JP2003232840A - 変圧器の残留磁束測定装置 - Google Patents

変圧器の残留磁束測定装置

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JP2003232840A
JP2003232840A JP2002034455A JP2002034455A JP2003232840A JP 2003232840 A JP2003232840 A JP 2003232840A JP 2002034455 A JP2002034455 A JP 2002034455A JP 2002034455 A JP2002034455 A JP 2002034455A JP 2003232840 A JP2003232840 A JP 2003232840A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電圧積分信号の単調増加または単調減少をな
くし、残留磁束を正確に読み取ることができる変圧器の
残留磁束測定装置を提供する。 【解決手段】 変圧器2の給電回路に接続された遮断器
3の開極時刻を検出する開極検出手段4と、給電回路の
電圧信号を所定時間分記憶するようにされ、遮断器3の
開極前後における給電回路の電圧信号を計測し得るよう
にされた電圧信号計測手段9と、遮断器3の開極前にお
ける電圧信号のオフセット量を算出し、電圧信号からオ
フセットを除去する電圧信号オフセット除去手段11
と、遮断器の開極後における電圧信号にもとづいて積分
の終了時を決定する電圧信号積分区間検出手段13と、
電圧信号を積分する電圧信号積分手段15と、電圧積分
信号のオフセットを除去して磁束信号を得る磁束信号算
出手段17と、磁束信号から残留磁束値を算出する残留
磁束算出手段19とを備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、変圧器の残留磁
束測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば特開2000−2753
11号公報に記載された従来の残留磁束測定手法を説明
するための説明図で、十分な時間、変圧器を励磁した状
態で変圧器への給電を遮断した時に生ずる誘起電圧の変
化を測定すると共に、その電圧波形を計算機に取り込ん
で積分演算することによって求められた磁束波形を示す
ものである。残留磁束Φ1は、図5に示す磁束波形の最
終値Φ2と、給電を遮断する前の正弦波振動の中心、即
ち、磁束波形の(最大値+最小値)/2で求められるレ
ベルCとの差をとる形で求めていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の残留磁束測定は
以上のように行なわれていたため、次のような問題点が
あった。即ち、測定系に重畳するDCオフセット成分の
影響により、電圧積分演算して得られる磁束波形の最終
値は一定ではなく、単調増加または単調減少し、あるい
は時定数の大きいドリフトが発生することもある。図5
に示す磁束波形でも最終値が単調増加している。従っ
て、読み取る時刻によってΦ2が異なることになり、正
確な残留磁束Φ1を算出することができないという問題
点があった。また、変圧器のインピーダンスと周辺回路
の浮遊静電容量の値に依存して、変圧器への給電を遮断
してから磁束波形が最終値に収束するまでの過渡振動の
減衰時間が変化するという問題点がある。この場合、給
電を遮断してから一定時間後の値を残留磁束として読み
取るように構成することもできるが、変圧器のインピー
ダンスと周辺回路の浮遊静電容量の値によっては磁束波
形の過渡振動が収束していないことがあり、その場合に
は正確な残留磁束を算出することができないという問題
点があった。
【0004】また、変圧器のインピーダンスと周辺回路
の浮遊静電容量が異なる装置毎に、給電を遮断してから
磁束波形の過渡振動が収束するまでの減衰時間をあらか
じめ計測しておき、減衰時間経過後に最終値を読み取る
ようにすることもできるが、この場合には現地測定を必
要とするため読み取り時刻の設定が煩雑になるという問
題点があった。なお、上述したDCオフセットを除去す
るために、電圧信号にハイパスフィルタを適用する方策
