JP2003234620A - 出力回路及びミキサ回路 - Google Patents

出力回路及びミキサ回路

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JP2003234620A
JP2003234620A JP2002032967A JP2002032967A JP2003234620A JP 2003234620 A JP2003234620 A JP 2003234620A JP 2002032967 A JP2002032967 A JP 2002032967A JP 2002032967 A JP2002032967 A JP 2002032967A JP 2003234620 A JP2003234620 A JP 2003234620A
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Takeshi Furuike
剛 古池
Hiroshi Miyagi
弘 宮城
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Nigata Semitsu Co Ltd
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    • H03D7/14Balanced arrangements
    • H03D7/1425Balanced arrangements with transistors
    • H03D7/1441Balanced arrangements with transistors using field-effect transistors
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D7/00Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing
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  • Amplifiers (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 差動信号を単一信号に変換して出力する出力
回路において、コスト及び回路面積が小さく、且つ、出力
波形の歪みの少ない出力回路及びミキサ回路を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 差動信号を単一信号に変換して出力する
従来の出力回路では、トランスを使用していたために、小
型化が難しかった。また、カレントミラー回路を利用し
た構成では、出力インピーダンスが高く、単一信号が歪ん
でいた。そこで、差動回路12から出力される差動信号
を単一信号に変換する変換回路13と、該変換回路13
の出力段に並列に接続される出力インピーダンス変換器
(抵抗18及び19)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、差動入力信号を単
一信号に変換する出力回路及びミキサ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】差動増幅器などの2つの入力信号を合成
して1つの信号として出力する回路が使用される例とし
て、ラジオ受信機のミキサ回路がある。ミキサ回路は、例
えば、高周波数信号である搬送波信号を中間周波数信号
に変換するために、搬送波信号に所定の周波数を持った
ローカル信号を合成させる回路である。そして、このよ
うな搬送波信号とローカル信号の2つの信号を合わせ、
中間周波数信号を得るためのミキサ回路には、差動増幅
器などが利用される。
【0003】図5は、ラジオ受信機において使用される
ミキサ回路の一例を示す図である。図5において、ミキ
サ回路は、破線で囲まれるギルバートセル回路51とギ
ルバートセル回路51の差動出力に接続されるトランス
52とから構成されている。
【0004】図5におけるギルバートセル回路51は、
一般に知られている4象限の乗算を可能とする回路であ
り、FET(電界効果トランジスタ)53及びFET5
4からなるソース接合回路と、FET55及びFET5
6からなるソース接合回路とFET57及びFET58
からなるソース接合回路とを交差接続した回路とが直列
に接続された構成となっている。
