JP2003226620A - 毛髪洗浄剤組成物 - Google Patents

毛髪洗浄剤組成物

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JP2003226620A
JP2003226620A JP2002061157A JP2002061157A JP2003226620A JP 2003226620 A JP2003226620 A JP 2003226620A JP 2002061157 A JP2002061157 A JP 2002061157A JP 2002061157 A JP2002061157 A JP 2002061157A JP 2003226620 A JP2003226620 A JP 2003226620A
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surfactant
hair
acid
type surfactant
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JP2002061157A
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English (en)
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Takuji Nozawa
卓司 野澤
Akio Suzuki
明夫 鈴木
Saori Koshizaka
沙緒利 越坂
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Toho Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Toho Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 毛髪のコンディショニング効果に優れ、低刺
激で毛髪および頭皮に対して温和で、かつ起泡性、生分
解性が良好な毛髪洗浄剤組成物を提供する。 【解決手段】 (A)アミドカチオン型界面活性剤と、
(B)アミノ酸系界面活性剤と、(C)アルキル硫酸エ
ステル塩型界面活性剤と、(D)両性界面活性剤を配合
し、配合量が毛髪洗浄剤組成物全量中に(A)を0.1
〜5重量%配合し、((B)+(C)+(D))成分の
合計の配合量は、固型分中50重量%以上であり、
((B)+(C))成分の合計と(D)成分の配合比
((B)+(C)):(D)は固型分中の重量比で(1
〜5):1である毛髪用洗浄剤組成物を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪洗浄剤組成物
に関し、さらに詳しくは毛髪のコンディショニング効果
に優れ、低刺激で毛髪および頭皮に対して温和で、かつ
起泡性、生分解性が良好な毛髪洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、毛髪洗浄剤組成物には、界面活性
剤としてアルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン
アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸
塩、α−オレフィンスルホン酸塩等のアニオン界面活性
剤が多く用いる。しかしながら、アニオン界面活性剤は
優れた洗浄性を有し、きしみやつっぱり感はないもの
の、泡切れが悪く、洗髪の際に毛髪の汚れのみならず、
頭髪に必要な皮脂成分をも必要以上に除去してしまい毛
髪の柔軟性、毛髪の滑りに乏しいなどの欠点がある。そ
こで、これらを改良するために高級アルコール、炭化水
素、シリコーンなどの油分の配合が検討されているが、
少量の配合では所望の効果が得られず、また多量に配合
した場合には泡立ちが悪くなるなどの問題がある。そこ
でこれらの問題を解決するために、使用感に優れた特定
のN−アシルアミノ酸型界面活性剤を洗浄剤の主基剤と
して用いることが検討(特開昭50−150701、特
開昭63−2962)されているが、N−アシルアミノ
酸型界面活性剤を洗浄剤の主基剤として用いた場合に
は、起泡力の点で充分満足の出来るものではなかった。
【0003】また、毛髪へのコンディショニング効果、
特に柔軟性を得るために、カチオン界面活性剤である第
4級アンモニウム塩が使用されている。しかしながら、
一般的に使用される第4級アンモニウム塩は、毛髪に対
する柔軟性には優れているものの、滑らかさ、しっとり
感に関して十分な効果が得られず、また生分解性が悪く
使用後河川等へ放出された場合、環境への配慮より生分
