JP2003231339A - パール調印刷物の印刷方法およびパール調印刷物 - Google Patents
パール調印刷物の印刷方法およびパール調印刷物Info
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Abstract
場合に生じる基材の反りを低減する印刷方法および当該
方法によるパール調印刷物を提供する。 【解決手段】 本発明の印刷方法は、平版印刷、凸版印
刷によりパールインキを用いて印刷する場合の基材1の
反りを低減する印刷方法において、パール印刷する基材
1のパール印刷2とは反対側の面に、(1)少なくとも
絵柄の一部分が表面のパール印刷絵柄と重なるように平
版もしくは凸版印刷により絵柄3を印刷するか、(2)
表面パール印刷の絵柄と同一位置の裏面に同一絵柄3を
印刷するか、(3)表面パール印刷の絵柄と異なる絵柄
で、表面よりもサイズの大きい絵柄を印刷するか、
(4)表面パール印刷の絵柄と異なる絵柄で、表面より
もサイズの小さい絵柄を印刷することを特徴とする。本
発明のパール調印刷物は、上記各方法により印刷された
印刷物をいう。
Description
の反りを低減または防止する方法、および当該方法によ
り印刷されたパール調印刷物に関する。本発明の利用分
野は、商品券、株券、入場券、乗車券、チケット等の金
券類、および証明書等の重要書類、およびキャッシュカ
ード、クレジットカード、定期券、IDカード等のカー
ド類等の分野において複写防止の目的のため、または包
装材料、商業印刷物、書籍、刊行物の分野において意匠
性の向上を目的として使用される。
スクリーン印刷用、あるいはグラビア印刷用インキとし
て従来から存在し、金券類やカード類の複写を防止して
高い偽造防止効果が得られることと、高度の意匠性を付
与できることから、従来よりこれら各種の印刷物に使用
されている。しかし、近年、製版作業や印刷速度の面
で、一層の効率を高めることができ、汎用性もある凸版
印刷、平版印刷でのパールインキの実用化が求められて
きている。
34021号「オフセット印刷インク」や特開2001−240786
号「印刷用パールインキおよびパール調印刷物」があ
る。特開平7- 34021号には、真珠光沢顔料を含有する平
版印刷用インクが開示されていて、平版印刷の場合には
シルクスクリーン印刷やグラビア印刷の場合と比較し
て、原理的にインキ転移量が少ないことから一般的とさ
れる平版印刷条件よりもインキ転移量を多くする方法
や、複数回重ねて絵柄を印刷する方法でパール印刷絵柄
の輝度を増加させる必要があることが述べられている。
性等の不飽和結合を有するバインダー成分を用いたパー
ルインキ、を提案している。当該パールインキにより従
来不可能であった、高速輪転オフセット印刷やプラスチ
ックシートへの印刷が可能となるとのことである。
クリーン印刷やグラビア印刷の場合と比較して、原理的
にインキ転移量が少ないことから、平版印刷や凸版印刷
で一般的とされる印刷条件よりもインキ量を多くしてパ
ール印刷絵柄の輝度を増加させる必要がある。また、絵
柄としても視認性を向上させる目的から比較的面積の大
きなベタ絵柄になる傾向がある。
キ量を多くして上記のような絵柄を印刷した場合、基材
に転移したインキの乾燥もしくは硬化に伴い、インキ樹
脂分が収縮することに起因して基材の反りが大きくなる
問題がある。基材の反りが大きい場合には、印刷物の外
観を損なうだけでなく、光学読み取りや磁気読み取りな
どの機械処理が行われる場合に搬送不良等のトラブルの
原因となる。
は、従来は多用されることのなかった、凸版印刷、平版
印刷におけるパール印刷において、印刷物において生じ
る反りを低減すべく研究して完成したものである。
の本発明の要旨の第1は、平版もしくは凸版印刷により
パールインキを用いて印刷する場合の基材の反りを低減
する印刷方法において、パール印刷する基材のパール印