【0005】すなわち、ギルバートセル回路51は、FE
T53及びFET54のそれぞれのソースが共通接続さ
れると共に、定電流回路59を介して電源VDDに接続
され、FET53のドレインはFET55及びFET5
6の共通ソースと接続され、FET54のドレインはF
ET57及びFET58の共通ソースと接続されてい
る。なお、図5におけるRFIN+、RFIN−、及びL
oIN+、LoIN−は、それぞれ信号が180度位相反
転していることを示しており、以下、他の図面も同様であ
る。また、図5におけるギルバートセル回路51は、通常
のギルバートセル回路をFETにより構成したものであ
る。
【0006】このミキサ回路は、搬送波信号の差分とロ
ーカル信号の差分とを掛け算することにより得られる中
間周波数信号をトランス52を介して出力する。ギルバ
ートセル回路51から出力される信号は、互いに逆相の
信号であり、それぞれの信号がトランス52へ送られ
る。トランス52は、ギルバートセル回路52から出力
される信号を合成し、2次側のコイルの一方の端子から
単一信号として出力する。
【0007】このように、上記構成のミキサ回路は、R
F信号及びローカル信号の両方がバランス入力であるダ
ブルバランス形のミキサ回路であり、その出力信号は、ト
ランス52を介して単一の中間周波数信号IFとして出
力される。そして、トランス52は、RF信号とローカ
ル信号の和の周波数と差の周波数を出力する。この和又
は差の周波数は、ミキサ回路の後段のフィルタで選択さ
れてIFアンプ等に送られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のミキサ回路では、次のような問題があった。ギルバ
ートセル回路51の出力をシングルエンド出力する際
に、トランス52が使用されているために、回路全体が大
きなものとなっていた。すなわち、トランス52の小型
化には限界があり、半導体チップ上に形成することが難
しいために、回路全体が大きくなってしまうという問題
があった。また、回路面積が大きくなる分、コストがかか
ってしまうという問題もあった。
【0009】この問題を解決するためには、トランス5
2の代わりに、FETで構成されるカレントミラー回路
を利用した変換回路でギルバートセル回路の出力を位相
合成し、シングルエンド出力する構成が考えられる。カ
レントミラー回路を利用した変換回路でシングルエンド
出力を可能とすることにより、シングルエンド出力部の
回路を半導体チップ上に構成することができる。
【0010】図6は、ラジオ受信機において、カレントミ
ラー回路を利用したミキサ回路を示す図である。図6に
おいて、ミキサ回路は、破線で囲まれるギルバートセル
回路61とギルバートセル回路61の差動出力に接続さ
れる変換回路62とから構成されている。
【0011】ギルバートセル回路61は、図5における
ギルバートセル回路51とほぼ同じ構成であるが、カレ
ントミラー回路63がギルバートセル回路51の差動出
力に接続されている点で異なっている。変換回路62
は、Pチャンネル型のFET64及びFET65とNチ
ャンネル型のFET66とFET67とから構成されて
おり、ギルバートセル回路61から出力される差動出力
信号を単一出力信号に変換するものである。
【0012】変換回路62は、図5におけるトランス5
2と同様に、ギルバ−セル回路61から出力される差動
出力信号を合成し、中間周波数信号IFとして出力す
る。このように、ギルバートセル回路61から出力され
る差動出力信号をシングルエンドで出力する際にFET
で構成されるカレントミラー回路を利用した変換回路6
2を使用すれば、そのシングルエンド出力回路を半導体
チップ上に構成することができ、回路全体を小型化する
ことが可能となる。
【0013】しかしながら、図6におけるミキサ回路で
は、次のような問題があった。変換回路62を構成して
いるFETは、その出力される信号の電圧変化によって、
FET自身が持つ出力インピーダンスも変化してしまう
ために、出力信号が歪んでしまうという問題があった。
【0014】このように、差動出力信号を単一出力信号
として出力する出力回路は、トランスを利用して出力信
号を取り出す場合、コストや回路面積が大きくなってし
まうという問題があった。また、カレントミラー回路を
利用して出力信号を取り出す場合は、その出力される電
圧の変動によって、出力インピーダンスが変化してしま
うために、出力信号の波形が歪む恐れがあるという問題
があった。
