JP2003229329A - 電気二重層キャパシタ−および該キャパシタ−用セパレ−タ - Google Patents

電気二重層キャパシタ−および該キャパシタ−用セパレ−タ

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JP2003229329A JP2002026378A JP2002026378A JP2003229329A JP 2003229329 A JP2003229329 A JP 2003229329A JP 2002026378 A JP2002026378 A JP 2002026378A JP 2002026378 A JP2002026378 A JP 2002026378A JP 2003229329 A JP2003229329 A JP 2003229329A
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layer capacitor
separator
double layer
polyimide porous
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Nobuo Oya
修生 大矢
Yukihiko Asano
之彦 浅野
Shigeru Yao
滋 八尾
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G11/00Hybrid capacitors, i.e. capacitors having different positive and negative electrodes; Electric double-layer [EDL] capacitors; Processes for the manufacture thereof or of parts thereof
    • H01G11/04Hybrid capacitors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高温雰囲気への耐久性および取り扱い工程での
トラブルなどの問題が少ない電気二重層キャパシタ−用
セパレ−タおよび電気二重層キャパシタ−を提供する。 【解決手段】非直線性微細孔を有するポリイミド多孔質
膜および電解質溶液からなるセパレ−タと一対の分極電
極とを構成要素とする電気二重層キャパシタ−、及び平
均空孔径0.01〜10μm、空孔率20〜80%、ガ
−レ−値50〜1000秒/100ml、フィルム厚さ
が5〜300μmで、非直線性微細孔を有するポリイミ
ド多孔質膜を構成要素として持つ電気二重層キャパシタ
−用セパレ−タ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電気二重層キャパ
シタ−および該キャパシタ−用セパレ−タに関するもの
であり、特に耐熱性、機械的強度および耐久性をするポ
リイミド多孔質膜からなるセパレ−タによって、高温雰
囲気での耐久性を有し、取り扱い工程でのトラブルがな
く、充放電サイクル耐久性が良好である電気二重層キャ
パシタ−および該キャパシタ−用セパレ−タに関するも
のである。
【0002】この明細書において、非直線性微細連続孔
とは、任意の表面から細孔が通路状に他の表面まで連続
している、いわゆる開放孔をいい、細孔が屈曲しながら
ある面から反対面に通じているもの(貫通孔)をいう。
特に、非直線性微細連続孔を有するポリイミド多孔質膜
として、膜の内部においてポリイミド相と空間相とが網
目構造を有して微細な連続孔を形成しており、膜の両表
面で多孔質構造を有するものが好適である。また、この
明細書において、ガ−レ−値とは、透気抵抗度を示し、
秒/100mlで表示され、JIS−P8117で測定
されるものである。
【0003】
【従来の技術】電気二重層キャパシタ−とは、一対の分
極電極と電解液界面に生じる電気二重層を利用したファ
ラッドオ−ダの大きな静電容量を持つキャパシタ−のこ
とである。充放電は電解質イオンの電極表面への物理吸
脱着現象であるため、化学反応を利用する二次電池に比
べると、エネルギ−密度は小さいが充放電による劣化が
極めて小さい。電気二重層キャパシタ−におけるセパレ
−タの役割は、第一に電極同士の物理的接触による短絡
防止、第二に電解液中のイオンの移動を妨げないことで
ある。また、電気二重層キャパシタ−用セパレ−タとし
ては、十分なイオン伝導性に必要な電解液量を保持する
と共に、ショ−トを防止するようなシ−ト材としての強
度も求められている。
【0004】また、従来用いられている分極電極の基材
としては、特に制限はなく、例えば、おがくず、ヤシガ
