JP2003226532A - 板ガラスの複合曲げ装置と複合曲げガラス板の成形方法 - Google Patents

板ガラスの複合曲げ装置と複合曲げガラス板の成形方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスハース曲げ法による曲げガラス板の生産
において、最終ベッドを複合曲げガラス用のベッドに取
替えたとしても最終ベッドで傷が発生せず、かつ最終ベ
ッドに接続される冷却装置の搬送系のレベルを比較的高
く保つことのできる複合曲げガラス板の成形装置が提供
される。さらに望ましくは、品種切替え時における最終
ベッドのレベル調整作業の簡便さを失うことがなく、ガ
スハース曲げ法の特徴である高い生産効率を維持できる
複合曲げガラス板の成形装置。 【解決手段】複合曲げガラス用の最終ベッドが、入口側
端部よりも少なくとも出口側端部の方が低い高さレベル
であるベッド、または、入口端部側と出口端部側の任意
の中間部にある高さレベルの変位点までは搬送面の高さ
レベルが平坦であって、変位点から出口側端部にかけて
は搬送面の高さレベルが漸次低減するベッド、または、
入口側端部から出口側端部まで平坦なベッド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用の窓ガラ
スのように複合曲面を有するガラス板を成形する板ガラ
スの複合曲げ装置と、該装置を使用する複合曲げガラス
板の成形方法に関する発明である。本明細書における複
合曲面を有するガラス板とは、直交するX−Y軸の回り
に曲面を形成した3次元的形状の板ガラスであり、特
に、Z軸の正負の一方にのみ凸状に湾曲した所望の曲率
を有するガラス板である。
【0002】
【従来の技術】自動車用窓ガラスなどに使用される湾曲
ガラス板は、型枠に載置されている板ガラスを加熱軟化
し重力作用により垂下させて曲げる重力曲げ方法、型を
使用して加熱された板ガラスをプレス曲げするプレス曲
げ方法、ハースベッドから噴出される高温ガスにより板
ガラスを浮揚、移動させながら曲げるガスハース曲げ方
法、板ガラスをロール搬送しながら搬送ロールの形状に
倣って曲げるローラハース曲げ方法などにより曲げ成形
されており、湾曲ガラス板の大きさ、形状によって適宜
使い分けされている。
【0003】ガスハース炉により曲げ成形する方法は生
産性が高く、低コストで生産できるメリットを有してい
るが、ガラス板の搬送方向と直角であるベッドの幅方向
に対して曲率を有する単一曲げガラス板を製造するのは
容易であるのに対して、搬送方向に曲げられている複合
曲げガラス板を製造することはその構造上容易ではなか
った。以下では、ガラス板の搬送方向をベッドの長手方
向とし、長手方向を横断する搬送方向と直角な方向をベ
ッドの幅方向と表現する。ガスハース曲げ法は加熱炉内
に連続して並べられたハースベッドの上を、該ハースベ
ッド表面に対してほぼ垂直にベッドの裏面から表面に貫
通したガス噴出口を通して高温ガスを噴出することによ
り板ガラスを浮上させて、該板ガラスを加熱炉の入口側
から出口側へと搬送しながら加熱していく間に、板ガラ
スの自重により該ハースベッドに倣った形状に次第に曲
げ成形する方式である。
【0004】搬送方向の曲率半径が数万mmの複合曲げ
ガラス板を連続的に成形するためには、板ガラスを湾曲
させる方向に、例えば下方向に搬送しながら高温軟化状
態にあるガラス板を冷却することにより所望の湾曲形状
に固化する必要がある。
【0005】板ガラスを搬送方向に複合曲げする装置と
しては、特公昭49−10331号公報(米国特許第3
409422号明細書)記載の装置がよく知られてい
る。この装置はガスハース炉の最終に近いベッド以降の
複数のハースベッドの搬送面と、ガスハース出口部の最
終ベッドに接続される冷却装置の搬送面とを、板ガラス
の搬送方向にも湾曲している複合曲面状としてある。該
複合曲面状のベッドと冷却装置は搬送方向に次第に下向
きに傾斜させて配置することにより板ガラスを複合曲面
状に曲げる装置である。この装置ではベッドと冷却装置
とが順次下向きに接続して配置されているので最終製品
として取出す高さレベルが低くなりすぎるという問題が
あった。また、単一曲げガラス板と複合曲げガラス板の
製造を相互に切替える際には、加熱炉内の最終に近い複
数のベッドと該ベッドに接続される冷却装置とを取り替
える必要があり、さらには、複数のベッド間の傾斜角度
と接続の調整、および最終ベッドと冷却装置の接続と傾
斜角度の調整を行う必要があり、製品切替え作業の労力
が甚大であった。
【0006】上記以外の複合曲げガラス板の成形装置と
して、特開平5−9037号公報(米国特許第6014
873明細書)、特開平6−191867号公報(米国
特許第5522912明細書)、特開平8−15122
1号公報記載の装置が提案されている。特開平5−90
37号公報記載の装置では、ガラス成形炉の出口近傍に
おいてベッドが上がり勾配となっており、かつ所定の曲
率を持つ上方に凸にされた複曲面形状を有する搬送面に
沿って板ガラスを移送することにより複合曲げすること
を特徴としている。しかしながら、単一曲げガラス板生
産から複合曲げガラス板の生産へ製品切替えをする時に
おいて、ベッドの交換だけでなくベッドの傾斜角度をも
精緻に調整する必要がある。さらにまた、ベッドが上が
り勾配に傾けて設置されているので、次工程の冷却装置
の高さレベルを高く保持できる点では好ましいものの、
ガラス板に傷を発生させる点では望ましくないことがあ
る。
【0007】特開平6−191867号公報記載の装置
では、加熱炉の出口に近い最終ベッドはその上面が加熱
炉の出口に向って前上がり形状とされ、しかも最終ベッ
ドの上面のうち少なくとも加熱炉の出口に近い部分は板
ガラスの搬送方向に沿って湾曲していることを特徴とし
ている。しかしながら、前記特開平5−9037号公報
