JP2003229205A - コネクター取り付け構造及びこれを備えた電子装置 - Google Patents
コネクター取り付け構造及びこれを備えた電子装置Info
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- JP2003229205A JP2003229205A JP2002028535A JP2002028535A JP2003229205A JP 2003229205 A JP2003229205 A JP 2003229205A JP 2002028535 A JP2002028535 A JP 2002028535A JP 2002028535 A JP2002028535 A JP 2002028535A JP 2003229205 A JP2003229205 A JP 2003229205A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、取り付け部の破損等のないコネク
ターの柔軟な取り付けを可能とするコネクターの簡易な
取り付け構造の提供を目的とする。 【解決手段】 本発明のコネクター取り付け構造は、電
子装置10に設けられ外部端子90を接続するコネクタ
ー60のコネクター取り付け構造であって、コネクター
60は、固定された可撓性のある第1の部材71に、第
1の部材71の柔軟性に起因して外部端子90の着脱方
向X3,X4に移動可能に取り付けられている。このと
き、コネクター90の外部端子90の脱方向X4の移動
は、電子装置10のケース部材11により、規制され、
且つ、コネクター60の外部端子90の着方向X3の移
動が、第3の部材73(73b)により、規制されてい
る。
ターの柔軟な取り付けを可能とするコネクターの簡易な
取り付け構造の提供を目的とする。 【解決手段】 本発明のコネクター取り付け構造は、電
子装置10に設けられ外部端子90を接続するコネクタ
ー60のコネクター取り付け構造であって、コネクター
60は、固定された可撓性のある第1の部材71に、第
1の部材71の柔軟性に起因して外部端子90の着脱方
向X3,X4に移動可能に取り付けられている。このと
き、コネクター90の外部端子90の脱方向X4の移動
は、電子装置10のケース部材11により、規制され、
且つ、コネクター60の外部端子90の着方向X3の移
動が、第3の部材73(73b)により、規制されてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子装置における
コネクターに係り、より詳細には、コネクターの取り付
け構造に関する。
コネクターに係り、より詳細には、コネクターの取り付
け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近時では、SDメモリカードのような小
型メモリカードの登場により、携帯型ゲーム機、携帯型
オーディオ装置のような、小型で携帯性に優れた電子装
置が普及している。
型メモリカードの登場により、携帯型ゲーム機、携帯型
オーディオ装置のような、小型で携帯性に優れた電子装
置が普及している。
【0003】一般的に、これらの電子装置には、イヤー
ホーン等の接続や外部端末とのデータ交換のためのコネ
クターが設けられている。このコネクターは、電子装置
の内部で剛性のあるプリント回路基板に直接取り付けら
れているか、或いは、強固な支持部材とフレキシブル回
路基板との組み合わせにより支持されていることが多か
った。
ホーン等の接続や外部端末とのデータ交換のためのコネ
クターが設けられている。このコネクターは、電子装置
の内部で剛性のあるプリント回路基板に直接取り付けら
れているか、或いは、強固な支持部材とフレキシブル回
路基板との組み合わせにより支持されていることが多か
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電子装置、特
に携帯型の電子装置においては、その携帯性・利便性を
更に向上させるべく、更なる小型化・軽量化が進んでい
る。更に、商品力の観点からデザインの優先度は非常に
高いので、内蔵される各部品は、多くの設計上の制約を
受ける。従って、電子装置の内部に、回路基板やコネク
ター等の種々の部品を厳しいクリアランスで密集させる
必要がある。
に携帯型の電子装置においては、その携帯性・利便性を
更に向上させるべく、更なる小型化・軽量化が進んでい
る。更に、商品力の観点からデザインの優先度は非常に
高いので、内蔵される各部品は、多くの設計上の制約を
受ける。従って、電子装置の内部に、回路基板やコネク
ター等の種々の部品を厳しいクリアランスで密集させる
必要がある。
【0005】この結果、剛性のあるプリント回路基板に
直接取り付けられたり、支持部材に固定式に支持された
りというように、コネクターが強固に取り付けられる場
合においては、内部構成部品の搭載位置誤差等によるコ
ネクターの搭載位置の僅かなずれやケース部材の寸法誤
差等に起因して、コネクターと電子装置のケース部材と
の合わせが悪化してしまったり、場合によっては、コネ
クターがケース部材の収められなくなったりしてしまう
という問題点があった。
直接取り付けられたり、支持部材に固定式に支持された
りというように、コネクターが強固に取り付けられる場
合においては、内部構成部品の搭載位置誤差等によるコ
ネクターの搭載位置の僅かなずれやケース部材の寸法誤
差等に起因して、コネクターと電子装置のケース部材と
の合わせが悪化してしまったり、場合によっては、コネ
クターがケース部材の収められなくなったりしてしまう
という問題点があった。
【0006】また、電子装置の落下等による衝撃力がコ
ネクターに負荷される際、コネクターの取り付け部に高
応力が発生し当該取り付け部が亀裂・破損してしまうと
いう問題点があった。更に、この問題点を回避すべく取
り付け部の強度が増大された構造も、当該取り付け部の
大型化を伴うものであり、電子装置の小型化・軽量化に
反するものとなってしまう。
ネクターに負荷される際、コネクターの取り付け部に高
応力が発生し当該取り付け部が亀裂・破損してしまうと
いう問題点があった。更に、この問題点を回避すべく取
り付け部の強度が増大された構造も、当該取り付け部の
大型化を伴うものであり、電子装置の小型化・軽量化に
反するものとなってしまう。
【0007】そこで、本発明は、取り付け部の破損等の
ないコネクターの柔軟な取り付けを可能とするコネクタ
ーの簡易な取り付け構造の提供を目的とする。
ないコネクターの柔軟な取り付けを可能とするコネクタ
