JP2003230414A - 装飾体の揺動支持機構および装身具 - Google Patents

装飾体の揺動支持機構および装身具

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JP2003230414A JP2002032891A JP2002032891A JP2003230414A JP 2003230414 A JP2003230414 A JP 2003230414A JP 2002032891 A JP2002032891 A JP 2002032891A JP 2002032891 A JP2002032891 A JP 2002032891A JP 2003230414 A JP2003230414 A JP 2003230414A
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桐 毅 幸 片
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外観に優れるとともに製造が容易であり、か
つ小型軽量でありながら装飾体を確実に揺動させること
ができる装飾体の揺動支持機構を提供する。 【解決手段】 本発明に係る装飾体の揺動支持機構10
0は、有底筒状のハウジング10と蓋体30とから形成
される閉鎖空間内に揺動軸21の係合部23と巻きばね
24とを収納する。また、揺動軸21の軸部22をハウ
ジング10の挿通孔13に挿通するとともに、揺動軸2
4の基端に一体に形成した係合部23の両係合端23
a,23bをハウジング10に設けた切り欠き1と蓋体
30に設けた切り欠き32とを組み合わせて形成される
受入部に受け入れることにより、揺動軸21の揺動範囲
を規制する構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装飾体を揺動自在
に支持する機構およびそれを用いた装身具に関し、より
詳しくは、外観に優れるとともに製造が容易で、小型軽
量であり、かつ装飾体を確実に揺動させて美観を向上さ
せる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブローチ等の装身具のなかには、
装飾体の一部若しくは全体を揺動自在に支持したものが
ある。このような装身具はアンティークジュエリーの分
野において「トレンブラン」と呼ばれているが、装飾体
の揺動に伴って宝石類がひときわきらめく光彩を放つた
め、極めて魅力的な装身具を構成することができる。
【0003】このように装飾体を揺動自在に支持するた
めの具体的な機構は、例えば実開昭61−174408
号公報、実開昭63−52414号公報、実開昭63−
178512号公報等に開示されている。
【0004】このうち実開昭63−178512号公報
には、巻きばねを用いて装飾体を揺動自在に支持する機
構が開示されている。この支持機構について図6を参照
して説明すると、可動装飾体1から垂下された取付杆2
の下端部には取付輪2aが形成されている。可動装飾体
1を揺動支持するための巻きばね3は、その半径方向内
側の端部3aが取付杆2の長手方向の中間部2bに固定
されるとともに、その半径方向外側の端部3bが図示さ
れない固定具を用いて環体4の内壁面4aに固定され
る。次いで、ピン5を環体4の一方の貫通孔4b、取付
輪2aおよび環体4の他方の貫通孔4cの順に挿通する
と、可動装飾体1の環体4に対する図示上下方向の変位
が完全に規制されるとともに可動装飾体1の取付杆2の
軸線回りの大きな回動が規制される。これにより、環体
4からの脱落を防止しつつ、可動装飾体1を揺動自在に
支持することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した実
開昭63−178512号公報に開示されている装飾体
の揺動支持機構は、図6に示したように巻きばね3が外
界に露出する構造であるため、この機構を用いた装身具
の外観品質は良好とは言えない。また、巻きばね3の半
径方向外側の端部3bを環体4の内壁面4aに固定する
ために固定具を用いたり、環体4にピン5を挿通したり
する作業が必要であり、その組み立てが困難である。さ