に開示された技術と同様に、単一曲げガラス板から複合
曲げガラス板の生産へ製品切替えをする時において、ベ
ッドの交換だけでなくベッドの傾斜角度をも精緻に調整
する必要がある。また、ベッドが上がり勾配であること
は、次工程の冷却装置の高さレベルを高く保持できる点
では好ましいものの、ガラス板に傷を発生させる点では
望ましくないことがある。
【0008】本出願人の出願に係わる特開平8−151
221号(特許第2809596号)公報に記載される
装置を使用する場合には、ベッド支持台の上で最終ベッ
ドを、板ガラスの搬送方向軸心からわずかな角度振るだ
けで複合曲げガラス板を製造する工程に切換えできるの
で、品種に応じて特別な最終ベッドを用意する必要がな
く、また、品種切り替え時の調整が容易であることを特
徴としている。しかしながら、曲率半径の小さいガラス
板を製造しようとすると、最終ベッドの振り角度が大き
くなり最終ベッドと一つ手前のベッドとの隙間が広がっ
て噴出エアー圧の低下をきたすことになる。噴出エアー
圧の低下により板ガラスを浮上させる浮力が低下し、搬
送されてくる板ガラスはベッドと擦れを生じて傷の発生
や割れが発生し易くなる。
【0009】
【特許文献1】特公昭49−10331号公報
【特許文献2】特開平5−9037号公報
【特許文献3】特開平6−191867号公報
【特許文献4】特開平8−151221号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】単一曲げガラスを生産
するために建設されたガスハース曲げ成形装置を使用し
て複合曲げガラス板を効率よく生産する時に、まず製品
となるガラスに傷を発生させることがないこと、次に、
次工程の冷却装置の高さレベルが低くなりすぎないこ
と、さらには、曲率の異なるガラス製品を生産するため
の切替え作業が簡便、かつ容易であることが重要であ
る。前記した従来技術は、特に曲率半径の小さい複合曲
げガラス板を製造する際に、製品となるガラス板に傷を
発生させることがないこと、次工程の冷却装置の高さレ
ベルが低くなりすぎないことを両立させるに十分な技術
であるとは言えない。さらには、曲率の異なるガラス製
品を生産するための切替え作業が簡便、かつ容易である
とも言えない。本発明は上記の課題を解決することを目
的とする。
【0011】本出願人は先に、板ガラスの複合曲げ装置
の発明について特許出願(特願2001−115984
号)をした。この発明の板ガラスの複合曲げ装置は、最
終ベッドの搬送面が上方に凸状のベッドであり、加熱炉
の入り口側から出口側にかけて搬送方向に対してほぼ水
平に設定されたベッド支持台の出口側端部における最終
ベッドをベッド支持台の上にガラス板の搬送方向に傾け
ることなく単に載置するだけであるので、複合曲げの曲
率が異なるガラス品種を生産する時の切替え作業が極め
て容易である。しかしながら、曲率半径が小さくなり上
方に突き出る凸状頂点の突起高さが高くなると、即ち、
板ガラスが搬送されてきた方向に対して上向き勾配を形
成する凸状頂点の突起高さが高くなると、ガスハース炉
の操業条件によっては傷を発生し易くなることが判明し
た。本発明は、前記の発明の技術的背景を引継ぐもので
あるが、最終ベッドの形状をさらに工夫し傷の発生を極
力抑えている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、最終ベッドを
側面側から見た時に、該最終ベッドの搬送面の凸状頂点
が上方に突き出る突起高さをできるだけ低くして、か
つ、該最終ベッドの出口側端部の高さレベルをできるだ
け高くするベッド形状とベッドの配置を特徴とする。板
ガラス搬送方向の搬送面の曲率半径が小さい時には、凸
状頂点の突起高さが大きくなり、搬送されてくる板ガラ
スの下面と接触し、板ガラスの下面に傷を発生し易くな
る。これを回避するために、漸次ベッド搬送面の高さレ
ベルが低減するベッドを使用すれば傷の発生は大幅に解
消されるのであるが、板ガラスが最終ベッドから離れる
出口側端部の高さが低くなりすぎる問題がある。出口側
端部の高さが低いと、次工程の冷却装置の高さが低くな
り、とりわけ最終ベッドの搬送面が湾曲形状であると冷
却装置の高さが可及的に低くなり、冷却装置の後半の搬
送系が床レベル以下になってしまい、場合によってはピ
ットが必要となる。
【0013】凸状頂点で発生する傷と冷却装置の搬送系
の高さレベルとの両者の問題を解消するためには、凸状
頂点の高さをある程度下げて、それに応じて出口側端部
の高さを下げた最終ベッドを使用することにより両者の
バランスを取ることが好ましい。または、ベッドの出口
側のみを漸次下り勾配に直線状、または上方に湾曲する
形状とした最終ベッドを使用することが好ましい。この
ようなベッドは、曲率値、または直線勾配値が同じであ
れば、搬送面が入口側端部から漸次低減するベッドより
も出口側端部を高く保てる。さらにまた、従来の最終ベ
ッドのまま、または望ましくは、ベッドの出口側端部を
面取りした最終ベッドを使用することにより、頂点部が
なく、かつ最終ベッドの出口側端部を高く保てる。
【0014】本発明の最終ベッドは、最終ベッドの入口
側端部より出口側端部の高さレベルを低くするベッドで
あるか、最終ベッドの中央部付近の変位点から漸次搬送
面の高さレベルが低減するベッドであるか、入口側端部
から出口側端部まで平坦なベッドであるか、または、入
口側端部から出口側端部まで平坦であって、出口側端部
が面取りされているベッドであるか、入り口側端部と出
口側端部の高さレベルが同じで上方に湾曲する凸状搬送
面を有するベッドであるか、入り口側端部より出口側端
部の方がやや高さレベルが高い上方に湾曲する凸状搬送
面を有するベッドである。
【0015】もう少し具体的に説明すると、第一の形態
のベッドは、最終ベッドが板ガラスの搬送方向に直角な