解性が問題となる場合がある。そこで第4級アンモニウ
ム塩より、安全性、生分解性が良好であると考えられる
アミドカチオン型界面活性剤を用いた洗浄剤組成物が提
案されている。(特開平9−302382、特開平10
−1693、特開平10−81900)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、毛
髪のコンディショニング効果に優れ、低刺激で毛髪およ
び頭皮に対して温和で、かつ起泡性、生分解性が良好な
毛髪洗浄剤組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意検討を重ねた結果、(A)下記一般式
(1) RCONH(CHN(RCHCH(OH)CHOH・X (1) (式中、Rは直鎖又は分岐した炭素数7〜23の飽和
もしくは不飽和脂肪酸残基、Rは炭素数1〜3のアル
キル基、nは1〜5の整数、Xはハロゲン原子を表
す。)で表されるアミドカチオン型界面活性剤と、
(B)下記一般式(2) RCON(R)(CH−T (2) (式中、Rは直鎖又は分岐した炭素数5〜23の飽和
もしくは不飽和の脂肪酸残基を表し、Rは水素または
メチル基を表し、bは1または2の整数を表し、Tは−
COOMまたは−SOM、Mは水素またはアルカリ金
属、アルカリ土類金属、アンモニウムまたはアルカノー
ルアミンを表す。)で表されるアミノ酸系界面活性剤
と、(C)下記一般式(3) RO(CHO)−SOM (3) (式中、Rは直鎖又は分岐した炭素数8〜22のアル
キル基もしくはアルケニル基を表し、cは0〜5の整数
を表し、Mは水素またはアルカリ金属、アルカリ土類金
属、アンモニウムまたはアルカノールアミンを表す。)
で表されるアルキル硫酸エステル塩型界面活性剤と、
(D)両性界面活性剤を配合することにより、上記要件
を満たす毛髪洗浄剤組成物が得られることを見い出し、
本発明を完成させた。
【0006】すなわち、本発明によれば、毛髪洗浄剤組
成物全量中にアミドカチオン型界面活性剤(A)成分を
0.1〜5重量%、アミノ酸系界面活性剤(B)成分と
アルキル硫酸エステル塩型界面活性剤(C)成分と両性
界面活性剤(D)成分の合計の配合量は、固型分中50
重量%以上であり、アミノ酸系界面活性剤(B)成分と
アルキル硫酸エステル塩型界面活性剤(C)成分の合計
と両性界面活性剤(D)成分の配合比((B)+
(C)):(D)は固型分中の重量比で(1〜5):1
である毛髪洗浄剤組成物を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の毛髪用組成物に
ついて詳述する。本発明に使用される(A)成分として
のアミドカチオン型界面活性剤としては、高級脂肪酸或
いは高級脂肪酸アルキルエステル、もしくはグリセリド
とジメチルアミノプロピルアミン等のアミンを公知の脱
水反応、エステル交換反応により得られるアミドアミン
化合物に、水または低級アルコール中あるいは水/低級
アルコール混合溶媒中で、エピクロロヒドリンまたは3
−クロロ−1,2−プロパンジオール等を原料として合
成されるものでよい。
【0008】具体的には、ラウリン酸アミドプロピル−
N,N−ジメチル−N−(2,3−ジヒドロキシプロピ
ル)アンモニウムクロライド、ミリスチン酸アミドプロ
ピル−N,N−ジメチル−N−(2,3−ジヒドロキシ
プロピル)アンモニウムクロライド、パルミチン酸アミ
ドプロピル−N,N−ジメチル−N−(2,3−ジヒド
ロキシプロピル)アンモニウムクロライド、ステアリン
酸アミドプロピル−N,N−ジメチル−N−(2,3−
ジヒドロキシプロピル)アンモニウムクロライド、ベヘ
ン酸アミドプロピル−N,N−ジメチル−N−(2,3
−ジヒドロキシプロピル)アンモニウムクロライド、オ
レイン酸アミドプロピル−N,N−ジメチル−N−
(2,3−ジヒドロキシプロピル)アンモニウムクロラ
イド、ヤシ脂肪酸アミドプロピル−N,N−ジメチル−
N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)アンモニウムク
ロライド、パーム脂肪酸アミドプロピル−N,N−ジメ
チル−N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)アンモニ
ウムクロライド、牛脂脂肪酸アミドプロピル−N,N−
ジメチル−N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)アン
モニウムクロライド、イソステアリン酸アミドプロピル
−N,N−ジメチル−N−(2,3−ジヒドロキシプロ
ピル)アンモニウムクロライド、ラウリン酸アミドエチ
ル−N,N−ジエチル−N−(2,3−ジヒドロキシプ
