JP2003230561A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP2003230561A
JP2003230561A JP2002035316A JP2002035316A JP2003230561A JP 2003230561 A JP2003230561 A JP 2003230561A JP 2002035316 A JP2002035316 A JP 2002035316A JP 2002035316 A JP2002035316 A JP 2002035316A JP 2003230561 A JP2003230561 A JP 2003230561A
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ultrasonic diagnostic
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波診断装置において動作条件の設定ある
いはパラメータの設定にあたってユーザーの負担を軽減
する。 【解決手段】 特定のメニュー項目が選択されると、そ
のメニュー項目の要素となる複数のパラメータに対応し
た複数の超音波画像が画面上に表示される。ユーザーは
いずれかの超音波画像を選択することにより、項目要素
すなわちパラメータの選択を行える。各画像は同じ受信
信号あるいは異なる受信信号に基づいて作成され、場合
によっては記憶されている画像データを表示するように
してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波診断装置に関
し、特に動作条件の変更に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波診断装置においては、送受信条
件、信号処理条件、表示条件などの各種の条件をユーザ
ー設定することができる。具体的には、そのような条件
の例として、例えば、送信周波数、ゲイン(利得)、分
解能、フィルタ特性、コントラスト、カラーテーブルな
どの各種のパラメータをあげることができる。
【0003】それらの条件をユーザー設定する場合に
は、一般に、メインメニュー画面上において、まずパラ
メータとしての特定のメニュー項目(例えばBモード画
質)が選択される。すると、パラメータ値として複数の
項目要素(例えば、高分解能モード、通常分解能モー
ド、高感度モード)からなるリストが表示されるので、
そのリスト中から特定の項目要素が選択される。その選
択に基づいて、送受信条件などの各種の条件が更新され
る。メニュー項目の中には、その項目要素が数値である
場合もある(例えばゲイン)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法によると、項目要素を実際に選択しなければ新
しい動作条件の下での超音波画像を表示させることがで
きない。換言すれば、各項目要素の選択前にどのような
超音波画像が得られるのかを視覚的に認識することはで
きない。このため、所望の画質の超音波画像を得るため
に、項目要素の選択を繰り返さなければならない場合が
あり、その場合には操作が極めて煩雑となる。更に、そ
のような操作過程においては、その操作に意識が集中し
やすく、生体への超音波探触子の当接状態が不用意に変
動してしまうという問題がある。
【0005】本発明の目的は、動作条件の変更に際して
ユーザーの便宜を図ることにある。
【0006】本発明の他の目的は、所望の動作条件を短
時間に設定できるようにすることにある。
【0007】本発明の他の目的は、複数の動作条件に対
応する複数の超音波画像を視覚的に対比観察した上で、
良好な動作条件を選択できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、超音波の送受波を行い、受信信号
を出力する送受波手段と、超音波画像の画質に関係する
少なくとも1つのユーザー設定可能な項目について、選
択候補として複数の項目要素を特定する選択候補特定手
段と、前記受信信号に基づいて、前記選択候補特定手段
によって特定された複数の項目要素に対応する複数の超
音波画像を形成する画像形成手段と、前記複数の項目要
素の中からいずれかの項目要素をユーザー選択させるた
めに、前記複数の超音波画像を表示する表示手段と、を
含むことを特徴とする。
【0009】上記構成によれば、項目要素の実際の選択
に際して、複数の項目要素に対応した互いに画質の異な
