JP2003230151A - プログラム、記録媒体、並びに画像符号化装置および方法 - Google Patents

プログラム、記録媒体、並びに画像符号化装置および方法

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JP2003230151A
JP2003230151A JP2002340810A JP2002340810A JP2003230151A JP 2003230151 A JP2003230151 A JP 2003230151A JP 2002340810 A JP2002340810 A JP 2002340810A JP 2002340810 A JP2002340810 A JP 2002340810A JP 2003230151 A JP2003230151 A JP 2003230151A
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access unit
picture
occupancy
calculation step
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Taro Takita
太郎 滝田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全てのピクチャに対して安定した画質の画像
を提供するようにする。 【解決手段】 いま符号化されるピクチャの発生符号量
比gain1が、ピクチャタイプに応じて演算される(ステ
ップS2)。発生符号量比gain1に基づいて、j番目の
マクロブロックMB(j)に対する仮想バッファの占有量d
(j)が演算される(ステップS5)。この仮想バッファ
は、ピクチャタイプによらない共通の仮想バッファが使
用される。仮想バッファの占有量d(j)に基づいて、MB
(j)の量子化スケールコードQ1(j)が演算される(ステッ
プS7)。また、そのピクチャの最後のMB(MB_cnt)の処
理が終了されると、その最後のMBに対する仮想バッファ
の占有量d(MB_cnt)が、次に符号化されるピクチャの仮
想バッファ占有量の初期値d(0)として設定される(ステ
ップS10)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラム、記録
媒体、並びに画像符号化装置および方法に関し、特に、
全てのピクチャに対して安定した画質の画像を提供でき
るようにしたプログラム、記録媒体、並びに画像符号化
装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、MPEG(Moving Picture Experts Gr
oup)に代表される画像圧縮技術が発達してきた。
【0003】このMPEGの画像圧縮方式は、例えば、Iピ
クチャ(Intra-Picture)、Pピクチャ(Predictive-Pi
cture)、またはBピクチャ(Bidirectionally Predict
ive-Picture)のいずれかの予測モードで各フレームの
画像を予測し、予測誤差を符号化(エンコード)する。
【0004】Iピクチャの画像データは、その1フレー
ム分の画像データが、他のフレームの画像データを利用
することなくそのまま符号化された画像データ(イント
ラ符号化画像データ)である。一方、Pピクチャの画像
データは、基本的には、それより時間的に先行するIピ
クチャまたはPピクチャの画像データからの差分が符号
化された画像データ(フレーム間順方向予測符号化画像
データ)である。さらに、Bピクチャの画像データは、
基本的には、時間的に先行するIピクチャ若しくはPピ
クチャの画像データ、または後行するIピクチャ若しく
はPピクチャからの画像データからの差分が符号化され
た画像データ(フレーム間双方向予測符号化画像デー
タ)である。
【0005】このように、MPEG方式は、予測誤差のみを
符号化するために、各フレームの画像データをそのまま
符号化する場合に比べて、データ量を縮小することがで
きる。
【0006】従来のMPEG符号化装置は、ピクチャ(Iピ
クチャ、Pピクチャ、またはBピクチャ)をマクロブロ
ック(以下、MBと記述する)のデータにそれぞれ分解
し、分解したMBのデータを順次符号化し、ピクチャ内の
全てのMBのデータを符号化すると、それらのMBの符号化
データをピクチャ単位のデータに変換し、ビットストリ
ームデータとして外部に出力する。即ち、従来のMPEG符
号化装置は、画像データをMBを単位として符号化してい
る。
【0007】このMBのデータは、例えば、次の3プロセ
ス(目標符号量設定プロセス、仮想バッファ占有量演算
プロセスおよび量子化スケールコード演算プロセス)の
処理、即ち、MPEGにおけるいわゆるTM5(Test Model
5)の所定の処理により演算されたMBの量子化スケー
ルコードQ1に基づいて量子化される。
【0008】(目標符号量設定プロセス)目標符号量設
定プロセスにおいて、次に符号化されるピクチャの1つ
前の同一ピクチャタイプのピクチャのグローバルコンプ
レクシティ(global comlpexity)X1および発生符号
量S1に基づいて、次に符号化されるピクチャの目標符
号量T1が設定される。
【0009】なお、グローバルコンプレクシティX1と
は、ピクチャの画像の絵柄の複雑さを表すパラメータで
あり、発生符号量S1とは、ピクチャが符号化された際
に実際に発生された符号化データの総データ量である。
また、目標符号量T1とは、次に符号化されるピクチャ
の発生符号量の目標量である。
【0010】(仮想バッファ占有量演算プロセス)仮想
バッファ占有量演算プロセスにおいて、目標符号量設定
プロセスで設定された目標符号量T1に基づいて、次式
(1)乃至(3)のいずれかの式により、次に符号化さ
れるピクチャ内のj番目のMB(以下、MB(j)と記述する)
に対する仮想バッファの占有量d1(j)が演算される。
【0011】 di(j)=di(0)+B(j-1)−((Ti×(j-1))/MB_cnt) (1) dp(j)=dp(0)+B(j-1)−((Tp×(j-1))/MB_cnt) (2) db(j)=db(0)+B(j-1)−((Tb×(j-1))/MB_cnt) (3)
【0012】式(1)乃至式(3)において、di(j),dp
(j),およびdb(j)は、それぞれIピクチャ、Pピクチ
ャ、およびBピクチャの仮想バッファの占有量d1(j)を
表しており、また、di(0),dp(0),およびdb(0)は、それ
ぞれIピクチャ、Pピクチャ、およびBピクチャの仮想
バッファの初期占有量d1(0)を表している。B(j)は、MB
(1)乃至MB(j)までの実際の発生符号量を表しており、T
i,Tp,およびTbは、それぞれ目標符号量設定プロセスで
設定されたIピクチャ、Pピクチャ、およびBピクチャ
の目標符号量T1を表しており、また、MB_cntは、1ピ
クチャ内のMBの総数(以下、MB数と称する)を、それぞれ
表している。
【0013】式(1)乃至式(3)に示されるように、
右辺第1項の仮想バッファの初期占有量d1(0)は1ピク
チャ内において一定であるため、1ピクチャ内の各仮想