もあるが、給電遮断後の電圧信号は矩形波状の減衰振動
波形であるため、フィルタを適用することによって波形
に大きな歪みが生じ、結果として電圧積分演算で得られ
る残留磁束の誤差が増大するという問題点があった。こ
の発明は、上述した各問題点に対処するためになされた
もので、残留磁束を正確に読み取ることができる変圧器
の残留磁束測定装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る変圧器の
残留磁束測定装置は、変圧器の給電回路に接続された遮
断器の開極時刻を検出する開極検出手段と、上記給電回
路の電圧信号を所定時間分記憶するようにされ、上記遮
断器の開極前後における上記給電回路の電圧信号を計測
し得るようにされた電圧信号計測手段と、上記遮断器の
開極前における上記電圧信号のオフセット量を算出し、
上記電圧信号からオフセットを除去する電圧信号オフセ
ット除去手段と、上記遮断器の開極後における電圧信号
の過渡振動が所定値以下に減衰した時点を積分の終了時
とする電圧信号積分区間検出手段と、上記電圧信号を積
分する電圧信号積分手段と、電圧積分信号のオフセット
を除去して磁束信号を得る磁束信号算出手段と、上記磁
束信号から残留磁束値を算出する残留磁束算出手段とを
備えたものである。
【0006】この発明に係る変圧器の残留磁束測定装置
は、また、上記遮断器の開極後におけるオフセット除去
後電圧信号のゼロクロス点間のピーク点の絶対値にもと
づいて近似関数を求め、この近似関数により算出される
値が所定値以下になった時、上記電圧信号積分区間検出
手段によって電圧信号の積分を終了させるようにしたも
のである。
【0007】この発明に係る変圧器の残留磁束測定装置
は、また、上記遮断器の開極後におけるオフセット除去
後電圧信号のゼロクロス点間の平均波高値の絶対値にも
とづいて近似関数を求め、この近似関数により算出され
る値が所定値以下になった時、上記電圧信号積分区間検
出手段によって電圧信号の積分を終了させるようにした
ものである。
【0008】この発明に係る変圧器の残留磁束測定装置
は、また、変圧器の給電回路に接続された遮断器の開極
時刻を検出する開極検出手段と、上記給電回路の電圧信
号を所定時間分記憶するようにされ、上記遮断器の開極
前後における上記給電回路の電圧信号を計測し得るよう
にされた電圧信号計測手段と、上記変圧器の変圧器電流
信号を所定時間分記憶するようにされ、上記遮断器の開
極前後における変圧器電流信号を計測し得るようにされ
た変圧器電流信号計測手段と、上記遮断器の開極前にお
ける上記電圧信号のオフセット量を算出し、上記電圧信
号からオフセットを除去する電圧信号オフセット除去手
段と、上記遮断器の開極後における変圧器電流信号の過
渡振動が所定値以下に減衰した時点を積分の終了時とす
る電圧信号積分区間検出手段と、上記電圧信号を積分す
る電圧信号積分手段と、電圧積分信号のオフセットを除
去して磁束信号を得る磁束信号算出手段と、上記磁束信
号から残留磁束値を算出する残留磁束算出手段とを備え
たものである。
【0009】この発明に係る変圧器の残留磁束測定装置
は、また、上記遮断器の開極後における変圧器電流信号
のゼロクロス点間のピーク点の絶対値にもとづいて近似
関数を求め、この近似関数により算出される値が所定値
以下になった時、上記電圧信号積分区間検出手段によっ
て電圧信号の積分を終了させるようにしたものである。
【0010】この発明に係る変圧器の残留磁束測定装置
は、また、上記遮断器の開極後における変圧器電流信号
のゼロクロス点間の平均波高値の絶対値にもとづいて近
似関数を求め、この近似関数により算出される値が所定
値以下になった時、上記電圧信号積分区間検出手段によ
って電圧信号の積分を終了させるようにしたものであ
る。
【0011】この発明に係る変圧器の残留磁束測定装置
は、また、上記電圧信号オフセット除去手段によって、
上記遮断器の開極前における電圧信号の中心値をオフセ
ット量として算出し、このオフセット量を電圧積分前に
電圧信号から除去するようにしたものである。
【0012】この発明に係る変圧器の残留磁束測定装置
は、また、上記開極検出手段が、上記遮断器の開極時間
をあらかじめ求めて記憶すると共に、上記遮断器の開極
