JP2003227981A - 光ファイバケーブル用スロット - Google Patents
光ファイバケーブル用スロットInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】着色樹脂を用いることなく光ファイバ収納溝を
特定できるようにして、樹脂のリサイクルユースにおい
て原色の樹脂が再現可能となるようにした光ファイバケ
ーブル用スロットを提供すること。 【解決手段】円周方向に区画されてそれが長手方向に沿
って延びる複数のリブによって画成された複数の光ファ
イバ収納溝I 〜V を有する樹脂製の光ファイバケーブル
用スロット10において、このスロット10は中央部に
配置したテンションメンバ12外周上を被覆する1種類
の単色樹脂から成るスロット層で構成され、識別のため
に特定した所定の光ファイバ収納溝I に隣接するリブ1
3の外形状が、スロット全長にわたって他のリブの外形
状と異なっていること。
特定できるようにして、樹脂のリサイクルユースにおい
て原色の樹脂が再現可能となるようにした光ファイバケ
ーブル用スロットを提供すること。 【解決手段】円周方向に区画されてそれが長手方向に沿
って延びる複数のリブによって画成された複数の光ファ
イバ収納溝I 〜V を有する樹脂製の光ファイバケーブル
用スロット10において、このスロット10は中央部に
配置したテンションメンバ12外周上を被覆する1種類
の単色樹脂から成るスロット層で構成され、識別のため
に特定した所定の光ファイバ収納溝I に隣接するリブ1
3の外形状が、スロット全長にわたって他のリブの外形
状と異なっていること。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、円周方向に区画され
てそれが長手方向に沿って延びる複数のリブによって画
成された複数の光ファイバ収納溝を有する樹脂製の光フ
ァイバケーブル用スロットに関する。
てそれが長手方向に沿って延びる複数のリブによって画
成された複数の光ファイバ収納溝を有する樹脂製の光フ
ァイバケーブル用スロットに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のSZ溝を有する光ファイバ
ケーブルの断面図であり、図3において光ファイバケー
ブル1は中心に単鋼線や鋼撚線等から成るテンションメ
ンバ2を備えた熱可塑性樹脂から構成されたスロット3
の外周面に、所定反転角で交互に螺旋の向きが反転する
螺旋溝4(溝I 〜溝V )が5条刻設され、この5条の螺
旋状溝4にテープ状光ファイバ心線5を収納し、最外周
に押さえ巻き層6を介してシース7が被覆されている。
ケーブルの断面図であり、図3において光ファイバケー
ブル1は中心に単鋼線や鋼撚線等から成るテンションメ
ンバ2を備えた熱可塑性樹脂から構成されたスロット3
の外周面に、所定反転角で交互に螺旋の向きが反転する
螺旋溝4(溝I 〜溝V )が5条刻設され、この5条の螺
旋状溝4にテープ状光ファイバ心線5を収納し、最外周
に押さえ巻き層6を介してシース7が被覆されている。
【0003】この光ファイバケーブル1を使用するとき
は、シース7と押さえ巻き層6を切り裂いてテープ状光
ファイバ心線5を露出させて配線するが、溝I 〜溝V に
収納されている光ファイバ心線5は各溝すべて同じ種類
の光ファイバ心線5が収納されているわけではないの
で、どの溝に如何なる光ファイバ心線5が収納されてい
るのかを即座に判別できないと配線作業に手間がかかっ
た。
は、シース7と押さえ巻き層6を切り裂いてテープ状光
ファイバ心線5を露出させて配線するが、溝I 〜溝V に
収納されている光ファイバ心線5は各溝すべて同じ種類
の光ファイバ心線5が収納されているわけではないの
で、どの溝に如何なる光ファイバ心線5が収納されてい
るのかを即座に判別できないと配線作業に手間がかかっ
た。
【0004】そこで、このような状況を避けるために、
従来はスロット3の螺旋溝4を構成している5つのリブ
8−1,8−2〜8−5のうち、識別のために必要な特
定なリブ、例えば8−1の一部を、シース7と押さえ巻
き層6を切り裂いた時に、外から見て他のリブと異なる
ことが認識できるように、着色されたトレーサ用の樹脂
で形成していた。
従来はスロット3の螺旋溝4を構成している5つのリブ
8−1,8−2〜8−5のうち、識別のために必要な特
定なリブ、例えば8−1の一部を、シース7と押さえ巻
き層6を切り裂いた時に、外から見て他のリブと異なる
ことが認識できるように、着色されたトレーサ用の樹脂
で形成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の光ファイバ収納溝を有する光ファイバケーブル
用スロット3は、本来のスロット本体である原色の樹脂