ーの簡易な取り付け構造の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載のコネクター取り付け構造は、外部端
子を接続するコネクターを電子装置に取り付けるコネク
ター取り付け構造であって、上記コネクターを、上記電
子装置に内設された可撓性を有する第1の部材に取り付
け、上記電子装置のカバー部材に対し移動可能な構成と
したことを特徴とする。
め、請求項1記載のコネクター取り付け構造は、外部端
子を接続するコネクターを電子装置に取り付けるコネク
ター取り付け構造であって、上記コネクターを、上記電
子装置に内設された可撓性を有する第1の部材に取り付
け、上記電子装置のカバー部材に対し移動可能な構成と
したことを特徴とする。
【0009】上記発明によれば、電子装置の内部に搭載
された不動の部品に取り付けられて固定された可撓性の
ある第1の部材に、コネクターを取り付けることによっ
て、コネクターは、第1の部材の可撓性(柔軟性)の故
に配設位置が適宜調整され、電子装置のカバー部材と容
易に適合されることができる。
された不動の部品に取り付けられて固定された可撓性の
ある第1の部材に、コネクターを取り付けることによっ
て、コネクターは、第1の部材の可撓性(柔軟性)の故
に配設位置が適宜調整され、電子装置のカバー部材と容
易に適合されることができる。
【0010】また、電子装置のカバー部材の寸法誤差や
他の構成部品の搭載位置のずれが発生している場合であ
っても、コネクターの柔軟な取り付け構造によって、そ
れらの誤差等を容易に吸収することができる。
他の構成部品の搭載位置のずれが発生している場合であ
っても、コネクターの柔軟な取り付け構造によって、そ
れらの誤差等を容易に吸収することができる。
【0011】更に、コネクターの支持構造が強固でなく
柔軟である故に、コネクターに衝撃的な力が負荷された
場合であっても、コネクターの取り付け部に高応力が発
生することはなく、コネクターの支持部の亀裂・破損の
危険性を除去することができる。
柔軟である故に、コネクターに衝撃的な力が負荷された
場合であっても、コネクターの取り付け部に高応力が発
生することはなく、コネクターの支持部の亀裂・破損の
危険性を除去することができる。
【0012】更に、請求項2に記載のコネクター取り付
け構造は、請求項1記載のコネクター取り付け構造にお
いて、上記コネクターは、第2の部材により、上記外部
端子を着脱する着方向及び脱方向以外の少なくとも一の
方向の移動が規制されることを特徴とする。
け構造は、請求項1記載のコネクター取り付け構造にお
いて、上記コネクターは、第2の部材により、上記外部
端子を着脱する着方向及び脱方向以外の少なくとも一の
方向の移動が規制されることを特徴とする。
【0013】上記発明によれば、第2の部材として電子
装置のケース部材及び/又はコネクターの周辺に存在す
る部材(例えば、電池ホルダー)を利用して、外部端子
の着脱方向以外の方向におけるコネクターの移動を規制
することによって、外部端子の着脱方向でのコネクター
の柔軟性のある移動が確保されつつ、外部端子の着脱方
向以外の方向でのコネクターのガタツキが防止されたコ
ネクター取り付け構造を実現することができる。
装置のケース部材及び/又はコネクターの周辺に存在す
る部材(例えば、電池ホルダー)を利用して、外部端子
の着脱方向以外の方向におけるコネクターの移動を規制
することによって、外部端子の着脱方向でのコネクター
の柔軟性のある移動が確保されつつ、外部端子の着脱方
向以外の方向でのコネクターのガタツキが防止されたコ
ネクター取り付け構造を実現することができる。
【0014】更に、請求項3に記載のコネクター取り付
け構造は、請求項1記載のコネクター取り付け構造にお
いて、上記コネクターは、上記電子装置のケース部材に
係合されることにより、少なくとも上記着方向及び脱方
向の移動が拘束されることを特徴とする。
け構造は、請求項1記載のコネクター取り付け構造にお
いて、上記コネクターは、上記電子装置のケース部材に
係合されることにより、少なくとも上記着方向及び脱方
向の移動が拘束されることを特徴とする。
【0015】上記発明によれば、ケース部材の装着の際
には、コネクターをケース部材に適合させるべく、コネ
クターの可動性を保証すると共に、ケース部材の装着後
には、例えばコネクターを電子装置のケース部材の穴に
嵌合させる等して最終的にケース部材に係合させること
により、外部端子の着脱方向に於けるコネクターの可動
性を排除することができる。即ち、ケース部材が装着さ
れた後には、コネクターは、ケース部材に係合されて外
部端子の着脱方向に移動できない。これにより、外部端
子の着脱に伴うコネクターの連動を防止することができ
る。
には、コネクターをケース部材に適合させるべく、コネ
クターの可動性を保証すると共に、ケース部材の装着後
には、例えばコネクターを電子装置のケース部材の穴に
嵌合させる等して最終的にケース部材に係合させること
により、外部端子の着脱方向に於けるコネクターの可動
性を排除することができる。即ち、ケース部材が装着さ
れた後には、コネクターは、ケース部材に係合されて外
部端子の着脱方向に移動できない。これにより、外部端
子の着脱に伴うコネクターの連動を防止することができ
る。
【0016】更に、請求項4に記載のコネクター取り付
け構造は、請求項1又は2記載のコネクター取り付け構
造において、上記コネクターの上記脱方向の移動が、上
記電子装置の上記ケース部材により、規制され、且つ、
上記コネクターの上記着方向の移動が、剛性のある第3
の部材により、規制されることを特徴とする。
け構造は、請求項1又は2記載のコネクター取り付け構
造において、上記コネクターの上記脱方向の移動が、上
記電子装置の上記ケース部材により、規制され、且つ、
上記コネクターの上記着方向の移動が、剛性のある第3
の部材により、規制されることを特徴とする。
【0017】上記発明によれば、ケース部材の装着後に
おいても、コネクターを強固でなく柔軟に保持すること
ができると共に、外部端子の着脱に伴うコネクターの連
動を、ケース部材や剛性のある回路基板等を利用して係
止することができる。
おいても、コネクターを強固でなく柔軟に保持すること
ができると共に、外部端子の着脱に伴うコネクターの連
動を、ケース部材や剛性のある回路基板等を利用して係
止することができる。
【0018】更に、請求項5に記載のコネクター取り付
け構造は、請求項1乃至4のうちいずれか1項のコネク
ター取り付け構造において、上記第1の部材は、フレキ
シブル回路基板であることを特徴とする。
け構造は、請求項1乃至4のうちいずれか1項のコネク
ター取り付け構造において、上記第1の部材は、フレキ
シブル回路基板であることを特徴とする。