指令時に、その時点から記憶された開極時間が経過した
時刻を開極時刻とするようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図にもとづいて説明する。図1は、実施
の形態1の構成を示す回路図、図2は、実施の形態1の
各部における信号波形を示す波形図である。図1におい
て、1は電源、2は上記電源に接続された変圧器、3は
電源1と変圧器2間に接続され、変圧器への給電を制御
する遮断器、4は遮断器3の開極を検出する開極検出手
段で、遮断器3の接点開閉位置に連動した接点信号5に
もとづいて開極を検出し、開極信号6と開極時刻信号7
を発するようにされている。8は変圧器2の一次側に接
続された計器用変圧器、9は計器用変圧器8の二次側に
接続された電圧信号計測手段で、計器用変圧器8により
得られた電圧を常に一定時間間隔でA/D変換し、現在
時刻から一定時間分、例えば200msec 前までの電圧
信号をデジタルデータとして記憶するようにされてい
る。そして、開極信号6が入力されると、一定時間経過
後、例えば100msec 後に電圧信号の記憶を停止する
ことにより、遮断器3の開極前後の電圧信号10を出力
するようにしている。この例では、開極時刻前100m
sec、開極時刻後100msecのデジタルデータが得られ
る。なお、電圧信号計測手段9は、開極前後の電圧信号
が得られるものであれば、他の構成であってもよい。
【0014】11は開極時刻以前の電圧信号10から電
圧信号のオフセット量を算出し、電圧信号10からオフ
セットを除去する電圧信号オフセット除去手段で、開極
時刻信号7にもとづいて開極以前の電圧信号10におけ
る信号の中心値、即ち図2(a)におけるオフセット量
101を(最大値+最小値)/2として算出し、電圧信
号10全体からオフセット量101を差し引くと共に、
オフセット除去後電圧信号12を出力する。13は開極
時刻信号7にもとづいて、開極時刻以後のオフセット除
去後電圧信号12から積分区間終了時刻を検出する電圧
信号積分区間検出手段で、次のように構成されている。
即ち、図2(b)に示すように、オフセット除去後電圧
信号12について、開極時刻以後のゼロクロス点とゼロ
クロス点との間のピーク点を順次取り出して近似関数を
作成する。
【0015】開極時刻以後のゼロクロス点は、図2
(b)に示すように、順に102、103、104であ
り、ゼロクロス点102と103の間に存在するピーク
点は105、また、ゼロクロス点103と104の間に
存在するピーク点は106である。このように順次ピー
ク点を取り出してそれぞれの絶対値を取ったものが図2
(b)の下側に示すピーク点群107である。一般的に
ピーク点群107は開極時刻から時間が経過するにつれ
て値が小さくなる性質がある。これは、変圧器と遮断器
の間に存在する機器が並列キャパシタンス成分を持って
いるためで、遮断時点で並列キャパシタンス成分にエネ
ルギーを持ち、遮断後に変圧器のリアクタンス成分との
間でエネルギー共振を発生する。この際、変圧器のヒス
テリシス損によりエネルギー損失が発生するため、計測
される電圧は減衰振動波形となる。このため、そのピー
ク電圧のみを取り出すと、一様に減衰していくことにな
る。
【0016】次に、得られたピーク点群107を減衰関
数で最小自乗近似する。例えば、ピーク点群107を、
電圧値=K×exp(−α×時間)で最小自乗近似してK、
αを求め、近似関数108を作成する。近似関数108
の値があらかじめ設定していた閾値109以下となる時
刻を算出し、その時刻を積分区間終了時刻とし、積分区
間終了時刻信号14を出力する。なお、閾値109以下
となる時刻から、あらかじめ設定しておいた時間だけ後
の時刻を積分区間終了時刻としてもよい。また、簡便な
方法として、ピーク点群107について、前から順に値
の大きさを調べていき、あらかじめ設定していた閾値1
09以下となる点を見つけ、その点の時刻からあらかじ
め設定しておいた時間だけ後の時刻を積分区間終了時刻
としてもよい。15は電圧信号積分手段で、オフセット
除去後電圧信号12をデータ先頭から積分区間終了時刻
信号14による積分区間終了時刻まで積分し、電圧積分
信号16を出力する。積分方法は一般的に使用されてい
るものを使用する。
