JP2003226286A - 折り畳み式エアーボート - Google Patents

折り畳み式エアーボート

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JP2003226286A
JP2003226286A JP2002025462A JP2002025462A JP2003226286A JP 2003226286 A JP2003226286 A JP 2003226286A JP 2002025462 A JP2002025462 A JP 2002025462A JP 2002025462 A JP2002025462 A JP 2002025462A JP 2003226286 A JP2003226286 A JP 2003226286A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折り畳んで組立てる場合に、底板がずれるこ
とがなく、組立を容易に行なうことが可能な折り畳み式
エアーボートを提供する。 【解決手段】 気胴部2、トランサム板3及び底板4を有
し、底板4が複数枚の底板片4a・・・4aから構成され気
胴部3とエアキール部との空気を抜くと折り畳み可能な
エアーボートであって、底板4を該底板4とは別体の固定
部材5を介してトランサム板3に接続して折り畳み式エア
ーボート1を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折り畳み式のエア
ーボートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】周囲が気胴とエアーキールとにより囲ま
れ、船底に底板が取付けられてなるエアーボートにおい
て、底板を分割した部品(底板片等)から構成すること
で、底板を取外さずに空気を抜いた気胴とエアーキール
とを一緒に折畳むように形成してなるエアーボートが公
知である。
【0003】エアーボートは、気胴やエアーキールに充
気すると、底板が左右気胴とエアーキールによって保持
される。不使用時の保管に際し、気胴とエアーキールか
ら脱気すると、底板が気胴とエアーキールから規制を受
けずにロール状に丸めることができる。
【0004】しかしロール状に丸めると、エアーボート
として充気した時の、底板が左右の気胴とエアーキール
によって保持されていた正規の位置からずれて、ボート
本体と巻かれてしまう。これを使用に際して、展開し、
気胴とエアーキールとに充気すると、底板が正規の位置
よりずれて展開されるため、充気に際して、底板の位置
合わせと充気作業を段階的に行なう必要があり、非常に
手間が掛るという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の欠点を解決する為に成されたものであり、折り畳んで
組立てる場合に底板がずれることがなく、組立を容易に
行なうことが可能な、折り畳み式エアーボートを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)気胴部、
トランサム板及び底板を有し、底板が複数枚の底板片か
ら構成され気胴部とエアキール部との空気を抜くと折り
畳み可能なエアーボートであって、底板が、該底板とは
別体の固定部材を介してトランサム板に接続されている
ことを特徴とする折り畳み式エアーボート、(2)底板が
移動しないように、固定部材がトランサム板に接続され
ている上記(1)記載の折り畳み式エアーボート、を要旨
とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に基き詳細に説
明する。図1は本発明折り畳み式エアーボートの1例を示
す外観斜視図である。図1に示すように、本発明折り畳
み式エアーボート1は、少なくとも左右舷の気胴部2及
び後部のトランサム板3、及び底板4を有しており、該底
板4はボートの前後方向に対して複数に分割してなる底
板片4a、・・・・・4aが接合されて形成されている。
尚、図1には示していないが、折り畳み式エアーボート1
の底にはゴムシート等からなる底布6(図3参照)や、該底
布と底板との間にエアーキール等が取付けられている。
エアーボート1は図2に示すように、使用しない時には気
胴部2やエアーキール等の空気充填部の空気を抜いて、
折り畳み可能に形成されている。
【0008】底板片4aは容易に変形しないものであれば
良く、例えばアルミニウム又はその合金等の各種金属材
料、各種木材、各種プラスチック、硬質合成樹脂等を用
いることができる。
【0009】底板4は、エアーボート1を折り畳む際に、
隣合う底板片4a・・・4aどうしの部分から容易に折れ曲
り、コンパクトに収納可能である。またエアーボートを
組立てる場合には底板片4a・・・4aどうしが係合して、
図1に示すように底板片どうしの間が隙間なく敷設され
て底板片全体が接合し、1枚の底板のような状態とな
る。なお、この底板片4aどうしの接合は、水平前後方
向に引っ張られる力に対して外れないような嵌合状態と
なるように形成される。このような嵌合状態を採り得る
底板片4aの端部形状は、例えば図6に示す様に、底板片4
aの一方の端部側に断面が半円状の凹溝41と他方の端部
側に該凹溝41に嵌合する断面が半円状の凸条42を設けて
構成することができる。
【0010】図3は図1のA-A線縦断面図である。本発明
は図3に示すように、底板4の後端部をトランサム板3に
接続して固定し、底板4が船体の前後方向にずれないよ
うに形成した点に大きな特徴がある。なお底板4は複数
の底板片4aから構成されているが、そのうち最後尾にあ
る底板片4aがトランサム板3に接続されている。
【0011】図1に示す折り畳み式エアーボート1におい
て、底板片4aとトランサム板3の接続には、図4に示す固
定部材5を用いた。この固定部材5は、底板4とトランサ
ム板3との間が、図5に示すように任意に折り曲げ可能に
形成されている。
【0012】図4に示すように、固定部材5は、例えばゴ
ム引布、ターポリン等の可撓性を有するシート材からな
る基材51を、金属棒、ロープ、プラスチック棒等の保形
材52に巻回し、保形材52が基材51に内装されて膨出した
形状の係合凸条部53を形成し、基材51の端部側を平板状
の接合部54とし、該接合部54に厚みを有する板状の接合
部材55を積層接着したものである。該接合部材55にはボ
ルト等の貫通穴58が設けられている。
【0013】上記固定部材5を用いて底板4をトランサム
板3に接続するには、図3に示すように、まず固定部材5
の係合凸条部53を底板4の凹溝41に幅方向端部からスラ
イド嵌合させて係止しておく。次いで底板4をトランサ
ム板3の下端に載置し、該底板4に接続されている固定部
材5の接合部54をトランサム板3の所定位置に当接すると
共に、貫通穴58に皿小ネジ56を通しトランサム板3及び
底布6を通過させて、皿小ネジの先端を袋ナット57で固
定する。
【0014】図3に示す様に固定部材5を用いて固定した
場合、図5に示すように、エアーボートを折り畳む場合
には、固定部材5を構成している基材が柔軟性を有する
為に、トランサム板3と底板4との間で容易に折れ曲ると
共に、トランサム板3は接合部材55に確実に固定され、
係合凸条部53が底板4の凹溝41に嵌合している為、トラ
ンサム板3と底板4が接続された状態が維持されており、
再度組立てる場合には、折り畳み前と同じ状態に容易に
組立てることができる。
【0015】また図3に示すように固定部材5の接合部材
55は、その厚みにより、トランサム板3の表面から底板4
側に突出するように取付けられる。このように取付けた
場合、底板4に下方の水面から力が加わった場合に、底
板4の後端4eが上方に押上げられても、底板4が接合部材
55に当接すると、それ以上、上部に押上げられることが
なく、固定部材5の接合部材55が底板に対するストッパ
ーの役割を果す。その結果、底板4が移動しないよう
に、固定部材5がトランサム板3に取付けられていること
になる。
【0016】本発明において固定部材5は、トランサム
板或は底板4(底板片4a)の全幅に亘る長さに形成しても
良いが、図1に示すように部分的に設けても良い。ま
た、部分的に設ける場合、1箇所でも複数箇所に設けて
もいずれでも良い。
【0017】また固定部材5をトランサム板に固定する
のに、図7(a)に示す様に、ノブボルト7を接合部材の貫
通穴に挿入しトランサム板3に先端を埋設したり、同図
(b)に示す様に、木ネジ8で止めたりしても良い。
【0018】図8(a)、(b)は、他の固定部材を用いて底
板をトランサム板に接続する例を示すものである。この
例では同図(a)に示すように、固定部材5として、その両
端にシート材の内部を保形部材で覆って形成された係合
凸条部53a、53bを有するものを用いる。固定部材5の一
方の係合凸条部53aをトランサム板3の所定位置に設けた
嵌合凹溝31に嵌合させ、他方の係合凸条部53bを床板4の
凹溝41に嵌合させると、同図(b)に示すように、底板4は
固定部材5を介してトランサム板3に接続・固定される。
尚、保形部材には、金属棒、ロープ、プラスチック棒等
が好ましい。
【0019】
【発明の効果】本発明折り畳み式エアーボートは、底板
の後端部がトランサム板に接続されている構成を採用し
たことにより、折り畳み時や組立の際に底板が正規の位
置からずれる虞が無い為、折り畳み作業及び組立作業を
容易に行なうことができる。
【0020】更に底板が別体の固定部材を介してトラン
サム板に接続されているため、接続作業が容易であり、
製造の際の作業性が良好である。
【0021】また底板が移動しないように、固定部材が
トランサム板に接続されている場合は、走行時に波の力
を底板に受けた場合に、底板が上下動するのを確実に抑
制して、底板の損傷や劣化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明折り畳み式エアーボートの1例を示す外
観斜視図である。
【図2】 図1のエアーボートを折り畳んでいる途中の
状態を示す外観斜視図である。
【図3】 図1のA-A線縦断面図である。
【図4】 固定部材の1例を示す外観斜視図である。
【図5】 エアーボートを折り畳んだ場合のトランサム
板と底板の接続部分を示す要部縦断面図である
【図6】 底板片の端部の接続部分を示す要部断面図で
ある。
【図7】 (a)、(b)は、固定部材の取付け態様を示す断
面図である。
【図8】 態様の異なる固定部材を用いて底板とトラン
サム板を接続する場合を示し、(a)は組立前の状態を示
す説明図であり、(b)は接続した状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 折り畳み式エアーボート 2 気胴部 3 トランサム板 4 底板 4a 底板片 5 固定部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気胴部、トランサム板及び底板を有し、
    底板が複数枚の底板片から構成され気胴部とエアキール
    部との空気を抜くと折り畳み可能なエアーボートであっ
    て、底板が、該底板とは別体の固定部材を介してトラン
    サム板に接続されていることを特徴とする折り畳み式エ
    アーボート。
  2. 【請求項2】 底板が移動しないように、固定部材がト
    ランサム板に接続されている請求項1記載の折り畳み式
    エアーボート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20190017444A (ko) * 2017-08-11 2019-02-20 배이산업 주식회사 접절식 깔판을 구비한 공기주입식 보트

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20190017444A (ko) * 2017-08-11 2019-02-20 배이산업 주식회사 접절식 깔판을 구비한 공기주입식 보트
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