刷とは反対側の面に、少なくとも絵柄の一部分が表面の
パール印刷絵柄と重なるように平版もしくは凸版印刷に
より絵柄を印刷することを特徴とするパール調印刷物の
印刷方法、にある。本発明の要旨の第2は、平版もしく
は凸版印刷によりパールインキを用いて印刷する場合の
基材の反りを低減する印刷方法において、パール印刷す
る基材のパール印刷とは反対側の面に、表面パール印刷
の絵柄と同一位置の裏面に同一絵柄を印刷することを特
徴とするパール調印刷物の印刷方法、にある。
印刷によりパールインキを用いて印刷する場合の基材の
反りを低減する印刷方法において、パール印刷する基材
のパール印刷とは反対側の面に、表面パール印刷の絵柄
と異なる絵柄で、表面よりもサイズの大きい絵柄を印刷
することを特徴とするパール調印刷物の印刷方法、にあ
る。本発明の要旨の第4は、平版もしくは凸版印刷によ
りパールインキを用いて印刷する場合の基材の反りを低
減する印刷方法において、パール印刷する基材のパール
印刷とは反対側の面に、表面パール印刷の絵柄と異なる
絵柄で、表面よりもサイズの小さい絵柄を印刷すること
を特徴とするパール調印刷物の印刷方法、にある。かか
る印刷方法であるため、反りのないパール調印刷物が得
られる。
印刷されたパール調印刷物であって、パール印刷した基
材のパール印刷面とは反対側の裏面に、少なくとも絵柄
の一部分が表面パール印刷絵柄と重なるように平版もし
くは凸版印刷により絵柄が印刷されていることを特徴と
するパール調印刷物、にある。本発明の要旨の第6は、
平版もしくは凸版印刷されたパール調印刷物であって、
パール印刷した基材のパール印刷面とは反対側の裏面
に、表面パール印刷の絵柄と同一位置の裏面に同一絵柄
を印刷したことを特徴とするパール調印刷物、にある。
印刷されたパール調印刷物であって、パール印刷した基
材のパール印刷面とは反対側の裏面に、表面パール印刷
の絵柄と異なる絵柄で、表面よりもサイズの大きい絵柄
を印刷したことを特徴とするパール調印刷物、にある。
本発明の要旨の第8は、平版もしくは凸版印刷されたパ
ール調印刷物であって、パール印刷した基材のパール印
刷面とは反対側の裏面に、表面パール印刷の絵柄と異な
る絵柄で、表面よりもサイズの小さい絵柄を印刷したこ
とを特徴とするパール調印刷物、にある。かかる印刷物
であるため、反りのないパール調印刷物となる。
ル調印刷物において、表面パールインキを紫外線硬化型
インキ、酸化重合型インキのいずれかを用いたものとす
ることができ、裏面印刷用のインキは無色透明または有
色とすることができる。また、裏面印刷用のインキを紫
外線硬化型インキ、酸化重合型インキのいずれかとする
こともできる。
刷でパールインキ量を多くして上記のような絵柄を印刷
した場合、基材に転移したインキの乾燥もしくは硬化に
伴い、インキ樹脂分が収縮することに起因して基材の反
りが大きくなる。図3は、基材と印刷したパールインキ
の断面を示す図である。基材1にパールインキが印刷さ
れると、パールインキ層2内で樹脂分の収縮が生じるの
で、インキ面を内側にして反り(カール)が生じる。こ
の現象はパールインキが酸化重合型、紫外線硬化型のい
ずれの場合にも発生するが、一般的に紫外線硬化型イン
キの方が硬化収縮の度合いが大きく顕著である。
て、図1のように、基材の反対側面にも印刷を設けるこ
とが考えられる。図1は、基材とその片面に印刷したパ
ールインキと反対側面の印刷層を示す断面図である。こ
のようにパールインキ層2と反対側に反り低減用絵柄3
を設けることにより基材1の反りが低減して平面性が保
たれる。その反対側面印刷を特定の条件で行うことで顕
著な効果が得られたので、以下、順次説明する。
反りの発生が予測される場合は、両面印刷を行う仕様で
印刷設計する。その実施態様は次のようになる。 (1)平版もしくは凸版印刷によりパールインキ印刷を