バッファの占有量d1(j)の変化量は、右辺第2項および
第3項に示されるB(j-1)-(T1×(j-1))/MB_cntにより決
定される。即ち、第3項(T1×(j-1))/MB_cntにおいて、
目標符号T1がピクチャ内の各MBに均等に割り当てられ、
第2項の実際の発生符号量B(j-1)と第3項との差が求め
られ、その差によって仮想バッファの占有量d1(j)が変
化されている。
【0014】このように、仮想バッファの占有量d1(j)
は、ピクチャの目標符号量T1と発生符号量S1とが一致す
るように、目標符号量T1がピクチャ内の各MBに均等に割
り当てられた量と、実際に符号化されて発生した符号化
データの発生符号量B(j-1)との差分を各MB毎に管理する
ための値である。
【0015】なお、各ピクチャタイプにおける最初のピ
クチャに対する仮想バッファの初期占有量d1(0)は、式
(4)乃至式(6)のいずれかの式によりそれぞれ設定
される。
【0016】di(0)=10×r/31 (4) dp(0)=Kp×di(0) (5) db(0)=Kb×di(0) (6)
【0017】式(4)において、rは、リアクションパ
ラメータと称されるフィードバックループの応答速度を
制御するパラメータを表しており、目標ビットレートで
あるbit_rate(ビット/秒)、および1秒間のフレーム数
を表すpicture_rate(フレーム/秒)に基づいて、式
(7)に示されるように設定される。
【0018】r=2×bit_rate/picture_rate (7)
【0019】また、式(5)におけるKp、および式
(6)におけるKbは、Iピクチャの量子化スケールコー
ドを基準としたPピクチャおよびBピクチャの量子化ス
ケールコードのそれぞれの比率を表しており、式(8)
および式(9)に示される値にそれぞれ設定される。
【0020】Kp=1.0 (8) Kb=1.4 (9)
【0021】さらに、各ピクチャの符号化が終了される
毎に、それぞれの仮想バッファの初期占有量d1(0)は、
式(10)乃至式(12)のいずれかにより更新され
る。
【0022】di(0)=di(MB_cnt) (10) dp(0)=dp(MB_cnt) (11) db(0)=db(MB_cnt) (12)
【0023】即ち、各ピクチャの符号化が終了されたと
きの仮想バッファの占有量d1(MB_cnt)は、次の同一ピク
チャタイプのピクチャに対する仮想バッファの初期占有
量d1(0)として用いられる。
【0024】(量子化スケールコード演算プロセス)量
子化スケールコード演算プロセスにおいて、仮想バッフ
ァ占有量演算プロセスで設定された仮想バッファの占有
量d1(j)に基づいて、次式(13)乃至(15)のいず
れかの式により、次に符号化されるMB(j)に対する量子
化スケールコードQ1(j)が演算される。
【0025】 Qi(j)=(di(j)×31)/r (13) Qp(j)=(dp(j)×31)/r (14) Qb(j)=(db(j)×31)/r (15)
【0026】式(13)乃至式(15)において、Qi
(j),Qp(j),およびQb(j) は、それぞれIピクチャ、Pピ
クチャ、およびBピクチャを生成する際の量子化スケー
ルコードQ1(j)を表している。
【0027】このように、目標符号量設定プロセス、仮
想バッファ占有量演算プロセス、および量子化スケール
コード演算プロセスが繰り返されることで、MB(j)(j
は、1乃至MB_cntの値)の量子化スケールコードQ1(j)
がそれぞれ演算され、演算された量子化スケールコード
Q1(j)に基づいてMB(j)がそれぞれ量子化される。
【0028】なお、上述した目標符号量設定プロセス
は、TM5のstep1に相当する処理であり、また、仮想バ
ッファ占有量演算プロセスおよび量子化スケールコード
演算プロセスは、TM5のstep2に相当する処理である。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、仮想バッファ占有量演算プロセスにおいて
は、各ピクチャタイプごとに独立した3種類の仮想バッ
ファがそれぞれ使用されており、その結果、従来のMPEG
符号化方式においては、次のような課題が存在した。
【0030】即ち、MB(j)の量子化スケールコードQ1(j)
は、上述したように、式(13)乃至式(15)のいず
れかの式に、次に符号化されるピクチャのピクチャタイ
プに対応する仮想バッファの占有量d1(j)(次に符号化
されるピクチャがIピクチャの場合、仮想バッファの占
有量di(j)、Pピクチャの場合、仮想バッファの占有量d
p(j)、またBピクチャの場合、仮想バッファの占有量db
(j))と、リアクションパラメータrとが代入されて演算
される。
【0031】これらの仮想バッファの占有量d1(j)の値
は、上述したように、式(1)乃至式(3)の右辺第2
項および第3項によって変化させられている。
【0032】しかしながら、この仮想バッファの占有量
d1(j)の変化量と、MBのタイプ(イントラブロック(intr
a block)、順方向予測インターブロック(inter blo
ck)、または双方向予測インターブロック)とには密接
な関係がある。
【0033】即ち、イントラブロックにおいては、絵柄
によって発生符号量が多いときと少ないときの絶対的な
差が大きく、その結果、全てイントラブロックで構成さ
れているIピクチャにおいては、仮想バッファの占有量
d(j)の変動が大きい。
【0034】一方、インターブロックにおいては、基本
的に発生符号量が少ないので、発生符号量が多いときと
少ないときの絶対的な差も小さく、その結果、主に順方
向予測インターブロックで構成されているPピクチャ、
さらに最も発生符号量の少ない双方向予測インターブロ
ックも加えて構成されているBピクチャの仮想バッファ
の占有量d1(j)の変動は小さい。
【0035】従って、Iピクチャ、Pピクチャ、および
Bピクチャの順番で仮想バッファの占有量d1(j)の変動
が小さくなっていく。
【0036】これに対して、式(13)乃至式(15)
におけるリアクションパラメータrはピクチャタイプに
よらず固定値である。
【0037】従って、ピクチャタイプによって仮想バッ
ファの占有量d1(j)の変動の大きさが異なるのに対し、
リアクションパラメータrは固定値であるため、ピクチ
ャタイプによって量子化スケールコードQ1(j)の変化の
速度が大きく異なるという第1の課題が存在した。
【0038】具体的には、上述したように、一般的に、
Iピクチャ、Pピクチャ、およびBピクチャの順で仮想
バッファの占有量d1(j)の変動が大きい為、例えば、I
ピクチャの量子化スケールコードQi(j)が適当に反応す
る様なリアクションパラメータrが設定された場合、B
ピクチャの量子化スケールコードQb(j)の反応が鈍くな
る。
【0039】一方、Bピクチャの量子化スケールコード
Qb(j)が適当に反応する様なリアクションパラメータrが
設定された場合、Iピクチャの量子化スケールコードQi
(j)は急激に変化してしまい、ピクチャ内で量子化値が
ばたついてしまう事になる。
【0040】また、ピクチャの先頭MBにおける量子化ス
ケールコードQ1(1)は、1つ前の同一ピクチャタイプの
ピクチャにおける最後のMBの量子化値Q1(MB_cnt)と同じ
値になる。しかしながら、ピクチャタイプは必ずしも連
続ではないため、ピクチャの符号化が終了されたときの
量子化スケールコードQ1(MB_cnt)が、次の同一ピクチャ
タイプのピクチャの先頭MBの量子化スケールコードQ1
(1)として適切とは限らないという第2の課題が存在し
た。
【0041】例えば、いま、GOP(Group Of Pictur
e)が15フレームから構成されており、任意のGOP内の
Iピクチャが符号化される場合、画像が急激に変化する
ようなシーケンスにおいては、15フレームも前のIピ
クチャ(1つ前のGOP内のIピクチャ)の符号化が終了
されたときの量子化スケールコードQi(MB_cnt)が、次の
Iピクチャの先頭MBの量子化スケールコードQi(1)とし
て適当である可能性は低く、さらに、Iピクチャのフィ
ードバックループが緩やかになるようなリアクションパ
ラメータrが設定されていたとき、先頭MBの量子化スケ
ールコードQi(1)の値から、そのIピクチャの適当な量
子化スケールコードの値になるまで、かなりのMBの数が
必要とされる。
【0042】このように、従来のMPEG符号化装置は、符
号化するピクチャのピクチャタイプ(Iピクチャ、Pピ
クチャ、またはBピクチャ)ごとに独立した3種類の仮
想バッファをそれぞれ使用していたので、全てのピクチ
ャに対して安定した画質の画像を提供することができな
かった。
【0043】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、全てのピクチャに対して安定した画質の
画像を提供することができるようにするものである。
【0044】
【課題を解決するための手段】本発明のプログラムは、
いま符号化される第1のブロックを含む第1のアクセス
ユニットに対して割り当てられた目標符号量と、第1の
アクセスユニットが実際に符号化されて発生する符号化
データの発生符号量とが一致するように管理するための
仮想バッファの占有量を演算する仮想バッファ占有量演
算ステップと、仮想バッファ占有量演算ステップの処理
により演算された第1のブロックに対応する仮想バッフ
ァの占有量に基づいて、第1のブロックが量子化される
場合に適用される量子化パラメータの値を演算する量子
化パラメータ演算ステップとをコンピュータに実行さ
せ、仮想バッファ占有量演算ステップは、第1のアクセ
スユニットのアクセスユニットタイプによらず、共通の
仮想バッファを使用することを特徴とする。
【0045】第1のアクセスユニットのアクセスユニッ
トタイプに関する第1のパラメータの値を演算する第1
のパラメータ演算ステップをさらに含み、仮想バッファ
占有量演算ステップは、第1のパラメータ演算手段によ
り演算された第1のパラメータの値に基づいて、第1の
ブロックに対応する仮想バッファの占有量を演算するよ
うにすることができる。
【0046】アクセスユニットの複雑さを表す第2のパ
ラメータの値を演算する第2のパラメータ演算ステップ
をさらに含み、第1のパラメータ演算ステップは、第2
のパラメータ演算ステップの処理により演算された複数
のアクセスユニットタイプのアクセスユニットに対応す
る第2のパラメータのそれぞれの値に基づいて、第1の
パラメータの値を演算するようにすることができる。
【0047】第2のパラメータ演算ステップは、第1の
アクセスユニットの直前に符号化された所定のアクセス
ユニットタイプの第2のアクセスユニットの発生符号
量、および第2のアクセスユニットに適用された量子化
パラメータの値に基づいて、第2のアクセスユニットに
対応する第2のパラメータの値を演算するようにするこ
とができる。
【0048】アクセスユニットタイプは、イントラ符号
化アクセスユニット、アクセスユニット間順方向予測符
号化アクセスユニット、またはアクセスユニット間双方
向予測符号化アクセスユニットのうちいずれかのタイプ
であるようにすることができる。
【0049】第1のアクセスユニットの中で最後に符号
化された第2のブロックに対応する仮想バッファの占有
量を、第1のアクセスユニットの次に符号化される第3
のアクセスユニットの仮想バッファの占有量の初期値と
して設定する初期値設定ステップをさらに含むようにす
ることができる。
【0050】本発明の記録媒体のプログラムは、いま符
号化される第1のブロックを含む第1のアクセスユニッ
トに対して割り当てられた目標符号量と、第1のアクセ
スユニットが実際に符号化されて発生する符号化データ
の発生符号量とが一致するように管理するための仮想バ
ッファの占有量を演算する仮想バッファ占有量演算ステ
ップと、仮想バッファ占有量演算ステップの処理により
演算された第1のブロックに対応する仮想バッファの占
有量に基づいて、第1のブロックが量子化される場合に
適用される量子化パラメータの値を演算する量子化パラ
メータ演算ステップとを含み、仮想バッファ占有量演算
ステップは、第1のアクセスユニットのアクセスユニッ
トタイプによらず、共通の仮想バッファを使用すること
を特徴とする。
【0051】本発明の符号化装置は、いま符号化される
第1のブロックを含む第1のアクセスユニットに対して割
り当てられた目標符号量と、第1のアクセスユニットが
実際に符号化されて発生する符号化データの発生符号量
とが一致するように管理するための仮想バッファの占有
量を演算する仮想バッファ占有量演算手段と、仮想バッ
ファ占有量演算手段により演算された第1のブロックに
対応する仮想バッファの占有量に基づいて、第1のブロ
ックが量子化される場合に適用される量子化パラメータ
の値を演算する量子化パラメータ演算手段とを備え、仮
想バッファ占有量演算手段は、第1のアクセスユニット
のアクセスユニットタイプによらず、共通の仮想バッフ
ァを使用することを特徴とする。
【0052】本発明の符号化装置の符号化方法は、いま
符号化される第1のブロックを含む第1のアクセスユニッ
トに対して割り当てられた目標符号量と、第1のアクセ
スユニットが実際に符号化されて発生する符号化データ
の発生符号量とが一致するように管理するための仮想バ
ッファの占有量を演算する仮想バッファ占有量演算ステ
ップと、仮想バッファ占有量演算ステップの処理により
演算された第1のブロックに対応する仮想バッファの占
有量に基づいて、第1のブロックが量子化される場合に
適用される量子化パラメータの値を演算する量子化パラ
メータ演算ステップとを含み、仮想バッファ占有量演算
ステップは、第1のアクセスユニットのアクセスタイプ
によらず、共通の仮想バッファを使用することを特徴と
する。
【0053】本発明のプログラム、記録媒体、並びに画
像符号化装置および方法においては、いま符号化される
第1のブロックを含む第1のアクセスユニットに対して割
り当てられた目標符号量と、第1のアクセスユニットが
実際に符号化されて発生する符号化データの発生符号量
とが一致するように管理するための第1のブロックに対
応する仮想バッファの占有量が演算され、演算された仮
想バッファの占有量に基づいて、第1のブロックが量子
化されるときに適用される量子化パラメータの値が演算
される場合、第1のアクセスユニットのアクセスタイプ
によらず、共通の仮想バッファが使用される。
