JP2003230631A - 挿通補助具および該挿通補助具を備えたカテーテル - Google Patents

挿通補助具および該挿通補助具を備えたカテーテル

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管状通路に挿通された複数の長尺体の外周か
らパッキンを密着させて管状通路を液密に封鎖した際
に、特定の長尺体だけは動作可能な状態のままにするこ
とのできる挿通補助具を提供すること。 【解決手段】 パッキン24を有するY型コネクタ22
等を使う際に併用される挿通補助具1であって、カテー
テル20を内側に挿通した状態で、ガイドワイヤ23と
並列にY型コネクタ22の管腔内に挿入可能な第1管状
部2を備えてなり、第1管状部2が内側に弁体7を備
え、弁体7はカテーテル20を摺動可能に受入れられる
弾性部材からなり、第1管状部2と連通する通路を有
し、カテーテル20を内側に挿通可能で、弁体7を押し
広げることにより、カテーテル20を弁体7による圧迫
から開放する第2管状部3を有することを特徴とする挿
通補助具1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カテーテルやガイ
ドワイヤ等の複数の長尺体を使う際に併用される挿通補
助具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、PTCA(経皮的冠動脈形成
術)用バルーンカテーテルや、超音波カテーテルとし
て、ラピッドエクスチェンジ(Rapid Exchange)型カテ
ーテル(以下、単にRXカテーテルともいう)が知られ
ている。
【0003】このRXカテーテルは、ガイドワイヤ用ル
ーメン(管路)を先端部の一部にのみ有する点が特徴で
ある。すなわち、ガイドワイヤがRXカテーテルの先端
部からガイドワイヤルーメン内へ通され、RXカテーテ
ルの先端部から約3〜100cm程度離れた側面部でカ
テーテルシャフトの側面へと導出され、そこから手元側
に至る範囲では、カテーテルシャフトとガイドワイヤが
並列に配置される構造になっている。
【0004】RXカテーテルが、このような構造を持つ
理由は、状況に応じてRXカテーテルを交換する必要が
生じる場合があるためである。特に、超音波カテーテル
を使用して冠状動脈内の病変部を診断した後、病変部の
状態に適した治療用カテーテルを導入する際には、先に
挿入した超音波カテーテルを引き抜いた後、治療用のカ
テーテル(バルーンカテーテルやステント留置用カテー
テル等)を導入する。また、複数の病変部が存在する場
合には、病変部のサイズ等にあわせて治療用カテーテル
を交換することもある。
【0005】このような場合、ガイドワイヤの位置を動
かさずにカテーテルのみを交換することが理想である。
従来は、ガイドワイヤ用ルーメンが、カテーテルの全長
にわたって設けられていたため、ガイドワイヤを動かさ
ずにカテーテルのみ交換するには、ガイドワイヤの長さ
をカテーテルの2倍以上のものとしていた。RXカテー
テルは、通常のガイドワイヤであってもカテーテルの交
換が可能となるものとして急速に普及してきているので
ある。
【0006】また、このRXカテーテルを使用する際に
は、図7に例示するように、イントロデューサシース6
0,ガイディングカテーテル62,Y型コネクタ64な
どの器具が同時に使用される。RXカテーテル61を血
管内へ挿入するに当たっては、まず先に、イントロデュ
ーサシース60を患者の血管内へと挿入し、イントロデ
ューサシース60の内腔を介してガイディングカテーテ
ル62を血管内へ導入して、ガイディングカテーテル6
2の先端を、冠状動脈入口部に到達させ、その上で、ガ
イドワイヤ66の挿入されたRXカテーテル61を、Y
型コネクタ64側からガイディングカテーテル62の内
部へと挿入し、RXカテーテル61およびガイドワイヤ
66が狭窄部付近に到達したら、ガイドワイヤ66だけ
を先に前進させて狭窄部を通過させ、このガイドワイヤ
66沿いにRXカテーテル61を前進させることによ
り、先端のバルーン63等を狭窄部の内側に到達させて
いる。
【0007】また、ここでRXカテーテル61が超音波
カテーテルの場合、超音波にて診断できる映像は超音波
振動子の位置する個所の断面図となるため、診断時には
超音波カテーテルを血管内から引き抜きながら映像を確
