JP2003233242A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JP2003233242A JP2003233242A JP2002034543A JP2002034543A JP2003233242A JP 2003233242 A JP2003233242 A JP 2003233242A JP 2002034543 A JP2002034543 A JP 2002034543A JP 2002034543 A JP2002034543 A JP 2002034543A JP 2003233242 A JP2003233242 A JP 2003233242A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 帯電ローラの接触による感光ドラムの回転へ
の影響を抑えて、感光ドラムと帯電ローラの磨耗劣化を
防止できるようにする。 【解決手段】 帯電動作を含む画像形成動作時には、面
カム603の回転により第1、第2、第3の駆動軸50
0、501、502を被駆動軸207側に移動させ、摩
擦円盤503を摩擦受け円盤208に圧接させて、駆動
モータ600からの駆動力を帯電ローラ8の芯金8aに
伝達し、非画像形成動作時には、面カム603の回転に
より第1、第2、第3の駆動軸500、501、502
を被駆動軸207と反対側に移動させ、摩擦円盤503
を摩擦受け円盤208から離間させて、駆動モータ60
0からの駆動力の帯電ローラ8の芯金8aへの伝達を解
除するようにする。
の影響を抑えて、感光ドラムと帯電ローラの磨耗劣化を
防止できるようにする。 【解決手段】 帯電動作を含む画像形成動作時には、面
カム603の回転により第1、第2、第3の駆動軸50
0、501、502を被駆動軸207側に移動させ、摩
擦円盤503を摩擦受け円盤208に圧接させて、駆動
モータ600からの駆動力を帯電ローラ8の芯金8aに
伝達し、非画像形成動作時には、面カム603の回転に
より第1、第2、第3の駆動軸500、501、502
を被駆動軸207と反対側に移動させ、摩擦円盤503
を摩擦受け円盤208から離間させて、駆動モータ60
0からの駆動力の帯電ローラ8の芯金8aへの伝達を解
除するようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体と該感光体
を帯電する接触帯電部材を備え、電子写真画像形成プロ
セスなどによって画像形成を行う複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等の画像形成装置に関する。
を帯電する接触帯電部材を備え、電子写真画像形成プロ
セスなどによって画像形成を行う複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真画像形成プロセスを用いた画像
形成装置において、近年、電子写真感光体及び該電子写
真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッ
ジ化して、このカートリッジを画像形成装置の装置本体
に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が広く採用
されている。
形成装置において、近年、電子写真感光体及び該電子写
真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッ
ジ化して、このカートリッジを画像形成装置の装置本体
に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が広く採用
されている。
【0003】このプロセスカートリッジ方式によれば、
画像形成装置のメンテナンスをサービスマンによらずに
ユーザ自身で行うことができるので、格段に操作性を向
上させることができる。
画像形成装置のメンテナンスをサービスマンによらずに
ユーザ自身で行うことができるので、格段に操作性を向
上させることができる。
【0004】また、電子写真画像形成プロセスを用いた
画像形成装置(複写機、プリンタ、ファクシミリ等)に
おいて、電子写真感光体(以下、感光ドラムという)を
所定の極性、電位に一様に帯電する帯電手段としては、
従来より一般にコロナ帯電装置が用いられていた。これ
は、感光ドラムにコロナ帯電装置を非接触に対向配置し
て、コロナ帯電装置から放出されるコロナに感光ドラム
表面をさらして、感光ドラム表面を所定の極性、電位に
一様に帯電処理するものである。
画像形成装置(複写機、プリンタ、ファクシミリ等)に
おいて、電子写真感光体(以下、感光ドラムという)を
所定の極性、電位に一様に帯電する帯電手段としては、
従来より一般にコロナ帯電装置が用いられていた。これ
は、感光ドラムにコロナ帯電装置を非接触に対向配置し
て、コロナ帯電装置から放出されるコロナに感光ドラム
表面をさらして、感光ドラム表面を所定の極性、電位に
一様に帯電処理するものである。
【0005】また、近年、上記の非接触のコロナ帯電装
置による場合に比べて、低コスト、低オゾン、低電力等
の利点を有することから、被帯電体としての感光ドラム
に電圧(帯電バイアス)を印加した帯電部材を当接させ
て、感光ドラム表面を所定の極性、電位に帯電させる接
触帯電方式が実用化されている。この中でも特に帯電部
材として弾性ローラ(以下、帯電ローラという)を用い
たローラ帯電方式が、帯電の安定性という点から好まし
く用いられている。
置による場合に比べて、低コスト、低オゾン、低電力等
の利点を有することから、被帯電体としての感光ドラム
に電圧(帯電バイアス)を印加した帯電部材を当接させ
て、感光ドラム表面を所定の極性、電位に帯電させる接
触帯電方式が実用化されている。この中でも特に帯電部
材として弾性ローラ(以下、帯電ローラという)を用い
たローラ帯電方式が、帯電の安定性という点から好まし
く用いられている。
【0006】このローラ帯電方式では、一般的に金属製
芯金の軸上に設けた半導電性の弾性体層の表層に中抵抗
の層が形成された帯電ローラが感光ドラム表面に接触
し、この帯電ローラが感光ドラムの回転に合わせて従動
回転する。また、帯電ローラと感光ドラムの間には、電
源により所定の帯電電圧が印加されており、これにより
感光ドラムは一様な電位に帯電される。
芯金の軸上に設けた半導電性の弾性体層の表層に中抵抗
の層が形成された帯電ローラが感光ドラム表面に接触
し、この帯電ローラが感光ドラムの回転に合わせて従動
回転する。また、帯電ローラと感光ドラムの間には、電
源により所定の帯電電圧が印加されており、これにより
感光ドラムは一様な電位に帯電される。
【0007】ローラ帯電方式における帯電電圧の印加に
ついては、(1)直流電圧のみを印加する方法、(2)
直流電圧に交流電圧重畳させた電圧を印加する方法、の
2通りがある。
ついては、(1)直流電圧のみを印加する方法、(2)
直流電圧に交流電圧重畳させた電圧を印加する方法、の
2通りがある。
【0008】(1)の電圧印加方法では、例えば感光ド
ラム上の電位を−600Vにするためには−1300V
程度の電圧を印加する必要があり、また(2)の電圧印
加方法では、例えば直流電圧を−600V、重畳する交
流電圧を直流電圧の2倍以上のピーク電圧を印加するこ
とで、同様に感光ドラム上の電位を−600Vにするこ
とができる。
ラム上の電位を−600Vにするためには−1300V
程度の電圧を印加する必要があり、また(2)の電圧印
加方法では、例えば直流電圧を−600V、重畳する交
流電圧を直流電圧の2倍以上のピーク電圧を印加するこ
とで、同様に感光ドラム上の電位を−600Vにするこ
とができる。
【0009】しかしながら、上記のローラ帯電方式も放
電現象を利用して帯電を行っている点では上記のコロナ
帯電装置と同じであり、コロナ帯電装置よりは大幅に抑
えられているものの、やはりオゾンが発生する。
電現象を利用して帯電を行っている点では上記のコロナ
帯電装置と同じであり、コロナ帯電装置よりは大幅に抑
えられているものの、やはりオゾンが発生する。
【0010】そこで、近年、上記のようなオゾンの発生
がなく、また、これに伴い帯電ローラに印加する帯電電
圧をさらに低くできる「直接注入帯電機構」が特開平1
1−072991号公報等で提案されている。この直接
注入帯電機構は、帯電ローラから感光ドラムに電荷を直
接注入することで、感光ドラム表面を帯電する機構であ
る。
がなく、また、これに伴い帯電ローラに印加する帯電電
圧をさらに低くできる「直接注入帯電機構」が特開平1
1−072991号公報等で提案されている。この直接
注入帯電機構は、帯電ローラから感光ドラムに電荷を直
接注入することで、感光ドラム表面を帯電する機構であ
る。
【0011】より詳しくは、接触帯電部材としての中抵