【0015】そこで、本発明は、差動信号を単一信号に変
換して出力する出力回路において、コスト及び回路面積
が小さく、且つ、出力波形の歪みの少ない出力回路及びミ
キサ回路を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明では、以下ように構成した。すなわち、本発
明の出力回路は、差動回路から出力される差動信号を単
一信号に変換して出力する出力回路であって、上記差動
回路から出力される差動信号を単一信号に変換する変換
回路と、該変換回路の出力段に並列に接続される出力イ
ンピーダンス変換器とを備えることを特徴とする。
【0017】上記変換回路は、例えば、FET(電界効果
トランジスタ)で構成されるカレントミラー回路を利用
した変換回路であり、その出力段のFETの後段に並列
に出力インピーダンス変換器を設ける。出力インピーダ
ンス変換器は、例えば、分圧抵抗であって、この分圧抵抗
をカレントミラー回路を含む変換回路の出力段のFET
の後段に並列に設けることによって、FETの出力イン
ピーダンスを低くし、出力信号の振幅を所望の大きさと
することができるので、出力信号の歪みを少なくするこ
とが可能となる。
【0018】また、上記カレントミラー回路は、FETや
トランジスタなど半導体チップ上に形成することができ
ので、コスト及び回路面積を小さくすることが可能とな
る。また、上記出力回路において、上記差動回路が、1組
の入力信号の電圧値の差を増幅する差動増幅器であって
もよい。
【0019】また、本発明のミキサ回路は、第1の入力信
号と第2の入力信号とを乗算して出力信号を得るミキサ
回路であって、上記第1の入力信号と上記第2の入力信
号とを乗算する乗算回路と、該乗算回路から出力される
1組の信号を単一信号に変換する変換回路と、該変換回
路の出力段に並列に接続される出力インピーダンス変換
器とを備えることを特徴とする。
【0020】また、上記第1の入力信号、上記第2の入力
信号、及び上記出力信号は、搬送波信号、ローカル信号、及
び中間周波数信号であってもよい。このように、本発明
におけるミキサ回路によれば、インピーダンス変換器を、
上記カレントミラー回路の出力段の後段に並列に接続す
ることによって、歪みの少ない単一信号を得ることが可
能となる。
【0021】また、上記出力回路又は上記ミキサ回路に
おいて、更に、上記出力インピーダンス変換器の後段に更
に並列に接続されるソース接地FETを備えるようにし
てもよい。このように、変換回路における出力インピー
ダンス変換器の後段に更に並列にソース接地されたFE
Tを接続することによって、一定の振幅を保持しながら
出力インピーダンスを小さくすることが可能となる。
【0022】また、上記出力回路又は上記ミキサ回路に
おいて、上記出力インピーダンス変換器は、分圧抵抗であ
って、その分圧抵抗が、当該差動信号出力インピーダンス
が当該出力回路又はミキサ回路の後段に接続されている
回路のインピーダンスにマッチするように、抵抗値が設
定されることが望ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1は、本発明に係るミキサ回路1
1の回路構成を示す図である。図1において、ミキサ回
路11は、破線で囲まれるギルバートセル回路12とギ
ルバートセル回路12の差動出力に接続されるカレント
ミラー回路を利用した変換回路13とから構成されてい
る。
【0024】ギルバートセル回路12は、図6における
ギルバートセル回路61とほぼ同じ構成であり、第1の
入力信号S1と第2の入力信号S2とを乗算した結果の
信号を出力信号S3として出力する。そして、ギルバー
トセル回路12から出力される1組の出力信号S3は、
変換回路13によって単一信号S4に変換される。
【0025】変換回路13は、Pチャンネル型のFET
14及びFET15とNチャンネル型のFET16とF
ET17とから構成されており、ギルバートセル回路1
2の差動出力信号を単一の出力信号に変換するものであ
る。なお、ギルバートセル回路12を構成するFETは、
入力される信号にノイズを抑えるためにPチャンネル型
のFETであることが望ましく、以下、他の実施形態で説
明されるギルバートセル回路や増幅回路も同様である。
【0026】図6における従来のカレントミラー回路を
利用したミキサ回路と異なる点は、変換回路13の出力
段に分圧抵抗を設けていることである。すなわち、変換
回路13を構成する出力側のFET15及びFET17
