JP2003231929A - 金を含有するガリウムの精製方法、及び金を含有するガリウムからの金の採取方法 - Google Patents

金を含有するガリウムの精製方法、及び金を含有するガリウムからの金の採取方法

Info

Publication number
JP2003231929A
JP2003231929A JP2002031222A JP2002031222A JP2003231929A JP 2003231929 A JP2003231929 A JP 2003231929A JP 2002031222 A JP2002031222 A JP 2002031222A JP 2002031222 A JP2002031222 A JP 2002031222A JP 2003231929 A JP2003231929 A JP 2003231929A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gold
gallium
magnesium
aluminum
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002031222A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3784331B2 (ja
Inventor
Katsuyuki Saito
克行 齊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dowa Holdings Co Ltd
Original Assignee
Dowa Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dowa Mining Co Ltd filed Critical Dowa Mining Co Ltd
Priority to JP2002031222A priority Critical patent/JP3784331B2/ja
Publication of JP2003231929A publication Critical patent/JP2003231929A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3784331B2 publication Critical patent/JP3784331B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金を含有するガリウムより、簡便、且つ高い
歩留まりでガリウムを精製すると同時に、金も採取でき
る新規な方法を提供する。 【解決手段】 金を含有するガリウムへ、マグネシウム
を添加し、50℃の雰囲気下で12時間載置した後、5
0℃の温純水中へ投入し攪拌する。攪拌終了後、前記融
解ガリウムと温純水との混合物を冷却し、ガリウムを固
化させて分離し精製ガリウムを得る、さらに水中より金
を捕捉したマグネシウム水酸化物を回収し、このマグネ
シウム水酸化物を酸処理して金を採取する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金を含有するガリ
ウムを簡便且つ高効率で精製する方法、および、金を含
有するガリウムより簡便且つ高効率で金を採取する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】GaP、GaAs等の含ガリウム半導体
化合物ウエハー等のスクラップ材から回収された金を含
有する粗ガリウムの精製には、精製電解法、分別結晶
法、ゾーンメルト法および単結晶引き上げ法等が用いら
れ、ガリウム精製と金の採取とがおこなわれてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記方
法による金を含有する粗ガリウムからの、ガリウム精製
および金の採取には、次のような問題点があることが本
発明者によって明らかにされた。まず、精製電解法にお
いては、電解操作によってガリウムに含有されている金
がコロイド状になり、再びガリウム中へ分散してしまう
ため、ガリウムの精製が困難であると同時に、採取され
る金の歩留まりが低い。次に、分別結晶法、ゾーンメル
ト法および単結晶引き上げ法はいずれもガリウムに対す
る金の偏析現象を利用した方法だが、金はガリウムに対
して偏析係数が大きいため、必要なガリウムの精製度を
得、金を採取する歩留まりを向上させるためには多数回
の処理を必要としていた。
【0004】本発明は、上述のような背景のもとでなさ
れたものであり、金を含有するガリウムより、簡便な方
法、且つ高い歩留まりでガリウムを精製すると同時に、
金をも高い歩留まりで採取できる新規な方法の提供を目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明者らが鋭意研究した結果、金を含有するガ
リウム中へ、マグネシウムおよび/またはアルミニウム
を添加し撹拌し、混合させ、融解状態とさせると、この
マグネシウムおよび/またはアルミニウムと金とが、ガ
リウム中で高融点合金を生成することを見出した。さら
に、この高融点合金が水と接触して反応すると、マグネ
シウムおよび/またはアルミニウムの水酸化物と金とに
分解し、且つ生成した金はマグネシウムおよび/または
アルミニウムの水酸化物の沈殿中に捕捉されて、ガリウ
ム中へは再融解しないことを解明したものである。
【0006】この解明結果より、本発明者らは、簡便且
つ高効率に、前記金を含有するガリウムより金を除去し