する表面部分の裏面に、少なくとも絵柄の一部分が表面
のパール印刷絵柄と重なるように平版もしくは凸版印刷
により反り低減用絵柄(以下および特許請求の範囲にお
いて、単に「絵柄」とも表現する。)3を印刷する。こ
の場合のパールインキは、紫外線硬化型インキ、あるい
は酸化重合型インキが通常である。当該インキの場合の
反りが顕著だからである。また、この場合の裏面印刷の
インキは、表面印刷と同様の紫外線硬化型インキ、ある
いは酸化重合型インキとすることができる。これらの型
のインキであれば表裏のバランスが取れて適正に反りが
調整されるからである。裏面印刷用のインキは無色透明
であっても良く有色であっても良い。また、表面印刷と
同様に、紫外線硬化型パールインキ、あるいは酸化重合
型パールインキであっても良い。
インキ印刷をする表面部分の裏面に、表面パール印刷の
絵柄と同一位置に同一絵柄を印刷する。この場合、表裏
の絵柄を透かして見ると印刷絵柄が正しく重なる状態と
なる。また、裏面絵柄を表面絵柄の実寸よりも太らせる
か、もしくは拡大することができ、裏面絵柄を表面絵柄
の実寸よりも細らせるか、もしくは縮小することもでき
る。太らせるか細らせる場合は、表裏の絵柄が相似形と
なることになる。
インキ印刷をする表面部分の裏面に、表面パール印刷の
絵柄と異なる絵柄で、表面よりもサイズの大きい絵柄を
印刷する。この場合、表裏の絵柄を透かして見ると表面
絵柄が裏面絵柄の中に納まる。 (4)平版もしくは凸版印刷によりパールインキ印刷を
する表面部分の裏面に、表面パール印刷の絵柄と異なる
絵柄で、表面よりもサイズの小さい絵柄を印刷する。こ
の場合、表裏の絵柄を透かして見ると裏面絵柄が表面絵
柄の中に納まる。この(3)、(4)の場合は相似形の
絵柄である必要はなく、ぼぼ任意の絵柄であってよい。
ールインキは、(1)の場合と同様に紫外線硬化型イン
キ、あるいは酸化重合型インキが通常である。また、こ
れらの場合の裏面印刷のインキも、表面印刷と同様の紫
外線硬化型インキ、あるいは酸化重合型インキとするこ
とができる。裏面印刷用のインキは無色透明であっても
良く有色であっても良いこと、表面印刷と同様に、紫外
線硬化型パールインキ、あるいは酸化重合型パールイン
キであっても良いことも(1)の場合と同様である。
段は各種の方法が採用できるが、印刷物に要求される特
性や設備的な条件から適用する方法を選ぶ必要がある。
例えば、裏面印刷にて微細な文字等を印刷する必要があ
り、かつ、同一の版を反り低減の目的としても印刷する
必要がある場合は、微細な文字がつぶれないようにイン
キ量を一定レベル以下に抑制する必要があるが、このよ
うな場合には裏面印刷に硬化収縮の度合いが大きい紫外
線硬化型インキの使用が有効である。また、設備的条件
で裏面印刷面に紫外線照射ができない場合に紫外線硬化
型インキの使用ができないのは当然のことである。
の発明のように、表面のパール印刷絵柄と同一位置の裏
面に同一絵柄の裏面印刷するのが最も有効であることが
認められている。しかし、設備の見当精度などの問題か
ら、当該手段を採用できない場合は、裏面絵柄を実寸よ
りも太らせるか拡大し、あるいは実寸よりも細らせるか
縮小する手段を採用することができる。または、裏面絵
柄が表面のパール印刷絵柄と異なる絵柄で、裏面絵柄が
表面絵柄よりも大きいかあるいは反対に小さい絵柄を採
用することもできる。太らせるか細らせるかは、0.2
〜2mmの範囲であるが、上下左右均等に拡大または縮
小するのが好ましい。
注意等を示す文章が表示される場合があるが、この文章
部分と反り低減絵柄を共存させることが意匠上困難な場
合には、上記のように表面のパール印刷絵柄と同一位置
の裏面に同一絵柄を印刷した中に、ネガ文字として文章
の一部を配置することができる。図2は、パール調印刷
物の裏面の文章の一部をネガ文字とした例を示す図であ
る。反り低減用絵柄3と文章4の文字を重ねて印刷する