と並列(パラレル)に抵抗18及び抵抗19が接続され
ている。
【0027】この抵抗18及び抵抗19が変換回路13
の出力段側のFET15及びFET17に並列に接続さ
れることによって、変換回路13におけるFET15及
びFET17のそれぞれの出力インピーダンスの変動を
緩和させ、歪みの少ない出力波形を得ることが可能とな
る。
【0028】すなわち、変換回路13の出力段側のFE
T15及びFET17に並列に接続される抵抗18及び
抵抗19によって、FET15及びFET17に流れる
電流を少なくし、FET15及びFET17の自分自身
の出力電圧の変動による出力インピーダンスの変動を小
さくさせている。そうすることで、出力信号の電圧波形
の振幅の変化が小さくなり、電源電圧に制限されない電
源電圧を持つ出力信号が得られ、歪みの少ない出力信号
を得ることが可能となる。
【0029】ここで、抵抗18及び抵抗19のそれぞれ
の抵抗値は、適切な値となるように設定する必要があ
る。抵抗18及び抵抗19のそれぞれの抵抗値は、FE
T15及びFET17のそれぞれの出力インピーダンス
より小さいことが望ましく、抵抗18及び抵抗19のそ
れぞれの抵抗値を小さくすることで、上述のように、FE
T15及びFET17に流れる電流を少なくでき、結果、
歪みの少ない出力信号を得ることが可能となる。なお、
抵抗18及び抵抗19の抵抗値が小さすぎると、振幅の
小さい出力信号となってしまうので、FET15及びF
ET17に流れる電流を抑え、且つ、振幅の小さい出力信
号とならないように抵抗18及び抵抗19のそれぞれの
抵抗値をFET15及びFET17のそれぞれの出力イ
ンピーダンスの値より小さく設定する。すなわち、抵抗
18及び抵抗19は、変換回路13における利得等を考
慮して出力信号の振幅が所望の値となるように適切に決
定されることが望ましい。
【0030】また、抵抗18及び抵抗19のそれぞれの
抵抗値の比によって、出力信号の中心となる電圧を任意
に設定することが可能となる。例えば、抵抗18の抵抗
値をR1、抵抗19の抵抗値をR2とし、R1=R2であ
る場合を考える。このとき、その出力信号の中心電圧V
oは、電源電圧VDDの半分の電圧値VDD/2とな
る。そして、R1及びR2の抵抗値は等しくすることが
望ましい。
【0031】例えば、上記ミキサ回路11を、搬送波信号
とローカル信号とを乗算して中間周波数を得るための受
信機に使用されるミキサ回路として考える。図2は、上
記ミキサ回路11が使用される受信機の構成例を示す図
である。図2において、21は、アンテナを、22は、RF
(Radio Frequency)フィルタを、23
は、RFアンプを、24は、局部発振器を、25は、IF
(Intermediate Frequency)フ
ィルタを、26は、IFアンプを、27は、信号処理部を示
している。
【0032】図2における受信機は、搬送波信号をアン
テナ21により受信すると、RFフィルタ22により余
分な信号を除去した後、RFアンプ23により増幅す
る。次に、増幅された搬送波信号は、ミキサ回路11に入
力され、ミキサ回路11において、局部発振器24から出
力されるローカル信号と混合され、IF信号として出力
される。そして、IF信号は、IFフィルタ25で余分な
信号を除去された後に、IFアンプ26で増幅され、信号
処理部27でデジタル処理や検波処理等が行われる。
【0033】また、図1において、変換回路13の出力段
側のFETに並列に接続される抵抗18及び抵抗19の
それぞれの抵抗値を任意に設定することによって、出力
信号があまり小さくならないように、また、出力信号が歪
まないようにすること以外に、図2に示すようなミキサ
回路11の後段にあるIFフィルタ25の特性に合うよ
うな出力インピーダンスが得られるようにすることが可
能となる。すなわち、抵抗18及び抵抗19のそれぞれ
の抵抗値を所定の値とすることによって、変換回路13
から出力される出力インピーダンスとその後段にあるI
Fフィルタ25の入力インピーダンスとをマッチングさ
せることが可能となる。
【0034】これにより、変換回路13に接続されるフ
ィルタの特性を良くすることが可能となる。また、上記
ミキサ回路11は、受信機側における搬送波信号とロー
カル信号とを乗算して中間周波数信号を得るミキサ回路
の形態だけでなく、発信機側における信号波(ベースバ
ンド信号)と搬送波信号とを乗算して搬送波(AM波)
を得るミキサ回路の形態としてもよい。