る複数の超音波画像が表示される。ユーザーは、それら
の超音波画像を視覚的に対比評価した上で、適切な項目
要素を選択でき、あるいは、選択すべき項目要素を絞り
込むことができる。超音波画像は、例えば、二次元断層
画像(Bモード画像)、二次元ドプラ画像、三次元画
像、Mモード画像などである。実際に超音波の送受波を
行って得られた受信信号に基づいて各超音波画像が形成
されるため、項目要素の選択はより的確なものとなる。
【0010】ユーザー設定可能な多数の項目の中で、現
在、ユーザー設定の対象となっている項目の設定内容だ
けが互いに異なり、それ以外の項目についての設定内容
は同一とするのが望ましい。この構成によれば、評価対
象となっている複数の項目要素について正しい評価を行
える。ただし、現在行っているユーザー設定の対象を複
数の項目とし、それらを一括設定する場合においても上
記構成を採用し得る。
【0011】なお、設定対象となっている項目につい
て、選択可能な全部の項目要素に対応する超音波画像を
形成するようにしてもよいし、選択可能な項目要素数が
多い場合には(例えば数値設定の場合)、それらの中か
ら幾つかの代表値を選抜し、それらに対応する超音波画
像を形成するようにしてもよい。後者の場合には、いず
れかの代表値の選択後に、同様の手法により、あるいは
従来同様の数値選択により、より詳細な設定値が最終的
に指定される。
【0012】望ましくは、前記複数の超音波画像を参照
したユーザーによって操作され、前記複数の項目要素の
中から今後有効とする有効項目要素を選択するための選
択手段を含み、前記選択手段による有効項目要素の選択
の後に、当該有効項目要素に対応する超音波画像が表示
される。この構成によれば、項目要素が選択されると、
直ちにあるいは所定操作をもって、装置の動作条件が更
新される。
【0013】望ましくは、前記選択手段は、前記複数の
超音波画像の中から特定の超音波画像をユーザー選択さ
せ、そのユーザー選択された超音波画像に対応する項目
要素を前記有効項目要素とする。この構成によれば、画
像を選択することによって項目要素の選択を行えるの
で、簡便で誤りのない選択を行い得る。
【0014】望ましくは、前記複数の超音波画像は同一
の受信信号に基づいて形成される。この構成によれば、
同一の受信信号に基づいた複数の超音波画像が形成され
ることになり、画像間の画質の違いをより正確に評価で
きる。
【0015】望ましくは、前記複数の超音波画像は異な
る受信信号に基づいて形成される。この場合、例えば装
置の動作条件が時分割で切り替わる。
【0016】望ましくは、前記複数の超音波画像画像は
同一部位を表す同一形式の画像である。この構成によれ
ば、超音波画像の画質の対比をより的確に行える。
【0017】望ましくは、前記複数の超音波画像の内の
少なくとも1つは連続的又は間欠的に動画像として表示
される。望ましくは、前記複数の超音波画像の内の少な
くとも1つは一定周期で更新される静止画像として表示
される。
【0018】望ましくは、前記複数の項目要素には、現
在有効となっている有効項目要素と、それ以外の1又は
複数の項目要素と、が含まれ、前記複数の超音波画像に
は、前記現在有効となっている有効項目要素に対応する
現有効画像と、前記それ以外の1又は複数の項目要素に
対応する1又は複数のサンプル画像と、が含まれる。現
有効画像を表示すれば、更新自体の必要性や更新による
画質変化をより的確に判断できる。
【0019】望ましくは、前記現有効画像のサイズより
も前記1又は複数のサンプル画像のサイズの方が小さ
い。望ましくは、前記1又は複数のサンプル画像は、前
記現有効画像の中に設定されたエリアに対応する画像で
ある。すなわち、現有効画像とサンプル画像の画像エリ
アは同一であってもよいし、全体画像と部分画像の関係
にあってもよい。
【0020】望ましくは、前記各サンプル画像のサイズ
はサンプル画像の個数に応じて決定される。望ましく
は、前記複数の超音波画像のサイズはそれらの個数に応
じて決定される。
【0021】望ましくは、前記表示手段は複数の表示装
置によって構成される。望ましくは、前記表示手段は、
前記現有効画像を表示する第1表示装置と、前記1又は
複数のサンプル画像を表示する第2表示装置と、を含
む。望ましくは、前記第1表示装置は、ユーザー操作さ
れる操作パネルとは別体に設けられた主表示装置であ
り、前記第2表示装置は前記操作パネル上に設けられた
補助表示装置である。
【0022】(2)また、上記目的を達成するために、
本発明は、受信信号に基づいて、異なる複数の動作条件