てガリウムの精製をおこなうと同時に、前記金を捕捉し
たマグネシウムおよび/またはアルミニウムの水酸化物
の沈殿物を回収し、例えば酸処理することで、簡便且つ
高効率に金を採取できる方法に想到したものである。
【0007】すなわち、第1の発明は、金を含有するガ
リウムからガリウムを精製する方法であって、金を含有
する融液状のガリウムと、マグネシウムおよび/または
アルミニウムと、水とを混合して混合物を得る第1の工
程と、前記第1の工程で得られた混合物を冷却して、固
化したガリウムと、金を含むマグネシウムおよび/また
はアルミニウムの水酸化物を含む水とに分離する第2の
工程とを有することを特徴とする金を含有するガリウム
の精製方法である。
【0008】第2の発明は、金を含有するガリウムから
ガリウムを精製する方法であって、金を含有する融液状
のガリウムに、マグネシウムおよび/またはアルミニウ
ムを添加混合し、次いで水を添加混合して混合物を得る
第1の工程と、前記第1の工程で得られた混合物を冷却
して、固化したガリウムと、金を含むマグネシウムおよ
び/またはアルミニウムの水酸化物を含む水とに分離す
る第2の工程とを有することを特徴とする金を含有する
ガリウムの精製方法である。
【0009】第3の発明は、金を含有するガリウムから
の金の採取方法であって、金を含有する融液状のガリウ
ムと、マグネシウムおよび/またはアルミニウムと、水
とを混合して混合物を得る第1の工程と、前記第1の工
程で得られた混合物を冷却して、固化したガリウムと、
金を含むマグネシウムおよび/またはアルミニウムの水
酸化物を含む水とに分離する第2の工程と、前記第2の
工程で分離された金を含むマグネシウムおよび/または
アルミニウムの水酸化物を回収し、この回収された水酸
化物より金を採取する第3の工程とを有することを特徴
とする金を含有するガリウムからの金の採取方法であ
る。
【0010】第4の発明は、金を含有するガリウムから
の金の採取方法であって、金を含有する融液状のガリウ
ムに、マグネシウムおよび/またはアルミニウムを添加
混合し、次いで水を添加混合して混合物を得る第1の工
程と、前記第1の工程で得られた混合物を冷却して、固
化したガリウムと、金を含むマグネシウムおよび/また
はアルミニウムの水酸化物を含む水とに分離する第2の
工程と、前記第2の工程で分離された金を含むマグネシ
ウムおよび/またはアルミニウムの水酸化物を回収し、
この回収された水酸化物より金を採取する第3の工程と
を有することを特徴とする金を含有するガリウムからの
金の採取方法である。
【0011】
【発明の実施の形態】図1、2は、本発明の実施の形態
に係る、金を含有するガリウムからガリウムを精製し、
金を採取する工程例を示すフロー図である。図1に示す
方法は、比較的大量のガリウムを扱う際に好ましい工程
例であり、図2に示す方法は、比較的少量のガリウムを
扱う際に好ましい工程例である。尚、本実施の形態例に
おいて、上述した第1の工程とは混合工程、第2の工程
とは分離工程、第3の工程とは採取工程にそれぞれ対応
する。
【0012】以下、まず図1を参照しながら、金を含有
するガリウムよりガリウムを精製し、金を採取する工程
について説明する。
【0013】(1)混合工程 (a)加熱融解 金を含有するガリウムを融点以上に加熱して融解する。
ここで、ガリウムの加熱温度は高い方が、作業時間の短
縮上好ましいが、工程の省エネルギーを考慮すると60
℃程度が好ましい温度である。
【0014】(b)マグネシウムおよび/またはアルミ
ニウムの添加 金を含有するガリウム融解液の温度が所望の温度になっ
たら、マグネシウムおよび/またはアルミニウムを添加
する。添加量は、ガリウム融解液に含有される金と高融
点合金を生成する当量以上であればよいが、実際の作業
においてはガリウム融解液の重量に対して0.01〜5
重量%であることが好ましい。これはマグネシウムおよ
び/またはアルミニウムの添加量が0.01〜5重量%
の範囲にあると、金との高融点合金が十分に生成し、且
つ後工程の作業性も良好であるからである。添加するマ
グネシウム及び/又はアルミニウムは純度3N以上であ
ることが好ましい。純度3N以下では、添加により却っ
て、精製されるガリウムや、採取される金を汚染してし
まう恐れがあるからである。また、添加するマグネシウ
ム及び/又はアルミニウムはチップ状及び/又は削り状
のものを用いると、ガリウム融解液へとの反応性が速く
作業性の点で好ましい。
【0015】(c)撹拌 撹拌器を用いて、マグネシウムおよび/またはアルミニ
ウムを添加したガリウム融解液を撹拌する。尚、上述し
た「(a)加熱融解」にてガリウムが融解したら、攪拌
を開始し、ここへマグネシウムおよび/またはアルミニ
ウムを添加する工程とすることも好ましい。何となれ
ば、この工程を採ることで攪拌工程における反応性が向
上し、マグネシウムおよび/またはアルミニウムの添加
量を削減できるからである。
【0016】この攪拌中に、未反応のマグネシウムおよ
び/またはアルミニウムがガリウム融解液の表面に浮い
てくることがあるので、この浮遊金属を再度、ガリウム
混合融液中へ沈降させることが可能な攪拌力を有する攪
拌機を用いることが望ましい。この段階で、ガリウム混
合融液中に含まれる金と、マグネシウムおよび/または
アルミニウムとが高融点合金を生成する。撹拌時間は長
い方が好ましいが、作業性等を考慮するとマグネシウム
および/またはアルミニウムが混合融液の表面に浮遊し
なくなってから1〜24時間程度が好ましい。なお、こ
の工程中、または終了後でも作業の都合等により中断
し、ガリウム混合融液を冷却し、ガリウム混合物(固
