JP2003228892A - ディスク状光記録媒体の製造方法 - Google Patents
ディスク状光記録媒体の製造方法Info
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- JP2003228892A JP2003228892A JP2002022195A JP2002022195A JP2003228892A JP 2003228892 A JP2003228892 A JP 2003228892A JP 2002022195 A JP2002022195 A JP 2002022195A JP 2002022195 A JP2002022195 A JP 2002022195A JP 2003228892 A JP2003228892 A JP 2003228892A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D17/00—Producing carriers of records containing fine grooves or impressions, e.g. disc records for needle playback, cylinder records; Producing record discs from master stencils
- B29D17/005—Producing optically read record carriers, e.g. optical discs
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディスク状光記録媒体用の中心孔のないディ
スク状基材にスピンコートする際に、該ディスク状基材
を正確に、且つ安定して位置決め保持する。 【解決手段】 ディスク状基材10のスピンコート工程
における塗布面10Aと反対側の非塗布面10Bの中央
には円形凹部16が形成され、スピンコート時にディス
ク状基材10を支持する基材保持部20側には、前記円
形凹部16に嵌合するリング状凸部20Aが設けられて
いて、これに前記円形凹部16を嵌合させることによっ
て、ディスク状基材10のスピンコート時における位置
決め保持を正確に行う。
スク状基材にスピンコートする際に、該ディスク状基材
を正確に、且つ安定して位置決め保持する。 【解決手段】 ディスク状基材10のスピンコート工程
における塗布面10Aと反対側の非塗布面10Bの中央
には円形凹部16が形成され、スピンコート時にディス
ク状基材10を支持する基材保持部20側には、前記円
形凹部16に嵌合するリング状凸部20Aが設けられて
いて、これに前記円形凹部16を嵌合させることによっ
て、ディスク状基材10のスピンコート時における位置
決め保持を正確に行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディスク状光記
録媒体に加工されるディスク状基材の製造方法に関す
る。
録媒体に加工されるディスク状基材の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般的に、CD(Compact Disc)やD
VD(Digital Versatile Disc)等のディスク状光記
録媒体(光ディスク)は、射出成形により形成されたデ
ィスク状基材の情報記録面の所定領域に、記録可能に構
成された記録層等や再生可能に構成するために設けた反
射層等を形成し、その上に樹脂による保護層を設けて構
成されており、前記ディスク状基材を通して所定のレー
ザー光を照射して、情報の記録及び/又は再生を行って
いる。
VD(Digital Versatile Disc)等のディスク状光記
録媒体(光ディスク)は、射出成形により形成されたデ
ィスク状基材の情報記録面の所定領域に、記録可能に構
成された記録層等や再生可能に構成するために設けた反
射層等を形成し、その上に樹脂による保護層を設けて構
成されており、前記ディスク状基材を通して所定のレー
ザー光を照射して、情報の記録及び/又は再生を行って
いる。
【0003】更に最近では、例えば特開平8−2356
38号公報に開示されるように、光を透過させる必要が
ない、即ち光学的な厚さ要求がない支持層(保護層)を
ディスク状基材(基板)として射出成形により厚く形成
し、この基板の情報記録面側に再生可能に構成するため
に設けた反射層、又は記録可能に構成された記録層等を
形成後、その上に記録再生用レーザー光を透過可能な透
明樹脂層による光透過層を積層形成する製造方法によっ
て製造される光ディスクも注目されている。
38号公報に開示されるように、光を透過させる必要が
ない、即ち光学的な厚さ要求がない支持層(保護層)を
ディスク状基材(基板)として射出成形により厚く形成