【0035】また、上記ミキサ回路11は、受信機及び送
信機に使用されるミキサ回路が出力する信号に限らない
混合波を出力するミキサ回路としてもよい。また、図3
は、他の実施形態におけるミキサ回路31の構成を示す
図であって、図1の変換回路13の抵抗の後段にソース
フォロア回路を設けたものである。
【0036】図3におけるミキサ回路31は、図1にお
けるミキサ回路11とほぼ同じであり、ギルバートセル
回路12と、カレントミラー回路を利用した変換回路3
2とから構成されている。図1のミキサ回路11と異な
る点は、第1の入力信号S1と第2の入力信号S2とが
乗算された出力信号S3の歪みを防止するための抵抗3
3及び抵抗34の後段にFET35及びFET36から
なるソースフォロア回路を設けた点である。
【0037】FET35及びFET36のソースが接地
されたいわゆるソースフォロア回路をカレントミラー回
路32の後段に並列に設けられた抵抗の更に後段に設け
ることによって、変換回路32の出力インピーダンスを
更に小さくすることが可能となる。
【0038】すなわち、抵抗33及び抵抗34の抵抗値
を調整するだけでは所望の出力信号を得られない場合で
あって、更に、出力インピーダンスを小さくしたい場合に
は、抵抗33及び抵抗34の後段にソース接地されたF
ET35及びFET36を並列に設けることによって、
出力インピーダンスを小さくすることが可能となる。
【0039】このように、図1におけるミキサ回路11
の変換回路13や図3におけるミキサ回路31の変換回
路32のように、差動信号を合成して単一信号S4を得
るための出力回路において、変換回路の出力段のFET
の後段に並列に分圧抵抗を設けることにより、出力イン
ピーダンスを小さくすることが可能となるので、歪みの
少ない出力信号を得ることが可能となる。
【0040】また、変換回路の後段に並列に接続された
抵抗の更に後段に並列にソースフォロア回路(ソース接
地FET)を接続することによって、出力インピーダン
スを更に小さくすることが可能となる。なお、本発明に
かかる出力回路は、上述した実施形態に限定されない。
【0041】例えば、図4は、図1におけるギルバートセ
ル回路12を差動増幅回路としたときの出力回路の構成
を示す図である。図4において、41は、差動増幅回路
を、42は、カレントミラー回路を利用した変換回路を示
している。差動増幅回路41は、FET43及びFET
44と、定電流回路45と、カレントミラー回路46及び
カレントミラー回路47とから構成される。FET43
及びFET44は、それぞれのソースで共通接続される
と共に、定電流回路45を介して電源VDDに接続され
る。また、FET43及びFET44のドレインは、それ
ぞれカレントミラー回路46及びカレントミラー回路4
7に接続されると共に、変換回路42に接続されてい
る。変換回路42は、図1における変換回路13と同様
な回路構成であり、その動作は同じである。
【0042】図4における出力回路は、信号S5及びS
6に基づく差動信号が変換回路42に入力されると、変
換回路42からその差動信号が位相合成された合成信号
S7を出力する。変換回路42は、図1における変換回
路13と同様に、出力段側のFETに並列に接続される
抵抗48及び抵抗49によって、合成信号S7の歪みを
少なくすることが可能となる。
【0043】また、図4における出力回路は、変換回路4
2の出力段側のFETに分圧抵抗(抵抗48及び49)
を並列に接続した形態だけでなく、ソース接地FETを
更に、その分圧抵抗の後段に並列に接続した形態でもよ
い。また、上記ミキサ回路又は差動増幅回路に入力され
る信号は、単一信号であってもよい。
【0044】
【発明の効果】差動信号を合成して単一信号を得る出力
回路及びミキサ回路において、FETからなる変換回路
の後段に分圧抵抗を並列に接続することによって、出力
インピーダンスは小さくなり、歪みの少ない出力信号を
得ることが可能となる。また、分圧抵抗の抵抗値を所定
の値に設定することによって、後段の回路とのインピー
ダンスマッチングを容易に実現できるようになる。更
に、FETによって出力回路を構成しているので、コスト
及び回路面積を小さくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るミキサ回路の構成を示す図であ
る。
【図2】本発明に係るミキサ回路が使用される受信機の
構成例を示す図である。
