JP2003230737A - 遊技機の錠装置 - Google Patents

遊技機の錠装置

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JP2003230737A JP2002035092A JP2002035092A JP2003230737A JP 2003230737 A JP2003230737 A JP 2003230737A JP 2002035092 A JP2002035092 A JP 2002035092A JP 2002035092 A JP2002035092 A JP 2002035092A JP 2003230737 A JP2003230737 A JP 2003230737A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】不正操作により錠装置が解錠されて、前枠が不
正開放されるのを防止する。 【解説手段】前枠の開放側の端縁に、その前面に直交し
た状態で上下動又は回動可能に第1錠板が設けられ、外
枠に設けられたロック片が、第1錠板に設けられた第1
鉤片に対して解除可能に係合して、解除により前枠が開
放可能となる第1錠装置と、前枠の開放側の端縁に、そ
の前面と略平行となった状態で上下動又は回動可能に第
2錠板が設けられていると共に、ガラス枠の開放端の端
縁に、その前面に略直交した状態で第2鉤片が設けら
れ、第2鉤片が前枠を貫通して第2錠板に対して解除可
能に係合して、解除によりガラス枠が開放可能となる第
2錠装置とから成る錠装置であって、第1錠板に、ガラ
ス枠の閉鎖状態において、第1錠板を前枠の開放動作方
向に上下動又は回動させた際に、第2鉤片に当接して、
第1錠板とロック片7との係合解除を制止する係合解除
制止片22を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外枠と、隣の遊技
機のサンドと称される球貸出装置との間の隙間等の遊技
機の周りにできた隙間からピアノ線等のワイヤーを挿入
して、外枠と前枠とを施錠している錠装置を解錠して、
前枠が不正に開かれるのを防止するための遊技機の錠装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遊技機の外周を覆う外枠に対して、該外
枠に片開き可能にヒンジ連結された前枠が開かれるのを
防止する錠装置として、前記前枠の開放側の端縁に、そ
の前面に略直交した状態で上下動又は回動可能に錠板部
材が設けられ、前記外枠に設けられたロック部材が、前
記錠板部材に設けられた鉤部材に対して解除可能に係合
して、該解除により前記前枠が開放可能となる構成のも
のが知られている。
【0003】図11は、上記構成の従来の錠装置の上端
部の側面図である。この従来の錠装置では、第1錠板4
1の上下端部には、それぞれ第1鉤片42が一体となっ
て設けられていた。よって、外枠F1 と、隣の遊技機の
球貸出装置との間の隙間からピアノ線等の剛性を有する
ワイヤーWを挿入して、該ワイヤーWの先端の引掛け部
Waを、上方の第1鉤片42の係合部42aに引っ掛け
て、前記ワイヤーWを下方又は斜下方に向けて引っ張る
と、図11で実線で示されるように、上下端部に一対の
第1鉤片42が一体に形成されている第1錠板41は、
下方にスライドして、外枠F1 に設けられたロック片4
3と前記第1鉤片42との係合が解除されて、錠装置が
不正に解錠される。
【0004】これにより、外枠F1 に対して前枠F2
開かれて、該前枠F2 に装着された遊技盤の背面側の制
御基板ボックスを別のものに取り変えたり、配線に不正
基板を接続したりする不正行為(当業界では「ゴト行
為」と俗称されている)が実行される。
【0005】しかし、従来のパチンコ機では、外枠と隣
のパチンコ機の球貸出装置との間、或いは外枠と前枠と
の間の隙間を、全周に亘って完全に無くすことは難し
く、隙間を無くす方法により、前枠の不正開放を十分に
防止することは、事実上困難であった。なお、図11に
おいて、F3 は、前枠F2 に対して片開き可能に取付け
られたガラス枠であり、44は、前枠F2 に第1錠板4
1を取付けている断面L字状をした取付板であり、45
