JP2003226308A - 均一充填ノズルを有する充填装置 - Google Patents
均一充填ノズルを有する充填装置Info
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- Basic Packing Technique (AREA)
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Abstract
て、非対称の容器に均一に充填し、かつ過剰な粉塵やこ
ぼれを生じない装置を提供する。 【解決手段】この装置は、ホッパに動作可能に接続され
たコンジットメンバと、コンジットメンバ内に配設けら
れ、ホッパから容器にトナーを運ぶコンベア装置と、コ
ンベアからトナーを誘導して、容器に均一に充填するノ
ズルメンバと、を有する。ノズルメンバは、コンジット
メンバに接続された第1端部と、トナーを容器内に分配
する第2端部と、第1端部と第2端部との間の中央部
と、を備える。反対側の第2端部は、封入式のトナー方
向変え構造を備え、その構造によって、過度の粉塵およ
びこぼれを生じずに、非対称の容器への均一充填を実現
する。
Description
質を容器に充填する装置に関し、より詳細には、均一に
充填する形状を持つノズルを使用して、粒子状物質、た
とえば、トナーなどを容器に均一に充填できる充填装置
に関する。
トナー容器に充填する場合、トナーは、回転オーガによ
ってトナー供給ホッパからトナー容器に移送される。螺
旋形状の機械部品であるこのオーガは、機械的直接接触
によって、充填チューブ内でトナー粒子を押し進める。
この機械的接触過程は、その性質上、トナー充填動作の
精度および生産性に大きな制約をもたらしている。充填
チューブ内でのトナーの移動速度は、オーガの回転速度
に比例すると共に、オーガ/トナー/漏斗の摩擦が原因
で発生する熱による制約を受ける。
使用されるトナー容器は、通常、トナーを追加できる開
口部が小さい。また、トナー容器は、複写機内の割り当
て空間に合わせた不規則な形状を持っていることが多
い。したがって、トナー容器の小さい開口部に合わせて
チューブが小さくなるため、このようなトナー容器の充
填は困難である。また、容器内ですべてのトナーを、容
器が溢れる前に、容器の局所部分に至るまで完全かつ均
一に充填することも困難である。
いくつかの問題は、主にトナーの特性に起因するもので
ある。トナーは、現像液内の画像形成物質で、帯電界に
よって定着されて可視の記録になる。現像システムに
は、それぞれ、1要素システムまたは2要素システムと
して知られている2種類の異なるシステムがある。
ラスチック樹脂に埋め込まれた磁性物質(通常は鉄)の
粒子から成るトナーである。この鉄によってトナーは磁
気を帯びることができる。2要素システムの現像物質
は、微小重合体または樹脂粒子と着色剤とで形成される
トナーと、通常はスチール製の略球体粒子またはビーズ
で形成されるキャリアとで構成される。トナーとキャリ
アビーズの帯電によって、現像工程でトナーがキャリア
に付着する。このような微小で表面が粗く、かつ帯電し
やすい粒子の流れを制御することは非常に困難である。
用するトナーは、流動的移動が非常に困難である。この
性質は、2要素システムで使用するトナーで特に顕著で
あるが、1要素システムのトナーも同様の性質を持って
いる。トナーは、ホッパ内で凝固してブリッジを形成す
る傾向がある。この傾向は、トナー容器の開口部からト
ナーを追加する場合に必要となる小型チューブにおい
て、その内部を通るトナーの流れを阻害する。また、凝
固してブリッジを形成するトナーのこの傾向によって容
器内に空隙が形成されると、容器の一部分が充填されず
に残ることになる。
る試みとしては、外部振動装置を使用してホッパ内でト
ナーを分離した状態に保つ方法も考えられる。このよう
な振動装置は、余分なエネルギーや追加のコストを必要
とする上、必ずしも常に一貫した効果をもたらすもので
もない。また、振動装置によってトナーは、充填動作の
周辺で粉塵として堆積することになる。
充填する別の試みとしては、オーガのサイズに一致する
入口と、トナー容器の開口部に一致する出口を持つアダ
プタを、トナー充填オーガの端部に配置して使用する方
法もある。トナーの詰まりは、特に、トナーの流速を増
速しようとする時、および粒子サイズの小さいトナーを
