JP2003232400A5 - - Google Patents

Claims (11)

1. アイソレーション軸と、
   重力の方向に対し略垂直であり、上方に向くベアリング面を有する基部と、
   下方に向くベアリング面を有する上部構造と、
   前記上方に向くベアリング面と前記下方に向くベアリング面との間に位置し、前記上方に向くベアリング面と前記下方に向くベアリング面と転がり接触するローラと、
   前記ローラにより供給される減衰力に加えて、前記アイソレーション軸に沿っての上記上部構造に対する上記基部の変位を引き起こす地震活動に関連付けられる運動エネルギーを散逸するための減衰力を供給する、前記ローラと前記基部に動作可能に取り付けられる非線形減衰手段と、を含み、
   前記ローラの動作は、前記アイソレーション軸と平行な方向にあり、前記ベアリング面の少なくとも１つは、前記アイソレーション軸に沿っての前記ローラの正規の基準位置を与えるよう構成され、前記ローラは、重力荷重下で上記基準位置に向かって付勢される、免震構造。
2. 前記上部構造の前記下方に向くベアリング面に取り付けられる上部プレートと、
   前記基部の前記上方に向くベアリング面に取り付けられる下部プレートと、を更に含み、
   前記上部プレートは、前記ローラと転がり接触するための第２の下方に向くベアリング面を有し、
   前記下部プレートは、前記ローラと転がり接触するための第２の上方に向くベアリング面を有する請求項１記載の免震構造。
3. 前記第２の上方に向くベアリング面は、略Ｖ字型のプロファイルを有する請求項２記載の免震構造。
4. 所定閾値以下の水平荷重が加わるときに、前記第２の上方に向くベアリング面に対する前記第２の下方に向くベアリング面の動作を阻止するロック機構を更に含む請求項２記載の免震構造。
5. 前記非線形減衰手段は、摩擦減衰手段を含み、
   前記摩擦減衰手段は、
   前記アイソレーション軸と平行な方向に延在する一対の対向する壁面を画成するよう前記基部に固定される一対の側壁部材と、
   摩擦減衰力を供給するよう前記対向する壁面のそれぞれに係合するよう前記ローラの各端に１つずつ担持される一対のスライディングガイドと、を含み、
   前記ローラは、前記一対の対向する壁面の間に位置する請求項２記載の免震構造。
6. 前記一対の対向する壁面と前記一対のスライディングガイドは、前記免震構造の残りの部品の分解を必要とすることなく点検修理のために前記免震構造から着脱可能である請求項５記載の免震構造。
7. 前記ロック機構は、
   前記上部構造の下面に固定され、ピンホールがその中を通される第１の部材と、
   前記基部の上面に固定され、前記ピンポールのすぐ近くで重なる細長い移動スロットを有する第２の部材と、
   前記ピンホールにおいて前記第１の部材と係合するために、前記移動スロットを通り延在するロックピンと、を含む請求項４記載の免震構造。
8. 基部に対して上部構造を支持する免震ベアリングであって、
   Ｘアイソレーション軸と、
   前記Ｘアイソレーション軸に直交するＹアイソレーション軸と、
   上記基部に取り付けられるよう適応され、上方に面するベアリング面を有する下部プレートと、
   上記上部構造に取り付けられるよう適応され、下方に面するベアリング面を有する上部プレートと、
   下方に面するベアリング面と上方に面するベアリング面を有する中間プレートと、
   前記Ｘアイソレーション軸と平行に延在する一対の対向する壁面を画成するよう前記下部プレートに固定される一対の下部側壁部材と、
   前記Ｙアイソレーション軸と平行に延在する一対の対向する壁面を画成するよう前記上部プレートに固定される一対の上部側壁部材と、
   前記下部プレートの前記上方に向くベアリング面と前記中間プレートの前記下方に向くベアリング面との間に位置し、前記下部プレートの前記上方に向くベアリング面と前記中間プレートの前記下方に向くベアリング面と転がり接触する下部ローラと、
   前記下部ローラと前記一対の下部側壁部材との間の相対動作に対抗する摩擦力を供給するよう前記一対の下部側壁部材にそれぞれ係合する前記下部ローラの各端に１つずつ担持される一対のスライディングガイドと、
   前記中間プレートの前記上方に向くベアリング面と前記上部プレートの前記下方に向くベアリング面との間に位置し、前記中間プレートの前記上方に向くベアリング面と前記上部プレートの前記下方に向くベアリング面と転がり接触する上部ローラと、
   前記上部ローラと前記一対の上部側壁部材との間の相対動作に対抗する摩擦力を供給するよう前記一対の上部壁部材により画成される前記一対の対向する壁面にそれぞれ係合する前記上部ローラの各端に１つずつ担持される一対のスライディングガイドと、を含む免震ベアリング。
9. 前記下部ローラと接触する２つのベアリング面のうち少なくとも１つは、前記Ｘアイソレーション軸に沿って前記下部ローラの第１の正規の基準位置を供給するよう略Ｖ字型のプロファイル又は略逆のＶ字型のプロファイルを有し、従って、前記下部ローラは、重力荷重下では、前記第１の正規の基準位置に向かって付勢され、
   前記上部ローラと接触する２つのベアリング面のうちの少なくとも１つは、前記Ｙアイソレーション軸に沿って前記上部ローラの第２の正規の基準位置を供給するよう略Ｖ字型のプロファイル又は略逆のＶ字型のプロファイルを有し、従って、前記上部ローラは、重力荷重下では、前記第２の正規の基準位置に向かって付勢される、請求項８記載の免震ベアリング。
10. 所定閾値以下の水平荷重が加わるときに、前記上部プレートと前記中間プレートとの間の相対動作を阻止する第１のロック機構と、
    所定閾値以下の水平荷重が加わるときに、前記下部プレートと前記中間プレートとの間の相対動作を阻止する第２のロック機構と、を更に含み、
    前記第１のロック機構及び前記第２のロック機構のための前記所定閾値は、略等しい請求項９記載の免震ベアリング。
11. 前記非線形減衰手段は更に、前記アイソレーション軸に沿って機能する少なくとも１つの非線形バネ手段のセット含む請求項４記載の免震構造。