は、ガラス枠F3 の開放端側の裏面に取付けられた第2
鉤片を示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、外枠
に対して前枠を施錠する錠装置において、不正操作によ
り前記錠装置が解錠されて、前枠が不正開放されるのを
簡単な構造により防止することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに請求項1に記載の発明は、外枠と、該外枠に片開き
可能にヒンジ連結される前枠と、該前枠に同様にしてヒ
ンジ連結されるガラス枠とを備えた遊技機において、前
記前枠の開放側の端縁に第1錠板部材が移動可能に設け
られ、前記外枠に設けられたロック部材が、前記第1錠
板部材に設けられた第1鉤部材に対して解除可能に係合
して、該解除により前記前枠が開放可能となる第1錠装
置と、前記前枠の開放側の端縁に第2錠板部材が移動可
能に設けられていると共に、前記ガラス枠の開放側の端
縁に第2鉤部材が設けられ、該第2鉤部材が前記第2錠
板部材に対して解除可能に係合して、該解除により前記
ガラス枠が開放可能となる第2錠装置とから成る錠装置
であって、前記第1錠板部材には、前記ガラス枠の閉鎖
状態において、前記第1錠板部材を前枠の開放動作方向
に移動させた際に、前記第2鉤部材に当接して、前記第
1錠板部材と前記ロック部材との係合解除を制止する係
合解除制止部材が設けられていることを特徴としてい
る。
【0008】請求項1の発明によれば、前枠を不正に開
放するには、第1錠板部材に設けられた係合解除制止部
材の存在によって、不正器具を用いて行う第1錠板部材
の第1鉤部材とロック部材との係合解除操作(第1錠装
置の解錠操作)の他に、前枠の第2錠板部材とガラス枠
の第2鉤部材との係合解除操作(第2錠装置の解錠操
作)をも行う必要がある。従って、前枠の不正開放が効
果的に防止される。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記係合解除制止部材は、前記第1錠板部材
から一体に延出して、前記ロック部材に非接触となっ
て、その近傍に配置されていることを特徴としている。
【0010】請求項2の発明によれば、第1錠板部材に
設けられた係合解除制止部材は、前枠の鉤部材に対して
不正行為が及んだ場合にのみガラス枠の第2鉤部材に接
触して、通常時は前記第2鉤部材に接触しない構成であ
るので、通常時のガラス枠の開閉を円滑にできる。
【0011】また、請求項3の発明は、請求項2の発明
において、前記第2鉤部材は、上下方向に沿って複数個
設けられていると共に、前記第1錠板部材は、その下動
により第1鉤部材とロック部材との係合が解除される構
成になっていて、前記係合解除制止部材は、最も上方に
配置された第2鉤部材の上方に配置されていることを特
徴としている。
【0012】請求項3の発明によれば、第1錠板部材の
上端を更に上方に延出させるのみで係合解除制止部材を
形成できるので、極めて簡単な構造でもって、第2鉤部
材との接触を避けられる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、実施形態を挙げて、本発明
を更に詳細に説明する。図1は、ガラス枠F 3 を閉じた
ままで前枠F2 が開かれた状態の斜視図であり、図2
は、前枠F2 とガラス枠F3 との双方を開いた状態の概
略斜視図であり、図3は、パチンコ機の錠装置Lの部分
の側面図であり、図4は、前枠F2 の不正開放ができな
い状態の錠装置Lの上端部の斜視図であり、図5は、ガ
ラス枠F3 が開放されて、第1錠装置L1 が解錠された
状態の錠装置Lの上端部の斜視図であり、図6は、同様
の状態の錠装置Lの下端部の斜視図であり、図7は、第
2錠装置L2 が解錠された状態の錠装置Lの下端部の斜
視図である。なお、図2において、前枠F2 は、本発明
に係る錠装置Lを描くに止め、裏面に配される遊技盤装
着枠、遊技盤、機構枠、その他の装置の図示は略してあ
る。
【0014】図1及び図2において、方形枠状をした外
枠F1 の左端部の上下端には、それぞれヒンジ連結板1
が設けられていて、遊技盤(図示せず)が装着される前
枠F 2 は、前記外枠F1 の各ヒンジ連結板1にヒンジピ