【0017】17は開極時刻以前の電圧積分信号16か
ら電圧積分信号のオフセット量を算出し、電圧積分信号
16からオフセットを除去して磁束信号18を出力する
磁束信号算出手段で、次のように構成されている。即
ち、開極時刻信号7にもとづいて開極以前の電圧積分信
号16における信号の中心値、即ち、図2(c)におけ
るオフセット量109を(最大値+最小値)/2として
算出し、電圧積分信号16全体からオフセット量109
を差し引き、磁束信号18を出力する。この場合、積分
値を係数変換せずに磁束信号としているが、磁束信号1
8の値をデータのサンプリング周波数で割ることによっ
て正規化してもよい。また、あらかじめ変圧器定格運転
時における磁束信号18の最大振幅Aを算出しておき、
測定時に得られた磁束信号18の値を最大振幅Aで割る
ことによって正規化してもよい。19は残留磁束算出手
段で、図2(d)に示すように、積分区間終了時刻信号
14にもとづいて積分区間終了時刻における磁束信号1
8の値を読み取り、この値を残留磁束20として出力す
る。
【0018】この実施の形態は以上のように、開極後の
電圧信号の過渡振幅が所定値以下に減衰した時刻におけ
る電圧積分値を読み取って残留磁束としたので、常に最
適な読み取り時刻において電圧積分値を得ることがで
き、結果として正確に残留磁束を測定することができ
る。また、開極前の電圧信号の中心値を算出し、電圧積
分前に電圧信号のDCオフセットを除去するようにした
ので、電圧信号に重畳するDCオフセット成分の影響に
より発生する電圧積分信号の単調増加または単調減少が
なくなり、電圧積分値が一定値に収束するようになる結
果、正確に残留磁束を測定することができる。なお、以
上の説明は、電源1、遮断器3及び変圧器2が単相であ
ることを前提としたが、三相の場合には、上述した構成
を各相毎に備えることにより実施できることは云うまで
もない。
【0019】実施の形態2.次に、この発明の実施の形
態2について説明する。この実施の形態は、図1に示す
実施の形態1における開極検出手段4の構成を以下に述
べるような形に変更した点が異なるのみで、その他の構
成は図1と同様であるため、図示を省略する。即ち、実
施の形態2における開極検出手段4は、遮断器3の開極
に要する時間をあらかじめ求めて記憶させておき、遮断
器3に対する開極指令が与えられた時、その時点から記
憶された開極所要時間が経過した時刻を開極時刻として
開極信号6及び開極時刻信号7を出力するようにしたも
ので、実施の形態1と同様な効果を期待することができ
る。
【0020】実施の形態3.次に、この発明の実施の形
態3について説明する。この実施の形態は、図1に示す
実施の形態1における電圧信号積分区間検出手段13の
構成を以下に述べるような形に変更した点が異なるのみ
で、その他の構成は図1と同様であるため、図示を省略
する。即ち、実施の形態3における電圧信号積分区間検
出手段13は、オフセット除去後電圧信号12につい
て、開極時刻以後のゼロクロス点とゼロクロス点の間の
平均波高値を順次取り出すようにしたものである。図2
(b)を用いて説明すると、開極時刻以後のゼロクロス
点は順に102、103、104であり、先ず、ゼロク
ロス点102と103との間に存在するデータの平均値
Aを算出する。次に、ゼロクロス点103と104との
間に存在するデータの平均値Bを算出し、以下同様に各
ゼロクロス点間の平均値C、D…を順次算出する。この
ようにして算出された平均値A、B、C、D…の絶対値
を取ったものは、ピーク点群107と同様に、開極時刻
から時間が経過するにつれて値が小さくなる性質がある
ため、これらの値を実施の形態1における電圧信号積分
区間検出手段13と同様に処理することによって実施の
形態1と同様な効果を期待することができる。
【0021】実施の形態4.次に、この発明の実施の形
態4について図3を用いて説明する。この実施の形態
は、実施の形態1に加えて、変圧器電流信号計測手段2
02を追加し、電圧信号積分区間検出手段13の構成を
以下に述べる形に変更した点が異なるのみで、その他の
構成は実施の形態1と同様であるため、変更部分のみ説
明する。201は変圧器2近傍の一次側に接続された計
器用変流器、202は計器用変流器201に接続された