抗の帯電ローラが被帯電体としての感光ドラム表面に接
触して、放電現象を介さずに、つまり放電を基本的に用
いないで感光ドラム表面に直接電荷注入を行うものであ
る。よって、帯電ローラへの印加電圧が放電閾値以下の
印加電圧であっても、感光ドラムを印加電圧相当の電位
に帯電することができる。また、この直接注入帯電はオ
ゾンの発生を伴わないため、放電生成物による弊害は生
じない。
抗の帯電ローラが被帯電体としての感光ドラム表面に接
触して、放電現象を介さずに、つまり放電を基本的に用
いないで感光ドラム表面に直接電荷注入を行うものであ
る。よって、帯電ローラへの印加電圧が放電閾値以下の
印加電圧であっても、感光ドラムを印加電圧相当の電位
に帯電することができる。また、この直接注入帯電はオ
ゾンの発生を伴わないため、放電生成物による弊害は生
じない。
【0012】ところで、この直接注入帯電では、帯電ロ
ーラの感光ドラムへの接触性が帯電性に大きく効いてく
る。そこで、帯電ローラをより密に構成し、帯電ローラ
と感光ドラムの間のニップ部に導電性微紛体を介在さ
せ、更に感光ドラムとの速度差を設けて、より高い頻度
で感光ドラムに接触する構成をとる必要がある。このよ
うな構成により、帯電ローラと感光ドラムの間のニップ
部に存在する導電性微紛体が感光ドラム表面を隙間なく
摺擦することで、感光ドラムに電荷を効果的に直接注入
することができる。なお、上記の導電性微紛体として、
粒径0.1〜5μmで体積抵抗が1012Ω・cm以下
の金属酸化物微粉体などを使用することができる。
ーラの感光ドラムへの接触性が帯電性に大きく効いてく
る。そこで、帯電ローラをより密に構成し、帯電ローラ
と感光ドラムの間のニップ部に導電性微紛体を介在さ
せ、更に感光ドラムとの速度差を設けて、より高い頻度
で感光ドラムに接触する構成をとる必要がある。このよ
うな構成により、帯電ローラと感光ドラムの間のニップ
部に存在する導電性微紛体が感光ドラム表面を隙間なく
摺擦することで、感光ドラムに電荷を効果的に直接注入
することができる。なお、上記の導電性微紛体として、
粒径0.1〜5μmで体積抵抗が1012Ω・cm以下
の金属酸化物微粉体などを使用することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した直
接注入帯電では、帯電能力を確保するためには帯電ロー
ラと感光ドラムとの接触頻度および接触面積が重要であ
り、接触頻度を効率的に高くするために感光ドラムと帯
電ローラの接触部が各々反対方向に進行するように回転
させて相対速度を上げるようにしている。また、感光ド
ラムと帯電ローラとの接触面積を上げるために、帯電ロ
ーラの感光ドラムへの当接圧を高くする必要があった。
接注入帯電では、帯電能力を確保するためには帯電ロー
ラと感光ドラムとの接触頻度および接触面積が重要であ
り、接触頻度を効率的に高くするために感光ドラムと帯
電ローラの接触部が各々反対方向に進行するように回転
させて相対速度を上げるようにしている。また、感光ド
ラムと帯電ローラとの接触面積を上げるために、帯電ロ
ーラの感光ドラムへの当接圧を高くする必要があった。
【0014】しかしながら、帯電ローラの感光ドラムへ
の当接圧を高くすることにより、感光ドラムと帯電ロー
ラとの摩擦が大きくなることと相対速度が上がることに
より、双方の部材の磨耗劣化を早めて、寿命が短くなる
という問題があった。
の当接圧を高くすることにより、感光ドラムと帯電ロー
ラとの摩擦が大きくなることと相対速度が上がることに
より、双方の部材の磨耗劣化を早めて、寿命が短くなる
という問題があった。
【0015】また、この磨耗劣化を遅らせるため、帯電
時と非帯電時で帯電ローラの駆動方向、駆動スピード、
当接圧などを変えることが考えられるが、帯電ローラの
駆動方向、駆動スピード、当接圧を変化させるとそれに
伴い感光ドラムにかかる負荷が変化するため、帯電ロー
ラの駆動方向、駆動スピード、当接圧の急激な変化は感
光ドラムの周速度(プロセススピード)に影響を与えて
しまい、その結果として出力画像の画質が低下するとい
う問題があった。
時と非帯電時で帯電ローラの駆動方向、駆動スピード、
当接圧などを変えることが考えられるが、帯電ローラの
駆動方向、駆動スピード、当接圧を変化させるとそれに
伴い感光ドラムにかかる負荷が変化するため、帯電ロー
ラの駆動方向、駆動スピード、当接圧の急激な変化は感
光ドラムの周速度(プロセススピード)に影響を与えて
しまい、その結果として出力画像の画質が低下するとい
う問題があった。
【0016】そこで本発明は、帯電ローラの接触による
感光ドラムの回転への影響を抑えながら、感光ドラムと
帯電ローラの磨耗劣化の進行を可及的に抑えて長寿命化
を図ることができる画像形成装置を提供することを目的
とする。
感光ドラムの回転への影響を抑えながら、感光ドラムと
帯電ローラの磨耗劣化の進行を可及的に抑えて長寿命化
を図ることができる画像形成装置を提供することを目的
とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、回転自在な感光体と、前記感光体と当接
し、電圧の印加により前記感光体を帯電する回転自在な
接触帯電部材と、を有する画像形成装置において、前記
感光体及び前記接触帯電部材を駆動するための駆動手段
と、前記接触帯電部材の回転軸の一端側に固着された摩
擦受け部材と、前記駆動手段から前記接触帯電部材を回
転させるための駆動力が伝達される駆動軸と、前記駆動
軸の一端側に固着された摩擦部材と、前記摩擦部材を前
記摩擦受け部材に当接自在に、前記駆動軸をその軸線方
向に揺動させる揺動手段と、を備えたことを特徴として
いる。
に本発明は、回転自在な感光体と、前記感光体と当接
し、電圧の印加により前記感光体を帯電する回転自在な
接触帯電部材と、を有する画像形成装置において、前記
感光体及び前記接触帯電部材を駆動するための駆動手段
と、前記接触帯電部材の回転軸の一端側に固着された摩
擦受け部材と、前記駆動手段から前記接触帯電部材を回
転させるための駆動力が伝達される駆動軸と、前記駆動
軸の一端側に固着された摩擦部材と、前記摩擦部材を前
記摩擦受け部材に当接自在に、前記駆動軸をその軸線方
向に揺動させる揺動手段と、を備えたことを特徴として
いる。
【0018】また、帯電動作を含む画像形成動作時に
は、前記揺動手段により前記駆動軸を前記摩擦受け部材
側に揺動させ、前記摩擦部材を前記摩擦受け部材に圧接
させて、前記駆動手段からの駆動力を前記接触帯電部材
の回転軸に伝達し、非画像形成動作時には、前記揺動手
段により前記駆動軸を前記摩擦受け部材と反対側に揺動
させ、前記摩擦部材を前記摩擦受け部材から離間させ
て、前記駆動手段からの駆動力の前記接触帯電部材の回
転軸への伝達を解除することを特徴としている。
は、前記揺動手段により前記駆動軸を前記摩擦受け部材
側に揺動させ、前記摩擦部材を前記摩擦受け部材に圧接
させて、前記駆動手段からの駆動力を前記接触帯電部材
の回転軸に伝達し、非画像形成動作時には、前記揺動手
段により前記駆動軸を前記摩擦受け部材と反対側に揺動
させ、前記摩擦部材を前記摩擦受け部材から離間させ
て、前記駆動手段からの駆動力の前記接触帯電部材の回
転軸への伝達を解除することを特徴としている。
【0019】また、前記接触帯電部材の回転軸と前記摩
擦受け部材との間に継手部材が介在されていることを特
徴としている。
擦受け部材との間に継手部材が介在されていることを特
徴としている。
【0020】また、前記駆動手段に対して前記摩擦受け
部材側への軸線方向に付勢する付勢手段を設けたことを
特徴としている。
部材側への軸線方向に付勢する付勢手段を設けたことを
特徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
る画像形成装置(本実施の形態では、電子写真方式のレ
ーザビームプリンタ)Aを示す概略構成図、図2は、こ
の画像形成装置の外観斜視図である。
る画像形成装置(本実施の形態では、電子写真方式のレ
ーザビームプリンタ)Aを示す概略構成図、図2は、こ
の画像形成装置の外観斜視図である。
【0022】この画像形成装置(レーザビームプリン
タ)Aは、電子写真画像形成プロセスによって感光ドラ
ム7上に形成されたトナー像を記録媒体(用紙やOHP
シートなど)2に転写して画像形成を行う。
タ)Aは、電子写真画像形成プロセスによって感光ドラ
ム7上に形成されたトナー像を記録媒体(用紙やOHP
シートなど)2に転写して画像形成を行う。
【0023】詳しくは、接触帯電部材としての帯電ロー
ラ8により矢印方向(時計方向)に回転している感光ド
ラム7を帯電する。帯電ローラ8は、その表面に保持し
た導電性微粉体(不図示)を介して感光ドラム7に接触
して設けられており、上述した直接注入帯電によって感