体)として保管することも可能である。
【0017】(d)加水攪拌 上述した撹拌が完了したら、攪拌を継続したままガリウ
ム混合融液へ50℃以上の温純水を添加し、ガリウムと
水との混合物とする。この際、ガリウム混合物が固体で
ある時は、加熱し融液状にするのが望ましい。純水の温
度を50℃以上とするのは、純水の添加によりガリウム
混合融液を水の吸熱により固化させないためである。温
純水の添加量は、重量比でガリウム混合融液の1〜6倍
程度添加すればよい。
【0018】尚、工程短縮の観点より、上述の純水の添
加を「(b)マグネシウムおよび/またはアルミニウム
の添加」と同時におこなうことも可能である。但し、こ
のときは純水とマグネシウムとが直接反応しないよう注
意する。
【0019】この段階で、前記高融点合金が水と接触
し、マグネシウムおよび/またはアルミニウムの水酸化
物と金とに分解し、且つ生成した金はマグネシウムおよ
び/またはアルミニウムの水酸化物の沈殿中に捕捉され
た形で、ガリウム中より温純水中へ移行する。温純水添
加後、ガリウム混合水の温度を50℃以上に保ち、30
分間程度攪拌を続けた後、加水撹拌を完了する。
【0020】(2)分離工程 加水攪拌が完了したガリウム混合融液と温水との混合物
を、静置して冷却しガリウムを固化させる。このとき、
混合物中の金、および、マグネシウムおよび/またはア
ルミニウムの水酸化物は、ガリウム中より水中へ移行し
終わっているので、固化したガリウム中にはこれらの成
分は含まれない。この結果、固化したガリウムのかたち
で、精製されたガリウムを得ることができる。一方、前
記固化したガリウムと分離された水中には、金を補足し
たマグネシウムおよび/またはアルミニウムの水酸化物
の沈殿が含まれている。ここで、金を補足したマグネシ
ウムおよび/またはアルミニウムの水酸化物の沈殿物を
回収する。
【0021】(3)採取工程 (a)酸溶解 前記回収された金を補足したマグネシウムおよび/また
はアルミニウムの水酸化物の沈殿物へ、酸を添加しこれ
を溶解する。酸としては塩酸が好ましい。すると金以外
の成分は酸に溶解するが、金は溶解せず金属として残留
する。
【0022】(b)金回収 前記、金と酸溶液との混合物を、濾紙等にて濾過すると
金を回収することができる。
【0023】次に、図2を参照しながら、金を含有する
ガリウムよりガリウムを精製し、金を採取する、図1と
は異なる工程について説明する。
【0024】(1)混合工程 (a)マグネシウムおよび/またはアルミニウムの添加 金を含有するガリウムへ、マグネシウムおよび/または
アルミニウムを添加し適宜な容器内に設置する。マグネ
シウムおよび/またはアルミニウムの添加量は、図1に
て説明したのと同様に、ガリウムの重量に対して0.0
1〜5重量%であることが好ましい。さらに純度、形状
等も図1にて説明したものと同様のものが好ましい。容
器としては、70℃程度以上の耐熱温度を有するプラス
チック容器、例えばポリプロピレン容器等が好ましい。
【0025】(b)加熱混合 前記、ガリウムが設置された容器を、ガリウムの融点以
上、好ましくは50℃以上で容器の耐熱温度以下の雰囲
気下に10〜15時間程度載置して、ガリウムを融解さ
せ、さらにガリウム中へマグネシウムおよび/またはア
ルミニウムを混合させる。
【0026】(c)加水攪拌 上述の「(b)加熱混合」が完了したら、容器内のガリ
ウム混合融液を50℃以上の温純水へ投入する。純水の
温度を50℃以上とするのは、純水への投入時にガリウ
ムを固化させないためである。ガリウムを投入する温純
水の量は、重量比でガリウムの4〜6倍程度あればよ
い。ガリウム投入後、ガリウム溶融液の温度を50℃以
上に保ち、30分間程度攪拌を続けたのち加水撹拌を完
了する。
【0027】尚、工程短縮の観点より、上述の温純水へ
投入に換えて「(a)マグネシウムおよび/またはアル
ミニウムの添加」の際、前記容器内へ温純水を添加する
ことも可能である。但し、このときは十分な容量の容器
を用いることと、純水とマグネシウムおよび/またはア
ルミニウムとが直接反応しないよう注意する。
【0028】(2)分離工程 加水攪拌が完了したら、図1で説明したのと同様に、ガ
リウム融解液と温水との混合物を、静置して冷却しガリ
ウムを固化させる。この結果、固化したガリウムのかた
ちで、精製されたガリウムを得ることができる。一方、
図1で説明したのと同様に、前記固化したガリウムと分
離された水中には、金を補足したマグネシウムおよび/
またはアルミニウムの水酸化物の沈殿が含まれているの
で、この沈殿物を回収する。
【0029】(3)採取工程 (a)酸溶解 ガリウムから分離されたマグネシウムおよび/またはア
ルミニウムの水酸化物の沈殿物へ、図1で説明したのと
同様に酸を添加し、これを溶解する。すると金以外の成
分は酸に溶解するが、金は溶解せず金属として残留す
る。
【0030】(b)金回収 前記、金と酸溶液との混合物を、濾紙等にて濾過すると
金を回収することができる。
【0031】(実施例1)金を1重量%含有するガリウ
ム10kgへ、チップ状の純度3Nのマグネシウムを1
00g添加し、容量3lのポリプロピレン容器に入れ5
0℃の雰囲気下で12時間載置してガリウム融解液とし
た。次に、このガリウム融解液10kgを、50℃の温
純水50l中へ投入し30分間攪拌した。攪拌終了後、
前記ガリウム融解液と温純水との混合物を冷却し、固化
したガリウムを分離して、精製ガリウムと、金を補足し
たマグネシウム水酸化物沈殿とを得た。そして、このマ
グネシウム水酸化物沈殿へ塩酸500gを添加して、マ
グネシウム水酸化物を溶解した後、5Cの濾紙を用いて
