JP2003228699A - カード - Google Patents
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Abstract
れ、データの交信等を外部電波で行なう非接触型ICカ
ードをはじめとする各種カードに関し、特にカードの偽
造等を防ぐのに好適なカードに関するものである。 【解決手段】カード基体に情報を記録したラベルを貼着
したカードにおいて、該ラベルには不正防止機能が施さ
れており、且つ該不正防止機能はカード基体に貼着した
状態では不正防止機能が施されていることが視覚的に判
別できないことを特徴とするカードである。
Description
カード、荷物タグ等に使用され、データの交信等を外部
電波で行なう非接触型ICカードをはじめとする各種カ
ードに関し、特にカードの偽造等を防ぐのに好適なカー
ドに関するものである。
およびこれら両者の機能を有するコンビ型の3種類に分
類することができる。接触型ICカードは、カード表面
に、ICチップに電気的に接続されているデータ交換用
の金属端子が設けられており、その端子を通じて外部読
み取り機とデータ交換を行っている事を特徴とする物で
ある。現在使い捨てタイプは欧州等でテレホンカードと
して広く流通しており、情報の書き換え可能なタイプを
マネーカードとして使用する実験が各国で行われてい
る。特に、金融関係で使用されるカードとして注目され
ている。
換を電波を介して非接触により行うため、たとえば従来
の切符、定期券等、磁気記録層が片面に設けられている
乗車券に変わる記録媒体として注目されている。特に、
改札通過の際に、一々乗車券を取り出すことがなく、定
期入れや鞄等の中からでもデータ交換できるため、利便
性が大きく向上するものと期待されている。物流分野に
おいてもバーコードや磁気記録に取って代わり、移動体
とのデータ交換を電波にて行うRFIDタグによる管理
が主流になりつつある。また、入退室管理、身分証明書
などのセキュリティ管理用のIDカードとしても有用で
ある。なお、通称ICカードと呼ばれるが、必ずしもカ
ード形態をとるものだけでなく、物に貼り付けられるシ
ート状のものや容器に封入されたタグや腕時計型等の種
々の形態のものもある。この明細書でもICカードに
は、カード状以外の形態のものも含むものとして使用し
ている。
の表面にホログラムを設けたり、顔写真を設けたりする
ことにより、偽造防止機能を付与している。しかし、例
えば非接触型ICカードは、繰り返し使用するように設
計されるものである。例えば、使用期間などの内容を更
新したり、使用後に回収され、再利用されることがあ
る。この場合、カード自身に顔写真などの情報を形成す
ると、内容が更新することができない。定期券などで
は、リライタブルの感熱記録層をカード表面に形成し、
情報を更新可能なように設計されているが、このような
記録層は、フルカラー記録を行うことができない。粘着
ラベルにフルカラー記録を行い、カード表面に貼着した
カードもあるが、ラベルの貼り代えられるなどの可能性
があり、偽造防止として十分機能をしていないのが現状
である。
するカードにおいて、新たな偽造防止を有するカードを
提供することにある。
基体に情報を記録したラベルを貼着したカードにおい
て、該ラベルには不正防止機能が施されており、且つ該
不正防止機能はカード基体に貼着した状態では不正防止
機能が施されていることが視覚的に判別できないことを
特徴とするカードである。 (2)ラベルが不透明であり、ラベル基材の粘着剤層を
形成する面に隠しマークが印刷することにより不正防止
機能を施した(1)記載のカードである。 (3)ラベルが不透明であり、ラベル基材の中、ラベル
基材と粘着剤層の間、粘着剤層中、および粘着剤層表面
の何れかに、スレッド、短繊維、プラスチック片、蛍光
物質、燐光物質およびホログラムの少なくとも一つを配
置することにより不正防止機能を施した(1)又は
(2)記載のカードである。 (4)ラベルが不透明であり、ラベル基材の中、ラベル
基材と粘着剤層の間、粘着剤層中、および粘着剤層表面
の何れかに、真偽確認用のICチップを配置することに
より不正防止機能を施した請求項1〜3の何れか1項に
記載のカードである。 (5)カードが非接触型ICカードである請求項1〜4
の何れか1項に記載のカードである。
カード、プラスチックカード、あるいはデータを記憶可
能な磁気カード、ICカードなど公知のカードが使用で
きる。特に、非接触型ICカードは繰り返し使用される
