systems (AREA)
  • Details Of Television Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接チャネルへの干渉妨害の充分な抑圧が容
易に得られるようにしたデジタル伝送装置を提供するこ
と周波数の高い側端のレベルを減少させマルチキャリア
信号をLOW側帯域に、周波数の低い側端のレベルを減
少させマルチキャリア信号をHIGH側帯域に割り当て
帯域外への隣接干渉量を減少させた伝送を行うこと。 【解決手段】 マルチキャリア変調による多段中継伝送
システムにおいて、マイクロ波帯による中継段で、その
第Mチャネル帯域内の上側に、周波数の高い側の所定本
数のキャリアを削減しマルチキャリア変調を行ったa系
統の信号を、当該第Mチャネル帯域内の下側に、周波数
の低い側の所定本数のキャリアを削減しマルチキャリア
変調を行ったb系統の信号を割り当て、多重処理して多
段中継伝送を行うようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチキャリア変
調によるデジタル多段伝送システムに係り、特にOFD
M(orthogonal Frequency Division Multiplex)変調方
式によるデジタル多段伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、無線伝送の分野では、マルチパス
フェージングに強い変調方式として、OFDM方式が脚
光を集めており、次世代のテレビ放送、FPU、無線L
AN等の分野で多くの応用研究が、欧州や日本を初めと
して各国で進められている。ここでOFDM方式とは、
互いに直交する複数本(例えば544本)のキャリア(搬
送波)を用いて情報符号を伝送する直交周波数分割多重
変調方式の略称であり、これはマルチキャリア変調方式
の一種で、多数のデジタル変調波を加え合わせたものと
なる。図9は、このようなOFDM信号を用いた、直交
周波数分割多重変調信号伝送装置(以下、OFDM伝送
装置という)の基本的な構成を示すブロック図で、図示
のように、処理A1部101−1と処理A2部101−
2の各ブロックからなる送信側Txと、処理C2部20
3−2と処理C1部203−1の各ブロックからなる受
信側Rxで構成され、これらは、例えば電波を用いた無
線の伝送路Lにより結ばれている。
【0003】まず、送信側Txについて簡単に説明す
る。 処理A1部101−1の伝送路符号化部1Tに
は、連続シリアル状態の送信側データDinが入力され、
ここで、フレーム毎に処理され、エラー訂正用のパリテ
ィの付加やインターリーブによるエネルギー拡散などの
処理が施され、間欠状態のレート変換済データDiiとし
て出力され、符号化部2Tに供給される。この時、伝送
路符号化部1Tから、フレーム周期である例えば900
シンボル毎に送信側フレーム制御パルスFSTが発生
し、同期シンボル期間の開始を表すフレームパルス信号
として、符号化部2Tも含め、他のブロックに供給され
る。符号化部2Tは、入力されたデータDiiを符号化
し、I軸とQ軸の2軸にマッピングしたデータRfとデ
ータIfを出力し、処理A2部101−2に供給する。
処理A2部101−2のIFFT部3Aは、これらのデ
ータRf、Ifを周波数成分と見なし、これによって、例
えば、1024サンプルからなる時間波形信号R(実数
成分)、I(虚数成分)に変換する。ここで、IFFTと
は、逆フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform)
のことである。
【0004】ガード付加部3Bは、1024サンプルか
らなる時間波形信号R、Iの開始期間における波形の中
で、例えば、最初の48サンプルの波形を、ガードイン
ターバルとして1024サンプル後に付加し、合計10
72サンプルの時間波形からなる情報シンボルRg、Ig
として出力する。ここで付加した48サンプルのデー
タは、反射波混入時の緩衝帯となるものであり、従っ
て、情報シンボルRgは、ガードインターバルデータ付
加済時間波形の実数成分となり、情報シンボルIgは、
ガードインターバルデータ付加済時間波形の虚数成分と
なる。同期挿入部3Cは、これらの情報シンボルRg、
Igに対して、例えばそれの894サンプル毎に、予め
メモリ等に記憶してある6シンボルからなる同期波形を
挿入し、フレーム構成のデータRsg、Isgを作成する。