らに、ピン5の軸線回りにおける可動装飾体1の倒れを
規制することができないため、巻きばね3の出力を高め
ざるを得ず、可動装飾体1の揺動が乏しくなるとともに
この機構全体が大きなものとなってしまう。
【0006】そこで本発明の目的は、上述した従来技術
が有する問題点を解消し、外観に優れるとともに製造が
容易、かつ小型軽量でありながら装飾体を確実に揺動さ
せることができる装飾体の揺動支持機構および装身具を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する請
求項1に記載の装飾体の揺動支持機構は、その底壁に挿
通孔を有した有底筒状のハウジングと、前記ハウジング
の開口を閉鎖する蓋体と、前記ハウジングの挿通孔内に
挿通されるとともにその先端側に装飾体を取り付け可能
な軸部、およびこの軸部の基端側に設けられて前記軸部
の軸線に対し垂直な方向に延びる係合部を有した揺動軸
と、その半径方向内側の端部が前記軸部の長手方向中央
部分に固定されるとともにその半径方向外側の端部が前
記収納ケースの内壁面に固定される巻きばねと、を備え
る。そして、前記ハウジングは、前記係合部の先端を受
け入れる受入部をその周壁の開口側の端部に有すること
を特徴としている。
【0008】すなわち、請求項1に記載した装飾体の揺
動支持機構においては、ハウジングおよび蓋体によって
形成される閉鎖空間の内部に、揺動軸の基端側部分およ
び巻きばね全体が格納されるので、この装飾体揺動支持
機構全体の外観品質を大幅に向上させることができる。
また、揺動軸の軸部がハウジングの挿通孔内に挿通さ
れ、かつ揺動軸の係合部先端が受入部に受け入れられる
ので、揺動軸の揺動範囲を確実に規制することができ
る。これにより、揺動支持する装飾体に大きな外力が作
用しても、装飾体が大きく変位して周囲の他の装飾体に
接触したり巻きばねが変形したりすることを確実に防止
できる。また、揺動軸はその軸部と係合部とが一体とな
っており、かつ揺動軸のハウジングへの組み付けは、揺
動軸の軸部をハウジングの挿通孔に挿通するとともに係
合部をハウジングの受入部に受け入れるだけで良いか
ら、この装飾体揺動支持機構の組み立て作業を容易に行
うことができる。また、揺動軸の係合部を受け入れる受
入部がハウジング周壁の開口側端部に設けられているか
ら、ハウジングを製造する際にハウジングに生じる変形
の度合いを小さくすることができる。これにより、小型
軽量な装飾体揺動支持機構を容易に製造することができ
る。なお、揺動軸の係合部を受け入れる受入部は、ハウ
ジング周壁の開口側端部に設けた切り欠きとすることも
できるし、ハウジング周壁の内壁面に開口側端部から凹
設した凹溝とすることもできる。
【0009】請求項2に記載した装飾体の揺動支持機構
は、前記揺動軸の係合部が前記軸部と一体にT字形に形
成され、かつ一対の前記受入部が互いに対向するように
形成されて前記係合部の両端をそれぞれ受け入れること
を特徴としている。
【0010】すなわち、請求項2に記載した装飾体の揺
動支持機構においては、軸部と一体にT字形に形成した
係合部の両端を一対の受入部にそれぞれ受け入れるか
ら、揺動軸の揺動範囲をより正確に規制することができ
る。なお、揺動軸の基端側をT字形として二股に形成す
ることに加えて、三つ股若しくは四つ股に形成すること
によって揺動軸の揺動範囲をより複雑に制御することも
できる。
【0011】請求項3に記載した装飾体の揺動支持機構
は、前記受入部が、前記ハウジングおよび前記蓋体にそ
れぞれ設けた切り欠きによって貫通孔として形成される
ことを特徴としている。言い換えると、ハウジングおよ
び蓋体にそれぞれ設けた切欠同士が互いに対向して受入
孔を形成するように、蓋体をハウジングに対して位置決
めしつつハウジングに固定する。
【0012】すなわち、請求項3に記載した装飾体の揺
動支持機構においては、揺動軸の係合端を受け入れる受
入部の一部を蓋体側に設けることにより、ハウジング周
壁の開口側端部に設ける受入部の大きさをより小さくす
ることができる。これにより、ハウジングを製造する際
にハウジングに生じる変形の度合いをより一層小さくす
ることができるから、より精密で品質の高い装飾体揺動
支持機構を製造することができる。また、受入部の一部