し、この基板の情報記録面側に再生可能に構成するため
に設けた反射層、又は記録可能に構成された記録層等を
形成後、その上に記録再生用レーザー光を透過可能な透
明樹脂層による光透過層を積層形成する製造方法によっ
て製造される光ディスクも注目されている。
【0004】従来、光ディスクの製造は、基板射出成形
の際に、基板中心部と共に射出成形時のゲート内に固化
しているスプルーランナーを除去することにより、中心
部に円形の中心孔を開けて基板を形成し、更に、前記反
射膜や記録可能に構成された記録層等を形成後、次の工
程において、例えばスピンコート法により、樹脂製の保
護層や、光透過性樹脂からなる光透過層を形成すること
により完成品としている。
の際に、基板中心部と共に射出成形時のゲート内に固化
しているスプルーランナーを除去することにより、中心
部に円形の中心孔を開けて基板を形成し、更に、前記反
射膜や記録可能に構成された記録層等を形成後、次の工
程において、例えばスピンコート法により、樹脂製の保
護層や、光透過性樹脂からなる光透過層を形成すること
により完成品としている。
【0005】これらの光ディスクの、前記保護層又は前
記光透過層の特徴的な製造方法のひとつとして、特開平
10−249264号公報に開示されているように、光
ディスクの中心孔を覆う蓋状部材を設置し、その上から
樹脂を回転塗布して光ディスク全体に広げて硬化させる
ことにより保護層(樹脂層)を形成する製造方法があ
る。この方法は、樹脂層の層厚が、特に半径方向にほぼ
均一な状態となるように塗布面内で制御することが容易
なため、上記特開平8−235638号公報に開示され
たように光透過層を形成する場合にも適用可能とされて
いる。
記光透過層の特徴的な製造方法のひとつとして、特開平
10−249264号公報に開示されているように、光
ディスクの中心孔を覆う蓋状部材を設置し、その上から
樹脂を回転塗布して光ディスク全体に広げて硬化させる
ことにより保護層(樹脂層)を形成する製造方法があ
る。この方法は、樹脂層の層厚が、特に半径方向にほぼ
均一な状態となるように塗布面内で制御することが容易
なため、上記特開平8−235638号公報に開示され
たように光透過層を形成する場合にも適用可能とされて
いる。
【0006】上記のような樹脂層の回転塗布方法を適用
し、より均一な状態の樹脂層を形成するためには、基板
の中心孔を塞ぐ蓋状部材が必要となるが、この製造方法
では、蓋状部材がクリーンであることが望まれ、ひとつ
の蓋状部材を常に使う場合は、一度樹脂塗布に用いた後
は洗浄を行うなどの工程が必要となったり、更には蓋状
部材を使い捨てる等して、常に新しい(クリーンな)も
のを用いなければならない等の不具合がある。
し、より均一な状態の樹脂層を形成するためには、基板
の中心孔を塞ぐ蓋状部材が必要となるが、この製造方法
では、蓋状部材がクリーンであることが望まれ、ひとつ
の蓋状部材を常に使う場合は、一度樹脂塗布に用いた後
は洗浄を行うなどの工程が必要となったり、更には蓋状
部材を使い捨てる等して、常に新しい(クリーンな)も
のを用いなければならない等の不具合がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、上記従来の技術とは異なる観点から、従来の蓋状部
材を用いた製造方法と比較して、工程を簡略化させると
共に樹脂層形成の歩留まりを向上させるようにした基板
の製造方法として、前記樹脂層を形成した後に光ディス
クチャッキング用の中心孔を形成するという製造方法を
発明した。又、中心孔を形成することなく、中心孔に相
当する領域まで記録層を設けたディスク状光記録媒体を
提案している。
は、上記従来の技術とは異なる観点から、従来の蓋状部
材を用いた製造方法と比較して、工程を簡略化させると
共に樹脂層形成の歩留まりを向上させるようにした基板
の製造方法として、前記樹脂層を形成した後に光ディス
クチャッキング用の中心孔を形成するという製造方法を
発明した。又、中心孔を形成することなく、中心孔に相
当する領域まで記録層を設けたディスク状光記録媒体を
提案している。
【0008】ここで、前記樹脂層のスピンコートに際し
て、基板を、その中心を基準に位置決め固定しなければ
ならないが、中心孔が設けられていないため安定して位
置決め支持することができない。
て、基板を、その中心を基準に位置決め固定しなければ
ならないが、中心孔が設けられていないため安定して位
置決め支持することができない。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、基板の一方の面の全面にスピンコートによ
り樹脂層が形成され、このスピンコート工程よりも後に
中心孔が形成されるディスク状光記録媒体の製造方法に