変圧器電流信号計測手段で、計器用変流器201により
得られた電流を一定時間間隔でA/D変換し、現在時刻
から一定時間分、例えば200msec前までの変圧器電
流信号をデジタルデータとして記憶するようにされてい
る。そして、開極信号6が入力されると、一定時間経過
後、例えば100msec後に変圧器電流信号の記憶を停
止することにより、遮断器3の開極前後の変圧器電流信
号203を出力するようにしている。この例では、開極
時刻前100msec、開極時刻後100msecのデジタル
データが得られる。なお、変圧器電流信号計測手段20
2は、開極前後の変圧器電流信号が得られるものであれ
ば、他の構成であってもよい。
【0022】204は開極時刻信号7にもとづいて、開
極時刻以後の変圧器電流信号203から積分区間終了時
刻を検出する電圧信号積分区間検出手段で、次のように
構成されている。即ち、図4(e)に示すように、変圧
器電流信号203について、開極時刻以後のゼロクロス
点とゼロクロス点の間のピーク点を順次取り出して近似
関数を作成する。開極時刻以後のゼロクロス点は、図4
(e)に示すように、順に302、303、304であ
り、ゼロクロス点302と303の間に存在するピーク
点は305、また、ゼロクロス点303と304の間に
存在するピーク点は306である。このように順次ピー
ク点を取り出してそれぞれの絶対値をとったものが図4
(e)の下側に示すピーク点群307である。このよう
にして得られたピーク点群307は、ピーク点群107
と同様に、開極時刻から時間が経過するにつれて値が小
さくなる性質があるため、これらの値を実施の形態1に
おける電圧信号積分区間検出手段13と同様に処理する
ことによって実施の形態1と同様な効果を期待すること
ができる。
【0023】実施の形態5.次に、この発明の実施の形
態5について説明する。この実施の形態は、図3に示す
実施の形態4における電圧信号積分区間検出手段204
の構成を以下に述べるような形に変更した点が異なるの
みで、その他の構成は図3と同様であるため図示を省略
する。即ち、実施の形態5における電圧信号積分区間検
出手段204は、変圧器電流信号203について、開極
時刻以後のゼロクロス点とゼロクロス点の間の平均波高
値を順次取り出すようにしたものである。図4(e)を
用いて説明すると、開極時刻以後のゼロクロス点は、順
に302、303、304であり、先ずゼロクロス点3
02と303との間に存在するデータの平均値Aを算出
する。次に、ゼロクロス点303と304の間に存在す
るデータの平均値Bを算出し、以下同様に各ゼロクロス
点間の平均値C、D…を順次算出する。このようにして
算出された平均値A、B、C、D…の絶対値を取ったも
のは、ピーク点群307と同様に、開極時刻から時間が
経過するにつれて値が小さくなる性質があるため、これ
らの値を実施の形態4における電圧信号積分区間検出手
段204と同様に処理することによって実施の形態4と
同様な効果を期待することができる。
【0024】
【発明の効果】この発明に係る変圧器の残留磁束測定装
置は、変圧器の給電回路に接続された遮断器の開極時刻
を検出する開極検出手段と、上記給電回路の電圧信号を
所定時間分記憶するようにされ、上記遮断器の開極前後
における上記給電回路の電圧信号を計測し得るようにさ
れた電圧信号計測手段と、上記遮断器の開極前における
上記電圧信号のオフセット量を算出し、上記電圧信号か
らオフセットを除去する電圧信号オフセット除去手段
と、上記遮断器の開極後における電圧信号の過渡振動が
所定値以下に減衰した時点を積分の終了時とする電圧信
号積分区間検出手段と、上記電圧信号を積分する電圧信
号積分手段と、電圧積分信号のオフセットを除去して磁
束信号を得る磁束信号算出手段と、上記磁束信号から残
留磁束値を算出する残留磁束算出手段とを備えたもので
あるため、常に最適な読み取り時刻において電圧積分値
を得ることができると共に、電圧積分信号の単調増加ま
たは単調減少がなくなり、電圧積分値が一定値に収束す
るようになる結果、正確に残留磁束を測定することがで
きる。
【0025】この発明に係る変圧器の残留磁束測定装置
は、また、上記遮断器の開極後におけるオフセット除去
後電圧信号のゼロクロス点間のピーク点の絶対値にもと
