JP2003230815A - 排気ガス用脱臭機及びこれを用いた廃棄物処理装置 - Google Patents

排気ガス用脱臭機及びこれを用いた廃棄物処理装置

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JP2003230815A
JP2003230815A JP2002031260A JP2002031260A JP2003230815A JP 2003230815 A JP2003230815 A JP 2003230815A JP 2002031260 A JP2002031260 A JP 2002031260A JP 2002031260 A JP2002031260 A JP 2002031260A JP 2003230815 A JP2003230815 A JP 2003230815A
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Japan
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exhaust gas
wall
gas
storage case
deodorizer
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JP2002031260A
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Hiroyuki Takimoto
浩之 瀧本
Kazuya Okada
一也 岡田
Nobukatsu Takeuchi
伸勝 武内
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/20Waste processing or separation

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  • Ventilation (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱臭後の排気ガスから熱を効率よく回収する
熱回収機能を備えた排気ガス用脱臭機及びこの脱臭機を
用いた廃棄物処理装置を提供すること。 【解決手段】 酸化燃焼触媒及び触媒ヒータを収納する
収納ケースを、外壁とこの外壁の内面側に一定間隔を持
って設けられた内壁とで二重ケーシングに構成する。外
壁と内壁との間隙をガス吸入口と連通する外側通風路、
内壁の内部空間をガス排出口と連通する内側通風路と
し、外側通風路を流通する排気ガスと内側通風路を流通
する排気ガスとが熱交換するようにして、熱回収を行わ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気ガス用脱臭
機、及び、生ごみ処理装置や屎尿処理装置等の廃棄物処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の廃棄物処理における排気ガス用脱
臭機として、排気ガスを酸化燃焼触媒に接触させて脱臭
する触媒燃焼方式の排気ガス用脱臭機が知られている。
このような触媒燃焼方式の排気ガス用脱臭機としては、
例えば、特開2001−259005号公報に記載され
たものがある。なお、この公報では、前記酸化燃焼触媒
は熱触媒と称されている。
【0003】上記公報に記載された触媒燃焼方式の排気
ガス用脱臭機では、同公報の図3に示すように、生ゴミ
処理機で発生した臭気(排気ガス)と脱臭機で脱臭した
後の高温の排気ガスとを熱交換させる熱回収用の熱交換
器が、排気ガスを脱臭する脱臭機とは別に設けられてい
た。また、この従来の脱臭機は、平断面4角形の4段の
筒状体に分割し、これら筒状体をフランジ部で接続して
積み重ねたものであり、酸化燃焼触媒を通過する排気ガ
スは、1枚の壁体を介して外気と接する構造となってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この排気ガス用脱臭機
では、前述したように脱臭機と熱交換器がそれぞれ個別
に構成されているため、熱交換器相互間を連絡する連絡
配管から外部空間へ逃げる排気ガスの熱量が大きくなっ
ていた。このため、熱交換器に流入する前に外部に排出
される排気ガスの温度が低下し、また、熱交換器で加熱
された脱臭機へ供給される排気ガスも、脱臭機に入る前
に外気に放熱して温度が低下するなどにより、熱回収率
が低いという問題があった。また、脱臭機自身において
も、脱臭機の壁体を通して外気に逃げる排気ガスの熱量
が大きく、脱臭機の内部温度が低下しやすいため、触媒
加熱ヒータの消費電力が嵩むなどの問題があった。この
ように、従来排気ガス用脱臭機では、これらの点で熱効
率改善の余地が残されていた。また、従来の脱臭機で
は、熱交換器が別構成の機器となっていたため、脱臭機
及び熱交換器を搭載する廃棄物処理装置が大きくなると
いう問題があった。
【0005】本発明は、このような従来技術に存在する
問題点を解決するものである。本発明の目的は、脱臭後
の排気ガスから熱を効率よく回収する熱回収機能を備え
た排気ガス用脱臭機及びこの脱臭機を用いた廃棄物処理
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の排気ガス用脱臭機は、廃棄物処理
における排気ガスを脱臭する酸化燃焼触媒と、酸化燃焼
触媒を加熱する触媒ヒータと、酸化燃焼触媒及び触媒ヒ
ータを収納する収納ケースと、収納ケースに設けられた
ガス吸入口と、収納ケースに設けられたガス排出口とを
備え、前記収納ケースは、外壁とこの外壁の内面側に一
定間隔を持って設けられた内壁とで二重ケーシングに構
成され、この外壁と内壁の間隙は前記ガス吸入口と連通
する外側通風路とされ、前記内壁の内部空間は、一端側
を外側通風路と連通し、空間部に酸化燃焼触媒及び触媒
加熱ヒータを収納し、他端側を前記ガス排出口と連通す
る内側通風路とされ、前記外側通風路を流通する排気ガ
スと前記内側通風路を流通する排気ガスとが熱交換する
ように構成されているものである。
【0007】このように構成すれば、熱回収用熱交換器
と脱臭機とが一体化されているので、従来のように熱回
収用熱交換器と脱臭機とを連絡する排気ガス用配管から
の放熱がなく熱回収率が向上する。また、熱回収用熱交
換器を脱臭機と別に設ける必要がないので、脱臭機を備
えた廃棄物処理装置の小型化を図ることができる。ま
た、本発明では、壁を隔てて外気と接する通風路は外側
通風路であって内側通風路でない。従来のものでは、内