ン2を介して片開き可能にヒンジ連結されている。ま
た、前枠F2 の前面には、該前枠F2 に装着された遊技
盤の遊技領域のみが遊技者から目視可能にするためにガ
ラス枠F3 が、更に前枠F2 の前方下方に、遊技球を貯
留可能な上皿4を備えた上皿ユニットF4 が、それぞれ
同様に片開き可能なようにヒンジ連結されている。ガラ
ス枠F3 は、その背面の遊技盤を透視可能にするため
に、その中央部に略円形の開口3(図1参照)が設けら
れている。そして、図1に示されるように前枠F2 の前
面における開放端側であって、しかも上皿4と略同一高
さの位置に、後述の第1及び第2の各錠装置L1,L2
個別に解錠するためのシリンダ錠から成る解錠ユニット
5が、その鍵挿入孔が前面に露出した状態で設けられて
いる。
【0015】次に、図3ないし図7を参照して、第1及
び第2の各錠装置L1,L2 から成る錠装置Lについて説
明する。第1錠装置L1 は、外枠F1 に対して前枠F2
を施錠するためのものであり、第2錠装置L2 は、前枠
2 に対してガラス枠F3 を施錠するものである。図2
に示されるように、錠装置Lを構成する第1及び第2の
各錠板12,31は、前枠F2 の開放端側(ヒンジ連結
側と反対の側)の端部の裏面部に上下方向に沿って装着
されている。即ち、前枠F2 の前記裏面部には、断面L
形をした取付板11が上下方向に沿って固定され、該取
付板11の前記裏面部に密着固定された固定板部11a
には、第2錠装置L2 を構成する後述の第2錠板31が
上下動可能に支持されていると共に、前記取付板11の
第1起立板部11bの内側面(ロック片7が固定された
外枠F1 の縦枠材6と対向する面)には、第1錠装置L
1 の第1錠板12が同じく上下動可能に支持されてい
る。前記第1錠板12は、前枠F2 に装着される遊技盤
の盤面(遊技面)を基準にすると、該盤面に対して略垂
直に配置されている。
【0016】また、図4及び図5に示されるように、第
1錠板12には、その上下端部を含む計3箇所に上下方
向のスリット状のガイド孔13が形成されて、前記取付
板11の第1起立板部11bに設けられた各頭付ガイド
ピン14が前記各ガイド孔13に嵌合されることによ
り、第1錠板12は、記取付板11の第1起立板部11
bに対して上下動可能に支持されている。また、第1錠
板12における上端のガイド孔13の下方の部分は切り
起こされてフック片15を形成していると共に、取付板
11の固定板部11aにおける上昇端位置の前記フック
片15よりも更に上方の部分は切り起こされてフック片
16を形成していて、第1引張スプリング17の両端部
が前記各フック片15,16に引っ掛けられている。よ
って、第1錠板12は、第1引張スプリング17の復元
力により上方に付勢されているが、前記ガイド孔13の
下端部が前記頭付ガイドピン14に当接することによ
り、第1錠板12の上昇端位置が定められている。
【0017】また、第1錠板12における上下の各ガイ
ド孔13が設けられている部分には、それぞれ第1鉤片
18が背面側に向けてほぼ水平となって一体に設けられ
ている。この上下一対の第1鉤片18は、前枠F2 を閉
じる際に、外枠F1 の縦枠材6の対応部分に固定された
ロック片7と係合して、外枠F1 に対して前枠F2 を施
錠する部分である。前記ロック片7は、その基端部に固
定板8(図2参照)が一体となって略L字状に折り曲げ
られて形成され、図2に示されるように、前記固定板8
を介して外枠F1 の縦枠材6の内側面に垂直となって固
定されている。前記第1鉤片18の自由端部には、その
自由端となる部分から基端に向けて上り勾配となる傾斜
摺動面19が形成されていると共に、該傾斜摺動面19
の内側(基端側)には、外枠F1 に固定された前記ロッ
ク片7に対して係合可能な係合溝21が形成されてい
る。
【0018】また、第1及び第2の各錠装置L1,L2
各施錠状態において、3個の第2鉤片34のうち最上方
の第2鉤片34は、上下一対の第1鉤片18のうち上方
の第1鉤片18よりも更に上方に配置されている。そし
て、第1錠板12の上端縁は、第1及び第2の各錠装置
1,L2 の施錠状態において、後述する第2鉤片34の
上端よりも僅かに上方に達していて、前記第1錠板12
