JP2003230101A - データストリーム記録装置、データストリーム記録方法及びプログラム - Google Patents

データストリーム記録装置、データストリーム記録方法及びプログラム

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JP2003230101A
JP2003230101A JP2002025478A JP2002025478A JP2003230101A JP 2003230101 A JP2003230101 A JP 2003230101A JP 2002025478 A JP2002025478 A JP 2002025478A JP 2002025478 A JP2002025478 A JP 2002025478A JP 2003230101 A JP2003230101 A JP 2003230101A
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの保護が十分に図られるようにするた
めのデータストリーム記録装置等を提供することであ
る。 【解決手段】 受信ユニット3は、デジタル放送を受信
して得られたデータストリームを、接続バスBを介して
マザーボード1に送る。マザーボード1は、このデータ
ストリームに含まれるTSパケットのうち、MPEG
(Moving Picture Expert Group)形式におけるIピク
チャのピクチャ層のPSC(Picture Start Code)を含
むものをコンテンツ記録再生プログラムの制御に従って
受信ユニット3のコンテンツ保存用内部メモリ33に記
憶させ、他をマザーボード用ストレージ2に記憶させ
る。コンテンツを再生する場合は、当該PSCを含むT
Sパケットをコンテンツ記録再生プログラムの制御に従
ってコンテンツ保存用内部メモリ33から読み出し、他
をマザーボード用ストレージ2から読み出して、元のデ
ータストリームを復元し、再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データストリー
ム記録装置、データストリーム記録方法及びプログラム
に関する。
【0002】
【従来の技術】画像や音声などのコンテンツを、コンテ
ンツを表すデータを含むパケットが連続したものからな
るデータストリームの形で放送するデジタル放送が利用
されている。
【0003】デジタル放送されたコンテンツは、デジタ
ル形式のデータとして記憶装置に蓄積することができ、
蓄積の際にデータの劣化が非常に起こりにくい。このた
め、デジタル放送されたコンテンツにかかる著作権など
の権利の保護を図るための技術が用いられている。具体
的には、コンテンツを表すデータを暗号化した上で蓄積
する手法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、暗号化の手法
が攻撃に対して十分な強度を持っていないと、暗号化さ
れたデータは復号鍵を知らない者によっても容易に復号
化されてしまい、データの十分な保護が図れない。
【0005】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
のであり、データの保護が十分に図られるようにするた
めのデータストリーム記録装置及びデータストリーム記
録方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
この発明の第1の観点にかかるデータストリーム記録装
置は、データストリームを取得し、取得したデータスト
リームを構成する複数のパケットのうち、所定のデータ
の存在する範囲を識別する識別データを含むパケットの
少なくとも一部を第1のグループに振り分け、残余のパ
ケットを第2のグループに振り分ける間引き手段と、前
記間引き手段以外からのアクセスを実質的に阻止する第
1の記憶領域を有する第1の記憶手段と、第2の記憶領
域を有する第2の記憶手段と、を備え、前記間引き手段
は、前記第1のグループに属するパケットを前記第1の
記憶領域に格納し、前記第2のグループに属するパケッ
トを第2の記憶領域に格納する、ことを特徴とする。
【0007】前記データストリームは、MPEG2(Mo
ving Picture Expert Group)形式の画像データ又はM
PEG2形式の画像データと実質的に同一のデータ構造
を有する画像データを含むものであってもよい。この場
合、前記識別データは、たとえば、Iピクチャを含む前
記画像データのピクチャ層の範囲を識別するPSC(Pi
cture Start Code)より構成されていればよい。
【0008】前記間引き手段は、前記識別データを含む
パケットのうち更に所定の条件を満たすパケットを第1
のグループに振り分け、前記条件を満たさないパケット
を第2のグループに振り分けるものであってもよい。
【0009】前記間引き手段は、前記第1又は第2のグ
ループに振り分けられたパケットを前記第1及び第2の
記憶領域より読み出し、読み出したパケットに基づいて
前記データストリームを復元する合成手段を備えるもの
であってもよい。
【0010】前記間引き手段は、前記第1又は第2のグ
ループに振り分けられたパケットが前記データストリー
ム内で占めていた位置を表す情報を生成して前記第1又
は第2の記憶領域に格納するものであってもよい。
【0011】前記間引き手段は、取得した前記データス