濾過し、濾紙上に残留した金を回収した。この結果、採
取された金は95g(歩留まり95%)、精製されたガ
リウムは9650g(歩留まり97.5%)、精製ガリ
ウム中の金の含有量は12PPMであった。
【0032】(実施例2)実施例1で精製されたのと同
じ、金の含有量12PPMのガリウム10kgへ、実施
例1と同様のマグネシウムを10g添加した。その後、
実施例1と同様の処理を実施し、ガリウムを精製し、金
を採取した。この結果、採取できた金は0.11g(歩
留まり95%)、精製されたガリウムは9920g(歩
留まり99.2%)、精製ガリウム中の金含有量は0.
1PPMであった。
【0033】以上、実施例1、2の結果より、大量の金
を含有しているガリウムであっても、本発明を、例えば
2回実施することにより、金含有量0.1PPMのガリ
ウムを95%以上の歩留まりで得ることができ、且つ9
5%以上の金を採取できることができることが判明し
た。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、金を含
有する融液状のガリウムと、マグネシウムおよび/また
はアルミニウムと、水とを混合した混合物を冷却し、固
化したガリウムと、金を含むマグネシウムおよび/また
はアルミニウムの水酸化物を含む水とに分離すること
で、従来精製が困難であった金を含有するガリウムよ
り、簡便且つ高い歩留まりでガリウムを精製し、金を採
取することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかるガリウム精製方
法のフロー図である。
【図2】本発明の異なる実施の形態にかかるガリウム精
製方法のフロー図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金を含有するガリウムからガリウムを精
    製する方法であって、 金を含有する融液状のガリウムと、マグネシウムおよび
    /またはアルミニウムと、水とを混合して混合物を得る
    第1の工程と、 前記第1の工程で得られた混合物を冷却して、固化した
    ガリウムと、金を含むマグネシウムおよび/またはアル
    ミニウムの水酸化物を含む水とに分離する第2の工程と
    を有することを特徴とする金を含有するガリウムの精製
    方法。
  2. 【請求項2】 金を含有するガリウムからガリウムを精
    製する方法であって、 金を含有する融液状のガリウムに、マグネシウムおよび
    /またはアルミニウムを添加混合し、次いで水を添加混
    合して混合物を得る第1の工程と、 前記第1の工程で得られた混合物を冷却して、固化した
    ガリウムと、金を含むマグネシウムおよび/またはアル
    ミニウムの水酸化物を含む水とに分離する第2の工程と
    を有することを特徴とする金を含有するガリウムの精製
    方法。
  3. 【請求項3】 金を含有するガリウムからの金の採取方
    法であって、 金を含有する融液状のガリウムと、マグネシウムおよび
    /またはアルミニウムと、水とを混合して混合物を得る
    第1の工程と、 前記第1の工程で得られた混合物を冷却して、固化した
    ガリウムと、金を含むマグネシウムおよび/またはアル
    ミニウムの水酸化物を含む水とに分離する第2の工程
    と、 前記第2の工程で分離された金を含むマグネシウムおよ
    び/またはアルミニウムの水酸化物を回収し、この回収
    された水酸化物より金を採取する第3の工程とを有する
    ことを特徴とする金を含有するガリウムからの金の採取
    方法。
  4. 【請求項4】 金を含有するガリウムからの金の採取方
    法であって、 金を含有する融液状のガリウムに、マグネシウムおよび
    /またはアルミニウムを添加混合し、次いで水を添加混
    合して混合物を得る第1の工程と、 前記第1の工程で得られた混合物を冷却して、固化した
    ガリウムと、金を含むマグネシウムおよび/またはアル
    ミニウムの水酸化物を含む水とに分離する第2の工程
    と、 前記第2の工程で分離された金を含むマグネシウムおよ
    び/またはアルミニウムの水酸化物を回収し、この回収
    された水酸化物より金を採取する第3の工程とを有する
    ことを特徴とする金を含有するガリウムからの金の採取
    方法。
JP2002031222A 2002-02-07 2002-02-07 金を含有するガリウムの精製方法、及び金を含有するガリウムからの金の採取方法 Expired - Fee Related JP3784331B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002031222A JP3784331B2 (ja) 2002-02-07 2002-02-07 金を含有するガリウムの精製方法、及び金を含有するガリウムからの金の採取方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002031222A JP3784331B2 (ja) 2002-02-07 2002-02-07 金を含有するガリウムの精製方法、及び金を含有するガリウムからの金の採取方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003231929A true JP2003231929A (ja) 2003-08-19
JP3784331B2 JP3784331B2 (ja) 2006-06-07