側通風路に相当する通風路が壁を隔てて外気と接してい
る。したがって、本発明の排気ガス用脱臭機は、収納ケ
ースの外気と接する壁面の温度が従来のものに比し低温
となり、収納ケースから外気への放熱量が減少する。こ
の結果、酸化燃焼触媒を加熱する触媒ヒータの出力が小
さくなり、消費電力が低減し、省エネルギーを図ること
ができる。
【0008】また、このような脱臭機において、収納ケ
ースのガス吸入口と連通して外側通風路に排気ガスを導
入するガス導入路と、収納ケースのガス排出口と連通し
て脱臭後の排気ガスを外部に排気するガス排出路とを備
えた多重構造の排気筒を備え、この多重構造の排気筒に
おいて、ガス導入路を流通する排気ガスとガス排出路を
流通する排気ガスとを熱交換可能に構成してもよい。こ
のように構成すれば、収納ケースのガス排出口から多重
排気筒を経て外気に放出される排気ガスの熱が、多重排
気筒のガス導入路を通る排気ガスによって熱回収され
る。したがって、収納ケースの外側通風路には、多重排
気筒で予熱された排気ガスが導入され、より一層触媒ヒ
ータの消費電力を低減することができる。
【0009】また、前記酸化燃焼触媒及び前記触媒ヒー
タを、前記内壁の内部空間部において所定寸法を隔てて
複数段に設けてもよい。このように構成すれば、酸化燃
焼触媒を複数段に分散することにより、一箇所にまとめ
て酸化燃焼触媒を配置する場合に比し、効率よく脱臭す
ることができる。
【0010】また、前記収納ケースにおいて、酸化燃焼
触媒の下流側空間部に、酸化燃焼触媒を通過した後の排
気ガスを内壁内面に沿って流通させるようにする邪魔板
部材を設けてもよい。このように構成することによっ
て、脱臭後の高温の排気ガスが内側通風路の内壁内面に
接触する接触率が増加し、内壁に伝わる熱量が増加す
る。この結果、外側通風路を流通する排気ガスと内側通
風路を流通する排気ガスとの熱交換による熱回収率が向
上する。
【0011】また、このように邪魔板部材を酸化燃焼触
媒の下流側空間部に設ける場合において、前記収納ケー
スを四角形の箱型に形成し、他方、前記邪魔板部材を、
排気ガス流の方向に前記内壁と一定間隔を保持するよう
に形成された4面を有する筒状体部と、この筒状体部の
上流側又は下流側の端面部を閉蓋する壁部とを有するも
のにしてもよい。このように構成することによって、内
壁内側と邪魔板部材との間に長い間隙が形成され、排気
ガスがこの間隙を流通するので、排気ガスの内壁内面に
接触する接触率がより増加する。この結果、外側通風路
を流通する排気ガスと内側通風路を流通する排気ガスと
の熱交換による熱回収率がより向上する。
【0012】さらに、この場合において、邪魔板部材
を、筒状壁部の上流側及び下流側の各端面部を閉蓋する
6面の壁部を備えた四角形に形成してもよい。このよう
に構成すれば、邪魔板部材の上流側及び下流側における
排気ガスの流れをスムーズにすることができ、排気ガス
流通抵抗を小さく抑えることができる。
【0013】また、前記収納ケースにおいて、前記内壁
の前記外側通風路側の表面部に複数の熱交換用フィンを
設けてもよい。このように構成することによって、外側
通風路を流通する排気ガスと内壁外面との接触面積が増
加し、外側通風路を流通する排気ガスと内壁との熱伝達
量が増加する。この結果、外側通風路を流通する排気ガ
スと内側通風路を流通する排気ガスとの熱交換による熱
回収率がより増加する。
【0014】また、前記内側通風路内に4面の壁部を有
する筒状体部を少なくとも有する邪魔板部材を設ける場
合において、前記内壁の前記内側通風路側の表面におけ
る邪魔板部材と対向する面部に複数の熱交換用フィンを
設けてもよい。このように構成することによって、内壁
内側と邪魔板部材との間に形成された間隙において、こ
の間隙を流通する排気ガスと内壁内面との接触面積が増
加する。この結果、排気ガスから内壁に伝達される熱量
が増大し、外側通風路を流通する排気ガスと内側通風路
を流通する排気ガスとの熱交換による熱回収率がより増
加する。
【0015】また、前記収納ケースは、少なくとも上面
部及び側面部が外壁とこの外壁の内面側に一定間隔を有
して設けられた内壁との間を前記外側通風路の一部と
し、上面部の略中央部に前記ガス排出口が設けられ、上
面部の略中央部にこのガス排出口より大径で、かつ、こ
のガス排出口と略同芯に前記ガス吸入口が設けられ、外
側通風路において排気ガスを上面部から側面部の上部を
経て側面部の下部に流し、側面部の下部において外側通
風路と内側通風路とを接続し、更に、内側通風路におい
て排気ガスを下方から上方へ流すように構成され、前記
酸化燃焼触媒は、内側通風路に設けられ、前記触媒ヒー
タは、酸化燃焼触媒を下方から加熱するように酸化燃焼
触媒の下方に設けられ、前記邪魔板部材は、酸化燃焼触
媒の上方に設けられ、前記多重構造の排気筒は、中心部
に位置する内側管路をガス排出路とし、この内側管路を
取り巻く外側管路をガス導入路とする多重管構造とさ
れ、ガス導入路の下端部が前記ガス吸入口に接続され、
ガス排出路が前記ガス排出口に連通されているものとし
てもよい。
【0016】このように構成すると、収納ケース内にお
いて、酸化燃焼触媒及び触媒ヒータを上下方向に複数段
配置することになる。したがって、収納ケース内での排
気ガスの流れは、温度上昇による上昇気流を利用した流
れとなり、ヒータ熱量を下流側に容易に供給できるとと
もに、送風機の動力を低減することができる。また、多
重排気筒のガス導入路からガス吸入口、外側通風路、内
側通風路、ガス排出口、多重排気筒のガス排出路への流
通路が無駄なく形成され、排気ガスの流通抵抗を低減す
ることができる。
【0017】また、このように構成された脱臭機におい
て、前記収納ケース上面部における熱交換用フィンを、
収納ケースの内壁に垂直な板部の平面が収納ケースの略
中央部から収納ケースの側面部に向かって放射状となる
ように形成してもよい。このように構成すると、多重排
気筒のガス導入路から外側通風路への排気ガス流れを均
等にスムーズに行うことができる。また、内側通風路か
ら多重排気筒のガス排出路への排気ガス流れを均等にス
ムーズに行うことができる。したがって、外側通風路及
び内側通風路において排気ガスを均等に流通させること
ができ、外側通風路を流通する排気ガスと内側通風路を
流通する排気ガスとの熱交換を効率よく行うことができ
る。また、外側通風路及び内側通風路における排気ガス
流通抵抗を小さく抑えることができる。
【0018】また、前記収納ケースの側面部における熱
交換用フィンを、収納ケースの内壁に垂直な板部の平面
が上下方向に延びるように複数列設けられているものと
