JP2003228133A - 反射型スクリーン - Google Patents

反射型スクリーン

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JP2003228133A
JP2003228133A JP2002029194A JP2002029194A JP2003228133A JP 2003228133 A JP2003228133 A JP 2003228133A JP 2002029194 A JP2002029194 A JP 2002029194A JP 2002029194 A JP2002029194 A JP 2002029194A JP 2003228133 A JP2003228133 A JP 2003228133A
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Japan
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light
screen
incident
angle
reflection
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JP2002029194A
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English (en)
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Masanobu Shigeta
正信 茂田
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投射光の入射角度が大きい場合でも、コント
ラストの高い画像を表示できる反射型スクリーンを提供
する。 【解決手段】 プロジェクタ1より投射される画像光1
6を基体に形成された反射面で反射して画像を表示する
反射型スクリーンにおいて、基体を透明部材12より構
成し、画像光16が入射する基体の表面19とは反対側
の裏面19’を、画像光16の入射側から見て、複数の
マトリクス状に配列した、球面の一部からなる、凸部に
形成すると共に、凸部表面上に金属反射面14を形成し
てあり、基体の表面19より基体に所定の入射角度θで
入射した画像光16が凸部表面の金属反射面14で反射
した後、基体の表面19より出射する際、それぞれの凸
部表面の中心部Sで反射した画像光17Sが表面19に
対し垂直に出射すべく、凸部は、それぞれの凸部の中心
軸18と表面19との成す角を、入射角度θに応じて、
変えて形成された。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、プロジェクタより
投射された光を反射して画像を表示する反射型スクリー
ンに係り、特に高い入射角度で入射する光を効率的に反
射して明るい画像を表示するのに好適な反射型スクリー
ンに関するものである。 【0002】 【従来の技術】プロジェクタを用いて画像を表示するの
に、一般には反射型スクリーンが用いられる。すなわ
ち、プロジェクタから投射される画像を表す投射光は反
射型スクリーンに投射・反射され、その反射光によって
視聴者は画像を見ることができる。通常、プロジェクタ
は、視聴者の視野の邪魔にならない、スクリーンから離
れた位置に配置されている。それは、例えば、スクリー
ン正面の上方であったり、スクリーンの底辺の近辺であ
ったりするのが一般的である。 【0003】しかし一方、スクリーンに非常に近い位置
から、又はスクリーンの正面から大幅にはずれた位置か
ら、投射光を投射したい場合がある。図6は、プロジェ
クタと反射型スクリーンとの配置を示す図である。同図
に示すように、紙面に垂直方向に広がるスクリーン2に
対し、プロジェクタ1は、スクリーンの底辺から下方に
距離b離れて、スクリーン面からは距離a離れて配置さ
れている。この場合には、プロジェクタ1からの投射光
3は、スクリーンに対して非常に大きな入射角で入射す