ベッドの幅方向に対して所定の曲率を有する上方に湾曲
する凸状の搬送面を有するベッドであり、かつ、板ガラ
スの搬送方向における該最終ベッドの両端部の高さレベ
ルが、入口側端部より出口側端部の方が低い高さレベル
のベッドであり、かつ、該最終ベッドの底面が加熱炉の
ベッド支持台の上に板ガラスの搬送方向に少なくとも上
向きに傾けられることなく、即ち、搬送方向に沿って、
または搬送方向に対して下向きに載置されることを特徴
とするベッドである。ここで、最終ベッドの入口側端部
と出口側端部の中間部に形成された搬送面の変位点の一
種である凸状頂点は入口側端部の高さレベルよりも高い
レベルに設置される。さらに、板ガラスの搬送方向およ
び搬送方向に直角な幅方向の両方向に対して所定の曲率
を有する上方に湾曲した搬送面を有する板ガラスの冷却
装置が、最終ベッドの出口側端部において、該最終ベッ
ドの側面から見て漸次高さレベルが低減してゆく上方に
湾曲した搬送面に沿って延長する方向に、即ち接線方向
に、または該接線方向に対して上向きに、または該接線
方向に対して下向きの傾斜状態に、最終ベッドの出口側
端部に接続角度(α)を持たせて接続されることによ
り、板ガラスが複合曲げされる。
【0016】第二の形態のベッドは、最終ベッドの板ガ
ラスの搬送方向に対する高さレベルが、入口端部側と出
口端部側の任意の中間部にある高さレベルの変位点まで
は平坦であって、該変位点から出口側端部にかけては搬
送面が漸次高さレベルを低減してゆく直線状、または、
漸次高さレベルを低減していく上方に湾曲した形状を有
するベッドであり、かつ、該最終ベッドの底面が加熱炉
のベッド支持台の上に板ガラスの搬送方向に少なくとも
上向きに傾けられることなく、即ち、搬送方向に沿っ
て、または搬送方向に対して下向きに載置されることを
特徴とするベッドである。さらに、板ガラスの搬送方向
および搬送方向に直角な幅方向の両方向に対して所定の
曲率を有する上方に湾曲した搬送面を有する板ガラスの
冷却装置が、最終ベッドの出口側端部において、該最終
ベッドの側面から見て漸次高さレベルが低減してゆく上
方に湾曲した搬送面に沿って、あるいは最終ベッドの側
面から見て漸次高さレベルが低減してゆく直線状の搬送
面に沿って延長する方向に、即ち接線方向に、または該
接線方向に対して上向きに、または該接線方向に対して
下向きの傾斜状態に、最終ベッドの出口側端部に接続角
度(α)を持たせて接続されることにより、板ガラスが
複合曲げされる。
【0017】第三の形態のベッドは、最終ベッドの入口
側端部から出口側端部まで平坦であって、望ましくは出
口側端部が面取りされたベッドであり、かつ、該最終ベ
ッドの底面が加熱炉のベッド支持台の上に板ガラスの搬
送方向に少なくとも上向きに傾けられることなく、即
ち、搬送方向に沿って、または搬送方向に対して下向き
に載置されるベッドである。さらに、最終ベッドの出口
側端部において、次工程の冷却装置が該最終ベッドの面
取り部を除く主搬送面に対して下向きの傾斜状態に、あ
るいは、面取り部の搬送面に沿って延長する方向に、即
ち接線方向に、または該接線方向に対して上向きに、ま
たは該接線方向に対して下向きの傾斜状態に、最終ベッ
ドの出口側端部に接続角度(α)を持たせて接続される
ことにより、板ガラスが複合曲げされる。
【0018】本発明により、最終ベッドの出口側端部の
高さレベルをできるだけ高く保持すると同時に、板ガラ
スに傷を発生させることの少ない最終ベッドと板ガラス
の複合曲げ装置を提供できる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明により、ガスハース曲げ法
による曲げガラス板の生産において、最終ベッドを複合
曲げガラス用のベッドに取替えたとしても最終ベッドで
傷が発生せず、かつ最終ベッドに接続される冷却装置の
搬送系のレベルを比較的高く保つことのできる複合曲げ
ガラス板の成形装置が提供される。さらに望ましくは、
品種切替え時における最終ベッドのレベル調整作業の簡
便さを失うことがなく、ガスハース曲げ法の特徴である
高い生産効率を維持できる複合曲げガラス板の成形装置
が提供される。
【0020】本発明における第一の形態の最終ベッド
は、板ガラスの搬送方向と直角なベッドの幅方向に対す
る該ベッドの搬送面がガラス製品の曲率にほぼ一致する
所定の曲率を有する上方に湾曲する形状であり、かつ、
板ガラスの搬送方向に対する搬送面は、ベッドの側面側
から見たときに、上方に湾曲する凸状頂点を有するベッ
ドである。湾曲搬送面の曲率半径が小さく凸状頂点が入
口側端部の高さレベルよりもあまりにも高くなりすぎる
と傷を発生しやすくなるので、該最終ベッドは、入口側
端部の高さレベルより出口側端部の高さレベルの方が低
いレベルとなるような形状、または配置とする。このよ
うな最終ベッドの搬送面は、入口側端部の高さレベルか
ら変位点となる頂点にかけて上がり勾配となり、頂点以
降は下がり勾配となって、出口側端部の高さレベルは入
口側端部の高さレベルよりもやや低くなる。最終ベッド
底面の入り口側端部を基点としてベッドを搬送方向に下
向きに回転させ、上がり勾配を形成しないところまで凸
状頂点の位置を下げてしまうと出口側端部の高さレベル
が低くなりすぎて、次工程の冷却装置の高さレベルの確
保に支障をきたす。
【0021】出口側端部の高さレベルが低いベッドは、
入口側端部の高さレベルより他方の出口側端部の高さレ
ベルの方が低いベッドを予め作製しておくか、または、
ガスハース炉の出口側端部にある最終ベッドのベッド支
持台のみを搬送方向に対して下向きに設定しておいて、
支持台の上に最終ベッドを載置することにより、最終ベ
ッドの出口側端部の高さレベルを低くできる。例えば、
入り口側端部と出口側端部の高さレベルが同じで上方に
湾曲する凸状搬送面を有するベッドを、搬送方向に対し