してもよい。このように構成した場合は、熱交換用フィ
ンによる整流効果が発揮され、外側通風路及び内側通風
路において排気ガスを上下方向にスムーズに流通させる
ことができ、排気ガスの流通抵抗を小さく抑えることが
できる。
【0019】また、前記収納ケースの側面部における熱
交換用フィンにおいて、前記板部の長さ方向の少なくと
も1個所に切欠を設けてもよい。このように構成した場
合は、前記切欠における乱流効果が発揮され、排気ガス
と内壁との熱伝達率を向上させることができる。したが
って、熱交換用フィンによる整流効果と乱流効果が組み
合わされて、排気ガスの流通抵抗の増大を抑制しなが
ら、さらに排気ガスと内壁との熱伝達率を向上させるこ
とができ、熱回収効率を向上させることができる。
【0020】また、このような構成において、隣接する
熱交換用フィン相互間で上記切欠の高さ位置が異なるよ
うにしてもよい。このように構成すれば、外側通風路及
び内側通風路における排気ガスの流れに乱流が生じやす
くなり、排気ガスと内壁との熱伝達率をより向上させる
ことができる。
【0021】また、本発明に係る廃棄物処理装置は、上
記収納ケース内に邪魔板部材を備えた脱臭機と、廃棄物
処理槽と、廃棄物処理槽からの排気ガスを送風する送風
機と、廃棄物処理槽からの排気ガスを前記脱臭機へ送風
する配管類とを備え、前記送風機及び配管類の一部が前
記脱臭機の排気筒周囲の空間に配置されているものであ
る。このように構成することにより、排気筒周りのデッ
ドスペースが、収納ケースの熱回収機構をなす邪魔板部
材に必要なスペースとして利用される。また、排気ガス
送風用の送風機及び配管類の収納スペースとしても利用
される。これにより、熱効率のよいコンパクトな廃棄物
処理装置となすことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら詳細に説明する。まず、本実施の形態
に係る排気ガス用脱臭機が使用される一般的な廃棄物処
理システムの概略構成について、図1を参照しながら説
明する。なお、図1はこの装置の概略システム構成図で
ある。また、図1における実線矢印は、排気ガスの流れ
を示す。
【0023】排気ガス用脱臭機1は、図1に示されるよ
うに、生ごみ処理装置や屎尿処理装置等の廃棄物処理槽
2の排気ガス経路2a中に接続される。排気ガス用脱臭
機1と廃棄物処理槽2との間には、塵埃を除去するため
のフィルター3、排気ガスを送風するための送風機4が
設けられている。したがって、排気ガス用脱臭機1は、
塵埃が除去された排気ガスを吸入している。また、排気
ガス用脱臭機1内は、送風機4の吹出側に設置されるた
め正圧となる。
【0024】次に、排気ガス用脱臭機1の構成につい
て、図1〜図10を参照しながら説明する。なお、図2
は本実施の形態に係る排気ガス用脱臭機の側断面図であ
り、図3は同排気ガス用脱臭機の正面断面図であり、図
4は同排気ガス用脱臭機の内壁上面部における熱交換用
フィンの配置説明図であり、図5は同排気ガス用脱臭機
の内壁上面部における熱交換用フィンの断面図であり、
図6は同排気ガス用脱臭機の内壁側面部における熱交換
用フィンの、上面から見た形状及び配置説明図であり、
図7は同排気ガス用脱臭機の内壁側面部における熱交換
用フィンの、側面から見た形状及び配置説明図であり、
図8は同排気ガス用脱臭機における枠体の分解斜視図で
あり、図9は同排気ガス用脱臭機とゴミ処理機とを内蔵
した廃棄物処理装置の概略機器構成図であり、図10は
同排気ガス用脱臭機の内壁側面部における熱交換用フィ
ンの他の例についての、上面から見た形状及び配置説明
図である。なお、図1、図2及び図3における実線矢印
は、排気ガスの流れを示す。
【0025】排気ガス用脱臭機1は、図1〜図3に示す
ように、収納ケース10の内部に排気ガスを脱臭するた
めの酸化燃焼触媒30及び触媒ヒータ40を収納してい
る。また、排気ガス用脱臭機1は、収納ケース10の上
部に排気ガスの導入路を有する多重排気筒50を有して
いる。更に、排気ガス用脱臭機1は、収納ケース10の
前面に、酸化燃焼触媒30及び触媒ヒータ40の交換、
清掃等のメンテナンス作業を行うための開閉蓋70を備
えたサービス開口部60を有している。
【0026】収納ケース10は、多重排気筒50から排
出される排気ガスの熱を回収して熱効率を向上させるた
め、上面部及び側面部において概ね二重ケーシングに構
成されている。すなわち、収納ケース10は、四角形箱
状をなす外壁11内に、この外壁11よりやや小型で、
かつ底部を開放した四角形箱状の内壁12を配置する。
これにより、外壁11、内壁12間の側面部及び上面部
において、一定寸法の間隙が形成される。この間隙は、
多重排気筒50の下向ガス導入路56から排気ガスを取
り入れ、この排気ガスを内壁12の内部空間に流通させ
る外側通風路13としている。そして、この外側通風路
13は、内壁12の各側壁に形成された切欠14を介し
て内壁12の内部空間に連通している。内壁12の内部
空間は、排気ガスを脱臭し、脱臭した排気ガスを後記す
るガス排出口15に導く内側通風路16として機能して
いる。
【0027】収納ケース10は、以上のように二重ケー
シングに構成されることにより、外側通風路13を流通
する排気ガスと内側通風路16を流通する排気ガスとを
熱交換させて、多重排気筒50から排出される排気ガス
の熱を回収し、収納ケース10に導入される排気ガスを
予熱する。なお、この熱回収効率を向上させるために、
内壁12の上面部の内外表面部には、熱交換用フィン1
21、122が形成されている。また、同様の目的で、
内壁12の側面上部の内外表面部には、熱交換用フィン
123、124が形成されている。さらに、内側通風路
16の上方部に邪魔板部材17が収納されている。な
お、内側通風路16の下方部は、酸化燃焼触媒30及び
触媒ヒータ40を収納するスペースとされている。
【0028】内壁12上面部の内外表面部における熱交
換用フィン121、122は、収納ケース10の内壁1
2に垂直な板部121a、122aを有するものであ
る。より具体的には、内壁12の上面壁の内面側に熱交
換用フィン121が取り付けられ、内壁12の上面壁の
外面側に熱交換用フィン122が取り付けられている。
また、熱交換用フィン121、122は、L字型の板折
り曲げ部材の1辺が内壁12にスポット溶接されたもの
である(図5参照)。そして、熱交換用フィン121、
122は、板部121a、122aの平面部が収納ケー
ス10の略中央部(より具体的には、後述するガス吸入
口19及びガス排出口15の中心)から収納ケース10