従って、データRsgは、同期シンボル及びガードインタ
ーバルデータ付加済時間波形の実数成分となり、データ
Isg は、同期シンボル及びガードインターバルデータ
付加済時間波形の虚数成分となる。これらのデータRs
g、Isgは、直交変調処理部8に供給され、ここで、D
/A変換器81と直交変調器82、それにローカル発振
器83により、周波数Fcの搬送波によるOFDM変調
波信号RFとして生成され、高周波増幅された上で、U
HF帯、またはマイクロ波帯を用いた伝送路Lに送出さ
れることになる。 図10に、生成されたOFDM変調
出力の波形イメージを示す。
【0005】次に、受信側Rxについて説明する。 受
信側Rxで受信された周波数FcのOFDM変調波信号
は、まずAGC(自動利得制御)部9Aに入力され、次い
で、直交復調処理部9Bに入力され、復調された上でベ
ースバンドに変換された後、A/D変換され、信号R's
g、I'sgとなる。次いで、これらの信号R'sg、I'sgは
同期検出器&相関処理部4Aに入力され、ここで同期シ
ンボル期間を検出し、これからシンボル期間の切れ目を
表わすフレームパルスFSTr と、電圧制御クロック発
生器12からのクロックCKrcと信号R'sg、I'sgの同
期成分との比較結果に応じた相関出力Sc が生成され、
各部に供給される。まず、FST補正部4Bでは、これ
らフレームパルスFSTrと相関出力Scに基づいて制御
電圧VCが出力され、これが電圧制御クロック発生器1
2に供給されることにより、制御されたクロックCKrc
が生成される。また、FFT(Fast Fourier Transfor
m:フーリエ変換)部3Dでは、フレームパルスFSTr
から、FFTに利用するための1024サンプルのデー
タ期間を決定するゲート信号が作成され、これにより緩
衝帯となる48サンプルのガード期間信号が除外され
る。そして、FFT部3Dにより、これらの信号R's
g、I'sgの1024サンプル分の時間波形信号が周波数
成分信号R'f、I'f に変換され、それが復号化部2R
に入力され、ここでマッピング位置が識別されてデータ
D'o になり、伝送路復号化部1Rにより連続した信号
Doutとして出力される。
【0006】ところで、図11(a)は、このようなOF
DM伝送装置の送信側Txにおける符号化部2Tの出力
が、IFFT部3Aに入力される時の状態と、それがマ
ルチキャリア変調され直交変調処理部8により、例えば
800MHz帯のRF信号になった際のスペクトル例
で、同図(b)は、同じくスペクトルを隣接チャネルで使
用した際のスペクトル例である。この場合、図11(b)
に示されているように、第nチャネルと第n+1チャネ
ルの間隔は9MHzとなるが、一方、各々の占有帯域幅
は8.5MHzであり、このため、チャネル間には、周
波数が0.5MHzのスペースしか存在しないことが判
る。ここで、実際の信号伝送系では、混変調(IM)によ
り帯域外に不要な膨らみが生じてしまうのが避けられな
いが、このとき、チャネル間の周波数スペースが、0.
5MHz程度と狭い場合には、図11(c)に示すよう
に、隣接チャネルとの干渉が現われ、妨害を与えてしま
う虞れがある。そして、このような通過域と遮断域の帯
域差が0.5MHzしかない隣接チャネルでのデジタル
伝送の運用は、実例としても多くみられる。ところで、
この隣接チャネル妨害の抑止には、BPF(帯域通過フ
ィルタ)を、送受信系の高周波段に設ける方法が極めて
効果的である。
【0007】そこで、従来技術によるOFDM方式のデ
ジタル伝送装置では、BPFを用い隣接チャネル妨害が
起こらないようにしていた。しかし、小型サイズのBP
Fは、遮断特性が緩く効果が期待できない。 また隣接
チャネルで効果的な減衰量を得ると、通過帯域が狭くな
り、自チャネルの帯域端部のキャリアが減衰してしま
う。 端部キャリアが減哀しないように、遮断特性を鋭
くしたBPFは、大型サイズとなる。また、フィルタ段
数の増加により、通過損が徐々に増加し、たとえ大型化
しても、十分な特性は確保出来ない懸念もある。以上説
明した従来の構成において、隣接チャネル間で受信信号
のレベル差が、20〜40dBも生じる実際の条件下で
は、第nチャネルと第n+1チャネルを使用する隣接チ
ャネル運用は、BPFを用いても、困難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上述のよう