に対応する複数の超音波画像を形成する画像形成手段
と、前記複数の超音波画像を含むメニュー画面を作成す
るメニュー画面作成手段と、前記メニュー画面の中から
特定の超音波画像をユーザー選択するための選択手段
と、前記選択手段によって選択された超音波画像に対応
する動作条件を今後有効な有効動作条件とする動作制御
手段と、を含むことを特徴とする。
【0023】上記の動作条件の概念には、画質に関する
条件、画像形式に関する条件などが含まれる。
【0024】望ましくは、前記メニュー画面を構成する
各超音波画像は表示フレーム周期を単位とした一定周期
で更新される。望ましくは、前記メニュー画面を構成す
る少なくとも1つの超音波画像は一定シーケンスに従っ
て動画像又は静止画像として表示される。
【0025】(3)また、上記目的を達成するために、
本発明は、異なる複数の動作条件に対応する複数のサン
プル画像を生成するサンプル画像生成部と、前記サンプ
ル画像生成部により生成された複数のサンプル画像を含
むメニュー画面を作成するメニュー画面作成手段と、前
記メニュー画面の中から特定のサンプル画像をユーザー
選択するための選択手段と、前記選択手段によって選択
されたサンプル画像に対応する動作条件に基づいて当該
超音波診断装置の動作制御を行う動作制御手段と、を含
むことを特徴とする。
【0026】上記構成によれば、実際に動作条件を選択
する前に、各動作条件に対応するサンプル画像が表示さ
れるので、そのサンプル画像の対比評価を行った上で今
後有効とする動作条件を選択できる。サンプル画像は記
憶部に画像データとして格納されていてもよいし、実際
の受信信号から作成されるようにしてもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0028】図1には、本発明に係る超音波診断装置の
好適な実施形態が示されており、図1はその全体構成を
示すブロック図である。
【0029】図1において、プローブ20は、生体表面
上に当接して用いられ、あるいは体腔内に挿入して用い
られる超音波探触子である。このプローブ20の内部に
は、複数の振動素子からなるアレイ振動子が設けられて
いる。このアレイ振動子を用いて超音波ビームが形成さ
れ、その超音波ビームが電子走査される。これにより二
次元データ取り込み領域である走査面が形成される。送
信部22は本実施形態において送信ビームフォーマーと
して機能し、この送信部22から所定の遅延関係を持っ
て複数の振動素子に対して複数の駆動信号が供給され
る。受信部24は受信ビームフォーマーとして機能し、
複数の振動素子から出力される受信信号に対して整相加
算処理を実行し、これによって整相加算後の受信信号を
出力する。
【0030】画像形成部26は、例えばBモード画像や
カラーフローマッピング画像などの超音波画像を形成す
るための信号処理あるいは所定演算を実行するユニット
である。表示処理部28は、例えばデジタルスキャンコ
ンバータとして構成されるものであり、表示部34に表
示する表示画像を構成するモジュールである。表示部3
4には、超音波画像として例えばBモード画像、カラー
フローマッピング画像、Mモード画像、ドプラ画像など
の各種の超音波画像が表示される。
【0031】制御部30はコントローラとして機能し、
装置内に含まれる各構成の動作制御を行っている。入力
部32は操作パネルやキーボードによって構成され、ユ
ーザーはこの入力部32を利用して制御部30に対して
各種の指令やデータを与えることができる。記憶部36
は制御部30に接続されており、各種の制御あるいは処
理において必要なデータがこの記憶部36上に格納され
る。後に説明するように、パラメータのユーザー設定を
行う場合に複数の超音波画像が候補画像として表示され
る。その場合には、必要に応じて、記憶された画像デー
タを利用するようにしてもよい。記憶部36上には、そ
のための画像データが格納される。
【0032】制御部30は、上述したように装置の動作
制御を行っているが、その動作条件については各種のも
のが存在する。また、その動作条件のなかにはユーザー
設定可能なものが多く含まれている。例えば送受信条
件、信号処理条件、表示条件などの各種の条件であり、
具体的には、送信周波数、ゲイン(利得)、分解能、フ
ィルタ特性、コントラスト、カラーテーブルなどの各種
のパラメータ値を選択することができる。この場合にお
いて、従来の超音波診断装置においては、メインメニュ
ーから順次項目をたどって行き、必要な項目要素の選択