ロピル)アンモニウムクロライド、ミリスチン酸アミド
エチル−N,N−ジエチル−N−(2,3−ジヒドロキ
シプロピル)アンモニウムクロライド、パルミチン酸ア
ミドエチル−N,N−ジエチル−N−(2,3−ジヒド
ロキシプロピル)アンモニウムクロライド、ステアリン
酸アミドエチル−N,N−ジエチル−N−(2,3−ジ
ヒドロキシプロピル)アンモニウムクロライド、ベヘン
酸アミドエチル−N,N−ジエチル−N−(2,3−ジ
ヒドロキシプロピル)アンモニウムクロライド、
【0009】オレイン酸アミドエチル−N,N−ジエチ
ル−N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)アンモニウ
ムクロライド、ヤシ脂肪酸アミドエチル−N,N−ジエ
チル−N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)アンモニ
ウムクロライド、パーム脂肪酸アミドエチル−N,N−
ジエチル−N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)アン
モニウムクロライド、牛脂脂肪酸アミドエチル−N,N
−ジエチル−N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)ア
ンモニウムクロライド、イソステアリン酸アミドエチル
−N,N−ジエチル−N−(2,3−ジヒドロキシプロ
ピル)アンモニウムクロライド、ラウリン酸アミドプロ
ピル−N,N−ジエチル−N−(2,3−ジヒドロキシ
プロピル)アンモニウムクロライド、ミリスチン酸アミ
ドプロピル−N,N−ジエチル−N−(2,3−ジヒド
ロキシプロピル)アンモニウムクロライド、パルミチン
酸アミドプロピル−N,N−ジエチル−N−(2,3−
ジヒドロキシプロピル)アンモニウムクロライド、ステ
アリン酸アミドプロピル−N,N−ジエチル−N−
(2,3−ジヒドロキシプロピル)アンモニウムクロラ
イド、ベヘン酸アミドプロピル−N,N−ジエチル−N
−(2,3−ジヒドロキシプロピル)アンモニウムクロ
ライド、オレイン酸アミドプロピル−N,N−ジエチル
−N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)アンモニウム
クロライド、ヤシ脂肪酸アミドプロピル−N,N−ジエ
チル−N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)アンモニ
ウムクロライド、パーム脂肪酸アミドプロピル−N,N
−ジエチル−N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)ア
ンモニウムクロライド、牛脂脂肪酸アミドプロピル−
N,N−ジエチル−N−(2,3−ジヒドロキシプロピ
ル)アンモニウムクロライド、イソステアリン酸アミド
プロピル−N,N−ジエチル−N−(2,3−ジヒドロ
キシプロピル)アンモニウムクロライド等が挙げられ
る。これらの中でもステアリン酸アミドプロピル−N,
N−ジメチル−N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)
アンモニウムクロライド、ベヘン酸アミドプロピル−
N,N−ジメチル−N−(2,3−ジヒドロキシプロピ
ル)アンモニウムクロライドが特に好適に用いられる。
本発明では、これらのアミドカチオン型界面活性剤の中
から1種又は2種以上を任意に用いることができる。
【0010】(B)成分のアミノ酸系界面活性剤として
は、アミノ酸と脂肪酸クロライドとの縮合反応により得
られるもので必要に応じて中和され使用されるものでよ
く、具体的には、カプリン酸クロライド、ラウリン酸ク
ロライド、ミリスチン酸クロライド、パルミチン酸クロ
ライド、ステアリン酸クロライド、オレイン酸クロライ
ド、ベヘニン酸クロライド、ヤシ油脂肪酸クロライド等
の脂肪酸クロライドとグリシン、サルコシン、β−アラ
ニン、N−メチル−β−アラニン、タウリン、N−メチ
ルタウリン等の広義のアミノ酸との反応物が挙げられ
る。また対イオンとしては、水素原子、ナトリウム、カ
リウム、リチウム等のアルカリ金属、カルシウム、マグ
ネシウム等のアルカリ土類金属、アンモニア、アルカノ
ールアミン等のアンモニウム類、アルギニン、リジン等
の塩基性アミノ酸等の中和物が挙げられ、これらの中で
もヤシ油脂肪酸タウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチ
ルタウリンナトリウムが特に好適に用いられる。本発明
では、これらのアミノ酸系界面活性剤の中から1種又は
2種以上を任意に用いることができる。
【0011】(C)成分のアルキル硫酸エステル塩型界