Family

ID=27774693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002031222A Expired - Fee Related JP3784331B2 (ja) 2002-02-07 2002-02-07 金を含有するガリウムの精製方法、及び金を含有するガリウムからの金の採取方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3784331B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008088481A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Furukawa Co Ltd ガリウムの精製方法
CN108342582A (zh) * 2018-05-15 2018-07-31 杭州龙灿液态金属科技有限公司 废弃电路板中贵金属的回收方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008088481A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Furukawa Co Ltd ガリウムの精製方法
CN108342582A (zh) * 2018-05-15 2018-07-31 杭州龙灿液态金属科技有限公司 废弃电路板中贵金属的回收方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3784331B2 (ja) 2006-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5400782B2 (ja) シリコン結晶を得るためのシリコン粉末の処理方法
WO2019077892A1 (ja) Al合金の再生方法
JPS5912731B2 (ja) アルミニウム又はアルミニウム合金の精製法
JP7123834B2 (ja) 不純物除去方法
JP3784331B2 (ja) 金を含有するガリウムの精製方法、及び金を含有するガリウムからの金の採取方法
JP6800128B2 (ja) Al合金の再生方法
TWI465577B (zh) 純化鋁之方法及使用純化之鋁純化矽之方法
US2381291A (en) Process for producing beryllium
KR101218043B1 (ko) 원심분리를 이용한 합금 내 순물질 분리 방법 및 합금 정련 방법과 이를 이용하여 제조된 순물질
JP6864704B2 (ja) Al合金の再生方法
JP5856714B2 (ja) シリコンを精製する方法
JP2001064734A (ja) イリジウムの回収方法
JP3784332B2 (ja) ガリウムの精製方法
JP4119960B2 (ja) ガリウム溶液の浄液方法
JP2002097528A (ja) アルミニウムの精製方法
JPWO2003072503A1 (ja) ニオブ化合物及び/又はタンタル化合物の精製方法
JPH07247108A (ja) ケイ素の精製方法
JP2007270308A (ja) アンチモン及びその精製方法
US7670A (en) Bichakd s
JP2004244715A (ja) 金属チタンの製造方法
JP2008088481A (ja) ガリウムの精製方法
JP3885913B2 (ja) 回収ガリウムの精製方法
JP3907449B2 (ja) 含フッ素安息香酸の精製方法
JP3980526B2 (ja) 硫酸コバルトの製造方法
JP2521280B2 (ja) 貴金属の回収方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041214

A977 Report on retrieval

Effective date: 20060209

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20060307

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060314

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090324

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090324

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees