JP2003229087A - イオン注入装置 - Google Patents

イオン注入装置

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JP2003229087A
JP2003229087A JP2002027098A JP2002027098A JP2003229087A JP 2003229087 A JP2003229087 A JP 2003229087A JP 2002027098 A JP2002027098 A JP 2002027098A JP 2002027098 A JP2002027098 A JP 2002027098A JP 2003229087 A JP2003229087 A JP 2003229087A
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ion
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angle
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Hidetoshi Iida
英敏 飯田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】イオンビームの注入角度、および当該イオン注
入角度をもったイオンビームの平行度の精度を向上させ
ることができるイオン注入装置を提供する。 【解決手段】ファラデーカップの前に、目的とするイオ
ン注入角度に沿ってスリット13b,13cが形成され
たマスク13を配置し、マスク13のスリット13b,
13cを通過するイオンビームのビーム電流をカレント
インテグレータにより計測し、計測されるビーム電流が
最も大きくなるようにイオンビームの走査条件や偏向条
件を変更することで、目的とするイオン注入角度を有す
るイオンビームとなるように調整する。また、ビーム走
査領域内の両端に設けられた2つのスリット13b,1
3cを通過するイオンビームのビーム電流が均一となる
ようにすることで、イオンビームの注入角度が略一定な
イオンビームに調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェーハ等
の被処理体に不純物イオンを注入するイオン注入装置に
関し、特に被処理体の主面に対し所望の注入角度となる
ようにビーム角度を制御してイオン注入を行うイオン注
入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】イオン注入装置は、拡散したい不純物を
イオン化し、この不純物イオンを磁界を用いた質量分析
法により選択的に取り出し、電界により加速して被処理
体に照射することで、被処理体に不純物を注入するもの
である。そして、このイオン注入装置は、半導体プロセ
スにおいてデバイスの特性を決定する不純物を任意の量
および深さに制御良く注入できることから、現在の集積
回路の製造において重要な装置となっている。
【0003】イオン注入装置は、近年、スポット状のイ
オンビームを複数の走査電極により静電的に走査させて
平行化されたパラレルビームとし、かつ、被処理体とし
てのウェーハを保持した保持部材を当該ビームの走査方
向とは直行する方向に機械的に駆動する、いわゆるハイ
ブリッドスキャン型のものが使用されるようになってき
ている。
【0004】このようなパラレルビームを特徴としてい
るイオン注入装置においては、走査範囲に設けられた複
数のファラデーカップに入射するイオンの数をそれぞれ
カレントインテグレータで計測して、各カレントインテ
グレータで計測された電流値を比較することで走査範囲
におけるビームの平行度を判断している。
【0005】一方、イオン注入においては、例えば、ウ
ェーハの主面に対し、垂直に注入するのではなく、所定
の注入角度で注入することが必要となる場合がある。従
来から、チャンネリングを防止するために、ウェーハの
主面に対し7℃の角度でイオン注入することが行われて
いる。
【0006】また、半導体集積回路の高集積化・高性能
化に伴い、MOSトランジスタのゲート長の微細化に伴
う短チャネル効果を抑制するためにトランジスタのソー