面活性剤としては、炭素数8〜22の直鎖もしくは分岐
鎖アルコールまたは該アルコールにアルカリもしくは酸
触媒存在下エチレンオキシドを付加して得られたアルコ
ールエトキシレートを無水硫酸もしくはクロルスルホン
酸で硫酸化した後中和して製造されるものでよく、具体
的には、ヤシ油、パーム油などの天然油脂由来の直鎖ア
ルコール、オレフィンからオキソ法で誘導された分岐鎖
を含む合成アルコール、エチレンからチーグラー法で誘
導された直鎖アルコールなどから得られる直鎖もしくは
分岐鎖アルコールまたは該アルコールにアルカリもしく
は酸触媒存在下エチレンオキシドを付加して得られたア
ルコールエトキシレートを無水硫酸もしくはクロルスル
ホン酸で硫酸化した後中和した、ラウリル硫酸エステル
塩、ラウリルエーテル硫酸エステル塩(エチレンオキシ
ド平均付加モル数=1,2,3,5)、ミリスチル硫酸
エステル塩、ミリスチルエーテル硫酸エステル塩(エチ
レンオキシド平均付加モル数=1,2,3,5)、炭素
数12〜13アルキル硫酸エステル塩、炭素数12〜1
3アルキルエーテル硫酸エステル塩(エチレンオキシド
平均付加モル数=1,2,3,5)などがあり、塩の種
類としてはナトリウム、カリウム、リチウム等のアルカ
リ金属、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金
属、アンモニア、アルカノールアミン等のアンモニウム
類、アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸等が挙げら
れ、これらの中でもラウリル硫酸エステルナトリウム、
ラウリルエーテル(3)硫酸エステルナトリウムが特に
好適に用いられる。本発明では、これらのアルキル硫酸
エステル塩型界面活性剤の中から1種又は2種以上を任
意に用いることができる。
【0012】(D)成分の両性界面活性剤としては、毛
髪洗浄剤組成物に汎用されているものでよく、例えば、
カルボキシベタイン型両性界面活性剤、アミドベタイン
型両性界面活性剤、スルホベタイン型両性界面活性剤、
ヒドロキシスルホベタイン型両性界面活性剤、アミドス
ルホベタイン型両性界面活性剤、ホスホベタイン型両性
界面活性剤、イミダゾリン型両性界面活性剤などが挙げ
られ、具体的には、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイ
ン、ヤシ油アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウ
リル酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤ
シ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイ
ン、パーム油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸
ベタイン、N−ラウロイル−N′−カルボキシメチル−
N′−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、
N−ココイル−N′−カルボキシメチル−N′−ヒドロ
キシエチルエチレンジアミンナトリウム、ラウリルジメ
チルアミノ酢酸ヒドロキシスルホベタイン、ヤシ油アル
キルジメチルアミノ酢酸ヒドロキシスルホベタイン、ラ
ウリル酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ヒドロキシ
スルホベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチル
アミノ酢酸ヒドロキシスルホベタイン、パーム油脂肪酸
アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ヒドロキシスルホベ
タインなどが挙げられ、これらの中でもラウリルジメチ
ルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジ
メチルアミノ酢酸ベタイン、N−ラウロイル−N′−カ
ルボキシメチル−N′−ヒドロキシエチルエチレンジア
ミンナトリウムが特に好適に用いられる。本発明では、
これらの両性界面活性剤の中から1種又は2種以上を任
意に用いることができる。
【0013】アミドカチオン型界面活性剤(A)成分の
毛髪洗浄剤組成物中の配合量は、目的とする製品によっ
て適宜決定され特に制限されるものではないが、好まし
くは0.1〜5重量%、更に好ましくは0.5〜3重量
%が好ましい。0.1重量%未満では毛髪に十分なコン
ディショニング効果が得られず、5重量%を越えると毛
髪にごわつき感を生じることがある。