の側面部に向かって放射状となるように、略均等角度間
隔で配置されている(図4参照)。この配置は、収納ケ
ース10の略中央部(より具体的には、後述するガス吸
入口19及びガス排出口15の中心)と外壁11又は内
壁12の側面部との間での排気ガスの流れがスムーズと
なるようにしたものである。
【0029】内壁12の側面上部の内外表面部における
熱交換用フィン123、124は、断面コの字形の板部
材を内壁12にスポット溶接したものであって(図6参
照)、内壁12に垂直な板部123a、124aの平面
が上下方向に複数列で延びるように配置されている(図
2、図3及び図6参照)。このように板部123a、1
24aの平面が上下方向に延びるように複数列配置した
のは、排気ガスが収納ケース10の側面部において上下
方向にスムーズに流通するようにしたものである。
【0030】また、熱交換用フィン123、124は、
板部123a、124aの高さ方向において、少なくと
も1箇所に、この実施の形態では一定ピッチで2個所
に、切欠123b、124bが設けられている(図7参
照)。この切欠123b、124bは、上下方向に流通
する排気ガスに乱流を発生させて、排気ガスと内壁表面
部及び熱交換用フィン123、124との熱伝達係数を
向上させるためのものである。
【0031】また、収納ケース10は、内壁12の上面
部にガス排出口15を形成している。そして、このガス
排出口15には、多重排気筒50の内管51を接続する
ためのガス管接手18が溶接にて取り付けられている。
さらに、収納ケース10は、外壁11の上面部に前記ガ
ス排出口15より大径のガス吸入口19を形成してい
る。そして、このガス吸入口19には、多重排気筒50
の外管53を接続するためのガス管接手20が溶接にて
取り付けられている。なお、ガス排出口15とガス吸入
口19とは同芯に形成されている。したがって、ガス管
接手18とガス管接手20も同芯に形成されている。ま
た、排気ガスを多重排気筒50の内管51に接続するた
めのガス管接手18は、外壁11の上面部の上方へ突出
する長さとされているが、その上端はガス管接手20の
上端より低く設定されている。このように構成される結
果、ガス吸入口19は、実質的には、ガス排出口15を
囲繞するドーナツ型に形成されているのと同様となる。
【0032】収納ケース10の内側通風路16の下方部
には、矩形平板状体に形成した酸化燃焼触媒30を上下
2段に水平面上に設け、各酸化燃焼触媒30を加熱する
ための触媒ヒータ40が各酸化燃焼触媒30の下方に設
けられている。また、触媒ヒータ40の下方には反射板
43が取り付けられている。また、内側通風路16を形
成する内壁12の下方部は、前面部が外壁11を貫通し
て前方に突出して開口され、サービス開口部60として
形成されている。また、収納ケース10は、底部にL字
状に折り曲げられた板部材からなる支持脚10aが取り
付けられている。
【0033】酸化燃焼触媒30は、外観が矩形平板状体
に形成されたネット状セラミックス立体構造体の表面
に、白金を担持させたものである。なお、酸化燃焼触媒
30としては、多孔質のセラミックスや多孔質の金属体
に白金系触媒やマンガン系触媒を担持させた他のものも
使用することができる。
【0034】各酸化燃焼触媒30は、内側通風路16内
(つまり、内壁12の内部空間)の下部において、上下
方向2段に支持される枠体21内にそれぞれ収納されて
おり(図8参照)、平板状体の平面部が水平方向となる
ように、つまり、平板状体の平面部が排気ガスの流れと
略直交するように取り付けられている。また、酸化燃焼
触媒30は、枠体21内の周辺部に隙間を残すことのな
いような大きさ及び形状とされている。
【0035】枠体21は、両側部がガイド部材22上を
スライドするように支持されている。このように構成す
るために、ガイド部材22は、上下方向に所定寸法隔て
て2段となるように、内壁12の内面両側部の上下2箇
所において、前後方向に延びるように取り付けられてい
る(図3参照)。また、ガイド部材22は、この実施の
形態においては、前面側から見て断面コの字状の部分の
上端縁に垂直辺22a又はL型辺22bが連設された形
状とされている。そして、この垂直辺22aの上端面及
びL型辺22bの上面は、枠体21をスライドする支持
面を形成している。なお、ガイド部材22の形状は、上
記形状に拘るものではない。
【0036】以上のように、枠体21は、ガイド部材2
2上でスライド可能に支持されており、サービス開口部
60から水平方向にスライド式に引出し可能に支持され
て収納されている。また、枠体21は、酸化燃焼触媒3
0を収納した状態で、サービス開口部60から水平方向
にスライドさせながら押し込み可能に、内壁12の内部
空間(つまり、内側通風路16内)に収納されている。
【0037】枠体21は、引出し型の枠部材23と、枠
部材23内に収納された酸化燃焼触媒30の上面側に着
脱自在に載置されるカバー部材24とから構成されてい
る(図8参照)。枠部材23は、底面部に、周辺部を残
した開口部23aを有している。また、この開口部23
aの前後方向における中央部には、補強部材としての桟
部材23bが形成されている。この桟部材23bは垂下
辺23cを有する。この垂下辺23cの下端部は後述す
る触媒ヒータ40の上方位置規制部材として機能する。
カバー部材24は、矩形平板状であって、周辺部を残し
て開口部24aが形成されたものである。なお、前後端
部の左右方向中央部には、突片24bがそれぞれ形成さ
れている。なお、前述の枠部材23には、突片24bの
逃がしとしての切欠23dが形成されている。また、上
記枠部材23及びカバー部材24は、耐熱性及び耐食性
を有する材料により形成されている。
【0038】以上のように構成された枠体21におい
て、カバー部材24は、突片24bを持ち上げることに
より、枠部材23から容易に取り外すことができる。し
たがって、サービス開口部60から引き出した枠体21
から酸化燃焼触媒30を取り出すときは、突片24bを
摘んでカバー部材24を持ち上げればよい。また、酸化
燃焼触媒30を枠体21内に収納し、枠体21を内部通
風路16内に押し込むときは、突片24bを切欠23d
内に収めるように酸化燃焼触媒30上にカバー部材24
を載置すればよい。また、枠部材23の開口部23a及
びカバー部材24の開口部24aは、排気ガスが酸化燃
焼触媒30を通過するように流通させるための開口であ
る。
【0039】サービス開口部60は、前述のように、内
壁12の下方部における前面部が外壁11を貫通して前
方に突出して開口することにより形成されている(図2