光ドラム7を帯電する。帯電ローラ8には所定の押圧力
を付与されて、感光ドラム7との当接面にニップ部が形
成され、画像形成時には感光ドラム7に対して当接面が
逆方向に移動するように回転する。即ち、帯電ローラ8
と感光ドラム7は同一方向(本実施の形態では時計方
向)に回転する。帯電ローラ8と感光ドラム7の支持構
成及び駆動構成の詳細については後述する。
ラ8により矢印方向(時計方向)に回転している感光ド
ラム7を帯電する。帯電ローラ8は、その表面に保持し
た導電性微粉体(不図示)を介して感光ドラム7に接触
して設けられており、上述した直接注入帯電によって感
光ドラム7を帯電する。帯電ローラ8には所定の押圧力
を付与されて、感光ドラム7との当接面にニップ部が形
成され、画像形成時には感光ドラム7に対して当接面が
逆方向に移動するように回転する。即ち、帯電ローラ8
と感光ドラム7は同一方向(本実施の形態では時計方
向)に回転する。帯電ローラ8と感光ドラム7の支持構
成及び駆動構成の詳細については後述する。
【0024】帯電ローラ8は、導電性を有する弾性ロー
ラであり、金属性の芯金上にゴム或いは発泡体の可塑性
部材からなる中抵抗層がローラ状に形成されている。こ
の中抵抗層は、樹脂(例えばウレタン)、導電性粒子
(例えばカーボンブラック)、硫化剤、発泡剤等により
形成されている。また、前記導電性微紛体は、2次集合
体を含めた平均粒径が3μm、比抵抗106Ω・cmの
導電性酸化亜鉛粒子であり、トナーの帯電極性(負極
性)に対して逆極性(正極性)である。なお、導電性微
紛体の材料としては、他の金属化合物などの導電性無機
粒子や有機物との混合物など各種導電性粒子が使用可能
である。
ラであり、金属性の芯金上にゴム或いは発泡体の可塑性
部材からなる中抵抗層がローラ状に形成されている。こ
の中抵抗層は、樹脂(例えばウレタン)、導電性粒子
(例えばカーボンブラック)、硫化剤、発泡剤等により
形成されている。また、前記導電性微紛体は、2次集合
体を含めた平均粒径が3μm、比抵抗106Ω・cmの
導電性酸化亜鉛粒子であり、トナーの帯電極性(負極
性)に対して逆極性(正極性)である。なお、導電性微
紛体の材料としては、他の金属化合物などの導電性無機
粒子や有機物との混合物など各種導電性粒子が使用可能
である。
【0025】そして、この感光ドラム7に露光装置1か
ら画像情報に応じたレーザ光を照射して静電潜像を形成
する。露光装置1は、レーザダイオード1aから画像情
報に応じて照射されるレーザ光を高速回転するポリゴン
ミラー1bで反射させ、レンズ1cと反射ミラー1dを
介して感光ドラム7表面を走査露光する。
ら画像情報に応じたレーザ光を照射して静電潜像を形成
する。露光装置1は、レーザダイオード1aから画像情
報に応じて照射されるレーザ光を高速回転するポリゴン
ミラー1bで反射させ、レンズ1cと反射ミラー1dを
介して感光ドラム7表面を走査露光する。
【0026】そして、この静電潜像を現像装置9のトナ
ー(現像剤)によって現像してトナー像を形成する。な
お、本実施の形態で使用した現像剤としてのトナーは、
磁性粒子を樹脂中に分散した1成分磁性トナー(ネガト
ナー)である。
ー(現像剤)によって現像してトナー像を形成する。な
お、本実施の形態で使用した現像剤としてのトナーは、
磁性粒子を樹脂中に分散した1成分磁性トナー(ネガト
ナー)である。
【0027】現像装置9は、図3に示すように、プロセ
スカートリッジBに設けたトナー枠体11のトナー容器
11A内に収容されているトナー(不図示)を、トナー
送り部材9aの回転によって現像ローラ9cへ送り出
す。そして、固定された磁石ローラ(不図示)を内蔵し
た現像ローラ9cを回転させるとともに、現像ブレード
9dによって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ロ
ーラ9cの表面に保持し、そのトナーを感光ドラム7の
現像領域へ供給する。そして、そのトナーを前記静電潜
像に応じて感光ドラム7の現像領域へ転移させることに
よって、トナー像を形成して可視像化する。
スカートリッジBに設けたトナー枠体11のトナー容器
11A内に収容されているトナー(不図示)を、トナー
送り部材9aの回転によって現像ローラ9cへ送り出
す。そして、固定された磁石ローラ(不図示)を内蔵し
た現像ローラ9cを回転させるとともに、現像ブレード
9dによって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ロ
ーラ9cの表面に保持し、そのトナーを感光ドラム7の
現像領域へ供給する。そして、そのトナーを前記静電潜
像に応じて感光ドラム7の現像領域へ転移させることに
よって、トナー像を形成して可視像化する。
【0028】そして、トナー像の形成と同期して、複数
の給紙カセット3aにセットした所定サイズの用紙など
の記録媒体2を、ピックアップローラ3b、搬送ローラ
対3c、3d及びレジストローラ対3eによって、感光
ドラム7と転写ローラ4間の転写ニップ部に搬送する。
の給紙カセット3aにセットした所定サイズの用紙など
の記録媒体2を、ピックアップローラ3b、搬送ローラ
対3c、3d及びレジストローラ対3eによって、感光
ドラム7と転写ローラ4間の転写ニップ部に搬送する。
【0029】そして、感光ドラム7に形成されたトナー
像を、転写バイアスが印加された転写ローラ4によって
記録媒体2上に転写する。その後、トナー像の転写を受
けた記録媒体2は、搬送ガイド3fでガイドされて定着
装置5へと搬送される。定着装置5は、駆動ローラ5c
と、ヒータ5aを内蔵する定着ローラ5bを有してお
り、トナー像が転写された記録媒体2を駆動ローラ5c
と定着ローラ5b間の定着ニップ部で挟持搬送して、通
過する記録媒体2に熱及び圧力を印加して、転写された
トナー像を定着する。
像を、転写バイアスが印加された転写ローラ4によって
記録媒体2上に転写する。その後、トナー像の転写を受
けた記録媒体2は、搬送ガイド3fでガイドされて定着
装置5へと搬送される。定着装置5は、駆動ローラ5c
と、ヒータ5aを内蔵する定着ローラ5bを有してお
り、トナー像が転写された記録媒体2を駆動ローラ5c
と定着ローラ5b間の定着ニップ部で挟持搬送して、通
過する記録媒体2に熱及び圧力を印加して、転写された
トナー像を定着する。
【0030】そして、トナー像が定着された記録媒体2
を排出ローラ対3g、3h、3iで搬送し、搬送路3j
を通して排出トレイ6へと排出する。この排出トレイ6
は、画像形成装置本体14の上面に設けられている。な
お、揺動可能なフラッパ3kを動作させることにより、
排出ローラ対3mによってトナー像が定着された記録媒
体2を画像形成装置本体14の側面から排出することも
できる。
を排出ローラ対3g、3h、3iで搬送し、搬送路3j
を通して排出トレイ6へと排出する。この排出トレイ6
は、画像形成装置本体14の上面に設けられている。な
お、揺動可能なフラッパ3kを動作させることにより、
排出ローラ対3mによってトナー像が定着された記録媒
体2を画像形成装置本体14の側面から排出することも
できる。
【0031】また、本実施の形態の画像形成装置Aはク
リーナレスであり、前記転写後に感光ドラム7上に残留
している転写残トナーは、感光ドラム7の回転にともな
い、帯電ローラ8を経由して現像装置9の現像ローラ9
cに至り、現像と同時に回収される。
リーナレスであり、前記転写後に感光ドラム7上に残留
している転写残トナーは、感光ドラム7の回転にともな
い、帯電ローラ8を経由して現像装置9の現像ローラ9
cに至り、現像と同時に回収される。
【0032】また、本実施の形態の画像形成装置Aで
は、図3に示すように、上記の感光ドラム7、帯電ロー
ラ8、現像装置9は一体的にカートリッジ化されてプロ
セスカートリッジBとして構成されており、画像形成装
置本体14に着脱自在に装着される。プロセスカートリ
ッジBは、トナーを収納したトナー容器11Aを有する
トナー枠体11と、現像装置9を保持する現像枠体12
と、感光ドラム7と帯電ローラ8を保持するドラム枠体
13とが結合されて構成されている。現像枠体12に形
成したアーム部19が、ドラム枠体13に設けた結合部
材22に揺動可能に挿入されており、ドラム枠体13は
結合部材22を中心に揺動可能である。
は、図3に示すように、上記の感光ドラム7、帯電ロー
ラ8、現像装置9は一体的にカートリッジ化されてプロ
セスカートリッジBとして構成されており、画像形成装
置本体14に着脱自在に装着される。プロセスカートリ
ッジBは、トナーを収納したトナー容器11Aを有する
トナー枠体11と、現像装置9を保持する現像枠体12
と、感光ドラム7と帯電ローラ8を保持するドラム枠体
13とが結合されて構成されている。現像枠体12に形