ので、表示項目等をラベルで貼付することが他のカード
に比べて多いので、本発明に適している。以下、非接触
型ICカードを主として説明をする。
ータを記憶し、演算・制御するICチップ部、データを
外部の処理手段(例えばリーダーライター)と通信する
アンテナ部を有し、このほか必要に応じコンデンサーな
どが配置される。なお、安価なICカードの場合は、カ
ードの片面にICチップ部とアンテナ部を形成したもの
もある。
プが使用できる。樹脂板や樹脂フィルムなどで補強され
ていてもよい。アンテナは、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの樹脂からなる
厚さ20〜100μmの絶縁性シートに、銀や銅等のワ
イヤーからなるコイルを貼り付ける方法、銅やアルミニ
ウム等をコイル状にエッチングする方法、導電性インキ
等を用いてコイル状に印刷したコイル状アンテナや、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチ
レンなどの樹脂や紙からなる絶縁性シートに導電性イン
キ等を用いて印刷、あるいは銅やアルミニウム等の金属
を蒸着した板状アンテナ等が使用できる。最近、絶縁性
シートに導電性インキ等を用いて印刷し、ICチップと
組み合わせたデータ記憶素子がモトローラ社からBiS
tatixという商品名で提案されているが、このよう
なデータ記憶素子も本発明では適用できる。
ート(例えばポリエステル、ポリカーボネート、ポリオ
レフィン等)、及びこれらの積層物などが使用できる。
特に非接触型ICカードの基体としては、アンテナ部と
ICチップを有するインレットシートをPETなどのプ
ラスチックフィルムで積層したものが使用される。
に、顔写真などの画像情報や使用期限、使用者名などの
文字情報が形成される。これら情報はプリンタなどで出
力した後、カードに貼着されるが、逆にカードに貼着し
た後、プリンタ(例えばカードプリンタ)で出力しても
よい。例えば、感熱記録方式、熱転写記録方式、インク
ジェット記録方式、電子写真記録方式などのプリンター
で記録するとよい。ラベルにはプリンターに適した記録
層を形成しておくとよい。記録後、画像や情報を保護す
るために、保護層を形成したり、保護フィルムを貼着す
ることもできる。
られることを防ぐために、このラベルに不正防止機能を
付与する。しかし、不正防止機能がカードの状態で視覚
的にその機能が付与されていることが判別されると、そ
の不正防止機能をも真似されるおそれがある。本発明
は、ラベルを貼着した状態では不正防止機能が施されて
いることが視覚的に判別不能にすることが特徴である。
ベルが不透明であり、ラベル基材の粘着剤層を形成する
面に隠しマークが印刷する構成が挙げられる。隠しマー
クとしては、例えば文字、記号、図形、あるいはこれら
の組み合わせたものが挙げられる。マイクロ文字や超細
密画線を採用することもできる。また、蛍光物質、燐光
物質を用いたインクで印刷することもできる。カードの
状態では、不正防止機能が施されているかどうかは判別
できず、一旦ラベルを剥がすことにより、隠しマーク印
刷を見ることができる。
は、ラベルが不透明であり、ラベル基材の中、ラベル基
材と粘着剤層の間、粘着剤層中、および粘着剤層表面の
何れかに、スレッド、短繊維、プラスチック片、蛍光物
質、燐光物質およびホログラムの少なくとも一つを配置
すること構成が挙げられる。
糸などの帯状物であり、ラベル基材中、ラベル基材の粘
着剤を形成する面に配置するとよい。
中、ラベル基材と粘着剤層の間、粘着剤層中、および粘
着剤層表面に配置するとよい。ラベル基材が紙の場合、
中に抄き込むこともできる。ラベル基材の粘着剤層を形
成する面に、コーティングすることもできる。なお、粘
着剤層中に分散させることもできる。金糸、銀糸、合成
繊維なども使用できる。
ラベル基材の中、ラベル基材と粘着剤層の間、粘着剤層
中、および粘着剤層表面に配置するとよい。ラベル基材
が紙の場合、中に抄き込むこともできる。ラベル基材の
粘着剤層を形成する面に、コーティングすることもでき
る。なお、粘着剤層中に分散させることもできる。プラ
スチック片は、着色されていてもよい。
剤層側に配置するか、粘着剤層中に分散させるとよい。
なお、粘着剤層に分散させると、カードの状態でブラッ
クライトを当てた際に粘着剤層が発光する可能性がある
ので、ラベル基材の粘着剤層側のラベルの内部に配置す
ることが好ましい。印刷などで内部に部分的に形成する