おけるスピンコート時に基板を確実に位置決め保持でき
るようにした製造方法を提供することを目的とする。
のであって、基板の一方の面の全面にスピンコートによ
り樹脂層が形成され、このスピンコート工程よりも後に
中心孔が形成されるディスク状光記録媒体の製造方法に
おけるスピンコート時に基板を確実に位置決め保持でき
るようにした製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意研究
の結果、ディスク状基材のスピンコートによる塗布面と
反対側の非塗布面に例えば円形凹部からなる位置決め用
ガイドを形成して、スピンコート工程ではこの位置決め
用ガイドにより位置決めを行うことで、上記課題を解決
できることが分かった。
の結果、ディスク状基材のスピンコートによる塗布面と
反対側の非塗布面に例えば円形凹部からなる位置決め用
ガイドを形成して、スピンコート工程ではこの位置決め
用ガイドにより位置決めを行うことで、上記課題を解決
できることが分かった。
【0011】即ち、以下の本発明により上記目的を達成
することができる。
することができる。
【0012】(1)光記録媒体用の、中心孔を有しない
ディスク状基材を射出成形する工程と、前記ディスク状
基材の一方の表面である塗布面に樹脂を塗布するスピン
コート工程と、を有するディスク状光記録媒体の製造方
法であって、前記射出成形の工程で、前記ディスク状基
材における前記塗布面と反対側の非塗布面に位置決め用
ガイドを形成し、前記スピンコート工程では、前記ディ
スク状基材を、前記位置決め用ガイドにより位置決めす
ることを特徴とするディスク状光記録媒体の製造方法。
ディスク状基材を射出成形する工程と、前記ディスク状
基材の一方の表面である塗布面に樹脂を塗布するスピン
コート工程と、を有するディスク状光記録媒体の製造方
法であって、前記射出成形の工程で、前記ディスク状基
材における前記塗布面と反対側の非塗布面に位置決め用
ガイドを形成し、前記スピンコート工程では、前記ディ
スク状基材を、前記位置決め用ガイドにより位置決めす
ることを特徴とするディスク状光記録媒体の製造方法。
【0013】(2)前記射出成形の工程では、前記位置
決め用ガイドとして前記ディスク状基材の中心部に、該
ディスク状基材を厚さ方向に貫通しない深さの円形凹部
を形成することを特徴とする(1)のディスク状光記録
媒体の製造方法。
決め用ガイドとして前記ディスク状基材の中心部に、該
ディスク状基材を厚さ方向に貫通しない深さの円形凹部
を形成することを特徴とする(1)のディスク状光記録
媒体の製造方法。
【0014】(3)前記円形凹部は、その内周に沿った
リング状の深溝を備え、この深溝位置での底部の肉厚が
0.05mm以上0.3mm以下であることを特徴とす
る(2)のディスク状光記録媒体の製造方法。
リング状の深溝を備え、この深溝位置での底部の肉厚が
0.05mm以上0.3mm以下であることを特徴とす
る(2)のディスク状光記録媒体の製造方法。
【0015】(4)前記スピンコート工程よりも後に、
前記ディスク状基材の中心の前記円形凹部の少なくとも
一部を含む除去予定領域を抜いてチャッキング用中心孔
を形成する工程を有することを特徴とする(2)又は
(3)のディスク状光記録媒体の製造方法。
前記ディスク状基材の中心の前記円形凹部の少なくとも
一部を含む除去予定領域を抜いてチャッキング用中心孔
を形成する工程を有することを特徴とする(2)又は
(3)のディスク状光記録媒体の製造方法。
【0016】(5)前記除去予定領域は、前記円形凹部
の直径よりも小さい直径で、且つ、該円形凹部の領域内
にあることを特徴とする(4)のディスク状光記録媒体
の製造方法。
の直径よりも小さい直径で、且つ、該円形凹部の領域内
にあることを特徴とする(4)のディスク状光記録媒体
の製造方法。
【0017】(6)少なくとも前記スピンコート工程完
了までは、前記ディスク状基材の外周から中心まで前記
塗布面が連続していて、中心孔が形成されていない状態
としておくことを特徴とする(1)乃至(5)のいずれ
かのディスク状光記録媒体の製造方法。
了までは、前記ディスク状基材の外周から中心まで前記
塗布面が連続していて、中心孔が形成されていない状態
としておくことを特徴とする(1)乃至(5)のいずれ
かのディスク状光記録媒体の製造方法。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の例を図
面を参照して詳細に説明する。
面を参照して詳細に説明する。
【0019】この実施の形態の例に係るディスク状光記
録媒体の製造方法は、図1に示されるように、光記録媒
体用のディスク状基材10を射出形成する工程(図1
(A)参照)と、この射出成形により形成されたディス
ク状基材10の情報記録面の所定領域に、記録可能に構