て下向きに設定された支持台に載置することにより、出
口側端部の高さレベルをある程度高く保持しつつ、ガラ
ス板が搬送されてくる方向に対して凸状頂点が突出する
高さを低くして傷の発生を防止することができる。前記
2者のうち、品種切替え時における最終ベッドのレベル
調整作業の簡便さを失わないためには、入口側端部の高
さレベルより出口側端部の高さレベルの方が低いベッド
を予め作製しておくのが好ましい。本出願人の出願に係
わる特開平8−151221号に開示した技術に関連す
る下り勾配に傾斜した冷却装置の取替え作業に際して
は、冷却装置の角度調整と最終ベッドとのレベル調整作
業に熟練とかなりの作業時間とを必要としている。同様
に、ベッドを傾斜して設置するには、傾斜角度とレベル
を調整するのに高度の熟練度と貴重な作業時間が必要と
されることになる。
【0022】個々のガスハース炉が有する固有の操業条
件によっては、例えば、最大加熱量、または、ベッド上
面に形成された孔から噴出するガラス板浮上用のエアー
圧力等の条件によっては、入口側端部の高さレベルより
高い位置に頂点部を有する搬送面でない最終ベッドの方
が望ましい場合がある。即ち、上がり勾配レベルを形成
することは板ガラスの下面に傷を発生させ易くなる場合
がある。このようなガスハース炉の場合に、傷の発生を
解決するために入口側端部から出口側端部にかけて漸次
高さレベルが低減していく形状の最終ベッドを使用する
と、出口側端部の高さレベルが低くなりすぎて好ましく
ないことが判った。とりわけ上方に湾曲した形状のベッ
ドである時は、出口側端部の高さレベルが次工程の冷却
装置の搬送系の高さに顕著に影響する。
【0023】図1は、最終ベッドの出口側端部の高さレ
ベルと冷却装置の搬送系端末部の高さレベルの関係を示
しており、入口側端部から漸次高さレベルが低減する例
を破線で示し、ベッド中央部の変位点から高さレベルが
低減する例を実線で示した。円弧で表わされた湾曲形状
のベッドの場合は、出口側端部の高さレベルの差が、冷
却装置の搬送系端末部の高さレベルの差に可及的に影響
していることが判る。板ガラスの搬送方向に対して、ベ
ッドと冷却装置の搬送面が20000mmの曲率半径を
有し、ベッド長さが762mm、冷却装置の搬送面に沿
っての円弧状の長さが約2000mmである装置の場
合、変位点の位置が入口側端部にあるときは出口側端部
は約14.5mm低くなり、冷却装置のガラス板取出口
においては約190mmの高さ低減となる。一方、同じ
ベッド長さと同じ冷却装置長さで変位点が最終ベッドの
中央点にあるときは、出口側端部は約3.6mm低くな
り、冷却装置のガラス板取出口においては約142mm
の高さ低減となる。冷却装置から排出された板ガラス
は、さらに冷却装置の搬送面の延長線上に下り勾配に搬
送されるので、冷却装置に接続する搬送系は上記の高さ
レベルよりもさらに下方になり、同時に、高さレベルの
差も拡大する。一方、直線勾配では、とりわけ変位点が
一つの場合は、出口側端部の高さレベルが冷却装置の搬
送系端末部の高さレベルにあまり大きくは影響しない
が、それでも、出口側端部は高いレベルにある方が望ま
しい。
【0024】本発明における第二の形態の最終ベッド
は、板ガラスの搬送方向と直角なベッドの幅方向に対す
る該ベッドの搬送面をガラス製品の曲率にほぼ一致する
所定の曲率を有する上方に湾曲する形状とし、かつ、最
終ベッドの搬送面の高さレベルが変り始める変位点を入
口側と出口側の中間部に設ける。即ち、ベッドの入口側
からベッドの入口側端部と出口側端部の中間部に設定さ
れる高さレベルの変位点までは平坦であって、変位点か
ら出口側端部にかけての搬送面の高さレベルは漸次低減
し、かつ漸次低減する形状が直線的であるか、または上
方に湾曲する形状である。
【0025】これにより、最終ベッドの入口側端部から
出口側端部にかけて漸次高さレベルが低減する搬送面を
有するベッドに比較して、出口側端部の高さレベルが高
めに保持できる。出口側端部の高さレベルを高めに保持
することは、次工程の冷却装置から複合曲げガラス板を
搬出するレベルを高めに保持できる利点がある。
【0026】さらに、入口側端部から出口側端部にかけ
ての中間部に複数の変位点を設け、変位点において曲
率、または直線勾配を変えてもよい。直線的に低減する
形状の場合、緩やかな直線勾配から急峻な直線勾配へと
順次連続することとし、また、変位点においては角部が
面取りされていることが好ましい。
【0027】第二の形態の最終ベッドの第一の変位点
は、現在広く使用されているベッドサイズの場合、最終
ベッドの中央部付近が好ましい。板ガラスを出口側の曲
率部、即ち湾曲部で複合曲げするには湾曲部の距離があ
る程度の長さあることが望ましい。直線勾配の場合、変
位点が最終ベッドの中央部付近にあれば、一度変位点で
少し曲げられて、さらに最終ベッドの出口側端部と冷却
装置の接続点における、最終ベッドの搬送面と冷却装置
の搬送面とで形成される傾斜角αの角部でさらに小さい
曲率半径に曲げられる。
【0028】ここで、変位点が出口側端部に極限的に近
づくと、究極的には最終ベッドは出口側端部を単に面取
りした形状のベッドであるか、または、複合曲げではな
い単なる2次元曲げのガラス板を生産する時に使用され
る入口側端部から出口側端部までの搬送方向の高さレベ
ルが平坦な通常の形状のベッドである第三の形態の最終
ベッドとなる。この場合、次工程の冷却装置は、該最終
ベッドの面取りされた部分の搬送面に沿って延長する方
向に、即ち接線方向に、または該接線方向に対して上向
きに、または該接線方向に対して下向きの傾斜状態に、
最終ベッドの出口側端部に接続角度(α)を持たせて接
続されるか、面取り部を除く主搬送面に対して下向きに
接続される。また、最終ベッドの出口部端部が面取りさ
れることが傷対策の点からは好ましいが、複合曲げの曲