部分と識別用の着色樹脂から構成されることになるか
ら、このスロットをリサイクルして再使用しようとし
て、解体後に再ペレット化した場合に、原色樹脂と着色
樹脂とが混ざり合って、商品価値のない色(トレーサ用
の着色樹脂により原色と異なる色に変色する)となって
しまうという問題点を有していた。また、着色樹脂を極
力少なくしてリサイクル時の変色を防ごうとすると、ト
レーサが不鮮明になるという不都合があった。
た従来の光ファイバ収納溝を有する光ファイバケーブル
用スロット3は、本来のスロット本体である原色の樹脂
部分と識別用の着色樹脂から構成されることになるか
ら、このスロットをリサイクルして再使用しようとし
て、解体後に再ペレット化した場合に、原色樹脂と着色
樹脂とが混ざり合って、商品価値のない色(トレーサ用
の着色樹脂により原色と異なる色に変色する)となって
しまうという問題点を有していた。また、着色樹脂を極
力少なくしてリサイクル時の変色を防ごうとすると、ト
レーサが不鮮明になるという不都合があった。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みて成された
もので、その目的とするところは、着色樹脂を用いるこ
となく光ファイバ収納溝を特定できるようにして、樹脂
のリサイクルユースにおいて原色の樹脂が再現可能とな
るようにした光ファイバケーブル用スロットを提供する
ことにある。
もので、その目的とするところは、着色樹脂を用いるこ
となく光ファイバ収納溝を特定できるようにして、樹脂
のリサイクルユースにおいて原色の樹脂が再現可能とな
るようにした光ファイバケーブル用スロットを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の光ファイバケーブル用スロットは、円周方
向に区画されてそれが長手方向に沿って延びる複数のリ
ブによって画成された複数の光ファイバ収納溝を有する
樹脂製の光ファイバケーブル用スロットであって、この
スロットは中央部に配置したテンションメンバ外周上を
被覆する1種類の単色樹脂から成るスロット層で構成さ
れ、識別のために特定した所定の光ファイバ収納溝に隣
接するリブの外形状が、スロット全長にわたって他のリ
ブの外形状と異なっている。これによれば、スロットが
識別のために他のリブ形状とは異なるリブ形状を形成し
た1種類の単色樹脂だけで構成されているので、リサイ
クル時において、テンションメンバとの樹脂の分離だけ
ですみ、スロットを構成する樹脂本来の色が変色するこ
となくスロットの再生産が可能である。
に、本発明の光ファイバケーブル用スロットは、円周方
向に区画されてそれが長手方向に沿って延びる複数のリ
ブによって画成された複数の光ファイバ収納溝を有する
樹脂製の光ファイバケーブル用スロットであって、この
スロットは中央部に配置したテンションメンバ外周上を
被覆する1種類の単色樹脂から成るスロット層で構成さ
れ、識別のために特定した所定の光ファイバ収納溝に隣
接するリブの外形状が、スロット全長にわたって他のリ
ブの外形状と異なっている。これによれば、スロットが
識別のために他のリブ形状とは異なるリブ形状を形成し
た1種類の単色樹脂だけで構成されているので、リサイ
クル時において、テンションメンバとの樹脂の分離だけ
ですみ、スロットを構成する樹脂本来の色が変色するこ
となくスロットの再生産が可能である。
【0008】本発明の光ファイバケーブル用スロット
は、前記隣接するリブは前記特定した光ファイバ収納溝
を挟む2つの隣接リブであることが好ましい。これによ
れば、リブ形状が異なる2つのリブ間の収納溝が特定の
溝であると認識できるから、光ファイバケーブルの使用
時における収納溝の特定がし易い。
は、前記隣接するリブは前記特定した光ファイバ収納溝
を挟む2つの隣接リブであることが好ましい。これによ
れば、リブ形状が異なる2つのリブ間の収納溝が特定の
溝であると認識できるから、光ファイバケーブルの使用
時における収納溝の特定がし易い。
【0009】本発明の光ファイバケーブル用スロット
は、前記2つの隣接リブに形成されたそれぞれの外形状
が、互いに種類の異なる外形状であることが好ましい。
これによれば、例えば、一方のリブ幅が細く、もう一方
のリブ幅が太く形成しておけば、収納溝の回転方向にお
ける順序もすぐに見分けられる。
は、前記2つの隣接リブに形成されたそれぞれの外形状
が、互いに種類の異なる外形状であることが好ましい。
これによれば、例えば、一方のリブ幅が細く、もう一方
のリブ幅が太く形成しておけば、収納溝の回転方向にお
ける順序もすぐに見分けられる。
【0010】本発明の光ファイバケーブル用スロット
は、前記リブに形成された外形状は、他のリブの外形状
とリブ幅が異なっていることが好ましい。これによれ