の上端部は、外枠F1の縦枠材6の側に向けて略直角に
折り曲げられて、前記第2鉤片34の直上方に配置され
る係合解除制止片22を形成している。即ち、第1錠板
12の上端部には、上方延出部23を介して前記係合解
除制止片22が形成されていて、前記上方延出部23
は、第2鉤片34の側方において、これと接触すること
なく配置されて、前記係合解除制止片22が前記第2鉤
片34と同じく接触することなく、その上方に配置され
ている。
【0019】よって、図4に示されるように、前枠F2
に装着された第1錠板12の第1鉤片18の係合溝21
に、外枠F1 の縦枠材6の内側面に固定されたロック片
7が挿入されて、両者が係合することにより第1錠装置
1 は施錠される。また、図5及び図9に示されるよう
に、前枠F2 に対してガラス枠F3 を開放した状態にお
いて、前記解錠ユニット5に鍵を挿入して時計方向に回
動させると、第1引張スプリング17の復元力に抗して
第1錠板12が下動して、第1鉤片18の係合溝21か
らロック片7が相対的に脱出して、両者が係合解除され
ることにより、第1錠装置L1 が解錠される。これによ
り、外枠F1 に対して前枠F2 が開かれる。
【0020】更に、開放状態の前枠F2 を外枠F1 に対
して閉じて施錠するには、前枠F2に対してガラス枠F
3 を開放しておいて、前枠F2 を閉じると、第1鉤片1
8の傾斜摺動面19がロック片7の下端面に当接するこ
とにより、第1引張スプリング17の復元力に抗して、
第1錠板12が徐々に下動して、前記傾斜摺動面19の
基端側の形成端が前記ロック片7を通過した瞬間に、前
記第1引張スプリング17の復元力により第1錠板12
が上動して、第1鉤片18の係合溝21にロック片7が
挿入されて、両者が係合されて施錠される。
【0021】次に、前枠F2 に対してガラス枠F3 を施
錠する第2錠装置L2 について説明する。図3ないし図
5に示されるように、前枠F2 の開放端側の端部に上下
方向に沿って装着された取付板11の固定板部11aに
は第2錠板31が、第1起立板部11bに対する前記第
1錠板12の支持構造と同一支持構造(複数のガイド孔
32と頭付ガイドピン33との係合構造)によって上下
動可能に支持されている。また、ガラス枠F3 の開放端
側の端部の裏面には、上下方向に沿って所定間隔をおい
て複数個(通常は3個)の第2鉤片34が突設されてい
る。第2錠装置L2 は、前枠F2 の前記部分に装着され
た第2錠板31と、ガラス枠F3 の前記部分に装着され
て、前記第2錠板31に対して解除可能に係合される複
数の前記第2鉤片34とにより構成される。
【0022】一方、図4及び図5に一部が図示されてい
るように、取付板11の固定板部11a及び第2錠板3
1におけるガラス枠F3 の各第2鉤片34の位置と対応
する位置には、それぞれ第2鉤片34を挿通させる第1
及び第2の各挿通孔35,36がそれぞれ形成されてい
る。第1挿通孔35の上下方向の長さは、第2挿通孔3
6のそれよりも僅かに大きくなっていて、第1及び第2
の各挿通孔35,36の下端がほぼ合致した状態で、各
挿通孔35,36に第2鉤片34が挿通された状態で
は、該第2鉤片34の上端に形成された係合部34a
が、第2錠板31に形成された第2挿通孔36の上端と
係合して、施錠される構成になっている。
【0023】この施錠状態において、解錠ユニット5に
挿入した鍵を、前枠F2 の解錠時と逆方向(反時計方
向)に回動させると、第2錠板31と第2鉤片34との
前記係合が解除されて、解錠される構成になっている
(図8参照)。また、第2錠板31は、該第2錠板31
と取付板11の固定板部11aとに両端が連結された第
2引張スプリング38(図3参照)の復元力により下方
に付勢されているので、第2鉤片34の上端の係合部3
4aと、第2錠板31の第2挿通孔36の上端との係合
状態が保持されて、施錠される。
【0024】また、図3、図6及び図7に示されるよう
に、前記取付板11の下端部には、前記第1起立板部1
1bと逆の側を部分的に起立させた第2起立板部11c
が起立形成されていて、前記第2起立板部11cに形成
された開口25に第1及び第2の各錠板12,31の一