る。例えば、通常では、最大でも40°程度の入射角で
あるのに対し、70°以上の入射角になる場合がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
投射光がスクリーンに対して高い入射角を有する場合に
は、光損失の少ない、ゲインの高いスクリーンを用いる
と、スクリーンの正面方向に光がほとんど反射しないた
め、視聴者には画像を見ることができず、実用にならな
い。一方、完全拡散するスクリーン(ゲインが1以下)
を用いると、均一な画像表示が可能となる。しかし、こ
のようなゲインの低いスクリーンにおいては、光の利用
効率が低いため画像が暗くなる。しかも外来光をも良く
反射するためスクリーン自体が明るく見えてしまうの
で、部屋を暗くしないとコントラストの高い画像を見る
ことができないなどの問題がある。 【0005】そこで、本発明は、上記問題を解決し、ス
クリーンへの投射光の入射角度が大きい場合において
も、反射光を正面方向に向けることができるようにし、
外光の影響を受けにくく、コントラストの高い明るい画
像を表示できる反射型スクリーンを提供することを目的
とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、本発明は、所定の位置に配置されたプロ
ジェクタ(1)より投射される画像光を、所定の大きさ
を有する基体に形成された反射面で反射して、画像を表
示する反射型スクリーンにおいて、前記基体を透明部材
(12)より構成し、前記画像光(16)が入射する前
記基体の表面(19)とは反対側の裏面(19’)を、
前記画像光の入射側から見て、複数のマトリクス状に配
列した、球面の一部からなる、凸部に形成すると共に、
前記凸部表面上に金属反射面(14)を形成してあり、
前記基体の前記表面(19)より前記基体に所定の入射
角度(θ)で入射した前記画像光(16)が前記基板の
裏面に形成された前記凸部表面の前記金属反射面(1
4)で反射した後、前記基体の前記表面(19)より出
射する際、それぞれの前記凸部表面の中心部(S)で反
射した前記画像光(17S)が前記表面(19)に対し
垂直に出射すべく、前記凸部は、それぞれの前記凸部の
中心軸(18)と前記表面との成す角を、前記入射角度
(θ)に応じて、変えて形成されたことを特徴とする反
射型スクリーンである。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、好ましい実施例により、図面を参照して説明する。
まず、始めに、本発明に至った考察について説明する。
光を反射する反射面の形状はいろいろある。これらの中
で、凸面鏡は、入射した光を、広げて反射する機能を有
する。しかも、反射面を構成する球面形状の曲率(見込
み角に対応する)を変えることにより、反射光の広がり
を変えることができる。 【0008】図2は、凸球面である反射面に入射する入
射光と反射光との関係を説明するための断面図である。
同図には、球面形状の反射面4の頂点Sを含む断面を示
してある。反射面4を形成する球面の半径はrである。
反射面4の中心線8は、球面の中心Cと頂点Sを通る。
従って、反射面4は、頂点Sで中心線8と直行する(紙
面には平行である)。入射光6及び反射光7の光軸は紙
面に平行である 【0009】反射面4は、中心線8に対し、見込み角α
だけ広がった球面部となる。反射面4の見込み角は2α
である。球面部の左端Lと右端Rを含み紙面に垂直な面
はスクリーン面9に平行になっており、左端Lと右端R
との距離はlである。中心線8とスクリーン面9は垂直
の関係になっている。 【0010】入射光6は、スクリーン面9に垂直に入射
する(紙面に対し平行である)。従って、入射光6の中
心光6は中心線8に沿って、反射面4の頂点Sに垂直に
入射する。頂点Sで反射される反射光7の中心光7S
は、入射光6の中心光6Sの光路をそのままたどる。入
射光6の内、反射面4の右端Rに入射する右端光6R
は、右端Rに対し、見込み角αで入射する。右端Rで反
射される反射光7の右端光7Rは、入射光6の右端光6
