JP2003232356A - 動圧流体軸受モータ - Google Patents

動圧流体軸受モータ

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JP2003232356A
JP2003232356A JP2002032088A JP2002032088A JP2003232356A JP 2003232356 A JP2003232356 A JP 2003232356A JP 2002032088 A JP2002032088 A JP 2002032088A JP 2002032088 A JP2002032088 A JP 2002032088A JP 2003232356 A JP2003232356 A JP 2003232356A
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JP
Japan
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bearing
shaft
sleeve
motor
thrust bearing
Prior art date
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Application number
JP2002032088A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Yoshino
信博 吉野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転体の浮上量の低下を防止すると共に、軸
受が焼き付きや、ロックすることを防止する流体軸受ス
ピンドルモータを提供する。 【解決手段】 シャフトの中心C1とスラスト軸受の中
心C2をずらし、スリーブ3とスラスト軸受2の外周間
の隙間を最大0.1mm〜0.5mm、最小10μm〜
40μmに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ディスク駆動
用の動圧流体軸受モータに関するもので、軸受部材間の
接触を防止するための軸受構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の動圧流体軸受モータでは、一般的
に固定部材と回転部材は全て同心上に中心位置を置くよ
うに配置されており、スリーブとスラスト軸受外周間の
半径方向の隙間は全周均一となるように形成されてい
た。
【0003】以下、従来の動圧流体軸受モータについて
図3及び図4を用いて説明する。図3は従来の動圧流体
軸受モータの断面図であり、図4は図3のモータを、そ
のスラスト軸受の部分で水平に切断した断面図である。
【0004】図3に示すように、シャフト1には円盤状
のスラスト軸受2が圧入固定されており、これらにスリ
ーブ3に挿入されている。スラスト軸受2と軸方向に対
向するスリーブ3の開口端部には、カウンタープレート
4がスリーブ3側に圧入固定されており、シャフト1と
カウンタープレート4の間には一方にテーパ面を形成す
ることによりキャピラリシール5が形成されており、潤
滑油6が軸受中に保持されている。また、軸受ユニット
7はモータハブ8に圧入固定されており、シャフト1の
他端部にモータベース9が圧入固定されている。
【0005】そして、図4に示すように、各部材はシャ
フト1を中心として同心上に取り付けられているため、
各取付部材間の隙間は、それぞれ全周に亘り、一定とな
るように形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の動圧流体軸
受モータでは、空気が軸受内に混入した場合に、スリー
ブとスラスト軸受の外周との隙間に空気が溜まりやす
い。特に従来の構成では、空気がスラスト軸受部の外周
の全周にわたって溜まるために、スラスト軸受に供給さ
れる潤滑油が不足してしまい、回転体の浮上量が低下
し、結果として軸受部材間が接触するようになるために
軸受が焼き付いたり、ロックしたりしてしまうという問
題点を有していた。
【0007】本発明は、前記問題点を解決し、回転体の
浮上量の低下を防止すると共に、軸受の焼き付き及びロ
ックを防止できる動圧流体軸受モータを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に記載の発明は、モータベースに
固定された回転軸を成すシャフトと、前記シャフトが挿
入されて前記シャフトとの間でラジアル軸受を成す円筒
状のスリーブと、前記シャフトの一端に固定された円盤
状のスラスト軸受と、前記スラスト軸受と対向するよう
に前記スリーブに取り付けられ、軸受内の潤滑油をシー
ルするためのカウンタープレートと、前記スリーブに固
定されたモータハブとを備え、前記シャフトに対し前記
スリーブ及びスリーブが潤滑油を介して回転支持されて
成る動圧流体軸受モータにおいて、前記シャフトの中心
と前記スラスト軸受の中心をずらしたことを特徴とする
ものである。
【0009】この構成により、スリーブとスラスト軸受
外周部間の最小隙間部に、表面張力により潤滑油が常に
保持されるため、スラスト軸受に充分な潤滑油を供給す
ることが可能となり、潤滑油不足による軸受部材間の接
触を無くし、軸受の焼き付き及びロックを防止するとい
う作用を有する。
【0010】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の動圧流体軸受モータにおいて、前記スラスト