トリームを、前記第1のグループに振り分けられたパケ
ットがダミー用パケットへと置換された置換済みデータ
ストリームへと変換して、前記第2の記憶領域に格納す
るものであってもよい。
【0012】前記間引き手段は、たとえばプロセッサを
備え、前記プロセッサは、所定のプログラムを実行する
ことにより、前記第1の記憶領域にアクセスするもので
あってもよい。
【0013】前記第1の記憶手段及び前記間引き手段
は、前記プロセッサが所定のプログラムを実行すること
によりデータの伝送が可能となるバスを介して互いに接
続されているものであってもよい。
【0014】前記間引き手段は、前記第1及び/又は第
2のグループに振り分けられたパケットを暗号化して前
記第1及び/又は第2の記憶領域に格納するものであっ
てもよい。
【0015】また、この発明の第2の観点にかかるデー
タストリーム記録方法は、データストリームを取得し、
取得したデータストリームを構成する複数のパケットの
うち、所定のデータの存在する範囲を識別する識別デー
タを含むパケットの少なくとも一部を第1のグループに
振り分け、残余のパケットを第2のグループに振り分
け、一部のグループに属するパケットを、所定のアクセ
ス装置以外からのアクセスを実質的に阻止する第1の記
憶領域に格納し、第2のグループに属するパケットを第
2の記憶領域に格納する、ことを特徴とする。
【0016】前記データストリームは、MPEG2(Mo
ving Picture Expert Group)形式の画像データ又はM
PEG2形式の画像データと実質的に同一のデータ構造
を有する画像データを含むものであってもよい。この場
合、前記識別データは、たとえば、Iピクチャを含む前
記画像データのピクチャ層の範囲を識別するPSC(Pi
cture Start Code)より構成されていればよい。
【0017】また、この発明の第3の観点にかかるプロ
グラムは、コンピュータを、データストリームを取得
し、取得したデータストリームを構成する複数のパケッ
トのうち、所定のデータの存在する範囲を識別する識別
データを含むパケットの少なくとも一部を第1のグルー
プに振り分け、残余のパケットを第2のグループに振り
分ける間引き手段と、前記間引き手段以外からのアクセ
スを実質的に阻止する第1の記憶領域を有する第1の記
憶手段と、第2の記憶領域を有する第2の記憶手段と、
して機能させるためのプログラムであって、前記間引き
手段は、前記第1のグループに属するパケットを前記第
1の記憶領域に格納し、前記第2のグループに属するパ
ケットを第2の記憶領域に格納する、ことを特徴とす
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
図面を参照して説明する。図1は、この発明の実施の形
態に係るデジタル放送レコーダの構成を示す図である。
図示するように、このデジタル放送レコーダは、マザー
ボード1と、マザーボード用ストレージ2と、受信ユニ
ット3とより構成されている。マザーボード用ストレー
ジ2はマザーボード1に接続されており、受信ユニット
3は、接続バスBを介してマザーボード1に接続されて
いる。
【0019】マザーボード1は、たとえば、CPU(Ce
ntral Processing Unit)等からなるプロセッサと、R
AM(Random Access Memory)等からなるメモリと、バ
スコントローラと、を備える。なお、接続バスBは、P
CI(Peripheral ComponentInterface)バスからな
る。マザーボード1のメモリは、マザーボード1のプロ
セッサのワークエリアとなる記憶領域を有する。マザー
ボード1のバスコントローラは、マザーボード1のプロ
セッサとマザーボード1の外部の装置との間での接続バ
スBを介したデータ交換を制御するための制御回路から
なる。
【0020】マザーボード1は、マザーボード用ストレ
ージ2に記憶されている放送記録再生プログラムを読み
出し、この放送記録再生プログラムに従って後述する処
理を行う。放送記録再生プログラムが制御する処理は、
機能的には複数の処理ブロックを含んでいる。具体的に
は、図4や図6を参照して後述するデマルチプレクサ1
A、ストリーム間引きブロック1B、ストリーム合成ブ
ロック1C、ストレージ記録ブロック1D、MPEG
(Moving Picture Expert Group)デコードブロック1
E及びストレージ読み出しブロック1F、の各処理ブロ
ックを含んでいる。
【0021】マザーボード用ストレージ2は、ハードデ
ィスク装置等より構成されていて、上述の放送記録再生
プログラムを予め記憶している。そして、マザーボード
1からのアクセスに従い、マザーボード1が供給するデ
ータを記憶したり、自己が記憶しているデータを読み出
してマザーボード1に供給したりする。
【0022】受信ユニット3は、デジタル放送受信部3
1と、PCIバスブリッジ32と、コンテンツ保存用内
部メモリ33と、IDE(Intelligent Drive Electron
ics)バスブリッジ34とを備える。
【0023】デジタル放送受信部31は、復調回路より
構成されており、内部バスを介してPCIバスブリッジ
32に接続されている。デジタル放送受信部31は、外
部よりデジタル放送された、データストリームを表す変
調波を入力して復調することにより、データストリーム
を構成するTS(Transport Stream)パケットを復元す
る。そして、復元されたTSパケットを、PCIバスブ