Rに対して、右側に2αだけ曲げられる。 【0011】同様にして、入射光6の内、反射面4の左
端Lに入射する左端光6Lは、左端Lに対し、見込み角
αで入射する。左端Lで反射される反射光7の左端光7
Lは、入射光6の左端光6Lに対して、左側に2αだけ
曲げられる。すなわち反射光7は入射光6に対して視野
角2α広がることになる。このように、見込み角αであ
る凸球面の反射面4を用いることにより、平行光である
入射光6から、視野角2α広がった反射光7を得ること
ができる。 【0012】このような反射面4を有する反射体を、ス
クリーン上に投影される画像の画素サイズより小さいサ
イズで形成し、それらをマトリクス状に配列してスクリ
ーンを構成すれば、このスクリーンは所望の視野角を有
するゲインの高い高効率なスクリーンとすることが可能
となる。 【0013】入射光がスクリーンに対して、所定の入射
角で入射する場合には、以下に説明するように、反射面
をスクリーンに対して傾斜させればよい。図3は、凸球
面である反射面に斜めに入射する入射光と反射光との関
係を説明するための断面図である。同図に示すように、
入射光6はスクリーン9に対し、入射角2θで入射す
る。反射面4は、図2で説明した反射面4と同一のもの
である。但し、ここでは、反射面4の中心線8は、スク
リーン9の法線10に対して、角度θを成している。な
お、入射光6及び反射光7の光軸は紙面に平行である。 【0014】入射光6の中心光6Sは反射面4の頂点S
に、中心軸8に対して、入射角θで入射し、反射角θで
反射する。この反射光は、反射光7の中心光7Sとな
る。反射光7の中心光7Sはスクリーン9に対し垂直方
向となる。入射光6の右端光6Rは反射面4の右端R
に、右端Rにおける反射面4の垂線8Rに対し、入射角
(θ+α)で入射し、反射角(θ+α)で反射する。こ
の反射光は反射光7の右端光7Rとなる。反射光7の右
端光7Rは、右端Rを通るスクリーン9の垂線10Rに
対し右に角度2αだけ曲げられる。ここで、反射面4の
右端Rにおける垂線8Rは、中心Cと右端Rを結ぶ線で
ある。 【0015】一方、入射光6の左端光6Lは反射面4の
左端Lに、左端Lにおける反射面4の垂線8Lに対し、
入射角(θ−α)で入射し、反射角(θ−α)で反射す
る。この反射光は反射光7の左端光7Lとなる。反射光
7の左端光7Lは、左端Lを通るスクリーン9の垂線1
0Lに対し左に角度2αだけ曲げられる。ここで、反射
面4の左端Lにおける垂線8Lは、中心Cと右端Lを結
ぶ線である。 【0016】これより、反射光7は入射光6に対し、視
野角2α広がったものとなり、平行光である入射光6が
スクリーン9に対して傾斜していても、反射光7として
視野角を広げた反射光7を得ることができる。すなわ
ち、スクリーン9に対して、入射光6が入射角2θでも
って入射する場合には、反射面4を入射光6の入射する
方向に、入射角2θの1/2の角度θ傾けて配置すれ
ば、スクリーン正面前方に、所望の視野角を有する反射
光7を得ることができることがわかる。 【0017】しかし、図3に示すように、スクリーンに
対し高角度で入射する光を微細な凸面鏡の集合で反射さ
せようとした場合、入射角度が大きくなると、反射面4
に隣接する反射面4’の隣り合う部分が入射光の到達し
ない影部5となって、入射光を十分反射できず、画像に
欠陥が生じる。実際には、反射面は画素サイズより小さ
いため輝度低下となって観察される。 【0018】これを克服するのに、反射面の光が入反射
する側を、空気より屈折率の大きい透明部材で構成し、
入射光を透明部材で屈折させた後、反射面で反射させ
て、その反射光をさらに透明部材−空気界面で屈折し
て、出射すればよい。図4は、透明部材を通過して凸球
面である反射面に入射する入射光と反射光との関係を説
明するための断面図である。 【0019】同図において、光軸が紙面に平行な入射光
16は紙面に垂直なスクリーン面19に垂直に入射す
る。スクリーン(基体)12は、相対屈折率nである透
明部材より構成される。ここで、空気11の相対屈折率
は1である。入射光16は、スクリーン12中に入射し
て、入射光16’となる。スクリーン12に入射した入
射光16’は、入射光16と同じ光軸を有し、スクリー
ン12のスクリーン面19側と反対側に形成されている
反射面14に達した後反射される。反射面14は球面形
状である。図中、Sは球面の頂点であり、Rは反射面1
4の右端を、Lは反射面14の左端をそれぞれ示す。頂
点Sには、球面の中心Cからの中心線18が通ってい
る。反射面14の見込み角はβ’である(右端Rから左
端Lまで見込む角である)。 【0020】スクリーン12内に入射した入射光16’
の中心光16’Sは頂点Sで反射されて、入射光16’
の中心光16’Sと同じ光路をたどる反射光17’Sと
なる。入射光16’の右端光16’Rは右端Rに達して
見込み角β’だけ右に反射され、反射光17’の右端光
17’Rとなる。反射光17’の右端光17’Rはスク
リーン面19に達すると、スネルの法則に従って屈折し
て、空気11中に出射される。空気11中へ出射する右
端光17Rの出射角度をβとすると、nsinβ’=s
inβとなり、n>1であるから、β>β’となる。 【0021】同様にして、入射光16の左端光16L
は、スクリーン12に入射して、入射光16’の左端光
16’Lとなる。左端光16’Lの光軸は左端光16と
同じである。左端光16’は、左端Lに達して見込み角
β’だけ左に反射され、反射光17’の左端光17L’
となる。反射光17’の左端光17’Lはスクリーン面
19に達すると、スネルの法則に従って、出射角βで出
射する。このように、スクリーン12を、反射面14の
前に1よりおおきい屈折率nを有する透明部材から構成
することにより、平行光の入射光16から見込み角βだ
け広がりを有する反射光17を得ることができる。この
ときの反射面がなす見込み角は、透明部材を設けないと
きよりも小さくできる。 【0022】スクリーン(基体)を透明部材から構成し
入射側と反対側に反射面を設けた場合において、入射光
をスクリーン面に対して、斜めに入射する場合を説明す
る。図5は、本発明の反射型スクリーンに係り、透明部
材を通過して凸球面である反射面に斜めに入射する入射
光と反射光との関係を説明するための断面図である。 【0023】同図においては、図4とは異なり、入射光
16はスクリーン面に入射角θで入射する場合を示す。
スクリーン(基体)12は所定厚さの透明部材より構成
されている。透明部材の相対屈折率は1より大きい。ス
クリーン12のスクリーン面19の反対側には、複数の
反射面14をマトリクス状に隣接して配置してある。反
射面14は、中心線18に対し見込み角(1/2)β’
だけ広がった球面形状をしている。球面の中心Cと反射
面14の頂点を結ぶ中心線18はスクリーン面19の垂
線20に対し角度(1/2)θ’傾斜している。 【0024】同図において、入射光16の光軸、反射光
17の光軸、中心線18、垂線は紙面に平行の関係にな
っている。入射光16は入射角θでスクリーン面19に
達し、屈折して屈折(出射)角θ’の入射光16’とな
り、スクリーン12を通過して反射面14に到達する。
ここで、角度θと角度θ’との間には、nsinθ’=
sinθの関係がある。反射面14の頂点Sに、入射光
16’の中心光16’Sは入射角1/2θ’で入射し、
頂点Sにおいて同じ角度で反射して、反射光17’の中
心光17’Sとなり、スクリーン面19に垂直に達し
て、そのまま直進して反射光17の中心光17Sとなっ
て出射する。 【0025】入射光16’の右端光16’Rは、反射面
14の右端Rで反射されるが、図3で説明したのと同様
に、見込み角β’だけ右に曲げられて、反射光17’の
右端光17’Rとして入射角度β’でスクリーン面19
に達する。右端光17’Rは、スクリーン面19で屈折
されて、屈折(出射)角β(右側方向)で出射する。入
射光16’の左端光16’Lは、同様に、反射面14の
左端Lで見込み角β’だけ左に曲げられて、反射光1
7’の左端光17’Lとして入射角度β’でスクリーン
面19に達する。左端光17’Lは、スクリーン面19
で屈折されて、出射角β(左側方向)で出射する。 【0026】ここで、図5と図3とを比較すると、同じ
入射角でスクリーンに入射して、同じ広がり角度で反射
されるようにした場合に、図5に示したように、スクリ
ーンを透明部材とその裏面に形成した反射面より構成す
ると、図3に示すようにスクリーンを反射面(基体上に
形成してある)で構成した場合に比べて、反射面に入射
する角度を小さくすることができるので、隣接する反射
面による影部15を小さくすることができ、前方への良
好な反射光を得ることができる。 【0027】このように、スクリーンを構成する透明部
材の相対屈折率を考慮して、適当な見込み角を有する凸
形状の反射面をスクリーン面に対して、傾斜させて配置
することにより、スクリーンにより反射される光に、所
定の広がりをもたせると共に、反射面で、入射光を良好
に反射することができ、高角度入射用の高効率スクリー
ンが実現できる。 【0028】本発明の反射型スクリーンは、上述の原理
を応用し、スクリーンを相対屈折率の大きい透明材料よ
り構成し、透明材料の入射光側と反対の面(スクリーン
の裏面である)上に入射面側から見て凸形状である微細
な反射面を多数マトリクス状に形成配列したものであ
る。反射面の形状は、入射光に対して、所定の広がり角
を持ち正面方向に反射光が出射するように、場所ごとに
反射面の傾きを変えて配列されているものである。 【0029】以下、順次反射面の配置について説明す
る。まず、本発明の反射型スクリーンとプロジェクタ
(光源)との配置関係を説明する。図1は、光源を原点
としたときにスクリーン上の点の位置を表す空間座標系
を示す図である。同図において、Oは光源(プロジェク
タの光投射口で座標の原点)を、2はスクリーンを表
す。光源Oを原点とし、スクリーン2の上下方向をY座
標、横方向をX座標、光源Oからスクリーン2への垂線
方向をZ方向とする。 【0030】原点Oからスクリーン2への垂線との交点
をO1(X’Y’座標の原点となる)とする。原点Oと
原点1との距離はaである。原点O1からY座標に平行
なY’座標を、X座標の平行なX’座標をとる。Y’座
標とスクリーン2の下端との交点をO’(xy座標の原
点となる)とする。原点O1と原点O’との距離はbで
ある。 【0031】原点O’からY’座標に平行にy座標を、
X’座標に平行にx座標を取る。スクリーン2上の点P
はP(x、y)で表せる。点PのY’座標への投影をP
Y、X’座標への投影をPXとそれぞれする。直線OO
1と直線OPYとのなす角をθy、直線OO1と直線O
PXとのなす角をθxとそれぞれ表す。原点Oから点P
に入射する光のY方向の入射角がθyとなり、X方向の
入射角がθxとなる。 ここで、θx=arctan(x/a) … (1)式 θy=arctan((b+y)/a) … (2)式 【0032】反射面の横方向の長さをpx、縦方向の長
さをpyとすれば、上式のx、yは離散値をとり、x=
mpx、y=npyと、それぞれ表される。mは整数、
nは正の整数をとる。次に、スクリーン2を形成する透
明材料の相対屈折率をnとする。 【0033】図5を用いて説明したように、点Pに入射
した光が透明材料に入射し、スクリーンの裏面の反射面
で反射されて、その反射光がスクリーンの正面に出射す
るためには、反射面の中心線がスクリーンの垂線に対し
て、所定の角度傾いている必要がある。点P(x、y)
において、反射面の中心線がスクリーンの垂線に対して
X、Y方向へ傾く角度をそれぞれ、θrx、θryとす
ると、 θrx=(1/2)arcsin(sinθx/n) … (3)式 θry=(1/2)arcsin(sinθy/n) … (4)式 である。すなわち、本発明の反射型スクリーンは、スク
リーンの場所に対応して、その場所に応じた(3)及び
(4)式で示される角度で、反射面を配置したものであ
る。 【0034】<第1実施例>配置関係は、上述の図1に
示したものと同様である。スクリーン2の大きさは、横
650mm、縦490mmである。スクリーン2は厚さ
1.5mmの例えば無色透明のアクリル樹脂板からなる