【0019】上記発明によれば、フレキシブル回路基板
の可撓性を利用して、上述したような効果を奏するコネ
クター取り付け構造を実現することができる。これによ
り、部品点数が低減され、製造コストの低減を図ること
ができる。
の可撓性を利用して、上述したような効果を奏するコネ
クター取り付け構造を実現することができる。これによ
り、部品点数が低減され、製造コストの低減を図ること
ができる。
【0020】更に、請求項1乃至5のうちいずれか1項
のコネクター取り付け構造は、種々の電子装置に応用さ
れることができる。このような取り付け構造を有した装
置においては、ケース部材の寸法誤差や搭載部品の搭載
位置のずれ等が、本発明によるコネクター取り付け構造
によりケース部材の装着段階で吸収されるので、搭載部
品間により厳しいクリアランスを初期設定し部品搭載密
度を向上することができ、それ故に、装置の更なる小型
化が図れ外観デザインに柔軟に対応することができる。
のコネクター取り付け構造は、種々の電子装置に応用さ
れることができる。このような取り付け構造を有した装
置においては、ケース部材の寸法誤差や搭載部品の搭載
位置のずれ等が、本発明によるコネクター取り付け構造
によりケース部材の装着段階で吸収されるので、搭載部
品間により厳しいクリアランスを初期設定し部品搭載密
度を向上することができ、それ故に、装置の更なる小型
化が図れ外観デザインに柔軟に対応することができる。
【0021】本発明の他の目的、構成及び効果は、図面
を参照して行う以下の実施形態の説明から、より明らか
になるだろう。
を参照して行う以下の実施形態の説明から、より明らか
になるだろう。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるコネクターの
取り付け構造を、添付図面を参照しつつ、このコネクタ
ーの取り付け構造を備えた装置の一例として示す携帯型
オーディオ装置10の実施例を通して、詳細に説明す
る。
取り付け構造を、添付図面を参照しつつ、このコネクタ
ーの取り付け構造を備えた装置の一例として示す携帯型
オーディオ装置10の実施例を通して、詳細に説明す
る。
【0023】図1は、携帯型オーディオ装置10の外観
を示す上面図である。携帯型オーディオ装置10は、図
1に示すように、携帯性に優れた外形のケース部材11
を有する。ケース部材11には、携帯型オーディオ装置
10を手動により制御するための操作部12が設けられ
る。また、ケース部材11の外部上面には、例えば再生
している曲タイトルや歌手名等を表示するための液晶表
示部14が設けられている。
を示す上面図である。携帯型オーディオ装置10は、図
1に示すように、携帯性に優れた外形のケース部材11
を有する。ケース部材11には、携帯型オーディオ装置
10を手動により制御するための操作部12が設けられ
る。また、ケース部材11の外部上面には、例えば再生
している曲タイトルや歌手名等を表示するための液晶表
示部14が設けられている。
【0024】操作部12は、例えば再生ボタン12aや
早送りボタン12b等のような複数の操作ボタン120
を含み、ユーザーにより外部から操作される。この目的
のため、ケース部材11には、装置内部と連通する複数
の操作ボタン用穴11aが形成されている。
早送りボタン12b等のような複数の操作ボタン120
を含み、ユーザーにより外部から操作される。この目的
のため、ケース部材11には、装置内部と連通する複数
の操作ボタン用穴11aが形成されている。
【0025】ケース部材11の外部側面には、例えばス
テレオ式イヤーホーンやヘッドホーンの端子ピン90
(図4参照)を接続する音声出力用コネクター60を露
出する穴13a、及びパーソナルコンピュータのような
外部機器等を接続するコネクターを露出する穴13bが
形成されている。また、ケース部材11の外部側面に
は、小型メモリカード20を差し込むためのメモリカー
ド用コネクター30の開口部が露出している(図3参
照)。
テレオ式イヤーホーンやヘッドホーンの端子ピン90
(図4参照)を接続する音声出力用コネクター60を露
出する穴13a、及びパーソナルコンピュータのような
外部機器等を接続するコネクターを露出する穴13bが
形成されている。また、ケース部材11の外部側面に
は、小型メモリカード20を差し込むためのメモリカー
ド用コネクター30の開口部が露出している(図3参
照)。
【0026】携帯型オーディオ装置10のユーザーは、
聞きたい音楽を記録させた小型メモリカード20をメモ
リカード用コネクター30に差込み、再生ボタン12a
を押して、音声出力用コネクター60に接続したステレ
オ式イヤーホーンにより音楽を聞くことができる。ま
た、ユーザーは、適宜早送りボタン12bを押す等して
携帯型オーディオ装置10の作動状態を変更することが
でき、更に、現在の作動状態を液晶表示部14において
可視的に把握することができる。
聞きたい音楽を記録させた小型メモリカード20をメモ
リカード用コネクター30に差込み、再生ボタン12a
を押して、音声出力用コネクター60に接続したステレ
オ式イヤーホーンにより音楽を聞くことができる。ま
た、ユーザーは、適宜早送りボタン12bを押す等して
携帯型オーディオ装置10の作動状態を変更することが
でき、更に、現在の作動状態を液晶表示部14において
可視的に把握することができる。
【0027】図2は、図1の携帯型オーディオ装置10
のケース部材が外された内部状態を示す上面図であり、
図3は、図2の前面図であり、図4は、図2の底面図で
ある。
のケース部材が外された内部状態を示す上面図であり、
図3は、図2の前面図であり、図4は、図2の底面図で
ある。
【0028】携帯型オーディオ装置10の内部には、図
2及び図4に示すように、概略、音楽再生機能や液晶表
示部14の表示機能を制御する制御部と、メモリカード
用コネクター30と、音楽再生機能や文字表示機能に必
要な電力を供給する乾電池95を搭載する乾電池ホルダ
ー50と、ステレオ式イヤーホーン等の端子ピン90を
接続する音声出力用コネクター60と、携帯型オーディ
オ装置10の作動状態を文字表示する液晶ディスプレイ
66とが、搭載されている。
2及び図4に示すように、概略、音楽再生機能や液晶表
示部14の表示機能を制御する制御部と、メモリカード
用コネクター30と、音楽再生機能や文字表示機能に必
要な電力を供給する乾電池95を搭載する乾電池ホルダ
ー50と、ステレオ式イヤーホーン等の端子ピン90を
接続する音声出力用コネクター60と、携帯型オーディ
オ装置10の作動状態を文字表示する液晶ディスプレイ
66とが、搭載されている。
【0029】携帯型オーディオ装置10の後方(図2の