【0054】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用される画像
符号化装置1の構成例を表している。
【0055】なお、画像符号化装置1は、例えば、上述
したように、1フレームを単位としてMPEG方式により符
号化を行うことも可能であるが、フィールドを単位とす
ることも可能である。そこで、本発明では、この単位
を、アクセスユニットとも称する。
【0056】画像並替部11は、外部より供給された映
像信号をA/D変換(アナログ−デジタル変換)し、A/D変
換したデジタルの映像信号内の各ピクチャ(Iピクチ
ャ、Pピクチャ、またはBピクチャ)のデータを、予め
設定されている符号化される順番に並び替え、その順番
に従って、走査変換マクロブロック化部12にそれぞれ
供給する。
【0057】走査変換マクロブロック化部12は、供給
されたピクチャのデータがフレーム構造であるかフィー
ルド構造であるかを判別し、供給されたピクチャのデー
タに対して、判別結果に対応した走査変換の処理を施
し、また、MB数個(MB_cnt個)のMB(マクロブロック)
のデータに変換させ、このMBのデータを、減算部13、
および動き検出部22にそれぞれ供給する。
【0058】減算部13は、走査変換マクロブロック化
部12より供給されたMBのデータがIピクチャのMBのデ
ータであった場合、そのMBのデータをそのまま(何も加
工せず)DCT部14に供給し、一方、Pピクチャ、また
はBピクチャのMBのデータであった場合、そのMBのデー
タから、動き補償部21より供給された予測画像データ
を減算し(MBのデータに予測画像データを逆極性で加算
し)、差分のデータをDCT部14に供給する。
【0059】DCT部14は、この差分のデータを、DCT
(Discrete Consign Transform:離散コサイン変換)
処理をしてDCT係数に変換し、さらに、量子化部15
は、このDCT係数を、レートコントローラ23より供給
された量子化スケールコードQ1に基づいて量子化し、VL
C部16および逆量子化部18に供給する。
【0060】VLC部16は、この量子化されたデータ
を、可変長符号化の処理をしてVLC (Variable Length
Code)に変換し、バッファ部17に供給する。
【0061】バッファ部17は、ピクチャ全体のVLCが
供給されたとき、それらのVLCを、ピクチャ単位のデー
タに変換し、ビットストリームデータとして外部に出力
し、また、ピクチャ全体のVLCの発生量、即ちピクチャ
の発生符号量S1を、レートコントローラ23に供給す
る。
【0062】逆量子化部18は、量子化部15より供給
された量子化されたMBのデータを、逆量子化し、さら
に、逆DCT部19は、この逆量子化されたMBのデータ
を、逆DCT処理をして、加算部20に供給する。
【0063】加算部20は、この逆DCT化されたMBの画
像データと、動き補償部21より供給されたそのMBの画
像データに対応する予測画像データとを加算し、元のMB
の画像データに戻し、これを、次以降に符号化されるMB
の画像データに対応する予測画像データを生成するため
に、動き補償部21に供給する。
【0064】動き検出部22は、走査変換マクロブロッ
ク化部12より供給されたMBのデータに対応する動きベ
クトルを検出し、動き補償部21に供給する。
【0065】動き補償部21は、動き検出部22より供
給された動きベクトルを基に、動き補償の処理を行う。
即ち、動き補償部21は、動き検出部22より供給され
た動きベクトルを基に、動き補償部21内部にあらかじ
め記憶されている画像データのうち、減算部13に供給
されたMBのデータに対応する画像データを読み出し、予
測画像データとして減算部13に供給する。
【0066】レートコントローラ23は、バッファ部1
7より供給された発生符号量S1に基づいて、上述した量
子化スケールコードQ1を演算し、量子化部13に供給す
る。
【0067】図2は、レートコントローラ23のハード
ウエアの構成例を表したブロック図である。
【0068】図2において、CPU(Central Processing
Unit)31は、ROM(Read Only Memory)32に記憶さ
れているプログラム、または記憶部36からRAM(Rando
m Access Memory)33にロードされたプログラムに従
って各種の処理を実行する。
【0069】例えば、CPU31は、量子化スケールコー
ドQ1を演算するプログラムに従って、量子化スケールコ
ードQ1を演算する。
【0070】RAM33にはまた、CPU31が各種の処理を
実行する上において必要なデータ、例えば、上述した発
生符号量S1、グローバルコンプレクシティX1、目標符号
量T1、および量子化スケールコードQ1なども適宜記憶さ
れる。
【0071】CPU31、ROM32、およびRAM33は、バ
ス34を介して相互に接続されている。このバス34に
はまた、入出力インタフェース35も接続されている。
【0072】入出力インタフェース35には、外部(レ
ートコントローラ23から見て外部)の量子化部15、
およびバッファ部17が接続されている。即ち、バッフ
ァ部17より供給されてくる発生符号量S1が、入出力イ
ンタフェース35を介してレートコントローラ23内部
に入力され、また、CPU31により演算された量子化ス
ケールコードQ1が、レートコントローラ23より外部の
量子化部15に入出力インタフェース35を介して出力
される。
【0073】入出力インタフェース35にはまた、必要
に応じて、ハードディスクなどより構成される記憶部3
6、およびドライブ37が接続され、ドライブ37に
は、磁気ディスク41、光ディスク42、光磁気ディス
ク43、或いは半導体メモリ44などが適宜装着され、
それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必
要に応じて記憶部36にインストールされる。
【0074】図3は、レートコントローラ23のソフト
ウェアプログラムの構成例を表している。このソフトウ
ェアプログラムは、複数のモジュールにより構成され
る。各モジュールは、1つの独立したアルゴリズムを持
ち、かつ、そのアルゴリズムに従って固有の動作を実行
する。即ち、各モジュールは、CPU31により適宜読み
出され、実行される。
【0075】複雑さ演算モジュール51は、バッファ部
17より供給される発生符号量S1、および量子化スケー
ルコード制御モジュール53より供給される量子化スケ
ールコードQ1に基づいて、次式(16)乃至式(18)
のいずれかの式によりグローバルコンプレクシティX1を
演算する。
【0076】Xi=Si×Qi (16) Xp=Sp×Qp (17) Xb=Sb×Qb (18)
【0077】なお、グローバルコンプレクシティX1と
は、上述したように、画像の絵柄の複雑さを表すパラメ
ータである。
【0078】また、式(16)乃至式(18)におい
て、Xi,Xp,およびXbは、それぞれIピクチャ、Pピクチ
ャ、およびBピクチャのグローバルコンプレクシティX1
を表しており、Si,Sp,およびSbは、それぞれIピクチ
ャ、Pピクチャ、およびBピクチャがVLC部16にて符
号化された際の発生符号量S1を表しており、また、Qi,Q