リッジ32及び接続バスBを介してマザーボード1に供
給する。デジタル放送受信部31が受信する変調波が表
すデータストリームは、画像や音声又はその他のコンテ
ンツを表しており、図2に示すように、連続した複数の
TSパケットより構成されている。
【0024】TSパケットは、画像、音声あるいはその
他のコンテンツを表すパケットであり、図2に示すデー
タ構造を有している。すなわち、TSパケットは、TS
パケットヘッダと、TSパケットヘッダに後続するペイ
ロード部(アダプテーション/ペイロード部)とより構
成される。
【0025】ペイロード部は、コンテンツを表すデータ
を含む部分である。同一のフレームの画像を表すデータ
を含む各TSパケットは、図3に示すように、それぞれ
のペイロード部同士を、これらの各TSパケットが並ん
でいた順で互いに連結することによりPES(Packetiz
ed Elementary Stream)パケットを形成できるようにな
っている。
【0026】データストリームがMPEG2形式の画像
データ(又はMPEG2形式の画像データと実質的に同
一のデータ構造を有する画像データ)を表す場合、PE
Sパケットは、動画を構成する画像を表すデータである
Iピクチャ、Bピクチャ又はPピクチャの3種のうち1
種以上を含んでいる。このうちBピクチャ及びPピクチ
ャは、Iピクチャとの差分を表すものであり、Bピクチ
ャ単独又はPピクチャ単独では、完成した画像を表すも
のではない。
【0027】そして、図3に示すように、PESパケッ
トには、PESパケットを識別する情報を含むPESヘ
ッダと、Iピクチャ、Bピクチャ又はPピクチャのいず
れかを含むピクチャ層を含むPESデータとが含まれて
いる。
【0028】Iピクチャを含むPESデータには、所定
の値を有するシーケンスヘッダコードが含まれており、
また、Iピクチャを含むPESデータには、更に、ビデ
オシーケンス層と、GOP(Group Of Picture)層とが
含まれている。
【0029】また、図3に示すように、画像を表すPE
Sパケットのピクチャ層の先頭には、所定の値を有する
PSC(Picture Start Code)が含まれている。PSC
は、ピクチャ層に属するデータが存在する範囲を識別す
るデータである。したがって、MPEG2形式のデータ
を含むデータストリームから動画を再生しようとする装
置は、Iピクチャを含むPESパケットのPSCを含む
TSパケットを取得できなければ、動画を正しく再生で
きない。
【0030】TSパケットヘッダは、図2に示すよう
に、先頭より順に、同期バイト、TSエラーデータ、ペ
イロードユニットスタートインジケータ、トランスポー
ト優先度データ、PID(Program IDentifier)、トラ
ンスポートスクランブル制御データ、アダプテーション
フィールド制御データ及び連続性指標を含む。
【0031】このうち、ペイロードユニットスタートイ
ンジケータは、当該ペイロードユニットスタートインジ
ケータ自身が含まれているTSパケットのペイロード部
が、PESパケットの先頭のデータを含むか否かを示
す。具体的には、たとえば、ペイロードユニットスター
トインジケータの値が「1」である場合、当該ペイロー
ドユニットスタートインジケータ自身が含まれているT
Sパケットのペイロード部がPESパケットの先頭のデ
ータを含むことを示し、「0」である場合は、当該ペイ
ロード部がPESパケットの先頭のデータを含まないこ
とを示す。従って、1個のPESパケットは、たとえ
ば、データストリーム中、値が「1」であるペイロード
ユニットスタートインジケータを含むTSパケット以
降、値が「1」のペイロードユニットスタートインジケ
ータを含む次のTSパケットの直前のTSパケットまで
の連続する各TSパケットのペイロード部同士を連結す
ることにより生成される。
【0032】また、PIDは、当該PID自身が含まれ
ているTSパケットのペイロード部がどのコンテンツを
表すか(たとえば、どの画像あるいは音声を表すか)を
識別するデータである。
【0033】PCIバスブリッジ32は、バスコントロ
ーラ等より構成されており、接続バスBを介してマザー
ボード1に接続されており、また、内部バスを介してI
DEバスブリッジ34及びデジタル放送受信部31に接
続されている。PCIバスブリッジ32は、マザーボー
ド1が放送記録再生プログラムの制御に従って行う、コ
ンテンツ保存用内部メモリ33へのアクセスを媒介す
る。また、デジタル放送受信部31からコンテンツ保存
用内部メモリ33へのデータの供給を媒介する。
【0034】コンテンツ保存用内部メモリ33は、コン
パクトFlashメモリ等の不揮発性メモリと、IDE
バスを介したデータの伝送を行うためのインターフェー
ス回路とより構成されている。
【0035】IDEバスブリッジ34は、バスコントロ
ーラ等より構成されており、内部バスを介してPCIバ
スブリッジ32に接続され、一方でIDEバスを介して
コンテンツ保存用内部メモリ33に接続されている。I
DEバスブリッジ34は、マザーボード1が放送記録再
生プログラムの制御に従って行う、コンテンツ保存用内
部メモリ33へのアクセスを媒介する。なお、PCIバ
スブリッジ32及びIDEバスブリッジ34は、マザー
ボード1が放送記録再生プログラムの制御に従わずにコ
ンテンツ保存用内部メモリ33へとアクセスしても、こ
のアクセスを実質的に阻止する。