利用する場合、たとえば、粒子サイズが7ミクロン以下
のカラートナーを利用する場合に非常にやっかいな問題
となる。オーガに合わせたアダプタにはトナーが詰まり
やすい。このようなアダプタを通過するトナーの流速は
非常に遅く、とても容認できるものではない。
するホッパからトナーを誘導して、非対称の容器に均一
に充填し、かつ過剰な粉塵やこぼれを生じない装置を提
供する。
(a)ホッパに動作可能に接続され、排出端を有するコ
ンジットメンバであって、その内部をトナーが移動でき
るコンジットメンバと、(b)少なくとも一部分がコン
ジットメンバ内に配置されるコンベア装置であって、ホ
ッパから非対称の容器に向かうトナー移動方向にトナー
を運ぶコンベア装置と、(c)コンベアからトナーを誘
導して、非対称の容器に均一に充填するノズルメンバ
と、を有する。コンジットメンバの排出端に動作可能に
接続されたノズルメンバは、コンジットメンバに接続さ
れた第1端部と、移動するトナーを非対称の容器内に分
配する反対側の第2端部と、第1端部とその反対側の第
2端部との間の中央部と、を備える。反対側の第2端部
は、封入式のトナー方向変え構造を備え、その構造によ
って、過度の粉塵およびこぼれを生じずに、非対称の容
器への均一充填を実現する。
る粉末充填支援装置10について説明する。粉末充填支
援装置10を使用して、コピー機またはプリンタで用い
るトナー形式の粉末12をホッパ14から容器16に搬
送する。粉末充填支援装置10を充填ライン20に搭載
して、生産量の多い容器16の充填を実行する。容器1
6は、移送装置22に搭載する。移送装置22は、矢印
24または26が示す方向に移動でき、容器の中心線3
0と装置の中心線32を位置合わせして配置する機能を
有する。
34(本発明に係るノズルであり、詳細については後述
する)を有し、この均一充填ノズルを使用して粉末12
を容器16内に誘導する。均一充填ノズル34は、中空
チューブ形式または漏斗状のコンジット36によってホ
ッパ14と接続する。
6の上部に配置されるため、容器16へと向かう粉末1
2の流れは重力によって補助される。容器16に向かう
粉末12の流れを最適化するため、粉末充填支援装置1
0に、さらに、コンベア40を設ける。コンベア40
は、少なくともその一部分がコンジット36内に位置す
るように配置され、粉末12の流れを補助する。コンベ
ア40には、螺旋コンベアまたはオーガの形式を利用す
る。たとえば、オーガは、螺旋形状のオーガという形式
であってもよく、そこに各種の形状、ストレートまたは
テーパ付きヘリカルねじなどを構成してもよい。オーガ
は、コンジットと密着するように設ける。
に挿入できる。開口部42への均一充填ノズル34の挿
入は、任意の適切な方法を用いて行うことができる。た
とえば、移送装置22を動かすことにより、付随して必
然的に容器16が移動するので、移送装置22と容器1
6とを矢印44の方向に上向きに動かして均一充填ノズ
ル34を挿入し、矢印46の方向に下向きに動かして開
口部42から均一充填ノズル34を取り出してもよい。
移送装置22および容器16の上下動作は、矢印24お
よび26の方向への容器16のインデックス移動を可能
にする。
るため、粉末12のホッパ14からの流れは、充填済み
の容器16を充填位置からインデックス移動し、充填さ
れていない容器16を充填位置へインデックス移動する
間、一時的に中断する必要がある。図1に示すように、
粉末12の流れは、コンジット36内でのオーガ(コン
ベア)40の停止によって中断してもよい。オーガ40
は、任意の適切な手段、すなわち、駆動可能にオーガ4
0と接続されたモータ50を使用して回転してもよい。
モータ50は、コントローラ52に接続し、移送装置2
2のインデックス移動時にオーガ40の回転を停止させ
る信号をコントローラ52からモータ50に送信する。
また、コンジット36内での粉末12の流れに対して、
さらに、コンジット36内に設けたバルブ(図示せず)
を使用して制御することも好ましい。
を浮遊する粉末12の発生を確実に回避する。粉末12
は、充填動作中、ならびに、特に、未充填の容器16を
粉末充填装置10に送り込む移送装置のインデックス動
作中に、均一充填ノズル34と容器16の開口部42の
間から漏れ出る可能性がある。装置10に使用する無塵
充填システム54を図1に示す。無塵充填システム54
は、充填ライン20およびコンジット36に固定される
が、無塵充填システムを使用して滑り部60を保持して
もよい。滑り部60は、均一充填ノズル34と開口部の
間に滑り込めるように設けるトレイまたはトナードリッ
ププレート(特定呼称は未指定)に接続する。滑り込ん
だ位置のトレイまたはドリッププレートは、容器16の
インデックス動作時における粉末12のこぼれを防止す
る機能を持つ。ハウジング56は均一充填ノズル34の
一部を囲い、トレイまたはドリッププレートが閉位置に
ある時に密封されるキャビティまたはチャンバ62を提
供する。チャンバ62には、トナー粉塵吸引ライン64
から吸引元66に引き込む吸引処理を行う。
ル34の第1実施形態について説明する。第1実施形態
に係る均一充填ノズル34は、コンジット36に隣接す
る第1端部90と、第1端部90の反対側に位置する第
2端部200とを有する。均一充填ノズル34は、任意
の適切な方法でコンジット36に固定する。たとえば、
図示したように、均一充填ノズル34の第1端部90と
コンジット36とをプレスばめによって結合してもよ
い。均一充填ノズル34の第1端部90と第2端部20
0の間にノズル中央部190を設ける。中央部190
は、略円錐台または漏斗状の形状の中空構造を有する。
圧縮ノズルで、直線的ではない形状を持つ。この形状
は、非対称形の容器にトナーを均一かつ効果的に直接充
填するために考案された形状である。図1から図4に示
すように、非対称形の容器16は、上面18の開口部4
2が、上面18の幅方向および長さ方向の中心に位置し
ておらず、さらには、充填すべき容積の中心にも位置し
ていない。したがって、この容器は、(たとえば、図示
するように左側が)右側よりも深くなっている。均一充
填ノズル34は、直線形ノズルのすべての機能を満たす
と同時に、このような非対称形の容器により均一に充填
できるという利点も備える。
端200は、第1側面204および反対側の第2側面2
06を有する壁面によって定義される排出口202を含
む。反対側の第2端部200が備える封入式の粉末方向
変え手段207は、粉末の移動方向を209から210
に変更する角度付き湾曲部208として図示されてい
る。この角度付き湾曲部208は、過度の粉塵およびこ
ぼれを生じることなく、非対称形の容器16の均一な充
填を実現する。第1実施形態(図1および図2)および
第2実施形態(図3および図4)において、封入式の粉
末方向変え手段207は、中央部190に角度付き湾曲
部208を備える。第1実施形態(図1および図2)の
角度付き湾曲部は固定式である。
について説明する。図には、第2実施形態の使用直前の
状態(図3)および使用中の状態(図4)を示してあ
る。図示するように、均一充填ノズル34の第2実施形
態では、少なくとも中央部190(またはノズル34全
体)が伸縮可能に構成される。また、封入式の粉末方向
変え手段207は、弾力を有する折り曲げ可能なアセン
ブリ、たとえば、ノズルメンバ(均一充填ノズル)34
に外付けするコイルばねアセンブリ220などを備え
る。コイルばねアセンブリ220は、たとえば、一連の
ばね巻き線222で構成して、通常の状態でノズルを直
立状態に保持する一方で、伸縮して、ノズルに角度付き
湾曲部208を形成したり(矢印212を参照)、復元
したりする。このように、ノズル全体が移動と回転の少
なくとも一方を実現できるため、角度付き湾曲部208
を得て、トナーの流れを209から210へと変えるこ
とができる。
への挿入前または挿入後に変化する。このノズル位置
は、たとえば、機械的手段によって変更してもよく、機
械的手段として、たとえば、上下動および回転可能な位
置決め止めメンバ230を用いて、弾力を有するコイル
ばねアセンブリ220のコイル222の伸張を部分的に
制限し、伸縮可能な中央部190に可変の角度付き湾曲
(208)を設けてもよい。止めメンバ230は上下に
移動できるため、隣接するコイル222の間隔を位置設
定して、容器16内のノズル先端の長さを調整する。ま
た、止めメンバ230は、容器16のより深い充填容積
28の方向に従って、一方の側から別の側へとコイルの
間で回転することもできる。このように、可動ノズル
は、トナーの集積によってトナーが流れにくくなってい
る容器内の領域に直接トナーを流し込めるようにする。
方向変え手段207(粉末の移動方向を変更する手段)
は、単純に、粉末の方向を変えて排出する円形でない開