ス・ドレイン領域よりもチャネル形成領域側に、ソース
・ドレイン領域とは逆極性の不純物をイオン注入するこ
とで形成する、いわゆるポケット領域の形成において
も、所定の角度でイオン注入することが行われている。
【0007】従来は、このような所定の角度でイオン注
入する、いわゆる斜めイオン注入を行う場合において、
通常、ウェーハを保持する保持手段を所望の角度だけ傾
けることで行われていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、従来
のように、レジストを塗布して、露光し、現像して、イ
オン注入する窓をレジストパターンを用いて形成するよ
うな工程を必要とせず、ウェーハに対して直接イオン注
入を行うステンシルマスクが脚光を浴びてきていおり、
今後、半導体デバイスの製造では、イオン注入工程にも
大幅な工程削減ができるステンシルマスクを用いたイオ
ン注入技術が導入されると予想される。
【0009】この場合に、ウェーハを保持する保持機構
を傾けようとすると、ウェーハとステンシルマスクとの
高精度な平行関係を保つことが困難であることから、ウ
ェーハを傾けずに、イオンビームのイオン注入角度を電
場や磁場等を与えることによって確保することが行われ
ると考えられる。
【0010】しかしながら、この場合において、イオン
ビームのイオン注入角度、および、当該イオン注入角度
をもったイオンビームの走査範囲内における平行度を保
証することは従来行われていないことから、特に、ステ
ンシルマスクを用いたイオン注入へ移行する際に、この
ようなイオンビームの注入角度、および平行度を保証す
る手段がないのが現状である。
【0011】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、イオンビームの注入角度の精度を
向上させることができるイオン注入装置を提供すること
にある。また、本発明の他の目的は、そのようなイオン
注入角度をもったイオンビームの平行度の精度を向上さ
せることができるイオン注入装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のイオン注入装置は、イオンビームのビーム
走査領域内に設置され、流入する前記イオンビームのビ
ーム電流を計測するビーム電流計測手段と、前記ビーム
電流計測手段により計測される前記ビーム電流が最も大
きくなるような偏向条件および走査条件により、前記イ
オンビームを偏向し、かつ、偏向された前記イオンビー
ムを走査するビーム走査手段とを有し、前記ビーム電流
計測手段は、被処理体の主面に対し目的とするイオン注
入角度に沿って開口が形成されたマスクを有する。
【0013】前記マスクは、前記イオンビームの入射側
の開口に対し、前記イオンビームの出射側の開口が、前
記入射側の開口に対向する領域と重ならないように形成
されている。
【0014】前記ビーム電流計測手段は、前記ビーム走
査領域内に少なくとも2つの前記開口が形成された前記
マスクを有し、前記マスクの各開口を通過する前記イオ
ンビームの前記ビーム電流をそれぞれ計測する。
【0015】前記ビーム電流計測手段は、前記ビーム走
査領域内における両端部に少なくとも2つの前記開口が
形成された前記マスクを有し、前記マスクの各開口を通
過する前記イオンビームの前記ビーム電流をそれぞれ計
測する。
【0016】前記ビーム走査手段は、前記ビーム電流計
測手段により計測される前記各開口を通過する前記イオ
ンビームの前記ビーム電流が最も均一となるような偏向
条件および走査条件により、前記イオンビームを偏向
し、かつ、偏向された前記イオンビームを走査する。
【0017】上記の本発明のイオン注入装置では、例え
ば、イオン注入処理前に、ビーム走査手段により、所定
の偏向条件および走査条件により、イオンビームが偏向
され、かつ、偏向されたイオンビームが走査されると、
ビーム電流計測手段により、当該イオンビームのビーム
走査領域内におけるマスクの開口を通過するイオンビー
ムのビーム電流が計測される。このとき、上記のマスク
の開口が目的とするイオン注入角度に沿って形成されて
いることから、マスクの開口の角度に近いほど大きいビ
ーム電流がビーム電流計測手段により計測される。従っ
て、ビーム電流計測手段により計測されるビーム電流が