ラ、ピッチなどを賦活処理して得られる粉末状活性炭
を、適当なバインダ−と一緒にプレス成形又は圧延ロ−
ルして分極電極としたものと、フェノ−ル系、レ−ヨン
系、アクリル系、ピッチ系などの繊維を耐炎化および炭
化賦活処理して活性炭又は活性炭索繊維とし、これをフ
ェルト状、繊維状、または紙状などの分極電極としたも
のが挙げられる。
【0005】非水電解液を用いた電気二重層キャパシタ
−は高温雰囲気下に暴されると、非水電解液が気化し、
その内圧が上昇し、キャパシタ−の形状が変形し、その
特性が大きく変化する。また、電解液中のイオン移動の
易動度は液抵抗の形で現れ、この値の増加はキャパシタ
−の滑らかな充放電ができにくくなる傾向を示す。この
ため、液抵抗を減少させことが提案され、これはセパレ
−タの単位面積中の孔の数を多くしたり、セパレ−タを
薄くすることによリ達成できる。
【0006】また、電気二重層キャパシタ−おいて、活
性炭や炭素粉末を使用するカ−ボン電極の場合、剥がれ
などから生じる炭素微粉末が反対の電極へ移動するとい
う現象があり、このカ−ボン電極の剥がれにより生じた
微粒子がリ−ク電流を大きくしたり、短絡を起こしやす
くする。この炭素微粉末の電極間移動は自己放電とな
り、キャパシタ−の基本性能に関係する。このため、シ
−ト材としては、剥がれた炭素微粉末の移動を防止でき
るものが望ましい。
【0007】また、電気二重層キャパシタ−の電解液と
しては、塩を多く溶かせるように極性の非常に強い有機
溶媒が用いられておリ、セパレ−タを変性したり、セパ
レ−タを溶解したりしないことが必要であり、さらにセ
パレ−タを含む電解質が機械的ストレスにも強いことも
要求される。
【0008】このため、特開2000−36433号公
報に記載された、分極電極間に非水電解質とポリマ−の
繊維またはパルプ状を主体とする繊維質シ−ト状物とを
セパレ−タ材とするポリマ−ゲル型非水電解質層を備え
た電気二重層キャパシタ−が提案された。また、特開2
001−210554号公報に記載された、アクリル系
短繊維を主成分とする不織布に塩化ビニリデン系樹脂バ
インダ−で粘着した電気二重層キャパシタ−用セパレ−
タが提案された。
【0009】さらに、特開2001−68380号公報
に記載された、水溶液系の電解液とスルホン化ポリオレ
フィン系繊維を主成分とする不織布または織布からなる
セパレ−タとを用いた電気二重層キャパシタ−用セパレ
−タが提案された。しかし、いずれの電気二重層キャパ
シタ−用セパレ−タもセパレ−タを構成するシ−ト材の
耐熱性、機械的強度および耐久性が不充分であり、高温
雰囲気での耐久性および取り扱い工程でのトラブルに問
題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、高
温雰囲気への耐久性および取り扱い工程でのトラブルな
どの問題が少ない電気二重層キャパシタ−用セパレ−タ
および電気二重層キャパシタ−を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、非直線性微
細連続孔を有するポリイミド多孔質膜からなるセパレ−
タ、電解質溶液および一対の分極電極を構成要素とする
電気二重層キャパシタ−に関する。また、この発明は、
上記に記載の電気二重層キャパシタ−に使用される非直
線性微細連続孔を有するポリイミド多孔質膜からなるセ
パレ−タに関する。さらに、この発明は、平均空孔径
0.01〜10μm、空孔率20〜80%、ガ−レ−値
30〜1000秒/100ml、フィルム厚さ5〜30
0μmで非直線性微細連続孔を有するポリイミド多孔質
膜からなる電気二重層キャパシタ−に関する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の好ましい態様を
列記する。 1)電解質溶液が、非水電解液である上記の電気二重層
キャパシタ−。 2)非直線性微細連続孔を有するポリイミド多孔質膜
が、平均空孔径0.01〜10μm、空孔率20〜80
%、ガ−レ−値30〜1000秒/100ml、フィル
ム厚さが5〜300μmである上記の電気二重層キャパ
シタ−。
【0013】この発明の電気二重層キャパシタ−におい
ては、非直線性微細連続孔を有するポリイミド多孔質膜
からなるセパレ−タを使用することが必要であり、直線
的な貫通孔を設けたポリイミド多孔質膜では、剥がれた
炭素微粉末の移動を防止できずセパレ−タの耐久性が乏
しくなる。
【0014】前記の非直線性微細連続孔を有するポリイ
ミド多孔質膜は、好適にはガラス転移温度が250℃以
上である(または250℃以下の温度ではガラス転移温
度を示さない)ポリイミドを与える極限粘度数数が2.