ことは版数が多くなるので無駄が多いが、重ならない部
分は、ポジ文字4pで印刷し、重なる部分はネガ文字4
nとすれば版数を増やさず結果的に文章4と反り低減用
絵柄3が共存することになる。これにより文章全体が容
易に判読できるようになる。
た平版印刷、凸版印刷は、該印刷用途に開発されている
各種のインキを選択して使用することができる。パール
インキを主としてインキの乾燥形態から分類すると、
紫外線硬化型インキ、酸化重合型インキ、蒸発乾燥
型インキ、浸透乾燥型インキ、ヒートセット型イン
キ、に分類することができる。それぞれ、以下のような
特徴がある。
ることで硬化するインキで、ビジネスフォーム、一般包
装材、プリント基板、各種コーティング等に用いられ
る。熱を加えられない印刷体の乾燥に適する。多官能モ
ノマーとアクリレートオリゴマーに増感剤が配合され、
紫外線が照射されると増感剤がラジカルを形成してオリ
ゴマー、モノマーの連鎖反応を起こす。顔料の紫外線吸
収の差によって硬化速度に影響があり、増感剤の量、組
み合わせを調整する必要がある、とされる。
して、特開2001−240786号公報は、「少なくとも、
(a)一個以上の不飽和結合を有するモノマーもしくは
オリゴマーの一種類以上からなるバインダー成分25〜
95重量部、および(b)パール顔料5〜60重量部と
を含む組成物からなることを特徴とする印刷用パールイ
ンキ。」を提案している。当該出願の技術に基づき、オ
リゴエステル系アクリレートやポリオール系アクリレー
トをバインダーとする印刷インキにより十分なパール光
沢と硬化皮膜を有する印刷物が得られている。当該イン
キは、紙、もしくはプラスチック等の任意の素材への印
刷が可能である。
行ない、印刷後、排出側に予め設置しておいた、電子線
照射機もしくは紫外線照射機により、直ちに電子線もし
くは紫外線を照射して、インキ塗膜を硬化させることに
より、パール調印刷物を得ることができる。印刷後は、
インキが硬化済みであるため、枚葉印刷機でプラスチッ
クに印刷する場合も高速輪転機で紙もしくはプラスチッ
クフィルムに印刷する場合であっても、印刷物を積み重
ねたり、巻き取りしてもインキが貼り着くようなことは
ない。
溶化によって皮膜をつくるもので、乾性油ワニス・乾性
アルキドなどを含むインキがこの部類に入る。一般平版
インキ・凸版インキなどがその例である。平版インキ・
凸版インキには若干の高沸点石油を含むいわゆるクイッ
クセットインキもあるが、これらも最終的な乾燥は酸化
重合によるものである。この型のインキはオフセット印
刷に適用できるが、枚葉印刷や比較的低速の輪転印刷に
好適に用いられる。
体樹脂が皮膜をつくるものでグラビア、フレキソおよび
シルクスクリーンインキのある種のものがこれに該当す
る。常温で迅速に乾く特性がある。本発明では、アルコ
ール溶剤を使用するフレキソ紙印刷に好適に使用でき
る。 (4)浸透乾燥型インキ この型のインキは、インキ中の低粘度成分が被印刷材料
に浸透することにより、固着乾燥するインキをいい、紙
に印刷されたインキは印圧により浸透し、また印刷後も
徐々に浸透しセットする。この型のインキは印刷後ビヒ
クルの低粘度成分が紙中に浸透し、顔料は繊維間隙に固
着成分などにより固定される。したがって、多孔質で浸
透性の大きい中質紙、ザラ紙などへの印刷に用いること
が多い。 (5)ヒートセット型インキ この型のインキは、加熱時に軟化し冷却時に固化するイ
ンキをいう。平版、凸版の比較的高速の印刷に用いられ
る。ビヒクルとしてワックス、植物油、鉱物油、石油系
溶剤が用いられる。この型のインキは配送伝票の感圧複
写層の印刷等に使用されることが多い。
インキバインダー中に、微細なフレーク(薄片)の外側
を、金属酸化物もしくは金属酸化物の混合物より被覆し
たものを使用する。微細なフレークとしては、雲母、タ
ルク、カオリン、オキシ塩化ビスマス、あるいは、ガラ