をキーボードなどを利用して行っていた。したがって、
そのような選択にあたっては選択後における超音波画像
の画質あるいは状態といったものを事前に認識すること
はできなかった。
【0033】これに対して本実施形態の装置において
は、制御部30の制御により、項目要素の選択にあたっ
ては、複数の選択候補に対応する複数の超音波画像をメ
ニュー画面として表示部34に同時表示することが可能
である。
【0034】表示部34は、単一の表示装置によって構
成されてもよいが、望ましくは、入力部32としての操
作パネルとは別体に設けられた主表示装置(例:CR
T)と、入力部32としての操作パネル上に設けられた
補助表示装置(例:タッチセンサ付きLCD)と、によ
って構成される。この場合には、主表示装置には、以下
に説明する現有効画像が表示され、補助表示装置には以
下に説明するサンプル画像が表示され、いずれかの画像
をタッチすることにより画像選択(項目要素選択)を行
える。
【0035】図2には、そのようなメニュー画面の一例
が示されている。この図2において、符号12は、現在
有効な設定値により形成された超音波画像としての現有
効画像を表している。また、符号14、16、18は、
それぞれ選択候補としての項目要素を選択した場合に表
れる超音波画像としてのサンプル画像を表している。具
体例をもって説明すると、例えばカラーマッピングテー
ブルについてパターンA〜パターンDまでの4つのパタ
ーンが存在している場合において、現在、パターンAが
選択されている場合には、それに従って形成される画像
が現有効画像12である。その一方、今後、パターンB
〜パターンDを選択した場合に得られる超音波画像がサ
ンプル画像14〜18となる。従って、ユーザーは、画
像比較によってカラーマッピングテーブルのパターンを
選択することができるので、直接的でしかも誤りのない
迅速な選択を行い得る。これは、他のユーザー設定可能
なメニュー項目についても同様であり、例えばBモード
イメージの分解能についてみれば、高分解能モード、通
常分解能モード、低分解能モード、高感度モードといっ
た4つのモードが存在している場合において、現在選択
されているモードに対応する画像およびそれ以外の3つ
のモードに対応する3つの画像が同時表示される。
【0036】図2において、符号12Aは現有効画像1
2に対応する項目要素を数値あるいは名称として表した
データである。これと同様に、符号14A〜18Aは、
それぞれのサンプル画像14〜18について対応する項
目要素を数値あるいは名称として表したデータである。
ユーザーはそのような画像およびテキストデータの両方
を把握し、対比の上最適なパラメータ選択を行える。
【0037】後に説明するように、現有効画像12、サ
ンプル画像14〜18は、それぞれ静止画像であっても
よいし、あるいは動画像であってもよい。また一定のシ
ーケンスに従って、順次、静止画あるいは動画像として
切り替わるものであってもよい。また、現有効画像12
に対してサンプル画像14〜18はそれぞれ一定率で縮
小した画像であってもよいし、現有効画像12における
例えば特定のエリア12Bに対応する等倍率の画像であ
ってもよい。いずれにしても、画質等の選択を直接的に
行える限りにおいて各種の画像表示形態を採用すること
ができる。
【0038】図3には、他の画像表示形態が示されてお
り、ユーザー設定にあたっては、同じサイズで例えば4
つの画像が表示される。すなわち現有効画像12および
サンプル画像14〜18が表示される。もちろん、画像
のサイズは、同時表示する超音波画像の個数に応じて変
えるのが望ましい。また図2に示したように、現有効画
像の特定を容易にするためにそれだけを他のサンプル画
像よりも大きく表示してもよい。このような複数の画像
を表示する際のレイアウト条件はユーザーによって設定
可能であるのが望ましい。
【0039】図2および図3に示したように、複数の超
音波画像が表示されると、ユーザーはトラックボールあ
るいはキーボードなどを利用していずれかの画像を選択
する。すると、その選択された画像に対応するパラメー
タ値(つまり項目要素)が動作条件として設定されるこ
とになる。したがって、その意味においてもユーザーの
便宜を図れるという利点がある。
【0040】図4には、項目要素の選択における動作例
がフローチャートとして示されている。まずS100に
おいては、例えばメインメニューが表示され、その中か
ら特定のメニュー項目がユーザーにより選択される。S
101では、選択されたメニュー項目について、選択項