軸受の外周とスリーブとの隙間を、前記スラスト軸受の
全周において不均一としたことを特徴とするものであ
る。
【0011】この構成により、スリーブとスラスト軸受
外周部間の最小隙間部は表面張力により潤滑油が常に保
持されるため、オイル不足による軸受部材間の接触を無
くし、軸受の焼き付き及びロックを防止するという作用
を有する。
【0012】本発明の請求項1及び請求項2に記載の動
圧流体軸受モータにおいて、前記スリーブと、前記スラ
スト軸受の外周との隙間を最大部分が0.1mm〜0.
5mm、最小部分が10μm〜40μmとしたことを特
徴とするものである。
【0013】この構成により、毛細管現象により潤滑油
を軸受内に保持しつつ、請求項1及び請求項2に記載の
動圧流体軸受モータを実現できるという作用を有する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について図1及び図2を用いて説明する。図1は、本
発明の実施の形態における動圧流体軸受モータの要部拡
大断面図であり、図2は図1のモータにおいてスラスト
軸受の部分を水平に切断した断面図である。なお、従来
例を示す図3及び図4と同様の構成を成すものには同一
の符号を付し、説明を省略する。
【0015】上記従来例と異なる点は、スラスト軸受2
のシャフトの取付孔2aの位置を中心からずらすことに
より、シャフト中心C1とスラスト軸受の中心C2とを
ずらした点である。
【0016】詳細には、図1及び図2に示すように、シ
ャフトの中心C1とスラスト軸受の中心C2とがずれて
おり、スリーブ3とスラスト軸受2の外周間の隙間が、
最小隙間G1が10μm〜40μmで、最大隙間G2が
0.1mm〜0.5mmに設定されている。この最小隙
間G1の寸法は、部材間の接触が無く、潤滑油6が毛細
管現象によって保持可能な範囲となっている。
【0017】このような構成にすることよって動圧流体
軸受モータの動作時においては、軸受内に空気が混入し
たとしても、最小隙間G1に常に潤滑油6が保持させる
ことが可能となり、スラスト軸受部に潤滑油6の供給を
行うことができ、軸受の焼き付きやロック現象を防止で
きる。
【0018】なお、隙間を全周均一のままで、単に隙間
を従来よりも小さくしてもスリーブとスラスト軸受外周
との隙間に潤滑油6を保持することができるが、消費電
流が上がってしまうという別の問題が出てくるため上記
構成の方が有利な構成と言える。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明の動圧流体軸受モー
タによれば、シャフトの中心とスラスト軸受の中心とを
ずらした構成とすることで、回転体の浮上量の低下を防
止すると共に、軸受の焼き付き、又はロックを防止でき
る動圧流体軸受モータが実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における動圧流体軸受モー
タの要部拡大断面図
【図2】同モータのスラスト軸受部分を水平に切断した
断面図
【図3】従来の動圧流体軸受モータの断面図
【図4】同モータのスラスト軸受部分を水平に切断した
断面図
【符号の説明】
1 シャフト 2 スラスト軸受 2a シャフト取付孔 3 スリーブ 4 カウンタープレート 5 キャピラリシール 6 潤滑油 7 軸受ユニット 8 モータハブ 9 モータベース C1 シャフトの中心 C2 スラスト軸受の中心 G1 最小隙間 G2 最大隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータベースに固定された回転軸を成すシ
    ャフトと、前記シャフトが挿入されて前記シャフトとの
    間でラジアル軸受を成す円筒状のスリーブと、前記シャ
    フトの一端に固定された円盤状のスラスト軸受と、前記
    スラスト軸受と対向するように前記スリーブに取り付け
    られ、軸受内の潤滑油をシールするためのカウンタープ
    レートと、前記スリーブに固定されたモータハブとを備
    え、前記シャフトに対し前記スリーブ及びスリーブが潤
    滑油を介して回転支持されて成る動圧流体軸受モータに
    おいて、前記シャフトの中心と前記スラスト軸受の中心
    をずらしたことを特徴とする動圧流体軸受モータ。
  2. 【請求項2】前記スラスト軸受の外周とスリーブとの隙
    間を、前記スラスト軸受の全周において不均一としたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の動圧流体軸受モータ。
  3. 【請求項3】前記スリーブと、前記スラスト軸受の外周
    との隙間を最大部分が0.1mm〜0.5mm、最小部
    分が10μm〜40μmとしたことを特徴とする請求項
    1及び請求項2に記載の動圧流体軸受モータ。
JP2002032088A 2002-02-08 2002-02-08 動圧流体軸受モータ Pending JP2003232356A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009183029A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Calsonic Kansei Corp ステッピングモータ

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