ことが特に好ましい。
えるように形成されているが、本発明は見えない部分に
形成することが特徴である。
ているかどうかは判別できず、一旦ラベルを剥がすこと
により、スレッド、短繊維、プラスチック片、蛍光物
質、燐光物質およびホログラムを見ることができる。な
お、蛍光物質、燐光物質は、ブラックライトを当てると
よい。
は、ラベルが不透明であり、ラベル基材の中、ラベル基
材と粘着剤層の間、粘着剤層中、および粘着剤層表面の
何れかに、真偽確認用のICチップを配置する構成が挙
げられる。真偽確認用のICチップの存在は、カードの
状態では視覚的に認識できず、リーダーでチップの有無
を確認することにより、あるいはリーダーによりチップ
の情報を読み取ることにより、確認できる。
わせて採用することができる。また、カードに貼着する
ラベルは、複数あっても構わない。
非接触型ICカードに貼着した場合、2種類の非接触で
通信するICチップがカードに存在することになる。従
って、例えば、情報の通信で使用するICカードの通信
距離と、真偽確認用のICチップの通信距離を異なるよ
うにするとよい。リーダーライターから5cm以上は離
れた状態で通常使用し、真偽を確認する際には更に近づ
けて1cm以下の距離にすると真偽確認用のICチップ
がリーダーで読み取ることができるようにするとよい。
異なる周波数で真偽確認用のICチップが通信するよう
にすると、通常の情報の通信の際に影響を及ぼさないの
で好ましい。例えば、通常の情報の通信を周波数を1
3.56MHzとし、真偽確認用のICチップの通信が
周波数2.45GHzにするとよい。
使用するアンテナと異なる構造のアンテナを有すること
が好ましい。両方のアンテナをコイル状アンテナにした
場合、アンテナ同士で干渉しあい、正常な通信が行えな
い可能性がある。例えば、情報の通信で使用するアンテ
ナがコイル状の場合、真偽確認用のICチップは、例え
ば、板状に形成されたアンテナやチップの上に形成され
たアンテナを使用することができる。特に、チップ上に
形成されたアンテナにより通信するICチップを使用す
ると、カードに新たな真偽確認用ICチップのためのア
ンテナ配置することなく形成できるので好ましい。ま
た、真偽確認用ICチップは、データが書き換え不可能
なリードオンリーメモリであることが好ましい。
や真偽確認用のICチップのデータの読み取りにより、
真偽の確認を行うことができるが、更に、真偽確認用の
ICチップに格納されている情報の少なくとも一部が、
ICカードの機能を有するICチップに格納すること
が、更に改竄を防ぐことができるので好ましい。例え
ば、真偽確認用のICチップの管理コードを記録させて
おくとよい。なお、該管理コードとICカードの情報等
をサーバーなどで管理しておくことも好ましい。なお、
情報を暗号化したり、圧縮したりすることも可能であ
る。
造する際に、粘着剤層を剥離シートに形成しておき、粘
着剤層上に真偽確認用のICチップを置き、ラベルの基
材を積層し、ラベルを形成するとよい。或いは、ラベル
基体と粘着剤層を有するラベルを形成しておき、カード
に貼着する前に真偽確認用のICチップをラベルの粘着
剤層にのせて貼着することもできる。なお、前者の真偽
確認用のICチップを有するラベルを形成する方法が、
ラベルの段階で貼付する前にリーダーを用いてICチッ
プの不具合を確認できるので好ましい。
ム系、ビニルエーテル系、ウレタン系等の公知の粘着剤
が使用できる。データを更新時にラベルを貼りかえる場
合は、再剥離可能な粘着剤を使用するとよい。
に説明するが、もちろんこれらに限定されるものではな
い。また、特に断らない限り例中の部および%はそれぞ
れ質量部および質量%を示す。
m、東レ製、商品名:50E63)の片面に、記録層
(熱転写受容層)として、下記組成の塗液を固形分8g
/m2となるようにダイコーターにより塗工、乾燥し
た。 〔記録層用塗液〕 飽和ポリエステル樹脂(東洋紡製,商品名:バイロン200) 100部 シリコーン樹脂(トーレダウコーニングシリコーン製, 商品名:SH3746) 5部 これをトルエン/メチルエチルケトン=5/1の混合溶
剤で18%に希釈した。
ていない面に下記組成から成る白色インクで"ABC”
なる文字パターンを隠しマークとしてフレキソ印刷し
た。 〔インクの組成〕 チタン顔料 7部 炭酸カルシウム 38部 アクリル系樹脂 12部 エチルアルコール 3部 水 32部 蛍光物質(日本染化工業(株)製、商品名:GYLリキッド40−D)8部