2以上のポリイミドまたは該ポリイミドを与えるポリイ
ミド前駆体の有機溶媒溶液を溶媒置換誘起の粘弾性相分
離によりポリマ−成分を析出し、多孔質化することによ
って得ることができる。前記のポリイミドまたはポリイ
ミド前駆体の有機溶媒溶液は、ポリイミドまたはポリイ
ミド前駆体の濃度が12重量%以下でかつ溶液粘度が4
00ポイズ以上であることが好ましい。また、前記の溶
媒置換誘起は、溶媒置換速度調整材を用いて凝固溶媒と
ポリイミドまたはポリイミド前駆体の有機溶媒溶液との
直接接触を避けて行うことが好ましい。
【0015】前記の溶媒置換速度調整材としては、前記
多層フィルムを凝固溶媒と接触させてポリイミド前駆体
を析出させる際に、ポリイミド前駆体の溶媒及び凝固溶
媒が適切な速度で透過する事が出来る程度の透過性を有
するものが好ましい。溶媒置換速度調整材としては、具
体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレ
フィン、セルロ−スなどを材料とした不織布或いは多孔
膜などが用いられ、特にポリオレフィン製の微多孔質膜
を用いた際に、製造されたポリイミド多孔質フィルム表
面の平滑性に優れるので好適である。
【0016】ポリイミド前駆体流延物は、溶媒置換速度
調整材を介して凝固溶媒と接触させることでポリイミド
前駆体の析出、多孔質化を行う。ポリイミド前駆体の凝
固溶媒としては、エタノ−ル、メタノ−ル等のアルコ−
ル類、アセトン、水等のポリイミド前駆体の非溶媒また
はこれら非溶媒99.9〜40重量%と前記ポリイミド
前駆体の溶媒0.1〜60重量%とのの混合溶媒を用い
ることができる。非溶媒および溶媒の組合わせには特に
制限はないが、凝固溶媒に非溶媒と溶媒からなる混合溶
媒を用いた場合に析出したポリイミド前駆体の多孔質構
造が均一となるので好適である。特に、凝固溶媒とし
て、ポリイミド前駆体の溶媒0.1〜50重量%と非溶
媒99.9〜50重量%とからなる混合溶媒を用いるこ
とが好ましい。
【0017】多孔質化されたポリイミド前駆体フィルム
は、ついで熱イミド化処理或いは化学イミド化処理が施
される。ポリイミド前駆体フィルムの熱イミド化は、溶
媒置換速度調整材を取除いたポリイミド前駆体多孔質フ
ィルムをピン、チャック或いはピンチロ−ル等を用いて
熱収縮が生じないように固定し、大気中にて280〜5
00℃で5〜60分間行われる。
【0018】このようにして製造される非直線性微細連
続孔を有するポリイミド多孔質膜は、前記製造条件の選
択によっても多少異なるが、平均空孔径0.01〜10
μm(好適には0.01〜2μm)、空孔率20〜80
%(好適には25〜65%)、ガ−レ−値30〜100
0秒/100ml(好適には30〜300秒/100m
l)、厚さが5〜300μm(好適には10〜150μ
m)であり、電気二重層キャパシタ−用セパレ−タとし
て好適である。
【0019】この発明に用いる電解液としては、水溶液
系電解液および非水電解液(有機溶媒系電解液)のいず
れでももよいが、非水電解液が好適である。具体例とし
ては、非プロトン性極性溶媒で誘電率が高いもの、ある
いは粘度が低いもの、電気化学的に安定で且つ下記に示
される電解質塩を良く溶解する有機溶媒やその混合物が
選ばれる。これらの具体例としては、プロピレンカ−ボ
ネ−ト(PC)、エチレンカ−ボネ−ト(EC)、ジメ
チルカ−ボネ−ト、ジエチルカ−ボネ−ト、エチルメチ
ルカ−ボネ−ト(EMC)等のカ−ボネ−ト類、γ−ブ
チロラクトン(BL)等のラクトン類、ジメチルホルム
アミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMAC)
等のアミド系溶剤、スルホラン、アセトニトリル、ジメ
チルスルフォキシド(DMSO)、テトラヒドロフラ
ン、ジメトキシエタン等が挙げられる。
【0020】また電解質塩の具体例としては、4級化ア
ルキルアンモニウム塩が非水溶媒中での電解質として好
ましく、具体例としては(RN)(M)の構造の
ものが用いられる。Rで示されるアルキル基としてはメ
チル、エチル、ブチル基等が例示され、アニオン成分で
あるMとして、テトラフルオロホウ素(BF)、パ−
クロレ−ト(ClO)基等が例示される。
【0021】また、分極電極としては、おがくず、ヤシ
ガラ、ピッチなどを賦活処理して得られる粉末状活性炭
を適当なバインダ−と一緒にプレス成形又は圧延ロ−ル
したもの、あるいは、フェノ−ル系、レ−ヨン系、アク
リル系、ピッチ系などの繊維を耐炎化および炭化賦活処
理して活性炭又は活性炭索繊維を基材として用いること
ができる。
【0022】この発明の電気二重層キャパシタ−は、好
適には白金やグラファイト板などの集電体と分極電極と
を導電性接着剤で接着して正極と負極とを作製し、セパ
レ−タとして高温(好適には100〜300℃程度)で
乾燥した非直線性微細連続孔を有するポリイミド多孔質
膜を挟んだ状態でポリフッ化エチレン樹脂製フレ−ムな