p,およびQbは、それぞれIピクチャ、Pピクチャ、およ
びBピクチャを生成する際の量子化スケールコードQ1を
表している。
【0079】複雑さ演算モジュール51は、このように
して演算したグローバルコンプレクシティX1を、目標符
号量制御モジュール52および量子化スケールコード制
御モジュール53に供給し、また、いま演算した際に使
用した発生符号量S1を目標符号量制御モジュール52に
供給する。
【0080】目標符号量制御モジュール52は、複雑さ
演算モジュール51より供給されるグローバルコンプレ
クシティX1および発生符号量S1に基づいて、目標符号量
T1を設定し、量子化スケールコード制御モジュール53
に供給する。
【0081】即ち、目標符号量制御モジュール52にお
ける処理は、上述したMPEG符号化方式のTM5の目標符号
量設定プロセス(TM5-step1)に相当する。
【0082】量子化スケールコード制御モジュール53
は、目標符号量制御モジュール52より供給された目標
符号量T1、および複雑さ計算モジュールから供給された
グローバルコンプレクシティX1に基づいて、量子化スケ
ールコードQ1を演算し、量子化部15、および複雑さ演
算モジュール51に供給する。
【0083】即ち、量子化スケールコード制御モジュー
ル53における処理は、上述したMPEG符号化方式のTM5
の仮想バッファ占有量演算プロセスおよび量子化スケー
ルコード演算プロセス(TM5-step2)に相当する。
【0084】なお、かかる量子化スケールコード制御モ
ジュール53における処理は、例えば、一連のソフトウ
ェアプログラムを用いて実現されることが可能である。
【0085】しかしながら、MPEG符号化方式のTM5の仮
想バッファ占有量演算プロセスおよび量子化スケールコ
ード演算プロセス(TM5-step2)においては、量子化スケ
ールコードQ1が演算される際に必要な仮想バッファは、
各ピクチャタイプ毎にそれぞれ独立して存在した。即
ち、MPEG符号化方式におけるTM5においては、各ピクチ
ャタイプにより異なる3つの仮想バッファがそれぞれ使
用されていた。一方、本発明が適用されるレートコント
ローラ23の量子化スケールコード制御モジュール53
においては、後述するように、ピクチャタイプによら
ず、即ち全てのピクチャにおいて共通の仮想バッファ
(1つの仮想バッファ)が使用される。
【0086】ここで、図4のフローチャートを参照し
て、量子化スケールコード制御モジュール53の動作を
説明する。
【0087】目標符号量入力工程S1において、量子化
スケールコード制御モジュール53は、複雑さ計算モジ
ュール51より供給されてくるグローバルコンプレクシ
ティX1(いま符号化されるピクチャの直前に符号化され
たIピクチャ、Pピクチャ、およびBピクチャのX1(=
Xi、Xp、およびXb))、並びに目標符号量制御モジュー
ル52より供給されてくるいま符号化されるピクチャの
目標符号量T1を入力する。
【0088】即ち、いま符号化されるピクチャがIピク
チャの場合、目標符号量Tiが、Pピクチャの場合、目標
符号量Tpが、また、Bピクチャの場合、目標符号量Tb
が、それぞれ入力される。
【0089】発生符合量演算工程S2において、量子化
スケールコード制御モジュール53は、MBごとの符号化
に先立ち、いま符号化されるピクチャの発生符号量比ga
in1を、そのピクチャのピクチャタイプに応じて演算す
る。
【0090】具体的には、量子化スケールコード制御モ
ジュール53は、目標符号量入力工程S1の処理で入力
したグローバルコンプレクシティX1を、次式(19)乃
至式(21)のうち、いま符号化されるピクチャのピク
チャタイプに対応する式に代入して、発生符号量比gain
1を演算する。
【0091】gaini=1 (19) gainp=(Xi×Kp)/Xp (20) gainb=(Xi×Kb)/Xb (21)
【0092】式(19)乃至式(21)において、gain
i、gainp、およびgainb は、それぞれIピクチャ、Pピ
クチャ、およびBピクチャの発生符号量比gain1 を表し
ている。即ち、いま符号化されるピクチャがIピクチャ
の場合、式(19)が、Pピクチャの場合、式(20)
が、また、Bピクチャの場合、式(21)が、それぞれ
使用されて発生符号量比gain1が演算される。
【0093】このように、発生符号量比gain1は、Iピ
クチャの発生符号量を基準としたときのPピクチャまた
はBピクチャの発生符号量の比率を表したピクチャタイ
プに関するパラメータである。
【0094】なお、Kpの値として1.0(式(8))が、K
bの値として1.4(式(9))がそれぞれ適用されるもの
とする。
【0095】リセット工程S3において、量子化スケー
ルコード制御モジュール53は、次に符号化されるMBの
順番(以下、符号化MB順番J(Jは、1乃至MB_cntのう
ち、いずれかの値)と称する)を0にリセットする。
【0096】即ち、量子化スケールコード制御モジュー
ル53は、後述するように、符号化MB順番Jの値をカウ
ントしており、新しいピクチャを符号化する前に、符号
化MB順番Jの値を初期化する。
【0097】カウント加算工程S4において、量子化ス
ケールコード制御モジュール53は、符号化MB順番Jの
カウント値を1増やす。即ち、量子化スケールコード制
御モジュール53は、符号化MB順番J(更新後のJ)=
J(更新前のJ)+1と演算し、その演算結果をRAM3
3上に展開されている所定の領域(以下、J領域と称す
る)に格納する(記憶させる)。
【0098】仮想バッファ占有量演算工程S5におい
て、量子化スケールコード制御モジュール53は、MB
(j)に対する仮想バッファ(ピクチャタイプによらない
共通の仮想バッファ)の占有量d(j)を演算する。
【0099】即ち、量子化スケールコード制御モジュー
ル53は、目標符号量入力工程S1の処理で入力した目
標量符号量T1、および発生符合量演算工程S2の処理で
演算した発生符号量比gain1を次式(22)に代入し
て、仮想バッファの占有量d(j)を演算する。
【0100】なお、特開平7-212755号公報には、増幅係
数(amplification factor)により量子化ステップの感度
を調整する符号量制御技術が記載されている。しかしな
がら、該先行技術文献には、増幅係数をどのようなパラ
メータに基づき決定するかが記載されていない。さら
に、増幅係数を動的(適応的等)に設定するのか固定的
に設定するのかも記載されていない。このため、特開平
7-212755号公報に記載の増幅係数は、本発明のgainとは
明確に異なる。
【0101】具体的には、いま符号化されるピクチャが
Iピクチャの場合、目標符号量Tiおよび発生符号量比ga
iniが、Pピクチャの場合、目標符号量Tpおよび発生符
号量比gainpが、Bピクチャの場合、目標符号量Tbおよ
び発生符号量比gainbが、それぞれ次式(22)に代入
される。
【0102】 d(j)=d(0)+(B(j-1)−T1×(j-1)/MB_cnt)×gain1 (22)
【0103】上述したように、量子化スケールコード制
御モジュール53は、ピクチャタイプによらない共通な
仮想バッファを使用するが、その場合、ただ単に式
(1)乃至式(3)に対応する式(式(22)の第3項