成された記録層等や再生可能に構成するために設けた反
射層等を形成する工程(図1(B)参照)と、前記情報
記録面である塗布面10Aに樹脂を塗布して光透過性樹
脂層を形成するためのスピンコート工程(図1(C)参
照)と、光透過性樹脂層11が形成されたディスク状基
材10の中心部に設定された円形の除去予定領域12A
を抜いて中心孔12を形成する抜き工程(図1(D)参
照)を含んでいる。図1(B)の符号15はスパッタリ
ングのためのターゲット、図1(D)の符号30は完成
品としてのディスク状光記録媒体をそれぞれ示す。
録媒体の製造方法は、図1に示されるように、光記録媒
体用のディスク状基材10を射出形成する工程(図1
(A)参照)と、この射出成形により形成されたディス
ク状基材10の情報記録面の所定領域に、記録可能に構
成された記録層等や再生可能に構成するために設けた反
射層等を形成する工程(図1(B)参照)と、前記情報
記録面である塗布面10Aに樹脂を塗布して光透過性樹
脂層を形成するためのスピンコート工程(図1(C)参
照)と、光透過性樹脂層11が形成されたディスク状基
材10の中心部に設定された円形の除去予定領域12A
を抜いて中心孔12を形成する抜き工程(図1(D)参
照)を含んでいる。図1(B)の符号15はスパッタリ
ングのためのターゲット、図1(D)の符号30は完成
品としてのディスク状光記録媒体をそれぞれ示す。
【0020】前記射出成形のための金型14は、前記デ
ィスク状基材10における前記塗布面10Aと反対側の
非塗布面10Bの中心部に、該ディスク状基材10を厚
さ方向に貫通しない深さの円形凹部16(図2参照)を
形成するための金型凸部14Aを備えている。この円形
凹部16は、内周面に沿ったリング状部分が深溝16A
とされ、中央部分が浅く形成されている。
ィスク状基材10における前記塗布面10Aと反対側の
非塗布面10Bの中心部に、該ディスク状基材10を厚
さ方向に貫通しない深さの円形凹部16(図2参照)を
形成するための金型凸部14Aを備えている。この円形
凹部16は、内周面に沿ったリング状部分が深溝16A
とされ、中央部分が浅く形成されている。
【0021】この円形凹部16は、後の工程において凹
部の底面に相当する中心部分を打抜くことによりチャッ
キング用中心孔の要部を形成するためにも重要となる。
部の底面に相当する中心部分を打抜くことによりチャッ
キング用中心孔の要部を形成するためにも重要となる。
【0022】略円形に形成される円形凹部16の直径
は、図3に示されるように、前記中心孔12の直径より
大きいことが好ましい。これは、打抜きの際に、打抜き
部材(打抜き刃)とディスク状基材10との接触による
不具合や、打抜きによって発生するバリを考慮しなけれ
ばならないためで、円形凹部16の直径D1を、除去予
定領域12Aの直径D2よりも、0.02mm以上大き
くすればよいが、求められる規格に応じて適宜選択する
必要がある。
は、図3に示されるように、前記中心孔12の直径より
大きいことが好ましい。これは、打抜きの際に、打抜き
部材(打抜き刃)とディスク状基材10との接触による
不具合や、打抜きによって発生するバリを考慮しなけれ
ばならないためで、円形凹部16の直径D1を、除去予
定領域12Aの直径D2よりも、0.02mm以上大き
くすればよいが、求められる規格に応じて適宜選択する
必要がある。
【0023】更に、円形凹部16の底部外周に相当する
リング状の打抜き部分である深溝17は、その肉厚t2
を十分に薄くすることが好ましい。そうすることで打抜
きの負担や、打抜きにより不具合を低減できるためであ
るが、あまりにも薄くしすぎると、ディスク状基材10
を射出形成において成形する場合、樹脂の流動性を損な
う虞があるため(良好な成形性を確保するために)t2
は0.1mm以上が好ましく、打抜きのし易さを考慮す
れば0.3mm以下であることが好ましい。
リング状の打抜き部分である深溝17は、その肉厚t2
を十分に薄くすることが好ましい。そうすることで打抜
きの負担や、打抜きにより不具合を低減できるためであ
るが、あまりにも薄くしすぎると、ディスク状基材10
を射出形成において成形する場合、樹脂の流動性を損な
う虞があるため(良好な成形性を確保するために)t2
は0.1mm以上が好ましく、打抜きのし易さを考慮す
れば0.3mm以下であることが好ましい。
【0024】又、スピンコートの際に前記ディスク状基
材10を水平面内で回転支持するためのスピンドル18
の、図2において上端には、前記円形凹部16に嵌合す
るリング状凸部20Aが形成された、前記ディスク状基
材10と略同径の基材保持部20が設けられている。こ
の基板保持部20には前記ディスク状基材10を吸着保
持するための吸引口が設けられている(図示省略)。
材10を水平面内で回転支持するためのスピンドル18