な、隣接チャネルとの干渉が問題となる、多段中継によ
るデジタル伝送システムの概要を図12に示し、説明す
る。例えばマラソンのTV中継においては、トップラン
ナーの映像ばかりでなく、第2グループや第3グループ
の映像も番組構成上必要である。 そのため、マラソン
のTV中継をする技術スタッフは、マラソンコース近く
のビルの屋上や小高い山の上等で、トップランナー、第
2もしくは第3グループの最低2種類の映像を受信し、
それぞれの映像を別の周波数帯を用いて放送局に送る、
多段中継作業を行う。 図12は、2つの移動中継車か
ら小高い山の受信点までの第1段中継に、nチャネル
(ch)とn+1チャネル(ch)を、小高い山の受信点か
ら放送局までの第2段中継に、F(ch)とH(ch)を用
いた伝送例である。 なお、マラソンコースは全長約4
2kmに及ぶため、上記受信点は、複数設けられてい
る。ここで、第2段中継には、通常マイクロ波帯が用い
られる。 この周波数帯は、放送局1局あたり4波しか
割り当てられていないため、マラソン等の中継イベント
でも、2ないし3波しか使用できない。 そのため、不
足分は、同一の周波数を時間的に切り替え使用する等で
対処している。 具体的には、スタート直後、ランナー
は競技場周辺を走るため、最初の受信点から放送局への
伝送が主体である。 そのため、折り返し地点近辺の受
信点は、この時間帯に映像を送る必要がなく、マイクロ
波の送信は行わない。 そして、ランナーが競技場を離
れ、折り返し地点に近づいてきたら、競技場周辺は映像
中継の必要が無いため、マイクロ波の使用を止め、今度
は折り返し地点の受信点が放送局への伝送にマイクロ波
を使用する。
【0009】しかし、上記の様に最低でも2チャネルの
伝送は必要であり、この2チャネル間、あるいは隣接チ
ャネルとの干渉については、相変わらず解決されていな
い。なお、マイクロ波帯の周波数帯域は、各々のチャネ
ルの間隔が18MHzあり、800MHz帯のチャネル
間隔9MHzの2倍である。しかし、マイクロ波帯の伝
送では、隣接チャネルは他局が放送中の番組の伝送に使
用しているケースもあり、隣接チャネルへの干渉は絶対
に起こしてはならないものである。この様に、使用でき
る回線数が少ないマイクロ波帯であるのに、放送局に伝
送する素材(映像)毎に、1回線のマイクロ波チャネルが
必要となること、隣接する他局のマイクロ回線への影響
を極力低減しなければならないこと等が、多段中継によ
るデジタル伝送システムにおいて問題となる。本発明
は、これらの欠点を除去し、隣接チャネルへの干渉妨害
の充分な抑圧が容易に得られるようにしたデジタル伝送
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、マルチキャリア変調による多段中継伝送シ
ステムにおいて、マイクロ波帯による中継段で、その第
Mチャネル帯域内の上側に、周波数の高い側の所定本数
のキャリアを削減しマルチキャリア変調を行ったa系統
の信号を、当該第Mチャネル帯域内の下側に、周波数の
低い側の所定本数のキャリアを削減しマルチキャリア変
調を行ったb系統の信号を割り当て、多重処理して多段
中継伝送を行うようにしたものである。また、マルチキ
ャリア変調による多段中継伝送システムにおいて、周波
数の高い側の所定本数のキャリアを削減しマルチキャリ
ア変調を行ったa系統の信号をUHF帯の第nチャネル
で伝送するa系統伝送装置と、周波数の低い側のキャリ
アの所定本数のキャリアを削減し、マルチキャリア変調
を行ったb系統の信号をUHF帯の第n+1チャネルで
伝送するb系統伝送装置と、上記a系統伝送装置の出力
信号をマイクロ波帯の第Mチャネル帯域内の上側に、上
記b系統伝送装置の出力信号をマイクロ波帯の第Mチャ
ネル帯域内の下側に割り当て、多重処理して伝送するマ
イクロ波帯の伝送装置とにより、多段中継伝送を行うよ
うにしたものである。また、上記a系統、b系統伝送装
置の出力信号に対し、それぞれ、周波数の高い側のキャ
リアレベルと他部分レベルとの比較手段と、周波数の低
い側のキャリアレベルと他部分レベルとの比較手段を設
け、各信号のレベルの低い側を、上記マイクロ波帯の第
Mチャネル帯域内の上側と下側に割り当てるように周波
数多重処理を自動切換えるものである。また、上記各出
力信号の低レベル状態が検出不能な場合、マイクロ波帯
の多段中継における送信出力を抑制する切換えを行うも
のである。すなわち、例えば、UHF帯のIF信号8.