のgain1を省略した式)を使用すると、仮想バッファの
占有量d(j)の変動の大きさはピクチャタイプによって大
きく異なるという上述した第1の課題を解決できない。
【0104】そこで、量子化スケールコード制御モジュ
ール53は、式(22)の第3項に示されるように、発
生符合量演算工程S2の処理で演算した発生符号量比ga
in1(いま符号化されるピクチャのピクチャタイプに対
応して、そのピクチャ毎にそれぞれ演算する発生符号量
比gain1)を用いることで、仮想バッファの占有量d(j)
の変化量を適切に調整している。これにより、量子化ス
ケールコード制御モジュール53は、上述した第1の課
題を解決することができる。
【0105】なお、最初に符号化されるピクチャに対す
る仮想バッファの初期占有量d(0)は、式(23)により
設定される。
【0106】d(0)=10×r/31 (23)
【0107】式(23)において、リアクションパラメ
ータrは、上述した式(7)により設定される。
【0108】仮量子化スケールコード演算工程S6にお
いて、量子化スケールコード制御モジュール53は、MB
(j)に対する仮の量子化スケールコードQ(j)を演算す
る。
【0109】具体的には、量子化スケールコード制御モ
ジュール53は、仮想バッファ占有量演算工程S5の処
理で演算した仮想バッファの占有量d(j)を次式(24)
に代入して、演算する。
【0110】Q(j)=(d(j)×31)/r (24)
【0111】式(24)において、リアクションパラメ
ータrは、上述した式(7)により設定される。
【0112】量子化スケールコード演算工程S7におい
て、量子化スケールコード制御モジュール53は、MB
(j)のピクチャタイプに対応する正式なMB(j)の量子化ス
ケールコードQ1(j)を演算し、量子化部15および複雑
さ演算モジュール51に供給する(出力する)。
【0113】具体的には、量子化スケールコード制御モ
ジュール53は、仮量子化スケールコード演算工程S6
の処理で演算した仮の量子化スケールコードQ(j)を、次
式(25)乃至式(27)のうち、いま符号化されるピ
クチャのピクチャタイプに対応する式に代入して、MB
(j)の量子化スケールコードQ1(j)を演算する。
【0114】Qi(j)=Q(j) (25) Qp(j)=Q(j)×Kp (26) Qb(j)=Q(j)×Kb (27)
【0115】式(25)乃至式(27)において、Qi
(j),Qp(j),およびQb(j)は、それぞれIピクチャ、Pピ
クチャ、およびBピクチャを生成する際の量子化スケー
ルコードQ1(j)を表している。また、Kpの値として1.0
(式(8))が、Kbの値として1.4(式(9))がそれ
ぞれ適用されるものとする。
【0116】即ち、いま符号化されるMB(j)を含むピク
チャがIピクチャの場合、式(25)が、Pピクチャの
場合、式(26)が、また、Bピクチャの場合、式(2
7)が、それぞれ使用されてMB(j)の量子化スケールコ
ードQ(j)が演算され、量子化部15および複雑さ演算モ
ジュール51に供給される。
【0117】第1の判定工程S8において、量子化スケ
ールコード制御モジュール53は、J領域に格納されて
いる符号化MB順番Jの値が、MB_cnt値(MB数の値)以上
であるか否かを判定する。即ち、量子化スケールコード
制御モジュール53は、いま符号化されるMB(j)が、そ
のピクチャの最後のMBであるか否かを判定する。
【0118】第1の判定工程S8において、符号化MB順
番Jの値が、MB_cnt値(MB数値)以上ではないと判定さ
れた場合(MB(j)が最後のMBではないと判定された場
合)、カウント加算工程S4に戻り、量子化スケールコ
ード制御モジュール53は、それ以降の処理を繰り返
す。即ち、量子化スケールコード制御モジュール53
は、次に符号化されるMB(j+1)の量子化スケールコードQ
1(j+1)を演算する。
【0119】一方、第1の判定工程S8において、符号
化MB順番Jの値が、MB_cnt値(MB数値)以上であると判
定された場合(MB(j)が最後のMBであると判定された場
合)、初期値設定工程S9において、量子化スケールコ
ード制御モジュール53は、次に符号化されるピクチャ
の仮想バッファ占有量の初期値d(0)を、直前の仮想バッ
ファ占有量演算工程S5の処理で演算した仮想バッファ
の占有量(いま符号化されたピクチャの最後のMBに対す
る仮想バッファの占有量)d(MB_cnt)に設定する。
【0120】このように、量子化スケールコード制御モ
ジュール53は、ピクチャタイプによらない共通の仮想
バッファを使用するので、ピクチャの符号化が終了され
たときの仮想バッファ占有量d(MB_cnt)を、そのピクチ
ャタイプによらず、次に符号化されるピクチャに対する
仮想バッファの初期占有量d(0)としてそのまま用いるこ
とができる。
【0121】第2の判定工程S10において、量子化ス
ケールコード制御モジュール53は、全てのピクチャの
符号化が終了したか否かを判定し、終了していないと判
定した場合、目標符号量入力工程S1に戻り、それ以降
の処理を繰り返し、即ち、次のピクチャに対する処理を
行い、一方、終了したと判定した場合、その処理を終了
する。
【0122】このように、量子化スケールコード制御モ
ジュール53は、仮想バッファ占有量演算工程S5の処
理において、発生符合量演算工程S2の処理で演算した
各ピクチャごとの発生符号量比gain1を用いることによ
って、ピクチャタイプによらない共通な仮想バッファを
使用する符号化制御を行うことができる。
【0123】即ち、量子化スケールコード制御モジュー
ル53は、発生符合量演算工程S2の処理で、複雑さ演
算モジュール51より供給された各ピクチャごとのグロ
ーバルコンプレクシティX1を用いて、Iピクチャの発生
符号量を基準としたPピクチャまたはBピクチャの発生
符号量の比率gain1を演算している。
【0124】そして、量子化スケールコード制御モジュ
ール53は、仮想バッファ占有量演算工程S5の処理
で、この発生符号量の比率gain1値を用いて、仮想バッ
ファの占有量d(j)の変動の大きさをピクチャタイプによ
らずほぼ同等にするように調整している。
【0125】さらに、この変動の大きさはIピクチャが
基準とされているため、PピクチャおよびBピクチャに
ついては、量子化スケールコード制御モジュール53
は、量子化スケールコード演算工程S7の処理におい
て、仮量子化スケールコード演算工程S6の処理で演算
した仮の量子化スケールコードQ(j)に、Kp,またはKbの
値を乗算して、量子化スケールコードQ1(j)を演算して
いる。
【0126】従って、量子化スケールコード制御モジュ
ール53は、これら一連の処理を行うことによって、ピ
クチャタイプによらない1つの仮想バッファを用いて符
号化制御を行うことが可能となり、上述した第1の課題
を解決することができる。
【0127】換言すると、量子化スケールコード制御モ
ジュール53は、量子化スケールコードQ1(j)のフィー
ドバックループの応答速度もピクチャタイプによらない
ほぼ同等な速度とすることができる。
【0128】また、量子化スケールコード制御モジュー
ル53は、ピクチャタイプによらない1つの仮想バッフ