部が当接端部12a,31a となって入り込んでいると共
に、前記解錠ユニット5の操作により回動する回動係合
片9の二つの各爪部9a,9b が侵入している。よって、
解錠ユニット5の鍵孔に挿入した鍵を時計方向に回動さ
せると、図6に示されるように、前記開口25内におい
て、回動係合片9の一方の爪部9aが、第1錠板12の
当接端部12aに当接して、前記第1錠板12が下動さ
れて、第1錠装置L1 が解錠される。一方、解錠ユニッ
ト5の鍵孔に挿入した鍵を反時計方向に回動させると、
図7に示されるように、回動係合片9の他方の爪部9b
が、第2錠板31の当接端部31aに当接して、前記第
2錠板31が上動されて、第2錠装置L2 が解錠され
る。なお、図3は、第1及び第2の各錠装置L1,L2
双方が施錠されている状態を示す。
【0025】第1及び第2の各錠装置L1,L2 の施錠及
び正規の解錠の作用は上記した通りである。ここで、図
10に示されるように、パチンコ機の外枠F1 と、隣の
パチンコ機の球貸出装置との間の隙間からピアノ線等の
比較的剛性の高いワイヤーWを挿入して、その先端の引
掛け部Waを第1錠装置L1 の第1鉤片18の係合溝2
1に挿入して引っ掛けた状態で、前記ワイヤーWを奥方
に向いた斜下方に引っ張って、第1鉤片18とロック片
7との係合を解除して、前枠F2 を不正開放しようとし
ても、以下の理由により、これを確実に阻止できる。
【0026】即ち、第2錠装置L2 を構成する第2鉤片
34は、前枠F2 に形成された第1挿通孔35及び外枠
1 に固定した取付板11に形成された第2挿通孔36
にそれぞれに挿通されて、外枠F1 の内部に入り込ん
で、該第2鉤片34の直上には、第1錠板12に一体に
形成された係合解除制止片22がほぼ水平となって配置
されている。このため、前枠F2 を不正開放するため
に、第1錠装置L1 の不正解錠が試みられても、第1錠
板12は、これに一体に形成された係合解除制止片22
が前記第2鉤片34の上端面に当接して、下動しない。
この結果、第1錠装置L1 は解錠できなくて、前枠F2
の不正開放を確実に防止できる。換言すれば、ガラス枠
3 も同時に不正開放しない限り、前枠F2 は開放でき
ないので、結果として、既存の第1錠板12の上端部の
形状を僅かに変更するという極めて簡単な構造によっ
て、前枠F2 の不正開放を確実に防止できる。
【0027】また、第1錠板12の上端部、及びこれに
一体に形成された前記係合解除制止片22は、それぞれ
第2鉤片34の側方及び上方においてこれと非接触状態
で配置されているために、第1及び第2の各錠装置L1,
2 の施錠操作及び正規の解錠操作を行う場合におい
て、これらの操作を円滑に行える。
【0028】また、上記実施形態では、第1及び第2の
各錠装置L1,L2 の各施錠状態において、3個の第2鉤
片34のうち最上方の第2鉤片34は、上下一対の第1
鉤片18のうち、最も上方の第1鉤片18よりも更に上
方に配置されているために、従来構造の第1錠板12の
上端部を更に上方に延出させて上方延出部23を設け、
該上方延出部23の先端に、最上方の第2鉤片34の上
方に配置されるように係合解除制止片22を設けた構成
である。しかし、本発明においは、前枠F2 の不正開放
時において、即ち、第1錠装置L1 の不正解錠時におい
て、これを構成する第1錠板12が下方にスライドする
のを防止できればよいので、前記第1錠板12における
中間、或いは最も下方の第1鉤片18の僅かに上方に係
合解除制止片22を一体に取付けておいても、前枠F2
の不正開放を防止できる。
【0029】また、係合解除制止片22は、第1錠板1
2に一体に形成される必要はなく、不正器具により位置
変位されない限り、ねじ止め、その他の手段によって、
別体の係合解除制止片22を第1錠板12に取付けるこ
とも可能である。
【0030】更に、上記実施形態では、第1及び第2の
各錠板12,31は、錠装置Lの施錠及び解錠時におい
て、直線移動(スライド)する構成であるが、本発明
は、これらが回動することにより、施錠及び解錠される
構成の錠装置に対しても適用可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、前枠を不正に開放する