大きくなるようにビーム走査手段によりイオンビームの
偏向条件や走査条件を調整することで、目的とするイオ
ン注入角度に応じた偏向条件および走査条件が得られ
る。そして、このようにして得られた偏向条件および走
査条件で、ビーム走査手段によりイオンビームが偏向さ
れ、かつ、偏向されたイオンビームが走査されること
で、被処理体に対して目的とするイオン注入角度でのイ
オンビームの照射が行われる。
【0018】また、ビーム走査領域内における両端部に
少なくとも2つの開口が形成されたマスクを使用し、ビ
ーム電流計測手段により計測される各開口を通過するイ
オンビームのビーム電流が均一となるように偏向条件お
よび走査条件を調整することで、走査領域内においてイ
オンビームの注入角度が略一定な偏向条件および走査条
件が得られる。そして、このようにして得られた偏向条
件および走査条件で、ビーム走査手段によりイオンビー
ムが偏向され、かつ、偏向されたイオンビームが走査さ
れることで、走査領域内においてイオンビームの注入角
度が略一定なイオンビームでのイオン注入が行われる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のイオン注入装置
の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0020】図1は、本実施形態に係るイオン注入装置
の概略構成の一例を示す図である。本実施形態に係るイ
オン注入装置1は、注入元素をイオン化し、イオンビー
ム10を引き出すイオン源部2と、所定の注入イオンの
みを選別して取り出す質量分析部3と、イオンビーム1
0を輸送する中で必要によりイオンビーム10を加速
し、ビーム形状を成形、集束、走査する機能を有するビ
ームライン部4と、ウェーハWをセットし、注入処理を
行うエンドステーション部5とを有する。
【0021】イオン源部2は、例えば、注入元素をイオ
ン化するイオン源21、およびイオンビームを引き出す
ための図示しない引き出し電源を有する。イオン源部2
の内部は、真空ポンプにより真空状態に保たれている。
上記イオン源21は、例えば、ソースマグネットおよび
図示しないフィラメント、アーク電極等を有し、アーク
チャンバ内においてフィラメントからの熱電子放出をト
リガとしてアーク放電を行うことによりプラズマを作
り、引き出し電源により引き出し電圧が印加されたイオ
ン源21からイオンビーム10を引き出すようになって
いる。
【0022】質量分析部3は、質量分析マグネット31
と、電源32と、分析スリット33を有する。電源32
により質量分析マグネット31に電流が供給されると、
当該質量分析マグネット31は、イオン源部2から引き
出されたイオンビーム10をX方向を含む面内で偏向さ
せて、イオンビーム10のうち必要な質量および電荷量
をもつイオンのみを分析スリット33に集束させて、ビ
ームライン部4へ導くようになっている。
【0023】ビームライン部4は、質量分析部3の分析
スリット33から出たイオンビーム10を加速する加速
管41、イオンビーム10を集束させる静電レンズ4
2、イオンビーム10をX方向に走査する一対の第1走
査電極43a,43b、イオンビーム10をY方向に偏
向する一対の偏向電極44a,44b、イオンビーム1
0をX方向に走査する一対の第2走査電極45a,45
bとを有する。なお、ビームライン部4の内部は、真空
ポンプにより真空状態に保たれている。
【0024】ビームライン部4では、加速管41によっ
て加速され、静電レンズ42によって集束されたスポッ
ト状のイオンビーム10を、後述する制御部から、互い
に180°位相の異なる走査電圧(三角波に近い電圧)
が印加される二組の第1走査電極43a,43bおよび
第2走査電極45a,45bの協働によって、すなわち
一方で偏向させたイオンビーム10を他方で同じ角度だ
け逆方向に偏向させることにより、X方向に静電的に平
行走査して幅広のイオンビーム(パラレルビーム)を作
るようにしている。
【0025】第1走査電極43a,43bと第2走査電
極45a,45bの間には、一対の偏向電極44a,4
4bが設けられており、これによってイオンビーム10
をX方向と直行するY方向に所定の角度、すなわち、ウ
ェーハWに対して設ける注入角度分だけ偏向させるよう