率半径が40000mm以上と大きい場合には面取りし
なくてもかまわない。
【0029】図4(a)、図4(c)におけるベッド搬
送面の湾曲形状は代表的には生産品種のガラスの曲率と
ほぼ一致する円弧の一部であるが、円弧とは限定されな
い。滑らかな曲線を描く搬送面であってもよい。いずれ
も、同一の最終ベッドを使用して複合曲げガラス板の曲
率をある程度まで変更し、調整することができる。例え
ば、加熱炉の出口側近傍の温度調整、冷却装置の接続角
度を変更すること等により板ガラスの搬送方向の曲率を
ある程度まで変更し調整することができる。これにより
製品に要求される曲率毎に逐一最終ベッドを準備する必
要がなくなる。
【0030】ガスハース炉は板ガラスの搬送される方向
に幾つかの温度制御ゾーンに分れていて、それぞれのゾ
ーンを目標温度に設定できる。このうち最終段階の数ゾ
ーンの温度を調整することにより、板ガラスの搬送方向
の曲率を調整できることを見いだした。特に最終段階の
3ゾーンの温度は複合曲げガラス板の曲率値の調整に対
して敏感に応答する。最終段階の数ゾーンはガスハース
炉全長の20%程度であり、3ゾーンは15%程度に相
当する。ガスハース炉の最終段階の数ゾーンの温度を制
御することは、同一の最終ベッドを使用して複合曲げガ
ラス板の曲率値を調整する上で極めて有効な方法である
ことが判明した。
【0031】最終ベッドに接続される冷却装置は、最終
ベッドの出口側端部における搬送面に沿って延長する方
向に、即ち接線方向に、冷却装置の接続端部における搬
送面の接線方向を合わせて滑らかな搬送面となるように
接続されるのが標準の設置である。しかしながら、最終
ベッドの出口側端部における該最終ベッドの搬送面に沿
って延長する方向に対して、即ち接線方向に対して冷却
装置を上下方向に微小角度偏差させて(図5参照)、即
ち、冷却装置の接続角度を該接線方向に対して±αの微
小角度だけ上下方向に傾斜させることによって、複合曲
げガラス板の曲率値を調整できることが判明した。
【0032】さらには、ガスハース炉の最終段階の数ゾ
ーンの温度を制御することと、冷却装置の接続角度αを
調整すること等の組合わせ操作により、更に任意に複合
曲げガラス板の曲率値を調整できる。なお、接続角度α
の調整は、冷却装置の下部エアーブロー冷却装置を4隅
で支えている4本の支柱に予め取付けてあるジャッキボ
ルトにより高さと傾き角度を調整して行う。
【0033】以下、図面を参照しながら、本発明を詳細
に説明する。
【0034】図2は、本発明の装置におけるガスハース
法による板ガラスの複合曲げ装置の第一の形態を示す縦
断面図、図3は、搬送方向に直角なベッドの幅方向に対
して所定の曲率を有する上方に湾曲したベッドであり、
かつ該最終ベッドの出口側搬送面が側面から見て円弧状
に形成されているベッドの斜視図である。図4は、最終
ベッドを側面側から見た縦断面図を図示しており、図4
(a)は搬送面が入口側端部より高いレベルに変位点の
一種である頂点部を有する第一形態のベッドであり、図
4(b)はベッドのほぼ中央部の変位点から出口側端部
にかけて搬送面の高さレベルが漸次直線的に低減してい
る第二形態のベッドであり、図4(c)はベッドのほぼ
中央部の変位点から出口側端部にかけて搬送面の高さレ
ベルが漸次上方に湾曲して低減している図4(b)とは
別の第二形態のベッドであり、図4(d)はベッドの出
口側近傍の端部が曲面状に面取りされている第三の形態
のベッドである。
【0035】図6は、最終ベッドが搬送方向に傾けられ
て載置された時の図であって、破線で示される最終ベッ
ドAは入り口側端部より出口端部が低いベッドであり、
実線で示される最終ベッドBは入り口端部と出口端部の
高さが等しいベッドである。上記最終ベッドA、Bの搬
送面は、搬送方向と、搬送方向に直角であるベッドの幅
方向に対して上方に凸状の湾曲面を有しており、該最終
ベッドは入り口側端部と出口側端部の間にある最も高い
レベルとなる搬送面の最高位置が入り口側端部より高く
なり、出口側端部は入り口側端部より低い高さレベルと
なるようにベッド支持台上に載置されている。これによ
り、出口側端部をできるだけ高く保持することができ、
さらに板ガラスが搬送されてくる方向に対する凸状頂点
の突出高さを比較的低くして板ガラスに傷が発生するこ
とを防止できる最終ベッドの配置となる。
【0036】図5は、最終ベッドと冷却装置の接続角度
を示しており、最終ベッドの出口側端部において搬送面
に沿って延長する方向、即ち接線方向9に対して角度±
α以内で接続角度を調整する。いずれのベッドも曲率を
強調して描かれており、実物においては湾曲形状を目視
するのが難しいほどの曲率である。
【0037】図2に示すように、ガスハース炉1はトン
ネル型の加熱炉であり、その中には複数のハースベッド
2が直線的に配設され、炉1の出口部に冷却装置20が
接続されている。ガスハースベッド2の上面はガスハー
ス炉の上流側、即ち、入口側では平面であるが、下流側
に向うに従い少しずつ搬送方向と直角のベッドの幅方向
に曲げられて次第に曲率半径の小さい曲面となり、下流
側の最終ベッドを含む複数個のベッド2は、ベッド幅方
向に対して、成形しようとする製品の曲率に曲げ加工さ
れている。また、全てのベッドの上面には図示されてい
ない多数の孔が穿孔され、該孔から噴出する高温ガスに
より板ガラス10をベッド上2に浮上し、浮上した板ガ
ラス10を駆動装置により入口側から出口側へと搬送す
る。図3の斜視図に示される最終ベッドには、ベッド上
面に穿孔されている高温ガスの噴出孔11を一部図示し
てある。
【0038】ガスハース炉の全てのベッド、2と5は、
ガスハース炉の片方の側に沿って炉の入口側から出口側
にかけて設置されている、図示されていない駆動チェー
ンの側において水平面に対し数度下げて傾けられてお
り、板ガラス10を図示されていない搬送治具に係止し