どの容器中に収納し、必要ならばネオプレンゴムなどの
ガスケットを設け、容器内に非水電解液を好ましくは減
圧状態で注入し、この電解液をポリイミド多孔質膜に十
分含浸することによって得ることができる。
【0023】この発明の電気二重層キャパシタ−および
該キャパシタ−用セパレ−タは、ポリイミド多孔質膜が
良好な耐熱性、優れた機械的強度および優れた電気特性
を有しているため、高温での乾燥が可能であり高温雰囲
気に耐えられ、取り扱い工程でのトラブルがなく、高電
圧印加時の耐久性や充放電サイクル耐久性に優れたセパ
レ−タおよび電気二重層キャパシタ−が得られる。
【0024】
【実施例】以下、実施例によりこの発明を具体的に説明
するが、この発明はこの実施例に限定されるものではな
い。
【0025】ポリイミド多孔質膜(フィルム)の評価 ポリイミド多孔質フィルムのガ−レ−値、空孔率、平均
孔径の測定は以下に従って行った。 ガ−レ−値:JIS−P8117によって測定。 空孔率:所定の大きさに切取った多孔質フィルムの膜厚
(接触式測定法による)及び重量を測定し、目付重量か
ら空孔率を次の式によって求めた。次式のSは多孔質フ
ィルムの面積、dは膜厚、wは測定した重量、Dはポリ
イミドの密度を意味し、ポリイミドの密度は1.34g
/cm3とした。 空孔率=S×d×D/w×100
【0026】平均孔径:多孔質フィルム表面の走査型電
子顕微鏡写真より、50点以上の開孔部について孔面積
を測定し、該孔面積の平均値から次式に従って孔形状が
真円であるとした際の平均直径を計算より求めた。次式
のSaは孔面積の平均値を意味する。 平均孔径=2×(Sa/π)1/2
【0027】実施例1 ポリイミド多孔質膜(厚さ30μm、ガ−レ−値が15
0秒/100ml、空孔率が53%、平均孔径が0.2
5μm)を200℃で乾燥し、このポリイミド多孔質膜
に非水電解質溶液[テトラエチルアンモニウムテトラフ
ルオロボレ−ト(TEAFB)/ジエチルカ−ボネト/
プロピレンカ−ボネ−ト=40/30/30]を染み込
ませ、電気伝導度を測定したところ、3.5×10
/cmであった。
【0028】前記のポリイミド多孔質膜を200℃で乾
燥し、このポリイミド多孔質膜をセパレ−タとして、集
電体(ニッケル網)と炭素粉末からなる分極電極とで挟
み込み、フレ−ムでサンドイッチ状に圧着し、空気を入
れることなく注入口から前記の非水電解質溶液を注入
し、完全に封入した。温度150℃で乾燥して、電気二
重層キャパシタ−を得た。このキャパシタ−の容量を測
定したところ、充電終止電圧を2V、放電終止電圧を1
Vとして、電流1mAで充放電を行ったところ0.41
F/cmであった。
【0029】
【発明の効果】この発明によれば、高温での乾燥が可能
であり高温雰囲気に耐えられ、取り扱い工程でのトラブ
ルがなく、高電圧印加時の耐久性や充放電サイクル耐久
性に優れた電気二重層キャパシタ−が得られる。また、
この発明によれば、良好な耐熱性、優れた機械的強度お
よび優れた電気特性が達成され、高温雰囲気に耐えら
れ、取り扱い工程でのトラブルがなく、高電圧印加時の
耐久性や充放電サイクル耐久性に優れた電気二重層キャ
パシタ−セパレ−タが得られる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非直線性微細連続孔を有するポリイミド多
    孔質膜からなるセパレ−タ、電解質溶液および一対の分
    極電極を構成要素とする電気二重層キャパシタ−。
  2. 【請求項2】電解質溶液が、非水電解液である請求項1
    に記載の電気二重層キャパシタ−。
  3. 【請求項3】非直線性微細連続孔を有するポリイミド多
    孔質膜が、平均空孔径0.01〜10μm、空孔率20
    〜80%、ガ−レ−値30〜1000秒/100ml、
    フィルム厚さが5〜300μmである請求項1に記載の
    電気二重層キャパシタ−。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の電気二重
    層キャパシタ−に使用される非直線性微細連続孔を有す
    るポリイミド多孔質膜からなるセパレ−タ。
  5. 【請求項5】平均空孔径0.01〜10μm、空孔率2
    0〜80%、ガ−レ−値50〜1000秒/100m
    l、フィルム厚さ5〜300μmで非直線性微細連続孔
    を有するポリイミド多孔質膜からなる電気二重層キャパ
    シタ−。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006049151A1 (ja) 2004-11-02 2006-05-11 Japan Vilene Company, Ltd. 電気二重層キャパシタ用セパレータ及びこれを備えた電気二重層キャパシタ
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