ば、シースと押さえ巻き層を切り裂いて配線する敷設作
業時に、外から見て他のリブとリブ幅の違いを見分ける
だけで、特定の収納溝を容易に識別できる。
は、前記リブに形成された外形状は、他のリブの外形状
とリブ幅が異なっていることが好ましい。これによれ
ば、シースと押さえ巻き層を切り裂いて配線する敷設作
業時に、外から見て他のリブとリブ幅の違いを見分ける
だけで、特定の収納溝を容易に識別できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1及び図2に基づ
いて説明する。図1は本発明の光ファイバケーブル用ス
ロットの断面図であり、(a)は第1の実施形態を示
し、(b)は第2の実施形態を示す。また、図2は本発
明の光ファイバケーブル用スロットの製造過程における
リブ形成方法を説明するためのもので、(a)は溶融機
を示す断面図であり、(b)は押出し用ダイスの正面図
である。
いて説明する。図1は本発明の光ファイバケーブル用ス
ロットの断面図であり、(a)は第1の実施形態を示
し、(b)は第2の実施形態を示す。また、図2は本発
明の光ファイバケーブル用スロットの製造過程における
リブ形成方法を説明するためのもので、(a)は溶融機
を示す断面図であり、(b)は押出し用ダイスの正面図
である。
【0012】図1(a)において、本発明の光ファイバ
ケーブル用スロット10は、中心に単鋼線から成るテン
ションメンバ12を備えた熱可塑性樹脂で構成され、そ
の外周面に5つの螺旋状の収納溝I から収納溝V が刻設
されている。この5条の螺旋状の収納溝I から収納溝V
に、例えば4心等の各種のテープ状光ファイバ心線がそ
れぞれ積層状態で収納されて光ファイバケーブルが形成
される。
ケーブル用スロット10は、中心に単鋼線から成るテン
ションメンバ12を備えた熱可塑性樹脂で構成され、そ
の外周面に5つの螺旋状の収納溝I から収納溝V が刻設
されている。この5条の螺旋状の収納溝I から収納溝V
に、例えば4心等の各種のテープ状光ファイバ心線がそ
れぞれ積層状態で収納されて光ファイバケーブルが形成
される。
【0013】そして、収納溝V と収納溝I との間のリブ
13のリブ幅h1は、他のリブ14〜17のリブ幅h2
に比べ、スロット10全長にわたって細く形成されてい
る。したがって、配線作業時において、光ファイバケー
ブル用スロット10を取り巻いているシースと押さえ巻
き層を切り裂いて、リブ13を露出させたときに、外か
ら見て他のリブと異なることが認識できるので、収納溝
I あるいは収納溝V を識別することが可能となり、それ
らの溝を基準としてどの収納溝に如何なる種類の光ファ
イバが収納されているかを判別することができる。
13のリブ幅h1は、他のリブ14〜17のリブ幅h2
に比べ、スロット10全長にわたって細く形成されてい
る。したがって、配線作業時において、光ファイバケー
ブル用スロット10を取り巻いているシースと押さえ巻
き層を切り裂いて、リブ13を露出させたときに、外か
ら見て他のリブと異なることが認識できるので、収納溝
I あるいは収納溝V を識別することが可能となり、それ
らの溝を基準としてどの収納溝に如何なる種類の光ファ
イバが収納されているかを判別することができる。
【0014】上記実施形態では、リブ13のリブ幅のみ
が細くなっていたが、例えば他の実施形態として図1
(b)に示すように、光ファイバケーブル用スロット1
0’の収納溝I の両隣接リブ13’と14’のリブ幅が
他のリブ15’,16’,17’と異なるように形成し
ておいても良い。この場合、特に、リブ13’のリブ幅
h1’が細く、リブ14’のリブ幅h2’が太く、その
他のリブ15’,16’,17’のリブ幅h3’がリブ
幅h1’とh2’の中間の太さに形成されている。
が細くなっていたが、例えば他の実施形態として図1
(b)に示すように、光ファイバケーブル用スロット1
0’の収納溝I の両隣接リブ13’と14’のリブ幅が
他のリブ15’,16’,17’と異なるように形成し
ておいても良い。この場合、特に、リブ13’のリブ幅
h1’が細く、リブ14’のリブ幅h2’が太く、その
他のリブ15’,16’,17’のリブ幅h3’がリブ
幅h1’とh2’の中間の太さに形成されている。
【0015】これにより、溝幅の異なる2つのリブ1
3’と14’間が第1の溝I であることをより確実に特
定することができる。そして、リブ13’からリブ1
4’(またはリブ14’からリブ13’)に向かう方向
に溝が順次収納溝II、収納溝III・・・(または収納溝I
、収納溝V ・・・)であるとしておけば、他の収納溝
も即座に判別可能となる。
3’と14’間が第1の溝I であることをより確実に特
定することができる。そして、リブ13’からリブ1