【0036】(動作)次に、このデジタル放送レコーダ
の動作を説明する。図4は、コンテンツを記録する処理
の流れを示す図である。図5は、ストリーム間引きブロ
ックの処理を示すフローチャートである。図6は、記録
したコンテンツを再生する処理の流れを示す図である。
【0037】(コンテンツの記録)受信ユニット3のデ
ジタル放送受信部31に、データストリームを表す変調
波が供給されると、デジタル放送受信部31は、この変
調波を復調することによりデータストリームを復元し
て、復元されたデータストリームを、PCIバスブリッ
ジ及び接続バスBを介し、マザーボード1に供給する。
【0038】一方、マザーボード1は、たとえば外部か
ら操作者の操作に従って供給される録画の指示に応答し
て、放送記録再生プログラムをマザーボード用ストレー
ジ2より読み出して実行する。
【0039】放送記録再生プログラムを実行するマザー
ボード1は、データストリームを供給されると(すなわ
ち、TSパケットを順次供給されると)、デマルチプレ
クサ1Aの制御に従って、このTSパケットを、図4に
示すように、ストリーム合成ブロック1C及びストリー
ム間引きブロック1Bの各処理ブロックに引き渡す。
【0040】TSパケットがデマルチプレクサ1Aから
ストリーム合成ブロック1Cに引き渡された場合(つま
り、このデジタル放送レコーダがデジタル放送を受信し
た場合)、マザーボード1はストリーム合成ブロック1
Cの制御に従い、このTSパケットに特に処理を加えな
いまま、このTSパケットをMPEGデコードブロック
1Eに引き渡す。
【0041】MPEGデコードブロック1EにTSパケ
ットが引き渡されると、マザーボード1は、MPEGデ
コードブロック1Eの制御に従い、このTSパケットが
表す画像や音声をデコードし、図4に示すように、たと
えばコンポジット信号などのビデオ信号や音声信号など
からなるコンテンツデータとして出力する。
【0042】一方、マザーボード1は、ストリーム間引
きブロック1Bの制御に従って、図5に示す処理を行
う。
【0043】すなわち、マザーボード1は、TSパケッ
トがストリーム間引きブロック1Bに引き渡されると
(図5、ステップS1)、このTSパケットに含まれる
PIDが、蓄積する対象のコンテンツを示すか否かを判
別する(ステップS2)。そして、PIDが蓄積する対
象のコンテンツを示すものでないと判別するとこのPI
Dを含むTSパケットを破棄して、ストリーム間引きブ
ロック1Bの処理をステップS1に戻す。なお、蓄積す
る対象のコンテンツは、たとえば、外部から操作者の操
作に従って供給されるデータにより指定されればよい。
【0044】一方、蓄積する対象のコンテンツを示すと
判別すると、このPIDを含むTSパケットに含まれる
ペイロードユニットスタートインジケータの値が、PE
Sパケットの先頭を含むことを示す値であるか否かを判
別する(ステップS3)。そして、PESパケットの先
頭を含まないことを示す値であると判別すると、このT
Sパケット(非Iピクチャ先頭パケット)をストレージ
記録ブロック1Dに引き渡して、ストリーム間引きブロ
ック1Bの処理をステップS1に戻す。(なお、本明細
書及び図面では、マザーボード1から受信ユニット3に
供給されたTSパケットをIピクチャ先頭パケットと呼
び、ストリーム間引きブロック1Bからストレージ記録
ブロック1Dへと引き渡されたTSパケットを非Iピク
チャ先頭パケットと呼ぶ。)
【0045】一方、PESパケットの先頭を含むことを
示す値であると判別すると、このTSパケットが、シー
ケンスヘッダコードを含んでいるか否か(すなわち、こ
のTSパケットがIピクチャを含むPESパケットの先
頭のデータを含んでいるか否か)を判別する(ステップ
S4)。そして、シーケンスヘッダコードを含まないと
判別すると、このTSパケット(非Iピクチャ先頭パケ
ット)をストレージ記録ブロック1Dに引き渡して、ス
トリーム間引きブロック1Bの処理をステップS1に戻
す。一方、シーケンスヘッダコードを含むと判別する
と、ストリーム間引きブロック1Bの処理をステップS
5に進める。
【0046】ステップS5で、マザーボード1は、PE
Sパケットの先頭を含むことを示す値であると判別する
と、このTSパケットがPSCを含んでいるか否かを判
別する。そして、PSCを含むと判別すると、マザーボ
ード1は、ストリーム間引きブロック1Bの処理を後述
のステップS9に進める。
【0047】一方、PSCを含まないと判別すると、マ
ザーボード1は、次のTSパケットをデマルチプレクサ
1Aからストリーム間引きブロック1Bへと引き渡し
(ステップS6)、引き渡されたこのTSパケットに含
まれるPIDが、蓄積する対象のコンテンツを示すか否
かを判別する(ステップS7)。そして、PIDが蓄積
する対象のコンテンツを示すものでないと判別するとこ
のPIDを含むTSパケットを破棄して、ストリーム間
引きブロック1Bの処理をステップS6に戻す。
【0048】一方、蓄積する対象のコンテンツを示すと
判別すると、マザーボード1は、このPIDを含むTS
パケットがPSCを含んでいるか否かを判別する(ステ
ップS8)。そして、PSCを含むと判別すると、マザ
ーボード1は、ストリーム間引きブロック1Bの処理を
後述のステップS9に進める。一方、PSCを含まない
と判別すると、このTSパケット(非Iピクチャ先頭パ
ケット)をストレージ記録ブロック1Dに引き渡して、
ストリーム間引きブロック1Bの処理をステップS6に