スフレーク、SiO2 フレーク、もしくは合成セラミッ
クのフレーク等があり、これらの微細なフレークの外側
を被覆する金属酸化物の例としては、TiO2 、Fe2
O3 、SnO2 、CrO3 、ZnOがある。これらの組
合せの中でも、雲母、ガラスフレーク、もしくはSiO
2 フレークを、TiO2 被覆および/またはFe2 O3
被覆されたものが好ましい。パール顔料の個々のフレー
クの大きさは、1〜100μmである。
印刷用に従来から使用されている上質紙、中質紙、OC
R紙、MICR紙、ノーカーボン紙、感熱紙、塗工紙、
各種プラスチックフィルム、プラスチックシート等を使
用できる。
インキ(平版用)を使用し、裏面には、市販の紫外線
硬化型平版印刷用インキ(パールと非パール)と、酸
化重合型インキ(パールと非パール)を使用して印刷し
た。基材にはコート紙(64g/m2 )を使用し印刷は
両面平版で行った。印刷後のシートを2cm×5cmの
長方形に印刷したパール絵柄に沿って裁断して机上に静
置し、反りによる机上からの浮きあがりが最大となる部
分で机上からの距離を測定し、反りの度合いを評価し
た。なお、裏面印刷は反りが小さくなるようにインキ量
を調節し、最適条件の場合において、以下の<表1>の
評価結果が得られた。
いたこと。 裏面拡大 ; 裏面には表面と同一の絵柄であるが拡大
した反り低減絵柄を用いたこと。 裏面縮小 ; 裏面には表面と同一の絵柄であるが縮小
した反り低減絵柄を用いたこと。 表面より大; 裏面には表面と異なる絵柄で、表面より
は面積の大きい反り低減絵柄を用いたこと。 表面より小; 裏面には表面と異なる絵柄で、表面より
は面積の小さい反り低減絵柄を用いたこと。 位置ずれ ; 表面と裏面の反り低減絵柄の位置が表裏
で重ならないこと。
インキ(平版用)を使用し、裏面には、市販の紫外線
硬化型平版印刷用インキ(パールと非パール)と、酸
化重合型インキ(パールと非パール)を使用して印刷し
た。その他の条件は、実施例1と同様にして、以下の<
表2>の評価結果が得られた。評価方法も実施例1と同
一である。
で、商品券、株券、入場券、乗車券、チケット類、およ
び証明書等の重要書類、およびキャッシュカード、クレ
ジットカード、定期券、IDカード等のカード類等の複
写防止機能および意匠性が要求される各種印刷物や、包
装材料、商業印刷物、書籍刊行物等の各種印刷物に使用
でき、これらの印刷物に反りを生じることがない。
の印刷方法では、基材裏面に反り低減のための絵柄を印
刷するので基材の反りを適正に調整することができる。
本発明のパール調印刷物は、反りがないので外観的に優
れ、かつ光学読取装置や磁気読取装置において搬送不良
等のトラブルが生じることがない。
対側面の印刷層を示す断面図である。
字とした例を示す図である。
である。
Claims (22)
- 【請求項1】 平版もしくは凸版印刷によりパールイン
キを用いて印刷する場合の基材の反りを低減する印刷方
法において、パール印刷する基材のパール印刷とは反対
側の面に、少なくとも絵柄の一部分が表面のパール印刷
絵柄と重なるように平版もしくは凸版印刷により絵柄を
印刷することを特徴とするパール調印刷物の印刷方法。 - 【請求項2】 平版もしくは凸版印刷によりパールイン
キを用いて印刷する場合の基材の反りを低減する印刷方
法において、パール印刷する基材のパール印刷とは反対
側の面に、表面パール印刷の絵柄と同一位置の裏面に同
一絵柄を印刷することを特徴とするパール調印刷物の印
刷方法。 - 【請求項3】 平版もしくは凸版印刷によりパールイン
キを用いて印刷する場合の基材の反りを低減する印刷方
法において、パール印刷する基材のパール印刷とは反対
側の面に、表面パール印刷の絵柄と異なる絵柄で、表面
よりもサイズの大きい絵柄を印刷することを特徴とする
パール調印刷物の印刷方法。 - 【請求項4】 平版もしくは凸版印刷によりパールイン