成したアーム部19が、ドラム枠体13に設けた結合部
材22に揺動可能に挿入されており、ドラム枠体13は
結合部材22を中心に揺動可能である。
【0033】また、このプロセスカートリッジBには、
露光装置1から入力される画像情報に応じたレーザ光を
感光ドラム7へ照射するための露光開口部1e、及び感
光ドラム7を記録媒体2に対向するための転写開口部1
3nが設けてある。詳しくは、露光開口部1eはドラム
枠体13に設けられており、転写開口部13nは現像枠
体12とドラム枠体13との間に構成される。
露光装置1から入力される画像情報に応じたレーザ光を
感光ドラム7へ照射するための露光開口部1e、及び感
光ドラム7を記録媒体2に対向するための転写開口部1
3nが設けてある。詳しくは、露光開口部1eはドラム
枠体13に設けられており、転写開口部13nは現像枠
体12とドラム枠体13との間に構成される。
【0034】更に、このプロセスカートリッジBには、
画像形成装置本体14から取り外したときに転写開口部
13nを覆って、感光ドラム7を長時間光に晒されるこ
とを防止するとともに、感光ドラム7を異物との接触等
から保護するドラムシャッタ部材18が現像枠体12に
回動可能に設けられている。
画像形成装置本体14から取り外したときに転写開口部
13nを覆って、感光ドラム7を長時間光に晒されるこ
とを防止するとともに、感光ドラム7を異物との接触等
から保護するドラムシャッタ部材18が現像枠体12に
回動可能に設けられている。
【0035】また、このプロセスカートリッジBは、図
1に示すように、画像形成装置本体14内に設けた装着
手段としてのカートリッジ装着ガイド(不図示)に対し
て矢印X方向に沿って着脱可能に装着される。詳しく
は、図1に示す軸35aを中心に開閉部材35を開く
と、カートリッジ装着部の空間が現れ、その左右に不図
示のカートリッジ装着ガイドが配されており、図4、図
5に示すプロセスカートリッジBのガイド18a及び1
8bが前記カートリッジ装着ガイドに嵌合して導かれ、
プロセスカートリッジBが画像形成装置本体14に対し
て着脱されるものである。なおこの着脱動作に連動し
て、前記ドラムシャッタ部材18は開閉する。
1に示すように、画像形成装置本体14内に設けた装着
手段としてのカートリッジ装着ガイド(不図示)に対し
て矢印X方向に沿って着脱可能に装着される。詳しく
は、図1に示す軸35aを中心に開閉部材35を開く
と、カートリッジ装着部の空間が現れ、その左右に不図
示のカートリッジ装着ガイドが配されており、図4、図
5に示すプロセスカートリッジBのガイド18a及び1
8bが前記カートリッジ装着ガイドに嵌合して導かれ、
プロセスカートリッジBが画像形成装置本体14に対し
て着脱されるものである。なおこの着脱動作に連動し
て、前記ドラムシャッタ部材18は開閉する。
【0036】次に、図6に示す感光ドラムユニットUと
帯電ローラユニットCについて説明する。
帯電ローラユニットCについて説明する。
【0037】図6に示すように、感光ドラム7は、アル
ミシリンダー7bの外周面にOPC感光層7aを塗布し
て構成されており、ドラム枠体13に回転自在に支持さ
れている。感光ドラム7の周上には、感光ドラム7の表
面を一様に帯電させるための帯電ローラ8が接するよう
にして配置されており、画像形成装置本体14側に設け
られた駆動モータ600の駆動力を、ギア系(不図示)
と、駆動伝達軸601(感光ドラム7側)及び第1駆動
軸500(帯電ローラ側)を介してそれぞれ伝達するこ
とにより、感光ドラム7と帯電ローラ8を画像形成動作
に応じてそれぞれ回転させるよう構成されている。な
お、本発明の特徴である帯電ローラ8の回転駆動動作の
詳細については後述する。
ミシリンダー7bの外周面にOPC感光層7aを塗布し
て構成されており、ドラム枠体13に回転自在に支持さ
れている。感光ドラム7の周上には、感光ドラム7の表
面を一様に帯電させるための帯電ローラ8が接するよう
にして配置されており、画像形成装置本体14側に設け
られた駆動モータ600の駆動力を、ギア系(不図示)
と、駆動伝達軸601(感光ドラム7側)及び第1駆動
軸500(帯電ローラ側)を介してそれぞれ伝達するこ
とにより、感光ドラム7と帯電ローラ8を画像形成動作
に応じてそれぞれ回転させるよう構成されている。な
お、本発明の特徴である帯電ローラ8の回転駆動動作の
詳細については後述する。
【0038】感光ドラム7の軸線方向の一方端部(駆動
伝達軸601側)には、第1ドラムフランジ36が固定
されている。感光ドラム7と第1ドラムフランジ36
は、アルミシリンダー7bの内周面に第1ドラムフラン
ジ36に設けた嵌合外径部36bを嵌合させて、感光ド
ラム7の端部を第1ドラムフランジ36に設けた凹部
(図示せず)内に曲げ切ることにより固定している。
伝達軸601側)には、第1ドラムフランジ36が固定
されている。感光ドラム7と第1ドラムフランジ36
は、アルミシリンダー7bの内周面に第1ドラムフラン
ジ36に設けた嵌合外径部36bを嵌合させて、感光ド
ラム7の端部を第1ドラムフランジ36に設けた凹部
(図示せず)内に曲げ切ることにより固定している。
【0039】第1ドラムフランジ36にはギヤ部40が
設けられており、現像ローラ9cに設けられている現像
ローラ9cを回動駆動するための現像ローラギア(図示
せず)に噛合し、現像ローラ9cに駆動力が伝達され
る。また、第1ドラムフランジ36には軸部36aが設
けられており、ドラム枠体13に設けた軸受部材300
の嵌合内径部300aに嵌合し、回転可能に軸支され
る。
設けられており、現像ローラ9cに設けられている現像
ローラ9cを回動駆動するための現像ローラギア(図示
せず)に噛合し、現像ローラ9cに駆動力が伝達され
る。また、第1ドラムフランジ36には軸部36aが設
けられており、ドラム枠体13に設けた軸受部材300
の嵌合内径部300aに嵌合し、回転可能に軸支され
る。
【0040】更に、第1ドラムフランジ36には、画像
形成装置本体14側から駆動力を受けるための駆動力受
け部としての凸部36cが形成されている。凸部36c
は、画像形成装置本体14に設けられた駆動伝達軸60
1の凹部601aと嵌合して駆動力を伝達される。な
お、駆動伝達軸601は、画像形成装置本体14の上部
に設けた開閉部材35の開閉動作に連動して、周方向に
回転可能に、かつ軸方向に揺動可能に構成されている。
形成装置本体14側から駆動力を受けるための駆動力受
け部としての凸部36cが形成されている。凸部36c
は、画像形成装置本体14に設けられた駆動伝達軸60
1の凹部601aと嵌合して駆動力を伝達される。な
お、駆動伝達軸601は、画像形成装置本体14の上部
に設けた開閉部材35の開閉動作に連動して、周方向に
回転可能に、かつ軸方向に揺動可能に構成されている。
【0041】そして、プロセスカートリッジBを画像形
成装置本体14に装着して開閉部材35を閉じると、駆
動伝達軸601が突出してその凹部601aが第1ドラ
ムフランジ36の凸部36cと結合する。また、開閉部
材35を開くと駆動伝達軸601とは逆方向に後退して
その凹部601aと第1ドラムフランジ36の凸部36
cとの結合が解除され、プロセスカートリッジBの取り
出しが可能となるよう構成されている。
成装置本体14に装着して開閉部材35を閉じると、駆
動伝達軸601が突出してその凹部601aが第1ドラ
ムフランジ36の凸部36cと結合する。また、開閉部
材35を開くと駆動伝達軸601とは逆方向に後退して
その凹部601aと第1ドラムフランジ36の凸部36
cとの結合が解除され、プロセスカートリッジBの取り
出しが可能となるよう構成されている。
【0042】また、感光ドラム7の軸線方向の他方端部
(駆動伝達軸601と反対側)には、第2ドラムフラン
ジ37が固定されている。固定方法については、第1ド
ラムフランジ36と同様に、感光ドラム7のアルミシリ
ンダー7bの内周面に第2ドラムフランジ37に設けた
嵌合外径部37bを嵌合させて、感光ドラム7の端部を
第2ドラムフランジ37に設けた凹部(図示せず)内に
曲げ切ることにより固定している。
(駆動伝達軸601と反対側)には、第2ドラムフラン
ジ37が固定されている。固定方法については、第1ド
ラムフランジ36と同様に、感光ドラム7のアルミシリ
ンダー7bの内周面に第2ドラムフランジ37に設けた
嵌合外径部37bを嵌合させて、感光ドラム7の端部を
第2ドラムフランジ37に設けた凹部(図示せず)内に
曲げ切ることにより固定している。
【0043】第2ドラムフランジ37にはギヤ37aが
設けられており、転写ローラ4に設けられた転写ローラ
ギア(不図示)に噛合し、転写ローラ4に駆動力を伝達
する。従って、転写ローラ4は、感光ドラム7の回転に
対応して回転駆動される。
設けられており、転写ローラ4に設けられた転写ローラ