X1方向)の内部には、図3に示すように、上(図3の
Z1方向)から順に、第1の回路基板71と、第2の回
路基板72と、第3の回路基板73と、メモリカード用
コネクター30とが層構造になって搭載されている。
尚、第1の回路基板71と、第2の回路基板72と、第
3の回路基板73とは、それらに搭載されたCPUやメ
モリ等と共に、上記制御部を構成している。
X1方向)の内部には、図3に示すように、上(図3の
Z1方向)から順に、第1の回路基板71と、第2の回
路基板72と、第3の回路基板73と、メモリカード用
コネクター30とが層構造になって搭載されている。
尚、第1の回路基板71と、第2の回路基板72と、第
3の回路基板73とは、それらに搭載されたCPUやメ
モリ等と共に、上記制御部を構成している。
【0030】より詳細には、第3の回路基板73は第2
の回路基板72のコネクター63に結合され、第3の回
路基板73と第2の回路基板72とが共に金属製の保護
フレーム61に組み込まれている。メモリカード用コネ
クター30は第3の回路基板73に搭載されハンダ等に
より固定されている。尚、保護フレーム61が有するツ
メ部61aを第3の回路基板73に絞め、保護フレーム
61が有する更なるツメ部61bにより第2の回路基板
72を挟持することによりガタツキが防止されている。
の回路基板72のコネクター63に結合され、第3の回
路基板73と第2の回路基板72とが共に金属製の保護
フレーム61に組み込まれている。メモリカード用コネ
クター30は第3の回路基板73に搭載されハンダ等に
より固定されている。尚、保護フレーム61が有するツ
メ部61aを第3の回路基板73に絞め、保護フレーム
61が有する更なるツメ部61bにより第2の回路基板
72を挟持することによりガタツキが防止されている。
【0031】また、第2の回路基板72の層によって上
下方向両側に形成される空間は、第2の回路基板72及
び第3の回路基板73のメモリやCPUなどが搭載でき
るような寸法に設定されている。
下方向両側に形成される空間は、第2の回路基板72及
び第3の回路基板73のメモリやCPUなどが搭載でき
るような寸法に設定されている。
【0032】第1の回路基板71は、可撓性のあるフレ
キシブル回路基板により構成され、保護フレーム61の
上面に粘着されている。第1の回路基板71には、ボタ
ン操作に応答するコンタクトスイッチ71aと、端子ピ
ン90が接続される音声出力用コネクター60とが搭載
され、更に、第4の回路基板74に固定された液晶ディ
スプレイ66がコネクター65を介して搭載されてい
る。かかる場合、音声出力用コネクター60は、第1の
回路基板71に、接着剤等による接着及びハンダ付けに
よる溶着によって、結合されてよい。
キシブル回路基板により構成され、保護フレーム61の
上面に粘着されている。第1の回路基板71には、ボタ
ン操作に応答するコンタクトスイッチ71aと、端子ピ
ン90が接続される音声出力用コネクター60とが搭載
され、更に、第4の回路基板74に固定された液晶ディ
スプレイ66がコネクター65を介して搭載されてい
る。かかる場合、音声出力用コネクター60は、第1の
回路基板71に、接着剤等による接着及びハンダ付けに
よる溶着によって、結合されてよい。
【0033】この音声出力用コネクター60は、ステレ
オ式イヤーホーン等の端子ピン90が接続のために差し
込まれるソケット部(図示せず)を有しており、端子ピ
ン90は、携帯型オーディオ装置10の制御部に音声出
力用コネクター60を介して電気的に接続される。
オ式イヤーホーン等の端子ピン90が接続のために差し
込まれるソケット部(図示せず)を有しており、端子ピ
ン90は、携帯型オーディオ装置10の制御部に音声出
力用コネクター60を介して電気的に接続される。
【0034】乾電池ホルダー50は、携帯型オーディオ
装置10の前方(図4のX2方向)内部に、設けられて
いる。ケース部材11は、乾電池ホルダー50に乾電池
95を装填するための着脱可能な電池カバー(図示せ
ず)を含んでいる。
装置10の前方(図4のX2方向)内部に、設けられて
いる。ケース部材11は、乾電池ホルダー50に乾電池
95を装填するための着脱可能な電池カバー(図示せ
ず)を含んでいる。
【0035】この乾電池ホルダー50は、樹脂等により
形成され、図4に示すように、乾電池95を収容するた
めの乾電池の形状に沿った円筒形の乾電池格納部51
と、乾電池95の正極95aに電気的に接続され携帯型
オーディオ装置10の制御部にリード線等(図示せず)
により接続された正極接点52と、乾電池95の負極9
5bに電気的に接続される負極接点53とを有してい
る。
形成され、図4に示すように、乾電池95を収容するた
めの乾電池の形状に沿った円筒形の乾電池格納部51
と、乾電池95の正極95aに電気的に接続され携帯型
オーディオ装置10の制御部にリード線等(図示せず)
により接続された正極接点52と、乾電池95の負極9
5bに電気的に接続される負極接点53とを有してい
る。
【0036】図5は、乾電池ホルダー50と音声出力用
コネクター60との関係を示す図である。乾電池ホルダ
ー50の側部には、図5に示すように、音声出力用コネ
クター60が挿通される挿通穴54が形成されている。
コネクター60との関係を示す図である。乾電池ホルダ
ー50の側部には、図5に示すように、音声出力用コネ
クター60が挿通される挿通穴54が形成されている。
【0037】この挿通穴54は、挿通された音声出力用
コネクター60を端子ピン90の抜き差し方向(着脱方
向)(図4及び図5のX4、X3方向)で移動可能に支
持するように、音声出力用コネクター60の挿通部位よ
り僅かに大きく形成されている。挿通穴54は、好まし
くは、挿通された音声出力用コネクター60のコネクタ
ー挿通方向以外のガタツキを規制するように構成され
る。
コネクター60を端子ピン90の抜き差し方向(着脱方
向)(図4及び図5のX4、X3方向)で移動可能に支
持するように、音声出力用コネクター60の挿通部位よ
り僅かに大きく形成されている。挿通穴54は、好まし
くは、挿通された音声出力用コネクター60のコネクタ
ー挿通方向以外のガタツキを規制するように構成され
る。
【0038】図1及び図4を再び参照するに、携帯型オ
ーディオ装置10の内部に搭載された乾電池ホルダー5
0は、音声出力用コネクター60をX4及びX3方向で
移動可能に支持した状態で、携帯型オーディオ装置10
のケース部材11によりカバーされる。このとき、音声
出力用コネクター60のX4方向の端部60aは、ケー
ス部材11の穴12aから露出されている。
ーディオ装置10の内部に搭載された乾電池ホルダー5