認する作業が行われている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記Y型コ
ネクタ64の端部には、バルブ70が配設されている。
このバルブ70は、図8(a),同図(b)に示すよう
に、カテーテルが挿通される筒状体76、筒状体76の
外周に螺合する操作部材72、および筒状体76と操作
部材72の間に介装されたパッキン74によって構成さ
れ、このバルブ70を閉めると、図8(b)に示すよう
に、操作部材72からの押圧力でパッキン74の内径が
狭まるように変形し、パッキン74が、RXカテーテル
61とY型コネクタ64の隙間を液密に封鎖して、筒状
体76からの血液の流出を防止することができる。
【0009】しかしながら、上記バルブ70を閉める
と、並列に配置されているRXカテーテル61とガイド
ワイヤ66が、パッキン74により同時に固定されてし
まうため、バルブ70を開いた状態にしないと、RXカ
テーテル61またはガイドワイヤ66を移動させること
ができず、一方のみを移動するように他方を固定するこ
とはできないという問題があった。
【0010】また、バルブ70を開けば、図8(a)に
示すように、RXカテーテル61やガイドワイヤ66を
移動させ得る状態となるが、パッキン74の内径は、R
Xカテーテル61およびガイドワイヤ66をまとめて移
動させ得る程度まで大きく広がるため、筒状体66から
かなりの血液が流出するという問題があった。
【0011】もちろん、バルブ70の閉め具合を微調整
することにより、RXカテーテル61およびガイドワイ
ヤ66の動作を阻害しない範囲内で、血液の流出量をあ
る程度抑制することは不可能ではないが、勘に頼って瞬
時にバルブ70の閉め具合を最適に調整することは必ず
しも容易ではなく、バルブ70の調整に手間取っていれ
ば、その間にも血液が流出するという問題があった。ま
た、その場合であっても、動かしたくない長尺体(例え
ば、ガイドワイヤ)を指などで抑えておかねばならない
ため、緊急を有する手術の場では術者の負担となってい
た。
【0012】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたものであり、その目的は、管状通路に挿通
された複数の長尺体の外周から、パッキンのような密封
手段を密着させて管状通路を液密に封鎖する構造の医療
器具を使用する際に、血液の流出が可能な限り少ない状
態で、特定の長尺体だけを動作可能な状態にすることの
できる挿通補助具を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は以下の(1)〜(6)の構成を有するこ
とを特徴とするものである。
【0014】(1)複数の長尺体が並列に挿通される管
状通路、および該管状通路の内周面の一部をなし、必要
に応じて前記長尺体の外周に密着する状態まで変形して
前記長尺体との隙間を液密に封鎖可能な密封手段を備え
た医療器具を使う際に併用される挿通補助具であって、
前記複数の長尺体の一部を内側に挿通した状態で、前記
複数の長尺体の残りの一部と並列に前記管状通路に挿入
可能な第1管状部を備えてなり、該第1管状部が内側に
弁体を備え、該弁体は前記長尺体を摺動可能に受入れら
れる弾性部材からなり、前記第1管状部と連通する通路
を有し、前記長尺体を内側に挿通可能で、前記弁体を押
し広げることにより、前記長尺体を前記弁体による圧迫
から開放する第2管状部を有することを特徴とする挿通
補助具。
【0015】(2)前記弁体が、前記長尺体が挿通して
いない状態で閉じていることを特徴とする上記(1)に
記載の挿通補助具。
【0016】(3)前記第1管状部と前記第2管状部
が、それぞれ基端側に第1嵌合部および第2嵌合部を有
し、前記第1管状部と前記第2管状部は該第1、第2嵌
合部同士の嵌合により一体化されていることを特徴とす
る上記(1)または(2)に記載の挿通補助具。
【0017】(4)前記第2管状部は、前記医療器具内
へ液体を注入するためのポートを側壁に有することを特
徴とする上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の挿通
補助具。
【0018】(5)先端と基端を有するカテーテルであ
って、該カテーテルは上記(1)乃至(4)のいずれか