エチレン系樹脂をラミネートし、その一方の面に、シリ
コーン系剥離剤(信越化学工業製,商品名:KS−83
0)を固形分で0.6g/m2となるように塗工、乾燥
して剥離剤層を形成し、剥離シートを得た。
に、下記組成の粘着剤層用塗液を固形分で15g/m 2
となるように塗工、乾燥した後、上記の隠しマークを設
けた記録シートを積層し、ラベルを得た。 〔粘着剤層用塗液〕 アクリル系粘着剤(日本カーバイド製,商品名:PEー115E)100部 イソシアネート系硬化剤(日本カーバイド製,商品名:CK−101)1部 エポキシ系硬化剤(日本カーバイト製,商品名:CK−202) 3部 これを酢酸エチル溶液で20%に希釈した。
ベルの記録層に、市販の昇華ビデオプリンター(ソニー
製,商品名:UP−1800)を用いて、顔写真の画像
を形成した後、剥離シートを剥がし、現われた粘着剤層
を介して市販の非接触型ICカード(NTT製、ICテ
レホンカード)の表面に貼付した。
ICカード用公衆電話で使用ができた。また、目視で
は、カードのラベル部分に隠しマークがほどこされてい
ることがわからなかった。更に、紫外線を照射するブラ
ックライト装置(IRIE、S、S製、商品名:スーパ
ーライトLS−DI)で2537Åの波長を照射した
が、隠しマークの確認はできなかった。ラベルを剥がし
た状態で、2537Åの波長を照射すると、”ABC”
の文字が浮かびあがり、隠しマークを確認することがで
きた。
ィルム(製品名:UP2W、帝人ディュポン社製)を使
用した。このフィルムに厚さ35μm銅箔アンテナ回路
をエッチング法で形成した。さらに、高さ20μmの接
続用バンプを印刷した。ICチップ(4mm×4mm、
250μm厚さ、商品名:フェリカ、ソニー製)を厚さ
50μmの異方導電性フィルム接着剤(製品名:FC1
61A、日立化成製)を用いて前記アンテナ回路の端子
部に接続してインレットシートを得た。
ンレットシートの両側を厚さ200μmのシート状ホッ
トメルト接着剤(製品名:アロンメルトPES−111
EEW、東亞合成製)で挟み、さらにその外側を300
μmの2枚の白色PET−Gフィルム(製品名:PG−
WHI、三菱樹脂製)で挟み、この積層物を熱プレス装
置を用いて熱プレスした。圧縮用金属板として圧縮用金
属板(厚さ1mm、SUS304製、川崎製鉄社製)を
使用し、120℃まで昇温し、圧力300kPaで圧着
し、非接触型ICカード基体を得た。
エチレン系樹脂をラミネートし、その一方の面に、シリ
コーン系剥離剤(信越化学工業製,商品名:KS−83
0)を固形分で0.6g/m2となるように塗工、乾燥
して剥離剤層を形成し、剥離シートを得た。
に、下記組成の粘着剤層用塗液を固形分で15g/m 2
となるように塗工、乾燥した。この塗布面に、真偽確認
用ICチップとして小型無線認識用ICチップ(0.3
mm×0.4mm、厚さ170μm、商品名:オンチッ
プアンテナ付きミューチップ、日立製作所製)を載せた
後、フルカラー感熱記録体(TAペーパー、富士写真フ
ィルム製)を積層し、ラベルを得た。 〔粘着剤層用塗液〕 アクリル系粘着剤(日本カーバイド製,商品名:PEー115E)100部 イソシアネート系硬化剤(日本カーバイド製,商品名:CK−101)1部 エポキシ系硬化剤(日本カーバイト製,商品名:CK−202) 3部 これを酢酸エチル溶液で20%に希釈した。
波数2.45GHzのリーダーで読み取り、読み取れな
いものは不良品として取り除き、残ったラベルを非接触
型ICカード用のラベルとした。
ベルの記録層に、サーマルプリンタ(FUJIX FO
T JOYPRINTER NCI(300dpi)、
富士写真フィルム社製)を用いて、顔写真の画像を形成
した後、剥離シートを剥がし、現われた粘着剤層を介し
て上記の非接触型ICカードの表面に貼付した。
GHzのリーダーで真偽確認用のICチップの有するデ
ータを読み取り、そのデータの一部を、周波数13.5
6MHzでICチップ(商品名:フェリカ)に書き込ん
だ。
周波数13.56MHzのリーダーライターで情報の読
み書きができ、周波数2.45GHzのリーダーで、真
偽確認用ICチップのデータを読み取ることができた。
また、周波数13.56MHzの読み取り値と周波数
2.45GHzでの読み取り値で同じデータ部分がある
ことを確認できた。このカードを目視したところ、真偽
確認用ICチップの存在を認識することはできなかっ
た。
m、東レ製、商品名:50E63)の片面に、記録層
(熱転写受容層)として、下記組成の塗液を固形分8g