づいて求めた近似関数により算出される値が所定値以下
になった時、あるいはオフセット除去後電圧信号のゼロ
クロス点間の平均波高値の絶対値にもとづいて求めた近
似関数により算出される値が所定値以下になった時、電
圧信号の積分を終了させるようにしたため、常に最適な
読み取り時刻において電圧積分値を得ることができ、結
果として残留磁束を正確に測定することができる。
【0026】この発明に係る変圧器の残留磁束測定装置
は、また、変圧器の給電回路に接続された遮断器の開極
時刻を検出する開極検出手段と、上記給電回路の電圧信
号を所定時間分記憶するようにされ、上記遮断器の開極
前後における上記給電回路の電圧信号を計測し得るよう
にされた電圧信号計測手段と、上記変圧器の変圧器電流
信号を所定時間分記憶するようにされ、上記遮断器の開
極前後における変圧器電流信号を計測し得るようにされ
た変圧器電流信号計測手段と、上記遮断器の開極前にお
ける上記電圧信号のオフセット量を算出し、上記電圧信
号からオフセットを除去する電圧信号オフセット除去手
段と、上記遮断器の開極後における変圧器電流信号の過
渡振動が所定値以下に減衰した時点を積分の終了時とす
る電圧信号積分区間検出手段と、上記電圧信号を積分す
る電圧信号積分手段と、電圧積分信号のオフセットを除
去して磁束信号を得る磁束信号算出手段と、上記磁束信
号から残留磁束値を算出する残留磁束算出手段とを備え
たものであるため、常に最適な読み取り時刻において電
圧積分値を得ることができると共に、電圧積分信号の単
調増加または単調減少がなくなり、電圧積分値が一定値
に収束するようになる結果、正確に残留磁束を測定する
ことができる。
【0027】この発明に係る変圧器の残留磁束測定装置
は、また、上記遮断器の開極後における変圧器電流信号
のゼロクロス点間のピーク点の絶対値にもとづいて近似
関数を求め、この近似関数により算出される値が所定値
以下になった時、あるいは変圧器電流信号のゼロクロス
点間の平均波高値の絶対値にもとづいて近似関数を求
め、この近似関数により算出される値が所定値以下にな
った時、電圧信号の積分を終了させるようにしたため、
常に最適な読み取り時刻において電圧積分値を得ること
ができ、結果として残留磁束を正確に測定することがで
きる。
【0028】この発明に係る変圧器の残留磁束測定装置
は、また、上記遮断器の開極前における電圧信号の中心
値をオフセット量として算出し、電圧積分前に電圧信号
からオフセットを除去するようにしたため、電圧積分信
号の単調増加または単調減少がなくなり、電圧積分値が
一定値に収束するようになる結果、正確に残留磁束を測
定することができる。
【0029】この発明に係る変圧器の残留磁束測定装置
は、また、上記開極検出手段が、上記遮断器の開極時間
をあらかじめ求めて記憶すると共に、上記遮断器の開極
指令時に、その時点から記憶された開極時間が経過した
時刻を開極時刻とするようにしたため、結果として残留
磁束を正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の構成を示す回路図
である。
【図2】 実施の形態1の各部における信号波形を示す
波形図である。
【図3】 この発明の実施の形態4の構成を示す回路図
である。
【図4】 実施の形態4の各部における信号波形を示す
波形図である。
【図5】 従来の残留磁束測定手法を説明するための磁
束波形を示すものである。
【符号の説明】
2 変圧器、 3 遮断器、 4 開極検出手
段、9 電圧信号計測手段、 11 電圧信号オフ
セット除去手段、13、204 電圧信号積分区間検出
手段、 15 電圧信号積分手段、17 磁束信号
算出手段、 19 残留磁束算出手段、202 変
圧器電流信号計測手段。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変圧器の給電回路に接続された遮断器の
    開極時刻を検出する開極検出手段と、上記給電回路の電
    圧信号を所定時間分記憶するようにされ、上記遮断器の
    開極前後における上記給電回路の電圧信号を計測し得る
    ようにされた電圧信号計測手段と、上記遮断器の開極前
    における上記電圧信号のオフセット量を算出し、上記電
    圧信号からオフセットを除去する電圧信号オフセット除