を蓋体側に設けることにより揺動軸をその軸線方向に大
きく変位させることも可能となるから、揺動支持する装
飾体の揺動をより多彩なものとして装身具の商品力をよ
り一層向上させることができる。
【0013】請求項4に記載した装飾体の揺動支持機構
は、前記ハウジングが、前記開口側の端部から前記底壁
に向かって延びるようにその内壁面に凹設された、前記
巻きばねの半径方向外側の端部を受け入れて係止する巻
きばね係止溝を有することを特徴としている。
【0014】すなわち、請求項4に記載した装飾体の揺
動支持機構においては、巻きばねをハウジング内に組み
付ける際に巻きばねの半径方向外側の端部を巻きばね係
止溝に挿入すると、この半径方向外側の端部はハウジン
グの周壁に対して円周方向に変位不能に固定される。し
たがって、巻きばねの半径方向外側の端部をハウジング
に固定する作業を極めて容易に行うことができるから、
この装飾体揺動支持機構をより一層容易に製造すること
ができる。
【0015】請求項5に記載した装身具は、装身具が装
着される被装着体の表面側に配設される装飾部分と、前
記被装着体の裏面側に配設される保持部分と、を備え
る。そして前記装飾部分は、装飾体を支持する支持部に
設けられて前記被装着体を貫通可能な第1の貫通ピン
と、この第1の貫通ピンの軸線に対して半径方向外側に
離間した位置において前記支持部に設けられて前記第1
の貫通ピンと平行に延びる第2の貫通ピンと、を有す
る。また前記保持部分は、前記第1の貫通ピンを受け入
れて係脱自在に保持する保持手段と、受け入れた前記第
1の貫通ピンの軸線に対して垂直な方向に延びて前記被
装着体の裏面に密着可能な板状の傾倒防止部材と、を有
する。
【0016】すなわち、請求項5に記載した装身具にお
いては、装飾部分の支持部に設けた第1の貫通ピンを衣
服の襟等の表面側から刺して裏面側に突出させるととも
に、襟等の裏側に突出した第1の貫通ピンに保持手段を
取り付けることによって、装飾部分を衣服の襟等に固定
することができる。このとき、第2の貫通ピンもまた衣
服の襟等を貫通して裏面側に突出するので、装飾部分が
第1の貫通ピンの軸線回りに回動することを防止でき
る。また、衣服の襟等の裏面側に突出した第1の貫通ピ
ンに保持手段を取り付けると、保持手段に設けた傾倒防
止部材が衣服の襟等の裏面に密着するので、第1の貫通
ピンを衣服の襟等の表面に対して垂直に起立させること
ができる。これにより、装飾部分が衣服の襟等の表面に
対して傾倒することを防止できるから、装飾部分の支持
部に揺動自在に支持した装飾体が衣服の襟等の表面に接
触することがなく、装飾体を確実に揺動させることがで
きる。
【0017】請求項6に記載した装身具は、前記傾倒防
止部材が、受け入れた前記第1の貫通ピンの軸線と同軸
な円盤状部材であり、かつ前記第2の貫通ピンを受け入
れる複数のピン受入孔が前記軸線の円周方向に等間隔に
貫設されていることを特徴としている。
【0018】すなわち、請求項6に記載した装身具にお
いては、傾倒防止部材が、保持部材に受け入れた第1の
貫通ピンの軸線と同軸な円盤状に形成される。これによ
り、この装身具を衣服の襟等に装着した状態では、衣服
の襟等の表面側に位置する装飾部分が第1の貫通ピンの
軸線に対して360度いずれの方向にも傾倒することが
ない。また、衣服の襟等の裏面側に突出した第2の貫通
ピンを受け入れるピン受入孔が、受け入れた第1の貫通
ピンの軸線の円周方向に等間隔に貫設されている。これ
により、衣服の襟等の裏面側に突出した第1の貫通ピン
に保持部分を取り付けつつ第2の貫通ピンの先端を傾倒
防止部材のピン受入孔に受け入れる動作を容易に行うこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図5を参照し、本
発明に係る装飾体の揺動支持機構および装身具の各実施
形態について詳細に説明する。なお、以下の説明におい
ては、同一の部分に同一の符号を用いてその説明を省略
する。
【0020】まず最初に図1乃至図3を参照して本発明
に係る装飾体の揺動支持機構の一実施形態について詳細
に説明すると、本実施形態の装飾体の揺動支持機構10
0は、有底円筒状のハウジング10、揺動軸ユニット2