0は、音声出力用コネクター60をX4及びX3方向で
移動可能に支持した状態で、携帯型オーディオ装置10
のケース部材11によりカバーされる。このとき、音声
出力用コネクター60のX4方向の端部60aは、ケー
ス部材11の穴12aから露出されている。
【0039】このとき、音声出力用コネクター60は、
ケース部材11の穴12aに挿通されてよく、この穴1
2aを音声出力用コネクター60の挿通部と略同一形状
に形成することによって、音声出力用コネクター60の
X4及びX3方向以外の方向のガタツキが規制されてよ
い。
ケース部材11の穴12aに挿通されてよく、この穴1
2aを音声出力用コネクター60の挿通部と略同一形状
に形成することによって、音声出力用コネクター60の
X4及びX3方向以外の方向のガタツキが規制されてよ
い。
【0040】端子ピン90の抜き差しによる音声出力用
コネクター60の連動を防止するため、ケース部材11
は、端子ピン90が抜かれる際にX4方向に付勢される
音声出力用コネクター60を係止するように構成されて
いる。他言すると、X4方向に引っ張られる音声出力用
コネクター60は、ケース部材11の内面に当接するこ
とによって、X4方向の移動を規制されている。これに
関連して、ケース部材11は、音声出力用コネクター6
0と係合する際に発生する応力により破損しないように
強度設計されている。
コネクター60の連動を防止するため、ケース部材11
は、端子ピン90が抜かれる際にX4方向に付勢される
音声出力用コネクター60を係止するように構成されて
いる。他言すると、X4方向に引っ張られる音声出力用
コネクター60は、ケース部材11の内面に当接するこ
とによって、X4方向の移動を規制されている。これに
関連して、ケース部材11は、音声出力用コネクター6
0と係合する際に発生する応力により破損しないように
強度設計されている。
【0041】同様に、第3の回路基板73は、端子ピン
90が差し込まれる際にX3方向に付勢される音声出力
用コネクター60を係止するように構成されている。即
ち、第3の回路基板73は、剛性のある回路基板で構成
され、音声出力用コネクター60のX3方向の端部60
bを係止するように、当該端部60bからX3方向に僅
かに離間した位置にエッジ73bを有している。但し、
第3の回路基板73のエッジ73bに相当する部位を、
第2の回路基板72やメモリカード用コネクター30等
の他の部材により形成してもよい。
90が差し込まれる際にX3方向に付勢される音声出力
用コネクター60を係止するように構成されている。即
ち、第3の回路基板73は、剛性のある回路基板で構成
され、音声出力用コネクター60のX3方向の端部60
bを係止するように、当該端部60bからX3方向に僅
かに離間した位置にエッジ73bを有している。但し、
第3の回路基板73のエッジ73bに相当する部位を、
第2の回路基板72やメモリカード用コネクター30等
の他の部材により形成してもよい。
【0042】音声出力用コネクター60の端部60bと
エッジ73bとの間の僅かなクリアランス(音声出力用
コネクター60の可動範囲とも考えることができる)
は、ケース部材11の寸法上の誤差やケース部材11内
部に搭載される部品の搭載位置の誤差等に起因して生じ
得る音声出力用コネクター60の搭載位置のずれを考慮
して予め設定されている。
エッジ73bとの間の僅かなクリアランス(音声出力用
コネクター60の可動範囲とも考えることができる)
は、ケース部材11の寸法上の誤差やケース部材11内
部に搭載される部品の搭載位置の誤差等に起因して生じ
得る音声出力用コネクター60の搭載位置のずれを考慮
して予め設定されている。
【0043】この結果、携帯型オーディオ装置10の内
部構成部品が全て搭載された後のケース部材11の装着
段階で、ケース部材11の寸法誤差等に起因して音声出
力用コネクター60を所定位置に配置できないという不
具合を防止することができる。
部構成部品が全て搭載された後のケース部材11の装着
段階で、ケース部材11の寸法誤差等に起因して音声出
力用コネクター60を所定位置に配置できないという不
具合を防止することができる。
【0044】このようにコネクター取り付け構造を構成
することによって、ケース部材11の寸法上の誤差やケ
ース部材11内部に搭載される部品の搭載位置の誤差等
に起因して音声出力用コネクター60の搭載位置にずれ
が発生した場合であっても、可撓性のある第1の回路基
板71に止着された音声出力用コネクター60はエッジ
73bとの間に設けられたクリアランスの範囲内で柔軟
に移動することができるので、発生したずれを容易に吸
収することが可能となっている。
することによって、ケース部材11の寸法上の誤差やケ
ース部材11内部に搭載される部品の搭載位置の誤差等
に起因して音声出力用コネクター60の搭載位置にずれ
が発生した場合であっても、可撓性のある第1の回路基
板71に止着された音声出力用コネクター60はエッジ
73bとの間に設けられたクリアランスの範囲内で柔軟
に移動することができるので、発生したずれを容易に吸
収することが可能となっている。
【0045】また、携帯型オーディオ装置10の落下等
による外部衝撃を受けた場合であっても、音声出力用コ
ネクター60は実質的に柔軟に取り付けられているの
で、音声出力用コネクター60の支持部に発生する応力
が低減され、支持部の破損を防止することが可能となっ
ている。
による外部衝撃を受けた場合であっても、音声出力用コ
ネクター60は実質的に柔軟に取り付けられているの
で、音声出力用コネクター60の支持部に発生する応力
が低減され、支持部の破損を防止することが可能となっ
ている。
【0046】図4には、メモリカード用コネクター30
に差し込まれる(図4のX2方向に)小型メモリカード
20が携帯型オーディオ装置10と共に示されている。
小型メモリカード20は、上述したようにSDメモリカ
ード等であり、およそ小切手ほどの大きさを有してい
る。
に差し込まれる(図4のX2方向に)小型メモリカード
20が携帯型オーディオ装置10と共に示されている。
小型メモリカード20は、上述したようにSDメモリカ
ード等であり、およそ小切手ほどの大きさを有してい
る。
【0047】小型メモリカード20は、先端部に端子部
21が形成され、内部にメモリ素子(図示せず)が内蔵
されている。メモリ素子に記録された情報(例えば、曲
のタイトル、歌手名)は、端子部21を介して、装置の
制御部に伝送される。
21が形成され、内部にメモリ素子(図示せず)が内蔵
されている。メモリ素子に記録された情報(例えば、曲
のタイトル、歌手名)は、端子部21を介して、装置の
制御部に伝送される。