ァを用いて符号化制御を行うことによって、初期値設定
工程S9の処理で、ピクチャの符号化が終了されたとき
の仮想バッファ占有量d(MB_cnt) を、ピクチャタイプに
よらず、次に符号化されるピクチャに対する仮想バッフ
ァ占有量の初期値 d(0)として用いることができる。
【0129】換言すると、量子化スケールコード制御モ
ジュール53は、ピクチャタイプに関係なく最も近い過
去のピクチャの最後の量子化スケールコードを、次のピ
クチャの先頭MBの量子化スケールコードとして使用する
ことができる。従って、量子化スケールコード制御モジ
ュール53は、例え画像が急激に変化するようなシーケ
ンスにおいても、より適切な量子化スケールコードを先
頭MBの値として供給することができる。即ち、量子化ス
ケールコード制御モジュール53は、上述した第2の課
題を解決することができる。
【0130】このように量子化スケールコード制御モジ
ュール53を搭載する図1の符号化装置1は、ピクチャ
タイプに関係なく、全てのピクチャに対して同様なフィ
ードバックループの応答速度での符号化制御を行うこと
ができるので、量子化値のバタツキを抑えた符号化を行
うことができる。その結果、図1の符号化装置により符
号化された画像データが復号された場合、画面全体で安
定した画質が得られることができる。
【0131】また、符号化装置1は、各フレームの先頭
MBに適切な量子化値を与えることができる。即ち、符号
化装置1は、例えば画像が急激に変化するシーケンスに
おいてフィードバックループの応答速度が緩やかになる
ようなリアクションパラメータを用いたとしても、目標
符号量を満足しつつ画面全体で安定した量子化値を与え
ることができる。
【0132】なお、この例においては、変換符号化とし
てDCTが採用されたが、その変換方法は限定されず、例
えば、ウェーブレット変換、Haar変換、またはK-L変換
等でもよい。即ち、DCT部14は、これらの変換方法が
採用された変換符号化部に置き換えられてもよい。
【0133】この例においては、量子化を制御するもの
として、即ち、量子化パラメータとして、量子化スケー
ルコードが採用されたが、量子化を制御できるパラメー
タであれば限定されず、例えば、量子化値が採用されて
もよい。
【0134】この例においては、画像の絵柄の複雑さを
表すパラメータとして、量子化スケールコードと発生符
号量が乗算されたパラメータ(式(16)、式(1
7)、または式(18)により演算されるグローバルコ
ンプレクシティX1)が採用されたが、画像の絵柄の複雑
さを表すことができるパラメータであれば限定されな
い。
【0135】この例においては、量子化スケールコード
のフィードバックループの応答速度の制御を表すパラメ
ータとして、式(7)に示されるような関数、即ち、目
標ビットレートbit_rate、および1秒間のフレーム数を
表すpicture_rateからなる関数が採用されたが、量子化
スケールコードのフィードバックループの応答速度の制
御を表すことができるパラメータであれば限定されな
い。
【0136】この例においては、Iピクチャの量子化ス
ケールコードを基準としたPピクチャおよびBピクチャ
の量子化スケールコードの比率をそれぞれ表すKp,およ
びKbは、それぞれ式(8)または式(9)により設定さ
れたが、それらの値は限定されず、別の値または関数等
により設定されてもよい。
【0137】この例においては、各ピクチャに対する仮
想バッファの占有量の初期値d(0)は、初期値設定工程S
9の処理で設定されたが、その初期値d(0)の設定方法は
限定されず、別の値または関数等により設定されてもよ
い。
【0138】上述した各モジュールに所定の機能を実行
させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラ
ムは、ネットワークや記録媒体からインストールされ
る。
【0139】この記録媒体は、図2に示されるように、
装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するため
に配布される、プログラムが記憶されている磁気ディス
ク41(フロッピディスクを含む)、光ディスク42
(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digita
l Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク43(M
D(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリ44
などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけ
でなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提
供される、プログラムが記憶されているROM32や、記
憶部36に含まれるハードディスクなどで構成される。
【0140】なお、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0141】また、各モジュールは、その機能を果たす
ものであれば、その形態は限定されない。即ち、ハード
ウエアなどでモジュールが構成されてもよい。その場
合、製造者は、複雑さ演算モジュール51、目標符号量
制御モジュール52、および量子化スケールコード制御
モジュール53に対応するハードウエアをそれぞれ製作
し、これらを図3に示されるようにそれぞれ接続すれば
よい。
【0142】
【発明の効果】以上のごとく、本発明のプログラム、記
録媒体、並びに画像符号化装置および方法によれば、全
てのピクチャに対して安定した画質の画像を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像符号化装置の構成例を
示すブロック図である。
【図2】図1の画像符号化装置のレートコントローラの
ハードウエアの構成例を示すブロック図である。
【図3】図1の画像符号化装置のレートコントローラの
ソフトウエアの構成例を示すブロック図である。
【図4】図3のレートコントローラの量子化スケールコ
ード制御モジュールの処理を説明するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 画像符号化装置, 15 量子化部, 17 バッ
ファ部, 23 レートコントローラ, 31 CPU,
51 複雑さ演算モジュール, 52 目標量制御モ
ジュール, 53 量子化スケールコード制御モジュー
フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 LA04 MA00 MA03 MA05 MA23 MC11 ME01 PP05 PP06 PP07 SS20 TA45 TA47 TB07 TC16 TC38 UA02 UA33 UA39 5J064 AA00 BA04 BB10 BC01 BC02 BC08 BC16 BC29 BD04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像をブロックを単位として符号化する
    画像符号化装置を制御するコンピュータに、 いま符号化される第1の前記ブロックを含む第1のアク