熱可塑性透明樹脂より構成されている。アクリル樹脂の
相対屈折率は1.5である。プロジェクタは、スクリー
ンの下方に配置されている。プロジェクタの出射レンズ
は、スクリーン下端より下方に150mm(図1におい
て、a=150mmである)、前方に300mm(図1
において、b=300mmである)に配置されている
(図1及び2の原点Oの位置である)。 【0035】出射レンズ(原点O)から投射されるスク
リーン2への入射光の入射角度は、スクリーン2上の点
に対し、横方向では0°〜±47.3°、縦方向では2
6.6°〜64.9°の範囲となる。スクリーン2上に
投射する画素の大きさは、1mm2(1mm×1mm)
である。スクリーン2の裏面に形成する個々の反射面の
大きさは、この画素の大きさより小さくする。 【0036】図7は、本発明の反射型スクリーンの実施
例における反射面を形成するのに用いられるポンチを示
す図である。同図において、21は反射面の凸面を形成
するためのポンチを示し、22は、反射面の形状である
押圧面を示し、24はシャンクを示し、23は球面を示
す。すなわち、押圧面(反射面になる)の形状は、半径
1mmの球面を横方向0.5mm(=px)、縦方向
0.25mm(=py)で切り取ったものである。従っ
て、見込み角(図5において、β’で示す)は、横方向
で略29°、縦方向で略14°となる。広がり角(図5
において、βで示す;視野角である)は、計算上は、横
方向で略46°、縦方向で略22°となる。反射面のス
クリーン面の法線に対する傾き角θrxは(3)式に従
って変化し、この場合、最大角は14.7°となる。同
様に、θryは(4)式に従って8.7°から18.6
°まで変化する。 【0037】次に、本実施例の反射型スクリーンの製造
方法について説明する。図8は、本発明の反射型スクリ
ーンの実施例を製造するための概略製造工程図である。
まず、図8の(a)に示すように、ポンチ21を準備す
る。ポンチ21は、図7の(a)に示すように、半径1
mmの球面23を横0.5mm、縦0.25mmに切り
取った形状の押圧面22を有する。ポンチ21は、図7
の(b)に示すように、押圧面21を保持する、押圧面
22の大きさより細いシャンク24に取り付けられてい
る。 【0038】このポンチ21を用いて、塑性変形する
板、例えば厚さ5mmの真鍮板である基板26に、形成
するスクリーンの場所P(x、y)に対応して、シャン
ク21をθrx、θryの角度だけ傾け、矢印25で示
すように、所定のピッチ(x方向にpx、y方向にp
y)で送りながら、シャンク21を矢印27の方向に所
定の圧力で押し付けて、押圧面21を転写して、反射面
29を形成する。真鍮板の大きさに制限はないが、押圧
する際の発生するだれによる誤差の増大を防ぐため、5
乃至10cm角の板に分けて作製し、後で一体化しても
よい。 【0039】次に、図8の(b)に示すように、出来上
がった反射面29を有する基板26は、ポジの原盤であ
るので、反射面29上にニッケルメッキ層28を形成す
る。 【0040】次に、図8の(c)に示すように、メッキ
層29に接着剤30を用いて、ガラス基板32を貼り付
け、ネガの原盤40を形成する。メッキ層28には、反
射面29のネガ形状29’が形成されている。 【0041】次に、図8の(d)に示すように、例えば
厚さ1mmである無色透明のアクリル樹脂からなる樹脂
基板34を所定の温度に保持して、原盤40を、メッキ
層28を下側にして、矢印36方向(下方)に、押し付
ける。樹脂基板34の相対屈折率は1.5である。 【0042】次に、図8の(e)に示すように、原盤4
0を取り除き、その後樹脂基板34を冷却して、反射面
39の形成された樹脂基板34を得る。 【0043】次に、図8の(f)に示すように、樹脂基
板34の反射面39上に、反射体となる反射膜36とし
て、蒸着法により0.3μm厚さのアルミニューム層を
形成する。さらに、必要により、反射膜36上に樹脂を
コーティングして保護膜37を形成する。一方、反射膜
36の形成された面とは反対の面(スクリーン面にな
る)には反射防止膜38として厚さ0.12μmのMg
2層を形成して、反射型スクリーン50を得る。 【0044】この反射型スクリーン50に所定の位置
(原点O)からプロジェクタにより画像を投影して、ス
クリーン正面より輝度計を用いて、輝度を測定し、従来
のマット面スクリーンと明るさを比較した。その結果、
本実施例の反射型スクリーンにおいては、明るさムラは
従来のマット面スクリーンとほとんど変わらないのに対
し、明るさは約4倍の明るさが得られた。また天井から
の照明による外光の影響を調べたところ、本実施例の反
射型スクリーンの明るさは、従来のマット面スクリーン
の明るさの4分の1となり、コントラスト比が大幅に向
上することがわかった。さらに本実施例の反射型スクリ
ーンから2m離れた距離から画面全体が均一に見える視
野角を測定したところ、横方向で左右に35°づつ、縦
方向で上下に20°づつが得られた。 【0045】<第2実施例>第1実施例において、透明
樹脂基板34として、透明なアクリル樹脂に代えて、可
視光を20%程度吸収する色素を含有するアクリル樹脂
ものを用いた以外は、同様にして反射型スクリーンを作
製した。 【0046】評価の結果、第1実施例の反射型スクリー
ンと比較して、明るさは約50%低下したが、外光によ
るスクリーンの明るさは、70%程度低下してコントラ
スト比は第1実施例の反射型スクリーンより大きくなる
ことがわかった。さらに、スクリーン周辺部に入射する
外光の角度によっては発生する白浮きや画像のにじみを
防止することができた。これは外光が反射面のエッジで
乱反射した分や反射膜と透明部材(透明樹脂基板)との
間で複数回反射を繰り返して後、出てくる光などを、透
明部材中に含まれる色素が吸収するためと考えられる。 【0047】なお、第1及び第2実施例においては、透
明樹脂の入射光が入射する面の表面に反射防止膜を付け
て、反射型スクリーンを作製したが、反射防止膜をつけ
ない場合には、反射(出射光の)強度は7%程度低下す
ることを確認した。また入射角度が小さい場合、透明部
材の表面で反射した光が直接目に入って見づらくなる場
合があるが、反射防止膜をつけることにより軽減される
ことがわかった。また、本各実施例で用いたシステムの
寸法や角度は一例であって、スクリーンの大きさやプロ
ジェクタの位置など、用途に応じて変更が可能でありそ
れに合わせて角度も設定すれば良い。スクリーンの横の
位置や上方から投影する場合やミラーで折り返す場合な
どでも適用される。また視野角を広くできるので、プロ
ジェクタとスクリーンの位置関係はそれほど厳密である
必要がなく、プロジェクタとスクリーンを分離すること
も可能である。 【0048】さらに、本各実施例においては、反射膜の
材料としてアルミニュームを用いたが、透明部材の裏側
が反射面となるため、銀のような腐食しやすいが反射率
の高い材料の使用も可能になり、より明るいスクリーン
が実現できる。また、表面の汚れのクリーニングも容易
で耐久性やメンテナンスの点でも利点が大きい。本発明
による反射型スクリーンでは、スクリーンの反射面の形
状を最適にすることにより、高角度の斜め投射において
も高いゲインとコントラスト比が達成できるため、スク
リーンのすぐ下にプロジェクタを設置できるホームシア
ターの実現や、従来リアプロジェクションタイプでしか
実現できなかった投射型テレビをフロント投射でも実現
できるようになる。 【0049】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の反射型ス
クリーンは、前記基体を透明部材より構成し、前記画像
光が入射する前記基体の表面とは反対側の裏面を、前記
画像光の入射側から見て、複数のマトリクス状に配列し
た、球面の一部からなる、凸部に形成すると共に、前記
凸部表面上に金属反射面を形成してあり、前記基体の前
記表面より前記基体に所定の入射角度で入射した前記画
像光が前記基板の裏面に形成された前記凸部表面の前記
金属反射面で反射した後、前記基体の前記表面より出射
する際、それぞれの前記凸部表面の中心部で反射した前