【0048】図6は、メモリカード用コネクター30と
第3の回路基板73とを分離して示す、図4のX2方向
にみた斜視図である。
第3の回路基板73とを分離して示す、図4のX2方向
にみた斜視図である。
【0049】メモリカード用コネクター30は、図3、
図4及び図6に示すように、小型メモリカード20の上
面(理解の容易化のため、説明上、図6のZ2方向を上
方向とする)に対向する長方形の上面31a、及び上面
31aの左右(図4のY1,Y2方向)のエッジに沿っ
てコの字状に立設された側部31bからなる金属製の上
部プレート31と、小型メモリカード20の下面に対向
する下面32a、及び下面32aの左右のエッジに沿っ
てコの字状に立設された側部32bからなる樹脂製のガ
イドプレート32とから構成されている。
図4及び図6に示すように、小型メモリカード20の上
面(理解の容易化のため、説明上、図6のZ2方向を上
方向とする)に対向する長方形の上面31a、及び上面
31aの左右(図4のY1,Y2方向)のエッジに沿っ
てコの字状に立設された側部31bからなる金属製の上
部プレート31と、小型メモリカード20の下面に対向
する下面32a、及び下面32aの左右のエッジに沿っ
てコの字状に立設された側部32bからなる樹脂製のガ
イドプレート32とから構成されている。
【0050】尚、メモリカード用コネクター30は、小
型メモリカード20の逆向きの挿入を防止する誤挿入防
止手段、小型メモリカード20が差し込まれた状態でロ
ックするロック機構、及び上記ロックを解除する解除機
構等を含んでよい。
型メモリカード20の逆向きの挿入を防止する誤挿入防
止手段、小型メモリカード20が差し込まれた状態でロ
ックするロック機構、及び上記ロックを解除する解除機
構等を含んでよい。
【0051】上部プレート31は、ガイドプレート32
に、それぞれの側部32a,32bが面沿いに合わされ
た状態で結合される。この結合は、溶着、接着や絞めに
よる結合等であってよく、或いは、上部プレート31は
ガイドプレート32と共に樹脂等により一体成形されて
もよい。
に、それぞれの側部32a,32bが面沿いに合わされ
た状態で結合される。この結合は、溶着、接着や絞めに
よる結合等であってよく、或いは、上部プレート31は
ガイドプレート32と共に樹脂等により一体成形されて
もよい。
【0052】メモリカード用コネクター30の後方部
(図4のX1方向)には、壁面が形成されておらず、開
放された状態となっている。小型メモリカード20は、
この開口部を介してメモリカード用コネクター30に抜
き差しされる。また、メモリカード用コネクター30の
左右の側部31bは、小型メモリカード20を規制して
案内するように構成されている。
(図4のX1方向)には、壁面が形成されておらず、開
放された状態となっている。小型メモリカード20は、
この開口部を介してメモリカード用コネクター30に抜
き差しされる。また、メモリカード用コネクター30の
左右の側部31bは、小型メモリカード20を規制して
案内するように構成されている。
【0053】ガイドプレート32の下面32aは、中央
から後方にわたってエッジ付近の面を除いて面が形成さ
れていない。即ち、ガイドプレート32は、上方から見
ると略U字状に形成されており、略長方形の切り欠き部
32cを有する。
から後方にわたってエッジ付近の面を除いて面が形成さ
れていない。即ち、ガイドプレート32は、上方から見
ると略U字状に形成されており、略長方形の切り欠き部
32cを有する。
【0054】ガイドプレート32の下面32aの前方部
(図4のX2方向)には、小型メモリカード20の端子
部21の各端子に接触する複数のコネクターピン33が
並設されている。小型メモリカード20は、メモリカー
ド用コネクター30に差し込まれると、コネクターピン
33に電気的に接続された状態でメモリカード用コネク
ター30のロック機構(図示せず)によりロックされ
る。
(図4のX2方向)には、小型メモリカード20の端子
部21の各端子に接触する複数のコネクターピン33が
並設されている。小型メモリカード20は、メモリカー
ド用コネクター30に差し込まれると、コネクターピン
33に電気的に接続された状態でメモリカード用コネク
ター30のロック機構(図示せず)によりロックされ
る。
【0055】携帯型オーディオ装置10においては、小
型メモリカード20のこの装着状態で、小型メモリカー
ド20からの情報データの読取り、若しくは小型メモリ
カード20への情報データの書き込みが行われる。
型メモリカード20のこの装着状態で、小型メモリカー
ド20からの情報データの読取り、若しくは小型メモリ
カード20への情報データの書き込みが行われる。
【0056】メモリカード用コネクター30は、上述し
たように、第3の回路基板73に直接的に搭載されてい
る。より詳細には、メモリカード用コネクター30は、
第3の回路基板73に、メモリカード用コネクター30
のガイドプレート32の下面32aが、第3の回路基板
73の上面に面沿いに合わせられて(図3参照)、結合
されている。これにより、第3の回路基板73とメモリ
カード用コネクター30との間のクリアランス等が省略
され、携帯型オーディオ装置10の薄型化・小型化が可
能となる。
たように、第3の回路基板73に直接的に搭載されてい
る。より詳細には、メモリカード用コネクター30は、
第3の回路基板73に、メモリカード用コネクター30
のガイドプレート32の下面32aが、第3の回路基板
73の上面に面沿いに合わせられて(図3参照)、結合
されている。これにより、第3の回路基板73とメモリ
カード用コネクター30との間のクリアランス等が省略
され、携帯型オーディオ装置10の薄型化・小型化が可
能となる。
【0057】また、ガイドプレート32の下面32aが
備える複数のコネクターピン33のそれぞれは、第3の
回路基板73まで、ガイドプレート32の下面32aに
形成された接続路32dを通り、ガイドプレート32の
切り欠き部32cから接続されている。
備える複数のコネクターピン33のそれぞれは、第3の
回路基板73まで、ガイドプレート32の下面32aに
形成された接続路32dを通り、ガイドプレート32の
切り欠き部32cから接続されている。
【0058】より詳細には、コネクターピン33のそれ
ぞれは、対応するそれぞれの接続路32dに接続されて
おり、接続路32dのそれぞれは、切り欠き部32cに
より露出した第3の回路基板73上に形成された、対応
するそれぞれの接続部73aに接続されている。
ぞれは、対応するそれぞれの接続路32dに接続されて
おり、接続路32dのそれぞれは、切り欠き部32cに