目となるn個の項目要素が自動的にあるいはユーザー選
択により特定される。例えば上記カラーマッピングテー
ブルの例で言えば、パターンA〜パターンDまでの4つ
の項目要素が特定される。また、選択候補が非常に多い
ゲイン値などの場合においては、その代表をなすいくつ
かの数値を選択候補としてもよい。
【0041】S102では、選択候補となった項目要素
の個数nに基づいてメニュー画面のレイアウトが決定さ
れる。特に、各画像のサイズが決定される。またその個
数に応じて画像の割り付けなどを調整するようにしても
よい。
【0042】S103では今まで行われていた通常の表
示が終了し、n個の項目要素に対応するn個の超音波画
像がメニュー画面として表示される。これについては先
に図2などを用いて説明した通りである。
【0043】次に、S104では、ユーザーによってい
ずれかの画像が選択される。この場合においては現有効
画像自体も選択候補になり得る。もちろん一定時間内に
画像選択を行わない場合には自動的に現在の設定をその
まま維持するものとみなしてもよい。
【0044】S105では選択された画像に対応する項
目要素が特定され、それが今後有効となる。すなわちパ
ラメータ値の更新がなされる。S106では、今まで行
われた通常の表示が再開される。以後は有効に設定され
たパラメータ値を利用して動作条件が規定されることに
なる。
【0045】ところで、本実施形態においては、同一の
受信信号あるいは異なる受信信号を用いて図2などに示
した複数の超音波画像が形成される。この場合において
複数の超音波画像を完全に同時処理する場合には、必要
に応じて画像形成部26あるいは表示処理部28などを
複数並列的に設けるのが望ましい。あるいは、それらの
構成を時分割で利用することによって、擬似的に同時表
示を達成することもできる。あるいは現有効画像につい
ては動画像とし、他の画像については一定タイミングで
サンプリングされた受信信号に基づいて静止画を表示す
るようにしてもよい。以下に、図5〜9を用いて各種の
表示処理に関する動作シーケンスを説明する。
【0046】図5に示す動作シーケンスにおいては、表
示フレーム番号1の期間において取得された受信信号が
処理されて現有効画像が表示される。次のフレーム2に
おいては、サンプル画像14が形成されそれが画像表示
される。それがサンプル画像16およびサンプル画像1
8についても同様に繰り返される。すると、4つの表示
フレームごとに各画像が表示されることになり、静的な
臓器を表示する場合においてはすべての画像がリアルタ
イム表示されているかのような表示態様を得ることがで
きる。ちなみに、符号100は新たに形成されるフレー
ムすなわち新規フレームを示しており、符号102は継
続して表示される保存フレームを表している。すなわ
ち、ある画像に着目すると、あるフレームタイミングで
表示が更新され、その後の3フレームに渡って同じ画像
が表示され、その次のフレームにおいて表示が更新され
ることになる。
【0047】図6に示す動作シーケンスにおいては、す
べての画像についての処理および表示が同時進行で実行
される。これによれば、全画像について動画像表示を実
現することが可能である。
【0048】図7に示す動作シーケンスにおいては、一
定の期間T1ごとに表示がリフレッシュされている。す
なわち現有効画像については期間T1ごとにリフレッシ
ュされ、これはサンプル画像14,16,18について
も同様である。よってコマ送りの静止画を見ているよう
な態様となる。もちろん期間T1についてはユーザーに
よって可変設定できるように構成するのが望ましい。
【0049】図8に示す動作シーケンスにおいては現有
効画像が基本的に動画像で表示され、その動画像表示の
合間をぬってサンプル画像14〜18の形成および表示
がなされる。したがって、各サンプル画像については一
定周期でリフレッシュされるものの基本的に静止画が表
示され、その一方、現有効画像としては動画像が表示さ
れることになる。図9に示す例では、ユーザーによって
期間T3(または期間T4)を任意に設定することがで
き、動画像の対象となる画像が順番に選択される。すな
わち期間106においては動画像が表示され、その後の
期間108においては静止画像が表示される。よって複
数の画像が表示されている状態において特定の画像のみ
が動画像とされその対象が順番にローテーションで切り
替わることになる。
【0050】したがって、以上の実施形態によれば、超
音波画像の実際の比較によりパラメータ値の選択あるい
は動作条件の設定を行うことができるので、迅速かつ適