になっている。
【0026】エンドステーション部5は、ウェーハWを
保持するプラテン11と、プラテン11を駆動する駆動
手段12とを有する。プラテン11は、駆動手段12に
より駆動されて、Y方向に往復動作させられる。
【0027】プラテン11の上流側には、スリット状の
開口部13aをもつマスク13が配置されている。この
マスク13の開口部13aは、ビーム走査領域内に形成
され、開口部13aを通過したイオンビーム10のみ
が、その下流側のプラテン11に保持されたウェーハW
に照射されるようになっている。
【0028】図2は、本実施形態に係るイオン注入装置
におけるX方向への走査を説明するための要部構成図で
あり、図3は、Y方向への偏向を説明するための要部構
成図である。
【0029】図2に示すように、第1走査電極43a,
43bおよび第2走査電極45a,45bに、略三角波
状の走査電圧を印加する制御部6を備えている。また、
第1走査電極43a,43bおよび第2走査電極45
a,45bには、アンプ46,47が接続されており、
アンプ46,47は、制御部6から入力される略三角波
状の走査電圧に応じて互いに180°位相の異なる走査
電圧を第1走査電極43a,43bおよび第2走査電極
45a,45bに印加する。
【0030】第1走査電極43a,43bおよび第2走
査電極45a,45bは、それぞれ平行に対向配置され
ており、第1走査電極43a,43b間のギャップとそ
れらの電極長との比率が、第2走査電極45a,45b
間のギャップとそれらの電極長との比率とほぼ一致する
ように構成されている。
【0031】第1走査電極43a,43bには、アンプ
46,47を介して制御部6により、互いに180°位
相が異なる略三角波形状の走査電圧が印加され、また、
第2走査電極45a,45bにも、アンプ46,47を
介して制御部6により、互いに180°位相が異なる略
三角波形状の走査電圧が印加される。そして、第1走査
電極43aと第2走査電極45bとに同じ走査電圧が印
加されるとともに、第1走査電極43bと第2走査電極
45aとに同じ走査電圧が印加される。これにより、第
1走査電極43a,43b間の略中央を通過するスポッ
ト状のイオンビーム10は、第1走査電極43a,43
b間に形成される電界によって扇形状の走査ビームとな
り、この後、第2走査電極45a,45b間に形成され
る電界によってパラレルビームとなる。
【0032】図3に示すように、第1走査電極43a,
43bと第2走査電極45a,45bとの間には、一対
の偏向電極44a,44bが設けられており、一対の偏
向電極44a,44bに印加される偏向電圧に応じて偏
向電極44a,44b間に電界が形成されることによっ
て、イオンビーム10をX方向と直行するY方向に所定
の角度、すなわち、ウェーハWに対して設ける注入角度
θ分だけ偏向させるようになっている。
【0033】図2に示すように、第2走査電極45a,
45bの下流側には、上述したスリット状の開口部13
aをもつマスク13が配置されている。このマスク13
の開口部13aは、ビーム走査領域内に形成され、開口
部13aを通過したイオンビーム10のみが、その下流
側のプラテン11に保持されたウェーハWに照射される
ようになっている。
【0034】また、マスク13における開口部13aの
両側には、二つのファラデーカップ14−1,14−2
にイオンビーム10を入射させるためのスリット13
b,13cがそれぞれ形成されている。
【0035】各ファラデーカップ14−1,14−2
は、従来、ドーズ補正係数の演算、注入中のドーズ量の
カウント、およびイオンビーム10のオーバースキャン
の確認のために設けられているものであるが、本実施形
態では、それだけでなく、後述のようにイオンビーム1
0の注入角度θの調整用としても用いる。
【0036】図3に示すように、マスク13の上述した
開口部13a、スリット13b,13cは、偏向電極4
4a,44bによりイオン注入角度θだけ偏向されたイ
オンビーム10がスリット13b,13cを介してファ
ラデーカップ14−1,14−2へ到達する位置に設け
られる。
【0037】ファラデーカップ14−1,14−2に
は、カレントインテグレータ15が接続されており、当