より露出した第3の回路基板73上に形成された、対応
するそれぞれの接続部73aに接続されている。
【0059】このようにメモリカード用コネクター30
の後方(図4のX1方向)から第3の回路基板73に接
続することにより、メモリカード用コネクター30の前
方部(小型メモリカード20の図4のX2方向先端部に
対向する部位)に回路基板73との接続手段を設ける必
要がなくなり、メモリカード用コネクター30の前方部
の省スペース化を図ることができる。
の後方(図4のX1方向)から第3の回路基板73に接
続することにより、メモリカード用コネクター30の前
方部(小型メモリカード20の図4のX2方向先端部に
対向する部位)に回路基板73との接続手段を設ける必
要がなくなり、メモリカード用コネクター30の前方部
の省スペース化を図ることができる。
【0060】尚、この接続路32dは、ガイドプレート
32の下面32aに凹設された溝(図示せず)内に配設
されており、小型メモリカード20が抜き差しされる際
に小型メモリカード20と接触しないようにされてい
る。
32の下面32aに凹設された溝(図示せず)内に配設
されており、小型メモリカード20が抜き差しされる際
に小型メモリカード20と接触しないようにされてい
る。
【0061】第3の回路基板73の小型メモリカード2
0に対向する面には、絶縁性のあるシート状のシート部
材80が貼着されている。このシート部材80は、ガイ
ドプレート32の切り欠き部32cとより僅かに小さい
略同一の形状を有しており、切り欠き部32cによって
露出する第3の回路基板73の部位を保護する機能を果
たす。
0に対向する面には、絶縁性のあるシート状のシート部
材80が貼着されている。このシート部材80は、ガイ
ドプレート32の切り欠き部32cとより僅かに小さい
略同一の形状を有しており、切り欠き部32cによって
露出する第3の回路基板73の部位を保護する機能を果
たす。
【0062】以上、本発明の音声出力用コネクター60
の取り付け構造及びこれを使用する装置の好ましい実施
例に基づいて説明されてきたが、本発明は、上述した実
施例に限定されるものでない。
の取り付け構造及びこれを使用する装置の好ましい実施
例に基づいて説明されてきたが、本発明は、上述した実
施例に限定されるものでない。
【0063】例えば、上述した実施例では、音声出力用
コネクター60はケース部材11に移動可能に取り付け
られて保持されているが、代替的に、音声出力用コネク
ター60は、ケース部材11に移動不能に取り付けられ
てよい。例えば、音声出力用コネクター60は、ケース
部材11の穴12aに固定式に嵌合されてよい。
コネクター60はケース部材11に移動可能に取り付け
られて保持されているが、代替的に、音声出力用コネク
ター60は、ケース部材11に移動不能に取り付けられ
てよい。例えば、音声出力用コネクター60は、ケース
部材11の穴12aに固定式に嵌合されてよい。
【0064】かかる場合であっても、音声出力用コネク
ター60が止着されるフレキシブル回路基板の第1の回
路基板71の助けにより、搭載位置のずれ及びケース部
材11等の寸法誤差を吸収することができる。より具体
的には、ケース部材11が装着される前に、音声出力用
コネクター60は、ケース部材11に適合されるべく所
望の位置に位置付けされることができる。続いて、この
状態でケース部材11が装着されると、音声出力用コネ
クター60は、ケース部材11に固定されて端子ピン9
0の抜き差し方向に移動できなくなる。これにより、端
子ピン90の抜き差しに伴う音声出力用コネクター60
の連動が防止されることになる。
ター60が止着されるフレキシブル回路基板の第1の回
路基板71の助けにより、搭載位置のずれ及びケース部
材11等の寸法誤差を吸収することができる。より具体
的には、ケース部材11が装着される前に、音声出力用
コネクター60は、ケース部材11に適合されるべく所
望の位置に位置付けされることができる。続いて、この
状態でケース部材11が装着されると、音声出力用コネ
クター60は、ケース部材11に固定されて端子ピン9
0の抜き差し方向に移動できなくなる。これにより、端
子ピン90の抜き差しに伴う音声出力用コネクター60
の連動が防止されることになる。
【0065】また、上述した実施例では、音声出力用コ
ネクター60がフレキシブル回路基板である第1の回路
基板71に取り付けられているが、音声出力用コネクタ
ー60は、可撓性のある部材に取り付けられていればよ
く、例えばシート材のような他の部材に取り付けられて
よい。
ネクター60がフレキシブル回路基板である第1の回路
基板71に取り付けられているが、音声出力用コネクタ
ー60は、可撓性のある部材に取り付けられていればよ
く、例えばシート材のような他の部材に取り付けられて
よい。
【0066】更に、上述した実施例では、ピン状の端子
ピン用の音声出力用コネクター60について言及されて
いるが、本発明のコネクター取り付け構造は、それ以外
の種々の接続端子用のコネクターに対しても適用できる
ことは勿論である。
ピン用の音声出力用コネクター60について言及されて
いるが、本発明のコネクター取り付け構造は、それ以外
の種々の接続端子用のコネクターに対しても適用できる
ことは勿論である。
【0067】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようなものであ
るから、以下に記載されるような効果を奏する。請求項
1の発明によれば、固定された可撓性のある第1の部材
に、コネクターを取り付けるコネクター取り付け構造に
よって、カバー部材の寸法誤差や他の構成部品の搭載位
置のずれを容易に吸収できるだけでなく、コネクターの
支持部の亀裂・破損を防止できる。
るから、以下に記載されるような効果を奏する。請求項
1の発明によれば、固定された可撓性のある第1の部材
に、コネクターを取り付けるコネクター取り付け構造に
よって、カバー部材の寸法誤差や他の構成部品の搭載位
置のずれを容易に吸収できるだけでなく、コネクターの
支持部の亀裂・破損を防止できる。
【0068】更に、請求項2の発明によれば、第2の部
材として電子装置のケース部材及び/又は例えば電池ホ
ルダーを利用して、外部端子の着脱方向以外の方向に於
けるコネクターのガタツキを防止できる。
材として電子装置のケース部材及び/又は例えば電池ホ
ルダーを利用して、外部端子の着脱方向以外の方向に於
けるコネクターのガタツキを防止できる。
【0069】更に、請求項3の発明によれば、ケース部
材の装着時にコネクターとケース部材との適切な合わせ
を容易に実現できると共に、ケース部材の装着後には、
外部端子の着脱に伴うコネクターの連動を完全に防止で