の、図2において上端には、前記円形凹部16に嵌合す
るリング状凸部20Aが形成された、前記ディスク状基
材10と略同径の基材保持部20が設けられている。こ
の基板保持部20には前記ディスク状基材10を吸着保
持するための吸引口が設けられている(図示省略)。
【0025】この実施の形態の例におけるディスク状光
記録媒体の製造方法では、射出成形によりディスク状基
材10を形成し、そのとき、ディスク状基材10の塗布
面10A側に、例えばスタンパ22により情報の記録/
再生領域を構成する凹凸パターンを転写するとともに、
非塗布面10Bの中心には円形凹部16を形成する。
記録媒体の製造方法では、射出成形によりディスク状基
材10を形成し、そのとき、ディスク状基材10の塗布
面10A側に、例えばスタンパ22により情報の記録/
再生領域を構成する凹凸パターンを転写するとともに、
非塗布面10Bの中心には円形凹部16を形成する。
【0026】前述のように、情報記録/再生領域が形成
された側の面、即ち塗布面10A側に、スパッタリング
や蒸着等の手段によって記録層、反射層等を成膜し、次
に、スピンコート工程において例えば紫外線硬化樹脂1
1Aを塗布して回転させ、樹脂を延展させることにより
光透過性樹脂層11を形成する。
された側の面、即ち塗布面10A側に、スパッタリング
や蒸着等の手段によって記録層、反射層等を成膜し、次
に、スピンコート工程において例えば紫外線硬化樹脂1
1Aを塗布して回転させ、樹脂を延展させることにより
光透過性樹脂層11を形成する。
【0027】このスピンコート工程では、基板保持部2
0の中心に設けられたリング状凸部20Aに、円形凹部
16が上方から嵌合するように、ディスク状基材10を
スピンドル18に取り付け吸引固定する。
0の中心に設けられたリング状凸部20Aに、円形凹部
16が上方から嵌合するように、ディスク状基材10を
スピンドル18に取り付け吸引固定する。
【0028】この円形凹部16とリング状凸部20Aの
嵌合によって、ディスク状基材10は水平面内での位置
決めがなされ、スピンドル18を回転したとき、リング
状凸部20Aを中心として水平面内で回転される。
嵌合によって、ディスク状基材10は水平面内での位置
決めがなされ、スピンドル18を回転したとき、リング
状凸部20Aを中心として水平面内で回転される。
【0029】ディスク状基材10の塗布面10Aへの紫
外線硬化樹脂11Aのスピンコートの後、紫外線照射に
よって硬化させ、光透過性樹脂層11を形成する。
外線硬化樹脂11Aのスピンコートの後、紫外線照射に
よって硬化させ、光透過性樹脂層11を形成する。
【0030】次に、図1(D)に示されるように、例え
ば超音波プレス25あるいは単純な打抜きによって前記
除去予定領域12Aを抜いて中心孔12を形成する。
ば超音波プレス25あるいは単純な打抜きによって前記
除去予定領域12Aを抜いて中心孔12を形成する。
【0031】このとき、図4(A)に示されるように、
前記円形凹部16は中心孔12と概ね一致しているた
め、完成品としてのディスク状光記録媒体30には円形
凹部16が残らない。
前記円形凹部16は中心孔12と概ね一致しているた
め、完成品としてのディスク状光記録媒体30には円形
凹部16が残らない。
【0032】なお、上記実施の形態の例において、ディ
スク状基材10の基材保持部20への位置決め保持は、
主として円形凹部16とリング状凸部20Aとの嵌合に
よってなされているが、本発明はこれに限定されるもの
でなく、円形凹部に代えて、非塗布面10Bに設けられ
た位置決め用ガイドであればよい。例えば、円形以外の
形状の凹部等であってもよい。
スク状基材10の基材保持部20への位置決め保持は、
主として円形凹部16とリング状凸部20Aとの嵌合に
よってなされているが、本発明はこれに限定されるもの
でなく、円形凹部に代えて、非塗布面10Bに設けられ
た位置決め用ガイドであればよい。例えば、円形以外の
形状の凹部等であってもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、デ
ィスク状光記録媒体用のディスク状基材にスピンコート
により樹脂を塗布する際に、該ディスク状基材を正確に
位置決めし、且つ、安定して保持することができるとい
う優れた効果を有する。
ィスク状光記録媒体用のディスク状基材にスピンコート
により樹脂を塗布する際に、該ディスク状基材を正確に
位置決めし、且つ、安定して保持することができるとい
う優れた効果を有する。
【図1】本発明の実施の形態の例に係るディスク状光記
録媒体の製造方法の概要を示す斜視図
録媒体の製造方法の概要を示す斜視図
【図2】同製造方法でのスピンコート工程において用い
るディスク状基材保持用の基材保持部及びディスク状基
材を示す斜視図