参照)。サービス開口部60は、4角形の開口61を備
えている。また、この4角形の開口61は、前記2段に
形成された各枠体21を、水平方向にスライドさせなが
ら引出可能とするとともに、後述する触媒ヒータ40も
取出し可能とする大きさとされている。さらに、サービ
ス開口部60は、開口61の周縁に、外フランジ62が
形成されている。また、外フランジ62には、略L字状
の開閉蓋70がビス止めされ、この開閉蓋70には、触
媒ヒータ40の端止部をカバーするカバー71が設けら
れている。なお、開閉蓋70と外フランジ62との間に
は気密性保持のためパッキン(図示せず)が設けられて
いる。
【0040】酸化燃焼触媒30を加熱するための触媒ヒ
ータ40は、発熱チューブをU字形に折り曲げたシーズ
ヒータである。触媒ヒータ40は、各段の酸化燃焼触媒
30に対し、排気ガス流の上流側、この実施の形態の場
合は各段の酸化燃焼触媒30の下方に配置されている。
各段の触媒ヒータ40は、3本のシーズヒータが用いら
れており、全ての発熱チューブが酸化燃焼触媒30と平
行な所定水平面上に位置し、かつ、等ピッチとなるよう
に配置されている。
【0041】また、触媒ヒータ40は、リード線が導出
されている発熱チューブの端部側で開閉蓋70に固定さ
れ、さらに、U字管部が内壁12の後壁から張り出すよ
うに形成されている支持台26(図2参照)上に載置さ
れ、上方への移動が前記枠体21の垂下辺23cの下端
部で規制されるように取り付けられている。触媒ヒータ
40が開閉蓋70を貫通する貫通穴部分には、排気ガス
用脱臭機1の気密性を維持するためにシール剤が塗布さ
れている。なお、触媒ヒータ40の固定は、上記のよう
に、片持ち支持となっているので、温度変化による長さ
方向の膨張収縮があっても、上記シール剤によるシール
機能が破壊される恐れがない。また、触媒ヒータ40の
固定は、片持ち支持となっているが、前述のように、支
持台26によりU字管部が支持され、発熱チューブの中
央部が垂下辺23cの下端縁により規制されることによ
り、触媒ヒータ40は所定の水平面内に固定されてい
る。
【0042】邪魔板部材17は、内側通風路16の上方
部に取り付けられて、酸化燃焼触媒30で脱臭された高
温の排気ガスを内壁12に沿わせてガス排出口15へ導
くためのものである。邪魔板部材17は、本実施の形態
においては、四角形の6壁面を備えた箱型に形成され、
側面及び上面において内壁12との間に所定寸法の間隙
を形成する大きさ、及び形状とされている。そして、こ
の邪魔板部材17は、内壁12に取り付けられた取付台
27上に固定されている。
【0043】反射板43は、触媒ヒータ40の下方に設
けられているもので、触媒ヒータ40の輻射熱を酸化燃
焼触媒30の下面に反射させることにより、酸化燃焼触
媒30下面を効率よく、かつ、均一に加熱するものであ
る。この反射板43は、触媒ヒータ40の発熱チューブ
の下方部に排気ガスを通過させる通風口43aを有し、
触媒ヒータ40の発熱チューブ間の下方部分に輻射熱を
所定方向に反射させる輻射面(この場合発熱チューブ側
に傾斜した傾斜面)43bが形成されている。
【0044】多重排気筒50は、収納ケースに導入する
排気ガスを、収納ケース10から排出する排気ガスで予
熱し、収納ケース10から排出する排気ガス自身は熱回
収されるように構成されたものである。このため、多重
排気筒50は、内管51、中間管52及び外管53から
なる三重管に形成されている。そして、外管53と中間
管52との間隙は、取入口54から取り入れた排気ガス
を導入する上向ガス導入路55とされ、中間管52と内
管51との間に形成される間隙は、上向ガス導入路55
から導入される排気ガスを収納ケース10のガス吸入口
19の方向に流す下向ガス導入路56とされている。ま
た、多重排気筒50において、内管51の内部は、収納
ケース10のガス排出口15から排出される排気ガスを
外部に放出するためのガス排出路57とされている。な
お、この多重排気筒50において、取入口54が外管5
3の下部側面に取り付けられている。また、中間管52
の下端部は拡管されて外管53の内面に溶接され、これ
により上向ガス導入路55の下端が密封されている。ま
た、上向ガス導入路55及び下向ガス導入路56の上端
は盲板により密封されるとともに、中間管52の上部
に、上向ガス導入路55と下向ガス導入路56とを連絡
する連絡口58が設けられている。
【0045】多重排気筒50の取付けは、外管53の下
部をOリング(図示せず)を介在させてガス管接手20
に挿入して固定し、同じく、内管51をOリング(図示
せず)を介在させてガス管接手18に挿入して固定する
ことにより行われる。この挿入においては、前述のよう
にガス管接手20がガス管接手18より長く形成されて
いることにより、外管53をガス管接手20に挿入する
と、自動的に、外側から見えない内管51とガス管接手
18との芯合わせが行われる。したがって、多重排気筒
50の取付けを容易に行うことができる。
【0046】[動作の説明]次に、上記のように構成さ
れた排気ガス用脱臭機1の脱臭運転時の動作について説
明する。脱臭運転は、送風機4を駆動し、触媒ヒータ4
0を通電して発熱させることにより行われる。廃棄物処
理槽2内で発生した排気ガスは、フィルター3を通過し
て塵埃が除去されて送風機4に吸入され、送風機4から
排気ガス用脱臭機1へ送られる。
【0047】排気ガス用脱臭機1へ送られた排気ガス
は、多重排気筒50の取入口54から上向ガス導入路5
5に導入され、上向ガス導入路55の上部で下向ガス導
入路56に導入される。この間、上向ガス導入路55を
流通する排気ガスは下向ガス導入路56を流通する排気
ガスにより予熱される。また、下向ガス導入路56を流
通する排気ガスはガス排出路57を流通する排気ガスに
より更に予熱され、熱回収が行われる。このようにし
て、多重排気筒50で熱回収が行われることにより、触
媒ヒータ40の消費電力を低減することができる。
【0048】下向ガス導入路56で予熱された排気ガス
は、収納ケース10のガス吸入口19から収納ケース1
0の外側通風路13に導入される。外側通風路13に導
入された排気ガスは、外側通風路13において上方から
下方へ流通し、内壁12の下端部に設けられた切欠14
を通って内壁12の内部空間、すなわち、内側通風路1
6に流入する。この間、外側通風路13を流通する排気
ガスは、内壁12の上面部及び側面部において内壁12
及び熱交換用フィン121、122、123、124を
介して、内側通風路16を流通する排気ガスと熱交換し
て予熱される。これにより内側通風路16から排出され