【0014】アミノ酸系界面活性剤(B)成分、アルキ
ル硫酸エステル塩型界面活性剤(C)成分、両性界面活
性剤(D)成分の毛髪洗浄剤組成物中の配合量は、目的
とする製品によって適宜決定され特に制限されるもので
はないが、毛髪洗浄剤組成物中アミノ酸系界面活性剤
(B)成分とアルキル硫酸エステル塩型界面活性剤
(C)成分と両性界面活性剤(D)成分の合計の配合量
は、50重量%以上であり、特に好ましくは70〜90
重量%が好ましい。50重量%未満では十分な起泡性と
洗浄効果が得られないことがある。
【0015】アミノ酸系界面活性剤(B)成分、アルキ
ル硫酸エステル塩型界面活性剤(C)成分の合計と両性
界面活性剤(D)成分の毛髪洗浄剤組成物中の配合比
((B)+(C)):(D)は、目的とする製品によっ
て適宜決定され特に制限されるものではないが、毛髪洗
浄剤組成物中アミノ酸系界面活性剤(B)成分とアルキ
ル硫酸エステル塩型界面活性剤(C)成分の合計と両性
界面活性剤(D)成分の配合比((B)+(C)):
(D)は、固形分中で重量比(1〜5):1であり、特
に好ましくは(2〜4):1で配合するのが好ましい。
アミノ酸系界面活性剤(B)成分とアルキル硫酸エステ
ル塩型界面活性剤(C)成分の合計((B)+(C))
の配合比が重量比5より多い場合は、満足のいく感触が
得られず、1未満では洗浄剤組成物として十分な泡立ち
と洗浄効果が得られない場合がある。
【0016】本発明は、以上の各成分を特定の配合組成
で混合することによって製造される。その配合組成は、
開発担当者が通常行っている配合試験によって決定する
ことができる。
【0017】本発明の洗浄剤組成物には、発明の効果を
損なわない範囲で、さらに洗浄剤に通常使用されるポリ
オキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩、アルキ
ルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエー
テルスルホコハク酸塩、アルキルリン酸エステル塩、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩、
ポリオキシエチレンアルキルモノエタノールアミド硫酸
塩、アルキルエチルエステルスルホン酸塩、高級脂肪酸
塩などのナトリウム、カリウム、マグネシウム、アンモ
ニウム、トリエタノールアミン、アルギニン、リジン等
のアニオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル等の非イオン界面活性剤、カチオン化セルロー
ス、カチオン化グアガム等の陽イオン変性水溶性高分
子、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース等の水溶性高分子、アルキロールアミ
ド等の増粘剤、エチレングリコール脂肪酸エステル等の
パール化剤、dl−α−トコフェロール等の酸化防止
剤、高級脂肪酸類、高級アルコール類、炭化水素類、高
級アルコール脂肪酸エステル、シリコーン類、動植物油
脂類、香料キレート剤、酵素、アミノ酸、薬効剤、保湿
成分、抗炎症剤、殺菌剤、防腐剤、紫外線吸収剤、有機
および無機粉体、色素、香料などを必要に応じて配合す
ることができる。
【0018】
【実施例】次に、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は実施例に限定されるものではない。な
お、タンパク質変性率試験(試験方法1)によるアミド
カチオン型界面活性剤と4級アンモニウム塩の比較を表
1に示した。また、実施例1〜15及び比較例1〜10
を常法により調製し、効果の測定を以下の試験方法(試
験方法2、試験方法3、試験方法4)にて実施し、結果
を表2〜表6に示した。本実施例中で用いた試験方法は
下記の通りである。含有量は重量%である。
【0019】試験方法1(タンパク質変性率試験法) 水系高速液体クロマトグラフィーを用いて卵白アルブミ
ンpH7緩衝溶液に試料濃度1%になるように試料を加
え、添加24時間後の卵白アルブミン変性率を220n
mの吸収ピークを用いて測定した。 変性率(%)=100×(Ho−Hs)/Ho Ho:卵白アルブミンの220nm吸収ピークの高さ Hs:卵白アルブミン緩衝溶液に試料を加えた時の22
0nm吸収ピークの高さ測定結果を下記評価基準で評価
した。 ◎…卵白アルブミン変性率 40%未満 ○…卵白アルブミン変性率 40%以上60%未満 △…卵白アルブミン変性率 60%以上80%未満 ×…卵白アルブミン変性率 80%以上
【0020】試験方法2(泡立ち、泡質(きめの細か
さ)) 調整した組成物を試料濃度1%溶液、300mlを作成