切なユーザー設定が実現される。特にユーザーの負担が
軽減されるので、極めて実用的価値の高い超音波診断装
置を構成することができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
動作条件の変更に際してユーザーの便宜を図ることがで
きる。また、動作条件の設定を短時間に行うことがで
き、また適切な動作条件の設定を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る超音波診断装置の実施形態を示
すブロック図である。
【図2】 複数の超音波画像からなるメニュー画面の一
例を示す図である。
【図3】 複数の超音波画像からなるメニュー画面の他
の例を示す図である。
【図4】 装置の動作を説明するためのフローチャート
である。
【図5】 動作シーケンスの一例を説明するための図で
ある。
【図6】 動作シーケンスの他の例を説明するための図
である。
【図7】 動作シーケンスの他の例を説明するための図
である。
【図8】 動作シーケンスの他の例を説明するための図
である。
【図9】 動作シーケンスの他の例を説明するための図
である。
【符号の説明】
12 現有効画像、14,16,18 サンプル画像、
20 プローブ、22送信部、24 受信部、26 画
像形成部、28 表示処理部、30 制御部、34 表
示部。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C301 CC02 EE10 EE13 HH11 JC16 KK08 KK13 KK22 KK27 KK31 LL04 LL20 4C601 EE07 EE11 HH14 JB55 JC15 JC20 KK10 KK12 KK18 KK19 KK23 KK25 KK31 KK33 LL01 LL02 LL40

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波の送受波を行い、受信信号を出力
    する送受波手段と、 超音波画像の画質に関係する少なくとも1つのユーザー
    設定可能な項目について、選択候補として複数の項目要
    素を特定する選択候補特定手段と、 前記受信信号に基づいて、前記選択候補特定手段によっ
    て特定された複数の項目要素に対応する複数の超音波画
    像を形成する画像形成手段と、 前記複数の項目要素の中からいずれかの項目要素をユー
    ザー選択させるために、前記複数の超音波画像を表示す
    る表示手段と、 を含むことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記複数の超音波画像を参照したユーザーによって操作
    され、前記複数の項目要素の中から今後有効とする有効
    項目要素を選択するための選択手段を含み、 前記選択手段による有効項目要素の選択の後に、当該有
    効項目要素に対応する超音波画像が表示されることを特
    徴とする超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の装置において、 前記選択手段は、前記複数の超音波画像の中から特定の
    超音波画像をユーザー選択させ、そのユーザー選択され
    た超音波画像に対応する項目要素を前記有効項目要素と
    することを特徴とする超音波診断装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の装置において、 前記複数の超音波画像は同一の受信信号に基づいて形成
    されることを特徴とする超音波診断装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の装置において、 前記複数の超音波画像は異なる受信信号に基づいて形成
    されることを特徴とする超音波診断装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の装置において、 前記複数の超音波画像は同一部位を表す同一形式の画像
    であることを特徴とする超音波診断装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の装置において、 前記複数の超音波画像の内の少なくとも1つは連続的又
    は間欠的に動画像として表示されることを特徴とする超