    去手段と、上記遮断器の開極後における電圧信号の過渡
    振動が所定値以下に減衰した時点を積分の終了時とする
    電圧信号積分区間検出手段と、上記電圧信号を積分する
    電圧信号積分手段と、電圧積分信号のオフセットを除去
    して磁束信号を得る磁束信号算出手段と、上記磁束信号
    から残留磁束値を算出する残留磁束算出手段とを備えた
    変圧器の残留磁束測定装置。
  2. 【請求項2】 上記電圧信号積分区間検出手段は、上記
    遮断器の開極後におけるオフセット除去後電圧信号のゼ
    ロクロス点間のピーク点の絶対値にもとづいて近似関数
    を求め、この近似関数により算出される値が所定値以下
    になった時、電圧信号の積分を終了させるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の変圧器の残留磁束測定装
    置。
  3. 【請求項3】 上記電圧信号積分区間検出手段は、上記
    遮断器の開極後におけるオフセット除去後電圧信号のゼ
    ロクロス点間の平均波高値の絶対値にもとづいて近似関
    数を求め、この近似関数により算出される値が所定値以
    下になった時、電圧信号の積分を終了させるようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の変圧器の残留磁束測定
    装置。
  4. 【請求項4】 変圧器の給電回路に接続された遮断器の
    開極時刻を検出する開極検出手段と、上記給電回路の電
    圧信号を所定時間分記憶するようにされ、上記遮断器の
    開極前後における上記給電回路の電圧信号を計測し得る
    ようにされた電圧信号計測手段と、上記変圧器の変圧器
    電流信号を所定時間分記憶するようにされ、上記遮断器
    の開極前後における変圧器電流信号を計測し得るように
    された変圧器電流信号計測手段と、上記遮断器の開極前
    における上記電圧信号のオフセット量を算出し、上記電
    圧信号からオフセットを除去する電圧信号オフセット除
    去手段と、上記遮断器の開極後における変圧器電流信号
    の過渡振動が所定値以下に減衰した時点を積分の終了時
    とする電圧信号積分区間検出手段と、上記電圧信号を積
    分する電圧信号積分手段と、電圧積分信号のオフセット
    を除去して磁束信号を得る磁束信号算出手段と、上記磁
    束信号から残留磁束値を算出する残留磁束算出手段とを
    備えた変圧器の残留磁束測定装置。
  5. 【請求項5】 上記電圧信号積分区間検出手段は、上記
    遮断器の開極後における変圧器電流信号のゼロクロス点
    間のピーク点の絶対値にもとづいて近似関数を求め、こ
    の近似関数により算出される値が所定値以下になった
    時、電圧信号の積分を終了させるようにしたことを特徴
    とする請求項4記載の変圧器の残留磁束測定装置。
  6. 【請求項6】 上記電圧信号積分区間検出手段は、上記
    遮断器の開極後における変圧器電流信号のゼロクロス点
    間の平均波高値の絶対値にもとづいて近似関数を求め、
    この近似関数により算出される値が所定値以下になった
    時、電圧信号の積分を終了させるようにしたことを特徴
    とする請求項4記載の変圧器の残留磁束測定装置。
  7. 【請求項7】 上記電圧信号オフセット除去手段は、上
    記遮断器の開極前における電圧信号の中心値をオフセッ
    ト量として算出し、電圧積分前に電圧信号からオフセッ
    トを除去するようにしたことを特徴とする請求項1〜請
    求項6のいずれか1項記載の変圧器の残留磁束測定装
    置。
  8. 【請求項8】 上記開極検出手段は、上記遮断器の開極
    時間をあらかじめ求めて記憶すると共に、上記遮断器の
    開極指令時に、その時点から記憶された開極時間が経過
    した時刻を開極時刻とするようにしたことを特徴とする
    請求項1〜請求項7のいずれか1項記載の変圧器の残留
    磁束測定装置。
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