には、第1錠板部材に設けられた係合解除制止部材の存
在によって、不正器具を用いて行う第1錠板部材の第1
鉤部材とロック部材との係合解除操作(第1錠装置の解
錠操作)の他に、前枠の第2錠板部材とガラス枠の第2
鉤部材との係合解除操作(第2錠装置の解錠操作)をも
行う必要となるために、前枠の不正開放が効果的に防止
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガラス枠F3 を閉じたままで前枠F2 が開かれ
た状態の斜視図である。
【図2】前枠F2 とガラス枠F3 との双方を開いた状態
の概略斜視図である。
【図3】パチンコ機の錠装置Lの部分の側面図である。
【図4】前枠F2 の不正開放ができない状態の錠装置L
の上端部の斜視図である。
【図5】ガラス枠F3 が開放されて、第1錠装置L1
解錠された状態の錠装置Lの上端部の斜視図である。
【図6】同様の状態の錠装置Lの下端部の斜視図であ
る。
【図7】第2錠装置L2 が解錠された状態の錠装置Lの
下端部の斜視図である。
【図8】ガラス枠F3 が開放されて、外枠F1 に対して
前枠F2 が閉じられた状態の模式的側面図である。
【図9】外枠F1 に対して前枠F2 が、前枠F2 に対し
てガラス枠F3 がそれぞれ開放された状態を示す模式的
側面図である。
【図10】不正操作により第1錠装置L1 の解錠が防止
される状態を示す側面図である。
【図11】従来の錠装置が不正に解錠されて、前枠F2
が不正開放される状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 :外枠 F2 :前枠 F3 :ガラス枠 L:錠装置 L1 :第1錠装置 L2 :第2錠装置 7:ロック片(ロック部材) 12:第1錠板(第1錠板部材) 18:第1鉤片(第1鉤部材) 22:係合解除制止片(係合解除制止部材) 31:第2錠板(第2錠板部材) 34:第2鉤片(第2鉤部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠と、該外枠に片開き可能にヒンジ連
    結される前枠と、該前枠に同様にしてヒンジ連結される
    ガラス枠とを備えた遊技機において、 前記前枠の開放側の端縁に第1錠板部材が移動可能に設
    けられ、前記外枠に設けられたロック部材が、前記第1
    錠板部材に設けられた第1鉤部材に対して解除可能に係
    合して、該解除により前記前枠が開放可能となる第1錠
    装置と、 前記前枠の開放側の端縁に第2錠板部材が移動可能に設
    けられていると共に、前記ガラス枠の開放側の端縁に第
    2鉤部材が設けられ、該第2鉤部材が前記第2錠板部材
    に対して解除可能に係合して、該解除により前記ガラス
    枠が開放可能となる第2錠装置と、 から成る錠装置であって、 前記第1錠板部材には、前記ガラス枠の閉鎖状態におい
    て、前記第1錠板部材を前枠の開放動作方向に移動させ
    た際に、前記第2鉤部材に当接して、前記第1錠板部材
    と前記ロック部材との係合解除を制止する係合解除制止
    部材が設けられていることを特徴とする遊技機の錠装
    置。
  2. 【請求項2】 前記係合解除制止部材は、前記第1錠板
    部材から一体に延出して、前記第2鉤部材に非接触とな
    って、その近傍に配置されていることを特徴とする請求
    項1に記載の遊技機の錠装置。
  3. 【請求項3】 前記第2鉤部材は、上下方向に沿って複
    数個設けられていると共に、前記第1錠板部材は、その
    下動により第1鉤部材とロック部材との係合が解除され
    る構成になっていて、前記係合解除制止部材は、最も上
    方に配置された第2鉤部材の上方に配置されていること
    を特徴とする請求項2に記載の遊技機の錠装置。
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JP2008055047A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
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