るディスク状基材保持用の基材保持部及びディスク状基
材を示す斜視図
【図3】同ディスク状基材保持用の基材保持部及びディ
スク状基材の要部を拡大して示す断面図
スク状基材の要部を拡大して示す断面図
【図4】ディスク状基材の中心孔形成前後の状態を示す
略示斜視図
略示斜視図
10…ディスク状基材
10A…塗布面
10B…非塗布面
11…光透過性樹脂層
12…中心孔
12A…除去予定領域
14…金型
14A…金型凸部
16…円形凹部
16A…深溝
18…スピンドル
20…基材保持部
20A…リング状凸部
30…ディスク状光記録媒体
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 4D075 AC64 AC73 AC78 AC93 BB08Z
BB42Z BB46Z CA47 DA08
DB31 DC27 EA21
4F202 AH38 AH79 CA11 CB01 CQ05
5D121 AA01 AA02 AA03 DD05 DD13
DD18 DD20 EE22 EE28 JJ01
JJ02
Claims (6)
- 【請求項1】光記録媒体用の、中心孔を有しないディス
ク状基材を射出成形する工程と、前記ディスク状基材の
一方の表面である塗布面に樹脂を塗布するスピンコート
工程を有するディスク状光記録媒体の製造方法であっ
て、 前記射出成形の工程で、前記ディスク状基材における前
記塗布面と反対側の非塗布面に位置決め用ガイドを形成
し、前記スピンコート工程では、前記ディスク状基材
を、前記位置決め用ガイドにより位置決めすることを特
徴とするディスク状光記録媒体の製造方法。 - 【請求項2】請求項1において、前記射出成形の工程で
は、前記位置決め用ガイドとして前記ディスク状基材の
中心部に、該ディスク状基材を厚さ方向に貫通しない深
さの円形凹部を形成することを特徴とするディスク状光
記録媒体の製造方法。 - 【請求項3】請求項2において、前記円形凹部は、その
内周に沿ったリング状の深溝を備え、この深溝位置での
底部の肉厚が0.05mm以上0.3mm以下であるこ
とを特徴とするディスク状光記録媒体の製造方法。 - 【請求項4】請求項2又は3において、前記スピンコー
ト工程よりも後に、前記ディスク状基材の中心の前記円
形凹部の少なくとも一部を含む除去予定領域を抜いてチ
ャッキング用中心孔を形成する工程を有することを特徴
とするディスク状光記録媒体の製造方法。 - 【請求項5】請求項4において、前記除去予定領域は、
前記円形凹部の直径よりも小さい直径で、且つ、該円形
凹部の領域内にあることを特徴とするディスク状光記録
媒体の製造方法。 - 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかにおいて、少な
くとも前記スピンコート工程完了までは、前記ディスク
状基材の外周から中心まで前記塗布面が連続していて、
中心孔が形成されていない状態としておくことを特徴と
するディスク状光記録媒体の製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002022195A JP2003228892A (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | ディスク状光記録媒体の製造方法 |
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JP2002022195A JP2003228892A (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | ディスク状光記録媒体の製造方法 |
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ID=27654418
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-
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- 2002-01-30 JP JP2002022195A patent/JP2003228892A/ja active Pending
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2003
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- 2003-01-28 US US10/352,165 patent/US20030151150A1/en not_active Abandoned
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