該カレントインテグレータ15は、ファラデーカップ1
4−1,14−2に到達するイオンビームのビーム電流
を計測する。カレントインテグレータ15は、ファラデ
ーカップ14−1,14−2に流入する微小なビーム電
流を電圧に変換して増幅する増幅回路と、増幅回路の出
力をアナログ/ディジタル変換するアナログ/ディジタ
ル変換回路とを備えている。
【0038】記憶部7は、制御部6に接続されており、
第1走査電極43a,43bおよび第2走査電極45
a,45bへ印加する走査電圧データや、偏向電極44
a,44bへ印加する偏向電圧データ等の他、各種の制
御に必要なデータを記憶する。
【0039】制御部6は、カレントインテグレータ1
5、アンプ46,47、および駆動手段12に接続され
ており、記憶部7に記憶された各種の走査電圧データや
偏向電圧データに応じた走査電圧や偏向電圧をアンプ4
6,47を介して第1走査電極43a,43bや第2走
査電極45a,45bおよび偏向電極44a,44bへ
印加することで、イオンビームのX方向への走査やY方
向への偏向を制御する。また、駆動手段12へ従来と同
様に制御信号を出力することで、駆動手段12によるプ
ラテン11のY方向への移動を制御する。
【0040】また、操作部8が制御部6に接続されてお
り、当該操作部8により制御部6に所定の制御を行わせ
るための条件設定等を入力することができるようになっ
ている。
【0041】図4(a)および図4(b)は、本実施形
態に係るイオン注入装置1におけるファラデーカップ1
4−1,14−2の上流側に設けられるマスク13の詳
細な構成を示す図である。図4に示すように、例えば、
Y方向に所定の注入角度をもったイオンビーム10aを
得たい場合に、当該イオン注入角度と同じ角度でスリッ
ト13b,13cが傾けられて形成されている。
【0042】図4(a)に示すように、例えば、マスク
13に設けられたスリット13b,13cの角度と入射
するイオンビーム10aの角度とがほぼ同じ傾きをもつ
場合には、マスク13によりイオンビーム10aの殆ど
が遮られることなく、ファラデーカップ14−1,14
−2に入り、カレントインテグレータ15により、ビー
ム電流値が計測されることとなる。
【0043】また、図4(b)に示すように、例えば、
イオンビーム10bの角度と、スリット13b,13c
の角度とが異なっている場合には、イオンビームはマス
ク13により遮られて、下流のファラデーカップ14−
1,14−2へ到達するイオンビームの量が減少するこ
とから、カレントインテグレータ15により計測される
ビーム電流が減少することとなる。
【0044】すなわち、図5に示すように、目的とする
イオン流入角度θ、すなわち、スリット13bの角度と
同じ角度θ0で入射してきたイオンビーム10aは、そ
の殆どがマスク13のスリット13b,13cを通過し
てファラデーカップ14−1,14−2に到達するが、
角度θ0よりずれて角度θ1,θ2で入射してきたイオ
ンビーム10b,10cは、その一部がマスク13によ
り遮られて通過できないことから、ファラデーカップ1
4−1,14−2に到達するイオンビームの量が減少す
ることから、カレントインテグレータ15により計測さ
れるビーム電流が減少することとなる。
【0045】上記のようなマスク13は、例えば、図6
(a)に示すように目的とするイオン注入角度と同じ角
度θで形成されたスリット13b,13cにおいて、イ
オンビーム10の入射側の開口C1と、イオンビーム1
0の出射側の開口C2とが重なる領域を有さないような
膜厚tでマスク13を形成することが好ましい。すなわ
ち、開口C1に対向する領域C3に対して、開口C2が
ずれるような膜厚tで形成する。これは、角度θからは
ずれたイオンビームをマスク13から通過させないよう
にするためである。
【0046】例えば、角度θが小さく、上述した条件を
満たすのに必要な厚さtが厚くなり、従来のマスク13
となる基板にこのような傾きを有するスリットを設ける
のみでは形成できない場合には、図6(b)に示すよう
に、所定の角度θのスリットが形成されたマスク13
1,132,133,134を重ねることにより必要な
厚さtを有するマスク13となるように形成する。
【0047】上記構成の本実施形態に係るイオン注入装
置1の動作について説明する。