4’(またはリブ14’からリブ13’)に向かう方向
に溝が順次収納溝II、収納溝III・・・(または収納溝I
、収納溝V ・・・)であるとしておけば、他の収納溝
も即座に判別可能となる。
【0016】上述の如く、収納溝識別のためにリブ幅を
変えるだけで、従来のもののように着色した樹脂を使用
していないので、スロットをリサイクルユースする時の
樹脂の色は原色に近い色となり、樹脂の利用価値が下が
るようなことはない。
変えるだけで、従来のもののように着色した樹脂を使用
していないので、スロットをリサイクルユースする時の
樹脂の色は原色に近い色となり、樹脂の利用価値が下が
るようなことはない。
【0017】次に、図2に基づいて、本発明の光ファイ
バケーブル用スロット10の製造過程におけるリブ形成
方法について説明する。図2(a)において、20は溶
融機でありその中心部にテンションメンバ21を案内導
入するマンドレル22が配置され、ヘッド部23には押
出し樹脂温度制御のためのヒータ24と熱電対25が設
けられていると共に、先端部に押出し用ダイス26が設
けられている。
バケーブル用スロット10の製造過程におけるリブ形成
方法について説明する。図2(a)において、20は溶
融機でありその中心部にテンションメンバ21を案内導
入するマンドレル22が配置され、ヘッド部23には押
出し樹脂温度制御のためのヒータ24と熱電対25が設
けられていると共に、先端部に押出し用ダイス26が設
けられている。
【0018】光ファイバケーブル用スロット10の製造
は、マンドレル22にテンションメンバ21を送り込
み、螺旋状の収納溝を形成する場合には押出し用ダイス
26を回転させながら、テンションメンバ21上に溶融
樹脂Cを押し出していく。
は、マンドレル22にテンションメンバ21を送り込
み、螺旋状の収納溝を形成する場合には押出し用ダイス
26を回転させながら、テンションメンバ21上に溶融
樹脂Cを押し出していく。
【0019】押出し用ダイス26は図2(b)に示すよ
うに、収納溝を形成するための山部26aと谷部26b
と開口部26cが形成され、谷部26bの形状によりリ
ブの形状が決定される。第1の実施形態のスロット10
を製造するには、第1谷部21b−1が他の谷部より細
く形成されている。そのため溶融樹脂Cが押出し用ダイ
ス26を介して押し出されると、図1(a)に示すよう
な、細いリブ幅を持つリブ13を有するスロット10が
形成される。
うに、収納溝を形成するための山部26aと谷部26b
と開口部26cが形成され、谷部26bの形状によりリ
ブの形状が決定される。第1の実施形態のスロット10
を製造するには、第1谷部21b−1が他の谷部より細
く形成されている。そのため溶融樹脂Cが押出し用ダイ
ス26を介して押し出されると、図1(a)に示すよう
な、細いリブ幅を持つリブ13を有するスロット10が
形成される。
【0020】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、例えば、光ファイバ収納溝の数や形状(螺旋
溝、SZ溝等)は特に限定されるものでなく、またリブ
幅も自由に設定できる。また、スロットを形成するため
の樹脂としては熱可塑性樹脂が好ましく、特にポリエチ
レン樹脂であればより好適である。
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、例えば、光ファイバ収納溝の数や形状(螺旋
溝、SZ溝等)は特に限定されるものでなく、またリブ
幅も自由に設定できる。また、スロットを形成するため
の樹脂としては熱可塑性樹脂が好ましく、特にポリエチ
レン樹脂であればより好適である。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
れる。
【0022】(a)請求項1に係る発明によれば、スロ
ットが識別のために他のリブ形状とは異なるリブ形状を
形成した1種類の単色樹脂だけで構成されているので、
リサイクル時において、テンションメンバとの樹脂の分
離だけですみ、スロットを構成する樹脂本来の色が変色
することなくスロットの再生産が可能である。
ットが識別のために他のリブ形状とは異なるリブ形状を
形成した1種類の単色樹脂だけで構成されているので、
リサイクル時において、テンションメンバとの樹脂の分
離だけですみ、スロットを構成する樹脂本来の色が変色
することなくスロットの再生産が可能である。
【0023】(b)請求項2に係る発明によれば、リブ
形状が異なる2つのリブ間の収納溝が特定の溝であると
認識できるから、光ファイバケーブルの使用時における
収納溝の特定がし易い。
形状が異なる2つのリブ間の収納溝が特定の溝であると
認識できるから、光ファイバケーブルの使用時における
収納溝の特定がし易い。