に記載の前記挿通補助具を予め前記基端まで挿通、保持
してなることを特徴とするカテーテル。
【0019】(6)前記カテーテルが、超音波振動子を
前記先端近傍に有し、超音波を送受信することにより体
腔内の映像を得ることのできる超音波カテーテルである
ことを特徴とする上記(5)に記載のカテーテル。
【0020】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本発明の実施形態
1について説明する。図1は、本発明の実施形態1の挿
通補助具1を示す側面図である。
【0021】挿通補助具1は、後述するY型コネクタの
パッキンにより外周から圧力を受けても潰れない程度の
硬質材料からなる第1管状部2と第2管状部3が、共に
環状の嵌合部であるコネクタ部4,5を有し、コネクタ
部5がコネクタ部4を覆うようにスライド可能な状態で
嵌合している。また、第2管状部3には、薬液などを注
入するためのポート6が設けられている。
【0022】図2は、図1に示す挿通補助具1の断面図
であり、図2(a)は弁体7が未開放の状態、図2
(b)は第2管状部3がスライドすることにより弁体7
を開放した状態を示すものである。
【0023】図2に示すように、第1管状部2および第
2管状部3の各内腔は直列に配置され、第1管状部2に
は、弁体7が設けられている。弁体7は、円盤状のシリ
コンゴム、フッ素ゴム等のゴム性物質からなり、内腔を
遮るようにコネクタ部4の中に固定されている。弁体7
の中心部にはその裏表からそれぞれ直交する切込みが部
分的に重なるように設けられており、カテーテルの挿通
を可能としている。弁体7はカテーテルが挿通していな
い状態では閉鎖しており、血液等が内腔を通じて流出す
るのを防止することができる。また、カテーテルを挿通
した状態でもカテーテルの周囲から血液等が流出するこ
とを防ぐことができる。また、弁体7はゴム性物質から
なるため、血液などの流出を防止しながら、カテーテル
が前後に摺動することを許している。また、第2管状部
3は、コネクタ部5に設けられた爪と、先端8が弁体7
により押し戻される力により、図2(a)の位置に保持
されている。
【0024】さらに、図2(b)に示すように、第2管
状部3を押し込んでコネクタ部4,5の嵌合状態を変化
させることによって、第2管状部3の先端8が弁体7を
押し広げることとなり、弁体7によるカテーテルへの圧
迫を解除することができる。この際、第2管状部3の先
端8は、弁体7によってその位置に保持される。これ
は、ポート6からの薬液等の注入や、カテーテルを抵抗
無く素早く動かしたい時などに利用するためのものであ
る。
【0025】図3は、ガイディングカテーテル(図示せ
ず)の基端部に接続したY型コネクタ22内にラピッド
エクスチェンジ型のカテーテル20およびガイドワイヤ
23を、挿通補助具1を利用して挿通した状態を説明す
るための断面図である。
【0026】このように構成された挿通補助具1の内腔
には、カテーテル20のみが通され、ガイドワイヤ23
は挿通補助具1の側方に並列に並べられた状態で、挿通
補助具1と共にY型コネクタ22の内部に配置される。
この際、弁体7はカテーテル20の外周に密着してお
り、血液等の流出を遮断することができる。
【0027】このような配置状態において、図3に示す
ように、挿通補助具1をガイドワイヤ23と共にパッキ
ン24の内側に配置し、操作部材25からの押圧力でパ
ッキン24を締め付けることによって、挿通補助具1と
ガイドワイヤ23がY型コネクタ22に固定された状態
となる。この状態では、血液の流出を防止した状態でカ
テーテル20のみ自由に軸方向へ動かすことが可能とな
るため、ガイドワイヤ23を留置したまま診断のために
超音波カテーテルを移動したり、あるいはカテーテルを
交換するためのガイドワイヤを固定した状態での引き出
し、導入の作業を容易に行うことができる。
【0028】また、血管内へ薬液を注入する場合や、挿
通補助具1をまだY型コネクタ22内まで移動しておら
ずカテーテル20の表面上を移動させる場合などには、
第2管状部3を図2(b)の状態に押し込めば、弁体7
とカテーテル20との間に空隙を設けることが可能とな
るため、両者の相対的な移動を容易に行うことができ
る。
【0029】なお、カテーテル20とガイドワイヤ23
の双方をY型コネクタ22内に固定したい場合には、挿