やすくなるような配置とされている。即ち、全てのベッ
ド支持台は、上流側から下流側にかけて、数度の同一角
度で傾いて設置されている。最終ベッドを単にベッド支
持台に載置することとは、数度傾いているベッド支持台
の上にベッドの底面を板ガラスの搬送方向には傾けるこ
となく載置することを意味している。
【0039】
【実施例】実施例1 図2に示されるように、ガスハース曲げ装置内に配列さ
れた複数のハースベッドのうち最終ベッドが、板ガラス
の搬送方向に直角であるベッドの幅方向に対して所定の
曲率を有し、かつ側面側からみたベッド形状が上方に湾
曲した図4(a)に示されるような搬送面を有する第一
の形態のベッドに交換され、該ベッドの底面がガスハー
ス炉の出口側端部のベッド支持台の上に、板ガラスの搬
送方向には傾けることなく単に載置された。該最終ベッ
ドは板ガラスの搬送方向の曲率半径を20000mm、
搬送方向に直角なベッドの幅方向の曲率半径を1250
mmとするベッドであった。即ち、該最終ベッドは板ガ
ラスの搬送方向の全長に亘って前記曲率半径を有する上
方に湾曲した複合形状の搬送面を有しており、曲率半径
の中心点を入口側端部からベッド長の1/3の位置(2
54mm)に設定すると、変位点となる凸状頂点は入口
側端部よりも約1.6mm高く突出し、出口側端部は入
口側端部よりも△h=約5mm低い形状であった。さら
に、冷却装置は板ガラスの搬送方向および搬送方向に直
角な幅方向の両方向に対して所定の曲率半径を有してお
り、該冷却装置は最終ベッドの出口側端部において搬送
面に沿って延長する方向、即ち図5に示される接線方向
9に対して接続角度αを下向きに0.2度(即ち、−
0.2度)として、最終ベッドの出口側端部に搬送面を
揃えて接続された。この装置に820mm×520mm
寸法で板厚3.5mmの板ガラスを投入し曲げ成形した
ところ、板ガラスの搬送方向の曲率半径が22330m
mの複合曲げガラス板を得ることができ、自動車用ガラ
ス板として好適なものであった。 実施例2 ガスハース曲げ装置内の最終ベッドが、斜視図の図3、
即ち、図4(c)に示されるようなベッドのほぼ中央部
からベッドの出口側端部にかけて搬送面の高さレベルが
漸次上方に湾曲して低減している第二の形態を有するベ
ッドに交換され、実施例1と同様に、該ベッドはガスハ
ース炉の出口側端部のベッド支持台の上に、ベッドの底
面を板ガラスの搬送方向には傾けることなく単に載置さ
れた。この最終ベッドはベッドのほぼ中央部の変位点ま
では板ガラスの搬送方向に対して直角であるベッドの幅
方向のみに曲率を有する単曲げ形状の搬送面を有してお
り、即ち、側面側からみると平坦な搬送面であり、該変
位点から出口側にかけては板ガラスの搬送方向および搬
送方向に直角であるベッドの幅方向の両方向に対して曲
率を有するベッドである。該最終ベッドは板ガラスの搬
送方向に直角なベッドの幅方向の曲率半径を1250m
mとし、ベッドのほぼ中央の変位点から出口側端部にか
けては、搬送方向の曲率半径を20000mmとする上
方に湾曲した複合形状の搬送面を有しており、出口側端
部が入口側端部より△h=3.6mm低くなっている。
さらに、冷却装置は板ガラスの搬送方向および搬送方向
に直角な幅方向の両方向に対して所定の曲率半径を有し
ており、該冷却装置は最終ベッドの出口側端部において
搬送面に沿って延長する方向、即ち図5に示される接線
方向9に対して接続角度αを下向きに0.2度(即ち、
−0.2度)として、最終ベッドの出口側端部に搬送面
を揃えて接続された。この装置に820mm×520m
m寸法で板厚3.5mmの板ガラスを投入し曲げ成形し
たところ、板ガラスの搬送方向の曲率半径が23240
mmの複合曲げガラス板を得ることができ、自動車用ガ
ラス板として好適なものであった。
【0040】
【発明の効果】本発明に係わるガスハース曲げ装置と複
合曲げガラスの成形方法は、単一曲げガラス板と複合曲
げガラス板とを同一のガスハース炉を使用して生産する
時に、最終ベッドを複合曲げガラス用のベッドに取替え
たとしても最終ベッドで傷が発生せず、かつ最終ベッド
に接続される冷却装置の搬送系のレベルを比較的高く保
つことのできる複合曲げガラス板の成形装置であり、さ
らに望ましくは、品種切替え時における最終ベッドのレ
ベル調整作業の簡便さを失うことがなく、ガスハース曲
げ法の特徴である高い生産効率を維持できる複合曲げガ
ラス板の成形装置である。最終ベッドの出口側端部にお
いて搬送面に沿って延長する方向、即ち接線方向に冷却
装置を接続角度αで接続することにより、傷を発生させ
ることなく複合曲げガラス板を効率よく生産できる。さ
らにまた、冷却装置の搬送系の高さレベルが低くなりす
ぎて、床にピットを掘ったり、床面近くでの搬送装置の
調整作業に難渋することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】最終ベッドの出口側端部の高さレベルと冷却装
置の高さレベルの関係を示す図。
【図2】本発明の装置であるガスハース炉の縦断面図。
【図3】本発明の装置の実施例における最終ベッドの斜
視図。
【図4】本発明の装置の実施例における最終ベッドの縦
断面図。
【図5】本発明の装置の実施例における最終ベッドと冷
却装置の接続角度を示す縦断面図。
【図6】最終ベッド(破線の最終ベッドAは入り口側端
部より出口端部が低いベッド、実線の最終ベッドBは入
り口端部と出口端部の高さが等しいベッド)が搬送方向
に傾けられて載置された時の図。
【符号の説明】
1 ガスハース炉 2 ガスハースベッド 4 ベッド支持台 5 最終ベッド 6 最終ベッドの出口側端部の面取り 7 高さレベルの変位点 8 高さレベルの変位点としての頂点 9 最終ベッド搬送面の出口側端部における接線 10 板ガラス 11 高温ガスの噴出孔 20 冷却装置 21 冷却装置用エアーダクト管 22 上部エアーブロー急冷装置 23 下部エアーブロー急冷装置 24 冷却装置(下部エアーブロー)の搬送面 25 冷却装置のロール搬送系