0およびハウジング10の開口を閉鎖する蓋体30とを
備えている。
【0021】ハウジング10は、シルバー、ゴールドお
よびプラチナ等の貴金属、若しくはステンレスや洋白の
金属材料から精密鋳造若しくは切削加工により製造され
る部材で、製造された円筒状の周壁11の一方の開口を
閉塞する底壁12を有している。そしてこの底壁12に
は、揺動軸21の軸部22が挿通される挿通孔13が貫
設されている。また、周壁11の他方の開口14側の端
部には、一対の切り欠き15が周壁11の軸線を挟んで
互いに対向するように形成されている。これらの切り欠
き15は、揺動軸21の係合部23の両端23a,23
bを受け入れる受入部を形成するためのものである。ま
た、一対の切り欠き15に隣接して設けられている切り
欠き16は、蓋体30の位置決めに用いるためのもので
ある。さらに、周壁11の内壁面には、巻きばね24の
半径方向外側の端部24aを受け入れて係止するための
巻きばね係止溝17が、周壁11の開口14側の端部か
ら底壁12に向かって延びるように凹設されている(図
3参照)。
【0022】揺動軸ユニット20は、揺動軸21に巻き
ばね24を組み付けたものである。揺動軸21は、例え
ばNi系ホワイトゴールド等の貴金属から製造される部
材で、ハウジング10の底壁12に貫設された挿通孔1
3内に挿通される軸部22と、この軸部22の基端側に
おいてT字形に一体に形成された係合部23とを有して
いる。係合部23は、軸部22の軸線に対して垂直な方
向に延びる部材であるが、本実施形態においては軸部2
2の先端22aから離間する方向に湾曲しており、かつ
その両端部23a,23bが係合端となっている。巻き
ばね24は、ばね鋼製の帯板を螺旋状に巻いた部材で、
その半径方向外側の端部24aは、図3に示したよう
に、ハウジング10の内壁面に凹設された巻きばね係止
溝17内に挿入されて周壁11に対しその円周方向に変
位不能に係止される。これに対して、巻きばね24の半
径方向内側の端部24個は、揺動軸21の軸部22に鑞
付けによって固定されている。
【0023】蓋体30は、シルバー、ゴールドおよびプ
ラチナ等の貴金属、若しくはステンレスや洋白等の金属
材料から精密鋳造若しくは切削加工により製造される部
材で、円盤状の本体部分31には、その軸線を挟んで互
いに対向するように形成された一対の切り欠き32を有
している。これらの切り欠き32は、ハウジング10の
一対の切り欠き15と共に、揺動軸21の係合端23
a,23bをそれぞれ受け入れる受入部を構成する。な
お、本体部分31の図示上面に突設された一対の突起3
3は、ハウジング10の切り欠き16と係合してハウジ
ング10に対する位置決めを行うためのものである。
【0024】上述した構造を有する本実施形態の装飾体
揺動支持機構100を組み立てる際には、まず揺動軸ユ
ニット20の軸部22をハウジング10の挿通孔13に
挿通する。次いで、ハウジング10の内壁面に凹設され
ている一対の巻きばね係止溝17のいずれかに巻きばね
24の半径方向外側の端部24aを挿入する。さらに、
揺動軸ユニット20の両係合端23a,23bをハウジ
ング10の一対の切り欠き15内にそれぞれ挿入し、ハ
ウジング10への揺動軸ユニット23の組み付けを完了
する。そして、蓋体30の一対の突起33をハウジング
10の切り欠き16に嵌合させた後、ハウジング10に
蓋体30を鑞付けして固定する。
【0025】このとき、巻きばね24の半径方向外側の
端部24aをハウジング10に固定する作業は、巻きば
ね24の端部24aを巻きばね係止溝17に挿入すると
ともに蓋体30をハウジング10に鑞付けすることによ
って完了する。具体的に説明すると、ハウジング10に
蓋体30を組み付けると、巻きばね係止溝17に挿入さ
れた半径方向外側の端部24aの下面に蓋体30に設け
た突起33が当接し、半径方向外側の端部24aを巻き
ばね係止溝17内に固定する。したがって、巻きばね2
4の半径方向外側の端部24aをハウジング10に固定
する作業を極めて容易に行うことができるから、この装
飾体揺動支持機構100を容易に製造することができ
る。
【0026】また、本実施形態の装飾体揺動支持機構1
00の組み立てが完了すると、ハウジング10および蓋