【0048】まず、注入処理開始前に、目的とするイオ
ンビーム10のイオン注入角度θにスリット13b,1
3cが形成されたマスク13を用意して、ファラデーカ
ップ14−1,14−2の前に各スリット13b,13
cが位置するように当該マスク13をセッティングす
る。
【0049】そして、当該記憶部7に記憶されている第
1走査電極43a,43bおよび第2走査電極45a,
45bへ印加する走査電圧データ、および記憶部7に記
憶されている偏向電極44a,44bへ印加する偏向電
圧データに応じて、所定の走査電圧および偏向電圧を制
御部8が出力することで、注入処理時と同様に、イオン
ビーム10を走査させる。なお、このとき、プラテン1
1には、ウェーハWはセットしていない状態にある。
【0050】すなわち、図1に示すように、イオン源部
2のイオン源21から引き出され、質量分析部3で所定
のイオンのみが選別された後、ビームライン部4の加速
管41で加速され、静電レンズ42でシャープなビーム
に整形されたイオンビーム10は、制御部6から上記の
走査電圧条件で第1走査電極43a,43b、第2走査
電極45a,45bにより走査されることで、パラレル
ビームとなる。なお、このとき、制御部6からの上述の
ように決定された偏向電圧が偏向電極44a,44bに
印加され、所望の角度だけY方向に偏向された状態とな
っている。
【0051】そして、このようにイオンビーム10を走
査させた状態において、マスク13の各スリット13
b,13cを通過して、各ファラデーカップ14−1,
14−2に到達するイオンビーム10のビーム電流がカ
レントインテグレータ15により計測される。
【0052】上記のカレントインテグレータ15により
計測されたビーム電流値に応じた信号が制御部6に出力
されると、制御部6は、計測されたビーム電流値を記憶
部7に記憶させる。
【0053】一つの走査電圧データおよび偏向電圧デー
タによるイオンビーム10の走査が終了して、マスク1
3のスリット13a,13bを通過するイオンビーム1
0の電流値が計測された後、今度は、他の条件で、イオ
ンビーム10を偏向および走査して、同様にして、当該
条件においてマスク13のスリット13a,13bを通
過してくるイオンビーム10の電流値をカレントインテ
グレータ15により計測し、当該ビーム電流値を記憶部
7に記憶させる。
【0054】上記の種々の条件によるビーム電流値を計
測した後、各ファラデーカップ14−1,14−2へ到
達したイオンビームのビーム電流値が最大となり、か
つ、各ファラデーカップ14−1,14−2へ到達した
イオンビームのビーム電流値が最も近い値となるような
偏向電圧データおよび走査電圧データをイオン注入条件
として決定する。
【0055】上記の決定処理は、制御部6に種々の判断
プログラムを設けることで行うことができ、例えば、各
ファラデーカップ14−1,14−2によるビーム電流
値の比率および合計値を算出し、比率が所定の値以上の
もののデータの中で、ビーム電流の合計値が最も高い走
査電圧データおよび偏向電圧データをイオン注入条件と
して決定する。
【0056】このようにすることで、各ファラデーカッ
プ14−1,14−2へ到達したイオンビーム10のビ
ーム電流値が大きければ大きい程、イオンビーム10の
注入角度が目的とする角度θ、すなわち、マスク13に
形成されたスリット13b,13cの角度θに近いこと
となることから、所望の注入角度θを有するイオンビー
ム10が得られる。
【0057】また、イオンビーム10の走査領域におけ
る両端に設置されたファラデーカップ14−1,14−
2に到達したイオンビーム量が均一であるほど、走査領
域内においてイオンビーム10の注入角度θが一定、す
なわち、パラレルビームであると近似することができ
る。
【0058】そして、以上のような処理を行った後に、
上記の処理によって決定された走査電圧条件および偏向
電圧条件によって、従来と同様に実際のイオン注入処理
がなされる。
【0059】すなわち、制御部6により先の処理におい
て決定した走査電圧および偏向電圧が第1走査電極43
a,43b、第2走査電極45a,45b、および偏向
電極44a,44bにそれぞれ印加されることで、所望
のイオン注入角度だけY方向に偏向されたパラレルビー