戻す。
【0049】ステップS9でマザーボード1は、ステッ
プS1又はS6でもっとも新しくストリーム間引きブロ
ック1Bへと引き渡されたTSパケット(Iピクチャ先
頭パケット)を、受信ユニット3のコンテンツ保存用内
部メモリ33に書き込み、ストリーム間引きブロック1
Bの処理をステップS1に戻す。
【0050】なお、マザーボード1は、コンテンツ保存
用内部メモリ33へのIピクチャ先頭パケットの書き込
みを、PCIバスブリッジ32及びIDEバスブリッジ
34を介してコンテンツ保存用内部メモリ33にアクセ
スすることにより行う。すなわち、マザーボード1がコ
ンテンツ保存用内部メモリ33にアクセスし、Iピクチ
ャ先頭パケットが受信ユニット3へと供給されると、受
信ユニット3のPCIバスブリッジ32は、このIピク
チャ先頭パケットをIDEバスブリッジ34へと供給
し、IDEバスブリッジ34はコンテンツ保存用内部メ
モリ33にアクセスして、このIピクチャ先頭パケット
を、コンテンツ保存用内部メモリ33の記憶領域に格納
する。
【0051】一方、ストリーム間引きブロック1Bの処
理を行うマザーボード1は、ストレージ記録ブロック1
Dに非Iピクチャ先頭パケットを引き渡すときは、受信
ユニット3が受信した元のデータストリームのうちIピ
クチャ先頭パケットをダミーのパケットへと置換した置
換済みデータストリームの形でストレージ記録ブロック
1Dに引き渡す。ダミーのパケットは、たとえば、TS
パケットの所定の部分の値が、元のデータストリームに
含まれているTSパケットの当該部分の値と異なる値で
あるようなパケットであればよい。
【0052】なお、ダミーのパケットのペイロード部の
内容は、当該ダミーのパケットにより置換されたIピク
チャ先頭パケットのペイロード部の内容と異なるものと
する。ダミーのパケットのペイロード部の内容と、当該
ダミーのパケットの位置にあったIピクチャ先頭パケッ
トのペイロード部の内容との間には、実質的に相関関係
がないことが望ましい。
【0053】非Iピクチャ先頭パケットがストレージ記
録ブロック1Dへと引き渡されると、マザーボード1
は、ストレージ記録ブロック1Dの制御に従ってマザー
ボード用ストレージ2にアクセスし、図4に示すよう
に、この非Iピクチャ先頭パケットを、マザーボード用
ストレージ2の記憶領域に格納する。
【0054】また、ストリーム間引きブロック1Bの処
理を行うマザーボード1は、それぞれのIピクチャ先頭
パケットの、元のデータストリーム内での位置を示す位
置情報テーブルを作成し、この位置情報テーブルもスト
レージ記録ブロック1Dへと引き渡す。マザーボード1
は、この位置情報テーブルも、ストレージ記録ブロック
1Dの制御に従ってマザーボード用ストレージ2の記憶
領域に格納する。なお、位置情報テーブルにより位置が
表されているIピクチャ先頭パケットがどのコンテンツ
を表すものであるかを識別するため、マザーボード1
は、たとえばこの位置情報テーブルを、この位置情報テ
ーブルにより位置が表されているIピクチャ先頭パケッ
トと共通のデータストリームから得られた非Iピクチャ
先頭パケットに対応付けて格納するようにすればよい。
【0055】(記録したコンテンツの再生)記録された
コンテンツを再生する場合、マザーボード1は、たとえ
ば外部から操作者の操作に従って供給されるコンテンツ
再生の指示に応答して、放送記録再生プログラムをマザ
ーボード用ストレージ2より読み出して実行する。
【0056】すると、マザーボード1は、PCIバスブ
リッジ32及びIDEバスブリッジ34を介してコンテ
ンツ保存用内部メモリ33にアクセスし、Iピクチャ先
頭パケットを読み出す。読み出されたIピクチャ先頭パ
ケットはIDEバスブリッジ34に供給され、IDEバ
スブリッジ34はこのIピクチャ先頭パケットをPCI
バスブリッジ32に転送し、PCIバスブリッジ32
は、このIピクチャ先頭パケットを接続バスBを介して
マザーボード1に供給する。なお、読み出す対象のIピ
クチャ先頭パケットは、たとえば、マザーボード用スト
レージ2から、再生する対象のコンテンツを表す非Iピ
クチャ先頭パケットに対応付けられた位置情報テーブル
をストレージ読み出しブロック1Fの制御に従って読み
出し、参照することにより特定すればよい。
【0057】マザーボード1は、図6に示すように、受
信ユニット3から読み出したIピクチャ先頭パケットを
ストリーム合成ブロック1Cに引き渡す。
【0058】一方、マザーボード1は、Iピクチャ先頭
パケットがストリーム合成ブロック1Cに引き渡される
と、表しているコンテンツがこのIピクチャ先頭パケッ
トと共通する非Iピクチャ先頭パケット(置換済みデー
タストリーム)を、マザーボード用ストレージ2より読
み出す。
【0059】具体的には、マザーボード1は、たとえ
ば、先に参照した位置情報テーブルに対応付けられてい
る非Iピクチャ先頭パケットを示す情報(たとえば、フ
ァイル名や、格納されている記憶領域のアドレスなど)
を、ストリーム合成ブロック1Cからストレージ読み出
しブロック1Fに引き渡す。そして、ストレージ読み出
しブロック1Fの制御に従ってマザーボード用ストレー
ジ2にアクセスし、この情報により示される非Iピクチ
ャ先頭パケットをマザーボード用ストレージ2から読み
出し、ストリーム合成ブロック1Cに引き渡す。
【0060】また、マザーボード1は、元のデータスト