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱炉内に連続して並べられたハースベッ
    ドの上に、該ハースベッドの表面に穿孔してあるガス噴
    出口から高温ガスを噴出することにより板ガラスを浮上
    させ、加熱炉の入口側から出口側へと搬送しながら加熱
    していく間に、該板ガラスの自重によりハースベッド表
    面の形状にならった形状に板ガラスを曲げ成形する装置
    において、加熱炉の末端部に設置される最終ベッドは、
    板ガラスの搬送方向に直角であるベッドの幅方向に対し
    て所定の曲率を有する上方に湾曲する凸状の搬送面を有
    するベッドであり、かつ、該最終ベッドの板ガラスの搬
    送方向における高さレベルは、入口側端部よりも出口側
    端部の方が低い高さレベルのベッドであり、かつ、該最
    終ベッドの入口側端部と出口側端部の中間部に形成され
    た凸状頂点からなる変位点が入口側端部の高さレベルよ
    りも高いレベルに設置されるベッドであり、かつ、該最
    終ベッドの底面が加熱炉のベッド支持台の上に、板ガラ
    スの搬送方向に少なくとも上向きに傾けられることな
    く、即ち、搬送方向に沿って、または搬送方向に対して
    下向きに載置される板ガラスの複合曲げ装置。
  2. 【請求項2】加熱炉内に連続して並べられたハースベッ
    ドの上に、該ハースベッドの表面に穿孔してあるガス噴
    出口から高温ガスを噴出することにより板ガラスを浮上
    させ、加熱炉の入口側から出口側へと搬送しながら加熱
    していく間に、該板ガラスの自重によりハースベッド表
    面の形状にならった形状に板ガラスを曲げ成形する装置
    において、加熱炉の末端部に設置される最終ベッドは、
    板ガラスの搬送方向に直角であるベッドの幅方向に対し
    て所定の曲率を有する上方に湾曲する凸状の搬送面を有
    するベッドであり、かつ、最終ベッドの側面側から見
    て、ベッドの入口側から、ベッドの入口側端部と出口側
    端部の中間部に設定される高さレベルの変位点までは平
    坦な高さレベルであって、該変位点から出口側端部にか
    けては搬送面が漸次高さレベルを低減してゆく直線状、
    または、漸次高さレベルを低減していく上方に湾曲した
    形状を有するベッドであり、かつ、該最終ベッドの底面
    が加熱炉のベッド支持台の上に、板ガラスの搬送方向に
    少なくとも上向きに傾けられることなく、即ち、搬送方
    向に沿って、または搬送方向に対して下向きに載置され
    る板ガラスの複合曲げ装置。
  3. 【請求項3】板ガラスを冷却する冷却装置が、板ガラス
    の搬送方向および搬送方向に直角である幅方向の両方向
    に対して所定の曲率を有する上方に湾曲した搬送面を有
    し、かつ、最終ベッドの出口側端部において、該最終ベ
    ッドの側面から見て漸次高さレベルが低減してゆく上方
    に湾曲した搬送面に沿って、あるいは最終ベッドの側面
    から見て漸次高さレベルが低減してゆく直線状の搬送面
    に沿って延長する方向に、即ち接線方向に、または該接
    線方向に対して上向きに、または該接線方向に対して下
    向きの傾斜状態に、最終ベッドの出口側端部に接続角度
    (α)を持たせて接続されている請求項1または請求項
    2にそれぞれ記載される板ガラスの複合曲げ装置。
  4. 【請求項4】加熱炉内に連続して並べられたハースベッ
    ドの上に、該ハースベッドの表面に穿孔してあるガス噴
    出口から高温ガスを噴出することにより板ガラスを浮上
    させ、加熱炉の入口側から出口側へと搬送しながら加熱
    していく間に、該板ガラスの自重によりハースベッド表
    面の形状にならった形状に板ガラスを曲げ成形する装置
    において、加熱炉の末端部に設置される最終ベッドは、
    出口側の最終端部を面取りされたベッドであり、かつ、
    該最終ベッドの底面が加熱炉のベッド支持台の上に、板
    ガラスの搬送方向に少なくとも上向きに傾けられること
    なく、即ち、搬送方向に沿って、または搬送方向に対し
    て下向きに載置され、かつ板ガラスを冷却する冷却装置
    が、該最終ベッドの出口側端部において、該最終ベッド
    の面取りされた部分の搬送面に沿って延長する方向に、
    即ち接線方向に、または該接線方向に対して上向きに、
    または該接線方向に対して下向きの傾斜状態に、最終ベ
    ッドの出口側端部に接続角度(α)を持たせて接続され
    ている板ガラスの複合曲げ装置。
  5. 【請求項5】加熱炉内に連続して並べられたハースベッ
    ドの上に、該ハースベッドの表面に穿孔してあるガス噴
    出口から高温ガスを噴出することにより板ガラスを浮上
    させ、加熱炉の入口側から出口側へと搬送しながら加熱
    していく間に、該板ガラスの自重によりハースベッド表
    面の形状にならった形状に板ガラスを曲げ成形する装置
    において、加熱炉の末端部に設置される最終ベッドは、
    板ガラスの搬送方向および搬送方向に直角な方向の両方
    向に対して所定の曲率を有する上方に湾曲した凸状の搬
    送面を有する凸状ベッドであり、該最終ベッドの出口側
    端部が入口側端部よりも低い高さレベルになるように、
    かつ、搬送面の入り口側端部と出口側端部の間にある最
    も高いレベルとなる搬送面の最高位置が入り口側端部よ
    り高いレベルになるように、ベッド支持台の上に搬送方