5MHz帯域2つを、それぞれ、周波数の高い側、低い
側の所定本数のキャリアを削減し周波数変換し、マイク
ロ波帯の第Mチャネル帯域内の上側と下側に割り当て、
合計18MHz以内の統合IF信号とすることでマイク
ロ波帯の1チャネルに納めて伝送する。これにより、8
00MHz帯で減少させた端部をマイクロ波帯の外側に
配置する多重を行い伝送することで、マイクロ波帯での
隣接干渉を最小に押さえる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施例の構成を
示し、以下、詳細に説明する。受信点において、移動中
継車Tx1からの第n(ch)の映像を受けるUHF帯受
信RF部(Rh1)10aの出力IFaと、移動中継車Tx
2からの第n+1(ch)の映像を受けるUHF帯受信R
F部(Rh2)10bの出力は、IF多重部13に接続され
る。 IF多重部13の多重出力は、マイクロ波帯送信
RF部(Thm)11に入力され、第M(ch)で伝送され
る。放送局側において、マイクロ波帯受信RF部(Rxm)
12の出力は、IF分割部14に入力される。 IF分
割部14からの2つの出力は、それぞれ受信制御部(Rc
1)15aと受信制御部(Rc2)15bに接続され、映像A
と映像Bとして出力される。ここで、映像Aと映像Bの
周波数的な関係を、図3を用いて詳細に説明する。移動
中継車Tx1からの映像Aは、周波数の高い側の片側端
部キャリア(例えば544本中の100本)にはデータ
を割り当てず、キャリアレベルを減らすことにより、帯
域幅が8.5MHzから7.5MHzに変調されて出力
される。そして、UHF帯の第nチャネルにより伝送さ
れ、UHF帯受信RF部10aによって受信され、例え
ば130MHzの中間周波信号IFa130として出力さ
れる。
【0012】移動中継車Tx2からの映像Bは、周波数
の低い側の片側端部キャリア(例えば544本中の10
0本)には、データを割り当てず、キャリアレベルを減
らすことで、帯域幅が8.5MHzから7.5MHzに
変調されて出力される。そして、低い周波数側のキャリ
アを削減し、帯域幅7.5MHzで変調された移動中継
車Tx2の映像Bは、UHF帯の第n+1チャネルによ
って伝送され、UHF帯受信RF部10bにより受信さ
れ、同様に130MHzの中間周波信号IFb130とし
て出力される。これら、中心周波数が130MHzで同
一周波数のIFa130とIFb130は、IF多重部13に
入力される。
【0013】ここで、IF多重部13の周波数軸上の処
理について、図3を用い説明する。高い周波数側のキャ
リアを削減したIFaは、中心周波数を134.5MH
zに変換され、IFal34となる。低い周波数側のキャ
リアを削減したIFbは、中心周波数を125.5MH
zに変換されIFb126となる。このように変換された
2波をIF多重部13で多重したIFmは、マイクロ波
帯送信部11に入力され、マイクロ波帯の信号に変換さ
れる。 この結果、高い周波数側キャリアを削減したI
Fa134は、マイクロ波帯第Mチャネルの周波数の高い
側に、低い周波数側キャリアを削減したIFb126は、
マイクロ波帯第Mチャネルの周波数の低い側に、配置さ
れ伝送される。この様子を図4に示す。放送局側では、
この伝送されたIFmをマイクロ波受信RF部12で受
信し、130MHz帯の中間周波に変換されたIFmr
は、IF分割部14によって、周波数の高い側半分と周
波数の低い側半分に配置されたIFa134とIFb126
分離して、それぞれを中心周波数130MHzのIFa
130とIFbrl30に変換される。 IFar130とI
Fbr130は、復調部15aと15bに入力され、映像
Aと映像Bとして再生される。
【0014】図2に、本発明のIF多重部13の具体的
な構成の1例を示し、説明する。信号IFa130は、ロ
ーカル発振器13−5からの周波数Fcと前段ミキサ1
3−laにて、周波数(130MHz+Fc)の信号に変
換される。信号IFb130も、前段ミキサ13−lbに
て、同様に周波数(130MHz+Fc)の信号に変換さ
れる。 ここで、それぞれのIF信号には、(130M
Hz−Fc)の信号も生じてしまうので、前段BPF1
3−2aとBPF13−2bを使って、周波数(130
MHz+Fc)近辺の信号のみを取り出す。続いて、周
波数(130MHz+Fc)となった信号IFaは、後段
ミキサ13−3aにて、ローカル発振器13−4aから
の周波数(Fc+4.5MHz)により、周波数134.