通補助具1を後退させて、従来通りにカテーテル20と
ガイドワイヤ23をパッキン24で締め付ければよい。
【0030】上記の態様によれば、 (1)ガイドワイヤを固定し、カテーテルを止血状態で
摺動させる。 (2)ガイドワイヤを固定し、カテーテルを弁体の抵抗
無く摺動させる。 (3)ガイドワイヤとカテーテルを共に固定する。 の3通りの固定方法を容易に適宜選択することができ
る。なお、挿通補助具1の内腔の径を適宜変更すること
により、カテーテルとガイドワイヤの配置を交換するこ
とも可能であることは勿論である。
【0031】(実施形態2)図4は、本発明の実施形態
2の挿通補助具10を説明する図である。図4(a)は
挿通補助具10の側面図であり、図4(b)は弁体の閉
鎖状態を示す断面図、図4(c)は弁体の開放状態を示
す断面図である。
【0032】図4において、挿通補助具10は、実施形
態1と同様、Y型コネクタのパッキンにより外周から圧
力を受けても潰れない程度の硬質材料からなる第1管状
部12と第2管状部13が、共に嵌合部であるコネクタ
部14,15を有し、コネクタ部14がコネクタ部15
を覆うようにスライド可能な状態で嵌合している。16
は薬液などを注入するためのポートであり、17は弁体
である。
【0033】さらに、第2管状部13を押し込んでコネ
クタ部14,15の嵌合状態を変化させることによっ
て、第2管状部13の先端18が弁体17を押し広げる
こととなり、弁体17によるカテーテルへの圧迫を解除
することができる点も、実施形態1と同様である。
【0034】実施形態1の挿通補助具1における第1管
状部2と第2管状部3とは、第2管状部3のコネクタ部
5が第1管状部2のコネクタ部4を覆うかたちで嵌合し
ていたが、実施形態2の挿通補助具10は、逆に第1管
状部12のコネクタ部14の内側に第2管状部13のコ
ネクタ部15が入り込むように嵌合する点が異なる。
【0035】(実施形態3)図5は、実施形態3の超音
波カテーテル30を示すものである。図5において、3
1は超音波カテーテル30のコネクタであり、図示しな
い外部駆動源と接続して、カテーテル内部に配置されて
いる駆動シャフト35を回転し、駆動シャフト35の先
端に形成された超音波振動子34により映像信号を入手
できるよう、機械的接続と電気的接続を行うものであ
る。
【0036】超音波カテーテル30の先端には、ラピッ
ドエクスチェンジ型のガイドワイヤルーメン32が設け
られている。図5では、理解を助けるため、ガイドワイ
ヤ33がガイドワイヤルーメン32に挿入された状態を
示している。
【0037】本実施形態3においては、超音波カテーテ
ル30の基端部に実施形態1の挿通補助具1が予め挿通
されている点が特徴である。
【0038】挿通補助具1は、その内腔へ超音波カテー
テル30を通し、コネクタ31に当接する位置まで押し
込まれている。そして、弁体7を閉鎖状態にしておくこ
とにより、弁体7の弾性力で超音波カテーテル30に保
持されている。
【0039】本実施形態3のような超音波カテーテル3
0によれば、手術の場でY型コネクタへの挿入時に、第
2管状部3を押し込んで弁体7の閉鎖状態を解除すれ
ば、容易に適切な位置へ挿通補助具1を移動させること
ができるため、効率的に手術を行うことができる。
【0040】(変形例)図6は、実施形態1の変形例に
係る挿通補助具41を説明するための図である。本変形
例においては、基本的な構造は実施形態1と同様である
ため、相違点のみを説明し、共通点は同一符号を付与し
て説明を省略する。
【0041】本変形例の挿通補助具41には、第2管状
部43に薬液を注入するポートがなく、また、コネクタ
部45に複数のスリット42が形成されている点が相違
点である。スリット42は、コネクタ部4と45の嵌合
状態を変化させる際に、コネクタ部45が広がりやすく
なるという効果をもたらすものである。
【0042】以上に説明した実施形態は、一例を説明し
たに過ぎず、本発明においては様々な仕様の変更が可能
である。例えば、挿通補助具に設けられた弁体は、常に
内側にカテーテルを挿通した状態での使用のみを想定し
たものであるならば、中心部にカテーテルの外径よりわ
ずかに小さい程度の開口を設けたものであっても良い。
【0043】また、実施形態3の超音波カテーテル30
は、実施形態2の挿通補助具10や変形例の挿通補助具
41を保持したものであっても良い。