リーム内でのこのIピクチャ先頭パケットの位置を示す
テーブルも、ストリーム合成ブロック1Cやストレージ
読み出しブロック1Fの制御に従ってマザーボード用ス
トレージ2より読み出す。
【0061】次に、マザーボード1は、ストリーム合成
ブロック1Cの制御に従い、ストリーム合成ブロック1
Cに引き渡されたIピクチャ先頭パケット及び非Iピク
チャ先頭パケットの並び順を、読み出した位置情報テー
ブルの内容に従って、間引きが行われる前の状態へと復
元する。具体的には、ストリーム合成ブロック1Cに引
き渡された置換済みデータストリーム(すなわち、非I
ピクチャ先頭パケットの集合)に含まれるダミーのパケ
ットを、読み出した位置情報テーブルによって当該ダミ
ーのパケットの位置にあったと特定されるIピクチャ先
頭パケットに置換することにより、元のデータストリー
ムを復元する。そして、並び順が復元されたTSパケッ
トを、図6に示すように、MPEGデコードブロック1
Eに引き渡す。
【0062】MPEGデコードブロック1EにTSパケ
ットが引き渡されると、マザーボード1は、MPEGデ
コードブロック1Eの制御に従い、このTSパケットが
表す画像や音声をデコードし、図6に示すように、コン
テンツデータとして出力する。
【0063】以上説明した動作を行うこのデジタル放送
レコーダは、Iピクチャを含むPESパケットを構成す
るデータをペイロード部に含むTSパケットのうちPS
Cを含むもの(Iピクチャ先頭パケット)をコンテンツ
保存用内部メモリ33に記憶させる。そして、このIピ
クチャ先頭パケットは、放送記録再生プログラムの制御
に従わずに読み出そうとしてもアクセスを実質的に阻止
される。従って、たとえばマザーボード用ストレージ2
を切り離し、外部のコンピュータ等を用い、マザーボー
ド用ストレージ2の記憶内容に基づいてコンテンツを再
生しようとしても、Iピクチャの内容を表すピクチャ層
のデータの範囲が特定できず、動画が正しく再生できな
い。この結果、コンテンツの保護が図られる。
【0064】また、このデジタル放送レコーダがコンテ
ンツ保存用内部メモリ33に記憶させるIピクチャ先頭
パケットは、Iピクチャを含むTSパケットのごく一部
である。従って、コンテンツ保存用内部メモリ33の記
憶容量は、たとえばIピクチャを含むTSパケットすべ
てをコンテンツ保存用内部メモリ33に記憶させるよう
な構成で必要となる記憶容量に比べて、はるかに小さな
量で済む。
【0065】なお、このデジタル放送レコーダの構成は
上述のものに限られない。たとえば、TSパケットに含
まれる画像データは、必ずしもMPEG2形式のデータ
でなくてもよく、たとえばMPEG4形式のデータを含
んでいてもよい。また、受信ユニット3はコンテンツ保
存用内部メモリ33を複数備えてもよく、データストリ
ームは3個以上のグループに振り分けられてもよい。ま
た、非Iピクチャ先頭パケットは必ずしも置換済みデー
タストリームの形でマザーボード用ストレージ2に記憶
される必要はない。すなわちダミーのパケットは必要な
ものではない。
【0066】また、マザーボード1は、Iピクチャ先頭
パケットに代えて、BピクチャやPピクチャを含むPE
Sパケットを構成するデータをペイロード部に含むTS
パケットのうちPSCを含むものをコンテンツ保存用内
部メモリ33に記憶させるようにしてもよい。更には、
Iピクチャ、BピクチャやPピクチャに限られない所定
のデータを含むPESパケットを構成するデータが存在
する範囲を識別するための所定のデータを含むパケット
をコンテンツ保存用内部メモリ33に記憶させるように
してもよい。
【0067】また、このデジタル放送レコーダは、マザ
ーボード1が生成したコンテンツデータが表す画像の表
示を制御するビデオ回路や、この制御に従って画像を表
示する液晶パネル等の表示装置を備えていてもよい。ま
た、コンテンツデータが表す音声を再生するための増幅
回路やスピーカ等を備えていてもよい。ビデオ回路や増
幅回路がマザーボード1に搭載されていてもよい。
【0068】また、マザーボード1は、Iピクチャ先頭
パケットの位置を示す位置情報テーブルを当該Iピクチ
ャ先頭パケットに対応付けてコンテンツ保存用内部メモ
リ33に格納するようにし、記録したコンテンツを再生
するときは位置情報テーブルをコンテンツ保存用内部メ
モリ33から読み出して用いるようにもよい。
【0069】また、接続バスBは必ずしもPCIバスに
限られず任意の規格に準拠したバスであってよい。従っ
て、接続バスBは、たとえばPC Card Standardに準拠す
るバスからなっていてもよいし、ISA(Industry Sta
ndard Architecture)バスからなっていてもよい。ただ
し、受信ユニット3は、接続バスBがPCIバスでない
場合、PCIバスブリッジ32に代えて、接続バスBが
準拠する規格に適合したデータ交換を媒介するバスコン
トローラ等を備えるものとする。
【0070】また、コンテンツ保存用内部メモリ33と
IDEバスブリッジ34とを接続するバスは必ずしもI
DEバスに限られず任意の規格に準拠したバスであって
よい。従って、このバスは、たとえばメモリ専用バスか
らなっていてもよい。ただし、受信ユニット3は、この
バスがIDEバスでない場合、IDEバスブリッジ34
に代えて、このバスが準拠する規格に適合したデータ交
換を媒介するバスコントローラ等を備えるものとし、ま
た、コンテンツ保存用内部メモリ33が備えるインター