体30によって形成される閉鎖空間の内部に、揺動軸2
1の基端側および巻きばね24の全体が格納されるの
で、この装飾体揺動支持機構100全体の外観品質を大
幅に向上させることができる。
【0027】また、揺動軸21の軸部22がハウジング
10の挿通孔13内に挿通されており、かつ揺動軸21
の両係合端23a,23bがそれぞれ貫通孔状の一対の
受入部18内にそれぞれ受け入れられるので、揺動軸2
1の揺動範囲を確実に規制することができる。これによ
り、揺動軸21の先端21aに取り付けられて揺動支持
される装飾体(図示せず)に大きな外力が作用しても、
この装飾体が大きく変位して周囲の他の装飾体に接触し
たり巻きばね24が変形したりすることを確実に防止す
ることができる。
【0028】また、揺動軸21はその軸部22と係合部
23とが一体となっており、かつ揺動軸21のハウジン
グ10への組み付けは、揺動軸21の軸部22をハウジ
ング10の挿通孔13に挿通するとともに両係合端23
a,23bをハウジング10の切り欠き15に入れるだ
けで良いから、この装飾体揺動支持機構100の組み立
て作業を容易に行うことができる。
【0029】また、揺動軸21の両係合端23a,23
bを受け入れる受入部18が、ハウジング10に設けた
切り欠き15と蓋体30に設けた切り欠き32とを組み
合わせることにより形成されている。これにより、ハウ
ジング周壁11の開口14側の端部に設ける切り欠き1
5の大きさを小さくすることができるから、ハウジング
10を精密鋳造する際にハウジング10に生じる変形の
度合いを小さくし、より精密で品質の高い装飾体揺動支
持機構100を製造することができる。また、受入部1
8の一部を構成する切り欠き32を蓋体30に設けると
ともに、揺動軸21の係合部23を湾曲させて両係合端
23a,23bを蓋体30の切り欠き32に受け入れる
構造であるから、揺動軸21をその軸部22の軸線方向
に大きく変位させることも可能となり、揺動支持する装
飾体の揺動動作をより多彩なものとして装身具の商品力
をより一層向上させることができる。
【0030】次に、図4および図5を参照し、本発明に
係る装身具の一実施形態について詳細に説明する。
【0031】本実施形態の装身具200はブローチであ
り、この装身具200が装着される衣服の襟等の被装着
体Wの表面側に配設される装飾部分40と、被装着体W
の裏面側に配設される保持部分50とを備えている。
【0032】装飾部分40は、第1の装飾体41を支持
する支持部42に設けられて被装着体Wを貫通可能な第
1の貫通ピン43と、この第1の貫通ピン43の軸線に
対して半径方向外側に離間した位置において支持部42
に設けられて第1の貫通ピン43と平行に延びる第2の
貫通ピン44とを有している。第1の貫通ピン43を被
装着体Wに刺して被装着体Wの裏面側に突出させるとと
もに、支持部42を被装着体Wの表面に密着させた状態
では、第2の貫通ピン44もまた被装着体Wの裏面側に
突出して後述する傾倒防止板52を貫通する。また、支
持部42の第1の装飾体41から離間した位置には、前
述した装飾体揺動支持機構100が設けられている。そ
して、この装飾体揺動支持機構100の揺動軸21の先
端に第2の装飾体45が設けられている。
【0033】保持部分50は、第1の貫通ピン43を受
け入れて係脱自在に保持する保持手段51と、受け入れ
た第1の貫通ピン43の軸線に対して垂直な方向に延び
て被装着体Wの裏面に密着可能な傾倒防止板52とを有
している。傾倒防止板52は、図5に示したように、受
け入れた第1の貫通ピン43の軸線と同軸な略円盤状の
部材であり、かつ第2の貫通ピン44を受け入れる複数
のピン受入孔52aが第1の貫通ピン43の軸線の円周
方向に等間隔に貫設されている。また、これらのピン受
入孔52aの外周には、異なる直径のピン受入孔52b
がこの傾倒防止板52の軸線の円周方向に等間隔に貫設
されている。
【0034】上述した構造を有する本実施形態の装身具
200においては、装飾部分40の支持部42に設けた
第1の貫通ピン43を被装着体Wの表面側から刺して裏
面側に突出させるとともに、被装着体Wの裏面側に突出
した第1の貫通ピン43に保持手段51を取り付けるこ