【0044】
【発明の効果】本発明の挿通補助具によれば、Y型コネ
クタのような密封手段を有する構造の医療器具に、カテ
ーテルやガイドワイヤ等の複数の長尺体を挿入して使う
際に、一方のみを固定して他方を単独で移動させること
ができる。また、移動の際に血液等の流出を防止しつ
つ、移動させることができ、また移動時の弁体の抵抗を
選択的に解除することもできる。従って、カテーテルの
交換作業や、超音波カテーテルの診断時等において、ガ
イドワイヤを押えることなく自由に作業を行うことがで
きる。
【0045】また、本発明の挿通補助具を保持するカテ
ーテルによれば、容易に挿通補助具を利用することがで
きるため、効率的に作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の挿通補助具1の側面図
である。
【図2】 図1の挿通補助具1の断面図である。
【図3】 挿通補助具1の使用状態を説明するための断
面図である。
【図4】 本発明の実施形態2の挿通補助具を説明する
側面図および断面図である。
【図5】 本発明の実施形態3のカテーテル30を示す
側面図である。
【図6】 本発明の変形例の挿通補助具41を示す側面
図である。
【図7】 カテーテル手術に使用される関連器具の概略
を説明する図である。
【図8】 Y型コネクタの内部構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…挿通補助具、 2…第1管状部、 3…第2管状部、 4,5…コネクタ部、 6…ポート、 7…弁体、 20…カテーテル、 23…ガイドワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C167 AA01 AA31 AA33 BB01 BB04 BB08 BB19 BB25 BB33 BB40 CC09 DD01 4C301 EE13 EE19 FF09 GA01 4C601 EE11 EE16 FE03 GA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の長尺体が並列に挿通される管状通
    路、および該管状通路の内周面の一部をなし、必要に応
    じて前記長尺体の外周に密着する状態まで変形して前記
    長尺体との隙間を液密に封鎖可能な密封手段を備えた医
    療器具を使う際に併用される挿通補助具であって、 前記複数の長尺体の一部を内側に挿通した状態で、前記
    複数の長尺体の残りの一部と並列に前記管状通路に挿入
    可能な第1管状部を備えてなり、 該第1管状部が内側に弁体を備え、該弁体は前記長尺体
    を摺動可能に受入れられる弾性部材からなり、 前記第1管状部と連通する通路を有し、前記長尺体を内
    側に挿通可能で、前記弁体を押し広げることにより、前
    記長尺体を前記弁体による圧迫から開放する第2管状部
    を有することを特徴とする挿通補助具。
  2. 【請求項2】 前記弁体が、前記長尺体が挿通していな
    い状態で閉じていることを特徴とする請求項1に記載の
    挿通補助具。
  3. 【請求項3】 前記第1管状部と前記第2管状部が、そ
    れぞれ基端側に第1嵌合部および第2嵌合部を有し、前
    記第1管状部と前記第2管状部は該第1、第2嵌合部同
    士の嵌合により一体化されていることを特徴とする請求
    項1または2に記載の挿通補助具。
  4. 【請求項4】 前記第2管状部は、前記医療器具内へ液
    体を注入するためのポートを側壁に有することを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の挿通補助具。
  5. 【請求項5】 先端と基端を有するカテーテルであっ
    て、該カテーテルは請求項1乃至4のいずれかに記載の
    前記挿通補助具を予め前記基端まで挿通、保持してなる
    ことを特徴とするカテーテル。
  6. 【請求項6】 前記カテーテルが、超音波振動子を前記
    先端近傍に有し、超音波を送受信することにより体腔内
    の映像を得ることのできる超音波カテーテルであること
    を特徴とする請求項5に記載のカテーテル。
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