5MHzの信号に変換される。また、周波数(130M
Hz+Fc)となった信号IFbは、後段ミキサ13−
3bにて、ローカル発振器13−4bからの周波数(F
c−4.5MHz)により周波数125.5MHzの信
号に変換される。これらの134.5MHzのIFa
134と、125.5MHzのIFb126は、混合器13−
6で加算される。 ここで、後段ミキサ13−3a,b
において、(130MHz+2×Fc±4.5MHz)の
不要信号が発生するため、後段のBPF13−7にて、
不要信号を除去する。
【0015】次に、本発明のIF分割部14の構成の1
例を図5に示し、動作を説明する。中間周波信号IFm
rにおいて、前述のようにIFaは帯域の上半分、すな
わち中心周波数が134.5MHz、IFbは帯域の下
半分、すなわち中心周波数が125.5MHzに存在す
る。このように、2種類の信号IFaとIFbを含んだ
中間周波信号IFmrは、ローカル発振器14−5と前
段ミキサ14−1よって、(130MHz+Fc)に周波
数シフトされた信号に変換される。 なお、周波数(1
30MHz−Fc)にも変換されるため、周波数(130
MHz+Fc)近辺の信号を取り出す前段BPF14−
2によって、周波数(130MHz+Fc)の信号のみを
取り出す。この周波数シフトされた信号(IFar126)
は、後段ミキサ14−3aにて、ローカル発振器14−
4aからの周波数(Fc+4.5MHz)より、中心周波
数130MHzとなったIFar130として出力され
る。同様に、このシフトした信号(IFbr134)は、後
段ミキサ14−3bにて、ローカル発振器14−4bか
らの周波数(Fc−4.5MHz)により、中心周波数1
30MHzとなったIFbr130として出力される。こ
の場合の周波数シフトも、不要な周波数帯の信号が出力
されるため、影響ある場合は、BPF14−7によっ
て、130MHz近辺の信号のみを取り出す。
【0016】図6に、本発明によるIF多重部13の第
2の構成例を示し詳細に説明する。入力される信号IF
aとIFbは、検出器13−8aと13−8bに接続さ
れ、それぞれにおいて、周波数の高い側のキャリア、低
い側のキャリアが削減されているか、すなわち端部キャ
リアの有無を検出する。 有無を示す出力は、判定器1
3−9に入力される。 この判定器13−9の出力は切
換器13−10に接続される。次に、この動作について
説明する。 判定器13−9は、検出器13−8a、1
3−8bの端部キャリアの有無検出結果に応じ、切換器
13−10に制御信号を出力する。 切換器13−10
は、判定器13−9からの制御信号に従って、後段ミキ
サ13−3a,13−3bへのローカル周波数を決定す
る。 具体的には、それぞれの後段ミキサ13−3a,
13−3bヘの周波数を、ローカル発振器13−4aの
周波数(Fc+4.5MHz)、ローカル発振器13−4
bの周波数(Fc−4.5MHz)に切り替える。
【0017】図7に、本発明の上記検出器13−8の構
成の1例を示し、動作について説明する。 BPF−L
13−8−1と検波器13−8−4によって、帯域の下
側、即ち、126.25MHz±0.5MHz近辺の成
分を抽出する。 BPF−M13−8−2と検波器13
−8−5によって、帯域の中央部、即ち、130.0M
Hz±0.5MHz近辺の成分を抽出する。 BPF−
U13−8−3と検波器13−8−6により、帯域の上
側、即ち、133.75MHz±0.5MHz近辺の成
分を抽出する。比較器13−8−7は、帯域の下側のレ
ベルを示す検波器13−8−4の出力と帯域の中央部の
レベルを示す検波器13−8−5の出力を比較する。
比較器13−8−9は、帯域の上側のレベルを示す検波
器13−8−6の出力と帯域の中央部のレベルを示す検
波器13−8−5の出力を比較する。比較器13−8−
7、比較器13−8−9は、それぞれ+入力側が、−入
力側より大きければ、ハイレベル“H”を出力する。
【0018】入力されたIF信号と検出器13−8出力
の関係を以下に示す。周波数の低い側のキャリアを削減
した信号の場合、帯域の中央部分のレベルを示す減衰器
(ATT)13−8−8を経由した検波器13−8−5の
出力は、帯域の下側のレベルを示す検波器13−8−4
出力より高くなり、比較器13−8−7は、ローレベル
“L”を出力する。また、帯域の中央部分のレベルを示
す減衰器(ATT)13−8−8を経由した検波器13−
8−5の出力は、帯域の上側のレベルを示す検波器13
−8−6の出力より低くなり、比較器13−8−9は、
ローレベル“L”を出力する。すなわち、比較器13−
8−7は、+入力<−入力であり、出力はLとなる。比
較器13−8−9は、+入力>−入力であり、出力はH
となる。以下同様に、周波数の高い側のキャリアを削減