    セスユニットに対して割り当てられた目標符号量と、前
    記第1のアクセスユニットが実際に符号化されて発生す
    る符号化データの発生符号量とが一致するように管理す
    るための仮想バッファの占有量を演算する仮想バッファ
    占有量演算ステップと、 前記仮想バッファ占有量演算ステップの処理により演算
    された前記第1のブロックに対応する前記仮想バッファ
    の前記占有量に基づいて、前記第1のブロックが量子化
    される場合に適用される量子化パラメータの値を演算す
    る量子化パラメータ演算ステップとを実行させ、 前記仮想バッファ占有量演算ステップは、前記第1のア
    クセスユニットのアクセスユニットタイプによらず、共
    通の前記仮想バッファを使用することを特徴とするプロ
    グラム。
  2. 【請求項2】 前記第1のアクセスユニットの前記アク
    セスユニットタイプに関する第1のパラメータの値を演
    算する第1のパラメータ演算ステップをさらに含み、 前記仮想バッファ占有量演算ステップは、前記第1のパ
    ラメータ演算手段により演算された前記第1のパラメー
    タの値に基づいて、前記第1のブロックに対応する前記
    仮想バッファの前記占有量を演算することを特徴とする
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 【請求項3】 アクセスユニットの複雑さを表す第2の
    パラメータの値を演算する第2のパラメータ演算ステッ
    プをさらに含み、 前記第1のパラメータ演算ステップは、前記第2のパラ
    メータ演算ステップの処理により演算された複数の前記
    アクセスユニットタイプのアクセスユニットに対応する
    前記第2のパラメータのそれぞれの値に基づいて、前記
    第1のパラメータの値を演算することを特徴とする請求
    項2に記載のプログラム。
  4. 【請求項4】 前記第2のパラメータ演算ステップは、
    前記第1のアクセスユニットの直前に符号化された所定
    の前記アクセスユニットタイプの第2のアクセスユニッ
    トの前記発生符号量、および前記第2のアクセスユニッ
    トに適用された前記量子化パラメータの値に基づいて、
    前記第2のアクセスユニットに対応する前記第2のパラ
    メータの値を演算することを特徴とする請求項3に記載
    のプログラム。
  5. 【請求項5】 前記アクセスユニットタイプは、イント
    ラ符号化アクセスユニット、アクセスユニット間順方向
    予測符号化アクセスユニット、またはアクセスユニット
    間双方向予測符号化アクセスユニットのうちいずれかの
    タイプであることを特徴とする請求項1に記載のプログ
    ラム。
  6. 【請求項6】 前記第1のアクセスユニットの中で最後
    に符号化された第2の前記ブロックに対応する前記仮想
    バッファの前記占有量を、前記第1のアクセスユニット
    の次に符号化される第3のアクセスユニットの前記仮想
    バッファの前記占有量の初期値として設定する初期値設
    定ステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記
    載のプログラム。
  7. 【請求項7】 画像をブロックを単位として符号化する
    画像符号化装置を制御するコンピュータのプログラムで
    あって、 いま符号化される第1の前記ブロックを含む第1のアク
    セスユニットに対して割り当てられた目標符号量と、前
    記第1のアクセスユニットが実際に符号化されて発生す
    る符号化データの発生符号量とが一致するように管理す
    るための仮想バッファの占有量を演算する仮想バッファ
    占有量演算ステップと、 前記仮想バッファ占有量演算ステップの処理により演算
    された前記第1のブロックに対応する前記仮想バッファ
    の前記占有量に基づいて、前記第1のブロックが量子化
    される場合に適用される量子化パラメータの値を演算す
    る量子化パラメータ演算ステップとを含み、 前記仮想バッファ占有量演算ステップは、前記第1のア
    クセスユニットのアクセスユニットタイプによらず、共
    通の前記仮想バッファを使用することを特徴とするコン
    ピュータが読み取り可能なプログラムが記憶されている
    記録媒体。
  8. 【請求項8】 画像をブロックを単位として符号化する
    画像符号化装置において、 いま符号化される第1の前記ブロックを含む第1のアク
    セスユニットに対して割り当てられた目標符号量と、前
    記第1のアクセスユニットが実際に符号化されて発生す
    る符号化データの発生符号量とが一致するように管理す
    るための仮想バッファの占有量を演算する仮想バッファ
    占有量演算手段と、 前記仮想バッファ占有量演算手段により演算された前記
    第1のブロックに対応する前記仮想バッファの前記占有
    量に基づいて、前記第1のブロックが量子化される場合
    に適用される量子化パラメータの値を演算する量子化パ
    ラメータ演算手段とを備え、 前記仮想バッファ占有量演算手段は、前記第1のアクセ
    スユニットのアクセスユニットタイプによらず、共通の
    前記仮想バッファを使用することを特徴とする符号化装
    置。
  9. 【請求項9】 画像をブロックを単位として符号化する
    画像符号化装置の画像符号化方法において、 いま符号化される第1の前記ブロックを含む第1のアク
    セスユニットに対して割り当てられた目標符号量と、前
    記第1のアクセスユニットが実際に符号化されて発生す
    る符号化データの発生符号量とが一致するように管理す
    るための仮想バッファの占有量を演算する仮想バッファ
    占有量演算ステップと、 前記仮想バッファ占有量演算ステップの処理により演算
    された前記第1のブロックに対応する前記仮想バッファ
    の前記占有量に基づいて、前記第1のブロックが量子化
    される場合に適用される量子化パラメータの値を演算す
    る量子化パラメータ演算ステップと、 を含み、 前記仮想バッファ占有量演算ステップは、前記第1のア
    クセスユニットのアクセスタイプによらず、共通の前記
    仮想バッファを使用することを特徴とする画像符号化方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112913238A (zh) * 2018-10-31 2021-06-04 Ati科技无限责任公司 用于低等待时间视频写码的有效量化参数预测方法

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JP7265622B2 (ja) 2018-10-31 2023-04-26 エーティーアイ・テクノロジーズ・ユーエルシー 低遅延ビデオ符号化のための効率的な量子化パラメータ予測方法

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