ギア(不図示)に噛合し、転写ローラ4に駆動力を伝達
する。従って、転写ローラ4は、感光ドラム7の回転に
対応して回転駆動される。
【0044】また、第2ドラムフランジ37には嵌合穴
37部cが設けられており、ドラム枠体13に設けられ
たドラム軸100の軸部100bに軸支される。なお、
ドラム軸100は、その外径部100aがドラム枠体1
3に設けられた圧入内周面13aに圧入されて固定され
ている。この圧入内周面13aの外径部は上記したプロ
セスカートリッジBのガイド18a(図5参照)であ
る。
37部cが設けられており、ドラム枠体13に設けられ
たドラム軸100の軸部100bに軸支される。なお、
ドラム軸100は、その外径部100aがドラム枠体1
3に設けられた圧入内周面13aに圧入されて固定され
ている。この圧入内周面13aの外径部は上記したプロ
セスカートリッジBのガイド18a(図5参照)であ
る。
【0045】更に、第2ドラムフランジ37には、ドラ
ムアース接点700が設けられている。ドラムアース接
点700は、導電性材料(例えば銅合金、SUS等)よ
りなり、熱溶着等によって第2ドラムフランジ37に設
けられたドラムアース接点取り付け部(不図示)に固定
されている。ドラムアース接点700は、略円板状に形
成された基板700cの外周の2箇所に第1接点部(不
図示)を有し、この第1接点部間の中央部位に第2接点
部700aを有している。
ムアース接点700が設けられている。ドラムアース接
点700は、導電性材料(例えば銅合金、SUS等)よ
りなり、熱溶着等によって第2ドラムフランジ37に設
けられたドラムアース接点取り付け部(不図示)に固定
されている。ドラムアース接点700は、略円板状に形
成された基板700cの外周の2箇所に第1接点部(不
図示)を有し、この第1接点部間の中央部位に第2接点
部700aを有している。
【0046】そして、不図示の第1接点部が感光ドラム
7のアルミシリンダー7bの内周面に圧接し、第2接点
部700aがドラム軸100の先端面100cに弾性的
に接するよう嵌合穴部37cの外径部位に配置されて、
感光ドラム7とドラム軸100が電気的に接続されるよ
う構成されている。なお、画像形成装置本体14には接
点部材800が配設されており、プロセスカートリッジ
Bを画像形成装置本体14に装着すると、接点部材80
0がドラム軸100の端面100dと電気的に接続し、
感光ドラム7のアースが可能となる。
7のアルミシリンダー7bの内周面に圧接し、第2接点
部700aがドラム軸100の先端面100cに弾性的
に接するよう嵌合穴部37cの外径部位に配置されて、
感光ドラム7とドラム軸100が電気的に接続されるよ
う構成されている。なお、画像形成装置本体14には接
点部材800が配設されており、プロセスカートリッジ
Bを画像形成装置本体14に装着すると、接点部材80
0がドラム軸100の端面100dと電気的に接続し、
感光ドラム7のアースが可能となる。
【0047】第1、第2ドラムフランジ36,37の材
質としては、ポリアセタール、ポリカーボネイト、ポリ
アミド、及びポリブチレンテレフタレート等の摺動性の
良好な樹脂材料を用いることで、変音、振動等の無い滑
らかな駆動伝達が可能となる。なお、同様の効果を有す
る他の材質を適宜選択して用いても構わない。
質としては、ポリアセタール、ポリカーボネイト、ポリ
アミド、及びポリブチレンテレフタレート等の摺動性の
良好な樹脂材料を用いることで、変音、振動等の無い滑
らかな駆動伝達が可能となる。なお、同様の効果を有す
る他の材質を適宜選択して用いても構わない。
【0048】次に、帯電ローラ8の支持構成及び駆動構
成について説明する。
成について説明する。
【0049】帯電ローラ8の芯金8aの両端部には、感
光ドラム7と芯金8aとの距離を一定に保つための円筒
状の突当て部材200が回転自在にそれぞれ設けられて
いる。各突当て部材200は、帯電ローラ8の外径より
も小さい外径に設定されており、本実施の形態では、半
径で0.2mm程度小さくなるように設定されている。
光ドラム7と芯金8aとの距離を一定に保つための円筒
状の突当て部材200が回転自在にそれぞれ設けられて
いる。各突当て部材200は、帯電ローラ8の外径より
も小さい外径に設定されており、本実施の形態では、半
径で0.2mm程度小さくなるように設定されている。
【0050】また、帯電ローラ8は、ドラム枠体13に
揺動可能に設けられた軸受201に回転自在に支持され
ている。詳しくは、ドラム枠体13に設けられたガイド
部13b(図3参照)に摺動性樹脂(例えばポリアセタ
ール)等から成る軸受201が取り付けられ、更に、軸
受201には、帯電ローラ8を感光ドラム7に圧接する
方向に付勢力を与えるための圧縮コイルバネ202が設
けられている。
揺動可能に設けられた軸受201に回転自在に支持され
ている。詳しくは、ドラム枠体13に設けられたガイド
部13b(図3参照)に摺動性樹脂(例えばポリアセタ
ール)等から成る軸受201が取り付けられ、更に、軸
受201には、帯電ローラ8を感光ドラム7に圧接する
方向に付勢力を与えるための圧縮コイルバネ202が設
けられている。
【0051】帯電ローラ8の芯金8aの一端側には、継
手206を介して被駆動軸207が接続されており、被
駆動軸207はドラム枠体13に回転自在に支持されて
いる。継手206は、図7(a)に示すように、第1継
手203、第2継手204、中間継手205とで構成さ
れている。
手206を介して被駆動軸207が接続されており、被
駆動軸207はドラム枠体13に回転自在に支持されて
いる。継手206は、図7(a)に示すように、第1継
手203、第2継手204、中間継手205とで構成さ
れている。
【0052】第1継手203は、帯電ローラ8の芯金8
aに回転不能に固着されている。第1継手203には、
円柱状の突起で構成された2つの第1継手連結部203
aが形成され、各第1継手連結部203aは中心軸線に
対して対称に形成されている。各第1継手連結部203
aは、中間継手205に形成した各中間継手第1連結部
205a(図7(b)参照)と連結し駆動を受ける。
aに回転不能に固着されている。第1継手203には、
円柱状の突起で構成された2つの第1継手連結部203
aが形成され、各第1継手連結部203aは中心軸線に
対して対称に形成されている。各第1継手連結部203
aは、中間継手205に形成した各中間継手第1連結部
205a(図7(b)参照)と連結し駆動を受ける。
【0053】第2継手204は、被駆動軸207に回転
不能に固着されている。第2継手204にも、円柱状の
突起で構成された2つの第2継手連結部204aが形成
され、各第2継手連結部204aは中心軸線に対して対
称に形成されている。各第2継手204は、中間継手2
05に形成した各中間継手第2連結部205bと連結し
駆動を伝達する。
不能に固着されている。第2継手204にも、円柱状の
突起で構成された2つの第2継手連結部204aが形成
され、各第2継手連結部204aは中心軸線に対して対
称に形成されている。各第2継手204は、中間継手2
05に形成した各中間継手第2連結部205bと連結し
駆動を伝達する。
【0054】中間継手205は、第1継手203と第2
継手204に挟持する形で配置される。中間継手205
の第1継手203と対向する面には、上記した各第1継
手連結部203aが嵌り連結する外側端開放の長穴形状
の各中間継手第1連結部205aが、さらに第2継手2
04と対向する面には、上記した各第2継手連結部20
4aが嵌り連結する長穴形状の各中間継手第2連結部2
05bが形成されている。中間継手第1連結部205a
は回転軸線に対して対称に2箇所、同様に中間継手第2
連結部205bも回転軸線に対して対称に2箇所配置さ
れている。
継手204に挟持する形で配置される。中間継手205
の第1継手203と対向する面には、上記した各第1継
手連結部203aが嵌り連結する外側端開放の長穴形状
の各中間継手第1連結部205aが、さらに第2継手2
04と対向する面には、上記した各第2継手連結部20
4aが嵌り連結する長穴形状の各中間継手第2連結部2
05bが形成されている。中間継手第1連結部205a
は回転軸線に対して対称に2箇所、同様に中間継手第2
連結部205bも回転軸線に対して対称に2箇所配置さ
れている。
【0055】また、各中間継手第1連結部205aと各
中間継手第2連結部205bのなす角は、平行以外の角
度に設定する。望ましくは直角をなすようにする。
中間継手第2連結部205bのなす角は、平行以外の角
度に設定する。望ましくは直角をなすようにする。
【0056】上記したように各中間継手第1連結部20
5aが長穴形状であるため、中間継手205は第1継手
203と連結した状態で長穴方向にガタをもちスライド
可能となっている。また、同様に各中間継手第2連結部
205bも長穴形状であるため、中間継手205は第2
継手204と連結した状態で長穴方向にガタをもちスラ
イド可能となっている。
5aが長穴形状であるため、中間継手205は第1継手
203と連結した状態で長穴方向にガタをもちスライド
可能となっている。また、同様に各中間継手第2連結部
205bも長穴形状であるため、中間継手205は第2
継手204と連結した状態で長穴方向にガタをもちスラ
イド可能となっている。
【0057】このため、第1継手203と第2継手20
4の軸中心、即ち帯電ローラ8の芯金8aと被駆動軸2
07の軸中心が多少ずれても駆動力はスムースに伝達さ
れる。また、被駆動軸207は、ドラム枠体13に対し
若干の余裕をもって支持されており、また被駆動軸20
7の端部には摩擦受け円盤208が設けられていて、そ
の中心には円錐状の凹部208aが形成されている。
4の軸中心、即ち帯電ローラ8の芯金8aと被駆動軸2
07の軸中心が多少ずれても駆動力はスムースに伝達さ
れる。また、被駆動軸207は、ドラム枠体13に対し
若干の余裕をもって支持されており、また被駆動軸20
7の端部には摩擦受け円盤208が設けられていて、そ
の中心には円錐状の凹部208aが形成されている。
【0058】次に、画像形成装置本体14側の帯電ロー
ラ駆動構成について説明する。
ラ駆動構成について説明する。
【0059】駆動源としての駆動モータ600からギア
系(不図示)などを介して駆動力を伝達された第1駆動
軸500から駆動力を受けると同時に矢印a,b方向に
揺動可能なように第2駆動軸501が設けられている。
第1駆動軸500と第2駆動軸501は、図6に示すよ
うに、第2駆動軸501に長手方向に沿って形成された
長穴501bに、第1駆動軸500に設けられた突起5
00aが嵌るような関係となっている。
系(不図示)などを介して駆動力を伝達された第1駆動
軸500から駆動力を受けると同時に矢印a,b方向に
揺動可能なように第2駆動軸501が設けられている。
第1駆動軸500と第2駆動軸501は、図6に示すよ
うに、第2駆動軸501に長手方向に沿って形成された
長穴501bに、第1駆動軸500に設けられた突起5
00aが嵌るような関係となっている。
【0060】一方、図6、図8に示すように、第2駆動
軸501の他方(被駆動軸207側)端部側にも長手方
向に沿って長穴501aが形成されており、また揺動可
能に第3駆動軸502が設けられている。第2駆動軸5
01と第3駆動軸502は、図6に示すように、第2駆
動軸501に長手方向に沿って形成された長穴501a
に、第2駆動軸501に設けられた突起500aが嵌る
ような関係となっている。
軸501の他方(被駆動軸207側)端部側にも長手方
向に沿って長穴501aが形成されており、また揺動可
能に第3駆動軸502が設けられている。第2駆動軸5
01と第3駆動軸502は、図6に示すように、第2駆
動軸501に長手方向に沿って形成された長穴501a
に、第2駆動軸501に設けられた突起500aが嵌る
ような関係となっている。
【0061】第2駆動軸501と第3駆動軸502の間
にはねじりコイルバネ504が設けられており、第3駆
動軸502を矢印a方向(被駆動軸207側)に付勢し
ている。また、第3駆動軸502の他方(被駆動軸20
7側)端部には摩擦円盤503が設けられており、その
中心には円錐状の凸部503aが形成されている。
にはねじりコイルバネ504が設けられており、第3駆
動軸502を矢印a方向(被駆動軸207側)に付勢し
ている。また、第3駆動軸502の他方(被駆動軸20
7側)端部には摩擦円盤503が設けられており、その
中心には円錐状の凸部503aが形成されている。
【0062】第2駆動軸501にはつば状部分501c
が設けられており、また、つば状部分501cに当接す
る位置に面カム603が設けられている。面カム603
はステッピングモータ602により回転され、この回転
を制御することによって第2駆動軸501の矢印a方向
又は矢印b方向への移動を行う。ステッピングモータ6
02や駆動モータ600の回転駆動は、不図示の制御装
置によって制御される。
が設けられており、また、つば状部分501cに当接す
る位置に面カム603が設けられている。面カム603
はステッピングモータ602により回転され、この回転
を制御することによって第2駆動軸501の矢印a方向
又は矢印b方向への移動を行う。ステッピングモータ6
02や駆動モータ600の回転駆動は、不図示の制御装
置によって制御される。
【0063】本発明の実施の形態における帯電ローラ8
の支持構成と駆動構成、及び画像形成装置本体14側の
帯電ローラ駆動構成は上記の通りであり、駆動モータ6
00からの駆動力が第1駆動軸500、第2駆動軸50
1、第3駆動軸502、摩擦円盤503と伝達され、面
カム603により第2駆動軸501が矢印a方向に移動
されると、摩擦円盤503と摩擦受け円盤208が当接
しその摩擦力により駆動力が伝えられる。
の支持構成と駆動構成、及び画像形成装置本体14側の
帯電ローラ駆動構成は上記の通りであり、駆動モータ6
00からの駆動力が第1駆動軸500、第2駆動軸50
1、第3駆動軸502、摩擦円盤503と伝達され、面
カム603により第2駆動軸501が矢印a方向に移動
されると、摩擦円盤503と摩擦受け円盤208が当接
しその摩擦力により駆動力が伝えられる。
【0064】ここで、第2駆動軸501と第3駆動軸5
02の間にねじりコイルバネ504が設けられている
が、これにより第2駆動軸501の長手方向の位置ずれ
による摩擦円盤503と摩擦受け円盤208間の摩擦力
の変化を小さくすることができるため、この部分の駆動
力の伝達を安定させることができる。また、摩擦円盤5
03と摩擦受け円盤208は、摩擦円盤503に形成さ
れた凸部503aが摩擦受け円盤に形成された凹部20
8aに嵌ることで調心されるため、円滑に駆動力が伝え
られる。
02の間にねじりコイルバネ504が設けられている
が、これにより第2駆動軸501の長手方向の位置ずれ
による摩擦円盤503と摩擦受け円盤208間の摩擦力
の変化を小さくすることができるため、この部分の駆動
力の伝達を安定させることができる。また、摩擦円盤5
03と摩擦受け円盤208は、摩擦円盤503に形成さ
れた凸部503aが摩擦受け円盤に形成された凹部20
8aに嵌ることで調心されるため、円滑に駆動力が伝え
られる。
【0065】摩擦受け円盤208に伝達された駆動力
は、被駆動軸207から継手206、そして帯電ローラ
8へと伝えられる。摩擦受け円盤208は被駆動軸20
7に一体的に設けられているため、摩擦受け円盤208
が摩擦円盤503に調心されたことにより被駆動軸20
7と帯電ローラの芯金8aの間には軸中心のずれが発生
することが考えられるが、軸中心がずれていても継手2
06により駆動力は円滑に伝えられる。
は、被駆動軸207から継手206、そして帯電ローラ
8へと伝えられる。摩擦受け円盤208は被駆動軸20
7に一体的に設けられているため、摩擦受け円盤208
が摩擦円盤503に調心されたことにより被駆動軸20
7と帯電ローラの芯金8aの間には軸中心のずれが発生
することが考えられるが、軸中心がずれていても継手2
06により駆動力は円滑に伝えられる。
【0066】ここで、第2、第3駆動軸501、502
が矢印a方向に移動して、摩擦円盤503から摩擦受け
円盤208へ伝える駆動力が大きくなって、摩擦円盤5
03と摩擦受け円盤208間の動摩擦力が感光ドラム7
と帯電ローラ8間の静止摩擦力を上回ると、それまで従
動回転していた帯電ローラ8の回転スピードが落ち始め
感光ドラム7と摺動し始める。
が矢印a方向に移動して、摩擦円盤503から摩擦受け
円盤208へ伝える駆動力が大きくなって、摩擦円盤5
03と摩擦受け円盤208間の動摩擦力が感光ドラム7
と帯電ローラ8間の静止摩擦力を上回ると、それまで従
動回転していた帯電ローラ8の回転スピードが落ち始め
感光ドラム7と摺動し始める。
【0067】このとき、感光ドラム7と帯電ローラ8間
の摩擦力は動摩擦力となるため、従動していたときに比
べ摩擦力は小さくなる。そのため、第2、第3駆動軸5
01、502の位置を維持しておくと帯電ローラ8の回
転スピードは落ちていき、やがて摩擦円盤503から駆
動力を受けている方向、即ち感光ドラム7の回転方向に
対しカウンター方向に回転し始め、摩擦円盤503と同
じ回転スピードとなる。
の摩擦力は動摩擦力となるため、従動していたときに比
べ摩擦力は小さくなる。そのため、第2、第3駆動軸5
01、502の位置を維持しておくと帯電ローラ8の回
転スピードは落ちていき、やがて摩擦円盤503から駆
動力を受けている方向、即ち感光ドラム7の回転方向に
対しカウンター方向に回転し始め、摩擦円盤503と同