フェース回路も、このバスが準拠する規格に適合したデ
ータ交換を媒介するものとする。
【0071】また、マザーボード1は、コンテンツを記
録するときは非Iピクチャ先頭パケットを暗号化してか
らマザーボード用ストレージ2に記憶させ、記録したコ
ンテンツを再生するときは、暗号化された非Iピクチャ
先頭パケットを読み出して復号化してからデータストリ
ームの復元を行うようにしてもよい。同様に、コンテン
ツを記録するときはIピクチャ先頭パケットを暗号化し
てからコンテンツ保存用内部メモリ33に書き込み、記
録したコンテンツを再生するときは、暗号化されたIピ
クチャ先頭パケットを読み出して復号化してからデータ
ストリームの復元を行うようにしてもよい。
【0072】また、マザーボード1は、必ずしもIピク
チャを表しPSCを含むTSパケットをすべてコンテン
ツ保存用内部メモリ33に記憶させなくてもよい。従っ
て、マザーボード1は、たとえば、ステップS5でPS
Cを含むと判別されたTSパケットをm個おきにn個
(m及びnは任意の正数、ただしm>n)ずつコンテン
ツ保存用内部メモリ33に記憶させ、ステップS5でP
SCを含むと判別されたその他のTSパケットは、非I
ピクチャ先頭パケットと同様にストレージ記録ブロック
1Dに引き渡すようにしてもよい。
【0073】以上、この発明の実施の形態を説明した
が、この発明にかかるデータストリーム装置は、専用の
システムによらず、通常のコンピュータシステムを用い
て実現可能である。例えば、パーソナルコンピュータに
上述のマザーボード1、マザーボード用ストレージ2及
び受信ユニット3の動作を実行させるためのプログラム
を格納した媒体(CD−ROM、MO、フレキシブルデ
ィスク等)から該プログラムをインストールすることに
より、上述の処理を実行するデジタル放送レコーダを構
成することができる。
【0074】また、例えば、通信回線の掲示板(BB
S)に該プログラムを掲示し、これを通信回線を介して
配信してもよく、また、該プログラムを表す信号により
搬送波を変調し、得られた変調波を伝送し、この変調波
を受信した装置が変調波を復調して該プログラムを復元
するようにしてもよい。そして、該プログラムを起動
し、OSの制御下に、他のアプリケーションプログラム
と同様に実行することにより、上述の処理を実行するこ
とができる。
【0075】なお、OSが処理の一部を分担する場合、
あるいは、OSが本願発明の1つの構成要素の一部を構
成するような場合には、記録媒体には、その部分を除い
たプログラムを格納してもよい。この場合も、この発明
では、その記録媒体には、コンピュータが実行する各機
能又はステップを実行するためのプログラムが格納され
ているものとする。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、データの保護が十分に図られるようにするためのデ
ータストリーム記録装置及びデータストリーム記録方法
が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るデジタル放送レコ
ーダの構成を示すブロック図である。
【図2】データストリーム及びTSパケットのデータ構
造を示す図である。
【図3】PESパケットのデータ構造を示す図である。
【図4】コンテンツを記録する処理の流れを示す図であ
る。
【図5】ストリーム間引きブロックの処理を示すフロー
チャートである。
【図6】記録したコンテンツを再生する処理の流れを示
す図である。
【符号の説明】 1 マザーボード 2 マザーボード用ストレージ 3 受信ユニット 31 デジタル放送受信部 32 PCIバスブリッジ 33 コンテンツ保存用内部メモリ 34 IDEバスブリッジ B 接続バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/081 (72)発明者 山上 泰史 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号 株式 会社ケンウッド内 Fターム(参考) 5C053 FA15 FA23 GA11 GB01 GB05 GB38 HA21 HA33 KA04 KA05 LA15 5C063 AA01 AB07 AC01 AC10 CA23 CA29 CA36 DA07 DA13 DB10 5D044 AB07 BC08 CC09 DE12 DE48 EF03 EF05 FG10 FG18 GK08 GK12 HL02 HL12 5K028 AA14 EE03 KK03 KK32 SS04 SS14 SS21

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データストリームを取得し、取得したデー
    タストリームを構成する複数のパケットのうち、所定の
    データの存在する範囲を識別する識別データを含むパケ
    ットの少なくとも一部を第1のグループに振り分け、残
    余のパケットを第2のグループに振り分ける間引き手段
    と、 前記間引き手段以外からのアクセスを実質的に阻止する
    第1の記憶領域を有する第1の記憶手段と、 第2の記憶領域を有する第2の記憶手段と、を備え、 前記間引き手段は、前記第1のグループに属するパケッ
    トを前記第1の記憶領域に格納し、前記第2のグループ
    に属するパケットを第2の記憶領域に格納する、 ことを特徴とするデータストリーム記録装置。