し、ジュースミキサーで30秒間撹拌混合した直後の泡
高を測定し(測定温度40℃)、また泡質については、
泡高測定後の試料を目視で観察し、下記評価基準で評価
した。 (泡立ち、泡質(きめの細かさ)の評価基準) ◎:泡高160mm以上で泡質(きめの細かさ)非常に
良好 ○:泡高155〜160mmで泡質(きめの細かさ)良
好 △:泡高150〜155mmで泡質(きめの細かさ)普
通 ×:泡高150mm以下で泡質(きめの細かさ)不良
【0021】試験方法3(使用感(柔軟性、滑らかさ、
しっとり感)) 調整した組成物を女性10名の専門パネラーにて、使用
感(柔軟性、滑らかさ、しっとり感)を官能的に比較
し、総合評価と併せて下記評価基準で評価した。 ◎:良いと答えた人が8人以上の場合 ○:良いと答えた人が6〜7人の場合 △:良いと答えた人が3〜5人の場合 ×:良いと答えた人が2人以下の場合
【0022】試験方法4(総合評価) 上記評価(泡立ち、泡質(きめの細かさ)の評価)(使
用感(柔軟性、滑らかさ、しっとり感))結果をポイン
ト制(◎:3ポイント、○:2ポイント、△:1ポイン
ト、×:0ポイント)にしてその合計より、下記基準で
評価した。ポイントの多いものが良い総合評価となる。 ◎:12ポイント以上 ○:8〜11ポイント △:4〜7ポイント ×:3ポイント以下
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】
【表5】
【0028】
【表6】
【0029】実施例1〜15及び比較例1〜10より明
らかなように、本発明の毛髪洗浄剤組成物は、安全性に
優れ、高起泡性で、毛髪に十分な使用感(柔軟性、滑ら
かさ、しっとり感)を付与することに優れた性能を示し
た。
【0030】
【発明の効果】上記記載のごとく、本発明は毛髪に第4
級アンモニウム塩同等の柔軟性と、第4級アンモニウム
塩では不十分であった、滑らかさ、しっとり感を付与す
ることに優れ、また低刺激で、起泡性に優れ、生分解性
の良好な毛髪洗浄剤組成物を提供する事が出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AC642 AC661 AC691 AC692 AC711 AC712 AC781 AC792 BB07 CC33 EE07 EE10 EE12 EE50

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記一般式(1) RCONH(CH(RCHCH(OH)CHOH・X (1) (式中、Rは直鎖又は分岐した炭素数7〜23の飽和
    もしくは不飽和脂肪酸残基、Rは炭素数1〜3のアル
    キル基、aは1〜5の整数、Xはハロゲン原子を表
    す。)で表されるアミドカチオン型界面活性剤と、
    (B)下記一般式(2) RCON(R)(CH−T (2) (式中、Rは直鎖又は分岐した炭素数5〜23の飽和
    もしくは不飽和の脂肪酸残基を表し、Rは水素または
    メチル基を表し、bは1または2の整数を表し、Tは−
    COOMまたは−SOM、Mは水素またはアルカリ金
    属、アルカリ土類金属、アンモニウムまたはアルカノー
    ルアミンを表す。)で表されるアミノ酸系界面活性剤
    と、(C)下記一般式(3) RO(CHCHO)−SOM (3) (式中、Rは直鎖又は分岐した炭素数8〜22のアル
    キル基もしくはアルケニル基を表し、cは0〜5の整数
    を表し、Mは水素またはアルカリ金属、アルカリ土類金
    属、アンモニウムまたはアルカノールアミンを表す。)
    で表されるアルキル硫酸エステル塩型界面活性剤と、
    (D)両性界面活性剤を含有する毛髪洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 毛髪洗浄剤組成物全量中にアミドカチオ
    ン型界面活性剤(A)成分の配合量が0.1〜5重量%
    である請求項1の毛髪洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 アミノ酸系界面活性剤(B)成分とアル
    キル硫酸エステル塩型界面活性剤(C)成分と両性界面
    活性剤(D)成分の合計の配合量は、固型分中50重量
    %以上であり、アミノ酸系界面活性剤(B)成分とアル
    キル硫酸エステル塩型界面活性剤(C)成分の合計と両
    性界面活性剤(D)成分の配合比((B)+(C)):
    (D)は固型分中の重量比で(1〜5):1である請求
    項1および2の毛髪洗浄剤組成物。
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