した信号の場合、比較器13−8−7は、+入力>−入
力であり、出力はHとなる。 比較器13−8−9は、
+入力<−入力であり、出力はLとなる。周波数の高い
側、低い側の何れのキャリアも削減されていない信号の
場合、比較器13−8−7は、+入力>−入力であり、
出力はHとなる。 比較器13−8−9は、+入力>−
入力であり、出力はHとなる。
【0019】次に、切換器13−10について説明す
る。 切換器13−10は、2系統の出力に、後段ミキ
サ13−3a,13−3bヘ入力の何れかを、選択出力
する。その選択は、判定器13−9からの信号により決
定される。 判定器13−9の動作と合わせて説明す
る。IF信号の端部キャリア状態を、検出器13−8a
と検出器13−8bの出力信号から把握し、IF信号の
端部キャリアの無い側が帯域の端に生じるように、ロー
カル発振器13−4a,13−4bのローカル周波数を
切り替える。このように、信号IFaの系が、周波数の
低い側のキャリアを削減した信号の場合には、検出器1
3−8aからはL,Hの信号が届く。 信号IFbの系
が、周波数の高い側のキャリアを削減した信号の場合に
は、検出器13−8bからは、H,Lの信号が届く。
この場合、他への干渉を減らすためには、信号IFaの
系を周波数の低い側へ、信号IFbの系を周波数の高い
側に配置する。判定器13−9は、後段ミキサ13−3
aには、周波数(Fc−4.5MHz)を、後段ミキサ1
3−3bには、周波数(Fc+4.5MHz)を送るよ
う、切換器13−10を制御する。また信号IFaの系
が周波数の高い側のキャリアを削減した信号の場合に
は、検出器13−8aからはH,Lの信号が届く。 信
号IFbの系が、周波数の低い側のキャリアを削減した
信号の場合には、検出器13−8bからは、L,Hの信
号が届く。 この場合、他への干渉を減らすためには、
信号IFaの系を周波数の高い側へ、信号IFbの系を
周波数の低い側に配置する。
【0020】判定器13−9は、後段ミキサ13−3a
には、周波数(Fc+4.5MHz)を、後段ミキサ13
−3bには、周波数(Fc−4.5MHz)を送るよう、
切換器13−10を制御する。また信号IFaの系がキ
ャリア削減しない信号の場合には、検出器13−8aか
らはH,Hの信号が届く。 信号IFbの系が、周波数
の低い側のキャリアを削減した信号の場合には、検出器
13−8bから、L,Hの信号が届く。 この場合、他
への干渉を減らすためには、信号IFaの系はどちらの
側でも良いが、信号IFbの系は、周波数の低い側に配
置する。判定器13−9は、後段ミキサ13−3aに
は、周波数(Fc+4.5MHz)を、後段ミキサ13−
3bには、周波数(Fc−4.5MHz)を送るよう、切
換器13−10を制御する。以上のような動作により、
帯域端部のキャリアが削減され側に応じて、切換器13
−10の切換が自動で行われる。
【0021】次に図8に、本発明の出力制御機能付きI
F多重部13の1例の構成を示す。この動作は、入力さ
れた信号IFa,IFbの端部キャリアが削減されてい
ない場合は、検出器13−8a,13−8bからは、レ
ベルH,Hが出力される。その場合、信号IFa,IF
bの出力レベルを低減し、隣接干渉を低減する。すなわ
ち、端部キャリアが削減されていない信号の場合、出力
レベルを減らす。その場合に、出力制御付き判定器13
−13は、出力制御器(VGA)13−12a,13−1
2bに制御信号を送り、出力レベルを低減する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
チャネル端部のキャリアを削減して、UHF帯で隣接干
渉に影響されない状態で、UHF帯での伝送をされた2
系統の信号は、マイクロ波帯においても、チャネル端部
の周波数的スペースを増加した状態で伝送されるため、
マイクロ波帯においても隣接干渉を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示すプロック図
【図2】本発明のIF多重部の一実施例の構成を示すプ
ロック図
【図3】本発明による端部キャリアを削減した場合のI
F信号の周波数関係を示す図
【図4】本発明による端部キャリアを削減した場合のマ
イクロ波帯の多重状態を示す図
【図5】本発明のIF分割部の一実施例の構成を示すプ
ロック図
【図6】本発明の周波数自動切換によるIF多重部の一
実施例の構成を示すプロック図
【図7】本発明の検出器の一実施例の構成を示すプロッ
ク図
【図8】本発明によるIF多重部の他の実施例の構成を
示すプロック図
【図9】従来のOFDM伝送装置の一例の構成を示すプ
ロック図
【図10】OFDM波形成分の概念を示す模式図
【図11】従来の隣接チャネル運用時の影響を示す模式
【図12】従来の多段中継によるデジタル伝送システム