じ回転スピードとなる。
【0068】この状態から第2、第3駆動軸501、5
02を矢印b方向に移動させ摩擦円盤503からの駆動
力を下げていくと逆の現象が起こり、それまで感光ドラ
ム7の回転方向に対しカウンター方向に回転していた帯
電ローラ8のスピードは落ち始め、最終的には感光ドラ
ム7に従動する。このようにして帯電ローラ8へ駆動力
を伝達するため、急激に帯電ローラ8の駆動状態が変化
することはなく、感光ドラム7の回転に与える影響を抑
えることができる。
02を矢印b方向に移動させ摩擦円盤503からの駆動
力を下げていくと逆の現象が起こり、それまで感光ドラ
ム7の回転方向に対しカウンター方向に回転していた帯
電ローラ8のスピードは落ち始め、最終的には感光ドラ
ム7に従動する。このようにして帯電ローラ8へ駆動力
を伝達するため、急激に帯電ローラ8の駆動状態が変化
することはなく、感光ドラム7の回転に与える影響を抑
えることができる。
【0069】次に、帯電ローラ8の回転駆動の制御につ
いて説明する。
いて説明する。
【0070】画像形成装置本体14には制御装置(不図
示)が設けられており、上記した給紙、搬送、帯電、静
電潜像形成、現像、転写、定着等の各画像形成動作の制
御を行っており、更に上記したステッピングモータ60
2の駆動制御による第2駆動軸501の移動、即ち帯電
ローラ8への駆動のON/OFF制御も行う。
示)が設けられており、上記した給紙、搬送、帯電、静
電潜像形成、現像、転写、定着等の各画像形成動作の制
御を行っており、更に上記したステッピングモータ60
2の駆動制御による第2駆動軸501の移動、即ち帯電
ローラ8への駆動のON/OFF制御も行う。
【0071】詳しくは、上記した帯電動作時及び画像形
成動作時には、ステッピング駆動モータ602の駆動に
より面カム603を回転させて第2駆動軸501を矢印
a方向に移動させて、摩擦円盤503と摩擦受け円盤2
08とを密着させて、駆動モータ600の駆動により第
1駆動軸500、第2駆動軸501、第3駆動軸502
を介して被駆動軸207に駆動力を伝達して、帯電ロー
ラ8を回転させる。
成動作時には、ステッピング駆動モータ602の駆動に
より面カム603を回転させて第2駆動軸501を矢印
a方向に移動させて、摩擦円盤503と摩擦受け円盤2
08とを密着させて、駆動モータ600の駆動により第
1駆動軸500、第2駆動軸501、第3駆動軸502
を介して被駆動軸207に駆動力を伝達して、帯電ロー
ラ8を回転させる。
【0072】一方、感光ドラム7は、駆動モータ600
の駆動により駆動伝達軸601を介して駆動力が伝達さ
れて回転する。この際、感光ドラム7と帯電ローラ8
は、その接触部(帯電ニップ部)においてそれぞれ反対
方向に回転駆動されている。
の駆動により駆動伝達軸601を介して駆動力が伝達さ
れて回転する。この際、感光ドラム7と帯電ローラ8
は、その接触部(帯電ニップ部)においてそれぞれ反対
方向に回転駆動されている。
【0073】このときの帯電ローラ8の回転速度は、所
望の帯電電位を得ることができる速度であり、本実施の
形態では感光ドラム7の周速度をV1、帯電ローラ8の
周速度をV2としたときに、V2/V1=0.6程度と
なるように設定している。
望の帯電電位を得ることができる速度であり、本実施の
形態では感光ドラム7の周速度をV1、帯電ローラ8の
周速度をV2としたときに、V2/V1=0.6程度と
なるように設定している。
【0074】一方、帯電動作時及び画像形成動作時以外
(例えば、前多回転、前回転、後回転動作時)には、ス
テッピング駆動モータ602の駆動により面カム603
を上記の場合と逆方向に回転させて第2駆動軸501を
矢印b方向に移動させて、摩擦円盤503と摩擦受け円
盤208との密着を解除して、帯電ローラ8への回転駆
動力をOFFにする。なお、感光ドラム7は上記と同様
に回転している。
(例えば、前多回転、前回転、後回転動作時)には、ス
テッピング駆動モータ602の駆動により面カム603
を上記の場合と逆方向に回転させて第2駆動軸501を
矢印b方向に移動させて、摩擦円盤503と摩擦受け円
盤208との密着を解除して、帯電ローラ8への回転駆
動力をOFFにする。なお、感光ドラム7は上記と同様
に回転している。
【0075】よって、帯電ローラ8は感光ドラム7の回
転に伴って従動回転し、感光ドラム7と帯電ローラ8は
その接触部(帯電ニップ部)においてそれぞれ同一方向
に回転駆動される。即ち、V1=V2となる。
転に伴って従動回転し、感光ドラム7と帯電ローラ8は
その接触部(帯電ニップ部)においてそれぞれ同一方向
に回転駆動される。即ち、V1=V2となる。
【0076】このように帯電ローラ8を回転駆動制御す
ることにより、帯電ローラ8に電圧を印加する、即ち感
光ドラム7を帯電し画像形成に供するときには、帯電ロ
ーラ8に回転駆動力を伝えて感光ドラム7に対しカウン
ター方向に回転駆動することにより帯電能力を確保し、
画像形成しないときには帯電ローラ8を感光ドラム7に
従動させ、摩擦摺動をさせないことにより摺動時間を短
縮している。
ることにより、帯電ローラ8に電圧を印加する、即ち感
光ドラム7を帯電し画像形成に供するときには、帯電ロ
ーラ8に回転駆動力を伝えて感光ドラム7に対しカウン
ター方向に回転駆動することにより帯電能力を確保し、
画像形成しないときには帯電ローラ8を感光ドラム7に
従動させ、摩擦摺動をさせないことにより摺動時間を短
縮している。
【0077】なお、画像形成装置Aの動作に関して、上
記「画像形成動作」は、静電潜像形成から記録媒体への
トナー像転写が完了するまでの動作である。
記「画像形成動作」は、静電潜像形成から記録媒体への
トナー像転写が完了するまでの動作である。
【0078】また、上記「前多回転動作」は、画像形成
装置Aの起動動作であり、メイン電源スイッチのONに
より、画像形成装置Aのメインモータ(駆動モータ60
0)を駆動させて感光ドラム7を回転駆動させ、画像形
成動作前の所要の準備動作を実行させるものである。
装置Aの起動動作であり、メイン電源スイッチのONに
より、画像形成装置Aのメインモータ(駆動モータ60
0)を駆動させて感光ドラム7を回転駆動させ、画像形
成動作前の所要の準備動作を実行させるものである。
【0079】また、上記「前回転動作」は、画像形成ス
タート信号の入力により画像形成装置Aのメインモータ
(駆動モータ600)を再駆動させて感光ドラム7を再
回転駆動させ、画像形成装置Aに所定の画像形成前動作
を実行させるものであり、帯電動作開始前までの動作で
ある。
タート信号の入力により画像形成装置Aのメインモータ
(駆動モータ600)を再駆動させて感光ドラム7を再
回転駆動させ、画像形成装置Aに所定の画像形成前動作
を実行させるものであり、帯電動作開始前までの動作で
ある。
【0080】また、上記「後回転動作」は、最後の画像
形成動作が終了し、記録媒体へトナー像の転写が完了
後、定着動作、排出トレイへの搬送動作をした後もしば
らくの間メインモータ(駆動モータ600)の駆動を継
続させて感光ドラム7を回転させ、画像形成装置の所定
の後動作を実行させるものである。
形成動作が終了し、記録媒体へトナー像の転写が完了
後、定着動作、排出トレイへの搬送動作をした後もしば
らくの間メインモータ(駆動モータ600)の駆動を継
続させて感光ドラム7を回転させ、画像形成装置の所定
の後動作を実行させるものである。
【0081】このように本実施の形態では、帯電ローラ
8を感光ドラム7に対しカウンター方向に摺擦させる時
間を、感光ドラム7表面への帯電が必要な時間のみとで
きるため、帯電ローラ8と感光ドラム7間の摺擦時間を
大きく短縮して磨耗を大幅に低減させることができる。
8を感光ドラム7に対しカウンター方向に摺擦させる時
間を、感光ドラム7表面への帯電が必要な時間のみとで
きるため、帯電ローラ8と感光ドラム7間の摺擦時間を
大きく短縮して磨耗を大幅に低減させることができる。
【0082】また、帯電ローラ8の回転駆動状態の急激
な変化を緩和させることができるため、感光ドラム7の
回転への影響を抑えることができる。
な変化を緩和させることができるため、感光ドラム7の
回転への影響を抑えることができる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、帯
電動作を含む画像形成動作時には移動手段からの駆動力
を接触帯電部材に摩擦力で伝達して駆動することが可能
となり、非画像形成時には移動手段から接触帯電部材へ
の駆動力を解除して感光体の駆動に従動させることが可
能となり、感光体の回動への影響を抑えて、感光体と接
触帯電部材の摺擦時間を必要最小限に抑えることができ
るので、摺擦による接触帯電部材と感光体の双方の磨耗
を抑えて耐久性の向上を図ることができる。