/m2となるようにダイコーターにより塗工、乾燥し
た。 〔記録層用塗液〕 飽和ポリエステル樹脂(東洋紡製,商品名:バイロン200) 100部 シリコーン樹脂(トーレダウコーニングシリコーン製, 商品名:SH3746) 5部 これをトルエン/メチルエチルケトン=5/1の混合溶
剤で18%に希釈した。
ていない面に下記組成から成る白色インクで"ABC”
なる文字パターンを隠しマークとしてフレキソ印刷し
た。 〔インクの組成〕 チタン顔料 7部 炭酸カルシウム 38部 アクリル系樹脂 12部 エチルアルコール 3部 水 32部 蛍光物質(日本染化工業(株)製、商品名:GYLリキッド40−D)8部
エチレン系樹脂をラミネートし、その一方の面に、シリ
コーン系剥離剤(信越化学工業製,商品名:KS−83
0)を固形分で0.6g/m2となるように塗工、乾燥
して剥離剤層を形成し、剥離シートを得た。
に、下記組成の粘着剤層用塗液を固形分で15g/m 2
となるように塗工、乾燥した。この塗布面に、真偽確認
用ICチップとして小型無線認識用ICチップ(0.3
mm×0.4mm、厚さ170μm、商品名:オンチッ
プアンテナ付きミューチップ、日立製作所製)を載せた
後、上記の隠しマークを設けた記録シートを積層し、ラ
ベルを得た。 〔粘着剤層用塗液〕 アクリル系粘着剤(日本カーバイド製,商品名:PEー115E)100部 イソシアネート系硬化剤(日本カーバイド製,商品名:CK−101)1部 エポキシ系硬化剤(日本カーバイト製,商品名:CK−202) 3部 これを酢酸エチル溶液で20%に希釈した。
波数2.45GHzのリーダーで読み取り、読み取れな
いものは不良品として取り除き、残ったラベルを非接触
型ICカード用のラベルとした。
ベルの記録層に、市販の昇華ビデオプリンター(ソニー
製,商品名:UP−1800)を用いて、顔写真の画像
を形成した後、剥離シートを剥がし、現われた粘着剤層
を介して実施例2で得られた非接触型ICカード基体の
表面に貼付した。
GHzのリーダーで真偽確認用のICチップの有するデ
ータを読み取り、そのデータの一部を、周波数13.5
6MHzでICチップ(商品名:フェリカ)に書き込ん
で、本発明の非接触型ICカードを得た。
周波数13.56MHzのリーダーライターで情報の読
み書きができ、周波数2.45GHzのリーダーで、真
偽確認用ICチップのデータを読み取ることができた。
また、周波数13.56MHzの読み取り値と周波数
2.45GHzでの読み取り値で同じデータ部分がある
ことを確認できた。また、目視では、カードのラベル部
分に隠しマークがほどこされていることがわからなかっ
た。更に、紫外線を照射するブラックライト装置(IR
IE、S、S製、商品名:スーパーライトLS−DI)
で2537Åの波長を照射したが、隠しマークの確認は
できなかった。ラベルを剥がした状態で、2537Åの
波長を照射すると、”ABC”の文字が浮かびあがり、
隠しマークを確認することができた。
ら偽造防止機能が施されていることがわからないような
偽造防止機能が付与されているので、ラベルを貼り代え
られた場合、偽造防止手段の有無により真偽を確認する
ことが可能である。
Claims (5)
- 【請求項1】カード基体に情報を記録したラベルを貼着
したカードにおいて、該ラベルには不正防止機能が施さ
れており、且つ該不正防止機能はカード基体に貼着した
状態では不正防止機能が施されていることが視覚的に判
別できないことを特徴とするカード。 - 【請求項2】ラベルが不透明であり、ラベル基材の粘着
剤層を形成する面に隠しマークが印刷することにより不
正防止機能を施した請求項1記載のカード。 - 【請求項3】ラベルが不透明であり、ラベル基材の中、
ラベル基材と粘着剤層の間、粘着剤層中、および粘着剤
層表面の何れかに、スレッド、短繊維、プラスチック
片、蛍光物質、燐光物質およびホログラムの少なくとも
一つを配置することにより不正防止機能を施した請求項
1又は2記載のカード。 - 【請求項4】ラベルが不透明であり、ラベル基材の中、
ラベル基材と粘着剤層の間、粘着剤層中、および粘着剤
層表面の何れかに、真偽確認用のICチップを配置する
ことにより不正防止機能を施した請求項1〜3の何れか
1項に記載のカード。 - 【請求項5】カードが非接触型ICカードである請求項
1〜4の何れか1項に記載のカード。
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