とにより、装飾部分40を被装着体Wの表面側に固定す
ることができる。このとき、第2の貫通ピン44もまた
被装着体Wを貫通して裏面側に突出するので、装飾部分
40が第1の貫通ピン43の軸線回りに回動することを
防止できる。これにより、この装身具200を装着した
身体の動きを第2の装飾体45に伝達し、第2の装飾体
45を確実に揺動させることができる。
【0035】また、被装着体Wの裏面側に突出した第1
の貫通ピン43に保持手段51を取り付けつつ、保持手
段51に設けた傾倒防止板52の上面を被装着体Wの裏
面に密着させると、第1の貫通ピン43を被装着体Wの
表面に対して垂直に起立させることができる。そして、
傾倒防止板52が保持手段51に受け入れた第1の貫通
ピン43の軸線と同軸な円盤状に形成されている。さら
に、装飾部分40の支持部42と保持部分50の傾倒防
止板52とが被装着体Wを挟持する構造である。これに
より、この装身具200を被装着体Wに装着した状態で
は、被装着体Wの表面側に位置する装飾部分40が第1
の貫通ピン43の軸線に対して360度いずれの方向に
も傾倒することがない。したがって、装飾部分40の被
装着体Wの表面に対する傾倒を防止できるから、装飾部
分40の支持部42に揺動自在に支持した第2の装飾体
45が被装着体Wの表面に接触することがなく、第2の
装飾体45を確実に揺動させることができる。
【0036】また、被装着体Wの裏面側に突出した第2
の貫通ピン44を受け入れるピン受入孔52aが、受け
入れた第1の貫通ピン43の軸線の円周方向に等間隔に
貫設されている。これにより、被装着体Wの裏面側に突
出した第1の貫通ピン43に保持手段51を取り付けつ
つ第2の貫通ピン44の先端を傾倒防止板52のピン受
入孔52aに受け入れる動作を容易に行うことができ
る。
【0037】さらに、傾倒防止板52には、円周方向に
等間隔に配設されたピン受入孔52aの列の外周側に、
他のピン受入孔52bの列が配置されている。これによ
り、第1の貫通ピン43と第2の貫通ピン44との間隔
が異なる他の装飾部分にも、この保持部分50を共用す
ることができる。
【0038】以上、本発明に係る装飾体の揺動支持機構
および装身具の各実施形態ついて詳しく説明したが、本
発明は上述した実施形態によって限定されるものではな
く、種々の変更が可能であることは言うまでもない。例
えば、上述した装飾体の揺動支持機構100において
は、一対の受入部18が貫通孔として形成されている
が、ハウジング10および蓋体30の内壁面にそれぞれ
凹設した凹溝から受入部18を構成することができる。
この場合は、揺動軸21係合部23がハウジング10の
内部に完全に隠れるので、装飾体揺動支持機構の外観を
さらに向上させることができる。また、上述した装飾体
の揺動支持機構100においては、揺動軸21の係合部
23を軸部22と一体のT字形の二股に形成している
が、三つ股若しくは四つ股に形成することによって揺動
軸の揺動範囲をより複雑に制御することもできる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る装飾体の揺動支持機構は、有底筒状のハウジング
と蓋体から形成される閉鎖空間内に揺動軸の基端部と巻
きばねとを収納するとともに、揺動軸の基端側に一体に
形成した係合部の末端をハウジングに設けた受入部に受
け入れることにより揺動軸の揺動範囲を規制する構造で
ある。また、本発明に係る装身具は、装身具を装着する
被装着体を貫通する第1および第2の貫通ピンによって
装飾部分が第1の貫通ピンの軸線回りに回動することを
防止するとともに、装着時に被装着体の裏面に密着する
傾倒防止部材によって装飾部分の傾倒を防止する構造で
ある。これにより、外観に優れるとともに製造が容易で
あり、かつ小型軽量でありながら装飾体を確実に揺動さ
せることができる装飾体の揺動支持機構および装身具を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装飾体の揺動支持機構の一実施形
態を分解状態で示す斜視図。
【図2】本発明に係る装飾体の揺動支持機構の一実施形
態を完成状態で示す斜視図。
【図3】図2中に示したA−A破断線に沿った水平断面
図。