の一例の構成を示すプロック図
【符号の説明】
10a,10b:UHF帯受信RF部、11:マイクロ
波帯送信RF部、12:マイクロ波帯受信RF部、1
3:IF多重部、14:IF分割部、15a,15b:
受信制御部、13−1:前段ミキサ、13−2:前段B
PF、13−3:後段ミキサ、13−4,13−5:ロ
ーカル発振器、13−6:混合器、13−7:後段BP
F、13−8:検出器、13−9判定器、13−10:
切換器、13−13:ゲイン制御付き判定器。
フロントページの続き Fターム(参考) 5C056 FA01 FA05 GA11 HA01 HA04 5K022 DD13 DD19 DD22 DD23 DD32 DD33 5K067 AA02 BB04 CC02 EE02 EE06 EE10 5K072 AA13 BB04 BB14 BB27 CC03 CC12 CC22 FF22 GG12 GG13 GG14 GG34 GG37

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチキャリア変調による多段中継伝送
    システムにおいて、マイクロ波帯による中継段で、その
    第Mチャネル帯域内の上側に、周波数の高い側の所定本
    数のキャリアを削減しマルチキャリア変調を行ったa系
    統の信号を、当該第Mチャネル帯域内の下側に、周波数
    の低い側の所定本数のキャリアを削減しマルチキャリア
    変調を行ったb系統の信号を割り当て、多重処理して多
    段中継伝送を行う構成としたことを特徴とする多段中継
    伝送システム。
  2. 【請求項2】 マルチキャリア変調による多段中継伝送
    システムにおいて、周波数の高い側の所定本数のキャリ
    アを削減しマルチキャリア変調を行ったa系統の信号を
    UHF帯の第nチャネルで伝送するa系統伝送装置と、
    周波数の低い側のキャリアの所定本数のキャリアを削減
    し、マルチキャリア変調を行ったb系統の信号をUHF
    帯の第n+1チャネルで伝送するb系統伝送装置と、上
    記a系統伝送装置の出力信号をマイクロ波帯の第Mチャ
    ネル帯域内の上側に、上記b系統伝送装置の出力信号を
    マイクロ波帯の第Mチャネル帯域内の下側に割り当て、
    多重処理して伝送するマイクロ波帯の伝送装置とによ
    り、多段中継伝送を行うことを特徴とする多段中継伝送
    システム。
  3. 【請求項3】 請求項2の多段中継伝送システムにおい
    て、上記a系統、b系統伝送装置の出力信号に対し、そ
    れぞれ、周波数の高い側のキャリアレベルと他部分レベ
    ルとの比較手段と、周波数の低い側のキャリアレベルと
    他部分レベルとの比較手段を設け、各信号のレベルの低
    い側を、上記マイクロ波帯の第Mチャネル帯域内の上側
    と下側に割り当てるように周波数多重処理を自動切換え
    することを特徴とする多段中継伝送システム。
  4. 【請求項4】 請求項2乃至3の多段中継伝送システム
    において、上記各出力信号の低レベル状態が検出不能な
    場合、マイクロ波帯の多段中継における送信出力を抑制
    する切換えを行うことを特徴とする多段中継伝送システ
    ム。
JP2002030268A 2002-02-07 2002-02-07 多段中継伝送システム Pending JP2003234717A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002030268A JP2003234717A (ja) 2002-02-07 2002-02-07 多段中継伝送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002030268A JP2003234717A (ja) 2002-02-07 2002-02-07 多段中継伝送システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003234717A true JP2003234717A (ja) 2003-08-22

Family

ID=27774078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002030268A Pending JP2003234717A (ja) 2002-02-07 2002-02-07 多段中継伝送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003234717A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005088867A1 (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 通信端末装置および通信中継方法