  2. 【請求項2】前記データストリームは、MPEG2(Mo
    ving Picture Expert Group)形式の画像データ又はM
    PEG2形式の画像データと実質的に同一のデータ構造
    を有する画像データを含むものであり、 前記識別データは、Iピクチャを含む前記画像データの
    ピクチャ層の範囲を識別するPSC(Picture Start Co
    de)より構成されている、 ことを特徴とする請求項1に記載のデータストリーム記
    録装置。
  3. 【請求項3】前記間引き手段は、前記識別データを含む
    パケットのうち更に所定の条件を満たすパケットを第1
    のグループに振り分け、前記条件を満たさないパケット
    を第2のグループに振り分ける、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のデータストリ
    ーム記録装置。
  4. 【請求項4】前記間引き手段は、前記第1又は第2のグ
    ループに振り分けられたパケットを前記第1及び第2の
    記憶領域より読み出し、読み出したパケットに基づいて
    前記データストリームを復元する合成手段を備える、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のデータス
    トリーム記録装置。
  5. 【請求項5】前記間引き手段は、前記第1又は第2のグ
    ループに振り分けられたパケットが前記データストリー
    ム内で占めていた位置を表す情報を生成して前記第1又
    は第2の記憶領域に格納する、 ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
    のデータストリーム記録装置。
  6. 【請求項6】前記間引き手段は、取得した前記データス
    トリームを、前記第1のグループに振り分けられたパケ
    ットがダミー用パケットへと置換された置換済みデータ
    ストリームへと変換して、前記第2の記憶領域に格納す
    る、 ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載
    のデータストリーム記録装置。
  7. 【請求項7】前記間引き手段はプロセッサを備え、前記
    プロセッサは、所定のプログラムを実行することによ
    り、前記第1の記憶領域にアクセスする、 ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載
    のデータストリーム記録装置。
  8. 【請求項8】前記第1の記憶手段及び前記間引き手段
    は、前記プロセッサが所定のプログラムを実行すること
    によりデータの伝送が可能となるバスを介して互いに接
    続されている、 ことを特徴とする請求項7に記載のデータストリーム記
    録装置。
  9. 【請求項9】前記間引き手段は、前記第1及び/又は第
    2のグループに振り分けられたパケットを暗号化して前
    記第1及び/又は第2の記憶領域に格納する、 ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載
    のデータストリーム記録装置。
  10. 【請求項10】データストリームを取得し、取得したデ
    ータストリームを構成する複数のパケットのうち、所定
    のデータの存在する範囲を識別する識別データを含むパ
    ケットの少なくとも一部を第1のグループに振り分け、
    残余のパケットを第2のグループに振り分け、 一部のグループに属するパケットを、所定のアクセス装
    置以外からのアクセスを実質的に阻止する第1の記憶領
    域に格納し、 第2のグループに属するパケットを第2の記憶領域に格
    納する、 ことを特徴とするデータストリーム記録方法。
  11. 【請求項11】前記データストリームは、MPEG2
    (Moving Picture Expert Group)形式の画像データ又
    はMPEG2形式の画像データと実質的に同一のデータ
    構造を有する画像データを含むものであり、 前記識別データは、Iピクチャを含む前記画像データの
    ピクチャ層の範囲を識別するPSC(Picture Start Co
    de)より構成されている、 ことを特徴とする請求項10に記載のデータストリーム
    記録方法。
  12. 【請求項12】コンピュータを、 データストリームを取得し、取得したデータストリーム
    を構成する複数のパケットのうち、所定のデータの存在
    する範囲を識別する識別データを含むパケットの少なく
    とも一部を第1のグループに振り分け、残余のパケット
    を第2のグループに振り分ける間引き手段と、 前記間引き手段以外からのアクセスを実質的に阻止する
    第1の記憶領域を有する第1の記憶手段と、 第2の記憶領域を有する第2の記憶手段と、して機能さ
    せるためのプログラムであって、 前記間引き手段は、前記第1のグループに属するパケッ
    トを前記第1の記憶領域に格納し、前記第2のグループ
    に属するパケットを第2の記憶領域に格納する、 ことを特徴とするプログラム。
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