電動作を含む画像形成動作時には移動手段からの駆動力
を接触帯電部材に摩擦力で伝達して駆動することが可能
となり、非画像形成時には移動手段から接触帯電部材へ
の駆動力を解除して感光体の駆動に従動させることが可
能となり、感光体の回動への影響を抑えて、感光体と接
触帯電部材の摺擦時間を必要最小限に抑えることができ
るので、摺擦による接触帯電部材と感光体の双方の磨耗
を抑えて耐久性の向上を図ることができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す
概略構成図。
概略構成図。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す
外観斜視図。
外観斜視図。
【図3】本発明の実施の形態におけるプロセスカートリ
ッジを示す概略断面図。
ッジを示す概略断面図。
【図4】本発明の実施の形態におけるプロセスカートリ
ッジを示す外観斜視図。
ッジを示す外観斜視図。
【図5】本発明の実施の形態におけるプロセスカートリ
ッジを示す外観斜視図。
ッジを示す外観斜視図。
【図6】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の帯電
ローラ及び感光ドラムの支持構成及び駆動構成を示す概
略断面図。
ローラ及び感光ドラムの支持構成及び駆動構成を示す概
略断面図。
【図7】(a)、(b)は、本発明の実施の形態におけ
る帯電ローラへの駆動力伝達経路に設けられた継手部材
の構成を示す分解斜視図。
る帯電ローラへの駆動力伝達経路に設けられた継手部材
の構成を示す分解斜視図。
【図8】本発明の実施の形態における帯電ローラへの駆
動力伝達経路の構成を示す斜視図。
動力伝達経路の構成を示す斜視図。
1 露光装置
2 記録媒体
4 転写ローラ
5 定着装置
5b 定着ローラ
5c 駆動ローラ
6 排出トレイ
7 感光ドラム(感光体)
8 帯電ローラ(接触帯電部材)
8a 芯金(回転軸)
9 現像装置
9c 現像ローラ
10 クリーニング器
11 トナー枠体
11A トナー容器
12 現像枠体
13 ドラム枠体
14 画像形成装置本体
203 第1継手
204 第2継手
205 中間継手
206 継手部材
207 被駆動軸
208 摩擦受け円盤(摩擦受け部材)
300 軸受部材
500 第1駆動軸(駆動軸)
501 第2駆動軸(駆動軸)
502 第3駆動軸(駆動軸)
503 摩擦円盤(摩擦部材)
504 コイルバネ(付勢手段)
600 駆動モータ(駆動手段)
601 駆動伝達軸
602 ステッピングモータ
603 面カム(揺動手段)
A 画像形成装置
B プロセスカートリッジ
C 帯電ユニット
D 現像ユニット
U ドラムユニット
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2H071 BA04 BA23 BA27 CA01 CA05
DA06
2H200 FA09 GA23 GA34 GA46 GA49
GB14 GB22 GB25 HB12 HB22
HB23 HB45 HB46 HB47 LA17
LA19 LA23 LA29 LA30 LA38
MA03 MA14 MA20 MB01 MB06
MC01
Claims (4)
- 【請求項1】 回転自在な感光体と、前記感光体と当接
し、電圧の印加により前記感光体を帯電する回転自在な
接触帯電部材と、を有する画像形成装置において、 前記感光体及び前記接触帯電部材を駆動するための駆動
手段と、 前記接触帯電部材の回転軸の一端側に固着された摩擦受
け部材と、 前記駆動手段から前記接触帯電部材を回転させるための
駆動力が伝達される駆動軸と、 前記駆動軸の一端側に固着された摩擦部材と、 前記摩擦部材を前記摩擦受け部材に当接自在に、前記駆
動軸をその軸線方向に揺動させる揺動手段と、を備え
た、 ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 帯電動作を含む画像形成動作時には、前
記揺動手段により前記駆動軸を前記摩擦受け部材側に揺
動させ、前記摩擦部材を前記摩擦受け部材に圧接させ
て、前記駆動手段からの駆動力を前記接触帯電部材の回
転軸に伝達し、非画像形成動作時には、前記揺動手段に
より前記駆動軸を前記摩擦受け部材と反対側に揺動さ
せ、前記摩擦部材を前記摩擦受け部材から離間させて、
前記駆動手段からの駆動力の前記接触帯電部材の回転軸
への伝達を解除する、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記接触帯電部材の回転軸と前記摩擦受
け部材との間に継手部材が介在されている、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装
置。 - 【請求項4】 前記駆動手段に対して前記摩擦受け部材
側への軸線方向に付勢する付勢手段を設けた、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の画像形成
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002034543A JP2003233242A (ja) | 2002-02-12 | 2002-02-12 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002034543A JP2003233242A (ja) | 2002-02-12 | 2002-02-12 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003233242A true JP2003233242A (ja) | 2003-08-22 |
Family
ID=27777006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002034543A Pending JP2003233242A (ja) | 2002-02-12 | 2002-02-12 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003233242A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8027614B2 (en) | 2008-12-26 | 2011-09-27 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus including separation member for separating photosensitive member from endless belt |
US10451119B2 (en) | 2016-09-20 | 2019-10-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Driving force transmitter, sheet feeding unit, and image forming apparatus |
-
2002
- 2002-02-12 JP JP2002034543A patent/JP2003233242A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8027614B2 (en) | 2008-12-26 | 2011-09-27 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus including separation member for separating photosensitive member from endless belt |
US8406654B2 (en) | 2008-12-26 | 2013-03-26 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
US8805235B2 (en) | 2008-12-26 | 2014-08-12 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus with detachable holding member |
US10451119B2 (en) | 2016-09-20 | 2019-10-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Driving force transmitter, sheet feeding unit, and image forming apparatus |
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