JP2016086352A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 パナソニック株式会社 歪み補償電力増幅器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005088867A1 (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 通信端末装置および通信中継方法
US7505735B2 (en) 2004-03-11 2009-03-17 Panasonic Corporation Communication terminal device and communication relay method
US8447244B2 (en) 2004-03-11 2013-05-21 Panasonic Corporation Communication terminal device and communication relay method
JP2016086352A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 パナソニック株式会社 歪み補償電力増幅器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100680075B1 (ko) 코드 분할 다중 접속방식 이동통신 기지국 시스템의 무선주파수 수신장치에서 에프에이간 전력레벨 제어장치
KR20110117201A (ko) 셋톱 박스에서의 조합된 홈 네트워크 통신과 방송 수신 시스템 및 방법
EP3231146B1 (en) Method and apparatus for transmitting a-priori information in a communication system
JP4758795B2 (ja) 伝送状態表示方法
KR100429696B1 (ko) 간섭을받는무선채널을통해디지털데이터를송신하는방법및그것을통해송신된디지털데이터를수신하는장치
WO2007100201A1 (en) Apparatus and method for implementing efficient redundancy and widened service coverage in radio access station system
CN101268638A (zh) 借助ofdm码元在两个载频上利用相应持续时间的重叠超帧来传输数据流
EP1659707B1 (en) Apparatus and method for processing digital multimedia broadcast (DMB) signals
JP2006020128A (ja) デジタル放送信号の送受信方法及びその送受信機
WO2006040862A1 (ja) デジタル放送受信装置
US11637567B2 (en) Decoding circuit
US7095995B2 (en) Diversity receiver and orthogonal frequency division multiplexed signal receiving method
JP2003234717A (ja) 多段中継伝送システム
JP3996782B2 (ja) ダイバーシティ・アダプタおよびダイバーシティ・アダプタからの信号を入力するofdm受信装置ならびにダイバーシティ受信装置
CN101800726B (zh) 一种ofdm时域同步方法、装置及一种移动多媒体广播接收器
JP2006287342A (ja) ギャップフィラー装置
JP2002354360A (ja) デジタル放送受信装置
JPH1075236A (ja) ダイバーシティ受信機
CN103444199A (zh) 信号处理装置、信号处理方法和程序
JP2002247004A (ja) ディジタル伝送装置
JP2005260482A (ja) ダイバシティ受信装置及びダイバシティ受信方法
US10763912B2 (en) Demodulation apparatus, reception apparatus, and demodulation method
JPH1075235A (ja) ダイバーシティ受信機
US20090175368A1 (en) Multiple Resolution Mode Orthogonal Frequency Division Multiplexing System and Method
JP3394186B2 (ja) ディジタル放送受信機