【図4】本発明に係る装身具の一実施形態を示す側面
図。
【図5】図4中に示したB−B破断線に沿った水平断面
図。
【図6】実開昭63−178512号公報に記載されて
いる従来技術を模式的に示す分解斜視図。
【符号の説明】
1 可動装飾体 2 取付杆 3 巻きばね 4 環体 5 ピン 10 ハウジング 11 周壁 12 底壁 13 挿通孔 14 開口 15 切り欠き 16 切り欠き 17 巻きばね係止溝 18 受入部 20 揺動軸ユニット 21 揺動軸 22 軸部 23 係合部 23a,23b 係合端 24 巻きばね 30 蓋体 31 本体部分 32 切り欠き 33 突起 40 装飾部分 41 第1の装飾体 42 支持部 43 第1の貫通ピン 44 第2の貫通ピン 45 第2の装飾体 50 保持部分 51 保持手段 52 傾倒防止板 52a,52b ピン受入孔 100 本発明に係る一実施形態の装飾体揺動支持機構 200 本発明に係る一実施形態の装身具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有 竹 茂 東京都目黒区青葉台3丁目20番8号 株式 会社ミキモト装身具内 Fターム(参考) 3B114 AA02 BD09 EC04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その底壁に挿通孔を有した有底筒状のハウ
    ジングと、 前記ハウジングの開口を閉鎖する蓋体と、 前記ハウジングの挿通孔内に挿通されるとともにその先
    端側に装飾体を取り付け可能な軸部、およびこの軸部の
    基端側に設けられて前記軸部の軸線に対し垂直な方向に
    延びる係合部を有した揺動軸と、 その半径方向内側の端部が前記軸部の長手方向中央部分
    に固定されるとともにその半径方向外側の端部が前記収
    納ケースの内壁面に固定される巻きばねと、を備え、 前記ハウジングは、前記係合部の先端を受け入れる受入
    部をその周壁の開口側の端部に有することを特徴とする
    装飾体の揺動支持機構。
  2. 【請求項2】前記揺動軸の係合部が前記軸部と一体にT
    字形に形成され、 かつ一対の前記受入部が互いに対向するように形成され
    て前記係合部の両端をそれぞれ受け入れることを特徴と
    する請求項1に記載の装飾体の揺動支持機構。
  3. 【請求項3】前記受入部は、前記ハウジングおよび前記
    蓋体にそれぞれ設けた切り欠きによって貫通孔として形
    成されることを特徴とする請求項1または2に記載の装
    飾体の揺動支持機構。
  4. 【請求項4】前記ハウジングは、前記開口側の端部から
    前記底壁に向かって延びるようにその内壁面に凹設され
    た、前記巻きばねの半径方向外側の端部を受け入れて係
    止する巻きばね係止溝を有することを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載の装飾体の揺動支持機構。
  5. 【請求項5】装身具が装着される被装着体の表面側に配
    設される装飾部分と、 前記被装着体の裏面側に配設される保持部分と、を備
    え、 前記装飾部分は、装飾体を支持する支持部に設けられて
    前記被装着体を貫通可能な第1の貫通ピンと、この第1
    の貫通ピンの軸線に対して半径方向外側に離間した位置
    において前記支持部に設けられて前記第1の貫通ピンと
    平行に延びる第2の貫通ピンと、を有し、 かつ前記保持部分は、前記第1の貫通ピンを受け入れて
    係脱自在に保持する保持手段と、受け入れた前記第1の
    貫通ピンの軸線に対して垂直な方向に延びて前記被装着
    体の裏面に密着可能な板状の傾倒防止部材と、を有す
    る、ことを特徴とする装身具。
  6. 【請求項6】前記傾倒防止部材は、受け入れた前記第1
    の貫通ピンの軸線と同軸な円盤状部材であり、かつ前記
    第2の貫通ピンを受け入れる複数のピン受入孔が前記軸
    線の円周方向に等間隔に貫設されていることを特徴とす
    る請求項5に記載の装身具。
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