記画像光が前記表面に対し垂直に出射すべく、前記凸部
は、それぞれの前記凸部の中心軸と前記表面との成す角
を、前記入射角度に応じて、変えて形成されたことを特
徴とする反射型スクリーン。基体を透明部材より構成
し、画像光が入射する前記基体の表面とは反対側の裏面
を、複数のマトリクス状に配列した、球面の一部からな
る、前記画像光の入射側から見て、凸面に形成すると共
に、それぞれの前記凸面上には金属反射面を形成してあ
り、前記基体の前記表面より前記基体に所定の入射角度
で入射した前記画像光がそれぞれの前記金属反射面で反
射した後、前記基体の前記表面より出射する際、それぞ
れの前記凸面の中心で反射した前記画像光が前記表面よ
り前記表面に対し垂直に出射すべく、それぞれの前記凸
面の中心軸と前記表面との成す角を、前記入射角度に応
じて、変えて構成したことにより、スクリーンへの投射
光の入射角度が大きい場合においても、反射光を正面方
向に向けることができるようにし、外光の影響を受けに
くく、コントラストの高い明るい画像を表示できる反射
型スクリーンを提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】光源を原点としたときにスクリーン上の点の位
置を表す空間座標系を示す図である。 【図2】凸球面である反射面に入射する入射光と反射光
との関係を説明するための断面図である。 【図3】凸球面である反射面に斜めに入射する入射光と
反射光との関係を説明するための断面図である。 【図4】透明部材を通過して凸球面である反射面に入射
する入射光と反射光との関係を説明するための断面図で
ある。 【図5】本発明の反射型スクリーンに係り、透明部材を
通過して凸球面である反射面に斜めに入射する入射光と
反射光との関係を説明するための断面図である。 【図6】プロジェクタと反射型スクリーンとの配置を示
す図である。 【図7】本発明の反射型スクリーンの実施例における反
射面を形成するのに用いられるポンチを示す図である。 【図8】本発明の反射型スクリーンの実施例を製造する
ための概略製造工程図である。 【符号の説明】 1…プロジェクタ、2…スクリーン、3…投射光、4…
反射面、5…影部、6…入射光、7…反射面、8…中心
線、9…スクリーン面、10…垂線、11…空気、12
…透明部材(スクリーンの基体)、14…反射面(凸
面)、15…影部、16…入射光(画像光)、17…反
射光、18…中心線、19…スクリーン面、19’ …
反射面側スクリーン面、20…垂線、21…ポンチ、2
2…押圧面、23…球面、24…シャンク、25…矢
印、26…基板、27…矢印、28…メッキ層、29…
反射面、30…接着層、32…基板、34…基板、36
…反射膜、38…反射防止膜、39…反射面、40…原
盤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】所定の位置に配置されたプロジェクタより
    投射される画像光を、所定の大きさを有する基体に形成
    された反射面で反射して、画像を表示する反射型スクリ
    ーンにおいて、 前記基体を透明部材より構成し、 前記画像光が入射する前記基体の表面とは反対側の裏面
    を、前記画像光の入射側から見て、複数のマトリクス状
    に配列した、球面の一部からなる、凸部に形成すると共
    に、 前記凸部表面上に金属反射面を形成してあり、 前記基体の前記表面より前記基体に所定の入射角度で入
    射した前記画像光が前記基板の裏面に形成された前記凸
    部表面の前記金属反射面で反射した後、前記基体の前記
    表面より出射する際、それぞれの前記凸部表面の中心部
    で反射した前記画像光が前記表面に対し垂直に出射すべ
    く、前記凸部は、それぞれの前記凸部の中心軸と前記表
    面との成す角を、前記入射角度に応じて、変えて形成さ
    れたことを特徴とする反射型スクリーン。
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