口部232、234で構成してもよい。図示するよう
に、粉末の方向を変えて排出する円形でない開口部は、
図6に示すような楕円形232、あるいは図7に示すよ
うな洋ナシ形234に構成できる。あるいは、不規則な
断面形状に構成して、トナーの移動を妨害または阻害す
る内部特性を有する容器内にトナーをより均一に分散で
きるようにしてもよい。円形の断面を持つ対称形のノズ
ル(図5)の場合と同様、円形以外の形状のノズルも多
孔性材料からモールド加工する。
トナーを有するホッパからトナーを誘導して、非対称の
容器に均一に充填し、かつ過剰な粉塵やこぼれを生じな
い装置を提供する。本発明に係る装置は、(a)ホッパ
に動作可能に接続され、排出端を有するコンジットメン
バであって、その内部をトナーが移動できるコンジット
メンバと、(b)少なくとも一部分がコンジットメンバ
内に配置されるコンベア装置であって、ホッパから非対
称の容器に向かうトナー移動方向にトナーを運ぶコンベ
ア装置と、(c)コンベアからトナーを誘導して、非対
称の容器に均一に充填するノズルメンバと、を有する。
コンジットメンバの排出端に動作可能に接続されたノズ
ルメンバは、コンジットメンバに接続された第1端部
と、移動するトナーを非対称の容器内に分配する反対側
の第2端部と、第1端部とその反対側の第2端部との間
の中央部と、を備える。反対側の第2端部は、封入式の
トナー方向変え構造を備え、その構造によって、過度の
粉塵およびこぼれを生じずに、非対称の容器への均一充
填を実現する。
装置では、補給トナーを有するホッパからトナーを誘導
して、非対称の容器に均一に充填し、かつ過剰な粉塵や
こぼれを生じない。
ルを利用した容器充填システムの正面図を部分的に断面
で示した図である。
であるため、本発明に係る均一に充填する形状を持つノ
ズルの第1実施形態を利用する必要がある容器の第1の
例を示す正面図である。
ルの第2実施形態を、その使用前の状態で示した第1例
の容器の正面図である。
ルの第2実施形態をその使用中の状態で示した、図3と
同様の図である。
ルの各種実施形態における排出端の底面の1つを表す図
である。
ルの各種実施形態における排出端の底面の1つを表す図
である。
ルの各種実施形態における排出端の底面の1つを表す図
である。
16 容器、18 上面、20 充填ライン、22 移
送装置、34 均一充填ノズル、36 コンジット、4
0 コンベア(オーガ)、42 開口部、90 第1端
部、190 中央部、200 第2端部、207 封入
式粉末方向変え手段、208 角度付き湾曲部、220
コイルばねアセンブリ。
Claims (3)
- 【請求項1】 補給粉末を有するホッパから粉末を誘導
して、非対称の容器に均一に充填し、かつ過剰な粉塵や
こぼれを生じない装置であって、 (a)ホッパに動作可能に接続され、排出端を有するコ
ンジットメンバであって、その内部を粉末が移動できる
コンジットメンバと、 (b)少なくとも一部分がコンジットメンバ内に配置さ
れるコンベア装置であって、ホッパから非対称の容器に
向かう粉末移動方向に粉末を運ぶコンベア装置と、 (c)コンベアから粉末を誘導して、非対称の容器に均
一に充填するノズルメンバと、を備え、 前記コンジットメンバの排出端に動作可能に接続された
前記ノズルメンバは、該コンジットメンバに接続された
第1端部と、移動する粉末を非対称の容器内に分配する
反対側の第2端部と、第1端部とその反対側の第2端部
との間の中央部と、を備え、 前記反対側の第2端部は、封入式の粉末方向変え手段を
備え、該手段によって、過度の粉塵およびこぼれを生じ
ずに、非対称の容器への均一充填を実現することを特徴
とする装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の装置であって、粉末の
移動方向を変化させる前記封入式の粉末方向変え手段
は、前記中央部に角度付き湾曲部を備えることを特徴と
する装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の装置であって、少なく
とも前記中央部が伸縮可能に構成され、かつ粉末の移動
方向を変化させる前記封入式の粉末方向変え手段が、前
記ノズルメンバに外付けされ、弾力を有する折り曲げ可
能なアセンブリを備えることを特徴とする装置。
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