    向に下向きに傾けて載置され、さらに、該最終ベッドの
    出口側端部において、板ガラスを冷却する冷却装置が、
    該最終ベッドの側面から見て漸次高さレベルが低減して
    ゆく上方に湾曲した搬送面に沿って延長する方向に、即
    ち接線方向に、または該接線方向に対して上向きに、ま
    たは該接線方向に対して下向きの傾斜状態に、最終ベッ
    ドの出口側端部に接続角度(α)を持たせて接続される
    板ガラスの複合曲げ装置。
  6. 【請求項6】加熱炉内に連続して並べられたハースベッ
    ドの上に、該ハースベッドの表面に穿孔してあるガス噴
    出口から高温ガスを噴出することにより板ガラスを浮上
    させ、加熱炉の入口側から出口側へと搬送しながら加熱
    していく間に、該板ガラスの自重によりハースベッド表
    面の形状にならった形状に板ガラスを曲げ成形する方法
    において、加熱炉の末端部に設置される最終ベッドは、
    板ガラスの搬送方向に直角であるベッドの幅方向に対し
    て所定の曲率を有する上方に湾曲する凸状の搬送面を有
    するベッドであり、かつ、該最終ベッドの板ガラスの搬
    送方向における高さレベルは、入口側端部よりも出口側
    端部の方が低い高さレベルのベッドであり、かつ、該最
    終ベッドの入口側端部と出口側端部の中間部に形成され
    た凸状頂点からなる変位点が入口側端部の高さレベルよ
    りも高いレベルに設置されるベッドであり、かつ、該最
    終ベッドの底面が加熱炉のベッド支持台の上に、板ガラ
    スの搬送方向に少なくとも上向きに傾けられることな
    く、即ち、搬送方向に沿って、または搬送方向に対して
    下向きに載置され、さらにかつ、該最終ベッドの出口側
    端部において、板ガラスを冷却する冷却装置が、該最終
    ベッドの側面から見て漸次高さレベルが低減してゆく上
    方に湾曲した搬送面に沿って延長する方向に、即ち接線
    方向に、または該接線方向に対して上向きに、または該
    接線方向に対して下向きの傾斜状態に、最終ベッドの出
    口側端部に接続角度(α)を持たせて接続されることに
    より複合曲げガラス板を成形する方法。
  7. 【請求項7】加熱炉内に連続して並べられたハースベッ
    ドの上に、該ハースベッドの表面に穿孔してあるガス噴
    出口から高温ガスを噴出することにより板ガラスを浮上
    させ、加熱炉の入口側から出口側へと搬送しながら加熱
    していく間に、該板ガラスの自重によりハースベッド表
    面の形状にならった形状に板ガラスを曲げ成形する方法
    において、加熱炉の末端部に設置される最終ベッドは、
    板ガラスの搬送方向に直角であるベッドの幅方向に対し
    て所定の曲率を有する上方に湾曲する凸状の搬送面を有
    するベッドであり、かつ、最終ベッドの側面側から見
    て、ベッドの入口側から、ベッドの入口側端部と出口側
    端部の中間部に設定される高さレベルの変位点までは平
    坦な高さレベルであって、該変位点から出口側端部にか
    けては搬送面が漸次高さレベルを低減してゆく直線状、
    または、漸次高さレベルを低減していく上方に湾曲した
    形状を有するベッドであり、かつ、該最終ベッドの底面
    が加熱炉のベッド支持台の上に、板ガラスの搬送方向に
    少なくとも上向きに傾けられることなく、即ち、搬送方
    向に沿って、または搬送方向に対して下向きに載置さ
    れ、さらに、該最終ベッドの出口側端部において、板ガ
    ラスを冷却する冷却装置が、該最終ベッドの側面から見
    て漸次高さレベルが低減してゆく上方に湾曲した搬送面
    に沿って、あるいは最終ベッドの側面から見て漸次高さ
    レベルが低減してゆく直線状の搬送面に沿って延長する
    方向に、即ち接線方向に、または該接線方向に対して上
    向きに、または該接線方向に対して下向きの傾斜状態
    に、最終ベッドの出口側端部に接続角度(α)を持たせ
    て接続されることにより複合曲げガラス板を成形する方
    法。
  8. 【請求項8】加熱炉内に連続して並べられたハースベッ
    ドの上に、該ハースベッドの表面に穿孔してあるガス噴
    出口から高温ガスを噴出することにより板ガラスを浮上
    させ、加熱炉の入口側から出口側へと搬送しながら加熱
    していく間に、該板ガラスの自重によりハースベッド表
    面の形状にならった形状に板ガラスを曲げ成形する方法
    において、加熱炉の末端部に設置される最終ベッドは、
    板ガラスの搬送方向および搬送方向に直角な方向の両方
    向に対して所定の曲率を有する上方に湾曲した凸状の搬
    送面を有する凸状ベッドであり、該最終ベッドの出口側
    端部が入口側端部よりも低い高さレベルになるように、
    かつ、搬送面の入り口側端部と出口側端部の間にある最
    も高いレベルとなる搬送面の最高位置が入り口側端部よ
    り高いレベルになるように、ベッド支持台の上に搬送方
    向に下向きに傾けて載置され、さらに、該最終ベッドの
    出口側端部において、板ガラスを冷却する冷却装置が、
    該最終ベッドの側面から見て漸次高さレベルが低減して
    ゆく上方に湾曲した搬送面に沿って延長する方向に、即
    ち接線方向に、または該接線方向に対して上向きに、ま
    たは該接線方向に対して下向きの傾斜状態に、最終ベッ
    ドの出口側端部に接続角度(α)を持たせて接続される
    ことにより複合曲げガラス板を成形する方法。
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