【図3】他の実施形態における回路構成を示す図であ
る。
【図4】差動増幅回路を使用した出力回路の構成を示す
図である。
【図5】従来のミキサ回路を示す図である。
【図6】従来のカレントミラー回路を利用したミキサ回
路を示す図である。
【符号の説明】
11 ミキサ 12 ギルバートセル回路 13 変換回路 14〜17 FET 18、19 抵抗 21 アンテナ 22 RFフィルタ 23 RFアンプ 24 局部発振器 25 IFフィルタ 26 IFアンプ 27 信号処理部 31 ミキサ回路 32 変換回路 33、34、37 抵抗 35、36 FET 41 差動増幅回路 42 変換回路 43、44 FET 45 定電流回路 46、47 カレントミラー回路 48、49 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮城 弘 新潟県上越市西城町2丁目5番13号 新潟 精密株式会社内 Fターム(参考) 5J066 AA01 AA12 CA21 CA74 CA75 CA87 CA92 FA04 FA20 HA09 HA17 HA25 HA37 KA00 KA05 KA09 KA32 KA41 MA21 ND01 ND12 ND22 ND23 PD02 TA01 5J500 AA01 AA12 AC21 AC74 AC75 AC87 AC92 AF04 AF20 AH09 AH17 AH25 AH37 AK00 AK05 AK09 AK32 AK41 AM21 AT01 DN01 DN12 DN22 DN23 DP02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 差動回路から出力される差動信号を単一
    信号に変換して出力する出力回路であって、上記差動回
    路から出力される差動信号を単一信号に変換する変換回
    路と、上記変換回路の出力段に並列に接続される出力イ
    ンピーダンス変換器と、を備えることを特徴とする出力
    回路。
  2. 【請求項2】 上記出力インピーダンス変換器の後段に
    更に並列に接続されるソース接地FETを備えることを
    特徴とする請求項1に記載の出力回路。
  3. 【請求項3】 上記差動回路は、1組の入力信号の電圧
    値の差を増幅する差動増幅器であることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の出力回路。
  4. 【請求項4】 上記出力インピーダンス変換器は、分圧
    抵抗であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項
    に記載の出力回路。
  5. 【請求項5】 上記分圧抵抗は、当該出力回路の出力イ
    ンピーダンスが当該出力回路の後段に接続されている回
    路のインピーダンスにマッチするように、抵抗値が設定
    されることを特徴とする請求項4に記載の出力回路。
  6. 【請求項6】 第1の入力信号と第2の入力信号とを乗
    算して出力信号を得るミキサ回路であって、上記第1の
    入力信号と上記第2の入力信号とを乗算する乗算回路
    と、上記乗算回路から出力される1組の信号を単一信号
    に変換する変換回路と、上記変換回路の出力段に並列に
    接続される出力インピーダンス変換器と、を備えること
    を特徴とするミキサ回路。
  7. 【請求項7】 上記第1の入力信号、上記第2の入力信
    号、及び上記出力信号は、搬送波信号、ローカル信号、及び
    中間周波数信号であることを特徴とする請求項6に記載
    のミキサ回路。
  8. 【請求項8】 上記出力インピーダンス変換器の後段に
    更に並列に接続されるソース接地FETを備えることを
    特徴とする請求項6又は7に記載のミキサ回路。
  9. 【請求項9】 上記出力インピーダンス変換器は、分圧
    抵抗であることを特徴とする請求項6〜8の何れか1項
    に記載のミキサ回路。
  10. 【請求項10】 上記分圧抵抗は、当該ミキサ回路の出
    力インピーダンスが当該ミキサ回路の後段に接続されて
    いる回路のインピーダンスにマッチするように、抵抗値
    が設定されることを特徴とする請求項9に記載のミキサ
    回路。
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