る排気ガスの熱回収が効率よく行われ、触媒ヒータ40
の消費電力の低減を行うことができる。
【0049】本実施の形態では、脱臭機1がこのように
熱回収機構を有するため、従来のように、脱臭機1とは
別に熱回収用熱交換器を設ける必要がない。したがっ
て、熱回収用熱交換器と脱臭機1とを連絡する排気ガス
用配管からの放熱がなく熱回収率が向上する。また、本
実施の形態では、壁を隔てて外気と接する通風路は外側
通風路13であって内側通風路16でない。したがっ
て、収納ケース10の外気と接する壁面の温度が従来の
ものに比し低温となり、収納ケース10から外気への放
熱量が減少する。この結果、酸化燃焼触媒30を加熱す
る触媒ヒータ40の出力が小さくなり、消費電力が低減
し、省エネルギーを図ることができる。
【0050】外側通風路13で加熱された排気ガスは、
内側通風路16に流入後、内側通風路16を、下方から
上方へ流通する。その間に、排気ガスは、各段の触媒ヒ
ータ40で所定温度(250〜350℃)までさらに加
熱される。一方、最下段の酸化燃焼触媒30は、触媒ヒ
ータ40及び反射板43によりできるだけ均一に、か
つ、酸化燃焼触媒30を通過する排気ガスの温度よりも
高温に加熱される。排気ガスは、各段の酸化燃焼触媒3
0を通過して触媒と接触することにより、排気ガス中の
臭気成分(例えばアンモニア、トリメチルアミン、硫化
水素等)が酸化分解され脱臭される。このように酸化燃
焼触媒30が複数段設けられたことにより、酸化燃焼触
媒30が1段に纏めて配置された場合に比し脱臭効果が
向上する。
【0051】また、収納ケース10内での排気ガスの流
れは、下方から上方への流れとなるので、温度上昇によ
る上昇気流を利用した流れとなり、触媒ヒータ40の熱
量を下流側に容易に供給できるとともに、送風機4の動
力を低減することができる。なお、このような触媒酸化
燃焼式脱臭法は、直接燃焼法と比較して、低温処理であ
るため、熱効率が高く、NOxやSOxの発生も低減さ
れる。
【0052】また、上記脱臭機1では、酸化燃焼触媒3
0が平板状体として2段に分散配置されているので、酸
化燃焼触媒30を1段に纏めて配置する場合に比し、平
板状体の厚さ寸法を薄くすることができる。この結果、
各段の酸化燃焼触媒30における排気ガスの流通抵抗が
減少し酸化燃焼触媒30の周縁部からの排気ガスのバイ
パス量を低減することができ、脱臭効率を向上させるこ
とができる。また、各段の酸化燃焼触媒30が薄く形成
されることにより、酸化燃焼触媒30の厚さ方向の温度
分布が均一化され、脱臭効果が向上する。
【0053】上下2段の酸化燃焼触媒30を通過して脱
臭された排気ガスは、内側通風路16の上部に配置され
た6面の壁体を備えた邪魔板部材17により、内壁12
の内表面に接触するように強制されながら内側通風路1
6を通り、ガス排出口15から多重排気筒50のガス排
出路57を通って外部に排出される。このように、酸化
燃焼触媒30の下流側空間部に邪魔板部材17を設ける
ことにより、脱臭後の高温の排気ガスが内側通風路16
の内壁12内面に接触する接触率が増加し、内壁12に
伝わる熱量が増加する。この結果、外側通風路13を流
通する排気ガスと内側通風路16を流通する排気ガスと
の熱交換による熱回収率が向上する。
【0054】また、以上のごとく構成された脱臭機1で
は、脱臭機1とは別に熱回収用熱交換器を設けられてい
ないので、熱回収用熱交換器及び脱臭機1を備えた廃棄
物処理装置の小型化を図ることができる。
【0055】また、内壁12の外側通風路13側の表面
部に複数の熱交換用フィン122、124が設けられて
いるので、外側通風路13を流通する排気ガスと内壁1
2外面との接触面積が増加し、外側通風路13を流通す
る排気ガスと内壁12との熱伝達量が増加する。この結
果、外側通風路13を流通する排気ガスと内側通風路1
6を流通する排気ガスとの熱交換による熱回収率がより
増加する。
【0056】また、内壁12の内側通風路16側の表面
における邪魔板部材17と対向する面部に複数の熱交換
用フィン121、123が設けられているので、内壁1
2内側と邪魔板部材17との間に形成された間隙におい
て、この間隙を流通する排気ガスと内壁12内面との接
触面積が増加する。この結果、排気ガスから内壁12に
伝達される熱量が増大し、外側通風路13を流通する排
気ガスと内側通風路16を流通する排気ガスとの熱交換
による熱回収率が増加する。
【0057】また、上記実施の形態による脱臭機1で
は、多重排気筒50のガス導入路55、56からガス吸
入口19、外側通風路13、内側通風路16、ガス排出
口15、多重排気筒50のガス排出路57への排気ガス
の流通路が無駄なく形成されているので、排気ガスの流
通抵抗を低減することができる。
【0058】また、収納ケース10上面部における熱交
換用フィン121、122を、板部121a、122a
の平面が収納ケースの略中央部から収納ケースの側面部
に向かって放射状となるように形成しているので、多重
排気筒50のガス導入路55、56から外側通風路13
への排気ガス流れを均等にスムーズに行うことができ
る。また、内側通風路16から多重排気筒50のガス排
出路57への排気ガスの流れを均等にスムーズに行うこ
とができる。したがって、外側通風路13及び内側通風
路16において排気ガスを均等に流通させることがで
き、外側通風路13を流通する排気ガスと内側通風路1
6を流通する排気ガスとの熱交換を効率よく行うことが
できる。また、外側通風路13及び内側通風路16にお
ける排気ガスの流通抵抗を小さく抑えることができる。
【0059】また、収納ケース10の側面部における熱
交換用フィン123、124を、板部123a、124
aの平面が上下方向に延びるように複数列設けているの
で、この熱交換用フィン123、124による整流効果
が発揮され、外側通風路13及び内側通風路16におい
て、排気ガスを上下方向にスムーズに流通させることが
でき、排気ガスの流通抵抗を小さくすることができる。
【0060】また、収納ケース10の側面部における熱
交換用フィン123、124において、板部123a、
124aの長さ方向の少なくとも1個所(この場合2箇
所)に切欠123b、124bが設けられているので、
切欠123b、124bにおける乱流効果が発揮され、
排気ガスと内壁12との熱伝達率を向上させることがで
きる。したがって、熱交換用フィン123、124によ
る整流効果と乱流効果が組み合わされて、排気ガスの流
通抵抗の増大を抑制しながら、さらに排気ガスと内壁1
2との熱伝達率を向上させることができ、熱回収効率を
向上させることができる。