キを用いて印刷する場合の基材の反りを低減する印刷方
法において、パール印刷する基材のパール印刷とは反対
側の面に、表面パール印刷の絵柄と異なる絵柄で、表面
よりもサイズの小さい絵柄を印刷することを特徴とする
パール調印刷物の印刷方法。 - 【請求項5】 表面のパールインキが紫外線硬化型イン
キ、酸化重合型インキのいずれかであることを特徴とす
る請求項1ないし請求項4記載のパール調印刷物の印刷
方法。 - 【請求項6】 裏面印刷用のインキは無色透明または有
色であることを特徴とする請求項1ないし請求項5記載
のパール調印刷物の印刷方法。 - 【請求項7】 裏面絵柄を表面絵柄の実寸よりも太らせ
るか、もしくは拡大したことを特徴とする請求項2記載
のパール調印刷物の印刷方法。 - 【請求項8】 裏面絵柄を表面絵柄の実寸よりも細らせ
るか、もしくは縮小したことを特徴とする請求項2記載
のパール調印刷物の印刷方法。 - 【請求項9】 裏面印刷用のインキは紫外線硬化型イン
キあるいは酸化重合型インキであることを特徴とする請
求項1ないし請求項6記載のパール調印刷物の印刷方
法。 - 【請求項10】 裏面印刷用のインキは、紫外線硬化型
インキあるいは酸化重合型インキのパールインキである
ことを特徴とする請求項1ないし請求項6記載のパール
調印刷物の印刷方法。 - 【請求項11】 裏面の反りを低減する絵柄中にネガ文
字が含まれていることを特徴とする請求項1ないし請求
項4記載のパール調印刷物の印刷方法。 - 【請求項12】 平版もしくは凸版印刷されたパール調
印刷物であって、パール印刷した基材のパール印刷面と
は反対側の裏面に、少なくとも絵柄の一部分が表面パー
ル印刷絵柄と重なるように平版もしくは凸版印刷により
絵柄が印刷されていることを特徴とするパール調印刷
物。 - 【請求項13】 平版もしくは凸版印刷されたパール調
印刷物であって、パール印刷した基材のパール印刷面と
は反対側の裏面に、表面パール印刷の絵柄と同一位置の
裏面に同一絵柄を印刷したことを特徴とするパール調印
刷物。 - 【請求項14】 平版もしくは凸版印刷されたパール調
印刷物であって、パール印刷した基材のパール印刷面と
は反対側の裏面に、表面パール印刷の絵柄と異なる絵柄
で、表面よりもサイズの大きい絵柄を印刷したことを特
徴とするパール調印刷物。 - 【請求項15】 平版もしくは凸版印刷されたパール調
印刷物であって、パール印刷した基材のパール印刷面と
は反対側の裏面に、表面パール印刷の絵柄と異なる絵柄
で、表面よりもサイズの小さい絵柄を印刷したことを特
徴とするパール調印刷物。 - 【請求項16】 表面パール印刷面のパールインキが紫
外線硬化型インキ、酸化重合型インキのいずれかである
ことを特徴とする請求項12ないし請求項15記載のパ
ール調印刷物。 - 【請求項17】 裏面印刷が無色透明または有色インキ
でされていることを特徴とする請求項12ないし請求項
15記載のパール調印刷物。 - 【請求項18】 裏面絵柄を表面絵柄の実寸よりも太ら
せるか、もしくは拡大したことを特徴とする請求項13
記載のパール調印刷物。 - 【請求項19】 裏面絵柄を表面絵柄の実寸よりも細ら
せるか、もしくは縮小したことを特徴とする請求項13
記載のパール調印刷物。 - 【請求項20】 裏面印刷が紫外線硬化型インキあるい
は酸化重合型インキでされていることを特徴とする請求
項12ないし請求項15記載のパール調印刷物。 - 【請求項21】 裏面印刷が紫外線硬化型インキあるい
は酸化重合型インキのパールインキでされていることを
特徴とする請求項12ないし請求項15記載のパール調
印刷物。 - 【請求項22】 裏面の反りを低減する絵柄中にネガ文
字が含まれていることを特徴とする請求項12ないし請
求項15記載のパール調印刷物。
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