きる。
材の装着時にコネクターとケース部材との適切な合わせ
を容易に実現できると共に、ケース部材の装着後には、
外部端子の着脱に伴うコネクターの連動を完全に防止で
きる。
【0070】更に、請求項4の発明によれば、ケース部
材の装着後におけるコネクターの強固でなく柔軟なコネ
クター取り付け構造を実現できると共に、外部端子の着
脱に伴うコネクターの移動を、コネクターをケース部材
や回路基板等に当接させて防止できる。
材の装着後におけるコネクターの強固でなく柔軟なコネ
クター取り付け構造を実現できると共に、外部端子の着
脱に伴うコネクターの移動を、コネクターをケース部材
や回路基板等に当接させて防止できる。
【0071】更に、請求項5の発明によれば、フレキシ
ブル回路基板を利用して、上述したような効果を奏する
コネクター取り付け構造を実現でき、これにより、製造
コストの低減を図れる。
ブル回路基板を利用して、上述したような効果を奏する
コネクター取り付け構造を実現でき、これにより、製造
コストの低減を図れる。
【0072】更に、請求項6の発明によれば、搭載部品
間により厳しいクリアランスが初期設定され部品搭載密
度が向上されることにより、一層の小型化が実現された
装置を提供できる。
間により厳しいクリアランスが初期設定され部品搭載密
度が向上されることにより、一層の小型化が実現された
装置を提供できる。
【図1】本発明によるコネクター取り付け構造を使用し
た携帯型オーディオ装置10の外観を示す上面図であ
る。
た携帯型オーディオ装置10の外観を示す上面図であ
る。
【図2】図1の携帯型オーディオ装置10のケース部材
11が外された内部状態を示す上面図である。
11が外された内部状態を示す上面図である。
【図3】携帯型オーディオ装置10の内部構成要素の層
構造を示す図2の前面図である。
構造を示す図2の前面図である。
【図4】図1の携帯型オーディオ装置10のケース部材
11が外された内部状態を示す底面図である。
11が外された内部状態を示す底面図である。
【図5】乾電池ホルダー50と音声出力用コネクター6
0との関係を示す図である。
0との関係を示す図である。
【図6】メモリカード用コネクター30と第3の回路基
板73とを分離して示す、図4のX2方向にみた斜視図
である。
板73とを分離して示す、図4のX2方向にみた斜視図
である。
10 携帯型オーディオ装置(電子装置)
11 ケース部材
12 操作部
12a 再生ボタン
12b 早送りボタン
120 操作ボタン
13a ケース部材の穴
13b ケース部材の穴
14 液晶表示部
20 小型メモリカード
21 小型メモリカードの端子部
30 メモリカード用コネクター
31 上部プレート
31a 上部プレートの上面
31b 上部プレートの側部
32 ガイドプレート
32a ガイドプレートの下面
32b ガイドプレートの側部
32c 切り欠き部
32d ガイドプレートの接続路
33 コネクターピン
40 音声出力用コネクター
50 乾電池ホルダー
51 乾電池格納部
52 正極接点
53 負極接点
54 乾電池ホルダーの挿通穴
60 音声出力用コネクター
60a 音声出力用コネクターの端部
60b 音声出力用コネクターの端部
61 保護フレーム
61a 保護フレーム61のツメ部
61b 保護フレーム61のツメ部
63 コネクター
65 コネクター
66 液晶ディスプレイ
71 第1の回路基板
71a コンタクトスイッチ
72 第2の回路基板
73 第3の回路基板
73a 接続部
73b 第3の回路基板のエッジ
74 第4の回路基板
90 端子ピン
95 乾電池
95a 乾電池の正極
95b 乾電池の負極
Claims (6)
- 【請求項1】 外部端子を接続するコネクターを電子装
置に取り付けるコネクター取り付け構造であって、 上記コネクターを、上記電子装置に内設された可撓性を
有する第1の部材に取り付け、上記電子装置のカバー部
材に対し移動可能な構成としたことを特徴とする、コネ
クター取り付け構造。 - 【請求項2】 上記コネクターは、第2の部材により、
上記外部端子を着脱する着方向及び脱方向以外の少なく
とも一の方向の移動が規制されることを特徴とする、請
求項1記載のコネクター取り付け構造。 - 【請求項3】 上記コネクターは、上記電子装置のケー
ス部材に係合されることにより、少なくとも上記着方向
及び脱方向の移動が拘束されることを特徴とする、請求
項1記載のコネクター取り付け構造。 - 【請求項4】 上記コネクターの上記脱方向の移動が、
上記電子装置の上記ケース部材により、規制され、且
つ、上記コネクターの上記着方向の移動が、剛性のある
第3の部材により、規制されることを特徴とする、請求
項1又は2記載のコネクター取り付け構造。 - 【請求項5】 上記第1の部材は、フレキシブル回路基
板であることを特徴とする、請求項1乃至4のうちいず
れか1項のコネクター取り付け構造。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のうちいずれか1項のコ
ネクター取り付け構造を有した、電子装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002028535A JP2003229205A (ja) | 2002-02-05 | 2002-02-05 | コネクター取り付け構造及びこれを備えた電子装置 |
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---|---|---|---|
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---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014035805A (ja) * | 2012-08-07 | 2014-02-24 | Hosiden Corp | 部品モジュール及び部品モジュールの製造方法 |
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2002
- 2002-02-05 JP JP2002028535A patent/JP2003229205A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014035805A (ja) * | 2012-08-07 | 2014-02-24 | Hosiden Corp | 部品モジュール及び部品モジュールの製造方法 |
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