JP2003228049A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2003228049A
JP2003228049A JP2003057743A JP2003057743A JP2003228049A JP 2003228049 A JP2003228049 A JP 2003228049A JP 2003057743 A JP2003057743 A JP 2003057743A JP 2003057743 A JP2003057743 A JP 2003057743A JP 2003228049 A JP2003228049 A JP 2003228049A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セルギャップのバラツキによる表示不良の無
い、表示品質の高い反射型または反射透過両用型液晶表
示装置を提供する。 【解決手段】複数の絵素領域を有する表示領域と、表示
領域の周辺の非表示領域とを有し、絵素領域毎に設けら
れた反射電極領域は、凹凸形状の表面を有する絶縁層
と、絶縁層上に形成された反射層とを有する液晶表示装
置において、非表示領域内に、表示領域内の絶縁層と同
じ凹凸形状の表面を有する絶縁層が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はワードプロセッサや
パーソナルコンピュータ等のOA機器や電子手帳等の携
帯情報機器、あるいは液晶モニターを備えたカメラ一体
型VTR等に用いられる反射型液晶表示装置および透過
型と反射型と兼ね備えた液晶表示装置に関する。 【0002】 【従来の技術】液晶パネルは、CRT(ブラウン管)や
EL(エレクトロルミネッセンス)表示装置とは異なり
自ら発光しないため、バックライトと呼ばれる蛍光管を
備えた装置を背後に設置して、バックライトからの光の
透過と遮断を液晶パネルで切り替えて表示を行う、透過
型液晶表示装置が用いられている。 【0003】しかし、透過型液晶表示装置では、通常バ
ックライトが液晶表示装置の全消費電力のうち50%以
上を占めるため、バックライトを設けることで消費電力
が大きくなってしまう。 【0004】よって、戸外や常時携帯して使用する機会
が多い携帯情報機器ではバックライトの代わりに反射板
を設置し、反射板による周囲光の反射光の透過と遮断を
液晶パネルで切り替えて表示を行う反射型液晶表示装置
も用いられている。 【0005】例えば、特開平5−323371号公報
は、配線上にも絵素領域を拡大して開口率の向上をはか
るために、直交する複数のゲート配線と複数のソース配
線と、これら複数のゲート配線およびソース配線にそれ
ぞれ接続されたスイッチング素子上に、層間絶縁層を設
け、層間絶縁層上に形成された絵素電極の反射電極領域
とゲート配線及びソース配線の一部とが重なるように設
けた液晶表示装置において、層間絶縁層の表面に数μm
深さの凹凸を設けることにより、凹凸形状の表面を有す
る反射電極領域を形成することによって、さまざまな入
射角度の周囲光を表示光として利用することにより、視
角依存性の少ない良好な表示が得られることを開示して
いる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示されている従来の液晶表示装置においては、液
晶表示装置を構成する一対の基板間の間隙(いわゆるセ
ルギャップ)を精度良く制御できず、表示品質が低下す
るという問題が発生することがあった。 【0007】従来の液晶表示装置においては、液晶層を
挟む一対の基板(例えば、アクティブマトリクス基板と
対向基板)に、粒状スペーサーを配置して、セルギャッ
プを制御する方法が用いられている。具体的には、少な
くとも一方の基板上に、粒状スペーサー(例えばプラス
チック樹脂製の球状スペーサー)を均一に散布した後、
粒状スペーサーを介して、一対の基板を加圧しながらシ
ール剤を用いて貼り合わせることによって、一対の基板
間の間隙を制御する方法が一般に用いられている。セル
ギャップを決定するスペーサーの大きさは、液晶表示モ
ードに応じて決定される。通常は、最適光路長のセルギ
ャップを得る大きさとして、直径が約2〜6μmの球状
スペーサー(または円柱状スペーサー)が使用される。
この方法では、粒状スペーサーを散布すると、基板上の
特定の位置にスペーサーを配置することは困難であり、
基板の表面に凹凸(段差)があると、均一なセルギャッ
プが得られない場合があった。 【0008】上述の層間絶縁層の表面に凹凸形状を形成
する方法としては、ポジ型感光性樹脂をスピンコータ等
を用いて基板上に塗布し、反射電極領域に所望の形状の
パターンを有するマスクを介して露光し、現像した後熱
処理することによって形成する方法がある(図6参
照)。反射光利用効率の向上だけに着目して、凹凸形状
を有する層間絶縁層を反射電極領域のみに形成した場合
には、次のような問題点を生じることを本願発明者は見
出した。 【0009】図17を参照しながらこの問題を説明す
る。層間絶縁層の表面に凹凸形状を形成するための下地
層をポジ型感光性樹脂を用いて形成する際に、非表示領
域の下地層を未露光とすると、表示領域内の非表示領域
付近(図17(a)中の表示領域内のハッチング部)に
表示不良が発生することがある。 【0010】これは、非表示領域の未露光部分の下地層
は、表示領域の露光された凸部を有する下地層よりも厚
くなる。これは、ポジ型レジストを露光・現像すること
によって、膜減りが起こるからである。従って、同一の
粒径のスペーサーを散布すると、表示領域と非表示領域
との間で、セルギャップが変化し、特に、表示領域内
に、所定のセルギャップよりも大きなセルギャップを有
する箇所ができる。このセルギャップのバラツキによっ
て、表示不良が発生する。 【0011】特に、本願出願人による特願平9−201
176号に開示されている反射透過両用型液晶表示装置
においては、セルギャップのバラツキによる表示品質の
低下が反射型液晶表示装置においてよりも大きいことを
本願発明者は見出した。反射透過両用型液晶表示装置の
表示品質を向上させるためには、反射領域および透過領
域における光路長をできるだけ一致させることが好まし
い。すなわち、反射領域の液晶層の厚さを透過領域の液
晶層の厚さの2分の1に設定することが好ましい。例え
ば、セルギャップが最適値からXμmずれると、透過領
域の光路長が最適値からXμmずれるのに対し、反射領
域の光路長は最適値から2Xμmずれることになり、セ
ルギャップのずれが表示に与える影響の程度が、透過領
域と反射領域とで異なることに起因する。 【0012】セルギャップのバラツキは、TN(ツイス
テッドネマティック)モード、平行配向モード、垂直配
向モード等のいずれの液晶表示モードにおいても表示品
質の低下をもたらす。特に、表示モードとしてノーマリ
ホワイトモードを採用した場合には、セルギャップの変
化によるコントラスト比の低下が大きい。ノーマリホワ
イトモードにおいては、所定の電圧を印加した状態で黒
表示を行うので、セルギャップがバラツクと黒表示のた
めに印加すべき電圧値が場所によって異なることにな
り、黒表示の品質が低下する。コントラスト比には、白
表示状態よりも黒表示状態の品質が大きく影響するの
で、ノーマリホワイトモードにおいてコントラスト比の
低下が大きくなる。 【0013】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであり、セルギャップのバラツキによる表示
不良の無い、表示品質の高い反射型または反射透過両用
型液晶表示装置を提供することを目的とする。 【0014】 【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、第1及び第2基板と、該第1基板と該第2基板との
間に挟持された液晶層とを有し、該液晶層に電圧を印加
する一対の電極によって規定される複数の絵素領域を有
する表示領域と、該表示領域の周辺の非表示領域とを有
する液晶表示装置であって、該第1基板は、該表示領域
内に、該複数の絵素領域毎に設けられた反射電極領域を
有し、該反射電極領域は、凹凸形状の表面を有する絶縁
層と、該絶縁層上に形成された反射層とを有し、且つ、
該第1基板は、該非表示領域内にも絶縁層を有し、該非
表示領域内の絶縁層表面における基板表面からの高さの
最頻値hmodeと、該表示領域内の凹凸形状の反射層
表面における基板表面からの最高高さHmaxおよび最
低低さHminとが、 Hmin−0.5≦hmode≦Hmax+0.5 (単位:μm) の関係を満たし、そのことによって上記目的が達成され
る。 【0015】前記非表示領域内の絶縁層表面における基
板表面からの高さhと、前記表示領域内の凹凸形状の反
射層表面における基板表面からの最高高さHmaxおよ
び最低低さHminとが、 Hmin−0.5≦h≦Hmax+0.5 (単位:μm) の関係を満たすことが好ましい。 【0016】前記非表示領域内の絶縁層は、前記表示領
域内の前記絶縁層と同じであるかまたは異なる凹凸形状
の表面を有することが好ましい。 【0017】前記非表示領域内の絶縁層は、前記表示領
域内の前記絶縁層とほぼ同じ凹凸形状の表面を有するこ
とが好ましい。 【0018】本発明の液晶表示装置は、第1及び第2基
板と、該第1基板と該第2基板との間に挟持された液晶
層とを有し、該液晶層に電圧を印加する一対の電極によ
って規定される複数の絵素領域を有する表示領域と、該
表示領域の周辺の非表示領域とを有する液晶表示装置で
あって、該第1基板は、該表示領域内に、該複数の絵素
領域毎に設けられた反射電極領域を有し、該反射電極領
域は、凹凸形状の表面を有する絶縁層と、該絶縁層上に
形成された反射層とを有し、且つ、該第1基板は、該非
表示領域内に絶縁層を有し、該第1基板と該第2基板と
の間隔が、該表示領域内の該絶縁層の反射層で覆われて
いない部分および該非表示領域内の該絶縁層上に設けら
れたほぼ同一粒径のスペーサーによって、均一に制御さ
れ、そのことによって上記目的が達成される。 【0019】前記表示領域内の前記絶縁層の基板表面か
らの高さの分布と、前記非表示領域内の前記絶縁層の基
板表面からの高さの分布が実質的に同じであることが好
ましい。 【0020】前記第1基板は、複数のゲート配線と、該
複数のゲート配線と直交するように配置された複数のソ
ース配線と、該複数のゲート配線と該複数のソース配線
との交差部付近に設けられた複数のスイッチング素子
と、該複数のスイッチング素子のぞれぞれに接続された
複数の絵素電極と有し、前記第2基板は、対向電極を有
し、該複数の絵素電極と、該対向電極と、該複数の絵素
電極と該対向電極とによって挟持された該液晶層とによ
って前記複数の絵素領域が規定される液晶表示装置であ
って、該第1基板は、該複数の絵素領域毎に設けられた
透過電極領域を更に有する構成としてもよい。 【0021】前記第1基板は、前記複数の絵素領域毎に
設けられた透過電極領域を更に有し、該反射電極領域上
の前記液晶層の厚さは、該透過電極領域上の該液晶層の
厚さの約1/2であることが好ましい。 【0022】前記第1基板と前記第2基板とを接着する
とともに、該第1基板および該第2基板との間隙に前記
液晶層をシールするシール部を前記非表示領域に有し、
該シール部に対応する、前記第1基板の該非表示領域内
の領域には、前記絶縁層が形成されていない構成とする
ことが好ましい。 【0023】以下、本発明の作用について説明する。 【0024】液晶表示装置において、表示領域内に凹凸
表面を有する絶縁層が存在する場合、非表示領域の絶縁
層表面における基板表面からの高さが、表示領域内の表
示領域内の凹凸形状の反射層表面における基板表面から
の高さと著しく異なる場合、表示領域と非表示領域と
で、スペーサーを支持する表面とスペーサーとの相互作
用の差が大きくなり、パネル全体にわたって均一なセル
厚が得られない。そこで、本発明にあっては、非表示領
域内の絶縁層表面における基板表面からの高さの最頻値
(最も占める面積が広い基板表面からの高さ)hmod
eと、表示領域内の凹凸形状の反射層表面における基板
表面からの最高高さHmaxおよび最低低さHminと
が、 Hmin−0.5≦hmode≦Hmax+0.5 (単位:μm) の関係を満たすように、非表示領域の絶縁層を形成する
ことにより、セル厚むらに起因する表示むらを許容範囲
内にすることが可能である。ここで、Hminに対して
−0.5μm、Hmaxに対して+0.5μmの範囲を
設定しているのは、セル厚のバラツキが±0.5μmを
超えると、透過率やコントラスト等が所望のスペックか
ら外れるためである。例えば透過率は−0.5μmで1
割以上変化し、コントラストは+0.5μmで半分程度
になる。 【0025】さらに、非表示領域内の絶縁層表面におけ
る基板表面からの高さhと、表示領域内の凹凸形状の反
射層表面における基板表面からの最高高さHmaxおよ
び最低低さHminとが、 Hmin−0.5≦h≦Hmax+0.5 (単位:μm) の関係を満たすように、非表示領域の絶縁層を形成する
ことにより、表示領域と非表示領域とで、スペーサーを
支持する表面とスペーサーとの相互作用の差をさらに小
さくして、パネル全体にわたって均一なセル厚を実現す
ることが可能となる。 【0026】さらに、非表示領域内の絶縁層表面に凹凸
形状を設けることにより、スペーサーを支持する表面と
スペーサーとの相互作用の差をより一層小さくして、パ
ネル全体にわたって均一なセル厚を実現することが可能
となる。 【0027】さらに、非表示領域に表示領域とほぼ同じ
パターンの凹凸形状の表面を有する層間絶縁層を形成す
ることにより、表示領域と非表示領域の表面状態が同様
となり、セル内スペーサーへの影響が同じになるので、
セルギャップを均一に維持することができる。また、層
間絶縁層の製造条件の変動による表面形状の変動も、表
示領域と非表示領域とに同様に影響するので、製造条件
が変動しても、セルギャップが変動することを抑制・防
止することができる。なお、表示領域の反射層の厚みが
厚くてセルギャップに影響を与えるような場合には、表
示領域において反射層の厚みを加えた表面形状と、非表
示領域の表面形状とをほぼ同じのパターンにすればよ
い。 【0028】本発明にあっては、表示領域だけでなく非
表示領域にも層間絶縁層を形成し、同一粒径のスペーサ
ーによって、セルギャップを均一に制御することが可能
である。さらに具体的には、スペーサー支持表面である
層間絶縁層表面の基板表面(ガラス表面または決まった
平面)からの高さの分布(基板表面からの厚さの分布)
を表示領域と非表示領域とで実質的に同じにすることに
よって、更にセルギャップの均一性を高めることができ
る。層間絶縁層表面の基板表面からの厚さの分布の内、
最頻値(最も占める面積が広い基板表面からの厚さ)が
表示領域と非表示領域とで同じであれば、セルギャップ
を均一に制御することができる。勿論、厚さの分布全体
が同じであれば、さらにセルギャップの均一性が向上す
る。 【0029】セルギャップの均一性を高めることによる
表示品質の向上の効果は、反射透過両用型の液晶表示装
置において特に顕著である。特に、反射透過両用型液晶
表示装置において、層間絶縁層15の厚さを調整するこ
とによって、反射領域の液晶層の厚さを透過領域の液晶
層の厚さの2分の1となるように制御することによっ
て、反射領域と透過領域の光路長を一致されることによ
って、優れた表示品質の液晶表示装置を提供できる。 【0030】更に、シール領域には層間絶縁層を形成し
ない構成とすることにより、シール剤と両基板との接着
性が改善されるとともに、シール部の信頼性が向上す
る。 【0031】本願明細書において、以下の用語を用い
る。反射透過両用型液晶表示装置において、透過光を用
いて表示を行う領域を透過領域、反射光を利用して表示
を行う領域を反射領域とそれぞれ呼ぶ。透過領域および
反射領域は、それぞれ、基板上に形成された透過電極領
域および反射電極領域と、一対の基板に挟持された液晶
層とを含む。基板上の透過電極領域および反射電極領域
が、透過領域および反射領域をそれぞれ規定する。透過
電極領域は、典型的には透明電極によって規定される。
反射電極領域は、反射電極または、透明電極と反射層と
の組み合わせによっても規定され得る。 【0032】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。まず、本発明が好適に
適用される反射透過両用型液晶表示装置およびその製造
方法について説明する。 【0033】本発明による反射透過両用型液晶表示装置
100の一部を模式的に、図1に示す。図1(a)は上
面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A’線に沿
った断面図である。 【0034】液晶表示装置100は、絵素領域110内
に、反射領域110Rと透過領域110Tとを有する反
射透過両用型の液晶表示装置である。反射領域110R
および透過領域110Tは、アクティブマトリクス基板
20上の反射電極領域19と透過電極領域18とによっ
てそれぞれが規定される。この例では、反射電極領域1
9は反射電極、透過電極領域18は透明電極でそれぞれ
形成されている。反射電極19と透明電極18は、薄膜
トランジスタ(TFT)21に接続されており、絵素電
極として機能する。 【0035】液晶表示装置100は、マトリクス状に配
置された複数の絵素領域110からなる表示領域38
と、表示領域38の周辺の非表示領域37とを有してい
る。非表示領域37の外周部には、アクティブマトリク
ス基板20と対向基板(カラーフィルタ基板)60を貼
り合わせるとともに、液晶層70を両基板20および6
0の間に封入するためのシール部50で規定されるシー
ル領域35とを有している。なお、表示領域とは画素が
存在する領域であり、非表示領域とは表示領域以外の領
域である。非表示領域には絶縁層が存在する領域と存在
しない領域とがあり、ここでは絶縁層が存在する領域を
非表示領域37として図示している。なお、シール領域
は非表示領域に含まれるが、絶縁層を設けても設けなく
てもよい。 【0036】反射電極19は、層間絶縁層15上に形成
されている。反射電極19が形成されている部分の層間
絶縁層15の表面15aは凹凸形状を有している。これ
は、反射電極19の反射面を凹凸形状とし、干渉色の発
生の少ない良好な白色表示が可能な反射特性を実現する
ためである。また。層間絶縁層15の厚さを調整するこ
とによって、反射領域110Rの液晶層70の厚さdR
を透過領域110Tの液晶層70の厚さdTの1/2倍
となるように制御することができる。この層間絶縁層1
5は、表示領域38内の反射電極領域110R内だけで
なく、非表示領域37内にも形成されている。 【0037】一対の基板20と60との間隔セルギャッ
プは、セル内スペーサー34により一定値に保持され、
シール内スペーサー36を添加したシール材料により強
固に接着されている。通常シール内スペーサー36の大
きさはシール領域35にはない対向基板のカラーフィル
タ層33の厚み等を考慮して、セル内スペーサー34よ
り数μm大きいものが選択され、シール領域35近傍の
表示領域38でガラス基板11の反りが生じないように
最適化される。 【0038】本発明によると、セル内スペーサー34に
よって規定されるセルギャップに影響を与える、スペー
サー支持面である表示領域38内の反射電極19表面の
基板表面からの高さまたは反射電極で覆われていない層
間絶縁層15表面の基板表面からの高さhdと、非表示
領域37内の層間絶縁層15表面の基板表面からの高さ
hpとが実質的に同じであり、セルギャップのバラツキ
による表示不良が発生しない。 【0039】表示領域38内の反射電極19表面の基板
表面からの高さまたは反射電極で覆われていない層間絶
縁層15表面の基板表面からの高さhdと、非表示領域
37内の層間絶縁層15の高さhpとが実質的に同じと
は、同一の粒径のスペーサーによって表示領域38およ
び非表示領域37のセルギャップを制御した場合に、表
示領域38と非表示領域37との境界領域において表示
不良を生じるようなセルギャップの変化を生じさせない
ことをいう。すなわち、表示領域38内の反射電極19
上または層間絶縁層15上および非表示領域37内の層
間絶縁層15上に設けられた同一粒径のスペーサー34
によって一対の基板20および60の間隔が均一に制御
される状態を実現するために必要な層間絶縁層15表面
の基板表面からの高さ(高さの範囲および/または高さ
の分布)の条件をいう。この条件および条件を具体的に
実現する方法については、下記の実施形態1から3にお
いて説明する。 【0040】以下では、本発明の効果が特に顕著に得ら
れる実施形態である反射透過両用型液晶表示装置の基本
構成とその製造方法について説明する。 【0041】図2は、反射透過両用型液晶表示装置に用
いられるアクティブマトリクス基板20を示した平面図
であり、図3(a)、図3(b)、図4(a)、図4
(b)、図5(a)、図5(b)は、アクティブマトリ
クス基板20の製造工程を示す図であり、図2のB−
B’線に沿った断面図である。 【0042】図2および図5(b)に示すように、この
反射透過両用型のアクティブマトリクス基板20は、絶
縁基板であるガラス基板11の上に、走査線としての複
数のゲートバスライン22および信号線としてのソース
バスライン24が交互に交差して設けられている。各ゲ
ートバスライン22および各ソースバスライン24によ
って囲まれた矩形状の領域内には、光反射効率の高い材
料からなる反射電極19と、それとは別に、光透過効率
の高い材料からなる透明電極18とが配置されており、
これら反射電極19と透明電極18とで画素電極を形成
している。 【0043】この各画素電極が配置された領域内の隅部
には、ゲートバスライン22から絵素電極に向かって延
設されたゲート電極23が分岐されており、このゲート
電極23の先端部分にスイッチング素子として薄膜トラ
ンジスタ(TFT)21が形成されている。上記ゲート
電極23はTFT21の一部を構成する。 【0044】TFT21は、図5(b)に示すように、
ガラス基板11の上に形成された上記ゲート電極23の
上方に配設されている。ゲート電極23は、ゲート絶縁
膜11aによって覆われており、ゲート絶縁膜11aの
上には、ゲート電極23の上方を覆うように半導体層2
7が積層されている。この半導体層27上の両端部を覆
って一対のコンタクト層28、28が形成されている。 【0045】ソースバスライン24はソース電極25に
電気的に接続されており、コンタクト層28上に形成さ
れたソース電極25の先端部がゲート電極23の上に絶
縁状態で重畳されて、各TFT21の一部を構成する。
ゲート電極23の上には、ソース電極25とは間隔を空
け、かつ、ゲート電極23とは絶縁状態で重畳してTF
T21のドレイン電極26がコンタクト層28上に設け
られている。このドレイン電極26は下地電極31aを
介して画素電極に電気的に接続されている。 【0046】このとき、下地電極31aと次段のゲート
バスライン22とが、ゲート絶縁膜11aを介して重な
るような構造とすることにより補助容量を形成してい
る。また、この下地電極31aを後述する凹凸部が存在
するほぼ全領域に形成することにより、プロセスの影響
を均一にすることが可能となる。 【0047】一方、上述した光反射効率の高い材料から
なる反射電極19の下には、ガラス基板11の上にラン
ダムに形成した高さの高い凸部14aおよび高さの低い
凸部14bと、これら凸部14aおよび14bの上に形
成された層間絶縁層としての高分子樹脂膜15とが存在
する。 【0048】この高分子樹脂膜15の上表面は、感光性
高分子をフォトリソグラフィ技術を用いてパターニング
し、熱処理によって角を丸くした凸部14aおよび14
bの存在により、連続する波状となっている。高分子樹
脂膜15は、反射電極19の下方だけでなくガラス基板
11のほぼ全域にわたって形成されており、材料とし
て、本実施の形態では、例えば、東京応化社製のOFP
R−800を使用している。 【0049】上述した凸部14aおよび14bの上に存
在し、上表面が連続する波状となっている高分子樹脂膜
15部分の上には、上述した反射電極19が形成されて
おり、この反射電極19は、光反射効率の高い、例えば
Alにより形成されている。なお、反射電極19はコン
タクトホール29を介してドレイン電極26と電気的に
接続されている。 【0050】また、本発明の反射透過両用型の液晶表示
装置においては、反射電極19とは別に透明電極18が
形成されており、この透明電極18は光透過効率の高い
材料、例えばITO(Indium Tin Oxid
e)などにより形成されている。 【0051】次に、この反射透過両用型のアクティブマ
トリクス基板20の反射電極19および透明電極18の
形成方法を図3(a)および(b)、図4(a)および
(b)、図5(a)および(b)を参照しながら説明す
る。 【0052】まず、図3(a)に示すように、ガラス基
板11上には、Cr、Taなどからなる複数のゲートバ
スライン22(図2参照)と、このゲートバスライン2
2から分岐したゲート電極23とが形成されている。 【0053】これらゲートバスライン22およびゲート
電極23を覆って、ガラス基板11上の全面に、SiN
x、SiOxなどからなるゲート絶縁膜11aが形成さ
れており、ゲート電極23の上方のゲート絶縁膜11a
上には、非晶質シリコン(a−Si)や多結晶シリコ
ン、CdSeなどからなる半導体層27が形成されてい
る。この半導体層27の両端部には、非晶質シリコン
(a−Si)などからなるコンタクト層28、28が形
成されている。 【0054】このコンタクト層28、28のうちの一方
側上には、Ti、Mo、Alなどからなるソース電極2
5が重畳形成されており、また他方側上には、ソース電
極25と同様に、Ti、Mo、Alなどからなるドレイ
ン電極26が重畳形成されている。 【0055】なお、本実施の形態では、ガラス基板11
としては、例えばコーニング社製の商品名が7059で
ある厚さ1.1mmのものを用いた。 【0056】次に、図3(b)に示すように、ソースバ
スライン24を構成する金属層31をスパッタ法によっ
て形成し、この金属層31をパターニングして、ソース
バスライン24と同時に下地電極31aを形成した。 【0057】続いて、図4(a)に示すように、ソース
バスライン24を構成するITO層30をスパッタ法に
よって成膜し、パターニングした。 【0058】本実施形態においては、ソースバスライン
24を構成する層を金属層31とITO層30との2層
構造とした。この構造には、仮にソースバスライン24
を構成する金属層31の一部に膜の欠陥があったとして
も、ITO層30によって電気的に接続されるためソー
スバスライン24の断線を少なくすることができるとい
う利点がある。 【0059】上記のITO層30をパターニングしてソ
ースバスライン24の上層を形成すると同時に、画素電
極を構成する透明電極18を形成した。このようにする
ことで、透明電極18をソースバスライン24の形成時
に同時に作り込むことができ、層数増加を招くことがな
くなる。 【0060】次に、図4(b)に示すように、光感光性
樹脂のレジスト膜12からなる角落としされた断面が略
円形状の凸部14aおよび14bを反射電極19がパタ
ーニングされる領域の下に形成する。このとき、透明電
極18上には、液晶層に効率良く電圧を印加するために
凸部14aおよび14bを形成しない方が好ましいが、
たとえ、透明電極18上に凸部を形成したとしても光学
的には大きな影響を与えることはない。 【0061】ここで、この反射電極領域に形成された凸
部14aおよび14bの形成プロセスについて、図6
(a)〜図6(d)を参照しながら説明する。 【0062】まず、図6(a)に示すように、ガラス基
板11(実際は、図4(b)に示すように、ガラス基板
11上には、金属層31と下地電極31aとが既に形成
されている。)の上に、光感光性樹脂からなるレジスト
膜12をスピンコート方式により形成する。なお、レジ
スト膜12としては、後述する高分子樹脂膜15と同一
の材料であるOFPR−800の光感光性樹脂を、好ま
しくは500rpmから3000rpm、本実施形態で
は1500rpmで30秒スピンコートし、レジスト膜
12の厚さを2.5μmとした。 【0063】次に、このレジスト膜12が形成されたガ
ラス基板11を、例えば90℃で30分間プリベークす
る。 【0064】続いて、図7に示すような、例えば板体1
3cに2種類の円形のパターン孔13a、13bが形成
されているフォトマスク13を使用し、このフォトマス
ク13を、図6(b)に示すようにレジスト膜12の上
方に配置して、このフォトマスク13の上方から図の矢
印で示すように露光する。 【0065】なお、本実施形態におけるフォトマスク1
3は、直径5μmの円形をしたパターン孔13aと、直
径3μmの円形をしたパターン孔13bとがランダムに
配置されており、相互に近接するパターン孔の間隔は、
少なくとも2μm以上離隔されている。ただし、あまり
離隔し過ぎると、高分子樹脂膜15の上表面が連続する
波状となり難い。 【0066】次に、例えば東京応化製のNMD−3から
なる濃度2.38%の現像液を使用して現像を行なう。
これにより、図6(c)に示すように、ガラス基板11
の一方の反射電極領域に、高さの異なる微細な凸部14
a´、14b´が多数個形成される。これら凸部14a
´、14b´は上縁が角張っている。本実施形態では、
直径5μmのパターン孔13aによって高さ2.48μ
mの凸部14aが形成され、直径3μmのパターン孔1
3bによって高さ1.64μmの凸部14bが形成され
た。 【0067】これらの凸部14a´、14b´の高さ
は、パターン孔13a、13bの大きさ、露光時間、現
像時間によって変化させることが可能であり、パターン
孔13a、13bの大きさとしても、上述のサイズに限
定されるものではない。また、パターン孔の直径は、1
種類でもよい。 【0068】次に、図6(d)に示すように、凸部14
a´、14b´を形成したガラス基板11を200℃で
1時間加熱して熱処理を行なう。これによって、図6
(c)に示したように上端部に角部を有する現像された
ままの凸部14a´、14b´を軟化(熱だれ)させ
て、前記角部が丸くなった、つまり角落としされた断面
略円形状の凸部14a、14bを形成する。 【0069】上述したような工程により図4(b)に示
した凸部14a、14bは形成される。 【0070】次に、図5(a)に示すように、高分子樹
脂をガラス基板11上にスピンコートしてパターンニン
グし、高分子樹脂膜15を形成した。高分子樹脂膜とし
ては、上述したOFPR−800を使用し、好ましくは
1000rpm〜3000rpmでスピンコートする。
本実施形態では、2000rpmでスピンコートした。 【0071】これにより、凸部14a、14bが形成さ
れていないガラス基板11の上の部分が平坦であって
も、上表面が連続する波状をした高分子樹脂膜15が形
成されることになる。 【0072】次に、図5(b)に示すように、上述した
高分子樹脂膜15の上の所定箇所にAlからなる反射電
極19を、例えばスパッタリング法を用いて形成した。
反射電極19に使用するのに適した材料としては、Al
やAl合金の他に、例えば光反射効率の高いTa、N
i、Cr、Agなどを挙げることができ、反射電極19
の厚さとしては、0.01〜1.0μm程度が適してい
る。 【0073】このようにして作製された本実施形態にお
けるアクティブマトリクス基板20の裏面に、図示しな
い偏光板を貼り合わせ、さらにバックライトを偏光板の
外側に配設する。 【0074】ここで、透明電極18上の高分子樹脂膜1
5を除去した状態でAl膜を形成してしまうと電食が発
生してしまうが、これは、透明電極18上の高分子樹脂
膜15を残しておくことにより防止することが可能であ
る。 【0075】透明電極18上の高分子樹脂膜15をアッ
シング処理により除去するのと同時に、アクティブマト
リクス基板20の周辺端部に形成されたドライバーを接
続するための端子電極上の高分子樹脂膜15も併せて除
去しておくことにより、プロセスの効率化を図ることが
でき、液晶層に効率良く電圧を印加することが可能とな
る。 【0076】なお、高分子樹脂膜15を使用しない凹凸
部の形成プロセスでは、ITOからなる透明電極18と
Alからなる反射電極19との間に、Moなどの層を形
成する工程を経ることにより、電食を防止することが可
能となる。 【0077】このようにして形成された光反射効率の高
い材料からなる反射電極19は、上述したように高分子
樹脂膜15がその上を連続する波状となして形成されて
いるので、同様に上表面が連続する波状となる。 【0078】なお、表示領域の凸部または凹部の個数を
最適化することで明るいペーパーホワイト表示が可能と
なり、表示領域の凹凸が少なすぎると平坦部の正反射が
多くなってペーパーホワイト可能な散乱特性が実現でき
ない。また、多すぎると凹凸のランダム配置が困難とな
って反射光の干渉が発生する。現在の生産条件におい
て、反射型液晶表示装置では15000個/mm2の密
度、透過反射両用型液晶表示装置では5300個/mm
2の密度で、凸部が形成される。また、非表示領域につ
いては、凸部または凹部の密度が小さくなると、凸部形
成の場合には露光する面積が増加して最低膜厚の方に層
間絶縁膜の膜厚の存在頻度がシフトし、凹部形成の場合
には露光する面積が減少して最高膜厚の方に層間絶縁膜
の膜厚の存在頻度がシフトする。よって、非表示領域の
凹凸の個数を表示領域と近似させることで、表示領域と
非表示領域とにおいて、スペーサーを支持する表面とス
ペーサーとの相互作用の差をさらに小さくすることがで
きるので好ましい。 【0079】本実施形態においては、透明電極18をソ
ースバスライン24の形成と同時に形成しているが、ソ
ースバスライン24が金属層31とITO層30との2
層構造ではなく、金属層31の単層である場合には、透
明電極18の形成とソースバスライン24の形成とは、
別々であってもよい。 【0080】上述の方法で形成されたアクティブマトリ
クス基板20と、別途公知の方法で製造された対向基板
60とを貼り合わせて、液晶表示装置100を製造す
る。対向基板60は、ガラス基板11上の表示領域のほ
ぼ全面に対向電極(不図示)を有し、絵素領域の間隙お
よび非表示領域を遮光するためのブラックマトリクス3
2を有している。また、必要に応じてカラーフィルタ層
33を形成してもよい。なお、対向電極(不図示)は、
カラーフィルタ層33の液晶層70側に形成しても、基
板11側に形成してもよい。また、両基板20および6
0の液晶層70側表面には、必要に応じて、配向膜(不
図示)を形成し、配向処理が施される。 【0081】両基板20と60とのセルギャップは、少
なくとも一方の基板(20または60)上に散布される
セル内スペーサー34により一定値に保持され、シール
内スペーサー36を添加したシール剤により強固に接着
されている。なお、シール剤によって形成されるシール
部50は、液晶材料を注入するための開口部、いわゆる
注入口(不図示)を少なくとも1つ有している。注入口
は液晶材料を注入した後、硬化性樹脂を用いて封口され
る。 【0082】通常、シール内スペーサー36の大きさ
は、シール領域35に存在しない対向基板60のカラー
フィルタ層33の厚み等を考慮して、セル内スペーサー
34より数μm大きいものが選択され、シール領域35
近傍の表示領域38でガラス基板11の反りが生じない
ように最適化される。この最適化によってガラス基板の
そりを効果的に防止するためには、非表示領域37(シ
ール領域35を含む)における層間絶縁層15表面の基
板表面からの厚さhpと、表示領域38におけるスペー
サー支持面である反射電極19表面の基板表面からの高
さまたは反射電極で覆われていない層間絶縁層15表面
の基板表面からの高さhdが一定の関係を有している必
要がある。 【0083】このセル内スペーサー34として、本実施
の形態では、例えば、球状スペーサーである積水ファイ
ンケミカル社のミクロパールシリーズを使用し、シール
内スペーサー36としては、例えば、円柱状スペーサー
である日本電気硝子社製のガラスファイバーを使用し
た。 【0084】具体的なプロセスとしては、アクティブマ
トリクス基板20と対向基板60とに約100nmの厚
さで配向膜(不図示)を塗布してラビング処理を行い、
少なくとも一方の基板上にセル内スペーサー34を10
0(個/mm2)程度、均一に散布し、少なくとも一方
の基板上に、シール内スペーサー34を重量比1〜10
%程度添加した熱硬化型エポキシ系シール樹脂材料をデ
ィスペンサ塗布法またはスクリーン印刷法により塗布し
て両基板20と60とを貼り合わせた後、貼り合わせた
一対の基板20と60をプレス機による高圧力下で加熱
硬化した。その後、分断線41(図10)にそって分断
を行い、真空注入法にて液晶材料を注入、封口して液晶
表示セルを得た。 【0085】以下の実施形態1から3において、均一な
セルギャップを得るための層間絶縁層の構成およびその
製造方法を具体的に説明する。 【0086】(実施形態1)図8Aおよび図8Bを参照
しながら、実施形態1による反射透過両用型液晶表示装
置200を説明する。図8Aは、液晶表示装置200の
アクティブマトリクス基板80の絵素領域部の上面図を
示し、図8Bは、液晶表示装置200の部分断面図を示
す。なお、以下の図面において、先に説明した構成要素
と実質的に同一の構造および機能を有する構成要素には
同一の参照符号を付し、詳細な説明を省略する。本実施
形態1の液晶表示装置200においては、TFT21や
ゲートバスライン22およびソースバスライン24上の
層間絶縁層85の表面も凹凸形状としている。 【0087】TFT21やゲートバスライン22および
ソースバスライン24上の層間絶縁層85は、下地の段
差の影響を受けるので、他の領域の層間絶縁層85より
も基板表面からの高さが高くなる。従って、TFT21
やゲートバスライン22およびソースバスライン24上
の層間絶縁層85の表面も凹凸形状にすることにより、
他の領域の層間絶縁層85の表面とほぼ同じ高さにする
ことができ、均一なセルギャップを得ることができる。
さらに、TFT21やゲートバスライン22およびソー
スバスライン24上に、凹凸形状の表面を有する反射電
極領域を形成することができるので、さまざまな入射角
度の周囲光を表示光として更に有効に利用することがで
きる。 【0088】なお、図8Aに示していないが、ブラック
マトリクス32で遮光された、アクティブマトリクス基
板80の非表示領域37には、表示領域38の絵素領域
と実質的に同じ構成を有し、表示に寄与しないダミー絵
素(不図示)などを形成してもよい。また、ダミー絵素
が形成されていない場合でも、例えば、バスライン(ゲ
ート配線、ソース配線)と層間絶縁層が形成されている
場合、もしくは画像表示に寄与しないアクティブ素子と
層間絶縁層が形成されている場合、層間絶縁層のみが形
成されている場合がある。 【0089】本実施形態ではいずれの場合においても、
表示領域38と同じ遮光パターンを有するフォトマスク
を使用し、図6を参照しながら先に説明したように凸部
を形成し、表面に凹凸形状を有する層間絶縁層85を非
表示領域37にも形成している。非表示領域37の層間
絶縁層85の下にある配線等の影響は、必ずしも表示領
域38と同じではない。この層間絶縁層85について、
基板表面からの高さの分布(膜厚の分布)を断面SEM
観察法または干渉顕微鏡で測定した。その結果を、図9
に示すように、横軸に基板表面からの膜厚(基板表面か
らの反射電極表面の高さ)をおよそ0.2μm刻みで表
し、縦軸に存在度数を表すヒストグラムを作成した。こ
の図9から分かるように、基板表面からの膜厚分布は、
表示領域38と非表示領域37とで多少異なる。しかし
ながら、非表示領域37の層間絶縁層85の表面に凹凸
形状を形成し、表示領域38の層間絶縁層85の表面形
状と同じにすることで、液晶表示装置200のパネル全
面に同一のセル内スペーサー34を散布しても、均一な
セルギャップを得ることができる。なお、ここでは、反
射電極19の厚みを0.3μmにしているので、表示領
域と非表示領域とでほぼ同じパターンで層間絶縁層85
を形成したが、反射電極19の厚みが影響を与える場合
には、表示領域38の表面形状に反射電極19の厚みを
含み、非表示領域の表面形状を反射電極表面の形状と同
様にする。 【0090】本実施形態では、基板表面(ガラス表面)
からの凹凸形状部の平均厚さ(凹部の底点での厚さと凸
部の頂点での厚さの平均値)は約2μm、セル内スペー
サーの直径は約3μm、シール内スペーサーの直径は約
5.2μmとした。 【0091】更に、本実施形態には以下の利点もある。 【0092】層間絶縁層85の凹凸形状および膜厚は、
感光性樹脂を用いて凸部(図6の14aおよび14b)
を形成する際の条件、樹脂の塗布条件や露光条件、とり
わけ熱処理条件(熱だれ条件)に大きく依存し、生産ロ
ット間で数%程度の凹凸形状、膜厚のばらつきが発生す
る。表示領域38の凹凸形状や膜厚と非表示領域37の
シール領域35の凹凸形状が同様にばらつくため、セル
内スペーサー34の大きさに対するシール内スペーサー
36の最適大きさの関係は、製造条件が多少変化して
も、一定に保たれるので、セル内スペーサー34とシー
ル内スペーサー36の大きさの最適値からのずれによる
セルギャップ不良の発生を防止できる。 【0093】また、図10に示すように、マザーガラス
基板111から多面取り法を用いて液晶表示装置の液晶
パネル210を製造する場合には、液晶パネル210の
シール領域35のみならず、補強等のためにダミーシー
ル領域40を設ける場合がある。この場合には、ダミー
シール領域40にも層間絶縁層を形成し、その表面に液
晶表示装置の層間絶縁層と同様に凹凸形状を形成する。
これにより、セルのシール領域35とダミーシール領域
40で同じ大きさのシール内スペーサー36を使用して
も、液晶パネルのシール領域35とダミーシール領域4
0におけるセルギャップの違いによるマザーガラス基板
111の反りの発生を抑制・防止することができる。し
たがって、得られる液晶表示装置のセルギャップの均一
性を一層高めることができる。 【0094】更に、非表示領域37に存在する層間絶縁
層に凹凸を形成することを特徴とすることとした場合
は、セル内スペーサー34が凹凸の凹部に落ち込む場合
がある。このような状況下では、スペーサーの粒径より
も小さいセルギャップを均一に実現できる。一般にスペ
ーサーの粒径を小さくするに伴って製造歩留が大きく減
少するので、スペーサーの価格が上昇する。本発明によ
れば、例えば直径3μmのプラスチックスペーサーの使
用によって2μmの均一なセルギャップを得ることが可
能となる。なお、図面においては、見やすさのために、
凹凸部の間隔をスペーサーの直径よりも小さく示してい
るが、例えば図15(a)に示すように、スペーサーの
直径と同等の凹部が存在する場合もあり、または図15
(b)に示すように、スペーサーの直径よりも大きな凹
部が存在する場合もある。 【0095】なお、本実施形態では、非表示領域37の
層間絶縁層85の表面に表示領域38と同様の凹凸形状
を設けたが、例えば図16(a)に示すように、非表示
領域の層間絶縁層に段差を設けてもよい。この場合、非
表示領域の層間絶縁層表面における基板表面からの高さ
の最頻値(最も占める面積が広い基板表面からの高さ)
hmodeと、表示領域内の凹凸形状の反射層表面にお
ける基板表面からの最高高さHmax(例えば3μm)
および最低低さHmin(例えば2μm)とが、 Hmin−0.5≦hmode≦Hmax+0.5 (単位:μm) の関係を満たすように、非表示領域の絶縁層を形成する
ことにより、セル厚むらに起因する表示むらを許容範囲
内にすることが可能である。 【0096】さらに、図16(b−1)および(b−
2)に示すように、非表示領域内の絶縁層表面における
基板表面からの高さhと、表示領域内の凹凸形状の反射
層表面における基板表面からの最高高さHmaxおよび
最低低さHminとが、 Hmin−0.5≦h≦Hmax+0.5 (単位:μm) の関係を満たすように、非表示領域の絶縁層を形成する
ことにより、表示領域と非表示領域とで、スペーサーを
支持する表面とスペーサーとの相互作用の差を図16
(a)の場合よりもさらに小さくして、パネル全体にわ
たって均一なセル厚を実現することが可能となる。この
場合、非表示領域内の絶縁層の表面は、凹凸形状であっ
ても平坦であってもよい。。 【0097】さらに、図16(c)に示すように、表示
領域内の絶縁層と異なる形状であっても、非表示領域内
の絶縁層表面に凹凸形状を設けることにより、スペーサ
ーを支持する表面とスペーサーとの相互作用の差を図1
6(a)、(b−1)および(b−2)の場合よりもよ
り一層小さくして、パネル全体にわたって均一なセル厚
を実現することが可能となる。 【0098】(実施形態2)図11Aおよび11Bを参
照しながら、実施形態2による反射透過両用型液晶表示
装置300を説明する。図11Aは、液晶表示装置30
0のアクティブマトリクス基板90の絵素領域部の上面
図を示し、図11Bは、液晶表示装置300の部分断面
図を示す。 【0099】実施形態2では、実施形態1と異なり、表
示領域38のTFT21、ソースバスライン24および
ゲートバスライン22上には凸部(図6参照)を形成せ
ず、TFT21、ソースバスライン24およびゲートバ
スライン22上の層間絶縁層95上の表面には凹凸形状
が形成されず平坦な表面を有しているとともに、非表示
領域37の層間絶縁層95の表面も凹凸形状のない平坦
な表面となっている。すなわち、反射領域に形成された
層間絶縁層95が凹凸形状の表面を有している。 【0100】このアクティブマトリクス基板90の層間
絶縁層95の膜厚を実施形態1と同様にして測定した結
果を図12に示す。図12のヒストグラムから分かるよ
うに、表示領域38と非表示領域37では表面の凹凸状
態が異なっているが、最も分布の高い領域(M)は、い
ずれの領域においても平坦な部分である点が一致してい
る。なお、図11Aでは、バスライン上等の反射領域以
外の部分は一定の厚さの膜厚を有する平坦部になってお
り、かなりの割合を占める最も分布が高い領域になって
いる。そして、図11Bに示すように、表示領域の平坦
部は未露光部であるので、凹凸部に比べて膜厚が厚くな
る。 【0101】このため、表示領域38のセルギャップ
は、絵素領域内の層間絶縁層95の平坦部(例えば、上
述のように、TFT21、ソースバスライン24、ゲー
トバスライン22上に形成される)上のスペーサー34
によって制御され、非表示領域37のセルギャップも、
層間絶縁層95の平坦表面上のスペーサー34によって
制御されることとなり、バラツキの無い均一なセルギャ
ップが得られる。 【0102】本実施形態では、層間絶縁層の基板表面
(ガラス表面)からの厚さは約4μm、基板表面からの
凹凸形状部の平均厚さは約2μm、セル内スペーサーの
直径は約5.2μm、シール内スペーサーの直径は約
5.2μmとした。 【0103】なお、図11Bに示した例では、凹凸形状
の表面を有する層間絶縁層95の厚さが熱だれによっ
て、平坦な表面を有する層間絶縁層95の厚さよりも小
さくなっているが、製造条件を調整することによって、
図1のように平坦部と凹凸部の基板表面からの厚さ、ま
たはその上の反射電極表面の基板表面からの高さを同じ
にすることができる。凹凸形状の表面を有する層間絶縁
層95の下地となるレジスト(ポジ型)層12(図6参
照)を露光する際に、従来露光されなかった平坦部の下
地層を適当量露光することによって下地層の膜厚を減ら
し、その上に形成される層間絶縁層95の平坦部の基板
表面からの厚さを凹凸形状部の基板表面からの厚さ、ま
たはその上の反射電極表面の基板表面からの高さと同じ
にすることもできる。また、ネガ型レジストを用いた場
合にも、露光量を適宜調節することによって下地層の厚
さを調整し、層間絶縁層95の平坦部の基板表面からの
厚さを凹凸形状部またはその上の反射電極表面の基板表
面からの厚さと同じにすることもできる。このように、
膜厚を調整することによって、表示領域38と非表示領
域37とで、スペーサーを支持する表面の基板表面から
の厚さの分布を更に近づけることができるので、更に均
一なセルギャップを得ることができる。 【0104】なお、この実施形態においては、表示領域
38の平坦部と非表示領域37の平坦部とにおいて層間
絶縁層95の厚みを同じにしたが、この場合にも、例え
ば±0.5μm等の厚みの範囲を持たせても良い。 【0105】(実施形態3)図13を参照しながら、実
施形態3による反射透過両用型液晶表示装置400を説
明する。図13は、液晶表示装置400の部分断面図を
示す。液晶表示装置400は、シール部55で規定され
るアクティブマトリクス基板98のシール領域35に層
間絶縁層95を形成していない点において、実施形態1
および実施例2と異なる。この液晶表示装置400の液
晶パネルを図10に示した多面取り法を用いて作製する
場合、ダミーシール領域40には、シール領域35と同
様に、層間絶縁層95を設けない。 【0106】なお、シール領域35以外の層間絶縁層9
5の構成は、実施形態1の様に全面に凹凸形状を形成し
てもよいし、実施形態2の様に、表示領域38の一部と
非表示領域に平坦な表面を形成してもよい。また、図1
3に示したように、表示領域38に一部に平坦部を形成
し、非表示領域37を含む他の領域の表面に凹凸形状を
形成してもよい。 【0107】本実施形態では、基板表面からの層間絶縁
層の平坦部の厚さは約2μm、基板表面からの凹凸形状
部の平均厚さは約1.5μm、セル内スペーサーの直径
は約3μm、シール内スペーサーの直径は約7.0μm
とした。 【0108】シール領域35に層間絶縁層95を形成し
ない場合、シール内スペーサー36の大きさは、実施形
態1および2の場合より、層間絶縁層の厚さ分だけ大き
いものを使用することになる。これにより、シール剤を
基板に塗布又は印刷した状態から、貼り合わせ、加熱プ
レスした時の圧縮によるシール剤の膜厚の変化を比較的
小さくすることが可能になる。その結果、加熱プレス時
に、例えば、シール剤の成分である粘度の低いエポキシ
樹脂部分がフィラー部分と分離して変質する問題や、図
14に示す、分離したエポキシ樹脂部分39等が注入口
から表示領域38に流れこんで引き起こす表示不良を防
止することができる。また、シール剤と両基板60およ
び98との接着性が改善される。さらに、注入口の高さ
を大きくできるので、液晶材料の注入時間を大幅に短縮
できる。対角3.5インチのパネルについて、実施形態
2の構成と比較すると、約40分の注入時間が約20分
となった。 【0109】以上、反射透過両用型の液晶表示装置にお
いて実施形態を示したが、反射型の液晶表示装置におい
ても絵素領域に透明電極18部分が存在しないことのみ
が異なり、同様の効果が実現される。 【0110】 【発明の効果】上述したように、本発明によれば、表示
領域のセルギャップと非表示領域におけるセルギャップ
を同等にし、セルギャップのバラツキに起因する表示不
良の発生のない、液晶表示装置を提供することができ
る。本発明は、特に表示品質の優れた反射透過両用型の
液晶表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による反射透過両用型液晶表示装置の一
部を模式的に示す図である。(a)は上面図であり、
(b)は(a)のA−A’線に沿った断面図である。 【図2】反射透過両用型液晶表示装置のアクティブマト
リクス基板の上面図である。 【図3】反射透過両用型液晶表示装置のアクティブマト
リクス基板の製造方法を示すプロセス断面図である。 【図4】反射透過両用型液晶表示装置のアクティブマト
リクス基板の製造方法を示すプロセス断面図である。 【図5】反射透過両用型液晶表示装置のアクティブマト
リクス基板の製造方法を示すプロセス断面図である。 【図6】反射領域に形成される凹凸形状の表面を有する
層間絶縁層を製造するための下地層の製造方法を説明す
る断面図である。 【図7】図6に示した製造方法で用いられるフォトマス
クの例を示す図である。 【図8A】実施形態1の反射透過両用型液晶表示装置の
一部を模式的に示す上面図である。 【図8B】実施形態1の反射透過両用型液晶表示装置の
一部を模式的に示す断面図である。 【図9】実施形態1の反射透過両用型液晶表示装置の基
板表面からの膜厚分布を示すヒストグラムである。 【図10】実施形態1における反射透過両用型の液晶表
示装置の製造過程において多面取りを行う際のマザーガ
ラスの平面図である。 【図11A】実施形態2の反射透過両用型液晶表示装置
の一部を模式的に示す上面図である。 【図11B】実施形態2の反射透過両用型液晶表示装置
の一部を模式的に示す断面図である。 【図12】実施形態2の反射透過両用型液晶表示装置の
層間絶縁層の膜厚分布を示すヒストグラムである。 【図13】実施形態3の反射透過両用型液晶表示装置の
一部を模式的に示す断面図である。 【図14】シール材料が成分分離して引き起こす表示不
良の様子をあらわす平面図である。 【図15】スペーサーの直径と凹部の大きさについて、
他の例を示す断面図である。 【図16】非表示領域と表示領域の断面形状について、
他の例を示す図である。 【図17】従来の液晶表示装置におけるセルギャップの
バラツキによる表示不良を説明するための図である。
(a)は上面図、(b)は部分断面図である。 【符号の説明】 11 ガラス基板 11a ゲート絶縁膜 14 凸部 15 層間絶縁層 18 透明電極 19 反射電極 20 アクティブマトリクス基板 21 薄膜トランジスタ 22 ゲートバスライン 23 ゲート電極 24 ソースバスライン 25 ソース電極 26 ドレイン電極 27 半導体層 28 コンタクト層 29 コンタクトホール 30 ITO層 31 金属層 32 ブラックマトリクス 33 カラーフィルタ層 34 セル内スペーサー 35 シール領域 36 シール内スペーサー 37 非表示領域 38 表示領域 39 シール材料から分離したエポキシ樹脂等 40 ダミーシール 41 分断線
フロントページの続き (72)発明者 藤岡 正悟 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 鳴瀧 陽三 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H089 HA07 QA14 TA02 TA05 TA09 TA12 TA13 2H090 HA04 HA07 HB13X HC11 HC12 HD03 LA01 LA02 LA04 LA15 LA20 2H092 GA13 GA15 GA16 GA17 GA19 HA04 HA05 JA24 JB05 JB06 JB08 JB57 KB25 MA13 NA25 PA03 PA08 PA09

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 第1及び第2基板と、該第1基板と該第
    2基板との間に挟持された液晶層とを有し、該液晶層に
    電圧を印加する一対の電極によって規定される複数の絵
    素領域を有する表示領域と、該表示領域の周辺の非表示
    領域とを有する液晶表示装置であって、 該絵素領域は、透過領域と反射領域とを有し、 該第1基板は、該表示領域内に、該複数の絵素領域毎に
    設けられた反射領域を有し、該反射領域は、凹凸形状の
    表面を有する絶縁層と、該絶縁層上に形成された反射層
    とを有し、且つ、 該第1基板は、該非表示領域内にも絶縁層を有し、該非
    表示領域内の絶縁層は、凹凸形状の表面を有する液晶表
    示装置。
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