    音波診断装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の装置において、 前記複数の超音波画像の内の少なくとも1つは一定周期
    で更新される静止画像として表示されることを特徴とす
    る超音波診断装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の装置において、 前記複数の項目要素には、現在有効となっている有効項
    目要素と、それ以外の1又は複数の項目要素と、が含ま
    れ、 前記複数の超音波画像には、前記現在有効となっている
    有効項目要素に対応する現有効画像と、前記それ以外の
    1又は複数の項目要素に対応する1又は複数のサンプル
    画像と、が含まれることを特徴とする超音波診断装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の装置において、 前記現有効画像のサイズよりも前記1又は複数のサンプ
    ル画像のサイズの方が小さいことを特徴とする超音波診
    断装置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の装置において、 前記1又は複数のサンプル画像は、前記現有効画像の中
    に設定されたエリアに対応する画像であることを特徴と
    する超音波診断装置。
  12. 【請求項12】 請求項9記載の装置において、 前記各サンプル画像のサイズはサンプル画像の個数に応
    じて決定されることを特徴とする超音波診断装置。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の装置において、 前記複数の超音波画像のサイズはそれらの個数に応じて
    決定されることを特徴とする超音波診断装置。
  14. 【請求項14】 請求項1記載の装置において、 前記表示手段は複数の表示装置によって構成されること
    を特徴とする超音波診断装置。
  15. 【請求項15】 請求項9記載の装置において、 前記表示手段は、 前記現有効画像を表示する第1表示装置と、 前記1又は複数のサンプル画像を表示する第2表示装置
    と、 を含むことを特徴とする超音波診断装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の装置において、 前記第1表示装置は、ユーザー操作される操作パネルと
    は別体に設けられた主表示装置であり、前記第2表示装
    置は前記操作パネル上に設けられた補助表示装置である
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  17. 【請求項17】 受信信号に基づいて、異なる複数の動
    作条件に対応する複数の超音波画像を形成する画像形成
    手段と、 前記複数の超音波画像を含むメニュー画面を作成するメ
    ニュー画面作成手段と、 前記メニュー画面の中から特定の超音波画像をユーザー
    選択するための選択手段と、 前記選択手段によって選択された超音波画像に対応する
    動作条件を今後有効な有効動作条件とする動作制御手段
    と、 を含むことを特徴とする超音波診断装置。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の装置において、 前記メニュー画面を構成する各超音波画像は表示フレー
    ム周期を単位とした一定周期で更新されることを特徴と
    する超音波診断装置。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の装置において、 前記メニュー画面を構成する少なくとも1つの超音波画
    像は一定シーケンスに従って動画像又は静止画像として
    表示されることを特徴とする超音波診断装置。
  20. 【請求項20】 異なる複数の動作条件に対応する複数
    のサンプル画像を生成するサンプル画像生成部と、 前記サンプル画像生成部により生成された複数のサンプ
    ル画像を含むメニュー画面を作成するメニュー画面作成
    手段と、 前記メニュー画面の中から特定のサンプル画像をユーザ
    ー選択するための選択手段と、 前記選択手段によって選択されたサンプル画像に対応す
    る動作条件に基づいて当該超音波診断装置の動作制御を
    行う動作制御手段と、 を含むことを特徴とする超音波診断装置。
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