【0061】[廃棄物処理装置の例]上記のように構成
される排気ガス用脱臭機1は、例えば、図9に示すよう
な構成のゴミ処理機として利用される。このゴミ処理機
は、ケーシング5内の一方側にゴミ処理槽6(図1にお
ける廃棄物処理槽2に相当)が設けられ、他方側に脱臭
機1が配置されている。また、脱臭機1の多重排気筒5
0周りの空間を利用して送風機4が配置され、送風機4
と脱臭機1及びゴミ処理槽6との間が排気ガス管7、8
(図1における排気ガス経路2aに相当)により接続さ
れており、処理槽6で発生した臭気が脱臭されるように
構成されている。なお、9はゴミ処理槽6の上部に設け
たゴミ投入口の開閉蓋である。
【0062】上記ゴミ処理機の例のように、前述の脱臭
機1を用いた廃棄物処理装置では、多重排気筒50の周
囲に大きなデッドスペースができる。しかしながら、上
記構成の脱臭機1では、脱臭機1の収納ケース10内の
上方部に邪魔板部材17を設けるため、その分収納ケー
ス10の高さを大きくし、多重排気筒50の長さを短く
している。これは、多重排気筒50の熱回収機能を犠牲
にしているが、同時に本来多重排気筒50の周囲のデッ
ドスペースとなるべき空間が、熱回収性能のよい機構を
備えた収納ケース10に利用されていることになる。し
たがって、熱効率のよいコンパクトな廃棄物処理装置と
なすことができる。
【0063】[他の実施の形態] (1) 上記実施の形態では、内側通風路16において
排気ガスを下方から上方へ流すように構成していたが、
収納ケース10内の排気ガスの流通方向はこのような方
向に限定されるものではない。例えば、収納ケース10
内の排気ガスの流通方向を横方向とし、上記実施の形態
と同様に平板状体の酸化燃焼触媒30を排気ガスの流れ
方向に複数段に配置し、触媒ヒータ40を各段の酸化燃
焼触媒30の上流側に設けた構成とすることもできる。 (2) また、前記熱交換用フィン123、124にお
いて、図10のように、隣接する熱交換用フィン12
3、124相互間で、切欠123b、124bの高さ位
置を異なるようにしてもよい。このように構成すれば、
外側通風路13及び内側通風路16における排気ガスの
流れに乱流が生じやすくなり、排気ガスと内壁12との
熱伝達率をより向上させることができる。 (3) また、邪魔板部材17は、酸化燃焼触媒30で
脱臭された高温の排気ガスを内壁12に沿わせてガス排
出口15へ導く機能を有するものであればよい。したが
って、邪魔板部材17は、図2及び図3に表わされたよ
うな6壁面体としないで、上面壁を省略した5壁面体と
して、あるいは、下面壁を省略した5壁面体として、コ
スト軽減を図ってもよい。酸化燃焼触媒30と前記6壁
面体の邪魔板部材17との間隔が小さい場合は、酸化燃
焼触媒30の中央部における排気ガスの流量が減少気味
となるが、下面壁を省略したものでは、平板状体の酸化
燃焼触媒30に対する排気ガスの流れが均一化され、脱
臭効果の向上、排気ガスの流通抵抗の軽減を期待するこ
とができる。なお、上面壁を省略したものでは、邪魔板
部材17の上面壁近辺の流れに乱れが生じ、内側通風路
16における排気ガス流通抵抗が増加することが考えら
れる。
【0064】
【発明の効果】本発明に係る排気ガス用脱臭機によれ
ば、熱回収用熱交換器と脱臭機とが一体化されているの
で、従来のように熱回収用熱交換器と脱臭機とを連絡す
る排気ガス用配管からの放熱がなく熱回収率が向上す
る。また、熱回収用熱交換器を脱臭機と別に設ける必要
がないので、脱臭機を備えた廃棄物処理装置の小型化を
図ることができる。また、本発明では、壁を隔てて外気
と接する通風路は外側通風路であって内側通風路でな
い。従来のものでは、内側通風路に相当する通風路が壁
を隔てて外気と接している。したがって、収納ケースの
外気と接する壁面の温度が従来のものに比し低温とな
り、収納ケースから外気への放熱量が減少する。この結
果、酸化燃焼触媒を加熱する触媒ヒータの出力が小さく
なり、消費電力が低減し、省エネルギーを図ることがで
きる。
【0065】また、本発明に係る廃棄物処理装置によれ
ば、収納ケース内に邪魔板部材を備えた脱臭機と、廃棄
物処理槽と、廃棄物処理槽からの排気ガスを送風する送
風機と、廃棄物処理槽からの排気ガスを前記脱臭機へ送
風する配管類とを備え、前記送風機及び配管類の一部を
前記脱臭機の排気筒周囲のデッドスペースに配置してい
るので、排気筒周りのデッドスペースが、収納ケースの
熱回収機構をなす邪魔板部材に必要なスペースとして利
用される。また、排気ガス送風用の送風機及び配管類の
収納スペースとしても利用される。これにより、熱効率
の良いコンパクトな廃棄物処理装置となすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排気ガス用脱臭機を用いた廃棄物
処理槽の概略システム構成図である。
【図2】本発明に係る排気ガス用脱臭機の側断面図であ
る。
【図3】同排気ガス用脱臭機の正面断面図である。
【図4】同排気ガス用脱臭機の内壁上面部における熱交
換用フィンの配置説明図である。
【図5】同排気ガス用脱臭機の内壁上面部における熱交
換用フィンの断面図である。
【図6】同排気ガス用脱臭機の内壁側面部における熱交
換用フィンの、上面から見た形状及び配置説明図であ
る。
【図7】同排気ガス用脱臭機の内壁側面部における熱交
換用フィンの、側面から見た形状及び配置説明図である
【図8】同排気ガス用脱臭機における枠体の分解斜視図
である。
【図9】同排気ガス用脱臭機とゴミ処理機とを内蔵した
廃棄物処理装置の概略機器構成図である。
【図10】同排気ガス用脱臭機の内壁側面部における熱
交換用フィンの他の例についての、上面から見た形状及
び配置説明図である。
【符号の説明】
10 収納ケース 11 外壁 12 内壁 121〜124 熱交換用フィン 121a〜124a 板部 123b、124b 切欠 13 外側通風路 15 ガス排出口 16 内側通風路 17 邪魔板部材 19 ガス吸入口 30 酸化燃焼触媒 40 触媒ヒータ 50 排気筒 55 上向ガス導入路 56 下向ガス導入路 57 ガス排出路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B09B 3/00 B09B 3/00 ZABD ZAB 303M (72)発明者 武内 伸勝 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 Fターム(参考) 3L058 BD00 BE08 BG03 3L103 AA32 BB01 CC26 DD28 4C080 AA03 BB02 CC01 HH05 JJ03 KK08 LL02 MM02 QQ13 QQ17 4D004 AA02 AA03 CA48 CC09 4D048 AA22 AB01 BA10X BA30X CC25 CC42 CC43 CC53