ムによるイオン注入が行われる。
【0060】このとき、X方向に走査されたイオンビー
ム10は、上記のマスク13の開口部13aを通過し
て、その下流のプラテン11に保持されたウェーハWを
照射するとともに、開口部13aの横側に設けられたス
リット13b,13cを通過して、ファラデーカップ1
4−1,14−2に入射する。
【0061】また、イオン注入動作中、ファラデーカッ
プ14−1,14−2に入射されるイオンビームのビー
ム電流が、カレントインテグレータ15において計測さ
れ、ビーム電流に応じたパルス信号が制御部6に出力さ
れる。
【0062】制御部6は、カレントインテグレータ15
から入力されるパルス信号から一回のビーム走査当たり
のビーム電流値に基づいて、駆動手段12の動作を一回
のビーム走査毎に制御し、プラテン11によるウェーハ
WのY方向走査速度の制御を従来と同様にして行う。こ
のY方向走査速度の制御により、ウェーハWへのイオン
注入量の均一化が図られるようになっている。
【0063】以上のようにして、ウェーハWがセットさ
れたプラテン11はY方向に駆動され、これにより、ウ
ェーハWの全面にイオンビーム10が所定の注入角度で
注入されることとなる。
【0064】上記の本実施形態に係るイオン注入装置に
よれば、イオン注入処理前に、種々の偏向電圧によりイ
オンビーム10をY方向へ偏向させた中で、イオン注入
角度に沿って形成されたスリット13b,13cを通過
してファラデーカップ14−1,14−2に到達するイ
オンビーム10によるビーム電流値が最大となるように
ビーム角度を調整することにより、マスク13に設けた
スリット13b,13cの角度と等しい角度をもった、
イオンビーム10を得ることが可能となる。
【0065】また、イオンビーム10の走査領域におけ
る両端に目的とするイオン注入角度と同じ角度を有する
スリット13b,13cを設け、各スリット13b,1
3cを通過してファラデーカップ14−1,14−2に
到達したイオンビームによるビーム電流値が均一となる
ようにすることで、走査領域内においてイオンビームの
注入角度θが一定、すなわち、パラレルビームであると
近似することができる。
【0066】以上のように、本実施形態では、マスク1
3に設けるスリット13b,13cの形状を、目的とす
るイオン注入角度θだけ傾けて形成することにより、複
雑な機構を設けることなく、イオンビーム10の注入角
度θを保証することができ、かつ、そのようなイオン注
入角度θをもったイオンビーム10の平行度をも保証す
ることができる。従って、将来的にステンシルマスクを
用いたイオン注入へ移行した場合においても、イオンビ
ームの注入角度および平行度を保証することができる。
【0067】本発明のイオン注入装置は、上記の実施形
態の説明に限定されない。例えば、本実施形態では、イ
オンビーム10の走査領域の両端においてマスク13に
2つのスリット13b,13cを設け、かつ、当該マス
ク13の下流側であって2つのスリット13b,13c
に対応する位置に2つのファラデーカップ14−1,1
4−2を設けることとしたが、ビームの平行度をさらに
保証するため、イオンビーム10の走査領域においてさ
らに多くのスリットおよびこれに対応するファラデーカ
ップを設けてもよい。
【0068】また、本実施形態では、イオン注入前にお
けるビーム調整のためのマスクと、ウェーハWをセット
後の実際のイオン注入処理におけるマスクとを兼ねて、
マスク13に開口部13aを設けることとしたが、ビー
ム調整のためのマスク13には開口部13aを設けず
に、実際のイオン注入処理の際には、通常の開口部13
aを有するマスクと交換するようにしてもよい。
【0069】また、本実施形態では、記憶部7に種々の
走査電極43a,43b,45a,45bへ印加する走
査電圧条件、および偏向電極44a,44bへ印加する
偏向電圧条件を記憶させておき、制御部6により種々の
条件でイオンビーム10を偏向および走査し、最も適当
な条件をイオン注入条件として決定することとしたが、
このような種々の条件をオペレータが入力するようにし
てもよい。この場合には、オペレータにより操作部8か
ら制御部6へ種々の条件を入力して、当該入力された条
件に基づいて制御部6によりイオンビーム10の偏向お