【0024】(c)請求項3に係る発明によれば、例え
ば、一方のリブ幅が細く、もう一方のリブ幅が太く形成
しておけば、収納溝の回転方向における順序もすぐに見
分けられる。
ば、一方のリブ幅が細く、もう一方のリブ幅が太く形成
しておけば、収納溝の回転方向における順序もすぐに見
分けられる。
【0025】(d)請求項4に係る発明によれば、シー
スと押さえ巻き層を切り裂いて配線する敷設作業時に、
外から見て他のリブとリブ幅の違いを見分けるだけで、
特定の収納溝を容易に識別できる。
スと押さえ巻き層を切り裂いて配線する敷設作業時に、
外から見て他のリブとリブ幅の違いを見分けるだけで、
特定の収納溝を容易に識別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバケーブル用スロットの断面
図であり、(a)は第1の実施形態を示し、(b)は第
2の実施形態を示す。
図であり、(a)は第1の実施形態を示し、(b)は第
2の実施形態を示す。
【図2】本発明の光ファイバケーブル用スロットの製造
過程におけるリブ形成方法を説明するためのもので、
(a)は溶融機を示す断面図であり、(b)は押出し用
ダイスの正面図である。
過程におけるリブ形成方法を説明するためのもので、
(a)は溶融機を示す断面図であり、(b)は押出し用
ダイスの正面図である。
【図3】従来のSZ溝を有する光ファイバケーブルの断
面図である。
面図である。
10、10’・・・光ファイバケーブル用スロット
12、21・・・テンションメンバ
13〜17・・・リブ
13’〜17’・・・リブ
20・・・溶融機
22・・・マンドレル
23・・・ヘッド部
24・・・ヒータ
25・・・熱電対
26・・・押出用ダイス
26a・・・山部
26b・・・谷部
26b−1・・・第1谷部
26c・・・開口部
C・・・溶融樹脂
h1,h2・・・リブ
h1’〜h3’・・・リブ
I 〜V ・・・収納溝
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 山崎 昭実
千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ
クラ佐倉事業所内
(72)発明者 松澤 隆志
千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ
クラ佐倉事業所内
(72)発明者 山中 正義
千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ
クラ佐倉事業所内
(72)発明者 末松 道雄
千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ
クラ佐倉事業所内
Fターム(参考) 2H001 BB07 DD01 KK12
Claims (4)
- 【請求項1】円周方向に区画されてそれが長手方向に沿
って延びる複数のリブによって画成された複数の光ファ
イバ収納溝を有する樹脂製の光ファイバケーブル用スロ
ットであって、このスロットは中央部に配置したテンシ
ョンメンバ外周上を被覆する1種類の単色樹脂から成る
スロット層で構成され、識別のために特定した所定の光
ファイバ収納溝に隣接するリブの外形状が、スロット全
長にわたって他のリブの外形状と異なっている光ファイ
バケーブル用スロット。 - 【請求項2】前記隣接するリブは前記特定した光ファイ
バ収納溝を挟む2つの隣接リブである請求項1記載の光
ファイバケーブル用スロット。 - 【請求項3】前記2つの隣接リブに形成されたそれぞれ
の外形状は、互いに種類の異なる外形状である請求項2
記載の光ファイバケーブル用スロット。 - 【請求項4】前記リブに形成された外形状は、他のリブ
の外形状とリブ幅が異なっている請求項1乃至3の何れ
かに記載の光ファイバケーブル用スロット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002026560A JP2003227981A (ja) | 2002-02-04 | 2002-02-04 | 光ファイバケーブル用スロット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002026560A JP2003227981A (ja) | 2002-02-04 | 2002-02-04 | 光ファイバケーブル用スロット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003227981A true JP2003227981A (ja) | 2003-08-15 |
Family
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