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物処理における排気ガスを脱臭する
    酸化燃焼触媒と、酸化燃焼触媒を加熱する触媒ヒータ
    と、酸化燃焼触媒及び触媒ヒータを収納する収納ケース
    と、収納ケースに設けられたガス吸入口と、収納ケース
    に設けられたガス排出口とを備え、 前記収納ケースは、外壁とこの外壁の内面側に一定間隔
    を持って設けられた内壁とで二重ケーシングに構成さ
    れ、この外壁と内壁の間隙は前記ガス吸入口と連通する
    外側通風路とされ、前記内壁の内部空間は、一端側を外
    側通風路と連通し、空間部に酸化燃焼触媒及び触媒加熱
    ヒータを収納し、他端側を前記ガス排出口と連通する内
    側通風路とされ、前記外側通風路を流通する排気ガスと
    前記内側通風路を流通する排気ガスとが熱交換するよう
    に構成されている排気ガス用脱臭機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の排気ガス用脱臭機は、収
    納ケースのガス吸入口と連通して外側通風路に排気ガス
    を導入するガス導入路と、収納ケースのガス排出口と連
    通して脱臭後の排気ガスを外部に排気するガス排出路と
    を備えた多重構造の排気筒を備え、更に、この多重構造
    の排気筒は、ガス導入路を流通する排気ガスとガス排出
    路を流通する排気ガスとが熱交換可能に構成されている
    排気ガス用脱臭機。
  3. 【請求項3】 前記酸化燃焼触媒及び前記触媒ヒータ
    は、前記内壁の内部空間部において所定寸法を隔てて複
    数段に設けられている請求項1又は2記載の排気ガス用
    脱臭機。
  4. 【請求項4】 前記収納ケースは、酸化燃焼触媒を通過
    した後の排気ガスを内壁内面に沿って流通させるように
    する邪魔板部材を、内壁の内部空間における酸化燃焼触
    媒の下流側空間部に有する請求項1〜3の何れか1項に
    記載の排気ガス用脱臭機。
  5. 【請求項5】 前記収納ケースは四角形の箱型に形成さ
    れ、前記邪魔板部材は、少なくとも、排気ガス流の方向
    に前記内壁と一定間隔を保持するように形成された4面
    の壁部を有する筒状体部と、この筒状体部の上流側又は
    下流側の端面部を閉蓋する壁部とを有する請求項4記載
    の排気ガス用脱臭機。
  6. 【請求項6】 前記邪魔板部材は、筒状体部の上流側及
    び下流側の各端面部を閉蓋する壁部を有する6面の壁部
    を備えた四角形に形成されている請求項5記載の排気ガ
    ス用脱臭機。
  7. 【請求項7】 前記収納ケースは、前記内壁の前記外側
    通風路側の表面部に、複数の熱交換用フィンが設けられ
    ている請求項1〜6の何れか1項に記載の排気ガス用脱
    臭機。
  8. 【請求項8】 前記収納ケースは、前記内壁の前記内側
    通風路側の表面における邪魔板部材と対向する面部に、
    複数の熱交換用フィンが設けられている請求項5〜7の
    何れか1項に記載の排気ガス用脱臭機。
  9. 【請求項9】 前記収納ケースは、少なくとも上面部及
    び側面部が外壁とこの外壁の内面側に一定間隔を有して
    設けられた内壁との間を前記外側通風路の一部とし、上
    面部の略中央部に前記ガス排出口が設けられ、上面部の
    略中央部にこのガス排出口より大径で、かつ、このガス
    排出口と略同芯に前記ガス吸入口が設けられ、外側通風
    路において排気ガスを上面部から側面部の上部を経て側
    面部の下部に流し、側面部の下部において外側通風路と
    内側通風路とを接続し、更に、内側通風路において排気
    ガスを下方から上方へ流すように構成され、 前記酸化燃焼触媒は、内側通風路に設けられ、 前記触媒ヒータは、酸化燃焼触媒を下方から加熱するよ
    うに酸化燃焼触媒の下方に設けられ、 前記邪魔板部材は、酸化燃焼触媒の上方に設けられ、 前記多重構造の排気筒は、中心部に位置する内側管路を
    ガス排出路とし、この内側管路を取り巻く外側管路をガ
    ス導入路とする多重管構造とされ、ガス導入路の下端部
    が前記ガス吸入口に接続され、ガス排出路が前記ガス排
    出口に連通されている請求項4〜8の何れか1項に記載
    の排気ガス用脱臭機。
  10. 【請求項10】 前記収納ケース上面部における熱交換
    用フィンは、収納ケースの内壁に垂直な板部の平面が収
    納ケースの略中央部から収納ケースの側面部に向かって
    放射状となるように形成されている請求項9記載の排気
    ガス用脱臭機。
  11. 【請求項11】 前記収納ケースの側面部における熱交
    換用フィンは、収納ケースの内壁に垂直な板部であっ
    て、この板部の平面が上下方向に延びるように複数列設
    けられている請求項9又は10記載の排気ガス用脱臭
    機。
  12. 【請求項12】 前記収納ケースの側面部における熱交
    換用フィンは、前記板部の長さ方向において、少なくと
    も1個所に切欠が設けられている請求項10又は11記
    載の排気ガス用脱臭機。
  13. 【請求項13】 前記切欠は、隣接する熱交換用フィン
    相互間で高さ位置が異なるように設けられている請求項
    12記載の排気ガス用脱臭機。
  14. 【請求項14】 請求項4〜13の何れか1項に記載
    の、収納ケース内に邪魔板部材を備えた脱臭機と、廃棄
    物処理槽と、廃棄物処理槽からの排気ガスを送風する送
    風機と、廃棄物処理槽からの排気ガスを前記脱臭機へ送
    風する配管類とを備え、前記送風機及び配管類の一部は
    前記脱臭機の排気筒周囲の空間に配置されている廃棄物
    処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104128092A (zh) * 2014-08-20 2014-11-05 德州奥深节能环保技术有限公司 一体式节能催化反应装置

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