よび走査の制御がなされ、上述したような条件を満たす
イオン注入条件をオペレータが判断するようにしてもよ
い。
【0070】また、本実施形態では、ビーム走査手段が
静電的にビームを走査させる構成となっているが、電磁
石によって電磁的にビームを走査させる構成であっても
よい。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々
の変更が可能である。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、イオンビームの注入角
度の精度を向上させることができる。また、そのような
イオン注入角度をもったイオンビームの平行度の精度を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るイオン注入装置の概略構成を
示す図である。
【図2】本実施形態に係るイオン注入装置におけるX方
向への走査を説明するための要部構成図である。
【図3】本実施形態に係るイオン注入装置におけるY方
向への偏向を説明するための要部構成図である。
【図4】本実施形態に係るイオン注入装置のマスクに設
けるスリットの形状を説明するための断面図である。
【図5】本実施形態に係るイオン注入装置のマスクの作
用を説明するための断面図である。
【図6】本実施形態に係るイオン注入装置のマスクに設
けるスリットに必要な条件を説明するための図である。
【符号の説明】
1…イオン注入装置、2…イオン源部、3…質量分析
部、4…ビームライン部、5…エンドステーション部、
6…制御部、7…記憶部、8…操作部、10,10a,
10b,10c…イオンビーム、11…プラテン、12
…駆動手段、13,131,132,133,134…
マスク、13a…開口、13b,13c…スリット、1
4−1,14−2…ファラデーカップ、15…カレント
インテグレータ、21…イオン源、31…質量分析マグ
ネット、32…電源、33…分析スリット、41…加速
管、42…静電レンズ、43a,43b…第1走査電
極、44a,44b…偏向電極、45a,45b…第2
走査電極、46,47…アンプ、C1…入射側開口、C
2…出射側開口。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イオンビームのビーム走査領域内に設置さ
    れ、流入する前記イオンビームのビーム電流を計測する
    ビーム電流計測手段と、 前記ビーム電流計測手段により計測される前記ビーム電
    流が最も大きくなるような偏向条件および走査条件によ
    り、前記イオンビームを偏向し、かつ、偏向された前記
    イオンビームを走査するビーム走査手段とを有し、 前記ビーム電流計測手段は、被処理体の主面に対し目的
    とするイオン注入角度に沿って開口が形成されたマスク
    を有するイオン注入装置。
  2. 【請求項2】前記マスクは、前記イオンビームの入射側
    の開口に対し、前記イオンビームの出射側の開口が、前
    記入射側の開口に対向する領域と重ならないように形成
    されている請求項1記載のイオン注入装置。
  3. 【請求項3】前記ビーム電流計測手段は、前記ビーム走
    査領域内に少なくとも2つの前記開口が形成された前記
    マスクを有し、前記マスクの各開口を通過する前記イオ
    ンビームの前記ビーム電流をそれぞれ計測する請求項1
    記載のイオン注入装置。
  4. 【請求項4】前記ビーム電流計測手段は、前記ビーム走
    査領域内における両端部に少なくとも2つの前記開口が
    形成された前記マスクを有し、前記マスクの各開口を通
    過する前記イオンビームの前記ビーム電流をそれぞれ計
    測する請求項3記載のイオン注入装置。
  5. 【請求項5】前記ビーム走査手段は、前記ビーム電流計
    測手段により計測される前記各開口を通過する前記イオ
    ンビームの前記ビーム電流が最も均一となるような偏向
    条件および走査条件により、前記イオンビームを偏向
    し、かつ、偏向された前記イオンビームを走査する請求
    項3記載のイオン注入装置。
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